JP2007273392A - 電池ケースの蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂の熱収縮による応力を低減して変形を防止できる電池ケースの蓋体の提供。
【解決手段】開口部の形状に対応する本体部11と1組の電極端子12及び13と両者の間に充填された絶縁密封部材141及び142とを有し、電極端子12及び13並びに本体部11が絶縁密封部材141及び142に接合される部分に共有結合にて結合された有機化合物層をもつ。そして、本体部11並びに絶縁密封部材141及び142の接合部分における長軸方向に延びる補強部分をもち、絶縁密封部材141及び142に接合された補強部材(電極端子)12及び13を有することを特徴とする。すなわち、絶縁密封部材と本体部との間の接合部分における長軸方向に延びる補強部分をもつ補強部材を有することで応力を小さくしている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池ケースの蓋体に関し、特に角形電池における電池ケースの蓋体に関する。
従来技術における電池ケースの蓋体としては、図5に示すように、有底筒状ケース92の開口部を閉塞する部材であり、各電極(図略)に接続された1対の電極端子912及び913を備える電気二重層キャパシタの蓋体91を挙げることができる(特許文献1)。
この電池ケースの蓋体91は、開口部の外周側に配設された中空筒状の第1の電極端子912と、電極端子912の内周側に所定の間隔を存して配設された第2の電極端子913と、両電極端子912及び913間にインサート成形された小片状のガラスファイバーを含む樹脂成形体からなる絶縁密封部材914とを備える。両電極端子912及び913の表面には各電極端子912及び913と化学的に結合している有機化合物層が形成されている。絶縁密封部材914はその有機化合物層と化学的に結合している。有機化合物層は、シランカップリング剤またはトリアジンチオール誘導体からなる。
特開2002−237436号公報
しかしながら、特許文献1に開示された蓋体では、電極端子と樹脂が有機化合物層を介して強固に結合しているために、インサート成形などにより形成された樹脂からなる絶縁密封部材が冷却固化される際の収縮により、蓋体の反り変形が発生し、蓋体とケースとの溶接に不具合が生じる課題がある。特に蓋体の形状が角型形状の場合は、蓋体の曲げ強度が低いので、更に蓋体の反り変形量が増大する不具合が生じる。また、反り変形が生じないとしても蓋体には大きな応力が加わり、長期にわたる使用後に密閉性が低下するなどの影響が発現するおそれもある。
本発明は上記実情に鑑み完成されたものであり、樹脂の熱収縮により発生する内部応力を低減することで、反り変形の発生を防止できる電池ケースの蓋体を提供することを解決すべき課題とする。
本発明の電池ケースの蓋体は、正負極をもつ電極体及び電解質を収納する一部が開口した電池ケース本体部の該開口部を閉塞する電池ケースの蓋体であって、
前記開口部に概ね対応する外形をもち、金属板から形成される本体部と、
前記電極体の正負極に接続された1組の電極端子と、
該本体部及び該電極端子の間に充填することで両者の間を接合し且つ該1組の電極端子の間を絶縁する絶縁密封部材と、を有し、
前記1組の電極端子若しくは前記本体部が前記絶縁密封部材に接合される部分には、該絶縁密封部材と、該1組の電極端子若しくは該本体部との双方に共有結合にて結合された有機化合物層をもつものである。
そして、上記課題を解決する本発明の電池ケースの蓋体は、前記本体部及び前記絶縁密封部材の接合部分における長軸方向に延びる補強部分をもち、該絶縁密封部材に接合された補強部材を有することを特徴とする。ここで、前記本体部の長軸方向における前記補強部材の長さが前記絶縁密封部材の長さの60%以上であることが望ましい。
すなわち、絶縁密封部材と本体部との間の接合部分の面積が大きい(長さが長い)と絶縁密封部材を形成する樹脂の収縮による本体部への影響が大きくなるので、本体部を補強する補強部材を備えることにした。補強部材は絶縁密封部材に接合されているので、絶縁密封部材が収縮する際の応力に対抗することができる。
補強部材は本体部及び絶縁密封部材が接合する部分の長軸方向に延びる形状をもつ補強部分をもつ部材である。ここで、接合部分の長軸方向とは両者の接合部分において、本体部の広がり方向で最も長い部分を含む方向である。その形状が楕円である場合にはその長軸の方向、長方形である場合にはその長辺の方向乃至対角線の方向である。
前記補強部材は前記電極端子を兼ねることができる。両者を兼用することで部品点数を減らすことができる。
そして、曲げ強度を向上する目的で前記本体部は外周部に配設された補強リブをもつことが望ましい。
ここで、前記絶縁密封部材は、非強化型PPS又はPPが採用できる。また、前記有機化合物層としてはトリアジンジチオール重合膜が採用できる。
このような蓋体の歪み発生は前記開口部の形状が細長形状である場合に顕著であるので、そのような蓋体に適用することが望ましい。
本発明の電池ケースの蓋体は上記構成を有することで以下の作用効果を発揮する。すなわち、本発明の電池ケースの蓋体は、絶縁密封部材を成形する際に発生する収縮により発生する歪みを小さくすることができる。
本発明の電池ケースの蓋体について以下実施形態に基づき詳細に説明する。本実施形態の電池ケースの蓋体は電池ケース本体部の開口部を閉塞する部材である。電池ケースは内部に電極体及び電解質を収納する部材であり、電極体や電解質を収納するために一部が開口する電池ケース本体部とその開口部を閉塞する蓋体とから構成される。電池ケース本体部の開口部は電池の使用時には閉塞される必要があるが、特に電池が非水電池である場合には水分の侵入を抑制するために密閉性を向上することが求められるので本実施形態の電池ケースの蓋体を採用することが望ましい。電池ケース本体部は金属から形成されることが望ましい。
本実施形態の電池ケースの蓋体は本体部と電極端子と補強部材とを有する。本体部と電極端子との間には絶縁密封部材が充填されている。更に補強部材は絶縁密封部材に接合されている。本体部は金属板から形成されている。本体部の形状は電池ケース本体部の開口部に概ね対応する外形をもつ。本体部を開口部に嵌め込んだ後、溶接などにて接合できる。角型電池のように、電池ケース本体部の開口部の形状が細長形状である場合に蓋体の歪み発生のおそれが高いので、本実施形態の電池ケースの蓋体を適用する効果が高い。
本体部はリブが形成されていることが望ましい。リブは本体部の外周部に形成することが望ましい。外周部のリブはプレス加工などの方法にて本体部の外周部を折り曲げることで簡単に形成することができる。
電極端子は電池ケース内に収納されている電極体の正負極に接続されており、正極に接続されている正極側の電極端子と負極に接続されている負極側の電極端子とからなる1組の部材である。ここで、正極側及び負極側の一方は前述の本体部にて兼用させることができる。
絶縁密封部材は本体部と電極端子との間に充填・形成されている。絶縁密封部材は1組の電極端子の間を絶縁すると共に電極端子及び本体部に密着することで電池ケースの内部を密閉状態とする部材である。絶縁密封部材は本体部及び電極端子を所定位置に保持した状態でインサート成形を行うことで形成できる。
本体部又は電極端子と絶縁密封部材との間には有機化合物層が形成されている。有機化合物層は、本体部又は電極端子と、絶縁密封部材との接合される部分の双方との間で共有結合にて結合されている。
有機化合物層を形成する有機化合物としては、トリアジンチオール誘導体又はシランカップリング剤を例示することができる。これらの有機化合物により本体部及び電極端子の絶縁密封部材が接合される部分に有機化合物層を形成する。特にトリアジンチオール類を採用することが望ましく、更にはトリアジンジチオール類を採用することが望ましい。
トリアジンチオール誘導体としては、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・モノナトリウム、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・トリエタノールアミン、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・ジ(テトラブチルアンモニウム塩)、6−アニリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−アニリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、・モノナトリウム、6−ジブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ジブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム、6−ジブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・ジ(テトラブチルアンモニウム塩、6−ジアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ジアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム、6−ジチオクチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ジチオクチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム、6−ジラウリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ジラウリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム、6−ステアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ステアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオールモノカリウム、6−オレイルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−オレイルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノカリウム等の化合物を挙げることができる。
本体部及び電極端子の表面にトリアジンチオール誘導体からなる有機化合物層を形成するには電着にて行うことができる。具体的には、これらトリアジンチオール誘導体の水溶液を電着溶液とした上で、本体部及び電極端子のうちの有機化合物層を形成する部材を陽極、白金板,チタン板,カーボン板等を陰極とし、両極間に電流を通じて、低温にて電着処理を行う。
また、シランカップリング剤としては、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシシラン)、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、N−イミダゾールメチルトリメトキシシラン、N−イミダゾールメチルトリエトキシシラン、2−(N−イミダゾール)エチルトリメトキシシラン、2−(N−イミダゾール)エチルトリエトキシシラン、3−(N−イミダゾール)プロピルトリメトキシシラン、3−(N−イミダゾール)プロピルトリエトキシシラン、N−2−メチルイミダゾールメチルトリメトキシシラン、N−2−イソプロピルイミダゾールメチルトリメトキシシラン、N−2−エチル−4−メチルイミダゾールメチルトリメトキシシラン等を挙げることができる。また、シランカップリング剤水溶液の市販薬剤として、日本パーカライジング株式会社製パルコート3751(商品名)、パルコート3841(商品名)等を用いることができる。特に、前記イミダゾールシラン化合物は、耐熱性が高く良好な密着性を保持することができる。
本体部及び電極端子の表面にシランカップリング剤からなる有機化合物層を形成するには、本体部及び電極端子の表面を洗浄、乾燥した後、常温でシランカップリング剤水溶液中に数秒から数分間浸漬する。そして、シランカップリング剤水溶液から引き上げた後、水洗することなしに乾燥させることで有機化合物層を形成できる。
本体部及び電極端子は、シランカップリング剤またはトリアジンチオール誘導体と共有結合を生成するために、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、ステンレス鋼、鉄、ニッケル、チタン、タンタル等を用いることができる。特に、トリアジンチオール誘導体及びシランカップリング剤との親和性に優れていることから、アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることが望ましい。
また、絶縁密封部材としては、トリアジンチオール誘導体又はシランカップリング剤と共有結合を生成するために、ポリプロピレン(PP)のようなポリオレフィン、ナイロン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等を用いることができる。特に有機化合物層との接合性に優れることから、PPS、PPを好適に用いることができる。更にはフィラーを含有しない非強化型樹脂(例えば非強化型PPSや非強化型PP)を採用することが望ましい。ガラスなどから形成されるフィラーは電解質と反応するおそれがあるからである。
補強部材は絶縁密封部材が冷却する際に発生する収縮に伴う応力に対抗して本体部が曲がることを抑制する部材である。補強部材は、本体部及び絶縁密封部材の接合部分における長軸方向に延びる補強部分をもつ。例えば、補強部分は板状部材や棒状部材から構成される。補強部材は絶縁密封部材に接合されている。特に補強部分において絶縁密封部材に接合されていることが望ましい。ここで、絶縁密封部材及び本体部が接合した部分の長軸方向において、補強部材の長さが絶縁密封部材の長さの60%以上であることが望ましい。
補強部材は前述の電極端子を兼ねることができる。電極端子の一部を本体部の表面に沿って配設するように電極端子を加工することで実現できる。
本発明の電池ケースの蓋体について、以下、実施例に基づき詳細に説明する。本実施例の電池ケースの蓋体1は、図1及び図2に示すように、本体部11と電極端子(正極端子)12と電極端子(負極端子)13と絶縁密封部材141、142とを有する。この電池ケースの蓋体1は電池ケース本体部2の開口部に嵌め込んで接合(例えば溶接などにて接合する)することで、密閉された電池ケースを形成する。電極端子12及び13は図示しない電極体の正負極にそれぞれ電気的に接続されている。
本体部11はアルミニウム板から構成され、電極端子12及び13が貫通する貫通孔11a及び11bが形成されている。電極端子12及び13は、この貫通孔11a及び11b内であって本体部11に接触しない状態で配設される。電極端子12及び13は補強部材を兼ねている。つまり、図2及び3に示すように、電極端子12及び13は本体部11並びに絶縁密封部材141及び142の接合部分の形状の長軸方向(図面左右方向で、電池ケース本体部2の開口部の長手方向)に延びる部分をもつ。電極端子(補強部材)12及び13が長軸方向に延びる部分をもつので絶縁密封部材141及び142が収縮する際の応力に対抗することができる。本体部11と電極端子12及び13との位置関係の維持、及び、両者の間を密閉・接合する目的で、両者の間にPP又はPPSから構成される絶縁密封部材141及び142が充填・形成されている。
本体部11並びに電極端子12及び13の表面にはトリアジンジチオールから構成される有機化合物層をもつ。この有機化合物層はトリアジンジチオール重合膜である。具体的にはトリアジンジチオール水溶液中に、本体部11並びに電極端子12及び13を陰極として浸漬した上で、白金などを陽極として電流を流すことでトリアジンジチオール重合膜を形成する。
絶縁密封部材141及び142は本体部11並びに電極端子12及び13を所定位置に配置した状態でインサート成形を行うことで形成する。インサート成形を行うことで、本体部11並びに電極端子12及び13の表面に形成されている有機化合物層との間で共有結合を形成する反応が進行し、絶縁密封部材141及び142は、本体部11並びに電極端子12及び13との間で強固に接合される。
ここで、絶縁密封部材141及び142の形状としては、図2に示す断面図からもあきらかなように、本体部11の広がり方向(図2における左右方向)において2つに分割されている。また、本体部11の表裏面において概ね同じ形状の接合面をもつように、絶縁密封部材141及び142が形成されている。
絶縁密封部材141及び142の形状として、以上、説明したような形態を採用することで、インサート成形を行った後に本体部11に加わる応力が小さくなる。すなわち、電極端子12及び13が絶縁密封部材141及び142並びに本体部11の接合部分の長軸方向に延びる部分をもつので絶縁密封部材141及び142の収縮による応力に対抗することができる。そして、絶縁密封部材を2つに分割して、本体部11の広がり方向の大きさを小さくしたことで各々の絶縁密封部材141及び142において接合面に加わる応力が小さくなる。また、表裏面において接合面を同じ形状にしたことで、応力が表裏面で打ち消し合い、本体部11を曲げる方向の応力が小さくできる。
図4にその他の電池ケースの蓋体を示す。図4に示す電池ケースの蓋体1’は、電極端子12’及び13’の形状が異なる。つまり、本体部11’を貫通する部分が円筒状であり、その底部近傍に本体部11’に概ね平行に配設された補強部分121及び131をもつ。この補強部分121及び131により絶縁密封部材141及び142の収縮による応力が緩和される。
本実施例の電池ケースの蓋体を備えた電池の外観図である。 本実施例の電池ケースの蓋体を備えた電池の断面図である。 本実施例の電池ケースの蓋体の上面図である。 他の実施例の電池ケースの蓋体を備えた電池の断面図である。 従来技術の電池ケースの蓋体を備えた電池の断面図である。
符号の説明
1、91、91’、91”…電池ケースの蓋体
11…本体部 11a、11b…貫通孔 12、13、912、913…電極 141、142、143、144、914…絶縁密封部材
2…電池ケース本体部

Claims (7)

  1. 正負極をもつ電極体及び電解質を収納する一部が開口した電池ケース本体部の該開口部を閉塞する電池ケースの蓋体であって、
    前記開口部に概ね対応する外形をもち、金属板から形成される本体部と、
    前記電極体の正負極に接続された1組の電極端子と、
    該本体部及び該電極端子の間に充填することで両者の間を接合し且つ該1組の電極端子の間を絶縁する絶縁密封部材と、を有し、
    前記1組の電極端子若しくは前記本体部が前記絶縁密封部材に接合される部分には、該絶縁密封部材と、該1組の電極端子若しくは該本体部との双方に共有結合にて結合された有機化合物層をもち、
    前記本体部及び前記絶縁密封部材の接合部分における長軸方向に延びる補強部分をもち、該絶縁密封部材に接合された補強部材を有することを特徴とする電池ケースの蓋体。
  2. 前記本体部の長軸方向における前記補強部材の長さが前記絶縁密封部材の長さの60%以上である請求項1に記載の電池ケースの蓋体。
  3. 前記補強部材は前記電極端子を兼ねる請求項1又は2に記載の電池ケースの蓋体。
  4. 前記本体部は外周部に配設された補強リブをもつ請求項1〜3のいずれかに記載の電池ケースの蓋体。
  5. 前記絶縁密封部材は、非強化型PPS又はPPである請求項1〜4のいずれかに記載の電池ケースの蓋体。
  6. 前記有機化合物層がトリアジンジチオール重合膜である請求項1〜5のいずれかに記載の電池ケースの蓋体。
  7. 前記開口部の形状が細長形状である請求項1〜6のいずれかに記載の電池ケースの蓋体。
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