JP2007267211A - コマーシャル検出方法およびコマーシャル検出装置並びにコマーシャル検出プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

コマーシャル検出方法およびコマーシャル検出装置並びにコマーシャル検出プログラムが記録された記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007267211A
JP2007267211A JP2006091586A JP2006091586A JP2007267211A JP 2007267211 A JP2007267211 A JP 2007267211A JP 2006091586 A JP2006091586 A JP 2006091586A JP 2006091586 A JP2006091586 A JP 2006091586A JP 2007267211 A JP2007267211 A JP 2007267211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commercial
block
candidate section
candidate
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006091586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4719604B2 (ja
Inventor
Yukinobu Taniguchi
行信 谷口
Kazuhiro Kawai
和寛 川合
Tomohisa Hirokawa
智久 広川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT IT Corp
Original Assignee
NTT IT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT IT Corp filed Critical NTT IT Corp
Priority to JP2006091586A priority Critical patent/JP4719604B2/ja
Publication of JP2007267211A publication Critical patent/JP2007267211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4719604B2 publication Critical patent/JP4719604B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】 CMとCMの間に番組宣伝等の短いCMが挿入された場合でも正確にCMが検出でき、また安価に実行できるCM検出方法を提供する。
【解決手段】 CMが切り替わる時点を検出し、隣接するCM切替時点の時間間隔が15秒や30秒等の1つのCMの放送時間に相当する場合にCM候補区間として選定するとともに、上記時間間隔が例えば5秒の番組宣伝等の別の種類のCM放送時間に相当する場合には準CM候補区間として選定し、CM候補区間と準CM候補区間の双方により形成されるブロックの長さが例えば60秒を超える場合には、そのブロックをCM区間と判定することにより、CMとCMの間に番組宣伝等のより時間の短い別種類のCMが挿入された場合でも、正確にCMの区間を検出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放送信号に含まれるコマーシャルを自動的に検出するためのコマーシャル検出方法とその装置に関する。
例えばテレビ放送に代表される放送信号に含まれるコマーシャル(以下CMという)を自動的に検出して、契約どおりにCMが放送されていることを監視したり、新規のCMをデータベースに登録したり、CMを自動的にスキップして放送信号を録画すること等が従来から行なわれている。
図11はテレビ放送の番組本編に挿入されたCMを検出する方法に関する第1の従来例である(特許文献1)。これは、番組本編からCMへの切り替わりや1つのCMから別のCMへの切り替わりの際には短い期間の無音区間が存在すること、1つのCMは15秒や30秒等の一定時間長であることに着目してCMを検出するもので、テレビ信号の音声信号から無音区間を検出する無音区間検出部と、隣接する無音区間の時間間隔がCMの時間に相当する場合にその区間をCM候補区間として抽出する区間間隔一定箇所抽出部と、複数のCM候補区間が連続して配置されるブロックの中で、そのブロックに含まれるCM候補区間の数が最も多いブロックをCMブロックと判定するCM放映区間判定部と連続性評価部により構成されるものである。また、CMが切り替わると画面のカットが生じることを利用して、受信した画像の特徴量の検出結果に基づいてカットを検出するカット検出部をさらに備え、抽出したCM候補区間の信頼度を向上させる技術も記載されている。
図12はテレビ放送信号に含まれるCMを検出する第2の従来例である(特許文献2)。この例は、1本のCMは15秒または30秒の長さを持ち、CM中にはカットが多発することが多く、CM区間は1分以上連続して出現する場合がほとんどであり、CMの切替の際には無音区間がある、というCM特有の性質を利用してCMを検出するものである。具体的には、画面のカットが生じた時刻を検出したカット系列Ctと、無音区間を検出した無音区間系列Sを求め、双方が同時に起きた時刻、つまり無音区間であってかつ画面のカットが起きた時刻の間隔が15秒か30秒の時にその区間をCM候補区間として取り出し、連続するCM候補区間の長さが60秒以上である場合にその区間をCM区間と判定するものである。
また、特許文献3にはCM検出方法に関する第3の従来例が記載されている。これは、予めCMの音声データをデータベースに登録しておき、受信した放送信号に含まれる無音区間と画面のカットの双方が同時に発生した時点から次に無音区間と画面カットが同時に発生した時点までの秒数、つまり画面カットと無音区間が同時に発生した時間間隔がCM放送秒数として予め定められた値と一致した場合にその間をCM候補区間とし、CM候補区間の音声データを予め蓄積したCM音声データと照合することによりCMの誤検出をなくして検出信頼度を向上させるものである。
さらに最も単純で古典的なCM検出方法としては、音声多重方式を利用する方法がある(特許文献4)。CMはステレオ音声を使用し、番組本編はモノラル音声を使用することに着目して、ステレオ音声部分をCMとして判断する方法である。
特開2003−047031号公報 特開平09−219835号公報 特開平03−289829号公報 特開平02−081344号公報
上記第1から第3のいずれの従来例も、CMの切替の際は無音区間が発生し、かつ画面のカットが多発すること、1つのCMの放送時間は15秒か30秒であること、連続した複数のCMにより構成されるCMブロックは1分間以上継続すること、というCMの特性を利用した方法であるため、CMとCMの間に番組宣伝などの短い情報が挿入されると上記の条件を満足しなくなるためCMの検出に失敗するという欠点があった。また、無音区間だけでなく画面のカットを検出する必要があるため処理コストが高く、ハードディスク等に容易に利用することができないという欠点もあった。また、最近は番組本編でもステレオ放送が増えてきたため、第4の従来例はほとんど使用できない。
本発明のCM検出方法は、CMが切り替わる時点を検出し、隣接するCM切替時点の時間間隔が15秒や30秒等の1つのCMの放送時間に相当する場合にCM候補区間(第1のコマーシャル候補区間)として検出するとともに、上記時間間隔が例えば5秒の番組宣伝等の別の種類のCM放送時間に相当する場合には準CM候補区間(第2のコマーシャル候補区間)として検出し、CM候補区間と準CM候補区間の双方により形成されるブロックの長さが例えば60秒を超える場合には、そのブロックをCM区間と判定するものである。このように、従来のCM候補区間の検出だけでなく準CM候補区間の検出を併せて行うことにより、CMとCMの間に番組宣伝等のより時間の短い別種類のCMが挿入された場合でも、正確にCMを検出することができる。
また本発明の第2のCM検出方法は、CM切替時点を検出し、隣接するCM切替時点の時間間隔が15秒や30秒等の1つのCMの放送時間に相当する場合にCM候補区間として検出し、各々のCM候補区間についてCM画像やCM音声等のCMコンテンツの特徴量を抽出し、その特徴量の類似度に応じて各々のCM候補区間をCMクラスタに分類し、CM候補区間が1つしか含まれないCMクラスタ内のCM候補区間はCMではないとみなして削除し、残ったCM候補区間により形成されるブロックの長さが例えば60秒を超える場合にはそのブロックをCM区間と判定するものである。このように、CM候補区間に含まれるコンテンツ(音声や画像)の特徴量に基づくクラスタリングを用いてCMの誤検出を防止できるので、場面カット検出のような大きな処理量を必要とすることなく、CM検出精度を向上させることができる。さらに、CMクラスタに分類したCMをデータベースに登録することにより、人手をかけなくてもCMデータベースを作成することができるので経済的にデータベースを作成できる。
以上記載したように、本発明のCM検出方法によれば、CMとCMの間にCMより時間の短い番組宣伝等の別種類のCMが挿入された場合でも、正確にCMブロックを検出することができる。また場面カット検出のような大きな処理量を必要とすることなく、CMの誤検出を減らしてCM検出精度を向上させることができる。さらにCM分類結果をデータベースに保存することにより人手をかけずに安価にCMデータベースを構築することもできる。
第1の実施例
図1は本発明の骨子であるCM検出手順、図2は本発明の動作対象である入力信号の1例である。図2の50は番組本編、51は第1のコマーシャル(CM1)に相当する通常のCM、52は通常のCM51の間に挟まれて放送される番組宣伝などの別種類のCMで、これが第2のコマーシャル(CM2)に相当する。複数のCMや番組宣伝等がまとめて番組に挿入されるケースがほとんどであり、53は番組本編50の間に挿入されたCM51(第1のコマーシャル)と番組宣伝52(第2のコマーシャル)により形成されるCMブロックであり、通常は複数のCM51と番組宣伝52が連続して放送される。CMブロック53内におけるCM51とCM52の放送回数や放送順序は様々であるが、いずれの場合にも本発明は適用できる。受信された放送信号の中から、このCMブロック53を検出することが本発明の目的である。CM51は15秒や30秒等の予め定まった時間(第1の所定の長さ)で放送され、番組宣伝52はCM51より短い時間、例えば5秒等の予め定まった時間(第2の所定の長さ)で放送される。CM51と番組宣伝52の放送時間が予め定まっていることを利用してCMブロック53を検出する。なお、ここではテレビジョン放送等を対象に説明するが、もちろんそれには限定されず、ラジオ放送やインターネットを利用した動画配信等にも適用可能なことはもちろんである。要するに、図2に示した信号形式であれば送信媒体は問わない。
図1において、S1はCM51または番組宣伝52が切り替わる時刻であるCM境界を検出するCM境界検出ステップ、S2はCM境界に基づいてCM51の区間であるCM候補区間を検出するステップ、S3はCM境界に基づいてCM51とCM51の間に挿入される番組宣伝52の区間である準CM候補区間を検出するステップ、S4はCM候補区間と準CM候補区間に基づいて番組本編に挿入されたCMブロック53を検出するステップである。なお、CM候補区間検出ステップS2と準CM候補区間検出ステップS3の順序は問わない。図1に示したようにCM候補区間検出ステップS2が先でもいいし、逆に準CM候補区間検出ステップS3が先でもいいが、後述のようにCM候補区間検出ステップS2と準CM候補検出ステップS3は一連の動作として実行されることが好適である。
CM境界検出ステップS1では、無音検出や場面の切り替わり(画面カット)の検出によってCM境界を検出することができるが、具体的には様々な方法を利用することができる。例えば無音区間の検出方法は、受信音声信号をデジタル化し、典型的なCM切替時間である500ミリ秒程度の区間ごとに音声サンプルの二乗和を計算し、その値がしきい値よりも小さい場合にその区間を無音区間と判定することができる。画面カットの検出方法としては、数十〜数百ミリ秒の間隔で取得した2枚のフレーム画像の差分を計算し、その差分の絶対値がしきい値より大きい場合に場面の切り替わりがあったと判定することができる。さらに、CM画面がフェードインやフェードアウトする場合には、画面全体の画素値の分散を各フレームで計算し、分散が小さいところをCM境界として検出することもできる。また従来例でも述べたように、無音区間と画面カットが同時に出現した時刻をCM境界と判定することもできる。
CM候補区間検出ステップS2では、ステップS1で検出したCM境界の情報を用いて第1のコマーシャルであるCM51を検出するためのCM候補区間を検出する。CM51は一般的に15秒、30秒、45秒といった時間間隔で製作されるので、2つのCM境界の間隔が15秒、30秒、45秒等に一致する場合には、その2つのCM境界で区切られる区間をCM候補区間と判定する。なお、CM候補区間の間隔を計算する際には、数百ミリ秒程度の誤差が生じること考慮して、幅を持った判定を行うことが望ましいことはもちろんである。
準CM候補区間検出ステップS3では、ステップS1で検出したCM境界の情報を用いて第2のコマーシャルである番組宣伝52を検出するための準CM候補区間を検出する。番組宣伝52は、CM51より短い間隔、例えば5秒という時間間隔で製作されるので、2つのCM境界の間隔が例えば5秒の場合に、その区間を準CM候補区間と判定する。
CMブロック検出ステップS4では、ステップS2で検出したCM候補区間とステップS3で検出した準CM候補区間の情報に基づいてCMブロック53を検出する。詳細は後述するが、このステップの骨子は次のとおりである。すなわち、CMブロック53は短くても60秒程度は続くことが多いという性質を有するため、CM候補区間または準CM候補区間が60秒以上連続する場合に、そのCM候補区間、準CM候補区間の列をCMブロックとして検出することができる。これが請求項2に記載した発明である。また、この検出動作は各々のCM境界について行うため、複数のCMブロックが検出される場合がほとんどであるが、互いに重なりを持つCMブロックがあれば、その中から区間長が最大のCMブロックのみを採用し、それ以外のCMブロックを削除する。これは、重なるCMブロックがある場合には、長さが最長のCMブロックが正解であるという経験則に基づいており、これが請求項3に記載した発明である。なお、CMブロックの長さではなく、CMブロックに含まれるCM候補区間の数が多いCMブロックを採用することもでき、これが請求項4に記載した発明である。
番組宣伝52、つまり準CM候補区間は、複数のCM51の間、つまりCM候補区間の間に挿入される場合が多いので、準CM候補区間は一定回数以上連続しないという性質、あるいはCMブロックの先頭または末尾には準CM候補区間は存在しないという性質を利用してCMブロックの過剰検出を抑制することにより処理負荷を軽減することもできる。
図3は本発明のCM検出方法の原理を説明する図である。ここでは無音区間や画面カットの検出等を用いてCM境界検出ステップS1によって検出されたCM境界として、例えばt1、t2からt11までが検出されたと仮定する。CM境界=[t1、t2・・・t11]である。なお、説明をわかり易くするため、具体的な時間の例を用いることとし、例えばCM境界=[00:00、00:07、00:15、00:30、00:35、00:37、00:45、01:00、01:05、01:07、01:15]とする。(00:07とは0分7秒の意味である。)また、第1のコマーシャルである通常のCM51の時間長として、Δ1とΔ2の2種類の長さを想定する。もちろん3種類以上であってもよい。この具体例として、Δ1=15秒、Δ2=30秒と仮定する。第2のコマーシャルである番組宣伝52の時間長として、Δ1やΔ2より短いδを想定する。これももちろん2種類以上あってもよい。δの具体例として5秒を仮定する。
まず、最初のCM境界t1で、次のCM境界までの時間長がΔ1、Δ2、δに相当する直近のCM境界があるどうかを探索する。ここではt3までの間隔(00:15−00:00)がΔ1(15秒)に相当するので、長さΔ1のCM候補区間61を抽出する。なお、t4までの間隔(00:30−00:00)もΔ2(30秒)に相当するが、CM候補区間として既にt3までの区間を抽出しているのでt4までの区間は抽出しない。また、準CM候補区間はCM候補区間とは独立に検出するので、もしt1からδだけ後にCM境界があればそれを準CM候補区間として抽出するが、ここではそれに該当するCM境界は存在しないのでt1では準CM候補区間は抽出しない。次のCM境界t2でも、上記と同様にt6までの長さΔ2(30秒)のCM候補区間66を抽出する。ただし、このCM候補区間66は、t1で抽出したCM候補区間61とは連続しないので別系列のCMブロックになる。これについては後述する。t3では、t1と同様にt4までの長さΔ1のCM候補区間62を抽出する。これはt1で抽出したCM候補区間61と連続するので同一系列のCM候補区間になる。t4では、t7までの長さΔ1のCM候補区間63を抽出するとともにt6までの準CM候補区間67を抽出する。以上の動作をt10まで繰り返す。これによって2種類の長さ、Δ1とΔ2を持ついくつかのCM候補区間と、長さδの準CM候補区間が抽出される。以上がCM候補区間検出ステップS2と準CM候補区間検出ステップS3における動作である。このように、この2つのステップは一連の流れとして実行するのが好適である。
次に、抽出したCM候補区間と準CM候補区間に基づいてCMブロックを検出する。まずCM境界t1を起点に考えると、t1、t3、t4、t7、t8でそれぞれ抽出した、長さΔ1のCM候補区間61が時間的に連続して形成される。わかり易くするために、図3ではこれらのCM候補区間に61から65までの符号を付した。このブロックの時間長はt1〜t11であり、これが所定の時間長、例えば60秒を超えているので、これを1つのCMブロック57−1として抽出する。次に、t1、t3で抽出した長さΔ1のCM候補区間61、62と、t4で抽出した準CM候補区間67と、t5で抽出した長さΔ2のCM候補区間69が時間的に連続しており、この間の時間長t1〜t9も60秒を超えているので、これをもう1つのCMブロック57−2として抽出する。t1を起点とするCMブロックはこの2つしかないので、次にt2を起点とするCMブロックの検出を行う。ここではt2、t6で抽出した長さΔ2のCM候補区間66、68が時間的に連続しており、この区間が60秒を超えているので、これを別のCMブロック57−3として抽出する。t2を起点とするCMブロックはこれだけであるので、次にt3を起点とするCMブロックの検出を行う。ここではt3、t4、t6、t8で抽出した長さΔ1のCM候補区間62、63、64,65が時間的に連続しており、これが60秒であるのでCMブロックとして抽出できるが、これは既にt1起点の際に検出したCMブロック57−1に含まれるので図示は省略する。
t4起点の場合は、t4とt7とt8で抽出した長さΔ1のCM候補区間のつながりと、t4で抽出した準CM候補区間とt6で抽出した長さΔ2のCM候補区間のつながりがあるが、いずれも時間長が60秒に達しないのでCMブロックとして抽出しない。t5起点でも、長さΔ2のCM候補区間が1つだけであり、60秒に達しないのでやはりCMブロックとしては抽出しない。以上のプロセスをt10まで繰り返すと、最終的に3つの有効なCMブロックが抽出できる。このブロックは時間的に重なっているので、最も時間長の長いCMブロック57−1を正しいCM区間と判断し、CMブロック57−2とCMブロック57−3は棄却する。これがCMブロック検出ステップS4の動作であり、これによってCMブロックを検出することができる。
図3に示した検出方法を動作アルゴリズムとして詳細に示したのが図4と図5である。図4は全体の動作手順であり、CM境界検出ステップS1によって検出されたCM境界を入力して、CMブロックを検出するアルゴリズムである。S10ではCM境界検出ステップS1で抽出したCM境界ti(i=1〜N)を入力し、出力変数をリセットする。S11ではi=1にセットすることで、最初のCM境界t1についてCMブロックの抽出処理を行う。S12はCMブロックを探索するサブルーチンの部分で、ここでの詳細なアルゴリズムは図5に示す。このサブルーチンはi番目のCM境界についてCMブロックを探索し、探索した結果を変数Blockに格納するものなので、i=1であればt1についてCMブロックを探索することになる。CMブロックはCM境界の時間の配列として表現できる。例えば、図3に示したCMブロック57−1の場合は[00:00、00:15、00:30、00:45、01:00、01:15]のように表現できる。S12で取り出したCMブロックの長さ、つまり変数Blockの長さが60秒を超えているかどうかをS13でチェックし、超えていなければそのブロックはCMブロックではないと判断できるので棄却し、S18でiを1つ増分する処理、つまりCM境界を1つ進ませる処理を行う。変数Blockの長さは、格納された時間列の末尾と先頭との時間差をとることで計算できる。
S12で探索したブロックの長さが60秒以上であれば、そのブロックはCMの可能性があるので、S14で既に抽出済みのCMブロックと重なりがあるかどうかを検査する。もし、重なりがなければ、既に抽出済みのブロック(変数prev_blockに格納済みのブロック)はこれ以降のCM境界についてのCMブロックと重なりを持たないことが明確になったので、S15で既に抽出済みのブロックをCMブロックとして取り出すこととし、さらにS17で今回の処理で抽出したCMブロックを既に抽出済みのブロックとしてからS18で次のCM境界の処理に移行する。もし、S14で今回探索したブロック(変数Blockに格納)と既に抽出済みのブロック(変数prev_blockに格納)とが重なっていれば、S16で双方の長さを比較し、もし今回探索したブロックの方が長ければ、それを既に抽出済みのブロックに移してからS18で次のCM境界の処理に移行し、既に抽出済みのブロックの方が長ければ、今回探索したCMブロックはCMブロックではないとして棄却する。以上の処理を全てのCM境界について実行したか否かをS19で判定し、完了していなければS12に戻り、完了したらS20で既に抽出済みのブロック(変数prev_blockに格納したブロック)をブロックリストに追加する。
以上のステップにより、CMブロックである変数blocklistを出力することができる。例えば、図3に示した例の場合には、S12で出力した3つのCMブロック57−1、57−2、57−3の中から、長さが最も長いCMブロック57−1が抽出されるので、これに対応するリストであるblocklist=[00:00、00:15、00:30、00:45、01:00、01:15]が得られる。なお、S13では探索したブロックの長さ(時間間隔)に基づいて、そのブロックがCMブロックか否かを判定したが、時間間隔ではなくそのブロックに含まれるCM候補区間の数に基づいて判定することもできる。この場合、S13ではブロックに含まれるCM候補区間の数が例えば3個以上か否かを判定する条件となる。S16における判定条件もS13と同様に、ブロックの長さではなく、ブロックに含まれるCM候補区間の数によることもできる。
図5はブロック探索サブルーチンS12の部分の詳細なアルゴリズムである。このフローの前半は、CM候補区間から始まるCMブロックの探索部分であり、後半は準CM候補区間から始まるCMブロックの探索部分である。ここではCM境界tiから始まるCMブロックを探索する手順を示す。従って、ti+1以降のCM境界とtiとの間の時間間隔を調べることになるので、S1201からS1203までの間でtiとの間の時間間隔が15秒、30秒、45秒のいずれかに該当するCM境界があるかどうかを検査する。もし該当するCM境界がなければCM候補区間は発見できなかったと判断して準CM候補区間の探索を行うか否かの判断ポイントに移行する。もし、該当するCM境界があれば、その区間をCM候補区間として抽出し、S1205でCM候補区間(ti、tj)をCMブロックのblockに加える。また、そのCM境界tjを始点として、それ以降のCM境界に対しても同じ処理を繰り返すために、S1204でこの関数を再帰的に実行する。この際は、CM候補区間だけでなく準CM候補区間から始まるCMブロックも探索する。このようにして、CM候補区間が発見できなくなるまでS1206でCM境界tjを増加させながらCM候補区間を探索する処理を行い、その結果をS1205でCMブロックの変数blockに加える。
例えば図3に示した例では、CM境界t1を始点としてこの関数を実行すると、まずS1201ではj=2として、すなわちt2とt1の時間間隔が15秒、30秒、45秒か否かをS1202で調べる。この間は7秒のため、上記の条件を満足しないからS1203に移行し、S1203の条件も満足しないからS1201に戻ってjを1つ増加させたCM境界t3について同様にチェックする。t3とt1の時間間隔は15秒なのでS1202の条件を満足してS1204に移行するとともに変数blockにt1が代入される。S1204では、t3を始点として同じ処理が繰り返され、t4までのCM候補区間が発見されるので変数blockにt3が加えられてblock=[t1、t3]となる。さらにt4以降についても同様な処理が繰り返されて1つのCMブロック57−1が抽出される。このときの変数blockは[t1、t3、t4、t7、t8、t11]となる。
図5に戻ると、S1207は準CM候補区間から始まるCMブロックを検索するか否かの判定であり、検索する場合はS1208に移行する。基本的なアルゴリズムはCM候補区間の抽出の場合と同様であり、異なる点はS1209での時間間隔の判定条件が5秒になっている点と、発見した準CM候補区間を表す変数がblock2に変わっているだけである。S1213では、CM候補区間から始まるCMブロックと準CM候補区間から始まるCMブロックの長さを比較し、後者の方が長ければ後者の方を正しいCMブロックであると判断して、S1214で後者をCMブロックとするものである。以上の処理を全てのCM境界について実行すれば、このサブルーチンでは、例えば図3や図4の例で既に述べたように、3つのCMブロック57−1、57−2、57−3を抽出することができる。
第2の実施例
第1の実施例は、音声信号の無音区間や画面の切り替わり時刻等の時間情報のみを用いたCM検出方法であるが、CMの画像や音声等のCMコンテンツの分類結果を併用すれば、さらにCMの検出精度を向上させることができる。まず、この方法の基になるCMコンテンツ分類方法を説明する。図6はコンテンツ分類手順である。S30は図1に示したCM候補区間検出ステップS2で抽出したCM候補区間CMiに含まれる音声や画像データからコンテンツの特徴量を算出する。特徴量の算出方法には様々な方法がある。例えば音声の場合はゼロ交差数、短時間パワースペクトル、LPCケプストラム、MFCC等を用いることができ、画像の場合は小ブロック内での画素の輝度値の平均値を用いることができるが、これらは本発明の特徴ではないので説明を省略する。S31では、各々のCM候補区間CMiをS30で算出した特徴量に基づいて特徴空間の中で分類分け(クラスタリング)を行う。分類の方法としてはk平均法などの既存の方法を用いることができる。また簡便な方法としては、各クラスタの最大半径αを設定しておき、各クラスタの特徴ベクトルの平均である代表ベクトルと各CM候補区間CMiの特徴ベクトルとの間の距離がα以下ならば、CMiはそのクラスタに属すると判定する方法がある。
図7はこの分類分けの過程を模式的に示したものであり、CM1、CM2、CM3は特徴空間上で半径α以下の超球に含まれるので、1つのクラスタCMC1に属すると判定される。一方、CM4はCMC1の超球には含まれないので、別のクラスタCMC2が新たに生成される。図6に戻って、S32では生成された全クラスタCMCj(j=1・・N)を出力する。同一クラスタに属するCM候補区間は、異なる時刻に放送された同一CMであると判断することができる。なお、S31ではCM候補区間全体から特徴量を抽出する例を述べたが、CM候補区間の一部のみを用いることもできる。例えば、CMの最後には、広告主の会社名やロゴ等が表示される場合が多いので、CM候補区間の最後から0.5秒間の区間から特徴量を抽出することにより、CM候補区間を商品の単位ではなく、会社の単位に分類することもできる。また、会社のロゴを予め登録しておけば、そのロゴとの類似度に基づいて分類を行うこともできる。
以上のコンテンツ分類法を利用してCM検出精度を向上させるための手順を図8に示す。これは図6に示した分類の後に実行される処理であり、図1に示したCM候補検出ステップS2によって検出されたCM候補区間を図6に示した処理によって各クラスタに分類した後に実行される。S40は最初のCM候補区間CM1をセットするステップである。S41ではCM候補区間CMiが属するクラスタCMCjを検索する部分で、最初はCM1が属するクラスタを検索することになる。S42ではこのクラスタCMCjに属するCM候補区間が複数あるか否かをチェックし、なければS43でそのCM候補区間CMiをCM候補区間から削除する。これはテレビ番組の中で、まったく同一の映像が2回放映されることは稀であるのに対して、コマーシャルは複数回繰り返して放送されるという性質を有するためである。S44、S45では最後のCM候補区間まで、同様の処理を繰り返す部分である。以上のように、検出した全てのCM候補区間についてコンテンツ分類法を用いた再選別を行うことが望ましいが、CMブロックの先頭または末尾のCM候補区間のみを選別処理の対象とすることもできる。
図9は既に説明した本発明のCM検出方法を実施するCM検出装置の構成例である。これは、第1実施例と第2実施例の双方に対応する構成である。1は例えばテレビ放送信号を受信して映像信号と音声信号を出力するチューナ部、2はチューナ部によって出力された信号からCM境界信号を検出するCM境界検出部、3はCM境界信号に基づいてCM候補区間を検出するCM候補区間検出部、4はCM境界信号に基づいて準CM候補区間を検出する準CM候補区間検出部、5は検出したCM候補区間と準CM候補区間に基づいてCMブロックを検出するCMブロック検出部であり、これらが第1実施例のCM検出方法を実施するために必要な構成部分である。6は検出したCM情報、例えばCM候補区間と準CM候補区間に関する情報、CMブロックの情報等を蓄積するCM情報蓄積部であり、CM候補区間と準CM候補区間の開始時刻、終了時刻、CM候補区間か準CM候補区間かを識別するフラグ、CM出現頻度等を保存する。
7は画像等のコンテンツの特徴量に基づいてCM候補区間をクラスタに分類するCM分類部、8は分類したCM候補区間を蓄積するCMクラスタ蓄積部であり、これらが第2実施例のCM検出方法を実施するために付加的に必要な構成部分である。9はこの装置の動作を制御する制御部、10はチューナ部1から出力された映像および音声信号を符号化する符号化部、11は符号化した映像を蓄積する映像蓄積部、12は各構成部分を接続する信号バスである。なお符号化部10は受信した映像信号と音声信号を圧縮して蓄積に適した信号形式に変換するものだが、本発明の動作には関係がない部分である。チューナ1は受信波の種類に応じて適切な機能を持つので、テレビ放送だけでなく、CATVを用いた映像配信や、インターネットを用いた動画配信等の各種の放送形態に対応することができる。以下ではテレビ放送の場合を例にとって本装置の動作を説明する。
受信した放送波がチューナ1に入力され、チューナ1から特定チャネルの映像信号と音声信号が出力される。チューナ1にAD変換機能を含ませることで、デジタル形式の信号を出力することができる。この音声信号と映像信号を符号化部10で圧縮多重化して映像蓄積部11に蓄積する。符号化部10は例えばMPEGエンコーダを用いることができる。また、チューナ1から出力された映像信号と音声信号はCM境界検出部2に入力される。
CM境界検出部2は、例えば無音検出部2−1とカット検出部2−2、およびその出力の論理積を取るAND部2−3で構成される。無音検出部2−1は、時系列で入力される音声データのパワーを数百ミリ秒の期間で平均を取り、その値が所定のしきい値より小さい場合に無音区間として検出する。カット検出部2−2は、時系列として入力されるフレーム画像の画素毎の差をとり、その差の絶対値又は二乗の和が所定のしきい値より大きい場合にカット点を表す信号を出力する。AND部2−3では無音検出部2−1とカット検出部2−2の出力の論理積が取られ、カットと無音の双方が同時に検知された場合にCM境界であるとしてCM境界検出信号を出力する。
CM候補区間検出部3は、CM境界検出部2から入力したCM境界検出信号を処理してCM候補区間を検出し、CM情報蓄積部6に記録する。ここではCM境界が検出された時刻を一定時間(例えば60秒間)蓄積しておき、CM境界が15秒、30秒、45秒のいずれかの間隔で出現した場合に、CM境界で区切られる区間をCM候補区間として出力する。
準CM候補区間検出部4は、CM候補区間検出部3と同様の原理で準CM候補区間を検出する。すなわち、5秒または10秒といったCM区間より短い時間間隔で現れるCM境界を検出する。
CM情報蓄積部6は、例えばリレーショナルデータベースのテーブルとして構成することができる。CM分類部7は、検出したCM候補区間がCM情報蓄積部6に書き込まれると起動され、新たに書き込まれたCM候補区間に対してCMクラスタ蓄積部8に蓄積されたクラスタの中から最近傍のクラスタを検索し、そのクラスタとの距離が所定のしきい値より小さければそのクラスタに分類し、そうでなければ新たなCMクラスタが見つかったと判断して、その情報をCMクラスタ蓄積部8に追加する。
CMブロック検出部5はCM情報蓄積部6をスキャンして、CM候補区間又は準CM候補区間が一定時間以上連続して出現する場合に、その区間をCMブロックとして出力する。この詳細な動作については既に説明した。
本発明のCM検出方法をDVDレコーダやハードディスクレコーダに適用することができる。例えば、テレビ番組やインターネットで配信された動画を録画しておき、録画した番組を見るときにCMをカットして番組本編だけを再生することができる。またDVD等の記憶媒体に映像をダビングする際にCMを除くことで、限られた容量の記憶媒体に多くの映像を効率的に記録することもできる。またCMのモニタリング業務では、検出したCM候補区間をタイムライン表示又はアイコン表示することによりCMに関する情報を効率的に取得することができる。
図10はCMモニタリング用の画面の例である。71は録画した映像を表示するビデオ表示エリア、72は本発明により抽出したCM情報を表示するCM情報リスト、73は受信する放送チャネルを選択するチャネル選択ボタン、74はCMを時刻別に表示するためのタイムライン表示エリア、75はマーカーである。CM情報リスト72には、抽出したCM区間情報の例として、開始時刻、終了時刻、時間長、頻度等が表示される。この頻度は、同一のCMが一定時間内に放送された回数であり、CM分類処理の結果として取得することができる。備考欄には、関連情報を登録しておくことも可能である。タイムライン表示エリア74には、縦軸に時間帯が表示され、横軸には各時間帯における分単位の時間が表示され、CM区間を空間的に表示することにより、CMの出現状況を視覚的に一覧表示することができる。マーカー75を用いてCM情報リストで選択したCMの放送時刻を表示することができる。
本発明のCM検出手順である。 本発明の処理対象である放送信号の構成例である。 本発明のCM検出方法の原理である。 本発明のCM検出方法の動作アルゴリズムである。 本発明のCM検出方法の動作アルゴリズムに含まれるCMブロック探索サブルーチンの詳細アルゴリズムである。 CMコンテンツ分類手順である。 CM候補区間のクラスタリングの概念図である。 クラスタリングを用いた本発明のCM候補区間の再選別手順である。 本発明のCM検出装置の構成である。 本発明の応用事例であるCMモニタリング装置の画面の例である。 CM検出方法の第1の従来例である。 CM検出方法の第2の従来例である。
符号の説明
2 CM境界検出部
3 CM候補検出部
4 準CM候補検出部
5 CMブロック検出部
6 CM情報蓄積部
7 CM分類部
8 CMクラスタ蓄積部
9 制御部(CPU)
51 通常のCM(第1のコマーシャル)
52 番組宣伝等の別種類のCM(第2のコマーシャル)
S1 CM境界検出ステップ
S2 CM候補区間検出ステップ
S3 準CM候補区間検出ステップ
S4 CMブロック検出ステップ

Claims (12)

  1. 第1の所定の長さを有する第1のコマーシャルと、前記第1の長さとは異なる第2の所定の長さを有する第2のコマーシャルから構成されるコマーシャルブロックが放送番組情報に挿入された放送信号を受信して、その放送信号から前記コマーシャルブロックを検出する方法であって、
    コマーシャルが切り替わる時点であるコマーシャル切替時点を検出し、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記第1の長さに相当する第1のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出し、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記第2の長さに相当する第2のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出し、
    前記第1のコマーシャル候補区間と第2のコマーシャル候補区間により形成されるブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定することを特徴とするコマーシャル検出方法。
  2. 前記所定の条件は、前記ブロックに含まれる前記第1のコマーシャル候補区間と第2のコマーシャル候補区間の長さが所定のしきい値以上であることを特徴とする請求項1に記載のコマーシャル検出方法。
  3. 前記所定の条件を満たすブロックが複数検出されたとき、最も長いブロックをコマーシャルブロックであると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコマーシャル検出方法。
  4. 前記所定の条件を満たすブロックが複数検出されたとき、当該ブロックに含まれる前記第1のコマーシャル候補区間と前記第2のコマーシャル候補区間の合計数が最も大きいブロックをコマーシャルブロックであると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコマーシャル検出方法。
  5. 所定の長さを有する複数のコマーシャルにより形成されるコマーシャルブロックが放送番組情報に挿入された放送信号を受信して、その放送信号からコマーシャルブロックを検出する方法であって、
    コマーシャルが切り替わる時点であるコマーシャル切替時点を検出し、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記所定の長さに相当するコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出し、
    各々のコマーシャル候補区間についてコマーシャルコンテンツの特徴量を抽出し、その特徴量の類似度に応じて各々のコマーシャル候補区間をコマーシャルクラスタに分類し、
    コマーシャル候補区間が所定数以上含まれるコマーシャルクラスタに含まれるコマーシャル候補区間を正規のコマーシャル候補区間とみなし、
    前記正規のコマーシャル候補区間とみなされたコマーシャル候補区間により形成されるブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定することを特徴とするコマーシャル検出方法。
  6. 前記所定の条件は、コマーシャル候補区間により形成されるブロックの長さが所定のしきい値以上であることを特徴とする請求項5に記載のコマーシャル検出方法。
  7. 前記コマーシャルブロックには、前記コマーシャルとは異なる長さを有する第2のコマーシャルが含まれ、
    前記第2のコマーシャルに対応する第2のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出し、
    前記第2のコマーシャル候補区間を含むブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定することを特徴とする請求項5に記載のコマーシャル検出方法。
  8. 第1の所定の長さを有する第1のコマーシャルと、前記第1の長さとは異なる第2の所定の長さを有する第2のコマーシャルから構成されるコマーシャルブロックが放送番組情報に挿入された放送信号を受信して、その放送信号から前記コマーシャルブロックを検出するコマーシャル検出装置であって、
    コマーシャルが切り替わる時点であるコマーシャル切替時点を検出するコマーシャル境界検出手段と、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記第1の長さに相当する第1のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出する第1のコマーシャル候補検出手段と、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記第2の長さに相当する第2のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出する第2のコマーシャル候補検出手段と、
    前記第1のコマーシャル候補区間と第2のコマーシャル候補区間により形成されるブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定するコマーシャルブロック検出手段から構成されることを特徴とするコマーシャル検出装置。
  9. 所定の長さを有する複数のコマーシャルにより形成されるコマーシャルブロックが放送番組情報に挿入された放送信号を受信して、その放送信号からコマーシャルブロックを検出するコマーシャル検出装置であって、
    コマーシャルが切り替わる時点であるコマーシャル切替時点を検出するコマーシャル境界検出手段と、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記所定の長さに相当するコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出するコマーシャル候補検出手段と、
    各々のコマーシャル候補区間についてコマーシャルコンテンツの特徴量を抽出し、その特徴量の類似度に応じて各々のコマーシャル候補区間をコマーシャルクラスタに分類するコマーシャル分類手段と、
    各々のコマーシャルクラスタに分類されたコマーシャル候補を蓄積するコマーシャルクラスタ蓄積手段と、
    コマーシャル候補区間が所定数以上含まれるコマーシャルクラスタに含まれるコマーシャル候補区間を正規のコマーシャル候補区間とみなし、この正規のコマーシャル候補区間とみなされたコマーシャル候補区間により形成されるブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定するコマーシャルブロック検出手段により構成されることを特徴とするコマーシャル検出装置。
  10. 前記コマーシャルブロックには、前記コマーシャルとは異なる所定の長さを有する第2のコマーシャルが含まれ、
    前記第2のコマーシャルに対応する第2のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出する第2のコマーシャル候補検出手段をさらに含み、
    前記コマーシャルブロック検出手段は、前記第2のコマーシャル候補区間を含むブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定することを特徴とする請求項9に記載のコマーシャル検出装置。
  11. 第1の所定の長さを有する第1のコマーシャルと、前記第1の長さとは異なる第2の所定の長さを有する第2のコマーシャルから構成されるコマーシャルブロックが放送番組情報に挿入された放送信号を受信して、その放送信号から前記コマーシャルブロックを検出するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    コマーシャルが切り替わる時点であるコマーシャル切替時点を検出するステップと、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記第1の長さに相当する第1のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出するステップと、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記第2の長さに相当する第2のコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出するステップと、
    前記第1のコマーシャル候補区間と第2のコマーシャル候補区間により形成されるブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定するステップとを有することを特徴とするプログラムが記録された記録媒体。
  12. 所定の長さを有する複数のコマーシャルにより形成されるコマーシャルブロックが放送番組情報に挿入された放送信号を受信して、その放送信号からコマーシャルブロックを検出するプログラムが記録された記録媒体であって、
    コマーシャルが切り替わる時点であるコマーシャル切替時点を検出するステップと、
    隣接するコマーシャル切替時点の時間間隔が前記所定の長さに相当するコマーシャル候補区間を各々のコマーシャル切替時点について検出するステップと、
    各々のコマーシャル候補区間についてコマーシャルコンテンツの特徴量を抽出し、その特徴量の類似度に応じて各々のコマーシャル候補区間をコマーシャルクラスタに分類するステップと、
    コマーシャル候補区間が所定数以上含まれるコマーシャルクラスタに含まれるコマーシャル候補区間を正規のコマーシャル候補区間とみなし、前記正規のコマーシャル候補区間とみなされたコマーシャル候補区間により形成されるブロックが所定の条件を満たす場合にそのブロックをコマーシャルブロックであると判定するステップとを有することを特徴とするプログラムが記録された記録媒体。

JP2006091586A 2006-03-29 2006-03-29 コマーシャル検出方法およびコマーシャル検出装置並びにコマーシャル検出プログラムが記録された記録媒体 Expired - Fee Related JP4719604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006091586A JP4719604B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 コマーシャル検出方法およびコマーシャル検出装置並びにコマーシャル検出プログラムが記録された記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006091586A JP4719604B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 コマーシャル検出方法およびコマーシャル検出装置並びにコマーシャル検出プログラムが記録された記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007267211A true JP2007267211A (ja) 2007-10-11
JP4719604B2 JP4719604B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=38639725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006091586A Expired - Fee Related JP4719604B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 コマーシャル検出方法およびコマーシャル検出装置並びにコマーシャル検出プログラムが記録された記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4719604B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034708A1 (ja) 2007-09-11 2009-03-19 Sapporo Medical University 細胞増殖方法ならびに組織の修復および再生のための医薬
US8150233B2 (en) 2008-05-27 2012-04-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for and method of analyzing video contents
WO2013125488A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2020102725A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 東芝映像ソリューション株式会社 送受信システム
JP2020102723A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 東芝映像ソリューション株式会社 受信装置及び受信方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09219835A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像要約方法および装置
JP2000078528A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置、記録再生方法、及び記録再生プログラムを記録した記録媒体
JP2000165807A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
JP2000285243A (ja) * 1999-01-29 2000-10-13 Sony Corp 信号処理方法及び映像音声処理装置
JP2003047031A (ja) * 2001-08-03 2003-02-14 Nec Corp コマーシャル検出方法及び装置
JP2006270233A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Mitsubishi Electric Corp 信号処理方法及び信号記録再生装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09219835A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像要約方法および装置
JP2000078528A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置、記録再生方法、及び記録再生プログラムを記録した記録媒体
JP2000165807A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
JP2000285243A (ja) * 1999-01-29 2000-10-13 Sony Corp 信号処理方法及び映像音声処理装置
JP2003047031A (ja) * 2001-08-03 2003-02-14 Nec Corp コマーシャル検出方法及び装置
JP2006270233A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Mitsubishi Electric Corp 信号処理方法及び信号記録再生装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034708A1 (ja) 2007-09-11 2009-03-19 Sapporo Medical University 細胞増殖方法ならびに組織の修復および再生のための医薬
US8150233B2 (en) 2008-05-27 2012-04-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for and method of analyzing video contents
WO2013125488A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2020102725A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 東芝映像ソリューション株式会社 送受信システム
JP2020102723A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 東芝映像ソリューション株式会社 受信装置及び受信方法
JP7120909B2 (ja) 2018-12-20 2022-08-17 Tvs Regza株式会社 送受信システム
JP7120908B2 (ja) 2018-12-20 2022-08-17 Tvs Regza株式会社 受信装置及び受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4719604B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8855796B2 (en) Method and device for detecting music segment, and method and device for recording data
US7941031B2 (en) Video processing apparatus, IC circuit for video processing apparatus, video processing method, and video processing program
JP3894940B2 (ja) 映像音声記録装置
KR101237229B1 (ko) 콘텐츠 처리 장치 및 콘텐츠 처리 방법
JP4905103B2 (ja) 動画再生装置
US8682132B2 (en) Method and device for detecting music segment, and method and device for recording data
JP4332988B2 (ja) 信号処理装置及び方法
US20050264703A1 (en) Moving image processing apparatus and method
JP4719604B2 (ja) コマーシャル検出方法およびコマーシャル検出装置並びにコマーシャル検出プログラムが記録された記録媒体
US20100259688A1 (en) method of determining a starting point of a semantic unit in an audiovisual signal
JP4259500B2 (ja) 映像音声記録装置
JP4432823B2 (ja) 特定条件区間検出装置および特定条件区間検出方法
JP5249677B2 (ja) 宣伝区間検出装置及び宣伝区間検出プログラム
JP4702577B2 (ja) コンテンツ再生順序決定システムと、その方法及びプログラム
JP4376218B2 (ja) コンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法及びプログラム記録媒体
JP4547678B2 (ja) Cm検出装置
US10178415B2 (en) Chapter detection in multimedia streams via alignment of multiple airings
US20050232598A1 (en) Method, apparatus, and program for extracting thumbnail picture
JP2006270233A (ja) 信号処理方法及び信号記録再生装置
US7756390B2 (en) Video signal separation information setting method and apparatus using audio modes
JP4864847B2 (ja) 音楽検出装置および音楽検出方法
JP2012037910A (ja) 音楽検出装置
JP2006303868A (ja) 信号属性判定装置、信号属性判定方法、情報信号記録装置、情報信号記録方法、情報信号再生装置、情報信号再生方法、情報信号記録再生装置および情報信号記録再生方法並びに記録媒体
JP2011004197A (ja) 録画再生装置及び再生方法
JPH09307515A (ja) 自動サービス選択記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees