JP2007272035A - 画像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材上の画像をニップ部で加熱するための加熱回転体と、この加熱回転体を前記ニップ部にて内面から加圧する加圧パッドと、この加圧パッドを覆うように設けられ前記加熱回転体と摺動するシート状部材と、を有する画像加熱装置において、加圧パッドの潤滑剤による変形を防止した、長寿命な装置を提供する。
【解決手段】加熱回転体の内面に塗布された潤滑剤を吸収することにより前記加圧パッド12dの膨潤を抑制する潤滑剤吸収部材12eを有し、この潤滑剤吸収部材が前記シート状部材13にて覆われるように構成したこと。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録材上の画像を加熱する画像加熱装置に関する。
この画像加熱装置としては、例えば、記録材上の未定着画像を定着する定着装置や、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大装置等を挙げることができる。
従来、電子写真方式を採用した画像形成装置において、記録材上に形成担持させた未定着トナー画像を加熱溶融定着する定着装置としては種々の方式のものが提案されている。
このような定着装置の一つに、圧力パッドを用いてエンドレスベルトを定着ロールに圧接させるベルトニップ方式の定着装置が、例えば特許文献1に開示されている。
この定着装置は、定着ロールとエンドレスベルトによって形成されるベルトニップの幅を、従来の定着ロールと加圧ロールとのロールニップの幅よりも容易に大きくすることができるので、高速化への対応が可能になり、しかも装置の小型化を図ることも容易である。
ベルトニップ方式の定着装置では、圧力部材(圧力パッド)によりベルト部材(エンドレスベルト)を定着部材(定着ロール)に圧接させる構成を採用しているので、圧力部材とベルト部材との間には摺動摩擦が発生する。そのため、圧力部材上に低摩擦部材を配置しておき、この低摩擦部材とベルト部材との摺擦面に潤滑剤を塗布することで、圧力部材とベルト部材との摺動性の向上を図っている。
しかしながら、圧力部材上に低摩擦部材を配置した構成においては、圧力部材とベルト部材との間は加圧されているために、ベルト部材と低摩擦部材との摺動部に供給された潤滑剤に対して、摺動部から押し出す方向の力が作用するために摺動部の両端部から潤滑剤の漏洩が生じやすい。
摺動部からの潤滑剤漏洩によって記録材を汚してしまうのを防止するために、低摩擦部材の幅方向に亘る領域の外側において、ベルト部材の内周面に接触して配置された潤滑剤ふき取り部材を配置して対策している。
特開2005−300983号公報
しかしながら、上述の従来技術によると、次のような問題点がある。
特許文献1に開示されている定着装置は、ベルト部材内面に塗布された潤滑剤が長い時間に亘り低摩擦部材を伝わって圧力部材に達し、圧力部材がゴム等の弾性体であると、この圧力部材が潤滑剤を吸収して変形してしまう可能性がある。
そこで本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、加圧パッドを用いた画像加熱装置における加圧パッドの潤滑剤による変形を防止した、長寿命な装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明に係る画像加熱装置の代表的な構成は、記録材上の画像をニップ部で加熱するための加熱回転体と、この加熱回転体を前記ニップ部にて内面から加圧する加圧パッドと、この加圧パッドを覆うように設けられ前記加熱回転体と摺動するシート状部材と、を有する画像加熱装置において、前記加熱回転体の内面に塗布された潤滑剤を吸収することにより前記加圧パッドの膨潤を抑制する潤滑剤吸収部材を有し、この潤滑剤吸収部材が前記シート状部材にて覆われるように構成したことを特徴とする。
上記のように、加熱回転体の内面に塗布された潤滑剤を吸収することにより加圧パッドの膨潤を抑制する潤滑剤吸収部材を有し、この潤滑剤吸収部材がシート状部材にて覆われるように構成したことで、加熱回転体内面に塗布された潤滑剤がシート状部材を伝わって加圧パッドに達することが阻止される。したがって、加圧パッドが潤滑剤起因で変形してしまうこと防止され、装置の長寿命化がなされる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、実施例は本発明における最良の実施の形態の一例ではあるものの、本発明は実施例により限定されるものではない。
(1)画像形成装置例
図1は画像形成装置例の概略構成図である。本例の画像形成装置は、電子写真プロセスを用いてフルカラー画像を得る装置である。
Y・C・M・Kはそれぞれイエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの色トナー画像を形成する4つの電子写真画像形成部であり、下から上に順に配列してある。各画像形成部は、それぞれ、電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)31、帯電器32、現像器33、クリーニング器34等を有する。また、各画像形成部Y・C・M・Kのドラム31にそれぞれ露光を行うことにより静電潜像を形成する光学系35が設けられている。光学系35としてはレーザー走査露光光学系を用いている。
各画像形成部Y・C・M・Kにおいて、ドラム31は矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動され、帯電器32により一様に帯電される。そのドラム31に対して、光学系35より画像データに基づいた走査露光がなされる。これにより、ドラム表面に走査露光画像に対応する静電潜像が形成される。その静電潜像が現像器33によりトナー画像として現像される。すなわち、イエローの画像形成部Yのドラム31にはイエロートナー画像が、シアンの画像形成部Cのドラム31にはシアントナー画像が形成される。また、マゼンタの画像形成部Mのドラム31にはマゼンタトナー画像が、ブラックの画像形成部Kのドラム31にはブラックトナー画像が形成される。
各画像形成部Y・C・M・Kのドラム上に形成された上記の色トナー画像は各ドラムの回転と同期して、ドラムと略等速で矢印の時計方向に回転駆動される中間転写ベルト(以下、ベルトと記す)36上へ所定の位置合わせ状態で順に重畳されて一次転写される。これにより、ベルト36上にフルカラートナー画像が合成形成される。各ドラム31からベルト36へのトナー画像の一次転写は、各画像形成部Y・C・M・Kの一次転写ローラ40に対して、不図示のバイアス電源より、トナーと逆極性の一次転写バイアスを印加されることでなされる。各ドラム上に転写残として残ったトナーは、クリーニング器34により除去される。
ベルト36は、駆動ローラ37、二次転写ローラ対向ローラ38、テンションローラ39の3本のローラに懸回して張架してあり、駆動ローラ37によって駆動される。
一方、給紙カセット41に収納されている記録材(転写材)Pは、給送ローラ42により一枚分離給送される。そして、その記録材Pは、レジストローラ43により所定の制御タイミングで、二次転写ローラ対向ローラ38に懸回されているベルト36部分と二次転写ローラ44とのニップ部に搬送される。ベルト36上に形成された一次転写トナー画像は、二次転写ローラ44に不図示のバイアス印加手段より印加されるトナーと逆極性のバイアスにより、記録材P上に一括転写される。二次転写後にベルト36上に残った二次転写残トナーは中間転写ベルトクリーニング器45により除去される。
トナー画像の二次転写を受けた記録材Pはベルト36から分離されて画像加熱装置である定着装置46に導入され、トナー画像の定着処理を受ける。そして、その記録材Pが排紙パス47を通って排紙トレイ48に送り出される。
(2)定着装置46
図2は本実施例における定着装置46の要部の拡大横断面図と制御系のブロック図である。この定着装置46は電磁誘導加熱方式・ベルトニップ方式の装置である。
ここで、以下の説明において、定着装置またはこれを構成している部材に関して、正面とは、記録材入口側の面から見た面、左右とは装置を正面から見て左または右である。幅方向または幅とは、記録材搬送路面内において記録材搬送方向に直交する方向に並行な方向またはその方向に関する寸法である。上流側と下流側は記録材搬送方向に関して上流側と下流側である。
この定着装置46は、上下に配設した、定着ベルトユニット1と加圧ベルトユニット2を有している。そして、この両ユニット1・2を圧接させて、ユニット1側の定着ベルト3とユニット2側の加圧ベルト11との間に圧接部(定着ニップ部)Nを形成させている。この圧接部Nに、未定着トナー画像tを担持した記録材Pが導入されて挟持搬送されることで、未定着トナー画像tが記録材Pの面に永久固着画像として熱圧定着される。
定着ベルトユニット1は、加熱回転体としての、可撓性を有するエンドレスの定着ベルト3、加圧部材としての定着ベルトガイド部材4、滑性シート状部材としてのガイドカバー5、定着ローラ6、定着ベルト3を加熱するためのコイルアセンブリ7等を有する。ガイド部材4はその左右両端部をユニット1のフレーム(不図示)の左右側板間に非回転に支持させて配設してある。カバー5は、ガイド部材4と定着ベルト3との摩擦抵抗を減らすために、ガイド部材4の定着ベルト内面との対向面を覆わせてガイド部材4に配設してある。定着ローラ6はガイド部材4の下流側においてガイド部材4に並行に配列して、左右両端部を、ユニットフレームの左右側板間に回転可能に支持させて配設してある。定着ベルト3は上記のガイド部材4と定着ローラ6との間に懸回張設して支持させてある。コイルアセンブリ7は、定着ベルト3を誘導加熱する加熱器(加熱源)であり、定着ベルト3の上面に対面させてユニットフレームの左右側板間に支持させて配設してある。
加圧ベルトユニット2は、加熱回転体としての、可撓性を有するエンドレスの加圧ベルト11、加圧部材としての加圧ベルトガイド部材12、滑性シート状部材としてのガイドカバー13、加圧ローラ14、潤滑剤塗布手段としてのオイル塗布ローラ15等を有する。ガイド部材12は、ユニット2のフレーム(不図示)の左右側板間に、左右両端部を支持させて非回転に配設してある。カバー13は、ガイド部材12と加圧ベルト11との摩擦抵抗を減らすために、ガイド部材12の加圧ベルト内面との対向面を覆わせてガイド部材12に配設してある。加圧ローラ14はガイド部材12の下流側においてガイド部材12に並行に配列して、左右両端部をユニットフレームの左右側板間に回転可能に支持させて配設してある。加圧ベルト11は上記のガイド部材12と加圧ローラ14との間に懸回張設して支持させてある。オイル塗布ローラ15は、加圧ベルト11とカバー13との摩擦抵抗を減らすために、加圧ベルト11の内面に潤滑剤としてのシリコーンオイルを塗布するものである。このローラ15は、加圧ベルト11の内面に接触させて、左右両端部をユニット枠体の左右側板間に回転可能に支持させて配設してある。
1)定着ベルト3
図3は定着ベルト3の層構成模型図である。本実施例において、定着ベルト3は、電気鋳造法によって製造した、内径が34mm、厚みが75μm、の可撓性を有するエンドレスのニッケルベルトを基層3aとしている。この基層3aの外周には、弾性層3bとして、耐熱性シリコーンゴム層を形成してある。このゴム層の厚さは100〜1000μmの範囲で選択可能である。定着ベルト3の熱容量を小さくしてウォーミングアップタイムを短縮し、かつカラー画像を定着するときに好適な定着画像を得ることを考慮して、本実施例では、このゴム層は400μmの厚みで設けられている。このシリコーンゴムは、JIS−A20度の硬度を持ち、熱伝導率は0.8W/mKである。更に、この弾性層3bの外周には、表面離型層3cとして、フッ素樹脂層(例えばPFAやPTFE)が30μmの厚みで設けられる。また、基層3aの内面には、定着ベルト内包物との摺動摩擦を低下させるために、滑性層3dとして、フッ素樹脂やポリイミドなどの樹脂層を10〜50μm設けても良い。本実施例では、この滑性層3dとして、ポリイミド層を14μm厚で設けた。
基層3aは、ニッケル層のほかに、鉄合金や銅、銀などの他の金属層を適宜選択可能である。また、樹脂基層にそれら金属を積層させるなどの構成でも良い。金属層の厚みは、後で説明するコイルアセンブリ7に流す高周波電流の周波数と金属層の透磁率・導電率に応じて調整して良く、5〜200μm程度の間で設定すると良い。
2)定着ベルトガイド部材4とガイドカバー5
図4の(a)は定着ベルトガイド部材4の外観斜視図、(b)はガイドカバー5の外観斜視図である。ガイド部材4は樹脂成形品であり、本実施例ではPPS製である。このガイド部材4の定着ベルト掛け回し部4aは略半円柱部にしてある。また、このガイド部材4は、圧接部Nでの圧力抜けを防止するために、圧接部Nにおいて、定着ローラ6に可能な限り接近させて張り出し延長部4bを具備させてある。ガイド部材4の定着ベルト3の内面と接する部分には、部材幅方向(部材長手)に沿って、間隔をあけて、定着ベルト移動方向に伸びた複数本のリブ4cを設けてある。リブ4cは、ガイド部材4がカバー5を介して定着ベルト3の内面と接触する面積を減らして、摩擦抵抗を減らすために、また、加熱した定着ベルト3からガイド部材4への熱の伝導を減少させて、効率よく定着ベルト3を高温に保つために設けられている。ただし、圧接部Nでは定着ベルト3と加圧ベルト11を加圧するために、上記の張り出し延長部4bの面にはリブは設けていない。また、定着ベルト3の幅方向の温度を均一化するために、ガイド部材4には幅方向に沿ってヒートパイプ4dを配置した。ガイド部材4は左右両端部にそれぞれ具備させた突起部4eを、ユニットフレームの左右側板側の係合部に係合させることで左右側板間に支持させて配設される。また、このガイド部材4は、定着ベルト3のテンション部材としても機能させていて、本実施例では、定着ベルト3に49N(5kgf)の張力を与えている。
カバー5は、定着ベルト3とガイド部材4との摩擦抵抗を減らすための滑性シート状部材であり、ガイド部材4の定着ベルト内面との対向面を覆わせてガイド部材4に配設してある。このカバー5は、定着ベルト内面との摩擦係数が、ガイド部材4との摩擦係数よりも小さい部材であり、たとえば、ガラス繊維製のクロスをフッ素樹脂でコーティングしたものや、シート状のポリイミドなどを用いるとよい。本実施例では、後者のシート状のポリイミドを採用している。このカバー5は、ガイド部材4の定着ベルト回転方向上流部分においてビス4fで固定して、ガイド部材4の定着ベルト内面との対向面を覆わせてガイド部材4に配設してある。
3)定着ローラ6
本実施例において、定着ローラ6は、芯金6aの外周面に弾性層6bを設けた、外径20mmの弾性ローラである。芯金6aは、幅方向中央部(長手中央部)の径が18.5mmで、両端部の径が18mmのクラウン形状の鉄合金製の芯金を用いた。弾性層6bは、定着ローラ6の熱伝導率を小さくして定着ベルト3からの熱伝導を少なくするために、シリコーンゴム層としている。定着ローラ6の幅方向中央部(長手中央部)での硬度はASK−C硬度計で約60度である。芯金6aにテーパー形状をつけているのは、加圧した時に定着ローラ6が撓んでも、加圧ローラ11との圧接部のベルト移動方向における幅を圧接部長手にわたって均一にするためである。
定着ローラ6は、制御回路100で制御されるモータM1の駆動力が駆動伝達系(不図示)を介して伝達されることで、図2において矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。この定着ローラ6の回転により、定着ローラ6とガイド部材4との間に懸回張設されている定着ベルト3も、定着ローラ6の外面のシリコーンゴム層6bと定着ベルト3の内面のポリイミド層3dとの摩擦によって矢印の時計方向に回転する。従って、定着ベルト3をスリップなく回転駆動するためには、定着ベルト3の内面と定着ローラ6との摩擦は大きい方が良い。また、カバー5によってガイド部材4と定着ベルト3との摺動摩擦が小さくなるので、定着ベルト3をスリップ無く安定して回転させることが出来る。
4)コイルアセンブリ7
定着ベルト3の加熱器としてのコイルアセンブリ7は、誘導加熱コイル7aと、コイル7aによって発生した磁界が定着ベルト3の金属層3a以外に漏れないようにコイル7aを覆った磁性体コア7bを有している。そして、そのコイル7aとコア7bは、電気絶縁性の樹脂によって一体にモールドされている。定着ベルト3とコイル7aは厚さ1.5mmのモールドにより電気絶縁の状態を保ち、定着ベルト3とコイル7aとの間隔は2.5mm(モールド表面と定着ベルト表面の距離は1.0mm)で一定であり、定着ベルト3は均一に加熱される。コイル7aは、記録材Pの通紙幅方向(記録材Pの搬送方向に直交する方向)に沿っての長さが、画像形成に供される最大通紙幅の記録材Pのその通紙幅よりも長くなるように形成されている。定着ベルト3が回転駆動されている状態において、上述のコイル7aには、励磁回路101から20〜50kHzの高周波電流が流される。これにより、定着ベルト3の金属層3aが誘導発熱して、定着ベルト3が加熱される。定着ベルト3の温度が定着ベルト3の内面に弾性的に接触させて配設した温度センサTHにより検出される。この温度センサTHにより検出される定着ベルトの温度に関する電気的情報が制御回路100に入力する。制御回路100は、この入力温度データを基に、励磁回路101からコイル7aへの高周波電流の周波数を変化させてコイル7aに入力する電力を制御して、温度センサTHで検出される定着ベルト温度が目標温度(例えば170℃)で一定になるように温調する。
5)加圧ベルト11
図5は加圧ベルト11の層構成模型図である。本実施例において、加圧ベルト11は、内径が34mm、厚みが50μm、の可撓性を有するエンドレスのポリイミドベルトを基層11aとしている。この基層11aの外周面には、離型層11bとして、フッ素樹脂であるPFAチューブを30μmの厚みで設けた。ガイドカバー13との摺動摩擦を少なくするために、基層11aであるポリイミドベルトにフッ素樹脂の微粒子を分散させておくと良い。
6)加圧ベルトガイド部材12、ガイドカバー13、オイル塗布ローラ15
図6は加圧ベルトガイド部材12の外観斜視図である。ガイド部材12は樹脂成形品であり、本実施例ではPPS製である。このガイド部材12の加圧ベルト掛け回し部12aは略半円柱部にしてある。また、このガイド部材12には、圧接部Nでの圧力抜けを防止するために、圧接部Nにおいて加圧ローラ14に可能な限り接近させて、張り出し延長部12bを具備させてある。また、圧接部Nでの定着ベルト3と加圧ベルト11との密着性を良くする為に、張り出し延長部12bの加圧ベルト対向面側は、加圧パッドとして弾性体部12dとしてある。本実施例では、ガイド部材12の張り出し延長部(ベース部材)12bにシリコーンゴム板を接着して加圧パッド12dとしてある。ガイド部材12の加圧ベルト11の内面と接する部分には、部材幅方向に沿って、間隔をあけて、加圧ベルト移動方向に伸びた複数本のリブ12cを設けてある。リブ12cは、ガイド部材12がカバー13を介して加圧ベルト11の内面と接触する面積を減らして、摩擦抵抗を減らすために設けられている。ただし、圧接部Nでは加圧ベルト11と定着ベルト6とを加圧するために、張り出し延長部12bに設けた加圧パッド12dの面にはリブは設けていない。
また、上記の弾性体部12dの左右両端部側には、それぞれ、潤滑剤吸収部材としての、アラミド繊維からなるオイル吸収フェルト12eを加圧パッド端部に対して非接触な位置に配置してある。本実施例においては、その左右のオイル吸収フェルト12eをそれぞれその側の加圧パッド端部から1mmの距離を離して張り出し延長部(ベース部材)12bに固定支持させて配設してある。αはオイル吸収フェルト12eと加圧パッド端部との離間部である。
ガイド部材12は左右両端部にそれぞれ具備させた突部12fを、ユニット枠体の左右側板側の係合部に係合させることで左右側板間に支持させて配設される。また、このガイド部材12は、テンション部材としても機能させていて、本実施例では、加圧ベルト12に対して49N(5kgf)の張力を与えている。
カバー13は、加圧ベルト11とガイド部材12との摩擦抵抗を減らすための滑性シート状部材であり、ガイド部材12の加圧ベルト内面との対向面を覆わせてガイド部材12に配設してある。このカバー13は、加圧ベルト内面との摩擦係数が、ガイド部材12との摩擦係数よりも小さい部材である。このカバー13には、たとえば、ガラス繊維製のクロスをフッ素樹脂でコーティングしたものや、凹凸を設けて加圧ベルト内面との接触面積を減らすように工夫したシート状のポリイミドなどを用いるとよい。本実施例では、後者のシート状のポリイミドを採用している。
本実施例では、エンドレスベルト状のカバー13を用い、その内側にガイド部材12を挿入し、ガイド部材12の定着ベルト回転方向上流部分においてビス12gで固定している。これにより、カバー13を、ガイド部材12の加圧ベルト内面との対向面を覆わせて、ガイド部材12に配設してある。
上記した左右のオイル吸収フェルト12eは、それぞれ、図7のように、カバー13の左右両端部の内側に位置していて、カバー13の内面に接触している。
オイル塗布ローラ15は、加圧ベルト11とカバー13との摩擦抵抗を更に減らすために、加圧ベルト11の内面に潤滑剤としてのシリコーンオイルを塗布するものである。このローラ15は、芯金回りにフェルト層を設け、フェルト層に潤滑剤としてのシリコーンオイルを含浸保持させたものであり、加圧ベルト11の内面に接触させて、左右両端部をユニット枠体の左右側板間に回転可能に支持させて配設してある。このローラ15は、加圧ベルト11の回転に従動して回転して、加圧ベルト11の内面に適量のシリコーンオイルを塗布する。
7)加圧ローラ14
本実施例において、加圧ローラ14は、内径が17mmで、幅方向中央部(長手中央部)の外径が23mm、両端部の外径が22mmである、クラウン形状の鉄合金製のローラを用いた。加圧ローラ14の外径形状にテーパー形状をつけているのは、前述した定着ローラ5と同様の理由であり、加圧した時に加圧ローラ14が撓んでも定着ローラ5との圧接部のベルト移動方向における幅を圧接部長手にわたって均一にするためである。
加圧ローラ14は、制御回路100で制御されるモータM2の駆動力が駆動伝達系(不図示)を介して伝達されることで、図2において矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。この加圧ローラ14の回転により、加圧ローラ14とガイド部材12との間に懸回張設されている加圧ベルト11も、加圧ローラ14の表面と加圧ベルト11の内面層であるポリイミド層11aとの摩擦によって矢印の反時計方向に回転する。この場合、カバー13によって、ガイド部材12と加圧ベルト11との摺動摩擦が小さくなる。また、オイル塗布ローラ15による加圧ベルト内面に対するシリコーンオイルの塗布で、カバー13と加圧ベルト11との摺動摩擦が小さくなる。
加圧ベルトユニット2は、制御回路100で制御される移動機構102によって、定着ベルトユニット1に対して、図2のように、所定の加圧力で圧接された着状態と、図8のように、定着ベルトユニット1から離間された脱状態と、に切換え移動される。
移動機構102の具体的構成は図には省略したけれども、適宜の機構構成が可能である。例えば、ユニット2をユニット1に対して持ち上げ移動して所定に圧接させる加圧バネを具備させて着状態を保持させる。また、その加圧バネに抗してユニット2をユニット1から下げ移動して脱状態に保持するカム部材を具備させる。そして、制御回路100で制御されるモータによりカム部材の回転角を制御することで、ユニット2を上記の着状態または脱状態に切換え移動させる。
制御回路100は、定着動作時においては、ユニット2がユニット1に対して着状態に保持されるように移動機構102を制御する。この着状態において、ユニット2の加圧部材であるガイド部材12が、加圧ベルト11と定着ベルト3を挟んで、ユニット1側の加圧部材であるガイド部材4に向かって、本実施例では、392N(40kgf)で加圧される。また、ユニット2の加圧ローラ14が、加圧ベルト11と定着ベルト3とを挟んで、ユニット1側の定着ローラ6に向かって、本実施例では、392Nで加圧される。
その結果、定着ベルト3と加圧ベルト11との圧接部Nのベルト回転方向の幅は本実施例では約15mmになる。また、圧接部Nにおける上下のガイド部材4・12の対よりも、上下のローラ6・14の対の位置のほうが単位面積あたりの圧力が高い。そのため、上下のローラ6・14でそれぞれのベルト3・11を駆動すれば、両方のベルト3・11ともスリップ無く安定して回転させることが出来る。
また、回転する定着ベルト3と加圧ベルト11は、回転状態にあっても幅方向への寄り移動力が比較的小さい。つまり、定着ベルト3と加圧ベルト11を幅方向にずらそうとする力がそれぞれのベルトの強度を考慮して小さい。このため、ベルトの幅方向の寄りを規制するための手段としては、定着ベルト3と加圧ベルト11の端部を単純に受け止めるだけのフランジ部材を設ければ十分であり、これにより、定着装置の構成を簡略化できるという利点がある。
また、定着ローラ6に比べて加圧ローラ14の方が硬い。そのため、定着ベルト3と加圧ベルト11との圧接部出口では定着ローラ6の変形が大きくなり、結果、定着ベルト3も大きく変形し、トナー画像が自己分離して良好に記録材Pを定着ベルト3から分離・搬送できる。
上下のガイド部材4・12がそれぞれ定着ローラ6、加圧ローラ14の近傍まで配置されているおり、図9に示したように、圧接部Nでの圧抜けが無い。圧接部Nで圧力が無い部分があると、定着ベルト3と記録材Pとが離間してしまったり、定着ベルト3と記録材Pとの速度差によってトナー画像tが乱れてしまうなどの問題が発生する。本実施例ではそれが防止できる。
本実施例においては、制御回路100は、定着動作時以外は、加圧ベルトユニット2が定着ベルトユニット1から離間した脱状態に保持されるように移動機構102を制御する。定着装置46のウォーミングアップタイム時も、ユニット2を脱状態に保持させたままにして、モータM1とM2を起動して定着ベルト3と加圧ベルト11を回転させるとともに、励磁回路101からコイルアセンブリ7に電力供給する。すなわち、定着ベルト3の加熱立ち上げする。こうすることで、定着ベルト3の熱が加圧ベルト11に伝導しないので、定着装置46のウォーミングアップタイムが、ユニット2が着状態の場合よりも短縮される。本実施例の定着装置の場合は、加圧ベルト11が定着ベルト1から離間している状態だと、例えば誘導加熱コイル7aに1200W入力すると、定着ベルト温度は約18秒で目標温度である170℃に到達する。
また、制御回路100は、少なくとも画像形成実行時には、ユニット2がユニット1に対して所定の加圧力にて圧接した着状態に保持されるように移動機構102を制御する。この着状態においては、モータM1・M2、励磁回路101はオンであり、定着ベルト3と加圧ベルト11が回転駆動されており、定着ベルト3が所定の温度に加熱温調されている。この状態において、二次転写部側から搬送されてくる、未定着トナー画像tを担持した記録材Pが定着装置46に導入され、ガイド部材46aに案内されて、定着ベルト3と加圧ベルト11の圧接部Nに進入する。記録材Pのトナー画像担持面側が定着ベルト3の面に対面する。記録材Pは圧接部Nにおいて定着ベルト3の外周面に密着し、定着ベルト3と一緒に圧接部Nを挟持搬送されていくことにより、主に定着ベルト3の熱が付与され、また圧接部Nの加圧力を受けて未定着トナー画像tが記録材Pの表面に熱圧定着される。圧接部Nを通った記録材Pは、定着ベルト3の表面の圧接部Nの出口部分の変形によって、定着ベルト3の外周面から自己分離されて定着装置外へ搬送される。
定着ベルト3と加圧ベルト11は、二次転写部側から搬送される記録材Pの搬送速度とほぼ同一の周速度でシワなく回転駆動される。本実施例の場合、定着ベルト3と加圧ベルト11の表面回転速度が300mm/secで回転し、フルカラーの画像を1分間にA4サイズ70枚定着することが可能である。
(3)潤滑剤起因による加圧パッド12dの変形防止対策
図7において
W13:加圧ベルトユニット2側の加圧部材であるガイド部材12を覆っている滑性シート状部材であるカバー部材13の幅
W11:加圧ベルト11の幅
W3:定着ベルト3の幅
W5:定着ベルトユニット1側の加圧部材であるガイド部材4を覆っている滑性シート状部材であるカバー部材5の幅
W12d:ガイド部材12の加圧パッドであるシリコーンゴム板部12dの幅
WP:画像形成に供される記録剤Pの最大通紙幅(中央基準搬送、または片側基準搬送)
W12e:加圧パッド12dの左右両端部側にそれぞれ配設した潤滑剤吸収部材であるオイル吸収フェルト12eの幅
Wα:加圧パッド12dの端部とオイル吸収フェルト12eとの離間部αの幅
である。
本実施例においては、上記の各幅を、
W13>W11>W3>W5>W12d>WP
のように設定している。
そして、カバー部材13の幅W13は、シリコーンゴム板部12dの幅W12dと、その左右両端部側のオイル吸収フェルト12eの幅W12eと、離間部αの幅Wαを合計した幅(W12d+2W12e+2Wα)よりも約20mm大きくしてある。すなわち、カバー部材13の左右両端部をそれぞれの側のオイル吸収フェルト12eよりも約10mmずつ外側に張り出させて、左右のオイル吸収フェルト12eをそれぞれカバー部材13の内側に位置させ、かつカバー部材13の内面に接触させて配設してある。
この構成により、圧接部Nにおける加圧ベルト11とカバー部材13との圧接摺動部の幅方向両端部から押し出されて漏洩したオイルが、装置の長時間の使用によってカバー部材13を伝わってガイド部材12の加圧パッド12dに達することが防止される。即ち、上記の漏洩オイルが、カバー部材13の外面、端面、内面を伝ってカバー部材13の内側のガイド部材12側に回り込んできても、ガイド部材12の加圧パッド12dに達する前にカバー部材13の内側のオイル吸収フェルト12eに吸収される。これにより、オイルがガイド部材12の加圧パッド12dに到達することが防止される。また、オイル吸収フェルト12eは加圧パッド12dの端部から離間させて配設することで、オイルを吸収したフェルト12eの接触によるゴム板部12dのオイル濡れも防止される。従って、加圧パッドであるゴム板部12dの潤滑剤起因による変形が防止される。
本実施例のようにオイル吸収フェルト12eを用いた場合には、20万枚定着した後でも、ゴム板部12dにはシリコーンオイルが達しておらず、良好な状態を保っていた。
これに対して、オイル吸収フェルト12eがない場合は、耐久試験を行ったところA4の記録材(縦送り)を5万枚定着したあたりで、オイル塗布ローラ15による潤滑剤としてのシリコーンオイルが加圧パッド12dに達した。更に10万枚定着したときには、加圧パッド12dがシリコーンオイルで膨潤しており、膨潤した部分の体積が膨張して、圧接部N内の圧力が局所的に増加し、記録材に紙シワが発生してしまった。
また、W13>W11の幅関係により、上記の漏洩オイルが、加圧ベルト11の上面に回り込んで加圧ベルト11と定着ベルト3との圧接部に至ることが防止される。これにより、圧接部Nを挟持搬送される記録材Pのオイル汚れが防止される。
以上説明したように、本実施例では圧力部材としてのベルトガイド部材12に潤滑剤吸収部材としてのオイル吸収フェルト12eを配置したことで、ベルトガイド部材12の加圧パッド12dが潤滑剤によって膨潤されることなく、長寿命な定着装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することが可能となった。
(4)その他
1)上記の実施例において、加圧ベルト11も加熱器で加熱する装置構成にすることもできる。
2)加熱回転体である定着ベルト3または加圧ベルト11のどちらか一方をローラ部材にした装置構成にすることもできる。
3)加熱回転体の加熱器は電磁誘導加熱以外の、例えばハロゲンヒータや赤外線ランプ等の加熱器にした装置構成にすることもできる。
3)実施例では画像加熱装置として定着装置を説明したが、トナー画像を仮定着する装置や、記録材に既に定着されているトナー画像を再度加熱することにより画像の光沢度を向上(調整)する光沢度付与装置等にも本発明を適用することが可能である。
画像形成装置例の概略構成図 定着装置の要部の拡大横断面図と制御系のブロック図 定着ベルトの層構成模型図 (a)は定着ベルトガイド部材の外観斜視図、(b)はガイドカバーの外観斜視図 加圧ベルトの層構成模型図 加圧ベルトガイド部材の外観斜視図 潤滑剤による加圧部材の変形防止対策の説明図 加圧ベルトユニットが脱状態時の図 圧接部(定着ニップ部)の記録材搬送方向の圧分布図
符号の説明
1・・定着ベルトユニット、2・・加圧ベルトユニット、3・・定着ベルト(第1の回転部材)、4・・定着ベルトガイド部材(加圧部材)、5・・ガイドカバー(低摩擦のシート部材)、6・・定着ローラ、7・・コイルアセンブリ(定着ベルト加熱手段)、11・・加圧ベルト(第2の回転部材)、12・・加圧ベルトガイド部材(加圧部材)、12d・・加圧パッド(シリコーンゴム板:弾性体部)、12e・・オイル吸収フェルト(潤滑剤吸収部材)、13・・ガイドカバー(低摩擦のシート部材)、14・・加圧ローラ、15・・オイル塗布ローラ(潤滑剤塗布ローラ)

Claims (2)

  1. 記録材上の画像をニップ部で加熱するための加熱回転体と、この加熱回転体を前記ニップ部にて内面から加圧する加圧パッドと、この加圧パッドを覆うように設けられ前記加熱回転体と摺動するシート状部材と、を有する画像加熱装置において、
    前記加熱回転体の内面に塗布された潤滑剤を吸収することにより前記加圧パッドの膨潤を抑制する潤滑剤吸収部材を有し、この潤滑剤吸収部材が前記シート状部材にて覆われるように構成したことを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記加圧パッドはベース部材とこのベース部材上に設けられた弾性体とを有し、前記潤滑剤吸収部材は前記弾性体との間でギャップを有するように前記ベース部材上に設けられていることを特徴とする請求項1の画像加熱装置。
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