JP2007267575A - ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ - Google Patents

ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ Download PDF

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Abstract

【課題】回転機のトルクを低下させることなく、接着剤が固化する前のセグメント磁石の位置ずれを防止することが可能なロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータの提供を目的とする。
【解決手段】本発明のロータ20の製造方法によれば、セグメント磁石24がロータシャフト21の外周面に均等配置されてから接着剤が固化するまでの間、ロータシャフト21の周方向で隣り合ったセグメント磁石24,24同士が互いの磁力で反発して周方向で等間隔に離れた状態に保持されるので、接着剤が固化する前のセグメント磁石24の位置ずれを防止することができる。セグメント磁石24はロータシャフト21の外周面に均等配置されるから、このロータ20を備えたモータ10では、モータ特性が向上する。しかも、セグメント磁石24の幅寸法を狭めてセグメント磁石24,24間の間隔を広げなくてもよいから、モータ10のトルクを低下させることもない。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロータシャフトの外周面の周方向に複数のセグメント磁石を間隔を開けて均等配置してなるロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータに関する。
従来のこの種のロータは、ロータシャフトの外周面の周方向で隣り合ったセグメント磁石同士が、互いに逆の磁極性となるように配置して接着剤で固定していた。なお、本発明に関連した先行技術文献は、見つけることができなかった。
ところが、上述した従来の製造方法では、隣り合ったセグメント磁石同士の間隔が狭すぎた場合に、それら隣り合ったセグメント磁石同士の互いの吸引力により、接着剤が固化する前にセグメント磁石の位置ずれが起きることがあった。
このような位置ずれを防ぐために、例えば、セグメント磁石の幅寸法を狭めてセグメント磁石同士の間隔を広げた場合には、モータのトルクが低下するという問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、回転機のトルクを低下させることなく、接着剤が固化する前のセグメント磁石の位置ずれを防止することが可能なロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るロータ(20)の製造方法は、ロータシャフト(21)の外周面の周方向に複数のセグメント磁石(24)を間隔を開けて均等配置して接着剤で固定し、回転機(10)のロータ(20)を製造する製造方法において、周方向で並んだ全てのセグメント磁石(24)を同一の磁極性になるように仮着磁する仮着磁工程と、それら仮着磁されたセグメント磁石(24)をロータシャフト(21)の外周面に均等配置後、接着剤が固化するまでの間、横隣のセグメント磁石(24)同士を磁力によって反発させて、セグメント磁石(24)を均等配置した状態に保持する接着待機工程と、接着剤が固化した後に、横隣のセグメント磁石(24)が互いに逆の磁極性になるように本着磁を行って磁極性が異なるセグメント磁石(24)が交互にロータシャフト(21)の周方向に並んだ状態にする本着磁工程とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のロータ(20)の製造方法において、ロータシャフト(21)の周方向に均等配置される複数のセグメント磁石(24)をロータシャフト(21)の軸方向に複数群設け、ロータシャフト(21)の軸方向で隣り合った各セグメント磁石群(24V,24W)のセグメント磁石(24)同士を突き合わせておき、仮着磁工程では、ロータシャフト(21)の軸方向で突き合わされたセグメント磁石(24)同士が逆の磁極性になるように仮着磁を行い、本着磁工程では、ロータシャフト(21)の軸方向で互いに突き合わされたセグメント磁石(24)同士が同一の磁極性になるように本着磁を行うところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のロータ(20)の製造方法において、接着待機工程では、異なる磁極性のセグメント磁石(24)同士をロータシャフト(21)の軸方向で突き合わすと共に、周方向に所定角ずらして配置するところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のロータ(20)の製造方法において、接着待機工程では、接着剤が固化するまでの間に、仮着磁された各セグメント磁石(24)の磁力によりそれら各セグメント磁石(24)をロータシャフト(21)に吸着させておくところに特徴を有する。
請求項5の発明に係る電動パワーステアリング用モータ(10)は、請求項1乃至4の何れかに記載のロータの製造方法で製造されたロータ(20)を備えたところに特徴とを有する。
[請求項1の発明]
請求項1のロータの製造方法は、まず、セグメント磁石を同一の磁極性(詳細には、磁束の「方向」と「向き」が同一)になるように仮着磁し、次に、仮着磁されたセグメント磁石をロータシャフトの外周面に均等配置させる。すると、横隣の(ロータシャフトの周方向で隣り合った)セグメント磁石同士が磁力で反発して、接着剤が固化するまでの間、それらセグメント磁石が均等配置された状態に保持される。この状態で接着剤を固化させる。さらに、接着剤が固化した後に、本着磁を行って、磁極性の異なる(詳細には、磁束の「方向」は同一で「向き」が逆向き)セグメント磁石が交互にロータシャフトの周方向に並んだ状態にする。これで回転機のロータが完成する。
このように本発明によれば、接着剤が固化する前にセグメント磁石が位置ずれを起こすことを防止できる。即ち、複数のセグメント磁石をロータシャフトの外周面に間隔を開けて均等配置できるから、このロータが適用された回転機では、磁気特性(コギングトルクやトルクリップル等)が向上する。また、セグメント磁石の幅寸法を狭めることもないから、回転機のトルクを低下させることもない。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、ロータシャフトの軸方向で隣り合ったセグメント磁石群のセグメント磁石同士を突き合わせると、それらセグメント磁石同士が互いに磁力によって吸引し合うので、軸方向で突き合わされたセグメント磁石同士の間の隙間をなくすことができる。そして接着剤が固化した後で、ロータシャフトの軸方向で互いに突き合わされたセグメント磁石同士が同一の磁極性になるように本着磁を行えば、回転機のロータが完成する。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、ロータに段スキューを設けることができるので、このロータが適用された回転機ではコギングトルクを低減することが可能となる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、セグメント磁石がロータシャフトの外周面に吸着されるので、接着剤が固化するまでの間に、セグメント磁石がロータシャフトから脱落することを確実に防止できる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、電動パワーステアリング用モータのコギングトルクが小さくなり、操舵フィーリングの向上が図られる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るモータ10(詳細には、電動パワーステアリング用のブラシレスモータ)の断面図が示されている。同図に示すように、このモータ10のステータ11に備えたステータコア12には、内側に向けて複数(例えば12)のティース13が備えられ、それら隣り合ったティース13,13同士の間がスロット14になっている。そして、各ティース13に巻回されたコイル15が、スロット14内に収まっている。
一方、モータ10のロータ20に備えたロータシャフト21は、円筒状をなしたロータコア21Rの中心にロータ芯部材21Sを貫通してなる。ロータコア21Rは、例えば複数の珪素鋼板を積層してなる。図2に示すように、ロータコア21Rの軸方向における中間部分には複数(例えば、14個)のセグメント磁石24がそれぞれ固着されている。
各セグメント磁石24は、例えば希土類焼結部材で構成された永久磁石であり、例えば、円柱体を縦割り2分割した形状になっている。具体的には、図3に示すように、セグメント磁石24は、ロータシャフト21を中心とした同心の円弧面を内面24Aとして備えており、その反対側の外面24Bは、ロータシャフト21の外周面から外側に膨出した半円弧面となっている。さらに、セグメント磁石24の軸方向の両端面24C,24Cは、ロータシャフト21の中心軸と直交する平坦面になっている。
図4(B)に示すように、各セグメント磁石24は、例えばロータ20の径方向に磁路が向くように着磁している。そして、その径方向の内側(内面24A側)から外側(外面24B側)に向かってNS極になったセグメント磁石24(以下、適宜、「セグメント磁石24S」という)と、逆に、その径方向の外側から内側に向かってNS極になったセグメント磁石24(以下、適宜、「セグメント磁石24N」という)とがロータ20の周方向に交互に並べられている。
本実施形態のモータ10の構造は以上である。次に、本実施形態のモータ10の製造方法について説明する。まず、セグメント磁性体(図示せず)に仮着磁を行って、同一の磁極性を備えたセグメント磁石24を製造する。具体的には、例えば、セグメント磁石24は、内面24Aから外面24Bに向かってSN極となるように着磁しておく。以上が本発明の「仮着磁工程」である。
次に、ロータコア21Rの外周面とセグメント磁石24の内面のうちの少なくとも何れか一方に、例えば、熱硬化性の接着剤を塗布する。
次いで、ロータコア21Rの内側にワーク回転ツール30の回転軸31を挿入嵌合し、ワーク回転ツール30によりロータコア21Rを所定角度ずつ回転させながら、把持ツール35によってセグメント磁石24をロータコア21Rの外周面に等間隔に配置していく。このとき、セグメント磁石24は、その磁力によってロータコア21Rの外周面に吸着するから、ロータコア21Rが回転してセグメント磁石24が下側になっても脱落することはない(図2を参照)。これにより、ロータコア21Rの外周面に所定数(本実施形態では14個)のセグメント磁石24が等間隔に均等配置される。
ここで、ロータコア21Rの横隣の(周方向で隣り合った)セグメント磁石24,24同士は互いの磁力によって反発するので、各セグメント磁石24はロータシャフトの外周面の周方向に等間隔に離されて均等配置された状態に保持される(図4(A)の状態)。以上が本発明の「接着待機工程」である。
ロータコア21Rの外周面にセグメント磁石24を均等配置したら、その状態で炉に入れて、セグメント磁石24とロータコア21Rとの間の接着剤を固化させ、セグメント磁石24をロータコア21Rに固定する。
セグメント磁石24を固定したら、それらセグメント磁石24に対して本着磁を行う。即ち、図4(B)に示すように、着磁ヨーク50を各セグメント磁石24の外面24Bに宛がい、着磁ヨーク50に巻回された着磁用コイル51を励磁する。このとき、内面から外面に向かって磁束が貫通する着磁ヨーク50(図4(B)の右側の着磁ヨーク50)と、外面から内面に向かって磁束が貫通する着磁ヨーク50(図4(B)の左側の着磁ヨーク50)とがロータ20の周方向に交互に並ぶように各着磁ヨーク50の着磁用コイル51に通電する。これにより、異なる磁極性のセグメント磁石24、即ち、内面24Aから外面24Bに向かってNS極となったセグメント磁石24Sと、SN極となったセグメント磁石24Nとがロータコア21Rの外周面の周方向に交互に配置される。以上が本発明の「本着磁工程」である。
そして、図1に示すようにモータハウジング16に収容されたステータ11内に、ロータ20を挿入すると共に、そのロータ20のロータシャフト21を図示しないベアリングにて軸支して、モータ10の製造が完了する。
本実施形態のロータ20の製造方法によれば、セグメント磁石24がロータシャフト21(詳細には、ロータコア21R)の外周面に均等配置されてから接着剤が固化するまでの間、ロータシャフト21の周方向で隣り合ったセグメント磁石24,24同士が互いの磁力で反発して、周方向で等間隔に離れた状態に保持されるので、接着剤が固化する前のセグメント磁石24の位置ずれを防止することができる。そして、セグメント磁石24はロータシャフト21の外周面に均等配置されるから、このロータ20を備えたモータ10では、モータ特性(コギングトルクやトルクリップル等)が向上する。特に、電動パワーステアリング用モータにこのロータ20を備えれば、操舵フィーリングの向上が図られる。しかも、従来のようにセグメント磁石24の幅寸法を狭めてセグメント磁石24,24間の間隔を広げなくてもよいから、モータ10のトルクを低下させることもない。また、例えば、ロータシャフト21を大径化することでセグメント磁石24,24の間隔を広げるとモータ10が大型化するが、本実施形態の製造方法であれば、そのようなことも防げる。
さらに、仮着磁によってセグメント磁石24に付与される磁力を調節すれば、セグメント磁石24,24同士の間隔を従来のものより狭めて均等配置することも可能である。これにより、モータ10の小型化やトルクの向上を図ることができる。
[第2実施形態]
図5は本発明の第2実施形態を示す。本実施形態のロータ20では、ロータシャフト21の周方向に均等配置される複数のセグメント磁石24をロータシャフト21の軸方向に複数群備えている。同図に示すように、一方側(同図の左側)の全セグメント磁石24(以下、これを、「一方のセグメント磁石群24V」という)と、他方側(同図の右側)の全セグメント磁石24(以下、これを、「他方のセグメント磁石群24W」という)とは、幅方向の中心線Lが一直線上に配置されており、軸方向で突き合わされた端面同士が接合している。なお、同図では、各セグメント磁石24の外面24B側に備えた磁極が示されており、内面24A側は逆の磁極を備えている。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本実施形態のロータ20の製造方法について説明する。まず、図示しないセグメント磁性体に仮着磁を行ってセグメント磁石24を製造する。具体的には、一方のセグメント磁石群24Vは、内面24Aから外面24Bに向かってSN極となるように着磁しておき、他方のセグメント磁石群24Wは内面24Aから外面24Bに向かってNS極となるように着磁しておく。以上が本発明の「仮着磁工程」である。
次に、ロータコア21Rの外周面と各セグメント磁石24の内面24Aのうちの少なくとも何れか一方に、熱硬化性の接着剤を塗布しておく。
次いで、ワーク回転ツール30によってロータコア21Rを所定角度ずつ回転させながら、把持ツール35によってセグメント磁石24をロータコア21Rの外周面に等間隔に配置していく。例えば、まず、一方のセグメント磁石群24Vをロータコア21Rの外周面に均等配置する。次いで、他方のセグメント磁石群24Wをロータコア21Rの外周面に均等配置するが、このとき、他方のセグメント磁石群24Wのセグメント磁石24Sと、一方のセグメント磁石群24Vのセグメント磁石24Nとが周方向にずれないようにして、各端面同士を突き合わせておく。
すると、ロータコア21Rの外周面の周方向で隣り合ったセグメント磁石24,24同士は、互いの磁力によって反発して等間隔に離れた状態に保持されると共に、ロータコア21Rの軸方向で突き合わされたセグメント磁石24N,24S同士は、互いの磁力によって吸引し合い、その突き合わされた一端面同士が接合する。これにより、一方のセグメント磁石群24Vと他方のセグメント磁石群24Wとの間の隙間をなくすことができる。以上が本発明の「接着待機工程」である。
この状態で接着剤を固化させて、全てのセグメント磁石24をロータコア21Rに固定したら、それらセグメント磁石24に対して上記第1実施形態と同様にして本着磁を行う。これにより、ロータコア21Rの軸方向に並んで接合した2つのセグメント磁石24,24の磁極性が同一にされると共に、ロータコア21Rの周方向に均等配置されたセグメント磁石24が交互に異なる磁極性となる。以上が本発明の「本着磁工程」である。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同等の効果を奏すると共に、ロータ20の軸方向で並んだセグメント磁石24,24同士を隙間なく接合することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)接着待機工程では、図6(A)に示すように、ロータシャフト21の軸方向で並んだ異なる磁極性のセグメント磁石24S,24N同士を、軸方向で突き合わすと共に周方向に所定角ずらして配置しておき、本着磁工程では、同図(B)に示すように、所定角ずれて接合した2つのセグメント磁石24,24の磁極性を同一にすると共に、ロータコア21Rの周方向に均等配置されたセグメント磁石24が交互に異なる磁極性となるように着磁を行ってもよい。これにより、ロータ20に、所謂、段スキューが設けられるので、このロータ20を備えたモータ10(回転機)では、コギングトルクの向上が図られる。
(2)上記実施形態では、セグメント磁石24をロータコア21Rの外周面に配置してから接着剤が固化するまでの間、セグメント磁石24をその磁力によりロータコア21Rの外周面に吸着させていたが、ロータコア21Rの外周面側を、セグメント磁石24の内面24A側の磁極性と逆の磁極性になるように着磁しておき、ロータコア21Rとセグメント磁石24の相互の吸引力により吸着させるようにすれば、セグメント磁石24の脱落をより確実に防止できる(図7(A)を参照)。
また図7(B)に示すように、ワーク回転ツール30に備えた回転軸31を永久磁石で構成して、その永久磁石とセグメント磁石24との相互の吸引力によりセグメント磁石24をロータコア21Rの外周面に吸着させてもよい。
(3)上記第2実施形態では、一方のセグメント磁石群24Vをロータコア21Rの外周面に配置してから、他方のセグメント磁石群24Wの配置を行っていたが、一方と他方のセグメント磁石群24V,24Wを同時にロータコア21Rの外周面に配置していってもよい。
(4)ロータシャフト21の軸方向に並んだセグメント磁石群は、3つ以上でもよい。
(5)上記実施形態では、セグメント磁石24をロータコア21Rの外周面に配置する場合に、ロータコア21Rの中心にワーク回転ツール30の回転軸31を挿入嵌合してロータコア21Rを回転させていたが、ロータコア21Rにロータ芯部材21Sを圧入してロータシャフト21を形成しておき、ロータ芯部材21Sの一端部をワーク回転ツール30の回転中心に形成された固定孔(図示せず)に嵌合させてロータシャフト21を回転させてもよい。
本発明の第1実施形態に係るモータの断面図 セグメント磁石を均等配置する過程におけるロータコアの斜視図 セグメント磁石が均等配置されたロータコアの拡大斜視図 (A)接着待機工程におけるロータコアの平面図、(B)本着磁工程におけるロータコアの平面図 (A)接着待機工程におけるロータコアの側面図、(B)本着磁工程後のロータコアの側面図 (A)接着待機工程におけるロータコアの側面図、(B)本着磁工程後のロータコアの側面図 他の実施形態(2)に係る接着待機工程におけるロータコアの平面図
符号の説明
10 モータ
20 ロータ
21 ロータシャフト
21R ロータコア
24 セグメント磁石
24V,24W セグメント磁石群

Claims (5)

  1. ロータシャフトの外周面の周方向に複数のセグメント磁石を間隔を開けて均等配置して接着剤で固定し、回転機のロータを製造する製造方法において、
    前記周方向で並んだ全ての前記セグメント磁石を同一の磁極性になるように仮着磁する仮着磁工程と、
    それら仮着磁されたセグメント磁石を前記ロータシャフトの外周面に均等配置後、前記接着剤が固化するまでの間、横隣の前記セグメント磁石同士を磁力によって反発させて、前記セグメント磁石を均等配置した状態に保持する接着待機工程と、
    前記接着剤が固化した後に、横隣の前記セグメント磁石が互いに逆の磁極性になるように本着磁を行って磁極性が異なるセグメント磁石が交互に前記ロータシャフトの周方向に並んだ状態にする本着磁工程とを備えたことを特徴とするロータの製造方法。
  2. 前記ロータシャフトの周方向に均等配置される前記複数のセグメント磁石を前記ロータシャフトの軸方向に複数群設け、前記ロータシャフトの軸方向で隣り合った各セグメント磁石群の前記セグメント磁石同士を突き合わせておき、
    前記仮着磁工程では、前記ロータシャフトの軸方向で突き合わされたセグメント磁石同士が逆の磁極性になるように仮着磁を行い、
    前記本着磁工程では、前記ロータシャフトの軸方向で互いに突き合わされた前記セグメント磁石同士が同一の磁極性になるように本着磁を行うことを特徴とする請求項1に記載のロータの製造方法。
  3. 前記接着待機工程では、異なる磁極性のセグメント磁石同士を前記ロータシャフトの軸方向で突き合わすと共に、周方向に所定角ずらして配置することを特徴とする請求項2に記載のロータの製造方法。
  4. 前記接着待機工程では、接着剤が固化するまでの間に、仮着磁された各セグメント磁石の磁力によりそれら各セグメント磁石を前記ロータシャフトに吸着させておくことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のロータの製造方法。
  5. 前記請求項1乃至4の何れかに記載のロータの製造方法で製造されたロータを備えたことを特徴とする電動パワーステアリング用モータ。
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