JP2007271888A - 表示パネルのフィルム貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】貼付ローラにより偏光フィルムを表示パネルに貼付する際、貼付ローラの幅が表示パネルの幅よりも大きい場合においても、貼付ローラの偏摩耗を防止する。
【解決手段】テーブル面11の面積が載置される表示パネルPよりも大きなワークテーブル1と、テーブル面11の幅とほぼ同じ軸長を有する貼付ローラ22を備えテーブル面11に対して相対的に移動可能な貼付機本体2とを含み、所定の押圧力をかけて貼付ローラ22を移動させて、フィルム供給手段により供給されるフィルムAを表示パネルPに貼付する表示パネルのフィルム貼付装置において、テーブル面11のうちの表示パネルPが載置されないパネル非載置面に、貼付ローラ22の移動方向に沿って分割された複数のスペーサ14を配置し、スペーサ14の各上面により、パネル非載置面に表示パネルPに貼付されるフィルム面とほぼ同一の平面を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】テーブル面11の面積が載置される表示パネルPよりも大きなワークテーブル1と、テーブル面11の幅とほぼ同じ軸長を有する貼付ローラ22を備えテーブル面11に対して相対的に移動可能な貼付機本体2とを含み、所定の押圧力をかけて貼付ローラ22を移動させて、フィルム供給手段により供給されるフィルムAを表示パネルPに貼付する表示パネルのフィルム貼付装置において、テーブル面11のうちの表示パネルPが載置されないパネル非載置面に、貼付ローラ22の移動方向に沿って分割された複数のスペーサ14を配置し、スペーサ14の各上面により、パネル非載置面に表示パネルPに貼付されるフィルム面とほぼ同一の平面を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示パネルのフィルム貼付装置に関し、さらに詳しくいえば、フィルム貼付に使用する貼付ローラの偏摩耗を防止する技術に関するものである。
表示パネルには、液晶パネルのほかに有機ELパネル,プラズマディスプレイパネルなどが含まれ、通常、これら各表示パネルには、種々の光学フィルムが貼付されるが、このうちの液晶パネルについて言えば、偏光フィルムが必須として貼付される。また、これとは別に位相差フィルムが貼付されることもある。
偏光フィルムを液晶パネルに貼付するには、その偏光軸に狂いが生じないように、また、異物などが噛み込まないようにするため、クリーンな環境のもとで高精度な貼付が行われる必要がある。このような偏光フィルム貼付工程を効率的に実現するために、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
その一例として、従来の偏光フィルム貼付装置を図4ないし図6により説明する。図4は従来の偏光フィルム貼付装置を示す正面図,図5はその側面図、図6はこの従来の偏光フィルム貼付装置に用いられるワークテーブルの平面図(いずれも模式図)である。
この偏光フィルム貼付装置は、ワークとしての液晶パネルPが載置されるテーブル面11を有するワークテーブル1と、図示しないフィルム供給手段により液晶パネルP上に供給される偏光フィルムAを液晶パネルPに貼付する貼付機本体2とを備える。なお、図示しないが、偏光フィルムAの片面(液晶パネルPと対向する側の面)には、粘着材があらかじめ塗布されている。
テーブル面11には、液晶パネルPを所定の位置に位置決めする位置決め手段が設けられており、この例での位置決め手段は、液晶パネルPの隣接する2辺P1,Pに当接するように突設された第1および第2の2つのストッパー12,13からなる。
この例では、第1のストッパー12はテーブル11上に突設された角柱状からなり、第2のストッパー13は円柱状のピンとして形成されているが、そのいずれも液晶パネルPの表面(偏光フィルム貼付面)から突出しない高さとされている。
図示されていないが、ワークテーブル1には負圧吸着手段が設けられており、これにより、液晶パネルPが第1および第2の2つのストッパー12,13にて規定される位置から動かないように固定される。
貼付機本体2は、図示しないシリンダなどの駆動手段によりワークテーブル1のテーブル面11に対して水平方向および垂直方向に相対的に移動可能な貼付ヘッド21と、貼付ヘッド21に支持される貼付ローラ22とを備えている。
貼付ローラ22はゴム等の弾性体からなり、図4に示すように、その両端が貼付ヘッド21に支持されている。なお、偏光フィルムAは、図示しないフィルム供給手段に支持されている原反ロールから液晶パネルPに見合った大きさに切断されて液晶パネルP上に供給される。
偏光フィルムAを液晶パネルPに貼り付けるには、図6に示すように、まず、液晶パネルPを第1および第2のストッパー12,13に突き当てて位置決めし、図示しない負圧吸着手段により液晶パネルPをテーブル面11上に固定する。次に、図4および図5に示すように、貼付機本体2を液晶パネルPの一端側に位置させたのち、貼付ローラ22を下降させて偏光フィルムAの端部を液晶パネルPの端部に接触させる。
そして、貼付ローラ22に所定の押圧力をかけた状態で、図5の矢印Xに示すように、貼付ヘッド21を水平方向に移動させて、貼付ローラ22を液晶パネルPの一端側から他端側に向けて転動させる。このようにして、貼付ローラ22の押圧力によって偏光フィルムAが液晶パネルPに貼り付けられる。
しかしながら、上記従来装置には貼付ローラ22が偏摩耗するという課題があった。すなわち、この種の偏光フィルム貼付装置は、通常、サイズの異なる液晶パネルにも対応できるように汎用性を持たせるため、ワークテーブル1にフィルム貼付が予定される最大サイズの液晶パネルPよりも大きな面積のテーブル面11を有するワークテーブルを用いるとともに、これに合わせて、貼付ローラ22にもそのテーブル面11の幅11Wとほぼ同じ長さの貼付ローラ22を用いるようにしている。
したがって、図4および図6に示すように、小判サイズの液晶パネルPに偏光フィルムAを貼付する場合、貼付ローラ22に液晶パネルPのエッジ部分を境として液晶パネルPに接触する部分と接触しない部分とが存在することになる。
この場合、液晶パネルPは硬いガラス基板からなるのに対して、貼付ローラ22はゴム等の弾性材料からなり、貼付ローラ22の押圧力によって貼付ローラ22が液晶パネルPのエッジ部分に食い込むため、貼付作業を繰り返していくうちに、その食い込み部分に摩耗(偏摩耗)が発生する。そのため、貼付ローラ22の摩耗によって生ずる削れカスが偏光フィルムに付着し、これが原因で表示不良が発生することがある。
また、貼付ローラ22は貼付ヘッド21に支持された状態で一定の押圧力で偏光フィルムAを液晶パネルPに対して押圧するようにしているが、液晶パネルPに対する接触部分と非接触部分とでは負荷が異なるため、貼付作業を繰り返していくうちに、貼付ローラ22のテーブル面11に対する平行度が徐々に狂ってくる。
そうすると、偏光フィルム11に対する貼付ローラ22の押圧力が均等ではなく、そのエッジ部分側の押圧力が強くなるため、その結果、偏光フィルムAにθずれ(フィルム面と直交する軸線を中心とする回転方向のずれ)が生じ、これが偏光軸の狂いをもたらし、表示不良となることがある。
このような問題は、液晶パネル以外の表示パネルにおいても発生し、また、偏光フィルムだけでなく、他の光学フィルム(例えば、位相差フィルム)を貼付する場合にも、同様に発生することがある。
したがって、本発明の課題は、貼付ローラにより偏光フィルムを表示パネルに貼付するにあたって、貼付ローラの幅が表示パネルの幅よりも大きく、したがって貼付ローラの一部分にて偏光フィルムを液晶パネルに貼付する場合においても、貼付ローラの偏摩耗を確実に防止することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、テーブル面の面積がワークとして載置される表示パネルよりも大きく、かつ、上記表示パネルに対する位置決め手段を有するワークテーブルと、上記テーブル面の幅とほぼ同じ軸長である貼付ローラを有し、上記テーブル面に対し上記貼付ローラの軸線と直交する方向に相対的に移動可能な貼付機本体と、上記テーブル面に載置されている上記表示パネルに所定のフィルムを供給するフィルム供給手段とを含み、上記貼付機本体により所定の押圧力をかけて上記貼付ローラを移動させて、上記フィルム供給手段により供給される上記フィルムを上記表示パネルに貼付する表示パネルのフィルム貼付装置において、上記テーブル面のうちの上記表示パネルが載置されないパネル非載置面に、上記貼付ローラの移動方向に沿って分割された複数のスペーサが配置され、上記スペーサの各上面により、上記パネル非載置面に上記表示パネルに貼付される上記フィルム面とほぼ同一の平面が提供されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記各スペーサが、上記テーブル面を最下降位置として昇降手段により高さ調整可能であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2において、上記昇降手段として、ステッピングモータにより駆動される送りねじ軸が用いられることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1ないし3のいずれか1項において、上記各スペーサ間の間隔が5mm以下であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1ないし4のいずれか1項において、上記表示パネルと、上記表示パネルに隣接する上記スペーサとの間隔が上記貼付ローラの軸長の1/5以下であることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1において、上記位置決め手段は上記表示パネルの隣接する2辺に当接するストッパーを備え、上記各ストッパーが昇降手段により高さ調整可能であり、少なくともフィルム貼付時に、上記各ストッパーの上面が上記表示パネルに貼付される上記フィルム面とほぼ同一高さに揃えられることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ワークテーブルのテーブル面のうちの表示パネルが載置されないパネル非載置面に、貼付ローラの移動方向に沿って分割された複数のスペーサが配置され、スペーサの各上面により、パネル非載置面に表示パネルに貼付されるフィルム面とほぼ同一の平面が提供されることにより、貼付ローラの全面にわたってほぼ均一に負荷(圧力抵抗)がかけられることになるため、局所的に偏摩耗が生じることがない。したがって、貼付ローラの削りカスなどによるフィルムへの異物付着や、貼付ローラのテーブル面に対する平行度の狂いによるフィルムのθずれも発生しない。
各スペーサをテーブル面を最下降位置として昇降手段により高さ調整可能とした請求項2に記載の発明によれば、表示パネルのサイズが異なる場合にも、そのパネル非載置面にスペーサの各上面により表示パネルに貼付されるフィルム面とほぼ同一の平面を提供することができる。
スペーサの昇降手段としてステッピングモータにより駆動される送りねじ軸を用いるようにした請求項3に記載の発明によれば、スペーサの高さ位置を例えば1mm以下の単位で高精度に制御することができる。
各スペーサ間の間隔を5mm以下とした請求項4に記載の発明によれば、各スペーサ部分での貼付ローラに対する負荷をほぼ均一とすることができる。
表示パネルと、表示パネルに隣接するスペーサとの間隔を貼付ローラの軸長の1/5以下とした請求項5に記載の発明によれば、表示パネルとスペーサとの間における貼付ローラの偏摩耗を防止することができる。
位置決め手段が表示パネルの隣接する2辺に当接するストッパーからなり、各ストッパーが昇降手段により高さ調整可能であり、少なくともフィルム貼付時に、各ストッパーの上面を表示パネルに貼付されるフィルム面とほぼ同一高さに揃えるようにした請求項6に記載の発明によれば、貼付ローラの位置決め手段側での偏摩耗をも防止できる。
次に、図1ないし図3により、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明によるフィルム貼付装置を模式的に示す図2のI−I線に沿った断面図,図2は本発明によるフィルム貼付装置のテーブル面を模式的に示す平面図,図3はスペーサの上下駆動機構を示す模式図である。なお、この実施形態の説明において、先に説明した従来例と変更を要しない構成要素には同じ参照符号を付している。
図1および図2に示すように、このフィルム貼付装置においても、先に説明した従来例と同じく、表示パネルが載置されるワークテーブル1と、ワークテーブル1上で表示パネルにフィルムを貼付する貼付機本体2とを備える。
この例において、表示パネルは液晶パネルPであり、これに貼付されるフィルムは偏光フィルムAである。なお、偏光フィルムAは、図示しないフィルム供給手段に支持されている原反ロールから液晶パネルPに見合った大きさに切断されて液晶パネルP上に供給されてよい。
ワークテーブル1のテーブル面11は、サイズの異なる液晶パネルPにも対応できるようにするため、すなわち汎用性を持たせるため、フィルム貼付が予定される最大サイズの液晶パネルPよりも大きな面積を有している。
テーブル面11には、液晶パネルPの位置決め手段として、液晶パネルPの隣接する2つの側辺P1,P2に当接するように突設された第1および第2のストッパー12,13が設けられている。この場合、小判サイズから大判サイズの液晶パネルPまでを載置可能とするため、第1および第2のストッパー12,13は、テーブル面11の片隅(この例では、図2の左下隅)に配置される。
上記従来例と同じく、第1のストッパー12は液晶パネルPの一方の側辺P1と面接触するように突設された角柱状で、第2のストッパー13は液晶パネルPの他方の側辺P2と接触するように突設された円柱状であってよく、液晶パネルPをこれらのストッパー12,13に突き当てることにより、その位置決めを行うことができる。
また、この例においても、ワークテーブル1には、図示しない負圧吸着手段が備えられており、第1および第2のストッパー12,13により液晶パネルPを位置決めした後に、その負圧吸着手段により液晶パネルPを確実に固定することができる。
貼付機本体2は、上記従来例と同じく、図示しないシリンダなどの駆動手段によりワークテーブル1のテーブル面11に対して水平方向および垂直方向に相対的に移動可能な貼付ヘッド21と、テーブル面11に対して平行となるように貼付ヘッド21に支持される貼付ローラ22とを備えている。
貼付ローラ22はゴム等の弾性体からなり、テーブル面11を横切るように、テーブル面11の幅11Wと同じ長さ(軸長)を有している。貼付ローラ22は、液晶パネルPに偏光フィルムAを貼付する際、テーブル面11の図2における左端側の初期位置から右端側に向けて矢印X方向に移動する。貼付後は、テーブル面11から持ち上げられて、左端側の初期位置に戻される。
ところで、テーブル面11は液晶パネルPよりも大きいため、テーブル面11には液晶パネルPが載置されないパネル非載置面が存在し、パネル載置面とパネル非載置面との間に貼付ローラ22が偏摩耗する原因となる段差が生ずる。
そこで、本発明では、パネル載置面とパネル非載置面との間に段差が生じないようにするため、パネル非載置面に貼付ローラ22の移動方向(矢印X方向)に沿って分割された複数,この例では4つのスペーサ14a〜14dが配置される。なお、各スペーサ14a〜14dを区別する必要がない場合には、単にスペーサ14という。
図1に示すように、スペーサ14の上面により、パネル非載置面にパネル載置面側で液晶パネルPに貼付される偏光フィルムAとほぼ同一の平面が形成される。高さの異なる数種類のスペーサ14を用意しておき、液晶パネルPの厚さや偏光フィルムAの厚さに応じて、適宜スペーサ14を交換してもよいが、高精度の高さ調整を可能とし、また、液晶パネルPのサイズに容易に対応できるようにするため、例えばサーボ機能を有する昇降手段(上下駆動機構)により、各スペーサ14を高さ調整可能とすることが好ましい。
図3に、スペーサ14の高さ調整に好適な昇降手段15の一例を示す。この昇降手段15は、ステッピングモータ(パルスモータ)15aと、所定のカプリング機構15cを介してステッピングモータ15aに連結された送りねじ軸15bとを含み、送りねじ軸15bは、スペーサ14側に形成されている図示しない雌ネジ穴に螺合する。
これによれば、ステッピングモータ15aの回転運動が、送りねじ軸15bと上記雌ネジ穴とにより直線運動に変換され、スペーサ14が上下方向に移動する。ステッピングモータ15aは、入力パルス数により回転角を高精度に制御可能なモータで、例えば0.5パルスでスペーサ14を0.5mm(1パルスで1mm)移動させることができる。
なお、スペーサ14の最下降位置はテーブル面11と同一面とすることが好ましい。これによれば、液晶パネルPにかかる部分のスペーサ14(図1の例では、スペーサ14d)を最下降位置にまで下げることにより、サイズの異なる液晶パネルPをテーブル面11上に安定して載置することができる。
各スペーサ14の高さ調整を自動化するには、ステッピングモータ15aの図示しない制御部に、パルス対回転角データ,テーブル面11の大きさ,第1および第2のストッパー12,13による位置決め端点位置,各スペーサ14の幅寸法および配列などの基本的なデータと、処理プログラムとをあらかじめ書き込んでおく。
そして、図示しない入力部から上記制御部に、液晶パネルPの厚さおよび外形寸法(大きさ)と、偏光フィルムAの厚さの各データを入力する。これにより、上記制御部は所定の処理プログラムにしたがって、図1の例に示すように、液晶パネルPの外形寸法からスペーサ14dを最下降位置に留めておき、残りの各スペーサ14a〜14cを液晶パネルPの厚さ+偏光フィルムAの厚さの高さにまで上昇させる。
このようにして、各スペーサ14の上面が偏光フィルムAの高さに揃えられ、パネル載置部とパネル非載置部とが同一面となるため、貼付ローラ22の全面にわたってほぼ均一に圧力抵抗(負荷)がかけられることになる。
これにより、貼付ローラ22の変形や削れ消耗が防止され、また、平行度の狂いもなくなるため、偏光フィルムAに対する異物付着やθずれによる不良発生を大幅に低減することができる。
また、貼付ローラ22の巻き替え頻度が少なくなり、その分コストダウンがはかれる。ちなみに、従来では月に1回程度の頻度で巻き替えが必要であったが、本発明によれば、その巻き替え頻度を6ヶ月に1回程度にまで減らすことができる。
なお、各スペーサ14での貼付ローラ22に対する負荷をほぼ均一にするため、各スペーサ14間の間隔を5mm以下とすることが好ましい。
また、テーブル面11上に載置される液晶パネルPの大きさによっては、図1に例示するように、スペーサ14dが最下降位置にまで下げられ、これにより、液晶パネルPと次なるスペーサ14cとの間に隙間が生ずるが、その間隔を貼付ローラの軸長の1/5以下とすることが好ましい。
すなわち、この程度の隙間であれば、貼付ローラ22の押圧力および弾性力などにもよるが、偏光フィルムAの貼付時に貼付ローラ22の一部分が液晶パネルPとスペーサ14cとの間にさほど入り込まないため、貼付ローラ22の偏摩耗を防止することができる。
以上図示の例に基づいて本発明の実施形態を説明したが、位置決め用の第1および第2のストッパー12,13についても、スペーサ14と同じく高さ調整可能とすることもできる。これによれば、貼付ローラ22は、スペーサ14のみでなく第1および第2のストッパー12,13にも接触して回転移動することになり、貼付ローラ22の押圧力による負荷を第1および第2ストッパー12,13にも分散させることができるため、貼付ローラ22の平行度をより一層正確に保つことができる。
また、ワークテーブル1に配置するスペーサ14の数はテーブル面11の大きさや、扱われる液晶パネルPの外形寸法により適宜に設定されてよいが、スペーサ14の数を多くすれば、スペーサ14と液晶パネルPとの隙間をより小さくでき、貼付ローラ22にかけられる負荷をより分散させることができる。
また、フィルムが貼付される表示パネルは液晶パネルに限られず、有機ELパネルやプラズマディスプレイパネルなどであってもよく、貼付するフィルムにつても偏光フィルムに限られず、例えば位相差フィルムなどであってもよい。また、貼付機本体側を固定とし、ワークテーブル側を移動可能としてもよい。
1 ワークテーブル
11 テーブル面
12,13 ストッパー
14(14a〜14d) スペーサ
15 スペーサ昇降手段
15a ステッピングモータ
15b 送りねじ軸
2 貼付機本体
21 貼付ヘッド
22 貼付ローラ
P 液晶パネル
A 偏光フィルム
11 テーブル面
12,13 ストッパー
14(14a〜14d) スペーサ
15 スペーサ昇降手段
15a ステッピングモータ
15b 送りねじ軸
2 貼付機本体
21 貼付ヘッド
22 貼付ローラ
P 液晶パネル
A 偏光フィルム
Claims (6)
- テーブル面の面積がワークとして載置される表示パネルよりも大きく、かつ、上記表示パネルに対する位置決め手段を有するワークテーブルと、上記テーブル面の幅とほぼ同じ軸長である貼付ローラを有し、上記テーブル面に対し上記貼付ローラの軸線と直交する方向に相対的に移動可能な貼付機本体と、上記テーブル面に載置されている上記表示パネルに所定のフィルムを供給するフィルム供給手段とを含み、上記貼付機本体により所定の押圧力をかけて上記貼付ローラを移動させて、上記フィルム供給手段により供給される上記フィルムを上記表示パネルに貼付する表示パネルのフィルム貼付装置において、
上記テーブル面のうちの上記表示パネルが載置されないパネル非載置面に、上記貼付ローラの移動方向に沿って分割された複数のスペーサが配置され、上記スペーサの各上面により、上記パネル非載置面に上記表示パネルに貼付される上記フィルム面とほぼ同一の平面が提供されることを特徴とする表示パネルのフィルム貼付装置。 - 上記各スペーサが、上記テーブル面を最下降位置として昇降手段により高さ調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の表示パネルのフィルム貼付装置。
- 上記昇降手段として、ステッピングモータにより駆動される送りねじ軸が用いられることを特徴とする請求項2に記載の表示パネルのフィルム貼付装置。
- 上記各スペーサ間の間隔が5mm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示パネルのフィルム貼付装置。
- 上記表示パネルと、上記表示パネルに隣接する上記スペーサとの間隔が上記貼付ローラの軸長の1/5以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示パネルのフィルム貼付装置。
- 上記位置決め手段は上記表示パネルの隣接する2辺に当接するストッパーを備え、上記各ストッパーが昇降手段により高さ調整可能であり、少なくともフィルム貼付時に、上記各ストッパーの上面が上記表示パネルに貼付される上記フィルム面とほぼ同一高さに揃えられることを特徴とする請求項1に記載の表示パネルのフィルム貼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006097027A JP2007271888A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 表示パネルのフィルム貼付装置 |
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JP2006097027A JP2007271888A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 表示パネルのフィルム貼付装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101448810B1 (ko) * | 2013-02-26 | 2014-10-08 | (주)와이티에스 | 디스플레이 패널의 필름 부착장치 및 방법 |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006097027A patent/JP2007271888A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101448810B1 (ko) * | 2013-02-26 | 2014-10-08 | (주)와이티에스 | 디스플레이 패널의 필름 부착장치 및 방법 |
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