JP2007264045A - アイキャッチラベル用粘着シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】23±2℃、50±5%RHの環境下で、前記粘着剤層面に、ポリプロピレンフィルムを2kgローラーで、圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で圧着し、1分後に剥離速度10m/minで180度方向に剥離した際に、スリップスティック現象が生じない粘着シートにより、貼付工程時に即座に優れた接着性能を示し、アイキャッチラベルに適用した際に、ラベル貼付後に搬送や梱包の工程、特にラベルに機械的な押力が生じる工程があった場合にも剥がれが生じない。
【選択図】図1
Description
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートに使用する基材としては、特に限定されるべきものではないが、例えば、プラスチック系フィルム、セルロース系フィルム、不織布、紙、布、又は金属箔等が挙げられる。
また、基材の上に積層する層(粘着剤層や印刷層など)との密着性を向上させることを目的に、基材シートの片面または両面に、コロナ処理、プラズマ処理、粗面化処理、火炎処理、クロム酸処理、熱風処理、オゾン照射処理、紫外線照射処理を施したり、アンカーコート剤を塗布しても良い。特に、粘着剤を積層する側の基材表面に、コロナ処理やアンカーコート処理を施すことにより、粘着剤層が基材の表面から剥離し難くなり、本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを被着体に貼着した後の再剥離性が向上し、被着体に粘着剤層が残留することを一層防止することができる。
本発明においては、粘着剤層の物性値、特に動的粘弾性を好適な範囲に調整することにより、上記条件下でもスリップスティック現象を生じないアイキャッチラベル用粘着シートを実現できる。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを構成する粘着剤層の動的粘弾性特性は、特定周波数、及び特定温度における、動的粘弾性スペクトルの損失正接、又は損失正接及び貯蔵弾性率により規定し、さらに、特定周波数における動的粘弾性スペクトルの損失正接のピークを示す温度等により規定することができる。動的粘弾性の測定においては、粘弾性試験機(レオメトリックス社製、商品名:アレス2KSTD)を用いて、同試験機の測定部である平行円盤の間に試験片を挟み込み、周波数1Hzで−50℃から150℃までの貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)を測定する。試験片は厚み0.5〜2.5mmの粘着剤を単独で平行円盤の間に挟んでも良いが、基材と粘着剤の積層体を幾重にも重ねて平行円盤の間に挟んでも良い。なお、後者の場合は粘着剤のみの厚さが前記の範囲となるように調整する。粘着剤としての厚さを上記の範囲に調整すると、中間に基材が挟まっていても粘着剤の動的粘弾性スペクトルに影響はないことを本発明者等は確認している。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを構成する粘着剤層は、その損失正接曲線のピークを示す温度が、周波数1Hzにおいて、−20℃以下であることが好ましく、−25℃以下であることがより好ましく、−30℃以下であることが特に好ましい。この範囲に制御することにより、本発明のスリップスティック現象が起こり難くなる。さらに詳しくは、この範囲内であれば、貼着時に粘着剤層が被着体表面の微視的な凹凸面に十分に流動し易く、その結果、被着体との接着力が十分となり、浮き剥がれが発生し難い。特に、アイキャッチラベル貼付時のラベルに対する機械的な負荷への抵抗力が増大する。さらに、再剥離する際に、断続的な抵抗感が出たり、ビリビリといった剥離音が発生し難く、スムーズな剥離作業を行うことができる。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを構成する粘着剤層の損失正接は、周波数1Hzにおいて、120℃で0.20〜0.55である。120℃での損失正接は0.22〜0.52であることが好ましく、0.27〜0.52であることがより好ましい。また、100℃での損失正接は、0.27〜0.57であることが好ましく、0.27〜0.55であることがより好ましく、0.30〜0.52であることが特に好ましい。更に、70℃での損失正接は、0.30〜0.57であることが好ましく、0.33〜0.55であることがより好ましい。中でも、0.35〜0.52であることが特に好ましい。上記範囲であれば、被着体に貼着された粘着シートを、経時あるいは高温環境下に曝された後に再剥離する作業において、剥がそうとする基材が破れ易くなったり、被着体に粘着剤が残リ易くなることはない。また、被着体に貼付された粘着シートを、経時あるいは高温環境下に曝した際であっても、粘着シートの浮き剥がれが発生し難い。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを構成する粘着剤層は、その貯蔵弾性率が、周波数1Hzにおいて、120℃で9.0×103〜1.4×105(Pa)であることが好ましい。また、100℃での貯蔵弾性率は、1.0×104〜1.6×105(Pa)であることが好ましい。また、70℃での貯蔵弾性率は、2.0×104〜2.1×105(Pa)であることが好ましい。更に、−40℃での貯蔵弾性率は、5.0×106〜2.5×107(Pa)であることが好ましい。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートに用いる粘着剤層のゲル分率は、45〜80重量%であることが好ましく、50〜70重量%であることがさらに好ましい。ゲル分率の測定は、まず、粘着シートを25cm2の大きさに切断し、その試験片に積層されている粘着剤層の重量を測定する(その重量をG1とする)。次に、その試験片を50mlのトルエンに浸漬した後、23℃で1日放置する。続いて、試験片及びトルエン溶液を濾布で濾過した残渣を105℃で2時間乾燥させ、試験片に積層された粘着剤層の乾燥後の重量、及びトルエン溶液を濾過した残渣の乾燥後の重量を測定する(その合算重量をG2とする)。その後、(G2/G1)×100により、ゲル分率を算出する。尚、基材シートが、トルエンに可溶である場合には、基材シートにポリエチレンテレフタレートを使用し、その上に粘着剤層を積層させたものを試験片とすることが望ましい。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートに用いる粘着剤層の厚みは、片面粘着シートの場合は、乾燥後の厚みで5〜70μmが好ましく、10〜35μmがさらに好ましく、10〜25μmが特に好ましい。また、両面粘着シートの場合は、30〜300μmが好ましく、50〜200μmがさらに好ましい。上記下限値を下回る場合は、得られるアイキャッチラベル用粘着シートの接着性が不十分となり、上限値を超える場合は、印刷やダイカット加工時に粘着剤のはみ出しが発生し易くなる。
上記特性の粘着剤層は、使用する粘着剤を適宜調整することで得ることができる。粘着剤層に使用する粘着剤としては、公知のアクリル系、ゴム系、ビニルエーテル系、シリコーン系の粘着剤を使用することができるが、それらの中でもアクリル系の粘着剤が耐候性に優れるので好ましい。特に、単量体成分として炭素数1〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを含有するアクリル系共重合体が好ましい。例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート等であり、単独或いは2種以上を併用して用いることができる。中でも、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、又はそれらを併用した単量体を主成分とすることが好ましく、更に、その使用量は粘着剤組成中の50〜99質量%であることが好ましい。また、前記損失正接曲線のピークを示す温度の制御は、粘着剤の主成分となるアクリルモノマーの配合量で制御することができる。ピーク温度を下げるためには、主モノマーとしてn−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートの使用量を増加させる。特に、2−エチルヘキシルアクリレートを増加させることが好ましい。
粘着剤のタイプとしては、エマルジョン型、溶剤型、無溶剤型等の粘着剤を使用することができるが、本発明のアイキャッチラベル用粘着シートに用いる粘着剤としては、エマルジョン型の粘着剤であることが好ましい。エマルジョン型の粘着剤は、溶剤を使用しないので環境面からも優れていると同時に、上記動的粘弾性スペクトルにおける高温領域の損失正接を目的の範囲に制御し易いことを発明者らは見出している。
本発明においてはエマルジョン型、特にアクリル系のエマルジョン型粘着剤を公的に使用できるが、該アクリル系エマルジョン型粘着剤の製造方法は特に限定されるものでなく、従来公知の方法を用いることができる。重合方法としては、一般的な一括重合、連続滴下重合、分割滴下重合などを採用でき、重合温度は、例えば20〜100℃程度である。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートは、基材の少なくとも一方の面に粘着剤を積層したものを基本構成とし、片面粘着シートまたは両面粘着シートの形で形成され、必要に応じて粘着剤層上に剥離シートを設ける。いずれの場合においても、基材に積層する粘着剤は、基材の少なくとも一方の面の全面に積層しても良いし、一部でも良い。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートは、温度23±2℃、相対湿度50±5%の環境下で、25mm幅に切断した表面処理の施されていない20μmのポリプロピレンフィルムを、粘着シートの粘着剤層面に、2kgローラーで、圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で圧着し、1分後に剥離速度10m/minで180度方向に剥離した際に、スリップスティック現象が発生しないものである。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートの粘着力Fは、温度23±2℃、相対湿度50±5%の環境下で、25mm幅に切断した表面処理の施されていない20μmのポリプロピレンフィルムを、粘着シートの粘着剤層面に、2kgローラーで、圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で圧着し、1分後に剥離速度10m/minで180度方向に剥離した際に、1.0〜10.0(N/25mm)であることが好ましく、2.0〜9.0(N/25mm)であることがより好ましく、中でも3.0〜8.0(N/25mm)であることが特に好ましい。前記範囲であることにより、粘着シート接着後に一定の機械的押力が加わった場合にも、急激に且つ一度に接着部全面の剥がれがより生じ難くなる。また、再剥離に被着体に粘着剤が残ったり、基材シートが破壊してしまい被着体からの剥離が困難となり難い。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートには、必要に応じて粘着剤層上に剥離シートを設けることができる。この剥離シートとしては、クラフト紙、グラシン紙及び上質紙等の紙、それらの紙にポリビニルアルコール等の合成樹脂もしくはクレー等を片面もしくは両面にコーティングした紙、又はそれらの紙にポリエチレン樹脂などを片面もしくは両面にラミネートした紙、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、及びポリプロピレン等のプラスチックフィルムに、フッソ樹脂やシリコーン樹脂等の剥離剤を片面もしくは両面にコーティングしたものなどが挙げられる。この剥離シートの厚さについては特に限定されるものではないが、一般に20〜300μmの範囲である。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを貼り付ける被着体は、特に制限されないが、化粧品、トイレタリー用品、食品等の容器、あるいは、前記容器を包装するフィルムなどに使用されるポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を主成分とする被着体において、本発明の効果が特に発揮される。前記被着体では、粘着シートの接着性が乏しくなるため、本発明の粘着シートの効果である接着後に一定の機械的押力が加わった場合にも剥がれが生じにくいという効果が特に発揮される。さらに、被着体表面に、シリコーン樹脂やフッ素樹脂などの離型剤がコーティングされている被着体において、本発明の効果が発揮される。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを貼り付ける貼付環境は、特に限定されないが、40度以下、さらには25度以下の環境において、本発明の効果が特に発揮される。貼付環境の低温下に伴い、粘着シートが被着体に接着し難くなるため、本発明の粘着シートの効果である接着後に一定の機械的押力が加わった場合にも剥がれが生じにくいという効果が特に発揮される。ただし、極端に貼付環境を低下させすぎると、粘着剤としての柔軟性が欠如するため、0度以上で貼付することが望ましい。
本発明のアイキャッチラベル用粘着シートの製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の製造方法に準じて製造することができる。例えば、片面粘着シートの場合は、粘着剤溶液を剥離シートに塗工し、乾燥、熱硬化、もしくは電磁放射線効果等による処理を行った後、基材シートを貼り合わせる方法、あるいは粘着剤溶液を基材シートに塗工し、乾燥、熱硬化、もしくは電磁放射線効果等による処理を行った後、剥離シートを貼り合わせる方法で得られる。また、両面粘着シートの場合は、粘着剤溶液を剥離シートに塗工し、前記処理した剥離シートを基材シートの両面に貼り合わせる方法で得られる。あるいは、粘着剤溶液を直接基材シートに塗工した後前記処理を行い、剥離シートを貼り合わせる方法でも製造することができる。更に、基材シートと粘着剤層の密着性を向上させるために、40℃〜100℃等の高温下で貼り合わせを行っても良い。本発明のアイキャッチラベル用粘着シートは製造工程を選択することによりロール状、テープ状、あるいはシート状として製造できる。
このようにして製造されるアイキャッチラベル用粘着シートを使用する場合の形状や寸法は特に限定されるものではなく、用途や目的に応じて適宜設定してロール状、テープ状、あるいはシート状の粘着シートから切り出して使用することができる。特に、片面粘着シートの場合、所望の形状や寸法に切り出す前、あるいは切り出し後に、基材シートの粘着剤層が設けられていない面側に商品名、サービス、又は広告宣伝内容等を表示するための種々の図案や文字などの印刷が行われる。印刷方式としては、特に限定されるものではなく、オフセット印刷方式等の平版印刷法、グラビア印刷方式等の凹版印刷法、フレキソグラフ印刷方式等の凸版印刷法、又はスクリーン印刷方式等の孔版印刷法などの各種印刷方式を用いることができる。
印刷が施され、各種形状、寸法に裁断された本発明のアイキャッチラベル用粘着シートを使用したアイキャッチラベルは、化粧品、トイレタリー用品、ハウスホールド用品、医薬品、食料品、飲料品、電化製品もしくは文具等の店頭販売される商品などに貼着され、一般消費者に対して購入を促すアイキャッチラベルなどの販売促進資材として使用される。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に脱イオン水40部を入れ、窒素を吹き込みながら75℃まで昇温した。撹拌下、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.03部、L−アスコルビン酸0.015部を添加し、続いてアクリル単量体としてアクリル酸2−エチルヘキシル75部、アクリル酸ブチル19部、メタクリル酸メチル2部、酢酸ビニル1部、アクリル酸1.5部、メタクリル酸1.5部、連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン0.02部からなる単量体混合物に、ラテムルE−118B(花王社製:有効成分25%)1.6部と脱イオン水15部を加えて乳化させたモノマープレエマルジョンの一部(4部)を添加し、反応容器内温度を75℃に保ちながら60分間で重合させた。引き続き、反応容器内温度を75℃に保ちながら、残りのモノマープレエマルジョンと、t−ブチルハイドロパーオキサイドの水溶液(有効成分1%)15部、L−アスコルビン酸の水溶液(有効成分0.5%)15部を各々別の滴下漏斗を使用して、反応容器内温度を75℃に保ちながら240分間かけて滴下して重合せしめた。滴下終了後、同温度にて180分間撹拌し、内容物を冷却した後、pHが8.5になるようにアンモニア水(有効成分10%)で調整した。ここで得られた水性分散液100部に対して、レベリング剤としてサーフィノール420(エアー・プロダクツ・ジャパン社製)0.8部を添加した。さらに架橋剤として、オキサゾリン系架橋剤エポクロスK−2020E(日本触媒社製)をカルボキシル基含有モノマー(アクリル酸及びメタクリル酸)のカルボキシル基に対するオキサゾリン基がモル比で0.2倍となるように添加した後、100メッシュ金網で濾過してエマルジョン型粘着剤を調製した。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル90.3部、酢酸ビニル8部、アクリル酸1.5部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.2部と重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリル0.2部を酢酸エチル100部に溶解し、80℃で8時間重合してアクリル共重合体溶液を得た。次に、前記アクリル共重合体溶液の固形分100部に対して不均化ロジンエステル(荒川化学社製「スーパーエステルA100」)を10部、および重合ロジンペンタエリスリトールエステル(荒川化学社製「ペンセルD135」)を10部添加し、固形分45%となるように酢酸エチルを加えて均一に混合してアクリル共重合体混合溶液を得た。その後、前記アクリル共重合体混合溶液100部に対して、イソシアネート系架橋剤(大日本インキ化学工業社製「バーノックNC−40」)を1.2部添加し、15分間撹拌して溶剤型粘着剤を調製した。粘着剤の調製以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。本比較例1の粘着剤層の動的粘弾性特性における損失正接のピーク温度は−12度であった。
(スリップスティック現象の評価)
温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、アイキャッチラベル用粘着シートから剥離シートを剥離し、粘着剤層面に20μmの表面処理が施されていないポリプロピレンフィルムを2kgのローラーで圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で貼り付けた後、1分間放置した。次いで、引っ張り試験機にて、3、10、20、30、40、50mm/minの速さで、スリップスティック現象の有無を確認した。
スリップスティック現象が発生しない場合を○、発生した場合を×とした。
図1に示したように、ポリオレフィン樹脂を主成分とする表面を有する練歯磨きチューブの底端部に、縦2cm×横3cm(貼付面積縦1cm×横3cm)の粘着シートを、底端部から縦に1cmのはみだし部分が生じるように、500gのローラーで圧着速さ5m/minで貼り付け、2秒後に、はみだし部分から押出速度30m/minの速さで押し出し、粘着テープの脱落の有無を確認した。
チューブから剥がれ落ちないものを○、チューブから剥がれ落ちたものを×とした。
2 底端部
3 粘着シート
Claims (6)
- 基材の片面の少なくとも一部に粘着剤層を有する粘着シートからなり、温度23±2℃、相対湿度50±5%の環境下で、前記粘着剤層面に、ポリプロピレンフィルムを2kgローラーで、圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で圧着し、1分後に剥離速度10m/minで180度方向に剥離した際に、スリップスティック現象が生じないことを特徴とするアイキャッチラベル用粘着シート。
- 前記粘着剤層の動的粘弾性スペクトルの損失正接曲線のピークを示す温度が、−20℃以下である請求項1に記載のアイキャッチラベル用粘着シート。
- 温度23±2℃、相対湿度50±5%の環境下で、前記粘着剤層面に、ポリプロピレンフィルムを2kgローラーで、圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で圧着し、1分後に剥離速度10m/minで180度方向に剥離した際の粘着力が、1.0〜10N/25mmである請求項1又は2に記載のアイキャッチラベル用粘着シート。
- 前記粘着シートを貼付する被着体が、ポリオレフィン樹脂を主成分とする被着体である請求項1〜3のいずれかに記載のアイキャッチラベル用粘着シート。
- 前記粘着剤層が、エマルジョン型のアクリル系共重合体からなる請求項1〜4のいずれかに記載のアイキャッチラベル用粘着シート。
- 前記エマルジョン型のアクリル系共重合体が、炭素数1〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルと、極性基を含有するビニル系単量体とを必須成分としてなるアクリル系共重合体からなる請求項5に記載のアイキャッチラベル用粘着シート。
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