JP2007267031A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スキャナ部が使用可能となる待ち時間を決定する一因であるキャリッジの位置決め、スキャナの読み取りレベルの規定の為の時間の短縮を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿の読み取りの一方向をCCDイメージセンサーにより電気的に走査し、他方向を機械的に走査して、電源投入後に原稿読取装置を動作させる画像形成装置であって、前記画像形成装置の原稿読取開始キーの押下やコマンド受け付け等によるスキャン開始命令、キャリッジの位置、及び読取信号レベルの変化から、前記原稿読取装置の動作を変更することを特徴とする画像形成装置である。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に原稿読取待ち時間を短縮する画像形成装置に関する。
従来、DPPC(Digital Plane Paper Copy−machine:デジタル複写機)として、電源をONにしてDPPC全体に電源が供給され、電源キー(ソフトSW)により、監視部分以外の電源供給が停止しシャットダウン状態となる画像形成装置が知られている。この電源SWのON及びシャットダウンからの復帰とも独立し、スキャナ部に電源が供給されると、自動的にキャリッジ(照明光源、光学系、CCDイメージセンサが組み込まれている)の位置決め・原稿読取レベルの自動調整処理が行われる装置がある。この自動調整処理は奇数あるいは偶数画素毎に黒レベル調整処理や白レベル調整処理を行っており、各々の調整処理が正常か否かの判断は調整の試行回数が設定した上限値に達したかどうか(タイムアウトエラー)、又は調整の際の設定値が適正範囲内かどうか(オーバーフローエラー)により、行っている。なお、オーバーフローエラーについては設定値の制限のみを行い、単発的な外来ノイズによる誤動作からの復帰を行うものも有る。
また、主にプレスキャンを含めた画像読み取り処理時間を短縮する技術や(例えば特許文献1参照)、画像読み取りを行う操作者がシェーディング補正の必要性を確認することなく、自動的に再度のシェーディング補正を行うことが可能な画像読取装置(例えば特許文献2参照)、省エネモードからの復帰の時間を短縮し、高精度の画像読取条件による画像読み取りを可能とした画像読取装置(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
特開平9−219772号公報 特開2001−320559号公報 特開2003−219127号公報
上記技術では、読み取りユニットを1方向のみに移動させ画像読み取り時間を短縮することや、シューティング補正を自動的に行うことで、操作者が補正の必要性を確認する時間をカットすることや、省エネモードからの復帰時間を短縮することが提案されているが、スキャナ部が使用可能となるまでの待ち時間を決定する一因は、キャリッジの位置決めや、読み取りレベル規定動作にもあるため、これらを考慮しなければ更なるスキャン可能待ち時間を短縮することが望めず、問題となる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、キャリッジの位置決め、スキャナの読み取りレベル(読み取り信号レベル)の規定の為の時間の短縮を行う画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、原稿の読み取りにおいて、一方向をCCDリニアイメージセンサにより電気的に走査し、他方向を機械的に走査する原稿読み取り手段を備える画像形成装置であって、スキャン開始命令の有無、前期原稿読み取り手段の位置、前記原稿読み取り手段により得る読み取り信号レベルの変化に基づき、電源投入後の前記読み取り手段の動作の調整を行う調整手段を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の装置において、前記スキャン開始命令の有無は、原稿読み取り開始キーの押下あるいはスキャン開始コマンドの受け付け状態に基づき判定されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の装置において、前記読み取り手段の基準位置を検知する検知手段を備え、前記原稿読み取り手段の動作は、前記読み取り手段の基準位置決定動作、あるいは前記読み取り手段で読み取った信号のレベルを決定する読み取り信号レベル決定動作であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置において、前記調整手段は、電源投入直後に、前記スキャン開始命令が無い場合、及びスキャン開始命令が有り、かつ前記検知された基準位置が所定の基準位置エリア外にある場合は、前記基準位置決定動作を行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置において、前記調整手段は、電源投入直後に、前記スキャン開始命令が有り、かつ前記検知された基準位置が、所定の基準位置エリア内にある場合には、スキャンを開始して前記スキャン中に前記基準位置決定動作を行うことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3記載の装置において、前記調整手段は、前記スキャン開始命令が無い場合は、前記基準位置決定動作後、前記読取レベル決定動作を行うことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項3記載の装置において、読取信号レベル状態設定規定値の基準となる白領域である基準白板を読み取る白板読取手段を備え、前記調整手段は、前記スキャン開始命令が有り、かつ前記検知された基準位置が、所定の基準位置エリア外にある場合は、前記読取信号レベル状態設定規定値を使用し、前記白板読取手段による読取結果を基に、スキャンの継続、あるいは前記読取信号レベル決定動作の実行、のいずれかに切り替えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の装置において、前記調整手段は、前記白板読取手段の結果、読み取り信号が許容範囲外の場合は、フォワードスキャンを行い、原稿領域の読み取り時に再度読取信号レベルを判定し、許容範囲か否かを判断し、前記許容範囲内になるまでリバーススキャンし、その際に決定された読取レベルで原稿の読み取りを行うこと特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7記載の装置において、前記調整手段は、前記白板読取手段の結果、読み取り信号が許容範囲外の場合は、シートスルー読み取り位置で停止させシートスルースキャン時に前記基準白板の読取信号を元に読取レベルの決定動作を行い、決定された読取レベルで原稿読み取り動作を実行することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7から9のいずれか1項に記載の装置において、原稿スキャンが終了し、所定時間経過後に正規の読取レベルの決定動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、電源投入又はシャットダウンの復帰からの、スキャナが使用可能となる待ち時間を決定する一因であるキャリッジの位置決め・スキャナの読取レベルの規定に関して、従来のように無条件で各決定動作を行わず、その時点で問題ない所定のレベルであれば、そのまま原稿読取動作を実行できるので待ち時間を大幅に短縮でき、問題があるレベルでは、多少の待ち時間が掛かるが、キャリッジの位置決め・スキャナの読み取りレベルの規定動作を行う為、安定した読み取り品質を確保できる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1に本発明の実施形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の構成概略を示す。原稿はオートシーダフィーダ100により自動的に送られる。原稿の画像はスキャナ部101により読み取られる。給紙部105又は給紙部106にある記録紙は、プロセス部102(例えば、電子写真プロセス部)に搬送される。書込み部103でLDによる感光体への露光がなされ、搬送された記録紙にプロセス部102を介して画像が転写、定着される。転写済の記録紙は、排紙部104に排紙される。
図2に本実施形態に係るデジタル複写器のスキャナ部101の構成概略を示す。図2に示す画像形成装置のスキャナ部101は、原稿搬送ベルト1、コンタクトガラス2、ファン3、ヒータ4、APS5及び6、ランプ7、モータ8、HPS(ホームポジションセンサ)9、基準白板10、レンズ11、センサボード12、制御・処理ボード13から構成される。
原稿搬送ベルト1はオートシートフィーダの原稿搬送ベルトである。コンタクトガラス2は原稿と接する透過ガラスである。ファン3は冷却ファンである。ヒータ4は結露防止のためのヒータである。APS5及びAPS6は原稿サイズを検知するセンサである。ランプ7は原稿に照射して画像を読み取るためのランプ、モータ8はランプなどの光学系の移動(スキャン)用モータ、HPS9は光学系位置決めセンサである。基準白板10は読み取り濃度の基準になる板、レンズ11は原稿面からの反射光をCCDに結像するためのレンズである。センサボード12はCCDが搭載されており、原稿からの反射光の強弱に比例した信号をデジタルデータに変換するためのボード、また、制御・処理ボード13はモータ等の制御やセンサボードからの画像データを画像処理するためのボードである。
図3に本実施形態に係る電源投入あるいはシャットダウンから、復帰時の自動調整処理を実行することが可能な原稿読取部の構成例を示す。図3(A)に示すように、原稿読取部は、画像信号の読取を行うセンサボード12、センサボード12から読取データが入力され、制御CPU21と接続された画像処理部24、データを記憶するNVRAM(不揮発性記憶部)23、制御CPU21は直接センサボード12やキャリッジの駆動を行うスキャナモータ25のモータドライバ23を制御するとともに、HPS9の出力も入力される構成となっている。
また図3(B)に示すように、センサボード内の構成としては、原稿の反射光(又は透過光)を電気信号に変換するCCD26、CCD26の出力信号の黒レベルや白レベルなどを規定し、デジタルデータに変換する信号処理部27、CCD駆動や信号処理部のタイミング信号を発生するタイミングジェネレータ29、CCDを直接駆動するドライバ30、各タイミング信号を細かく調整するランダムロジック&ディレイラインetc31、制御CPU21と直接やり取りを行うCPU IF28等から成る。黒レベル・白レベルの調整は制御CPU21から送られるコマンド・データをCPU IF28が解釈し、VDCやGCAに送られる。VDCではVGA出力信号を交流結合しDCクランプするレベルをCPU IF28の指示にしたがって変化させ、黒レベルを変える。又、GCAも同様にCPU IF28の指示に従い画像信号を増幅するゲインを変化させ、白レベルを変える。
又、自動調整処理としては図4に示すフローチャートに示すように、キャリッジやランプの制御や、黒レベル・白レベル自動調整を行う。図4を用いて説明する。電源投入若しくはシャットダウンからの復帰により本処理が開始され、まず各処理に先立ち必要な初期値を設定する(ステップS1)。ホーミング、すなわちキャリッジの基準位置の検出(メカ原点の決定)を行い(ステップS2)、ランプを点灯し自動調節に備える(ステップS3)。キャリッジを基準白版下に移動させ(ステップS4)、CCD出力のOPB部のレベルを読み取り、このレベル(黒レベル)が目標の値となる様に調整する(ステップS5)。CCD出力の有効画素領域の最大値を読み取り、このレベル(白レベル)が目標の値となる様に調整する(ステップS6)。キャリッジをスタンバイ位置に移動させる(ステップS7)。ランプを消灯(ステップS8)し、スキャナスタンバイ状態とさせ、本調整は終了する。
図5は図4に示すフローチャートで示した黒レベル自動調整の処理の流れを示した黒レベル調整処理フローチャートであり、このフローチャートに黒レベル調整の詳細を示す。黒レベル調整に関わる初期値を設定する(ステップS10)。黒レベルを読み取り(ステップS11)、読み取った黒レベルが規定範囲内かどうか判断する(ステップS12)。規定範囲内であれば(ステップS12/Yes)、黒レベル調整は終了する。
読み取った黒レベルが規定範囲外であれば(ステップS12/No)、調整を続ける。読み取った黒レベルと目標黒レベルから黒レベル設定値を算出する(ステップS13)。設定値が設定可能範囲内か否かを判断し(ステップS14)、範囲外であれば(ステップS14/No)設定可能範囲内で制限をかける(ステップS15)。設定・黒レベル読み取り・設定値算出のループの回数が規定の回数以内かを判断する(ステップS16)。規定回数内であれば(ステップS16/Yes)調整を続行するため、算出された値をセンサボードに設定し(ステップS17)、再度黒レベルを読み取る処理を行う(ステップS11)。一方、規定回数に達したら(ステップS16/No)ループから抜ける。
ループ回数が上限を超えた場合(ステップS16/No)、初めての黒レベル調整の場合(ステップS18/Yes)、エラー表示を行い、機械を停止する(ステップS19)。一方、過去に黒レベル調整を行い正常に終了した場合には(ステップS18/No)、その前回の調整値で設定する(ステップS20)。以上で黒レベル調整処理が終了する。図6に、黒レベル調整の標準的な収束状況を○印で示す。
また図7は図4に示すフローチャートで示した白レベル自動調整の処理の流れを示した白レベル調整処理フローチャートであり、このフローチャートに白レベル調整の詳細を示す。白レベル調整に関わる初期値を設定する(ステップS21)。白レベルを読み取り(ステップS22)、上記黒レベル調整と同様に(ステップS11〜20)、白レベルの自動調整が行われる(ステップS22〜S31)。図8は図7に示すフローにより処理を実行して白レベル調整の収束状況を行った例であり、白レベル調整の標準的な収束状況を○印で示す。
図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の処理動作を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートでは、電源投入時又はスキャナシャットダウン(スキャナ給電カット状態)からの復帰からスタートする。NVRAM22に保持されている黒・白レベル制御部設定初期値を、黒・白レベル制御部へ各々設定する(ステップS101)。原稿読取開始キーが押下されたか、原稿読取コマンドが入力されたか(以下スキャン開始命令という)を判断する(ステップS102)。スキャン開始命令が無ければ(ステップS102/No)、ホーミング(キャリッジ基準位置決定)を実行する(ステップS111)。
一方スキャン開始命令が有った場合は(ステップS102/Yes)、キャリッジ位置を検出し、許容範囲内であるかどうか判定する(ステップS103)。許容範囲内であれば(ステップS103/Yes)、キャリッジ位置について何もしないが(ステップS3/Yes)、許容範囲を外れている場合は(ステップS103/No)、キャリッジ基準位置の決定動作(上記ホーミングと同一動作である必要は無い)を行う(ステップS104)。
次に、再度、スキャン開始命令の有無を判断し(ステップS105)、スキャン開始命令が無い場合は(ステップS105/No)、読取レベル調整を実行する(ステップS112)。読取レベル調整でとは、基準白板の読み取りレベルが規定範囲となるように白レベル制御部設定値を変更、すなわち、センサ出力の黒基準レベルが規定範囲となるように黒レベル制御部設定値を変更する。
スキャン開始命令が有る場合は(ステップS105/Yes)、基準白板の読み取りレベルを検出し、そのレベルが許容範囲内かどうかを判定する(ステップS106)。許容範囲内であれば(ステップS106/Yes)何もしないが、許容範囲を外れている場合(ステップS106/No)、読み取りレベル決定動作(上記読み取りレベル調整と同一動作である必要は無い)を行った後(ステップS107)、スキャンを開始し(ステップS108)、原稿読み取り動作を行う(ステップS109)。以上で処理は終了し、スタンバイ又は次のスキャン動作を実行する。
上記実施形態で、電源投入又はスキャナシャットダウンからの復帰時に調整処理をスタートさせているのは、通常キャリッジの位置や読み取りレベルが大きく変化することは少ないので、原稿読み取りに最低限必要な動作のみとすることが出来、電源投入時の待ち時間を短縮することが出来るためである。また、キャリッジの位置や読み取りレベルが大きくずれていた場合でも、キャリッジ基準位置決定動作や読み取りレベル決定動作を行うので安定した品質を維持できる。なお、ユーザが急ぎでない場合(スキャン開始命令がない場合)は、通常と同じホーミング・読み取りレベル調整を行うため通常動作と同等の安定性が確保できる。
以下に本発明の実施形態に係る調整処理動作について図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る調整処理動作を示すフローチャートである。電源投入時又はスキャナシャットダウン(スキャナ給電カット状態)からの復帰時に処理が開始され、NVRAM22で保持されている黒・白レベル制御部設定初期値を黒・白レベル制御部へ各々設定する(ステップS201)。スキャン開始命令の有無を判断する(ステップS202)。スキャン開始命令が無い場合は(ステップS202/No)、ホーミングを実行する(ステップS203)。
一方、スキャン開始命令が有る場合は(ステップS202/Yes)、HPS(ホームポジションセンサ)の状態(ON、OFF)を検出する(ステップS206)。HPS状態を検出した場合、HPSがOFF(HPS検出領域内にキャリッジがない)場合は(ステップS206/No)、ホーミング動作を実施する(ステップS203)。
一方、HPSがON(HPS検出領域内にキャリッジがある)の場合には(ステップS206/Yes)、HPSがOFFとなるまでスキャンを開始する(ステップS207)。通常スキャン方向にキャリッジを移動させ(ステップS208)、HPSがOFFとなったか否かを確認する(ステップS209)。OFFとなっていない場合には(ステップS209/No)ステップS208に戻る。OFFとなっている場合には(ステップS209/Yes)、HPSがON⇒OFFとなった位置をキャリッジの基準位置(キャリッジの基準位置決定動作)として設定し(ステップS210)、その後、通常スキャンを継続する(ステップS211)。
ホーミングを行った後、再度、スキャン開始命令の有無を判断する(ステップS204)。スキャン開始命令が無い場合は(ステップS204/No)、読取レベルを調整する(ステップS205)。ステップS205の読取レベル調整では、基準白板の読み取りレベルが規定範囲となるように白レベル制御部設定値を変更、すなわち、センサ出力の黒基準レベルが規定範囲となるように黒レベル制御部設定値を変更する。
スキャン開始命令が有る場合は(ステップS201/Yes)、基準白板の読み取りレベルを検出し、そのレベルが許容範囲内かどうかを判定する(ステップS212)。許容範囲内であれば(ステップS212/Yes)何も行わないが、許容範囲外の場合は(ステップS212/No)、読み取りレベル決定動作(上記読み取りレベル調整と同一動作である必要は無い)を行う(ステップS213)。
スキャンを継続し(ステップS214)、原稿読み取り動作を行う(ステップS215)。上記ステップS205の後、あるいは上記ステップS215の後に、スタンバイあるいはスキャン実行可能とし(ステップS216)、本調整処理動作は終了する。
以下に本発明の実施形態に係る調整処理について図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る処理動作を示すフローチャートである。電源投入時又はスキャナシャットダウン(スキャナ給電カット状態)からの復帰時に調整処理動作が開始される。NVRAM22で保持されている黒・白レベル制御部設定初期値を黒・白レベル制御部へ各々設定する(ステップS301)。キャリッジの基準位置決定動作(メカ原点の決定)を行う(ステップS302)。キャリッジの基準位置決定動作は、具体的には図5に示すようなものである。その後、スキャン開始命令の有無を判断する(ステップS303)。
スキャン開始命令が無い場合は(ステップS303/No)、読取信号レベルの決定動作を実施(ステップS313)し、その後、待機状態(ステップS314)となる。一方、スキャン開始命令が有る場合は(ステップS303/Yes)、読み取りレベル規定値設定(規定値の黒・白レベル制御部設定)を行うが(ステップS304)、この際に初期値設定と同一の場合には新たに設定しなくとも良いこととする。
前記ステップS304を実行した後にスキャンを開始し(ステップS305)、基準白板を読み取る(ステップS306)。基準白板の読み取りレベルが許容範囲内か否か判定する(ステップS307)。許容範囲内の場合は(ステップS307/Yes)、スキャンを継続し(ステップS315)、原稿読み取りを行う(ステップS310)。
白板の読み取りレベルが許容範囲外の場合(ステップS307/No)は、読み取りレベル決定動作を行い(ステップS308)、スキャンを開始する(ステップS309)。以後は通常の原稿読み取りを実施する(ステップS310)。スキャンを終了し(ステップS311)、スタンバイまたはスキャン実行可能となり(ステップS312)本処理は終了する。
以下に本発明の実施形態に係る調整処理について図12を用いて説明する。図12は、原稿台スキャン時のスキャン開始命令有り時で基準白板読み取りレベルが許容範囲外の場合の処理動作を示すフローチャートである。スキャン命令有りで、かつ基準白板読み取りレベルがNGの場合でも、キャリッジのフォワードスキャン動作(キャリッジ基準位置から原稿領域に向かうスキャン動作)は原稿端部まで継続する(ステップS401)。その途中で、原稿領域を読み取り(ステップS402)、読み取った原稿領域の読み取りレベルが許容範囲内かどうか判断する(ステップS403)。許容範囲内であれば(ステップS403/Yes)特に何もせず、許容範囲外であれば(ステップS403/No)、読み取り信号の増幅器のゲイン等を変化させ、黒・白レベル制御部の設定値を原稿読み取りレベルが許容範囲内となるまで繰返し変更し(読み取りレベル決定動作)、適切な読み取りレベルにする(ステップS410)。
読み取りレベルを決定したら、原稿領域端部までスキャンを継続する(ステップS404)。キャリッジ位置が原稿領域端部に達したら、キャリッジの移動を停止させ(ステップS405)、リバーススキャン(キャリッジ基準位置に向かうスキャン動作、逆方向へのスキャン動作)を開始する(ステップS406)。リバーススキャンでは、読み取りレベル決定動作の結果を用いて原稿の読み取りを実施し(ステップS407)、スキャンを終了し(ステップS408)、スタンバイ又はスキャン実行可能な状態とし、終了する(ステップS409)。
以下に本発明の実施形態に係る調整処理について図13を用いて説明する。図13は、シートスルースキャン時のスキャン開始命令有りの際で、基準白板読み取りレベルが許容範囲外の場合の処理動作を示すフローチャートである。スキャン命令を発行し、かつ基準白板読み取りレベルがNGの場合でも、通常読み取りと同様にキャリッジをシートスルー読み取り位置で停止させるが(ステップS501)、原稿の読み取り位置までのフィードは行わず、背景板を読み取る状態とする(ステップS502)。読み取った背景板の読み取りレベルが許容範囲内かどうかを判断し(ステップS503)、許容範囲内であれば(ステップS503/Yes)特に何もせず、許容範囲外であれば(ステップS503/No)、読み取り信号の増幅器のゲイン等を変化させ、黒・白レベル制御部の設定値を原稿読み取りレベルが許容範囲内となるまで繰返し変更し、適切な読み取りレベルにする(読み取りレベル決定動作)。その後、原稿のフィードを行い(ステップS504)、読み取りレベル決定動作の結果を用いて原稿(シートスルー原稿)の読み取りを実施する(ステップS505)。読み取りフィードを終了し、原稿を排出する(ステップS506)。スタンバイ又はスキャン実行可能な状態とし、終了する(ステップS57)。
また、上記図12や13を用いて説明した実施形態における、基準白板読み取りレベルが許容範囲外であった場合の読み取りレベル決定動作が、原稿(どのような原稿かは特定できない為、読み取りレベルを正確に規定できない)や背景板(汚れなどの為、読み取りレベルを正確に規定できない)等を使用する。このため、読み取りレベルの許容範囲を広めに取って、周囲温度の変化や機内温度の変化などに対し充分な余裕を確保できないケースがあり得る。そこで、本発明の他の実施形態として、原稿読み取りが終了し、待機状態となった後、所定時間後に正規の読み取りレベル決定動作を行うことが考え得る。これにより、周囲温度の変化や機内温度等の変動要因に対し、充分な余裕を確保でき安定した読み取り動作を行える。なお、待機状態移行後、所定時間経過前にスキャン開始命令があった場合には、上記図11乃至13を用いて説明した実施形態と同様な動作を実行してよいことは言うまでも無い。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、上記したような自動調整動作を実行可能とする機能を有している。本発明に係る他の実施形態としては、上記したような自動調整の動作処理方法(自動調整方法)が考えられ、また、本発明は、このような動作処理を実行するためのプログラムもその発明として含んでいる。このようなプログラムは、たとえば図3のNVRAM22等にプログラムとして存在しているか、またはその他の記憶部にダウンロード等されるかあるいは常駐しており、本発明のプログラムは、画像形成装置の上記した動作を画像形成装置上で実行するために存在している。また本発明はこれらプログラムを任意の記録媒体に記録したものも含む。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体概略図である。 本発明の実施形態に係るスキャナ部の構成概略図である。 本発明の実施形態に係る自動調整処理を実行することが可能なスキャナ部の構成ブロック図である。 本発明の実施形態に係る自動調整処理の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る黒レベル(自動)調整処理の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る黒レベル調整の収束状況を示す図である。 本発明の実施形態に係る白レベル(自動)調整処理の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る白レベル調整の収束状況を示す図である。 本発明の実施形態に係る動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の第5の動作例(請求項5)を示すフローチャートである。
符号の説明
1 原稿搬送ベルト
2 コンタクトガラス
3 ファン
4 ヒータ
5、6 APS(原稿サイズ検知センサ)
7 ランプ(原稿照射ランプ)
8 モータ(光学系移動(スキャン)用モータ)
9 HPS(ホームポジションセンサ、光学系位置決めセンサ)
10 基準白板(読み取り濃度基準)
11 レンズ
12 センサボード
13 制御・処理ボード
21 制御CPU
22 NVRAM(不揮発RAM)
23 モータドライバ
24 画像処理部
25 スキャナモータ
100 オートシーダフィーダ(原稿自動送り装置)
101 スキャナ部(原稿読み取り部)
102 プロセス部
103 書込み部(LDによる感光体への露光)
104 排紙部
105、106 給紙部

Claims (10)

  1. 原稿の読み取りにおいて、一方向をCCDリニアイメージセンサにより電気的に走査し、他方向を機械的に走査する原稿読み取り手段を備える画像形成装置であって、
    スキャン開始命令の有無、前期原稿読み取り手段の位置、前記原稿読み取り手段により得る読み取り信号レベルの変化に基づき、電源投入後の前記読み取り手段の動作の調整を行う調整手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記スキャン開始命令の有無は、原稿読み取り開始キーの押下あるいはスキャン開始コマンドの受け付け状態に基づき判定されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記読み取り手段の基準位置を検知する検知手段を備え、
    前記原稿読み取り手段の動作は、前記読み取り手段の基準位置決定動作、あるいは前記読み取り手段で読み取った信号のレベルを決定する読み取り信号レベル決定動作であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、電源投入直後に、前記スキャン開始命令が無い場合、及びスキャン開始命令が有り、かつ前記検知された基準位置が所定の基準位置エリア外にある場合は、前記基準位置決定動作を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記調整手段は、電源投入直後に、前記スキャン開始命令が有り、かつ前記検知された基準位置が、所定の基準位置エリア内にある場合には、スキャンを開始して前記スキャン中に前記基準位置決定動作を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記調整手段は、前記スキャン開始命令が無い場合は、前記基準位置決定動作後、前記読取レベル決定動作を行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 読取信号レベル状態設定規定値の基準となる白領域である基準白板を読み取る白板読取手段を備え、
    前記調整手段は、前記スキャン開始命令が有り、かつ前記検知された基準位置が、所定の基準位置エリア外にある場合は、前記読取信号レベル状態設定規定値を使用し、前記白板読取手段による読取結果を基に、スキャンの継続、あるいは前記読取信号レベル決定動作の実行、のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  8. 前記調整手段は、前記白板読取手段の結果、読み取り信号が許容範囲外の場合は、フォワードスキャンを行い、原稿領域の読み取り時に再度読取信号レベルを判定し、許容範囲か否かを判断し、前記許容範囲内になるまでリバーススキャンし、その際に決定された読取レベルで原稿の読み取りを行うこと特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記調整手段は、前記白板読取手段の結果、読み取り信号が許容範囲外の場合は、シートスルー読み取り位置で停止させシートスルースキャン時に前記基準白板の読取信号を元に読取レベルの決定動作を行い、決定された読取レベルで原稿読み取り動作を実行することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  10. 原稿スキャンが終了し、所定時間経過後に正規の読取レベルの決定動作を行うことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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