JP2007278005A - 防滑床材 - Google Patents
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Abstract
【課題】防滑性に加え、良好な外観及びメンテナンス性を備えた防滑床材を提供すること。
【解決手段】合成樹脂製シート1の表面を梨地面4に形成し、その梨地面4に、粒径が梨地面4の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子2を分散させた塗膜3を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】合成樹脂製シート1の表面を梨地面4に形成し、その梨地面4に、粒径が梨地面4の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子2を分散させた塗膜3を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、防滑床材に関し、特に、防滑性に加え、良好な外観(意匠性)及びメンテナンス性を備えた防滑床材に関するものである。
従来、基材上に形成した塗膜中に硬質の粒子を分散させ、かつ該粒子が塗膜の表面から露出するようにした防滑性を備えた防滑床材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この種の防滑床材は、塗膜の表面から露出する粒子によって床材に防滑性を付与するものであるが、塗膜中に分散させた粒子が偏在しやすく、これによって、防滑床材の表面に斑模様が生じ、外観(意匠性)が悪くなるという問題があった。
また、防滑床材は、塗膜の表面から露出した粒子の影響で塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)という問題があった。
また、防滑床材は、塗膜の表面から露出した粒子の影響で塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)という問題があった。
本発明は、上記従来の防滑床材が有する問題点に鑑み、防滑性に加え、良好な外観及びメンテナンス性を備えた防滑床材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の防滑床材は、合成樹脂製シートの表面を梨地面に形成し、その梨地面に、粒径が梨地面の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子を分散させた塗膜を設けたことを特徴とする。
この場合において、塗膜厚みを、0.01〜0.2mmにすることができる。
また、耐摩耗性粒子に、粒径0.03〜0.3mmの球形の粒子を用いることができる。
また、耐摩耗性粒子に、アルミナ、シリカ及び/又は塗膜より高硬度の合成樹脂からなる粒子を用いることができる。
また、合成樹脂製シートの表面に、梨地面の凹凸高低差より大きい高低差を有する凹凸模様を設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の防滑床材。
また、凹凸模様の凸面のみに耐摩耗性粒子を分散させた塗膜を設けることができる。
また、凹凸模様の少なくとも凹面に防汚剤を付与することができる。
本発明の防滑床材によれば、合成樹脂製シートの表面を梨地面に形成し、その梨地面に、粒径が梨地面の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子を分散させた塗膜を設けるようにしているので、表面を梨地面に形成することによって、塗膜中に分散させた耐摩耗性粒子の偏在が目立たず防滑床材の外観(意匠性)を向上することができる。
この場合、梨地面の梨地の高低差が小さすぎると、耐摩耗性粒子の偏在を隠す効果が少なく、また、逆に大きすぎると、防滑床材の外観(意匠性)が悪く、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)。
また、耐摩耗性粒子の粒径が梨地の高低差の0.5倍未満では、梨地面に耐摩耗性粒子が隠れてしまい、床材に防滑性を付与することができず、また、3倍より大きいと、防滑床材の外観(意匠性)が悪いだけでなく、離脱しやすく、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)。
この場合、梨地面の梨地の高低差が小さすぎると、耐摩耗性粒子の偏在を隠す効果が少なく、また、逆に大きすぎると、防滑床材の外観(意匠性)が悪く、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)。
また、耐摩耗性粒子の粒径が梨地の高低差の0.5倍未満では、梨地面に耐摩耗性粒子が隠れてしまい、床材に防滑性を付与することができず、また、3倍より大きいと、防滑床材の外観(意匠性)が悪いだけでなく、離脱しやすく、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)。
また、塗膜厚みを0.01〜0.2mmにすることにより、耐摩耗性粒子を良好に定着させて防滑床材の耐久性を高めることができる。
また、耐摩耗性粒子に、粒径0.03〜0.3mmの球形の粒子を用いることにより、防滑性、メンテナンス性及び外観を良好に保つことができ、特に、球形の粒子を用いることにより、モップ等の清掃具のひっかかりや繊維屑等のごみの絡み付きを防止することができる。
また、耐摩耗性粒子に、アルミナ、シリカ及び/又は塗膜より高硬度の合成樹脂からなる粒子を用いることにより、防滑床材の耐久性を高めることができる。
また、合成樹脂製シートの表面に、梨地面の凹凸高低差より大きい高低差を有する凹凸模様を設けることにより、この凹凸により摩擦係数を高めて防滑性を一層向上させることができる。
また、凹凸模様の凸面のみに耐摩耗性粒子を分散させた塗膜を設けることにより、凹面に塵埃が滞留したり、汚れが付着すること、さらには、モップ等の清掃具のひっかかりや繊維屑等のごみの絡み付きを防止することができる。
また、凹凸模様の少なくとも凹面に防汚剤を付与することにより、凹面に汚れが付着することを防止することができる。
以下、本発明の防滑床材の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の防滑床材の一実施例を示す。
この防滑床材は、合成樹脂製シート1の表面を梨地面4に形成し、その梨地面4に、粒径が梨地面4の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子2を分散させた塗膜3を設けるようにしたものである。
この防滑床材は、合成樹脂製シート1の表面を梨地面4に形成し、その梨地面4に、粒径が梨地面4の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子2を分散させた塗膜3を設けるようにしたものである。
合成樹脂製シート1は、耐水性を有する裏面不織布層1a、裏面接着層1b、柔軟性を付与する下地層1c、合成樹脂製シート1の寸法を安定させるためのガラス不織布層1d及び柔軟性を付与する上地層1eを順に積層したものからなり、上地層1eの表面を梨地面4に形成するとともに、耐摩耗性粒子2を分散させた塗膜3を梨地面4の上に設けるようにしている。
また、合成樹脂製シート1の表面には、梨地面4の凹凸高低差より大きい高低差、特に限定されるものではないが、例えば、高低差0.5〜2mmの凹凸模様(図示省略)を設けるようにしている。
この凹凸模様は、規則的な模様、不規則的な模様のいずれでもよい。
この凹凸模様は、規則的な模様、不規則的な模様のいずれでもよい。
塗膜3の構成材料としては、ウレタン系、エポキシ系、アクリル系等の合成樹脂材料系の塗料を用いることができ、特に、ウレタンアクリレート系の塗料を好適に用いることができる。
また、塗膜3を構成する合成樹脂材料には、抗菌剤、耐摩耗性付与剤(例えば、アルミナ等の微細粒子5)、防汚剤(例えば、酸化チタン等の光触媒、帯電防止剤)等の各種機能剤を付与することができる。
また、塗膜3の厚みは、0.01〜0.2mm、好ましくは、0.05〜0.1mmにすることができる。
また、塗膜3を構成する合成樹脂材料には、抗菌剤、耐摩耗性付与剤(例えば、アルミナ等の微細粒子5)、防汚剤(例えば、酸化チタン等の光触媒、帯電防止剤)等の各種機能剤を付与することができる。
また、塗膜3の厚みは、0.01〜0.2mm、好ましくは、0.05〜0.1mmにすることができる。
耐摩耗性粒子2は、粒径が0.03〜0.3mmの球形の粒子を用い、これを、塗膜3の構成材料に均一に分散させるようにする。
また、耐摩耗性粒子2としては、アルミナ、シリカ等の無機粒子を好適に使用することができるが、このほか、塗膜3より高硬度の合成樹脂製の粒子等を使用することもできる。
また、耐摩耗性粒子2としては、アルミナ、シリカ等の無機粒子を好適に使用することができるが、このほか、塗膜3より高硬度の合成樹脂製の粒子等を使用することもできる。
この防滑床材は、合成樹脂製シート1の表面を梨地面4に形成し、その梨地面4に、粒径が梨地面4の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子2を分散させた塗膜3を設けることから、表面を梨地面4に形成することによって、塗膜3中に分散させた耐摩耗性粒子2の偏在が目立たず防滑床材の外観(意匠性)を向上することができる。
この場合、梨地面の梨地の高低差が小さすぎると、耐摩耗性粒子の偏在を隠す効果が少なく、また、逆に大きすぎると、防滑床材の外観(意匠性)が悪く、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)ため、梨地の高低差は、例えば、0.06〜0.9mm程度、好ましくは、0.06〜0.4mm程度、より好ましくは、0.06〜0.25mm程度にする。
また、耐摩耗性粒子2の粒径が梨地の高低差の0.5倍未満では、梨地面4に耐摩耗性粒子2が隠れてしまい、床材に防滑性を付与することができず、また、3倍より大きいと、防滑床材の外観(意匠性)が悪いだけでなく、離脱しやすく、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)。
この場合、梨地面の梨地の高低差が小さすぎると、耐摩耗性粒子の偏在を隠す効果が少なく、また、逆に大きすぎると、防滑床材の外観(意匠性)が悪く、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)ため、梨地の高低差は、例えば、0.06〜0.9mm程度、好ましくは、0.06〜0.4mm程度、より好ましくは、0.06〜0.25mm程度にする。
また、耐摩耗性粒子2の粒径が梨地の高低差の0.5倍未満では、梨地面4に耐摩耗性粒子2が隠れてしまい、床材に防滑性を付与することができず、また、3倍より大きいと、防滑床材の外観(意匠性)が悪いだけでなく、離脱しやすく、かつ、塵埃が滞留したり、汚れが付着しやすく、メンテナンス性が悪い(清掃がしにくく、メンテナンスに手数を要する)。
また、塗膜3の厚みを、0.01〜0.2mm、好ましくは、0.05〜0.1mmとすることにより、耐摩耗性粒子2を良好に定着させて防滑床材の耐久性を高めることができる。
また、耐摩耗性粒子2に、粒径0.03〜0.3mmの球形の粒子を用いることにより、防滑性、メンテナンス性及び外観を良好に保つことができ、特に、球形の粒子を用いることにより、モップ等の清掃具のひっかかりや繊維屑等のごみの絡み付きを防止することができる。
また、耐摩耗性粒子2に、アルミナ、シリカ及び/又は塗膜3より高硬度の合成樹脂からなる粒子を用いることにより、防滑床材の耐久性を高めることができる。
また、合成樹脂製シート1の表面に、梨地面4の凹凸高低差より大きい高低差、特に限定されるものではないが、例えば、高低差0.5〜2mmの凹凸模様を設けることにより、この凹凸により摩擦係数を高めて防滑性を向上させることができる。
そして、凹凸模様を設ける場合には、凹凸模様の凸面のみに耐摩耗性粒子2を分散させた塗膜3を設けるようにすることができる。
これにより、凹凸模様の凹面に塵埃が滞留したり、汚れが付着すること、さらには、モップ等の清掃具のひっかかりや繊維屑等のごみの絡み付きを防止することができる。
これにより、凹凸模様の凹面に塵埃が滞留したり、汚れが付着すること、さらには、モップ等の清掃具のひっかかりや繊維屑等のごみの絡み付きを防止することができる。
また、同様に、凹凸模様を設ける場合には、凹凸模様の少なくとも凹面に防汚剤を付与するようにすることができる。
これにより、凹凸模様の凹面に汚れが付着することを防止することができる。
これにより、凹凸模様の凹面に汚れが付着することを防止することができる。
実施例1:合成樹脂製シート1の表面に形成した高低差120μの梨地面4に、耐摩耗性粒子2として平均粒径が150μの球状のアルミナの粒子を含む塗膜3を、塗布量が95g/m2(塗料分59g/m2)となるように設けた。
比較例2:合成樹脂製シート1の表面に形成した高低差60μの梨地面4に、耐摩耗性粒子2として平均粒径が150μの球状のアルミナの粒子を含む塗膜3を、塗布量が80g/m2(塗料分50g/m2)となるように設けた。
比較例1:合成樹脂製シート
比較例2:合成樹脂製シートの表面に高低差120μの梨地面を形成した。
比較例3:合成樹脂製シートのフラットな表面に、耐摩耗性粒子として平均粒径が150μの球状のアルミナの粒子を含む塗膜を、塗布量が60g/m2(塗料分37g/m2)となるように設けた。
比較例2:合成樹脂製シート1の表面に形成した高低差60μの梨地面4に、耐摩耗性粒子2として平均粒径が150μの球状のアルミナの粒子を含む塗膜3を、塗布量が80g/m2(塗料分50g/m2)となるように設けた。
比較例1:合成樹脂製シート
比較例2:合成樹脂製シートの表面に高低差120μの梨地面を形成した。
比較例3:合成樹脂製シートのフラットな表面に、耐摩耗性粒子として平均粒径が150μの球状のアルミナの粒子を含む塗膜を、塗布量が60g/m2(塗料分37g/m2)となるように設けた。
実施例1〜2及び比較例1〜3について、以下の項目について評価を行った。
その結果を、表1に示す。
その結果を、表1に示す。
(1)外観試験
(試験方法)
塗膜3中に分散させた耐摩耗性粒子2の偏在が目視で確認できるかどうかにより外観イメージを評価した。
(評価基準)
〇:耐摩耗性粒子2の偏在が確認できない。
△:耐摩耗性粒子2の偏在が若干確認できる。
×:耐摩耗性粒子2の偏在が確認できる。
(試験方法)
塗膜3中に分散させた耐摩耗性粒子2の偏在が目視で確認できるかどうかにより外観イメージを評価した。
(評価基準)
〇:耐摩耗性粒子2の偏在が確認できない。
△:耐摩耗性粒子2の偏在が若干確認できる。
×:耐摩耗性粒子2の偏在が確認できる。
(2)防滑性試験
(試験方法)
JIS A 1454に規定される滑り性試験方法(OY−PULL法)である。
この試験方法(OY−PULL法)は、歩行時の足の入る角度、歩行にかかる力を想定し、滑り片を試験体に接触されて測定する方法である。
具体的には、図2に示す滑り試験機を用い、試験体上に滑り片(合成ゴム靴底)を置き、一定荷重(80kg)をかけ、18°の角度で、80kg/秒の力で滑り片を引っ張った。そのときに得られる最大引張加重により滑り抵抗係数を算出する。ここで、80kgとは体重(一般体重)、18°の角度とは歩行時の足の入る角度、80kg/秒とは一般体重の人が急ぎ足の場合にかかる力を想定している。
(評価基準)
滑り抵抗係数の値が大きいほど滑りにくく、乾燥時と湿潤時の値の差が小さいほど安全性が高い。
(試験方法)
JIS A 1454に規定される滑り性試験方法(OY−PULL法)である。
この試験方法(OY−PULL法)は、歩行時の足の入る角度、歩行にかかる力を想定し、滑り片を試験体に接触されて測定する方法である。
具体的には、図2に示す滑り試験機を用い、試験体上に滑り片(合成ゴム靴底)を置き、一定荷重(80kg)をかけ、18°の角度で、80kg/秒の力で滑り片を引っ張った。そのときに得られる最大引張加重により滑り抵抗係数を算出する。ここで、80kgとは体重(一般体重)、18°の角度とは歩行時の足の入る角度、80kg/秒とは一般体重の人が急ぎ足の場合にかかる力を想定している。
(評価基準)
滑り抵抗係数の値が大きいほど滑りにくく、乾燥時と湿潤時の値の差が小さいほど安全性が高い。
(3)耐摩耗性試験
(試験方法)
JIS K 7204に規定されるシートの摩耗性を測定する試験方法である。
この試験方法は、図3に示す摩耗性試験機を用い、荷重9.80Nで摩耗輪によるシート(試験体)の摩耗量と摩耗厚さを測定し、摩耗質量(g/100回転)と摩耗厚さ(mm/1000回転)を算出する。また、シート(試験体)の有効層の耐摩耗性を示す指標として耐摩耗回転数(=シート有効層/1000回転時の摩耗厚さ)がある。
(評価基準)
耐摩耗回転数が大きいほどシートの摩耗劣化が少なく耐用年数が長い。
(試験方法)
JIS K 7204に規定されるシートの摩耗性を測定する試験方法である。
この試験方法は、図3に示す摩耗性試験機を用い、荷重9.80Nで摩耗輪によるシート(試験体)の摩耗量と摩耗厚さを測定し、摩耗質量(g/100回転)と摩耗厚さ(mm/1000回転)を算出する。また、シート(試験体)の有効層の耐摩耗性を示す指標として耐摩耗回転数(=シート有効層/1000回転時の摩耗厚さ)がある。
(評価基準)
耐摩耗回転数が大きいほどシートの摩耗劣化が少なく耐用年数が長い。
(4)メンテナンス性試験
(試験方法)
試験体上に試験土を100g/m2散布し、ブラシで所定回数掃き出した後、試験体上に残存した試験土の量を測定した。
(評価基準)
試験体上に残存する試験土の量が100mgを越えないこと
(試験方法)
試験体上に試験土を100g/m2散布し、ブラシで所定回数掃き出した後、試験体上に残存した試験土の量を測定した。
(評価基準)
試験体上に残存する試験土の量が100mgを越えないこと
表1からも明らかなとおり、実施例1〜2のものは、塗膜3中に分散させた耐摩耗性粒子2の偏在が目立たず、外観(意匠性)を向上することができ、かつ、良好な防滑性、耐摩耗性及びメンテナンス性を備えていることを確認した。
以上、本発明の防滑床材について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本発明の防滑床材は、防滑性に加え、良好な外観及びメンテナンス性を備えるという特性を有していることから、例えば、学校や幼稚園などの文教施設、病院・老健施設など医療・福祉施設等をはじめとする建物の床材の用途に広く用いることができる。
1 合成樹脂製シート
2 耐摩耗性粒子
3 塗膜
4 梨地面
5 微細粒子
2 耐摩耗性粒子
3 塗膜
4 梨地面
5 微細粒子
Claims (7)
- 合成樹脂製シートの表面を梨地面に形成し、その梨地面に、粒径が梨地面の凹凸高低差の0.5〜3倍の耐摩耗性粒子を分散させた塗膜を設けたことを特徴とする防滑床材。
- 塗膜厚みが、0.01〜0.2mmであることを特徴とする請求項1記載の防滑床材。
- 耐摩耗性粒子が、粒径0.03〜0.3mmの球形の粒子からなることを特徴とする請求項1又は2記載の防滑床材。
- 耐摩耗性粒子が、アルミナ、シリカ及び/又は塗膜より高硬度の合成樹脂からなる粒子からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の防滑床材。
- 合成樹脂製シートの表面に、梨地面の凹凸高低差より大きい高低差を有する凹凸模様を設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の防滑床材。
- 凹凸模様の凸面のみに耐摩耗性粒子を分散させた塗膜を設けたことを特徴とする請求項5記載の防滑床材。
- 凹凸模様の少なくとも凹面に防汚剤を付与したことを特徴とする請求項5又は6記載の防滑床材。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006108194A JP2007278005A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 防滑床材 |
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JP2006108194A JP2007278005A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 防滑床材 |
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Publication Number | Publication Date |
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2006
- 2006-04-11 JP JP2006108194A patent/JP2007278005A/ja active Pending
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