JP2007267594A - コージェネレーションシステムの運転制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 家庭等の生活パターンにマッチして熱電併給装置を運転制御することができるコージェネレーションシステムの運転制御装置を提供すること。
【解決手段】 熱電併給装置2と、熱電併給装置2から発生する熱を温水として貯える貯湯装置4と、熱電併給装置2を運転制御するための制御手段70と、を備え、制御手段70は、エネルギー負荷データを所要の通りに処理して予測負荷データを演算し、演算した予測負荷データを用いて熱電併給装置2を運転制御するコージェネレーションシステムの運転制御装置。制御手段70は、過去のエネルギー負荷データを所要の通りに処理して1週間の曜日に対応する7つの過去負荷データを作成し、特定日の翌日の曜日に対応する過去負荷データと特定日の実負荷データとを比例配分定数を用いて比例配分して特定日の翌日の予測負荷データを作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱電併給装置を効率良く運転制御するためのコージェネレーションシステムの運転制御装置に関する。
例えば、熱電併給装置(例えば内燃機関と発電装置との組合せ)を備えたコージェネレーションシステムおいては、過去のエネルギー負荷データを利用し、過去負荷データを処理して当日の予測負荷データを作成し、この作成した予想負荷データを用いて熱電併給装置の運転を制御している。このようなコージェネレーションシステムでは、熱電併給装置の運転状態(運転、運転停止)がシステム全体のエネルギー効率に大きな影響を与え、それ故に、運転当日の予測負荷データがその当日の実際の負荷データとほぼ一致していることが望まれる。
このようなことから、従来から、コージェネレーションシステムの運転制御装置として種々のものが提案されている。そして、この運転制御装置の一例として、特定日の運転が終了した時点で、その特定日の前日の実負荷データと、この前日以前の過去負荷データとを所要の通りに処理して特定日の翌日の予測負荷データを作成し、この予測負荷データを用いて熱電併給装置を運転制御するようにしたものがある。
しかしながら、このような運転制御装置では、工場、会社の勤務パターン、家庭の生活パターン等が全く考慮されておらず、このような運転制御装置による予測負荷データを用いて熱電併給装置を運転制御してもシステム全体を効率良く稼動させることができない。例えば、工場、会社では、勤務日と休日とでエネルギーの負荷が大きく異なり、勤務日(又は休日)の実負荷データを用いて休日(又は勤務日)の負荷データを予測しても実負荷データと大きくかけ離れ、システム全体の運転効率が大きく低下する。また、家庭では、一般に、平日と土・日曜日とでエネルギーの負荷が異なり、平日(又は土・日曜日)の実負荷データを用いて土・日曜日(又は平日)の負荷データを予測しても実負荷データとかけ離れ、システム全体の運転効率が低下する。
本発明は、比較的簡単な構成でもって、家庭等の生活パターンにマッチして熱電併給装置を運転制御することができるコージェネレーションシステムの運転制御装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置は、電力と熱を発生する熱電併給装置と、前記熱電併給装置から発生する電力を商業電力供給ラインに系統連係するためのインバータと、前記熱電併給装置から発生する熱を回収して温水として貯えるための貯湯装置と、前記熱電併給装置を運転制御するための制御手段と、を備え、前記制御手段は、エネルギー負荷データを所要の通りに処理して予測負荷データを演算し、演算した予測負荷データを用いて前記熱電併給装置を運転制御するコージェネレーションシステムの運転制御装置であって、
前記制御手段は、過去のエネルギー負荷データを所要の通りに処理して1週間の曜日に対応する7つの過去負荷データを作成し、特定日の翌日の曜日に対応する過去負荷データと前記特定日の実負荷データとを比例配分定数を用いて比例配分して前記特定日の翌日の予測負荷データを作成し、前記予測負荷データを用いて前記熱電併給装置を運転制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置では、前記制御手段は、前記特定日の実負荷データを利用して前記比例配分定数を最適化することを特徴とする。
更に、本発明の請求項3に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置では、前記制御手段は、前記実負荷データを発生する順に前記過去負荷データに対応する7グループに分類し、前記7グループの各々における前記過去負荷データと前記実負荷データとを比例配分定数を用いて比例配分して曜日に対応する過去負荷データを作成することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置によれば、熱電併給装置を制御する制御手段は、過去のエネルギー負荷データを所要の通りに処理して1週間の曜日に対応する7つの過去負荷データを作成し、特定日の翌日の予測負荷データを作成する際には、特定日の翌日の曜日に対応する過去負荷データとこの特定日の実負荷データとを比例配分定数を用いて比例配分して作成するので、曜日の生活パターンと日々の生活パターンを考慮した予測負荷データを比較的容易に且つ簡単に作成することができる。そして、制御手段はこの予測負荷データを用いて熱電併給装置を運転制御するので、コージェネレーションシステムの稼動は曜日毎の負荷パターンと日々の負荷パターンを考慮したものとなり、システム全体を効率良く運転することができる。尚、比例配分する際の比例配分定数の値を変えることにより、曜日に対応する過去負荷データ及び特定日の実負荷データに対する重みを変えることができ、使用者の生活パターンにより沿った予測負荷データを作成することが可能となる。
また、本発明の請求項2に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置によれば、制御手段は特定日の実負荷データを用いて比例配分定数を最適化するので、この最適化された比例配分定数を用いることによって、予測負荷データを実際の負荷データによりマッチしたものにすることができる。
また、本発明の請求項3に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置によれば、実負荷データは発生する順に過去負荷データに対応する7つのグループに分類され、制御手段は各グループにおける過去負荷データと実負荷データとを比例配分定数を用いて比例配分して曜日に対応する過去負荷データを作成するので、最新の実負荷データを加味した過去負荷データを比較的容易に且つ簡単に作成して更新することができる。また、比例配分する際の比例配分定数の値を変えることにより、その曜日における過去負荷データ及び実負荷データに対する重みを変えることができ、所望の過去負荷データを作成することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従うエネルギー負荷のデータ蓄積方法及びこれを用いたコージェネレーションシステムの運転制御装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明に従うコージェネレーションシステムの一実施形態を簡略的に示すシステムブロック図であり、図2は、図1のシステムにおける制御系を示すブロック図であり、図3は、図1のシステムにおける過去負荷データ及び実負荷データの分類を説明するための図であり、図4は、図2の制御系による特定日の翌日の負荷予測の流れを示すフローチャートである。
図1において、図示のコージェネレーションシステムは、電力と熱とを発生する熱電併給装置2と、熱電併給装置2にて発生した熱を回収して温水として貯える貯湯装置4とを備えている。図示の熱電併給装置2は、内燃機関、例えばガスエンジン6と、エンジン6により駆動される発電装置8との組合せから構成され、エンジン6にて発生する排熱が貯湯装置4に温水として貯えられる。この熱電併給装置2は、エンジン6及び発電装置8の組合せに代えて、例えば燃料電池でもよい。
発電装置8の出力側には系統連係用のインバータ10が設けられ、このインバータ10は、発電装置8の出力電力を商業系統12から供給される電力と同じ電圧及び同じ周波数にする。商用系統12は、例えば単相3線式100/200Vであり、商業用電力供給ライン14を介して電力負荷16、例えばテレビ、冷蔵庫、洗濯機等の各種電気機器に電気的に接続される。インバータ10は、コージェネ用供給ライン18を介して電力供給ライン14に電気的に接続され、発電装置8からの発電電力がインバータ10及びコージェネ用供給ライン18を介して電力負荷16に供給される。
電力供給ライン14には電力負荷計測手段20が設けられ、この電力負荷計測手段20は電力負荷16の負荷電力を計測する。この電力負荷計測手段20は、また、電力供給ライン14を通して流れる電流に逆潮流が発生するか否かを検知し、この実施形態では、逆潮流が生じないように、発電装置8からインバータ10を介して電力供給ライン14に供給される電力が制御され、発電電力の余剰電力は、後述するようにして回収熱として貯湯装置4に貯えられる。
図示の貯湯装置4は、温水を貯える貯湯タンク22と、貯湯タンク22の温水を循環する温水循環流路24とを含んでいる。貯湯タンク22の底部と温水循環流路24とは温水流出流路26を介して接続され、また貯湯タンク22の上部と温水循環流路24とは温水流入流路28を介して接続され、この温水流入流路28に第1開閉弁30が配設されている。また、温水循環流路24の所定部位には第2開閉弁32が配設されているとともに、温水を循環させるための温水循環ポンプ34が配設されている。このように構成されているので、第1開閉弁30が開状態で、第2開閉弁32が閉状態のときには、貯湯タンク22の温水は温水流出流路26、温水循環流路24及び温水流入流路28を通して循環される。また、第1開閉弁30が閉状態で、第2開閉弁32が開状態のときには、貯湯タンク22の温水は温水流出流路26を流れ、温水循環流路24を通して循環される。
貯湯タンク22には、水(例えば水道水)を供給するための水供給流路36が設けられ、この水供給流路36の一端側が貯湯タンク22の底部に接続され、その他端側が水道管の如き水供給源(図示せず)に接続されている。
貯湯タンク22には、更に、温水を出湯するための温水出湯流路40が接続され、この温水出湯流路40の一端側が貯湯タンク22の上部に接続され、その他端側に、1又は2個以上のカラン(図示せず)が接続されており、カランを開栓すると、貯湯タンク22内の温水が温水出湯流路40を通して出湯する。温水出湯流路40には給湯熱負荷計測手段42が配設され、この給湯熱負荷計測手段42は出湯による給湯熱負荷を計測する。このような給湯熱負荷計測手段42は、例えば、温水出湯流路40を流れる温水の流量を検出する流量センサ及びその温水の温度を検出する温度センサから構成される。
また、熱電併給装置2は、エンジン6からの冷却水を循環する冷却水循環流路46を含み、この冷却水循環流路46に冷却水循環ポンプ48が配設され、冷却水循環ポンプ48の作用によって、冷却水が冷却水循環流路46を通して循環される。この冷却水循環流路46と温水循環流路24との間には熱交換器50が配設され、この熱交換器50は、冷却水循環流路46を流れる冷却水と温水循環流路24を流れる温水との間で熱交換を行い、エンジン6の排熱が冷却水循環流路46を流れる冷却水及び温水循環流路24を流れる温水を介して貯湯タンク22に温水として貯えられる。
この実施形態では、発電装置8の発電電力の余剰電力を熱でもって回収するための電気加熱ヒータ52が設けられている。電気加熱ヒータ52は複数個の電気ヒータ54から構成され、これら電気ヒータ54が冷却水循環流路46に配設され、各電気ヒータ54が作動スイッチ56を介して発電装置8の出力側に接続されている。複数個の作動スイッチ56(作動スイッチ手段57を構成する)は、余剰電力に応じてその開閉状態が切り換えられ、余剰電力が大きい(又は小さい)ときには、電気ヒータ54の消費電力が大きく(又は小さく)なるように作動制御される。この電気加熱ヒータ52は、冷却水循環流路46に代えて、貯湯装置4の貯湯タンク22又は温水循環流路24に配設するようにしてもよい。
貯湯装置4の温水循環流路24には、温水循環流路24を通して流れる温水を暖房に用いるための各種暖房装置が熱交換器を介して接続される。この実施形態では、暖房装置として床暖房装置58が設けられ、床暖房装置58の床暖房循環流路62と温水循環流路24との間に床暖房用熱交換器64が設けられ、床暖房用熱交換器64は温水循環流路24を流れる温水と床暖房循環流路62を流れる温水との間で熱交換を行い、温水循環流路24を流れる温水の熱を利用して床暖房装置58が加熱される。この床暖房装置58は、その暖房熱負荷を計測するための暖房熱負荷計測手段66を含んでいる。
上述したコージェネレーションシステムは、その運転制御装置によって運転制御され、この運転制御装置は制御手段70を含んでいる。図2をも参照して、制御手段70は、例えばマイクロコンピュータから構成され、作動制御手段74、データ分類手段76、過去データ演算手段78及び当日データ演算手段80を有している。作動制御手段74は、インバータ10を制御するとともに、作動スイッチ手段57を切り換え制御し、またエンジン6、冷却水循環ポンプ48等を作動制御する。この作動制御手段74は、後述するようにして作成される予測負荷データを用いて熱電併給装置2を運転制御する。
データ分類手段76は、エネルギー負荷データを次のように分類する。エネルギー負荷データとは、電気負荷16における負荷、暖房装置における暖房熱負荷及び温水の出湯による給湯熱負荷であり、電気負荷については電力負荷計測手段20により計測され、暖房熱負荷については床暖房装置58の暖房熱負荷計測手段66により計測され、給湯熱負荷については給湯熱負荷計測手段42により計測される。尚、暖房熱負荷については、暖房装置(例えば、床暖房装置58、浴室暖房乾燥機等)が複数種類存在するときには、運転中の暖房装置の熱負荷の合計が暖房熱負荷となる。尚、暖房熱負荷については、例えば暖房装置(床暖房装置58等)の運転、運転停止を利用して演算するようにしてもよい。
この実施形態では、データ分類手段76は、エネルギー負荷データを1週間の曜日に対応する7つのグループに分類する。図3をも参照して、過去負荷データについては、後述するようにして演算されるが、その演算は、各曜日に対応したグループにおいてそれぞれ演算されて過去負荷データが作成される。即ち、図3に示すように、例えば日曜日に対応する(例えば、月曜日〜土曜日のいずれの曜日に対応してもよい)第1番目のグループについては、そのグループに属する過去のエネルギー負荷データが所要の通りに演算されてm週目終了時点で過去負荷データD1mとなり、また例えば月曜日(又は火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日)に対応する第2番目(又は第3番目、第4番目、第5番目、第6番目、第7番目)のグループについては、そのグループに属する過去のエネルギー負荷が所要の通りに演算されてm週終了時点で過去負荷データD2m(又はD3m、D4m、D5m、D6m、D7m)となる。
このデータ分類手段76は、(m+1)週目に生成される実負荷データ(A+1)〜(A+7)について、その生成される日順に順次に、その週の第1日目の実負荷データ(A+1)を第1番目のグループに分類し、その週の第2日目(又は第3日目、第4日目、第5日目、第6日目、第7日目)に生成される実負荷データ(A+2)〔又は(A+3)、(A+4)、(A+5)、(A+6)、(A+7)〕を第2番目(又は第3番目、第4番目、第5番目、第6番目、第7番目)のグループに分類する。更に、(m+2)週目に生成される実負荷データ(A+8)〜(A+14)については、データ分類手段76は、その生成される日順に順次に、その週の第1日目(又は第2日目、第3日目、第4日目、第5日目、第6日目、第7日目)に生成される実負荷データ(A+8)〔又は(A+9)、(A+10)、(A+11)、(A+12)、(A+13)(A+14)〕を第1番目(又は第2番目、第3番目、第4番目、第5番目、第6番目、第7番目)のグループに分類する。過去負荷データ及び実負荷データをこのように分類することによって、これらデータに曜日情報が含まれていなくても、第1番目(又は第2番目、第3番目、第4番目、第5番目、第6番目、第7番目)のグループの負荷データは例えば日曜日(又は月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日)に対応するデータとなり、過去負荷データ及び実負荷データを曜日に対応して分類することができ、そして、これら分類された各グループの負荷データを所要の通りに処理することによって、処理したデータもその曜日に対応する負荷データとなり、負荷データを曜日に対応して蓄積していくことができる。
この実施形態では、制御手段70の過去データ演算手段78は、次のようにして過去負荷データを演算して更新する。即ち、過去データ演算手段78は、各曜日に対応するグループにおいて、例えばm週終了時点における過去負荷データと(m+1)週目の実負荷データとを比例配分定数(K)を用いて比例配分して過去負荷データを作成し、この作成した過去負荷データを(m+1)週終了時点における過去負荷データとして更新する。
例えば、(m+1)週目終了時点における第1番目のグループの過去負荷データD1(m+1)は、比例配分定数をKとすると、
D1(m+1)=(D1m×K)+〔(A+1)×(1−K)〕 ・・・(1)
となり、同様に、(m+1)週目終了時点における第2番目、第3番目、第4番目、第5番目、第6番目及び第7番目のグループの過去負荷データD2(m+1)、D3(m+1)、D4(m+1)、D5(m+1)、D6(m+1)及びD7(m+1)は、比例配分定数をKとすると、
D2(m+1)=(D2m×K)+〔(A+2)×(1−K)〕・・・(2)
D3(m+1)=(D3m×K)+〔(A+3)×(1−K)〕・・・(3)
D4(m+1)=(D4m×K)+〔(A+4)×(1−K)〕・・・(4)
D5(m+1)=(D5m×K)+〔(A+5)×(1−K)〕・・・(5)
D6(m+1)=(D6m×K)+〔(A+6)×(1−K)〕・・・(6)
D7(m+1)=(D7m×K)+〔(A+7)×(1−K)〕・・・(7)
となる。このように比例配分定数を用いて演算することにより、比較的簡単に且つ容易に過去の負荷データ及び最新の負荷データを考慮した過去負荷データを作成することができる。尚、比例配分定数Kは例えば0.75程度であり、この比例配分定数Kが大きくなるほど過去負荷データの重みが大きくなる。
また、この実施形態では、当日データ演算手段80は、次のようにして特定日の翌日の予測負荷データを演算する。即ち、当日データ演算手段80は、特定日の翌日に対応する曜日の過去負荷データとその特定日の実負荷データとを比例配分定数(P)を用いて比例配分して特定日の翌日の予測負荷データを作成し、この作成した予測負荷データが、この特定日の翌日(即ち、熱電併給装置2を運転制御する当日)のコージェネレーションシステムの熱電併給装置2の運転制御に用いられる。
例えば、(m+1)週目の第2番目の日(即ち、第2番目のグループに属する日)日が特定日であるとすると、この特定日の翌日(即ち、第3番目のグループに属する日)の予測負荷データは、この特定日の比例配分定数が用いられ、この比例配分定数をPとすると、
予測負荷データ=(D3m×P)+〔(A+2)×(1−P)〕 ・・・(8)
となる。このように比例配分定数を用いて演算することにより、比較的簡単に且つ容易にその曜日の過去負荷データ及び前日の実負荷データを考慮して運転当日の予測負荷データを作成することができる。尚、このときの比例配分定数Pは例えば0.25程度であり、この比例配分定数Pが大きくなるほど過去負荷データの重みが大きくなる。
この実施形態では、予測負荷データを演算する際に用いる比例配分定数Pが次のようにパラメータ調整されるように構成され、このことに関連して、制御手段70は、更に、定数修正演算手段82、誤差演算手段84及び配分定数設定手段86を含んでいる。定数修正演算手段82は、特定日〔例えば(m+1)週目の第2番目の日を特定日とする〕の前日〔例えば(m+1)週目の第1番目の日〕の比例配分定数P1(即ち、特定日の予測負荷データを演算する際に用いる比例配分定数P1)を基準にし、この比例配分定数P1に所定値X、例えば0.01を加算した加算修正配分定数(P1+X)と、比例配分定数P1にこの所定値を減算した減算修正配分定数(P1−X)とを演算する。また、誤差演算手段84は、特定日の前日の比例配分定数P1を用いて演算された予測負荷データについては、この予測負荷データと特定日の実負荷データとの誤差を演算し、また加算修正配分定数(P1+X)に関しては、この加算修正配分定数(P1+X)を用いて特定日の第1修正予測負荷データを作成し、この第1修正予測負荷データと特定日の実負荷データとの誤差を演算し、減算修正配分定数(P1−X)に関しては、この減算修正配分定数(P1−X)を用いて特定日の第2修正予測負荷データを作成し、この第2修正負荷データと特定日の実負荷データとの誤差を演算する。この誤差演算手段84による誤差は、例えば、特定日の予測負荷データ(又は第1修正予測データ、第2修正予測データ)と特定日の実負荷データとの差を二乗して誤差を算出する二乗誤差等の算出方法でよい。
また、配分定数設定手段86は、誤差演算手段84により演算した誤差が最小誤差となる配分定数を特定日の比例配分定数として設定し、例えば第1修正予測負荷データ(又は第2修正予測負荷データ、特定日の予測負荷データ)と実負荷データとの誤差が最小となる場合、加算修正配分定数(又は減算修正配分定数、特定日の前日の比例配分定)を比例配分定数として設定して最適化し、かく設定された比例配分定数は、特定日の翌日の予測負荷データを演算する際の定数として用いられる。
この制御手段70は、更に、第1メモリ88、第2メモリ90及び計時手段92を備えている。第1メモリ88には、データ分類手段76により分類された各種負荷データ(過去負荷データ、実負荷データ)、過去データ演算手段78により演算された過去負荷データ、当日データ演算手段80により演算された予測負荷データ、配分定数設定手段86により設定された比例配分定数等が記憶され、第2メモリ90には、過去負荷データを更新する際に適用する過去負荷データの演算式、予測負荷データを演算する際に適用する予測負荷データの演算式、加算修正配分定数及び減算修正配分定数を演算する際の所定値、誤差を演算する際に用いる誤差演算式等が記憶される。また、計時手段92は時刻を計時し、24時間の計時機能を有するが、曜日の表示機能は有していない。
このコージェネレーションシステムにおける特定日の翌日の負荷予測は、次の通りにして行われる。主として図2及び図4を参照して、特定日が終了した時点でこの特定日の翌日の予測負荷データの演算が、図4に示すフローチャートに沿って行われる。即ち、特定日〔例えば、(m+1)週目の第2番目の日〕が終了すると、特定日の前日〔例えば、(m+1)週目の第1番目の日〕の比例配分定数Pに基づいて、定数修正演算手段82は、この比例配分定数に所定値Xを加算及び減算した加算修正配分定数及び減算修正配分定数を演算する(ステップS1)。そして、誤差演算手段84は、加算修正配分定数及び減算修正配分定数を用いて特定日の第1修正予測負荷データ及び第2修正予測負荷データを演算し(ステップS2)、その後、特定日の予測負荷データ、第1修正予測負荷データ及び第2修正予測負荷データの各々と特定日の実負荷データとの二乗誤差を演算する(ステップS3)。そして、配分定数設定手段86は、誤差演算手段84により演算された二乗誤差を比較し(ステップS4)、二乗誤差が最小となる配分定数を比例分配定数と設定する(ステップS5)。このようにして比例配分定数が最適化されると、当日データ演算手段80は、上記式(8)を適用し、この式(8)の比例配分定数Pとして設定比例配分定数を用いて特定日の翌日、即ち運転当日の予測負荷データを演算し(ステップS6)、作動制御手段74は、この予測負荷データを用いて熱電併給装置2の運転制御を行う。尚、当日データ演算手段80により演算される予測負荷データは、上述した記載から容易に理解されるように、電力負荷16についての負荷データ(電力負荷データ)、暖房装置(床暖房装置58等)についての暖房熱負荷データ、及び温水の出湯についての給湯熱負荷データであり、これら負荷データについて当日の負荷予測が行われる。
以上、本発明に従うエネルギー負荷のデータ蓄積方法及びこれを用いたコージェネレーションシステムの運転制御装置について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の実施形態では、日々の生活パターンが曜日と大きく関連していることに着目し、過去負荷データ及び実負荷データを1週間の曜日に対応する7つのグループに分類しているが、このような構成に限定されず、例えばこれら負荷データが例えば5つ(又は6つ、8つ・・・)毎の周期で繰り返されるときには、5つ(又は6つ、8つ・・・)のグループに分類するようにすればよい。
本発明に従うコージェネレーションシステムの一実施形態を簡略的に示すシステムブロック図である。 図1のシステムにおける制御系を示すブロック図である。 図1のシステムにおける過去負荷データ及び実負荷データの分類を説明するための図である。 図2の制御系による特定日の翌日の負荷予測の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2 熱電併給装置
4 貯湯装置
6 エンジン
8 発電装置
10 インバータ
12 商用系統
16 電力負荷
20 電力負荷計測手段
42 給湯熱負荷計測手段
24 温水循環流路
46 冷却水循環流路
50 熱交換器
52 電気加熱ヒータ
58 床暖房装置
70 制御手段
76 データ分類手段
78 過去データ演算手段
80 当日データ演算手段
82 定数修正演算手段
84 誤差演算手段
86 配分定数設定手段

Claims (3)

  1. 電力と熱を発生する熱電併給装置と、前記熱電併給装置から発生する電力を商業電力供給ラインに系統連係するためのインバータと、前記熱電併給装置から発生する熱を回収して温水として貯えるための貯湯装置と、前記熱電併給装置を運転制御するための制御手段と、を備え、前記制御手段は、エネルギー負荷データを所要の通りに処理して予測負荷データを演算し、演算した予測負荷データを用いて前記熱電併給装置を運転制御するコージェネレーションシステムの運転制御装置であって、
    前記制御手段は、過去のエネルギー負荷データを所要の通りに処理して1週間の曜日に対応する7つの過去負荷データを作成し、特定日の翌日の曜日に対応する過去負荷データと前記特定日の実負荷データとを比例配分定数を用いて比例配分して前記特定日の翌日の予測負荷データを作成し、前記予測負荷データを用いて前記熱電併給装置を運転制御することを特徴とするコージェネレーションシステムの運転制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記特定日の実負荷データを利用して前記比例配分定数を最適化することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記実負荷データを発生する順に前記過去負荷データに対応する7グループに分類し、前記7グループの各々における前記過去負荷データと前記実負荷データとを比例配分定数を用いて比例配分して曜日に対応する過去負荷データを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載のコージェネレーションシステムの運転制御装置。
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