JP2007277309A - 結晶性樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器にアリルアルコール116gおよびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.06gを加え、攪拌し、70℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g滴下した。反応液を結晶化固化させ、結晶性モノマー・オリゴマーを製造した。この化合物40重量部と、結晶性不飽和ポリエステル60重量部とを加熱溶融して混合した。混合液は低粘度であった。その後、常温に冷却すると、即時に結晶固化する樹脂組成物が得られた。
【選択図】なし
Description
式(1)で表され、常温にて結晶固体である結晶性モノマー・オリゴマー(A)と、不飽和ポリエステル(B)とを含む結晶性樹脂組成物を要旨とする。
も一方が不飽和結合を有する基である。
本発明の結晶性樹脂組成物は、上記(A)成分を含むことにより、加熱溶融した状態での粘度が低く、取り扱いが容易である。従って、スチレンモノマー等を用いなくても低粘度化できる。
れば、従来の結晶性ポリエステル樹脂のように、成形後、再結晶化するまで長時間待つ工程が不要となる。また、上記(A)成分は常温で固体であり、スチレンモノマーのように常温で液状でないため、臭気、放散もなく、人体、環境に有害でない。
い。このような位置関係であることにより、結晶性樹脂組成物は、常温にて一層、結晶固化し易くなる。上記(A)成分の分子量は142〜4000の範囲が好適である。上記(A)成分の融点は25〜140℃の範囲が好適であり、30〜110℃の範囲が特に好適である。
を有することが好ましい。また、R1としては、例えば、式(2)に示す基のように、2
価の直線上の炭化水素であって、その両側にてウレタン基と結合するものが好ましい。また、R1としては、式(2)〜式(4)に示す基のように、2価の、左右対称の基が好ま
しい。また、R1としては、式(3)〜(4)に示す基のように、CH2を中心とし、その両側に、ベンゼン基、又はシクロヘキサン基を有し、4、4'の位置にてウレタン基と結
合するものが好ましい。
とができる。
(不飽和二塩基酸の群)
フマル酸、無水マレイン酸、イタコン酸
(飽和二塩基酸の群)
アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ヘット酸(クロレンド酸)、テトラブロム無水フタル酸
(原料グリコールの群)
エチレングリコール、1,4ブタンジオール、ヘキサメチレングリコール、水素化ビスフェノールA、ネオペンチルグリコール、ビスヒドロキシエチルテレフタレート、2、2−ビス(4−ポリオキシエチレンーオキシフェニル)プロパン、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1、3ブタンジオール、1、6ヘキサンジオール、ビスフェノールAプロピレンオキシド付加物、ジブロムネオペンチルグリコール、ペンタエリスリットジアリルエーテル、アリルグリシジルエーテル
また、常温で結晶固形状の不飽和ポリエステルとしては、例えば、特開2003−183368号公報に記載されているものが挙げられる。すなわち、酸成分としてテレフタル酸を25〜45モル%(好ましくは30〜40モル%)と、フマル酸を55〜75モル%
(好ましくは60〜70モル%)を主成分として用い、必要により他のジカルボン酸を0〜8モル%(好ましくは0〜6モル%)併用するとともに、グリコール成分として、1、4−ブタンジオールを92〜100モル%(好ましくは94〜100モル%)を主成分として用い、必要により他のグリコールを0〜8モル%(好ましくは0〜モル%)併用するものである。
(B)成分(不飽和ポリエステル)の分子量は、1000〜30000の範囲が好適である。
(2)請求項2の発明は、
前記R1が、式(2)〜式(17)で表される基のうちのいずれかであることを特徴と
する請求項1に記載の結晶性樹脂組成物を要旨とする。
前記R2およびR3のうちの一方又は両方が、式(18)〜式(31)で表される基のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1又は2記載の結晶性樹脂組成物を要旨とする。
(4)請求項4の発明は、
水酸基を有する重合性化合物(C−1)、およびイソシアネート基を有する化合物(C−2)を付加反応せしめて成り、ウレタン結合を有する、結晶性モノマー・オリゴマー(C)と、不飽和ポリエステル(B)とを含む結晶性樹脂組成物を要旨とする。
本発明の結晶性樹脂組成物において、水酸基を有する重合性化合物(C−1)は、例えば、式(32)、式(33)で表されるものとすることができ、また、本発明におけるイソシアネート基を有する化合物(C−2)は、例えば、式(34)で表されるものとすることがきる。この場合、結晶性モノマー・オリゴマー(C)は、上記式(1)で表されるものとなる。
リレート、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート、1、4シクロヘキサンジメタノールモノメタクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレートなどが挙げられる。また、式(32)、式(33)の化合物としては、例えば、アリル系の化合物があり、具体的には、エチレングリコールモノアリルエーテル、アリルアルコール、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル等が挙げられる。また、式(32)、式(33)の化合物としては、例えば、ビニルエーテルがあり、具体的には、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテルなどが挙げられる。
アネートシクロヘキシル)メタン;2、4トルエンジイソシアネート;2、6トルエンジイソシアネート;2、4ジフェニルメタンジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネートのウレトジオン;トリジンジイソシアネート、リジンジイソシアネート;1、5ナフチレンジイソシアネート;トランスシクロヘキサン1、4ジイソシアネート;2、4キシリレンジイソシアネート;水素キシリレンジイソシアネート;m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート;p−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
(5)請求項5の発明は、
前記水酸基を有する重合性化合物(C−1)における水酸基が一級水酸基であることを特徴とする請求項4記載の結晶性樹脂組成物を要旨とする。
(6)請求項6の発明は、
前記水酸基を有する重合性化合物(C−1)が、不飽和結合を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の結晶性樹脂組成物を要旨とする。
(7)請求項7の発明は、
請求項1〜6のいずれかに記載の結晶性樹脂組成物を、重合反応により固化させて成る樹脂材を要旨とする。
(8)請求項8の発明は、
一級水酸基を有するとともに、不飽和結合を有する重合性化合物と、イソシアネート基を有する化合物とを付加反応せしめ、ウレタン結合を有し、常温にて結晶固体である結晶性モノマー・オリゴマーを製造する第1工程と、前記第1工程で製造した結晶性モノマー・オリゴマーと、不飽和ポリエステルとを混合する第2工程とを含むことを特徴とする結晶性樹脂組成物の製造方法を要旨とする。
本発明の製造方法のうち、第1工程は、例えば、有機溶媒等の溶媒を用いずに行うことができる。例えば、一級水酸基を有するとともに、不飽和結合を有する重合性化合物に、イソシアネート基を有する化合物を滴下する方法をとることができる。このとき、反応系の温度は、生成する化合物を液体の状態に保つとともに、結晶性モノマー・オリゴマー間の重合反応が起こらない温度(例えば、40〜140℃の範囲)に保つことが好ましい。一級水酸基を有するとともに、不飽和結合を有する重合性化合物と、イソシアネート基を有する化合物との配合比は、イソシアネート基がちょうど消失する比率が好ましい。イソシアネート基が消失したことは、公知の分析方法(例えばFTIR)により確認することができる。
第2工程では、例えば、結晶性モノマー・オリゴマーと、不飽和ポリエステル(常温で結晶固形状又は液状、ガラス状)とを混合し、加熱溶融して均一に混ぜてから、常温に冷却して結晶固化させる方法がある。また、結晶性モノマー・オリゴマーと不飽和ポリエステル分とをそれぞれ加熱溶融しておいてから、両者を混合し、その後、常温に冷却して結晶固化させる方法をとってもよい。
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコにアリルアルコール116g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.06gを加え、攪拌し、70℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が90℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を80℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、留分凝縮冷却器を留分追出し用冷却器にかえ、減圧(20mmHg)条件下にて未反応のアリルアルコール(bp.97℃)を留去させた。ここで、さらに極微量のアリルアルコールまで除去するために、3官能イソシアネートオリゴマー(日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートHX)を8g添加した。
上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーの融点は74℃(DTA分析、昇温速度10℃/分、吸熱ピーク先端温度)であり、常温では固体結晶であった。上記融点以上の温度(例えば80℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び固体結晶となった。
(c)結晶性不飽和ポリエステルの合成
攪拌機、パーシャルコンデンサー付き留出管、冷却管、縮合水計量メスシリンダー、窒素ガス導入管、及び温度計を付した3Lセパラブルフラスコに、フマル酸929g(8モル)、エチレングリコール546g(8.8モル)、及びハイドロキノン0.1gを仕込み、加熱開始して、攪拌機に負荷がかからぬよう、低速で攪拌した。フマル酸が溶解したら攪拌速度を上げた。フラスコ内部温度が50〜60℃に達したら内部を窒素ガスにて置換した。内部温度が150〜160℃で縮合水が出始めた。このとき、パーシャルコンデンサーの頂部温度が110℃以下となるように、加熱度合いをコントロールした。約4時間かけてフラスコ内部が220〜230℃となるように昇温した。220℃に達してから、窒素ガスを注入して強制縮合を行った(反応温度220〜230℃)。留出水量が288ml、酸価30となったら、常温まで冷却し、粘調な不飽和ポリエステル溶液が得られた。常温で3日間放置すると、結晶固化した不飽和ポリエステルが得られた。
(d)結晶性モノマー・オリゴマーと、不飽和ポリエステルとの混合
上記(a)で製造した結晶性モノマー・オリゴマー40重量部と、上記(c)で製造した結晶性不飽和ポリエステル60重量部とを、それぞれ結晶固化した状態のまま混合し、次に、100℃で加熱溶融して混合した。このとき、混合液は低粘度となり、その後、常温に冷却すると、即時に結晶固化した樹脂組成物が得られた。
(e)結晶性樹脂組成物が奏する効果
本実施例1の結晶性樹脂組成物は、結晶性モノマー・オリゴマーの希釈効果により、加熱溶融した状態での低粘度化が可能であり、取り扱いが容易となる。従って、従来のようにスチレンモノマー等で希釈する必要がなくなり、臭気発生の問題もなくなる。また、本実施例1の結晶性樹脂組成物は、加熱溶融した後、冷却(例えば常温までの冷却)すると、短時間で結晶固化する。そのため、本実施例1の結晶性樹脂組成物を成形材料とすれば、従来の金属架橋による増粘のような熟成工程の必要がなくなる。また、結晶性ポリエステルの結晶固化が遅いという欠点が解消できる。
終了後、内温を80℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(38)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
上記(a)で合成した結晶性モノマー・オリゴマーの融点は63℃(DTA分析、昇温速度10℃/分、吸熱ピーク先端温度)であり、常温では結晶固体であった。上記融点以上の温度(例えば80℃)に加熱すると、液化するが、その後常温に冷却すると、再び固体となった。
(c)結晶性不飽和ポリエステルの合成
前記実施例1と同様の結晶性不飽和ポリエステルを合成した。
(d)結晶性モノマー・オリゴマーと、不飽和ポリエステルとの混合
上記(a)で製造した結晶性モノマー・オリゴマー40重量部と、上記(c)で製造した結晶性不飽和ポリエステル60重量部とを、それぞれ結晶固化した状態のまま混合し、次に、100℃で加熱溶融して混合した。このとき、混合液は低粘度であった。その後、常温に冷却すると、即時に結晶固化した樹脂組成物が得られた。
(e)結晶性樹脂組成物が奏する効果
本実施例2の結晶性樹脂組成物は、前記実施例1と同様の効果を奏する。
(結晶性モノマー・オリゴマーの合成)
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコにジエチレングリコールモノビニルエーテル264g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.13gを加え、攪拌し、85℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が90℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を85℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(39)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
また、上記の結晶性モノマー・オリゴマーは、硬化剤を含む状態で、常温にて放置しても安定であった。
(結晶性モノマー・オリゴマーの合成)
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコに2−ヒドロキシエチルメタアクリレート260g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.13gを加え、攪拌し、70℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が90℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を80℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート基(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(35)で表される結晶性モノマー・オリゴマーが合成された。
(結晶性モノマー・オリゴマーの合成)
撹拌装置、温度計、留分凝縮冷却器(コンデンサー)、滴下装置を備えた2リットルのセパラブルフラスコに2−ヒドロキシエチルアクリレート232g(2モル)およびウレタン化触媒であるジn−ブチルスズジラウレート0.12gを加え、攪拌し、70℃に昇温した。次に、ヘキサメチレンジイソシアネートを168g(1モル)滴下した。このとき、内温が90℃以下となるように滴下速度を調整した。滴下終了後、内温を80℃に保持し、反応液をサンプリングし、FTIRを用いて測定した。イソシアネート(−N=C=O)に基づく2275cm-1の吸収ピークが消失したことを確認し、冷却バットに反応液を移送し、結晶化固化させた。上記の工程により、式(36)で表される結晶性モノマ
ー・オリゴマーが合成された。
織布に、上記の混合液を960g/m2の条件で塗布含浸し、その後、常温まで冷却する
ことによりプリプレグシートを得た。このプリプレグシートを6枚重ね合わせて金型内に入れ、140℃、70Kg/m2の条件でプレス成形した。その結果、厚さ3mmの天然
石調成形板が得られた。成形板の硬度は93D(ASTM D2240)であり、2mの高さからコンクリート地面に落下させても割れなかった。
シアネートの代わりに、原料2を用いた。原料1、原料2の仕込み量は、それぞれ、2mol、1molとした。反応時の温度は、物質に応じて、反応中に固化してしまうことがなく、また、高分子化することがないように調整した。触媒は、原料2がHDIの場合は、ジn−ブチルスズジラウレートを使用し、原料2が4、4'MDIの場合は使用しなか
った。原料1としてアリルアルコールを使用する場合のみ、未反応のアリルアルコールを除去するため、最後に、少量の3官能イソシアネートを加えた。なお、3官能イソシアネートを加えても加えなくとも、融点は変化しなかった。上記表1には、製造した結晶性モノマー・オリゴマーの融点を併せて示す。
例えば、前記実施例における結晶性不飽和ポリエステルは、特開2003−183368号公報、特開昭49−131289号公報、特開昭50−102688号公報、特開昭60−49221号公報に記載されたものであってもよい。すなわち、結晶性不飽和ポリエステルは、以下のように製造してもよい。
(別の結晶性不飽和ポリエステルの製造方法)
撹拌機、留出管、窒素ガス導入管および温度計を付した反応器に1.4−ブタンジオール、テレフタル酸ジメチルおよび必要に応じて他のジメチルエステルおよびグリコールを仕込む。触媒として、全酸成分に対してチタン酸テトラ−n−ブトキシドを0.02モル%、三酸化アンチモンを0.03モル%を仕込む。140℃まで内温を上げ、さらに、200℃まで1.5時間かけて昇温し、メタノールを留出させることによりエステル交換を行う。次いで160℃まで内温を下げ、フマル酸およびハイドロキノン150ppmを仕込み、窒素を300ml/分で流しながら155℃まで内温を上げ、2.0時間かけて内温を160℃に、さらに2.5時間かけて210℃まで昇温し、同温度で5.5時間反応しつづける。後半4.0時間は窒素流速を680ml/分に上げる。生成したポリマーを吐出し、冷却結晶化後ヘンシェルミキサーを用いて粉砕し、不飽和ポリエステルを得る。
Claims (8)
- 水酸基を有する重合性化合物(C−1)、およびイソシアネート基を有する化合物(C−2)を付加反応せしめて成り、ウレタン結合を有する、常温にて結晶固体である結晶性モノマー・オリゴマー(C)と、不飽和ポリエステル(B)とを含む結晶性樹脂組成物。
- 前記水酸基を有する重合性化合物(C−1)における水酸基が一級水酸基であることを特徴とする請求項4記載の結晶性樹脂組成物。
- 前記水酸基を有する重合性化合物(C−1)が、不飽和結合を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の結晶性樹脂組成物。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の結晶性樹脂組成物を、重合反応により固化させて成る樹脂材。
- 一級水酸基を有するとともに、不飽和結合を有する重合性化合物と、イソシアネート基を有する化合物とを付加反応せしめ、ウレタン結合を有し、常温にて結晶固体である結晶性モノマー・オリゴマーを製造する第1工程と、
前記第1工程で製造した結晶性モノマー・オリゴマーと、不飽和ポリエステルとを混合する第2工程と、
を含むことを特徴とする結晶性樹脂組成物の製造方法。
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