JP2007272984A - ディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるヘッド・アセンブリ - Google Patents

ディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるヘッド・アセンブリ Download PDF

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亮平 太田
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英司 曽我
Nobumasa Nishiyama
延昌 西山
Hiroyasu Tsuchida
裕康 土田
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/486Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives with provision for mounting or arranging electrical conducting means or circuits on or along the arm assembly

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】トレースの金属層に孔列を形成して剛性を調整するとともに、孔列によるクロストーク・ノイズを抑制する。
【解決手段】本発明の一つの態様のサスペンションは、ヘッド・スライダの信号を伝送するトレース122を備える。トレース122の一部はサスペンションの側面に沿って延びている。トレース122には、金属層とその金属層の上に形成された複数の伝送線222−224と絶縁層とを備えている。金属層の一部には伝送線と重なる孔列255が形成されており、伝送損失の低減に寄与する。また、サスペンションのヒンジ部361に対向する位置において、さらに金属層の孔列256が形成されている。これによって、ヒンジ部における配線構造部の剛性を落とし、ヒンジ部におけるサスペンションの動作を阻害することを防止する。
【選択図】図5

Description

本発明はディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるヘッド・アセンブリに関し、特に、ヘッド信号を伝送する配線構造部に関する。
ディスク・ドライブ装置として、光ディスク、光磁気ディスクあるいはフレキシビル磁気ディスクなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カー・ナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブル・メモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
HDDは、データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクからのデータ読み出し及び/もしくは書き込みを行うヘッド・スライダ、及び、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータはボイス・コイル・モータによって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッド・スライダを半径方向に移動する。
ヘッド・スライダは、スライダと、そのスライダの面上に形成されたヘッド素子部を備えている。ヘッド素子部は、磁気ディスクへの記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子、及び/又は、磁気ディスクからの磁界を電気信号に変換する再生素子を有している。アクチュエータは弾性を有するサスペンションを備え、ヘッド・スライダはサスペンションに固着されている。アクチュエータに支持されたヘッド・スライダは、回転する磁気ディスク上を一定のギャップを置いて浮上する。
サスペンションは、ヘッド・スライダを磁気ディスク対向面側で保持するジンバルと、ジンバルを磁気ディスク対向面側で保持するロード・ビームとを備えている。アクチュエータ上には、プリアンプICとヘッド上の素子との間の信号を伝送するための配線構造部(以下、トレースと呼ぶ)が形成される。アクチュエータ上の回動軸近傍においてFPC(Flexible Printed Circuit)上にプリアンプICが実装されており、トレースはそのFPCと接続される。トレースの伝送信号はプリアンプICが増幅する。
トレースの一つの構造として、ジンバルに連続して形成された金属層と、その金属層上に形成された複数の伝送線と、各伝送線を金属層及び他の伝送線から絶縁する絶縁層とを備えるものが知られている。トレースが金属層を有することで、製造時のハンドリング性をあげることができる。金属層を有するトレースにおいて、信号線と重なる孔列を形成することが、例えば、特許文献1に開示されている。金属層に信号線と重なる孔列を形成することによって、寄生容量を低減し、トレースのデータ転送周波数を高めることができるとされている。
特開2002−251706号公報
ヘッド・スライダもしくはアクチュエータが、ヘッド素子部以外の電気素子を備えているHDDが知られている。このようなHDDにおいては、トレースは、リード/ライト信号以外の信号を伝送する伝送線を有する。例えば、ヘッド・スライダにヒータを形成し、ヘッド素子部を熱膨張させることによってヘッド−磁気ディスク間距離(クリアランスと呼ぶ)を調整する技術がある。クリアランスを調整することによって、記録密度を向上することができる。トレースは、リード/ライト信号の伝送線の他に、このヒータに流す電流(信号)を伝送する伝送線を備える。
トレースが有する伝送線数が増加するにつれて、金属層に形成する孔列の設計はより複雑となる。ライト・ライン・ペアなどの高周波信号を伝送するライン・ペアと重なる孔列によって、そのライン・ペアの伝送損失を低減することができる。しかし、孔列の設計において重要な点の一つは、孔列による信号伝送特性への影響である。
特に、リード信号及びライト信号を伝送する伝送線の他に伝送線が存在する場合、孔列が重なる伝送線自体の特性のほかに、孔列による伝送線間の影響が問題となる。具体的には、孔列を形成することによる伝送線間のクロストーク・ノイズを考慮することが重要である。安易な孔列の設計は、伝送線間、特にライト・ライン・ペアとリード・ライン・ペアとの間のクロストーク・ノイズを増加させ、データの読み出し特性が低下する。
また、トレースの設計においては、その剛性の設計が重要となる。特に、記録密度が向上し、より正確なヘッド・ポジショニングが要求されるにつれて、トレース位置によって剛性を変化させることが重要なっている。つまり、トレース全体の剛性を維持するとともに、特定部分においてその剛性を低下させることが重要となってくる。特に、現在の微細なアクチュエータ構造において、ロード・ビームのヒンジ部の動作を妨げないように、トレースの特定領域の剛性を低下させることが要求されている。
トレースの剛性を低下させるためには、金属層の開口面積を増加させればよい。従って、金属層に形成する孔列の列数を増加することによって、トレースの剛性を低下させることができる。しかし、孔列の形成は、上述のように、トレース剛性の観点のみではなく、伝送特性、特に伝送線間におけるクロストーク・ノイズを考慮することが重要である。
本発明の一つの態様に係るヘッド・アセンブリは、データを記録するディスクにアクセスするヘッドと、前記ヘッドを支持するヘッド支持部材と、配線構造部を備える。配線構造部は、金属層と、前記金属層上において互いに交差することなく延びており前記ヘッドに接続された複数の伝送線と、前記金属層と前記複数の伝送線との間に形成された絶縁層を有する。前記複数の伝送線は、ライト信号を伝送するライト・ライン・ペアと、リード信号を伝送するリード・ライン・ペアと、前記ライト信号及びリード信号と異なる信号を伝送する第3のライン・ペアとを有する。前記金属層は、前記ライト・ライン・ペアと重なり他の伝送線から離間し、そのライト・ライン・ペアが延びる方向に配列された第1の孔列と、前記ライト・ライン・ペアから離間し前記ライト・ライン・ペアと異なるライン・ペアと重なりその異なるライン・ペアが延びる方向に配列された第2の孔列とを有する。ライト・ライン・ペア及びリード・ライン・ペアの他にライン・ペアを有する配線構造部に複数の孔列を形成するにおいて、ライト・ライン・ペアと重なる孔列が他の伝送線から離間し、さらに、他の孔列もライト・ライン・ペアから離間しているため、ライト信号によるリード信号へのクロストーク・ノイズを低減することができる。
前記ライト・ライン・ペアと前記リード・ライン・ペアとの間において前記第3のライン・ペアが延びていることが好ましい。これによって、ライト信号によるリード信号への影響を低減することができる。
前記第2の孔列は前記リード・ライン・ペアと重なり、他の伝送線から離間していることは好ましい態様の一つである。これによって、リード・ライン・ペアの伝送損失を低減することができる。さらに、前記金属層は、前記第3のライン・ペアと重なり他の伝送線から離間し、その第3のライン・ペアが延びる方向に配列された第3の孔列を備えることは、好ましい態様の一つである。これによって、伝送線間の影響を低減しながら、剛性を低下することができる。また、前記ライト・ライン・ペアと前記リード・ライン・ペアとの間において前記第3のライン・ペアが延びていることが好ましい。
前記第2の孔列が重なるライン・ペアと前記ライト・ライン・ペアとの間において、前記ライト・ライン・ペアに隣接するライン・ペアが延びており、前記第1の孔列と前記第2の孔列との間において、前記隣接するライン・ペアと重なる前記金属層の孔が存在しないことは、好ましい態様の一つである。ライト・ライン・ペアに隣接するライン・ペア下の金属層がプレーン状態であるので、孔列に起因するライト信号によるリード信号へのノイズを低減することができる。さらに、前記第2の孔列が重なるライン・ペアは、前記リード・ライン・ペアであり、前記隣接するライン・ペアは、前記第3のライン・ペアであることが好ましい。これによって、さらに、ライト信号からリード信号へのクロストーク・ノイズを低減することができる。
本発明の他の態様に係るヘッド・アセンブリは、データを記録するディスクにアクセスするヘッドと、前記ヘッドを支持し、前記ヘッドの浮上力とバランスする弾性力を生むヒンジ部を備えるサスペンションと、前記サスペンションに沿ってその一部が延びている配線構造部とを備える。配線構造部は、金属層と、前記金属層上において互いに交差することなく延びており前記ヘッドに接続された複数の伝送線と、前記金属層と前記複数の伝送線との間に形成された絶縁層とを有する。前記金属層は、前記ヒンジ部への対向位置を含む領域において、一信号を伝送するライン・ペアと重なり他の伝送線から離間しそのライン・ペアに沿って配列された第1の孔列と、前記ライン・ペアから離間し他の伝送線と重なりその伝送線に沿って配列された第2の孔列とを備える。前記第1の孔列は前記領域を越えてヘッド側及び反ヘッド側に続いており、前記第2の孔列は前記領域端において切れている。ヒンジ部への対向位置を含む領域において、第1及び第2の孔列を有することによって、その部分の剛性を選択的に低下させることができる。
本発明の他の態様に係るディスク・ドライブ装置は、データを記録するディスクを回転するモータと、前記ディスクにアクセスするヘッドと、前記ヘッドを支持し、回動軸を中心として回動することによって前記ディスク上を浮上するヘッドを移動するアクチュエータとを備える。前記アクチュエータは、前記ヘッドを支持し、前記ヘッドの浮上力とバランスする弾性力を生むヒンジ部を備えるサスペンションと、前記サスペンションを支持するアームと、前記サスペンション及び前記アームの側面に沿ってその一部が延びている配線構造部とを備える。前記配線構造部は、金属層と、前記金属層上において互いに交差することなく延びており前記ヘッドに接続された複数の伝送線と、前記金属層と前記複数の伝送線との間に形成された絶縁層とを有する。前記金属層は、前記ヒンジ部への対向位置を含む連続領域において、ライト信号を伝送するライト・ライン・ペアと重なり他の伝送線から離間しそのライト・ライン・ペアに沿って配列された第1の孔列と、前記ライト・ライン・ペアから離間し他の伝送線と重なりその伝送線に沿って配列された第2の孔列とを備える。前記第1の孔列は前記領域を越えてヘッド側及び反ヘッド側に続いており、前記第2の孔列は前記領域端において切れている。
本発明によれば、ヘッド信号を伝送する配線構造部において電気的もしくは機械的により適切な孔列を形成することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。尚、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて各要素の重複説明は省略されている。以下においては、ディスク・ドライブ装置の一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)に例において、本発明の好ましい態様を説明する。
本形態のHDDに使用されるサスペンションは、ヘッド・スライダに接続され、ヘッド・スライダの信号を伝送する配線構造部を備える。配線構造部の一部はサスペンションの側面に沿って延びている。配線構造部には、金属層とその金属層の上に形成された複数の伝送線と、各伝送線を金属層及び他の伝送線から絶縁する絶縁層とを備えている。金属層の一部には伝送線と重なる孔列が形成されており、伝送損失の低減に寄与する。また、サスペンションのヒンジ部に対向する位置において、金属層の孔列が増加する。これによって、ヒンジ部における配線構造部の剛性を落とし、ヒンジ部におけるサスペンションの動作を阻害することを防止する。
まず、本発明が適用されるHDDの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD100の全体構成を模式的に示す上面図である。図1は、アクチュエータが動作時の配置にあるHDD100の状態を示している。データを記録するディスクの一例ある磁気ディスク101は不揮発性の記録ディスクであって、磁性層が磁化されることによってデータを記録する。ベース102は、ガスケット(不図示)を介してベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)と固定することによって筐体の一例であるディスク・エンクロージャを構成し、HDD100の各構成要素を収容することができる。
クランプ104は磁気ディスク101をスピンドル・モータ103に固定する。磁気ディスク101は、ベース102の底面に固定されたスピンドル・モータ103により所定の角速度(速さ)で回転駆動される。ヘッドの一例であるヘッド・スライダ105は磁気ディスク101にアクセスする。ヘッド・スライダ105は、ヘッド素子部とヘッド素子部が固定されたスライダとを有している。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持し、移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、自身を回動する駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)109を備えている。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置されたその先端部から、サスペンション110、アーム111及びコイル・サポート112の順で結合された各構成部材を備えている。
ヘッド・スライダ105を支持するサスペンション110の構成については、後に詳細に説明する。コイル・サポート112は、フラットコイル113を保持している。上側ステータ・マグネット保持板114は、下側ステータ・マグネット保持板(不図示)とともに、フラットコイル113を挟み込んでいる。ランプ115は磁気ディスク101の外周端部に近接し、磁気ディスク101の回転が停止するときなどに、ヘッド・スライダ105を磁気ディスク101の面上からアンロードする退避位置を備える。タブ116はサスペンション110の先端部に形成されており、ロード/アンロードにおいてランプ115上を摺動する。
磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上にヘッド・スライダ105を移動する。アクチュエータ106が回動することによって、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の記録面の半径方向に沿って移動する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面で発生する力とサスペンション110による押し付け力とがバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を所定のギャップを置いて浮上する。
ヘッド・スライダ105の信号は、アクチュエータ106に固定されているトレース122が伝送する。配線構造部の一例であるトレース122は、その一端がヘッド・スライダ105に接続され、その他端はプリアンプIC123が実装されたFPC143に接続される。トレース122は、ヘッド・スライダ105とプリアンプIC123との間の信号を伝送する。トレース122は、サスペンション110と一体的に形成されており、そのサスペンション110から延出し、磁気ディスク101の反対側において、アーム111の回動方向を向く側面に沿って延びている。本形態のHDD100は、このトレース122の構造に一つの特徴を有する。この点については、後に詳述する。
FPC143はコネクタ147を介して、ベース102裏面に実装される制御回路基板(不図示)と回路的に接続されている。FPC143は、制御回路とプリアンプIC123との間の信号を伝送する。HDD100の動作制御及びその信号処理は、制御回路基板上の制御回路が行う。
本形態のヘッド・スライダ105は、ヘッド素子部に加えてヒータを備える。ヒータはヘッド素子部を磁気ディスク101に向けて突出させ、ヘッド素子部と磁気ディスク101との間の距離であるクリアランスを調整する。このクリアランス制御をThermal Fly height Control(TFC)と呼ぶ。図2はヘッド・スライダ105の空気流出端面(トレーリング側端面)151近傍におけるその一部構成を示す断面図である。磁気ディスク101は、図2の左から右に向かって回転する。ヘッド・スライダ105は、ヘッド素子部152とヘッド素子部152を支持するスライダ153とを備えている。
ヘッド素子部152は、磁気ディスク101との間で磁気データを読み書きする。ヘッド素子部152は、リード素子32とそのトレーリング側のライト素子31とを備えている。ライト素子31は、ライト・コイル311を流れる電流で磁極312間に磁界を発生し、磁気ディスク101に磁気データを記録するインダクティブ素子である。リード素子32は磁気抵抗型の素子であって、磁気異方性を有する磁気抵抗素子32aを備え、磁気ディスク101からの磁界によって変化するその抵抗値によって磁気ディスク101に記録されている磁気データを読み出す。
磁気抵抗素子32aは、磁気シールド33a、bによって挟まれており、ライト・コイル311は絶縁膜313で囲まれている。また、ヘッド素子部152はライト素子31とリード素子32の周囲にアルミナなどの保護膜34を備える。ライト素子31およびリード素子32の近傍には、ヒータ154が形成されている。本例のヒータ154は、ヘッド素子部152の反磁気ディスク101側に位置している。例えば、パーマロイを使用した薄膜抵抗体を蛇行させ、間隙をアルミナで埋めてヒータ154を形成することができる。
プリアンプIC123がヒータ154に電流を流すと、ヒータ154の熱によってヘッド素子部152の近傍が突出変形する。非加熱時において、ヘッド・スライダ105のABS面はS1で示される形状であり、ヘッド素子部152と磁気ディスク101との間の距離であるクリアランスはC1で示されている。ヒータ154加熱時における突出形状S2を、図2に破線で模式的に示す。ヘッド素子部152が磁気ディスク101に近づき、このクリアランスC2はクリアランスC1よりも小さい。なお、図2は概念図であり、寸法関係は正確ではない。突出量はナノメートル・オーダ(数ナノメートル)である。
図3(a)及び図3(b)は、本実施形態に係るヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)130の構成を模式的に示す平面図である。図3(a)は磁気ディスク101の記録面に対向する面を示し、図3(b)はその反対面を示している。また、図4は、HGA130の構成を模式的に示す分解斜視図である。HGA130は、サスペンション110とヘッド・スライダ105とのアセンブリである。
図4に示すように、本形態のサスペンション110は複数の構成部材によって構成されており、ジンバル301、ロード・ビーム302及びマウント・プレート303を備えている。また、本形態のロード・ビーム302は複数の構成部材によって構成されるマルチ・ピース・タイプであり、ビーム・プレート304、ベース・プレート305及びヒンジ・プレート306とで構成される。尚、各構成要素は、複数の構成部材により、あるいは一つの構成部材によって構成することが可能である。
本形態において、アクチュエータ106は複数のアーム111及びHGA130を備えており、図4は、最上段のHGA130の構成に相当する。アーム111は、典型的には、ステンレス鋼もしくはアルミニウムによって形成され、エッチングによって回動軸107が嵌挿する孔などの必要形状が形成される。アーム111の磁気ディスク101と対向する側の表面上に、ロード・ビーム302が固定される。
ヒンジ・プレート306はヒンジ部361を有している。ヒンジ部361は、孔362を有しており、その剛性が弱められている。孔362の回動方向の両側には棒状の金属層363a、363bがあり、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の回転によって気流から受ける浮力に対抗する負圧を与えるバネ機能を示す。ビーム・プレート304はアクチュエータ106が回動する際に、ジンバル301を安定した姿勢で支持するための剛性機能を有する。ベース・プレート305は、ロード・ビーム302をアーム111に固定するための強度を有する。マウント・プレート303には、ベース・プレート305及びアーム111が結合される。ヒンジ・プレート306は、ビーム・プレート304及びベース・プレート305に結合される。
ジンバル301は例えばステンレス鋼で形成することができ、所望の弾性を有する。ジンバル301の前部において、舌片状のジンバル・タング308が形成されている。ジンバル・タング308には、ヘッド・スライダ105が低弾性エポキシ樹脂などによって固着されている。ジンバル・タング308は、ビーム・プレート304のディンプルを中心として、ヘッド・スライダ105を、ピッチ方向あるいはロール方向に回動させる。
トレース122は、ジンバル301から連続して形成され、ジンバル301端部から延在する。ジンバル301上には、ヘッド・スライダ105上のヘッド・スライダ上の回路に接続されている複数の伝送線が形成されている。ジンバル301上の配線構造について説明する。ジンバル301の基材としてのステンレス金属層上に、ポリイミド絶縁層が形成されている。ポリイミド絶縁層上に伝送線を形成する導体層が形成され、その上にポリイミド保護層が形成されている。ジンバル301上の配線構造は、周知のフォトリソグラフィ・エッチング技術によって形成することができる。各伝送線の一端は、ヘッド・スライダ105上の回路に接続され、プリアンプIC123とヘッド・スライダ105との間で信号転送を行う。
トレース122はジンバル301の磁気ディスク101の回転軸と反対側の側部から、延在している。ジンバル301から延びるトレース122は、ロード・ビーム302及びアーム111の側部(磁気ディスク101中心と反対側の側部)に沿って回動軸107側(アクチュエータ後側)に向かって延びている。トレース122の一部は、スポット溶接によって、ベース・プレート305に溶着される。
本形態において、トレース122はジンバル301と一体的に形成されている。ジンバル301上の配線構造と同様に、トレース122は基材としてのステンレス金属層、金属層上のポリイミド絶縁層、ポリイミド絶縁層上の伝送線及びポリイミド保護層によって形成されている(図6(b)参照)。トレース122の各層は、ジンバル301上の配線構造の対応層と連続して形成されている。
トレース122の後端部(回動軸側端部)には、FPC143との接続を行うための凸部であるタブ231が形成されている。タブ231の幅(アーム上面の横方向における長さ)は、タブ231とジンバル301端部との間における部分(テール221と呼ぶ)よりも大きく形成されている。タブ231の下面(アームと反対側の面)には、FPC143との半田接続を可能とするための複数のパッドが形成されおり、各パッドはトレース122の各伝送線と接続されている。タブ231は、回動軸15近傍においてFPC143と接続され、その上に配置されているプリアンプICに回路的に接続される。
図3に戻って、本形態のトレース122は、その金属層に複数の孔からなる孔列255を有している。孔列255は、ジンバル301上で始まり、タブ231まで続いている。金属層に孔列255を設けることによって、それが重なる伝送線の伝送損失を低減することができる。金属層の孔列については、後に詳述する。
トレース122はサスペンション110から磁気ディスク101の反対側に延出し、サスペンション110の沿うように回動軸15に向かって曲がっている。トレース122は、ヒンジ部361と対向する位置を通過して、さらに、ロード・ビーム302に沿って延びている。ロード・ビーム302のアーム側端において、トレース122は、ロード・ビーム302から離れる方向にわずかに屈曲して、さらに、テール221が直線状に延びている。テール221の反ヘッド・スライダ105側端が、そのテール221よりも幅が広いタブ231へとつながっている。
図5は、図3(a)において円で囲まれた、ヒンジ部361近傍の部分の構成を示す拡大図である。トレース122は、ライト素子に接続されライト信号を伝送するライト・ライン・ペア222と、リード素子に接続されリード信号を伝送するリード・ライン・ペア223と、ヒータに接続されたヒータ信号を伝送するTFCライン・ペア224とを備えている。ライト・ライン・ペア222とリード・ライン・ペア223との間を、TFCライン・ペア224が延びている。
図5に示すように、ヒンジ部361と対向する位置を含む一部の連続領域227において、トレース122は2列の孔列255、256を備えている。孔列255は、ライト・ライン・ペアと重なり、他の伝送線からは離間しておりそれらには重なっていない。孔列222は、ライト・ライン・ペアが延びる方向に配列され、各孔は互いに離間している。孔列223は、リード・ライン・ペアと重なり、他の伝送線からは離間している。孔列223は、リード・ライン・ペアが延びる方向に配列され、各孔は互いに離間している。
図6(a)は、ヒンジ部361に対向する領域227及びその近傍における、伝送線及び孔列を模式的に示す平面図である。図6(b)は、図6(a)のB−B切断線におけるトレース122の断面図を模式的に示している。図6(c)は、図6(a)のC−C切断線におけるトレース122の断面図を模式的に示している。図6(b)及び(c)に示すように、トレース122は金属層123、その上の絶縁層124、絶縁層上の伝送配線222−224及び伝送配線222−224上の絶縁保護膜125を備えている。絶縁層124及び絶縁保護膜125は、典型的にはポリイミドを使用する。
図6(a)において、孔列255の内、7つの孔255a−255gが示されている。また、孔列256の全ての5つの孔256a−256eが示されている。上述のように、各孔255a−255gはライト・ライン・ペア222に沿って離間して配列されており、また、各孔255a−255gはライト・ライン・ペア222と重なり、他の伝送線から離間している。一方、各孔256a−256eはリード・ライン・ペア223に沿って離間して配列されており、また、各孔256a−256eはリード・ライン・ペア223と重なり、他の伝送線から離間している。孔列255と孔列256の各孔は、伝送線が延びる方向と垂直な方向、つまり、アクチュエータ106の回動方向において互いに対向している。
本形態において、孔列256は、ヒンジ部361と対向する領域とその近傍の領域227のみに形成されており、孔列256は、領域227の端で切れている。一方、孔列255は、図5及び図3(a)、(b)に示すように、ヒンジ部361と対向する位置を含む領域227の端を越えて、ヘッド・スライダ105側及び回動軸15側(反ヘッド・スライダ側)に延びている。このように、本形態のトレース122は、ヒンジ部361と対向する領域において、その前後領域よりも多い列数の孔列を備えている。これによって、その領域227の剛性を下げ、ヒンジ部361の動作を阻害することを抑制することができる。
上述のように、ヒンジ部361は、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の回転による気流から受ける浮力に対抗する負圧を与える。ヘッド浮上高をより正確に制御するためには、ヒンジ部361の自由が動きを確保し、そのバネ性を阻害しないことが重要である。これによって、ヒンジ部361が、磁気ディスク101側への適切な弾性力をヘッド・スライダ105与えることができる。
トレース122の剛性は、金属層に形成された孔の面積によって決定される。また、伝送線222−224が延びる方向と垂直な方向における、孔と金属の面積比が重要である。孔の総面積が増大するにつれ、つまり、金属の面積が減少するにつれてトレース122の剛性が低下する。ヒンジ部361の動きをできるだけ阻害しないためには、ヒンジ部361と対向する領域において、孔の面積が大きいことが好ましい。一方、製造工程におけるハンドリングの点から、トレース122全体としての剛性が要求される。
本形態のトレース122は、ヒンジ部361と対向する領域に、孔列255に加えて孔列256を備えているので、ヒンジ部361の機能を損なわないように剛性を落とすことができる。さらに、孔列256が、ヒンジ部361の対向位置を含む領域227の端で切れているので、トレース122全体としての剛性を維持することができる。特に、本形態のトレース122は、領域227以外においては、孔列255のみを有している。従って、ヒンジ部361に対向する領域の剛性を所望の値以下とすると共に、全体の剛性を確実に確保することができる。
本形態においては、図6(a)に示すように、領域227における孔255b−255fの最大内径が、その前後領域にある孔255a、255gよりも大きい。具体的には、各伝送線が配列されている方向(回動方向)における寸法は、孔255b−255fが孔255a、255gよりも大きい。このように、剛性を落としたい部分の孔の内径を、その孔列における他の孔よりも大きくすることが好ましい。これによって、その部分の剛性を低下させることができる。
ここで、孔列255、256の形成は、剛性の点のほかに、その電気特性を考慮することが必要である。剛性を小さくするためには、孔の総面積を大きくすればよい。しかし、剛性のみを考慮して孔を形成した場合、各伝送線の伝送特性を大きく低下させることになる。以下、この点について説明する。電気特性に点においては、金属層123に誘導される電流による伝送損失及び異なる信号を伝送する伝送線間のクロストークを考慮することが重要である。
図7(a)−図7(d)は、ライト・ライン・ペア222における電気特性を説明するための図である。図7(a)は、孔列255がある場合における、金属層123に流れる誘導電流の様子を示している。一方、図7(b)は、孔列255がない場合における、金属層123に流れる誘導電流の様子を示している。図7(a)に示すように、孔列255は、金属層123に流れる電流を低減する。
ライト・ライン・ペア223に交流のライト信号が流れると、金属層123にライト信号と逆方向の電流が誘導される。つまり、図7(a)及び図7(b)の例において、ライト・ライン222aには右から左への電流が流れ、ライト・ライン222bには左から右への電流が流れている。これによって、ライト・ライン222aの直下及び近傍の金属層領域において、磁界の作用によって図の左から右への電流が誘導される。逆に、ライト・ライン222bの直下及び近傍の金属層領域において、磁界の作用によって図の右から左への電流が誘導される。
金属層123を流れる電流は、ライト信号を伝送することによって誘導されるものであり、金属層123の抵抗との積で表されるライト信号の伝送損失となる。図7(b)に示すように、孔列255が存在しない場合、金属層123の誘導電流は全く遮断されずに流れる。一方、各孔255a−255gは、図7(a)に示すように、金属層123の誘導電流の一部を遮断する。一部の電流は、各孔255a−255gを迂回して流れるが、電流の値を大きく低減することができる。これによって、ライト信号伝送における伝送損失を大きく低減することができる。
リード・ライン・ペア223と重なるように形成された孔列256も、同様の効果を奏する。ここで、金属層123に誘導される電流は、伝送信号の周波数が高いほど大きくなるため、上述のように、高周波信号を伝送するライト・ライン・ペア222と重なる位置に孔列を形成することが有効である。一方、TFCライン・ペア224などのように、ほとんど変化しない、もしくは、きわめて低い頻度でその伝送信号が変化するライン・ペアに対しては、その効果は小さい。
ここで、各孔255a−255gは、ライト・ライン・ペア222の双方のラインに同様に重なっていることが重要である。ライン・ペアの一方のみに孔が重なる場合、ライン間の伝送特性が変化して、コモン・モード電流が発生し、また、放射の問題も発生する。また、孔の大きさや伝送方向におけるその間隔は、伝送信号の周波数を考慮して決定することが必要となる。例えば、孔が大きすぎる場合、伝送信号にたいしてインピーダンス変化として現れ、伝送信号の反射がおこる。
図7(a)を参照して説明したように、誘導電流の一部は、孔の周囲を迂回するように流れる。従って、この誘導電流が他の伝送線の信号へ影響しないように、ライト・ライン・ペア222と重なる孔列255は、他の伝送線から離間していることが重要である。上述の好ましい態様は、図3及び6に示したように、孔列255は、TFCライン・ペア224及びリード・ライン・ペア223から離間している。同様に、リード・ライン・ペア223と重なる孔列256も、他の伝送線から離間している。
このように、孔列255、256は伝送損失を低減するが、一方、磁界によるクロストーク低減のためには、金属層123の存在が重要となる。図7(c)及び図7(d)はライト・ライン222bが生成する磁界の状態を模式的に示している。図7(c)は、孔が存在しない場合におけるライト・ライン222bに流れる電流による磁界を示し、図7(d)は孔が存在する場合の磁界の様子を模式的に示している。
金属層123を流れる誘導電流は、その伝送線の生成する磁界を低減するように流れる。孔が存在することによって誘導電流が小さくなると、ライト・ライン222bに流れる電流による磁界が強くなり、他の伝送線を流れる信号へのクロストークは大きくなる。従って、孔列の設計においては、伝送損失の低減とクロストーク・ノイズの影響の双方を考慮することが重要である。
図6(a)に示したトレース構造は、上述の各観点から、最も好ましい態様の一つである。ライト信号、リード信号及びTFC信号のうち、ライト信号の周波数及び電流変化量が最も大きく、その伝送損失が問題となる。図6(a)に示したトレース構造において、ライト・ライン・ペア222と重なる孔列255が、ジンバル301上の位置から、トレース122のFPC接続側端のタブ231まで続いており、トレース122の伝送損失を大きく低減することができる。
また、TFCライン・ペア224は、ライト・ライン・ペア222とリード・ライン・ペア223との間において延びている。TFC信号は、ライト信号及びリード信号と比較して、定常電流とみなすことができる。従って、TFC信号による、リード信号及びライト信号へのクロストーク・ノイズを考慮する必要は、実質的にない。また、ライト・ライン・ペア222からリード・ライン・ペア223を離し、その距離を大きくすることによって、ライト信号によるリード信号へのクロストーク・ノイズを低減することができる。
また、領域227において、孔列256は、ライト・ライン・ペア222に隣接するTFCライン・ペア224ではなく、さらに離れたリード・ライン・ペア223と重なるように配列されている。上述のように、ライト信号が生成する磁界によるクロストークを低減するためには、金属層123に孔を設けることなく、プレーンな状態としておくことがよい。従って、TFCライン・ペア224と重なる孔列が存在しない上記の構造は、ライト信号によるリード信号への磁界によりクロストーク・ノイズ低減の点において効果的である。
図8は、領域227における、他のトレース122の構造を模式的に示している。図6(a)の構造に対して、図8の構造は、さらに、TFCライン・ペア224と重なる孔列257を備えている。孔列257は、リード・ライン・ペア223と重なる孔列256と同様に、領域227の両端において切れており、他の領域においてはTFCライン・ペア224と重なる孔は形成されていない。孔列257はTFCライン・ペア224と重なり他の伝送線からは離間している。孔列257を形成することによって、ヒンジ部361近傍のトレース122の剛性をさらに低減することができる。
孔列257を形成することによって、ライト信号によるリード信号へのクロストーク・ノイズが増加する可能性がある。しかし、ライト信号の周波数があまり高くない転送系においては、孔列257によるクロストーク・ノイズの増加が問題となることはない。従って、トレース122の剛性を小さくするために、特に非高速転送系において孔列257は有効である。
図9は、領域227における、他のトレース122の構造を模式的に示している。図6(a)の構造と比較して、TFCライン・ペア224とリード・ライン・ペア223の位置が逆となっている。上述のように、ライト信号によるリード信号へのクロストーク・ノイズを低減するためには、リード・ライン・ペア223は、ライト・ライン・ペアに隣接していないことが好ましい。しかし、そのクロストーク・ノイズが大きな問題とならないHDDにおいては、このような設計を採用することができる。この構造においても、ライト・ライン・ペアと重なる孔列255は、リード・ライン・ペア223から離間しているため、誘導電流によるノイズによって問題を起こすことがない。また、二つの孔列256、257によって、領域227の剛性を小さくすることができる。
図10は、領域227における、他のトレース122の構造を模式的に示している。図6(a)の構造と比較して、図10の構造は、TFCライン・ペア224と重なる孔列257を備えている。一方、リード・ライン・ペア223と重なる孔列256を備えておらず、リード・ライン・ペア223下の金属層123はプレーンな状態である。
TFC信号は、ライト信号やリード信号と比較して、ほとんど変化しない一定の電流であるため、孔列257による伝送損失低減の効果を期待することはほとんどできない。また、孔列257は、ライト信号の磁界によるリード信号へのノイズを増加する可能性がある。しかし、孔列257を、孔列255に加えて形成することによって、領域227の剛性を小さくすることができるため、HDDの設計によっては、このような構造を選択することもできる。
HDDの設計によっては、図11に示すような、トレース構造を採用することができる。図11の構造は、リード・ライン・ペア223及びTFCライン・ペア224の双方に重なる孔列258を備えている。孔列258によって、ライト信号からTFCライン・ペア224の重畳したノイズが、リード・ライン・ペア223に進入しやすくなる。このため、リード信号の伝送特性が剛性よりも重視される設計においては、他の構造を採用することが好ましい。しかし、孔列258は、他の孔列255−257と比較して開口面積が大きく、ヒンジ部361に対応する部分におけるトレース剛性をさらに小さくすることができる。そのため、機械設計が重要とされるHDDにおいて、本構造を採用することができる。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、トレースは、TFCライン・ペアに代えて、もしくはそれに加えて、他の信号を伝送する伝送線を有することができる。例えば、トレースは、アクチュエータ先端に設けられたピエゾ素子への信号を伝送する伝送線を備えることができる。本発明は、垂直磁気記録と水平磁気記録の双方のHDDに適用することができるほか、他のタイプの記録ディスクを使用する装置に適用することができる。
あるいは、ヒンジ部に対向する領域に限らず、トレースのほかの部分の剛性を低下させたい場合にも、本発明の孔列を適用することができる。また、ライト・ライン・ペアと重なる孔列のように、他の孔列をヒンジ部に対向する領域を越えて、トレース全体に形成することができる。特に、リード・ライン・ペアと重なる長い孔列は、伝送損失の低減に寄与する。剛性低下の観点からは、ライト・ライン・ペアと重なる孔列を形成せず、他の伝送線と重なる孔列を形成することができる。このとき、ライン・ペア単位ではない孔列を形成してもよい。上記例は、トレースがサスペンションの側方においてヒンジ部と対向するが、トレースがサスペンションに沿って延び、その一部がヒンジ部の開口と重なり、その重なる部分に孔列を形成することで剛性を低下させることができる。
本実施形態において、ハードディスク・ドライブの全体構成を模式的に示す平面図である。 本実施形態において、ヒータを備えるヘッド・スライダの構成を模式的に示す断面図である。 本実施形態において、ヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す平面図である。 本実施形態において、ヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す分解斜視図である。 本実施形態において、ヒンジ部に対向する領域におけるトレース構造を模式的に示す平面図である。 本実施形態において、ヒンジ部に対向する領域におけるトレースの伝送線及び孔列の構造を模式的に示す図である。 本実施形態において、ライト・ライン・ペアに重なる孔列が誘導電流及び生成磁界に及ぼす影響を模式的に示す図である。 本実施形態において、ヒンジ部に対向する領域におけるトレースの伝送線及び孔列の他の構造を模式的に示す図である。 本実施形態において、ヒンジ部に対向する領域におけるトレースの伝送線及び孔列の他の構造を模式的に示す図である。 本実施形態において、ヒンジ部に対向する領域におけるトレースの伝送線及び孔列の他の構造を模式的に示す図である。 本実施形態において、ヒンジ部に対向する領域におけるトレースの伝送線及び孔列の他の構造を模式的に示す図である。
符号の説明
31 ライト素子、32 リード素子、32a 磁気抵抗素子
33a、b 磁気シールド、100 HDD、101 磁気ディスク、102 ベース
103 スピンドル・モータ、104 トップ・クランプ、105 ヘッド・スライダ
106 アクチュエータ、107 アクチュエータ回動軸
109 ボイス・コイル・モータ、110 サスペンション、147 FPCコネクタ
111 アーム、112 コイル・サポート、113 フラットコイル
114 上側ステータ・マグネット保持板、115 ランプ、116 タブ
123 プリアンプIC、143 FPC 、122 トレース
130 ヘッド・ジンバル・アセンブリ、151 トレーリング側端面
152 ヘッド素子部、153 スライダ、154 ヒータ、221 テール
222 ライト・ライン・ペア、223 リード・ライン・ペア
224 TFCライン・ペア、227 ヒンジ部近傍領域、231 タブ
255 孔列、255a−255g 孔、256 孔列、256a−256e 孔
257 孔列、301 ジンバル、302 ロード・ビーム
303 マウント・プレート、304 ビーム・プレート
305 ベース・プレート、306 ヒンジ・プレート、308 ジンバル・タング
311 ライト・コイル、312 磁極、313 絶縁膜、361 ヒンジ部
362 ヒンジ部孔、363 棒状金属部

Claims (15)

  1. データを記録するディスクにアクセスするヘッドと、
    前記ヘッドを支持するヘッド支持部材と、
    金属層と、前記金属層上において互いに交差することなく延びており前記ヘッドに接続された複数の伝送線と、前記金属層と前記複数の伝送線との間に形成された絶縁層と、を有する配線構造部、を備え、
    前記複数の伝送線は、ライト信号を伝送するライト・ライン・ペアと、リード信号を伝送するリード・ライン・ペアと、前記ライト信号及びリード信号と異なる信号を伝送する第3のライン・ペアとを有し、
    前記金属層は、前記ライト・ライン・ペアと重なり他の伝送線から離間し、そのライト・ライン・ペアが延びる方向に配列された第1の孔列と、前記ライト・ライン・ペアから離間し前記ライト・ライン・ペアと異なるライン・ペアと重なりその異なるライン・ペアが延びる方向に配列された第2の孔列とを有する、
    ヘッド・アセンブリ。
  2. 前記第2の孔列は前記リード・ライン・ペアと重なり、他の伝送線から離間している、請求項1に記載のヘッド・アセンブリ。
  3. 前記ライト・ライン・ペアと前記リード・ライン・ペアとの間において前記第3のライン・ペアが延びている、請求項1に記載のヘッド・アセンブリ。
  4. 前記金属層は、前記第3のライン・ペアと重なり他の伝送線から離間し、その第3のライン・ペアが延びる方向に配列された第3の孔列を備える、請求項2に記載のヘッド・アセンブリ。
  5. 前記ライト・ライン・ペアと前記リード・ライン・ペアとの間において前記第3のライン・ペアが延びている、請求項4に記載のヘッド・アセンブリ。
  6. 前記第2の孔列が重なるライン・ペアと前記ライト・ライン・ペアとの間において、前記ライト・ライン・ペアに隣接するライン・ペアが延びており、
    前記第1の孔列と前記第2の孔列との間において、前記隣接するライン・ペアと重なる前記金属層の孔が存在しない、請求項1に記載のヘッド・アセンブリ。
  7. 前記第2の孔列が重なるライン・ペアは、前記リード・ライン・ペアであり、
    前記隣接するライン・ペアは、前記第3のライン・ペアである、請求項6に記載のヘッド・アセンブリ。
  8. 前記第3のライン・ペアは、前記ヘッドが備えるヒータに接続されている、請求項6に記載のヘッド・アセンブリ。
  9. データを記録するディスクにアクセスするヘッドと、
    前記ヘッドを支持し、前記ヘッドの浮上力とバランスする弾性力を生むヒンジ部を備えるサスペンションと、
    金属層と、前記金属層上において互いに交差することなく延びており前記ヘッドに接続された複数の伝送線と、前記金属層と前記複数の伝送線との間に形成された絶縁層と、を有し、前記サスペンションに沿ってその一部が延びている配線構造部と、
    を備え、
    前記金属層は、前記ヒンジ部への対向位置を含む領域において、一信号を伝送するライン・ペアと重なり他の伝送線から離間しそのライン・ペアに沿って配列された第1の孔列と、前記ライン・ペアから離間し他の伝送線と重なりその伝送線に沿って配列された第2の孔列とを備え、
    前記第1の孔列は前記領域を越えてヘッド側及び反ヘッド側に続いており、前記第2の孔列は前記領域端において切れている、
    ヘッド・アセンブリ。
  10. 前記第1の孔列は、ライト信号を伝送するライト・ライン・ペアと重なり、
    前記第2の孔列は、一信号を伝送するライン・ペアと重なり他の伝送線から離間している、請求項9に記載のヘッド・アセンブリ。
  11. 前記第2の孔列が重なるライン・ペアと前記ライト・ライン・ペアとの間において、前記ライト・ライン・ペアに隣接するライン・ペアが延びており、
    前記第1の孔列と前記第2の孔列との間において、前記隣接するライン・ペアと重なる前記金属層の孔が存在しない、請求項10に記載のヘッド・アセンブリ。
  12. 前記第2の孔列はリード信号を伝送するリード・ライン・ペアと重なっている、請求項11に記載のヘッド・アセンブリ。
  13. 前記複数の伝送線は、リード信号を伝送するリード・ライン・ペアを備え、
    前記リード・ライン・ペアと前記ライト・ライン・ペアとの間において他の伝送線が延びている、請求項10に記載のヘッド・アセンブリ。
  14. 前記第2の孔列が重なる他の伝送線は、前記領域においてのみ、前記金属層に形成された孔と重なっている、請求項9に記載のヘッド・アセンブリ。
  15. データを記録するディスクを回転するモータと、
    前記ディスクにアクセスするヘッドと、
    前記ヘッドを支持し、回動軸を中心として回動することによって前記ディスク上を浮上するヘッドを移動するアクチュエータと
    を備え、
    前記アクチュエータは、
    前記ヘッドを支持し、前記ヘッドの浮上力とバランスする弾性力を生むヒンジ部を備えるサスペンションと、
    前記サスペンションを支持するアームと、
    金属層と、前記金属層上において互いに交差することなく延びており前記ヘッドに接続された複数の伝送線と、前記金属層と前記複数の伝送線との間に形成された絶縁層と、を有し、前記サスペンション及び前記アームの側面に沿ってその一部が延びている配線構造部と、
    を備え、
    前記金属層は、前記ヒンジ部への対向位置を含む連続領域において、ライト信号を伝送するライト・ライン・ペアと重なり他の伝送線から離間しそのライト・ライン・ペアに沿って配列された第1の孔列と、前記ライト・ライン・ペアから離間し他の伝送線と重なりその伝送線に沿って配列された第2の孔列とを備え、
    前記第1の孔列は前記領域を越えてヘッド側及び反ヘッド側に続いており、前記第2の孔列は前記領域端において切れている、
    ディスク・ドライブ装置。
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