JP2007268769A - オフセット印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ幅の調整作業を容易化できるオフセット印刷機を提供すること。
【解決手段】このオフセット印刷機1は、複数のインキローラを介して版胴にインキを供給するインキ供給部と、隣り合うインキローラ間のニップ幅を調整するニップ調整部35とを有する。そして、ニップ調整部35が、一方のインキローラの軸受に嵌め合わされる偏心輪351と、偏心輪351を回転可能に支持すると共に他方のインキローラ314の軸受315に連結されるレバー352と、偏心輪351をレバー352に対して回転させるウォームギア353とを含む。
【選択図】 図3

Description

この発明は、オフセット印刷機に関し、さらに詳しくは、ニップ幅の調整作業を容易化できるオフセット印刷機に関する。
オフセット印刷機では、印刷の品質を向上させるために、印刷部の隣り合うインキローラ間ならびにインキ着ローラおよび版胴間のニップ幅が適正化される。このため、印刷部には、ニップ幅を調整するためのニップ調整部が配置される。
かかるニップ調整部を有する従来のオフセット印刷機には、特許文献1に記載される技術が知られている。従来のオフセット印刷機(印刷機のインキ装置)は、着けローラを版胴に対して着脱自在に支持する第1レバーと、版胴側に支持された版胴追従カムに接するカムフォロアを支持すると共にルラ上げカムにより前記着けローラを前記版胴から離間させるように移動する第2レバーと、前記着けローラを前記版胴に対して押圧する付勢手段と、前記第1及び第2レバーの相対位置を操作部によって調節し得る調節手段と、を設けたことを特徴とする(たとえば、特許文献1)。
特開平11−105262号公報
しかしながら、上記の技術は、調整に必要な部品点数が多く、調整の際に必要となる調整トルクも大きく、調整後にニップ幅の調整作業の容易化という観点からは不十分であった。そこで、この発明は、ニップ幅の調整作業を容易化できるオフセット印刷機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるオフセット印刷機は、複数のインキローラを介して版胴にインキを供給するインキ供給部と、隣り合う前記インキローラ間のニップ幅を調整するニップ調整部とを有するオフセット印刷機であって、前記ニップ調整部が、一方の前記インキローラの回転軸の位置を規制する偏心輪と、前記偏心輪を回転可能に支持すると共に他方の前記インキローラの軸受に連結されるレバーと、前記偏心輪を前記レバーに対して回転させるウォームギアとを含むことを特徴とする。
このオフセット印刷機では、ニップ調整部がウォームギアを有し、このウォームギアの駆動により偏心輪が回転して、隣り合うインキローラ間のニップ幅が調整される。したがって、作業員が工具を用いて調整ネジを回転させるなどして偏心輪を回動させてニップ幅を調整する構成と比較して、ウォームギアにより偏心輪を回転させるためのトルクが低減される。これにより、作業員の労力が低減されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、複数のインキローラを介して版胴にインキを供給するインキ供給部と、前記インキローラおよび前記版胴間のニップ幅を調整するニップ調整部とを有するオフセット印刷機であって、前記ニップ調整部が、前記インキローラの回転軸の位置を規制する偏心輪と、前記偏心輪を回転可能に支持すると共に前記版胴の回転軸に対する位置関係を規制されて配置されるレバーと、前記偏心輪を前記レバーに対して回転させるウォームギアとを含むことを特徴とする。
このオフセット印刷機では、ニップ調整部がウォームギアを有し、このウォームギアの駆動により偏心輪が回転して、インキローラおよび版胴間のニップ幅が調整される。したがって、作業員が工具を用いて調整ネジを回転させるなどして偏心輪を回動させてニップ幅を調整する構成と比較して、ウォームギアにより偏心輪を回転させるためのトルクが低減される。これにより、作業員の労力が低減されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、前記ウォームギアを覆うウォームカバーが設けられる。
このオフセット印刷機では、ウォームカバーにより略密閉空間が形成されるので、粉塵やインキローラから揮発したインキミストがウォームギアに固着し難い。これにより、ウォームギアの動作不良が抑止される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、前記レバーが前記ウォームカバーを兼ねる。
このオフセット印刷機では、レバーがウォームカバーを兼ねるので、これらが別個に配置される構成と比較して、部品点数が低減される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、前記レバーが前記ウォームギアのブラケットを兼ねる。
このオフセット印刷機では、ブラケットとなるレバーが高い剛性を有するので、ニップ幅の調整時におけるウォームギアの回転トルクによりブラケットが変形する事態が抑止される。これにより、ニップ幅の調整不良が低減される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、前記ウォームギアがモータにより駆動される。
このオフセット印刷機では、モータを介してウォームギアを遠隔操作できるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、前記ウォームギアの回転量を示す目盛りが前記ウォームギアの操作部に設けられる。
このオフセット印刷機では、ウォームギアに設けられた目盛りにより、ウォームギアの回転量が容易に把握されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、前記ウォームギアの回転量が規定量となったことを知らせる報知機構が設けられる。
このオフセット印刷機では、ウォームギアの回転量が規定量となったことを知らせる報知機構を備えることにより、ウォームギアの回転量が容易に把握されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
また、この発明にかかるオフセット印刷機は、前記偏心輪が、前記ウォームギアに噛み合わされるギア溝と、前記レバーに対する摺動面とを略同一面上に有する。
このオフセット印刷機では、偏心輪のギア溝と、偏心輪およびレバー間の摺動面とが略同一面上に配置されるので、ウォームギアの回転と偏心輪の回転との伝達性が向上する。これにより、ニップ幅の調整精度が向上する利点がある。
この発明にかかるオフセット印刷機では、ニップ調整部がウォームギアを有し、このウォームギアの駆動により偏心輪が回転して、隣り合うインキローラ間のニップ幅が調整される。したがって、作業員が工具を用いて調整ネジを回転させるなどして偏心輪を回動させてニップ幅を調整する構成と比較して、ウォームギアにより偏心輪を回転させるためのトルクが低減される。これにより、作業員の労力が低減されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例にかかるオフセット印刷機を示す構成図である。図2は、図1に記載したオフセット印刷機の印刷部を示す模式図である。図3〜図6は、図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す正面図(図3)、側面図(図4)、背面図(図5)およびA−A視断面図(図6)である。図7および図8は、図2に記載した軸受連結部の偏心輪とウォームギアとの位置関係を示す説明図である。図9〜図11は、図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す斜視図である。
[オフセット印刷機]
このオフセット印刷機1は、一例として枚葉印刷機を示したが、給紙部2と、複数の印刷部3と、排紙部4とを有する(図1参照)。給紙部2は、セットされた紙(枚葉紙)を繰り出して印刷部3に供給する。複数の印刷部3は、版胴32、ブランケット胴33、圧胴34を有し、供給されたにオフセット印刷する。これらの印刷部3は、例えばカラー印刷用の印刷機であれば、Y、M、C、Kの各印刷色に対応した4つのユニットが連結された構成となっており、紙は圧胴34及び中間胴やチェーングリッパなどにより給紙部2から排紙部4へ搬送されることで、排紙部4は、印刷部3にて印刷された紙を積層状態に積み上げる。
また、印刷部3は、版胴32にインクを供給するための複数のローラからなるインキ供給部31や湿し水を供給する水ローラ群を有する(図2参照)。より詳細には、このインキ供給部31は、インキ壺311、中間インキローラ群312、複数のインキ往復ローラ313および複数のインキ着ローラ314を有する。インキ供給部31では、インキ壺311内のインキが中間インキローラ群312、各インキ往復ローラ313およびインキ着ローラ314を順次転移して適度に練られて版胴32に供給される。版胴32には、印刷画像の版が装着される。ブランケット胴33は、印刷画像を版胴32から紙に転写する。圧胴34は、紙をブランケット胴33に押し当てる。この印刷部3では、紙が搬送されてブランケット胴33および圧胴34間を通過することにより、紙に印刷画像が転写される。
[ニップ調整部]
ここで、印刷部3では、印刷の品質を向上させるために、隣り合うインキローラ312〜314間ならびにインキ着ローラ314および版胴32間のニップ幅が適正化される。このため、印刷部3は、かかるニップ幅を調整するために複数のニップ調整部35、36を有する。この実施例では、インキ往復ローラ313およびインキ着ローラ314間のニップ幅を調整するニップ調整部35、ならびに、インキ着ローラ314および版胴32間のニップ幅を調整するニップ調整部36について説明する(図3〜図6および図9〜図11参照)。なお、ここでの印刷部3は、一つのインキ往復ローラ313と一対のインキ着ローラ314、314とが一つの軸受連結部(インキ着軸受)37を介して連結されるものとしている。インキ往復ローラ313の周囲にインキ着ローラ314が3つある場合は、ここに説明する2つある場合に対してニップ調整部35、36が一対増えたものとして類推することができる。
まず、インキ往復ローラ313およびインキ着ローラ314間のニップ調整部35は、偏心輪351と、レバー352と、ウォームギア353とにより構成される(図3〜図6、図9〜11参照)。偏心輪351は、その内周円と外周円とが偏心する環状部材である(図7および図8参照)。この偏心輪351には、インキ往復ローラ313の軸受(図示省略)が挿入されて嵌め合わされる(あるいは偏心輪351自体がインキ往復ローラ313の軸受を構成する)。レバー352は、一方の端部にて偏心輪351を回転可能に支持する。具体的には、レバー352に孔が開けられ、この孔内にて偏心輪351がカムローラ(図示省略)を介して回転可能に支持される。また、レバー352は、他方の端部にてインキ着ローラ314の軸受315に連結(ピン結合)される。具体的には、レバー352の他方の端部に孔が開けられ、この孔にインキ着ローラ314の軸受315が挿入されて支持される。ウォームギア353は、偏心輪351をレバー352に対して回転させるためのギアである。このウォームギア353は、偏心輪351の外周に形成されたギア溝3531に噛み合わされて配置される(図7および図8参照)。なお、ウォームギア353は、六角レンチを差し込むための穴Cを有する。
インキ往復ローラ313およびインキ着ローラ314間のニップ幅の調整時には、作業員がウォームギア353の穴に六角レンチを差し込んでウォームギア353を回転させる。すると、レバー352内にて偏心輪351が回転して、インキ往復ローラ313の回転軸がレバー352に対して変位する。これにより、インキ往復ローラ313の回転軸とインキ着ローラ314の回転軸との距離が変化して、ニップ幅が調整される。
一方、インキ着ローラ314および版胴32間のニップ調整部36は、上記のニップ調整部35と略同一の構成を有する(図3〜図6参照)。ここでは、インキ着ローラ314および版胴32間のニップ調整部36について、上記のニップ調整部35との相異点を中心に簡略に説明する。
このニップ調整部36は、偏心輪361と、レバー362と、ウォームギア363とにより構成される。偏心輪361は、インキ着ローラ314の軸受315に嵌め合わされて設置される。レバー362は、この偏心輪361を一方の端部にてカムローラ(図示省略)を介して回転可能に支持する。これにより、このレバー362と上記のレバー352とがインキ着ローラ314の軸受315(および偏心輪361)を介して連結される。また、このレバー362は、他方の端部にて軸用止め輪316に連結(ピン結合)され、この軸用止め輪316を介して版胴32の回転軸との位置関係を規制される。ウォームギア363は、偏心輪361をレバー362に対して回転させるためのギアである。このウォームギア363は、六角レンチを差し込むための穴Cを有する。
インキ着ローラ314および版胴32間のニップ幅の調整時には、作業員がウォームギア363の穴に六角レンチを差し込んでウォームギア363を回転させる。すると、レバー362内にて偏心輪361が回転して、インキ着ローラ314の回転軸がレバー362に対して変位する。これにより、インキ着ローラ314の回転軸と版胴32の回転軸との距離が変化して、ニップ幅が調整される。
このオフセット印刷機1では、ニップ調整部35(36)がウォームギア353(363)を有し、このウォームギア353(363)の駆動により偏心輪351(361)が回転して、隣り合うインキローラ(インキ往復ローラ313およびインキ着ローラ314)間のニップ幅あるいは隣り合うインキローラ(インキ着ローラ314)および版胴32間のニップ幅が調整される。したがって、作業員が工具を用いて調整ネジを回転させるなどして偏心輪を回動させてニップ幅を調整する構成と比較して、ウォームギア353(363)により偏心輪351(361)を回転させるためのトルクが低減される。これにより、作業員の労力が低減されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
また、かかる構成では、偏心輪351(361)の回転がウォームギア353(363)により減速される。このため、作業員が工具を用いて調整ネジを回転させるなどして間接的に偏心輪を回動させる構成と比較して、偏心輪351(361)の回転量の調整が容易となる。これにより、ニップ幅の微調整が可能となるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。
また、かかる構成では、偏心輪351(361)がウォームギア353(363)によりセルフロックされるので、その誤動作が防止される。このため、通常時にて偏心輪が止めネジにより固定されている構成と比較して、この止めネジが省略されて部品点数が低減される利点がある。また、ニップ調整時にて止めネジを緩める作業および締める作業が省略されるので、ニップ幅の調整作業が容易化され、また、その作業時間が短縮化される利点がある。
なお、このオフセット印刷機1では、ウォームギア353(363)を覆うウォームカバー(レバー352、362)が設けられることが好ましい(図3〜図6参照)。すなわち、ウォームギア353(363)がウォームカバーに覆われた空間(ウォームハウジング)内に収容されることが好ましい。かかる構成では、ウォームカバーにより略密閉空間が形成されるので、(1)粉塵やインキローラから揮発したインキミストがウォームギア353(363)に固着し難い。これにより、ウォームギア353(363)の動作不良が抑止される利点がある。また、このウォームカバーによりウォームギア353(363)の摺動部が覆われるので、摺胴部に供給されたグリースの揮発が抑制される利点がある。
また、上記の構成では、レバー352(362)がウォームカバーを兼ねることが好ましい(図3〜図6参照)。例えば、レバー352(362)内にウォームギア353(363)が収容される構成や、レバー352(362)にウォームカバーが一体形成される構成が採用される。この実施例では、レバー352(362)のショルダー部にウォームギア353(363)を収容するためのスペースが形成され、このスペース内にてウォームギア353(363)が偏心輪351(361)のギア溝3531に噛み合わされる。
かかる構成では、(1)レバー352(362)がウォームカバーを兼ねるので、これらが別個に配置される構成(図示省略)と比較して、部品点数が低減される利点がある。また、(2)高い剛性を有するレバー352(362)によりウォームギア353(363)が保持されるので、ウォームギアが安定的に保持される。これにより、ウォームギア353(363)の回転が安定して、ニップ幅の調整精度が向上する利点がある。また、(3)例えば、ウォームギア353(363)をレバー352(362)内に保持するための止めネジ355(365)が設けられる構成(図3〜図5参照)では、この止めネジ355(365)がレバー352(362)に対して螺合される。このとき、レバー352(362)が高い剛性を有するので、止めネジ355(365)の設置が容易となり、また、ウォームギア353(363)がレバー352(362)内にしっかりと保持される利点がある。
また、このオフセット印刷機1では、レバー352(362)がウォームギア353(363)のブラケットを兼ねる構造としても良い(図示省略)。すなわち、孔にウォームが刻まれ、ウォームギア353(363)のスクリューを保持するためのブラケットがレバー352(362)により構成となる。かかる構成では、(1)ブラケットとなるレバー352(362)が高い剛性を有するので、ニップ幅の調整時におけるウォームギア353(363)の回転トルクによりブラケットが変形する事態が抑止される。これにより、ニップ幅の調整不良が低減される利点がある。
また、このオフセット印刷機1では、ウォームギア353(363)がモータにより駆動される制御構成も採用し得る(図示省略)。この制御構成を採用した場合には、モータを介してウォームギア353(363)を遠隔操作できるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。なお、かかる構成では、剛性の高いレバー352(362)によりモータの取付台座が構成されることが好ましい。これにより、モータが安定的に保持される利点がある。
また、このオフセット印刷機1では、インキ往復ローラ313およびインキ着ローラ314間のニップ調整部35のウォームギア353と、インキ着ローラ314および版胴32間のニップ調整部36のウォームギア363とが規格化された共通部品により構成されても良い。共通部品により構成した場合には、製品のコストダウンが可能となる利点がある。なお、かかる構成では、偏心輪351(361)がウォームギア353(363)により適正に駆動されるように、ウォームギア353(363)の設置位置や傾斜角度が調整される。
また、このオフセット印刷機1では、ウォームギア353(363)の回転量(回転角)を示す目盛りがウォームギア353(363)の操作部に設けられることが好ましい(図示省略)。これにより、ウォームギア353(363)の回転量が容易に把握されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。この目盛りは、例えば、ウォームギア353(363)に設けられた六角レンチを差し込むための穴(操作部)の周囲に付される。
また、このオフセット印刷機1では、ウォームギア353(363)の回転量が規定量となったことを知らせる報知機構が設けられることが好ましい(図示省略)。これにより、ウォームギア353(363)の回転量が容易に把握されるので、ニップ幅の調整作業が容易化される利点がある。この報知機構の一例としては、例えば、ウォームギア353(363)の頭部の外周面に所定間隔(例えば、90[deg]毎)にて形成される複数の溝と、この外周面に当接するプランジャーとにより構成される(図示省略)。かかる構成では、ウォームギア353(363)が回転してプランジャーが溝に嵌ると、押圧状態が変わることによる操作感(手応え)がプランジャーを通じて操作者に伝わるため、これによりウォームギア353(363)が所定の角度回転したことを操作者が感覚で知ることができる。
また、このオフセット印刷機1では、偏心輪351(361)が、ウォームギア353(363)に噛み合わされるギア溝3531と、レバー352(362)に対する摺動面3532とを略同一面上に有する構成としても良い(図6および図8参照)。すなわち、偏心輪351(361)のギア溝3531と、偏心輪351(361)およびレバー352(362)間の摺動面3532とが略同一面上に配置される。かかる構成では、ウォームギア353(363)の回転と偏心輪351(361)の回転との伝達性が向上するので、ニップ幅の調整精度が向上する利点がある。例えば、この実施例では、ウォームギア353(363)とレバー352(362)とが偏心輪351(361)の外周面上に直列に配置される。また、偏心輪351(361)の外周面の中央部にギア溝3531が形成され、両縁部にレバー352(362)との摺動面が配置される。かかる構成により、ウォームギア353(363)とレバー352(362)との位置規制が容易化されている。
以上のように、本発明にかかるオフセット印刷機は、ニップ幅の調整作業を容易化できる点で有用である。
この発明の実施例にかかるオフセット印刷機を示す構成図である。 図1に記載したオフセット印刷機の印刷部を示す模式図である。 図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す正面図である。 図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す側面図である。 図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す背面図である。 図2に記載した印刷部の軸受連結部を示すA−A視断面図である。 図2に記載した軸受連結部の偏心輪とウォームギアとの位置関係を示す説明図である。 図2に記載した軸受連結部の偏心輪とウォームギアとの位置関係を示す説明図である。 図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す斜視図である。 図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す斜視図である。 図2に記載した印刷部の軸受連結部を示す斜視図である。
符号の説明
1 オフセット印刷機
2 給紙部
3 印刷部
30 中間胴
31 インキ供給部
311 インキ壺
312 中間インキローラ群
313 インキ往復ローラ
314 インキ着ローラ
315 インキ着ローラの軸受
316 軸止め輪
32 版胴
33 ブランケット胴
34 圧胴
35、36 ニップ調整部
37 軸受連結部
351、361 偏心輪
352、362 レバー
353、363 ウォームギア
3531 ギア溝
3532 摺動面
355、365 止めネジ
4 排紙部

Claims (9)

  1. 複数のインキローラを介して版胴にインキを供給するインキ供給部と、隣り合う前記インキローラ間のニップ幅を調整するニップ調整部とを有するオフセット印刷機であって、
    前記ニップ調整部が、一方の前記インキローラの回転軸の位置を規制する偏心輪と、前記偏心輪を回転可能に支持すると共に他方の前記インキローラの軸受に連結されるレバーと、前記偏心輪を前記レバーに対して回転させるウォームギアとを含むことを特徴とするオフセット印刷機。
  2. 複数のインキローラを介して版胴にインキを供給するインキ供給部と、前記インキローラおよび前記版胴間のニップ幅を調整するニップ調整部とを有するオフセット印刷機であって、
    前記ニップ調整部が、前記インキローラの回転軸の位置を規制する偏心輪と、前記偏心輪を回転可能に支持すると共に前記版胴の回転軸に対する位置関係を規制されて配置されるレバーと、前記偏心輪を前記レバーに対して回転させるウォームギアとを含むことを特徴とするオフセット印刷機。
  3. 前記ウォームギアを覆うウォームカバーが設けられる請求項1または2に記載のオフセット印刷機。
  4. 前記レバーが前記ウォームカバーを兼ねる請求項3に記載のオフセット印刷機。
  5. 前記レバーが前記ウォームギアのブラケットを兼ねる請求項1〜4のいずれか一つに記載のオフセット印刷機。
  6. 前記ウォームギアがモータにより駆動される請求項1〜5のいずれか一つに記載のオフセット印刷機。
  7. 前記ウォームギアの回転量を示す目盛りが前記ウォームギアの操作部に設けられる請求項1〜6のいずれか一つに記載のオフセット印刷機。
  8. 前記ウォームギアの回転量が規定量となったことを知らせる報知機構を有する請求項1〜7のいずれか一つに記載のオフセット印刷機。
  9. 前記偏心輪が、前記ウォームギアに噛み合わされるギア溝と、前記レバーに対する摺動面とを略同一面上に有する請求項1〜8のいずれか一つに記載のオフセット印刷機。
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