JP2007260910A - インクジェット画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62に圧力を印加することで、該インクカートリッジ62のインクを、インクヘッドHへのインク供給路51に導出させるようにしたインクジェット画像形成装置において、インクカートリッジ62への圧力印加動作時にインクカートリッジ62が装着位置から離脱するのを確実に防止する。
【解決手段】インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62への圧力印加動作に連動して、該インクカートリッジ62を、前記装着位置から離脱しないように保持するようにする。すなわち、インクカートリッジ62に供給する加圧空気の一部をシリンダ81に供給してピストン82を摺動させることで、ピストン82と連結した保持部材80を進入位置へ移動させてインクカートリッジ62を保持する。
【選択図】図9

Description

本発明は、インクカートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジに圧力を印加することで、該インクカートリッジのインクを、インクヘッドへのインク供給路に導出させるようにしたインクジェット画像形成装置に関する技術分野に属する。
従来より、記録紙等の記録媒体に対して相対移動するインクヘッドから該記録媒体にインクを吐出して、該記録媒体に画像を形成するインクジェット画像形成装置はよく知られている。このインクジェット画像形成装置は、通常、インクを収容するインクカートリッジが所定の装着位置に着脱自在に装着されるように構成されたインクカートリッジ装着部を有している。このインクカートリッジ装着部は、家庭用の画像形成装置では、インクヘッドに設けられることが多いが、大量のインクを使用する業務用のものでは、インクカートリッジが比較的大きく、このようなインクカートリッジをインクヘッドに装着すると、インクヘッドの重量が大きくなって高速で移動させることが困難になるため、インクヘッドとは異なる箇所に設けられている。すなわち、画像形成装置の筐体の外側面に、インクカートリッジが挿入される凹部からなるインクカートリッジ装着部を設けておき、この凹部内にインクカートリッジをスライドさせることにより挿入することで、装着位置に装着することが可能になっている。作業者は、通常、インクカートリッジを、前記凹部挿入方向前側の面が凹部の底面に当接するまで押し込めば、インクカートリッジは自動的に装着位置に装着されることになる。
前記のようにインクヘッドとは異なる箇所にインクカートリッジ装着部を設ける場合、例えば特許文献1に示されているように、インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジのインクをインクヘッドに供給するためのインク供給路を設けるとともに、前記装着位置に装着されたインクカートリッジに加圧空気を供給することで、該インクカートリッジのインクを前記インク供給路に導出させるようにしている。尚、特許文献1のものでは、前記インク供給路に、インクカートリッジより供給されたインクを一時的に貯留してインクヘッドに供給するサブタンク(中継タンク)が配設されており、このサブタンクの配設により、インクをインクヘッドに安定した圧力で供給できるようしている。
特開2001−212971号公報
ところで、前記のようにインクヘッドとは異なる箇所にインクカートリッジ装着部を設ける場合、そのインクカートリッジ装着部の装着位置に装着されるインクカートリッジは、通常、内部が密閉状とされた樹脂製のケース部材と、該ケース部材内に配設され、インクを収容しかつ柔軟性を有する袋状のインク収容部材とで構成されており、ケース部材内においてインク収容部材の周囲に加圧空気を供給することで、インク収容部材のインクがインク供給路に導出するようになっている。
しかし、前記のような構成のインクカートリッジでは、ケース部材の剛性が比較的低いために、ケース部材内に加圧空気を供給したときに、ケース部材が外側に膨張するように変形し、この変形により、インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジが、前記凹部から抜け出す方向に移動して該装着位置から離脱する場合がある。
そこで、インクカートリッジを前記装着位置から離脱しないように保持するための保持部材を設けて、この保持部材を作業者に操作させて、インクカートリッジのインクカートリッジ装着部への装着に支障がない位置からインクカートリッジを保持することが可能な位置に移動させるようにすることが考えられる。こうすれば、作業者が、インクカートリッジをインクカートリッジ装着部に装着し終えた後に、その保持部材を操作することで、インクカートリッジを保持することができとともに、インクカートリッジをインクカートリッジ装着部から外して新しいものと交換する際には、保持部材を、再び操作することで、インクカートリッジの取外しや装着に邪魔にならないよう非保持状態にすることができる。
しかしながら、前記のように作業者に保持部材を操作させる方法では、作業者に煩わしさ感を与えるとともに、操作忘れによりインクカートリッジの保持が確実に行われない可能性があり、改良の余地がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前記のように、インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジに圧力を印加することで、該インクカートリッジのインクを、インクヘッドへのインク供給路に導出させるようにしたインクジェット画像形成装置に対して、その構成に工夫を凝らすことによって、インクカートリッジへの圧力印加動作時にインクカートリッジが装着位置から離脱するのを確実に防止しようとすることにある。
前記の目的を達成するために、この発明では、インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジへの圧力印加動作に連動して、該インクカートリッジを、前記装着位置から離脱しないように保持する保持手段を設けるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、インクを収容するインクカートリッジが所定の装着位置に着脱自在に装着されるように構成されたインクカートリッジ装着部と、該インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジのインクを前記インクヘッドに供給するためのインク供給路と、前記装着位置に装着されたインクカートリッジに圧力を印加することで、該インクカートリッジのインクを前記インク供給路に導出させるインクカートリッジ加圧手段とを備えたインクジェット画像形成装置を対象とする。
そして、前記インクカートリッジ加圧手段による前記インクカートリッジへの圧力印加動作に連動して、該インクカートリッジを、前記装着位置から離脱しないように保持する保持手段を備えているものとする。
前記の構成により、インクカートリッジ加圧手段によるインクカートリッジへの圧力印加動作に連動して、自動的にインクカートリッジが保持されるので、作業者が、インクカートリッジを保持するための操作を行う必要はない。しかも、インクカートリッジを保持する必要があるのは、インクカートリッジへの圧力印加動作時であるので、この圧力印加動作に連動してインクカートリッジを保持することで、適切なタイミングでインクカートリッジを装着位置から離脱しないように確実に保持することができる。また、インクカートリッジに印加する圧力を利用してインクカートリッジを保持するようにすることができ、インクカートリッジ保持のための動力源を別途に設ける必要がない。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記保持手段は、前記インクカートリッジ加圧手段によるインクカートリッジへの圧力印加動作の停止に連動して、該インクカートリッジを非保持状態にするように構成されているものとする。
このことにより、インクカートリッジを非保持状態にすることも自動的に行うことができ、インクカートリッジをインクカートリッジ装着部から外す際にも、作業者の操作は不要になる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記インクカートリッジ装着部は、前記インクカートリッジが挿入される凹部からなっていて、該凹部内に該インクカートリッジがスライドにより挿入されて前記装着位置に装着されるように構成されており、前記保持手段は、前記インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジにおける前記凹部挿入方向後側の面と対向するように進入した進入位置と、該進入位置からインクカートリッジの凹部挿入方向と略垂直な方向に後退した後退位置との間を相互に移動可能に構成された保持部材を有していて、該保持部材が、前記インクカートリッジ加圧手段による前記インクカートリッジへの圧力印加動作に連動して、前記後退位置から前記進入位置へ移動して前記インクカートリッジにおける前記凹部挿入方向後側の面に当接することで、該インクカートリッジを前記装着位置から前記凹部挿入方向後側へ離脱しないように保持するとともに、前記インクカートリッジ加圧手段によるインクカートリッジへの圧力印加動作の停止に連動して、前記進入位置から前記後退位置へ移動することで、該インクカートリッジを非保持状態にするように構成されているものとする。
この発明により、簡単な構成で、インクカートリッジへの圧力印加動作及びその停止に連動して、保持手段の保持部材によりインクカートリッジを保持したり非保持状態にしたりすることができる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記保持手段の保持部材は、該保持部材の移動方向に延びるピン部材で構成されており、前記ピン部材の前記進入位置側の端部がテーパ状に形成されているものとする。
このことで、インクカートリッジの寸法誤差等によって、インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジにおける凹部挿入方向後側の面の位置がばらついたとしても、インクカートリッジを保持部材により確実に保持することができる。
以上説明したように、本発明のインクジェット画像形成装置によると、インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジへの圧力印加動作に連動して、該インクカートリッジを、前記装着位置から離脱しないように保持する保持手段を設けるようにしたことにより、インクカートリッジへの圧力印加動作時にインクカートリッジが装着位置から離脱するのを確実に防止することができるとともに、インクカートリッジの保持のために特別な動力源を別途に設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット画像形成装置としてのインクジェットプリンタAの外観を示し、図2〜図7は、プリンタAの内部構成を示す。このプリンタAは、写真プリントシステムに用いられるものであって、例えば、画像データ及びオーダ情報を取得して必要な補正処理等を行う受付ブロックから通信ケーブルを介して伝送される画像データを、該オーダ情報に基づいてプリントペーパP(記録媒体に相当)に印刷(プリント)を行うように構成されている。
前記プリンタAは、筐体6と、この筐体6内の下部(図1に示す扉部材12の内側)に設けられ、プリント面を外側にしてロール状に巻かれた長尺状のプリントペーパPが収容されるペーパ収容部1(図6及び図7参照)と、筐体6内の上部(ペーパ収容部1の上側)に設けられ、該ペーパ収容部1から後述の如く引き出されたプリントペーパPのプリント面に対して画像データの記録印刷(つまり画像形成)を行うプリント部2(図2、図7等参照)と、筐体6内の下部においてペーパ収容部1の両側側方に位置し、前記プリント部2に供給されるインクを収容するインクカートリッジ62が所定の装着位置に着脱自在に装着されるように構成されたインクカートリッジ装着部3(図1、図4等参照)とを備えている。また、筐体6内の上部において前記プリント部2に対して、プリントペーパPが後述の如く搬送される搬送方向の下流側(図7の右側)には、該プリントペーパPの裏面(プリント面とは反対側の面)に整理番号等を印字するための裏面印字部4と、プリント部2で印刷されたプリントペーパPを更に下流側に搬送して排出するための排出ローラ46とが配設されている。この排出ローラ46のペーパ搬送方向下流側には、筐体6の外側へ突出するように設けられかつ排出ローラ46により排出されたプリントペーパPを受け止めるためのトレイ5が配設されている。
本実施形態では、筐体6においてトレイ5の側(図3に記載した排出側)を筐体前側といい、トレイ5と反対側(図3に記載した供給側)を筐体後側といい、筐体前側から見て左側を筐体左側といい、右側を筐体右側という。したがって、図7の左右方向が筐体前後方向となり、図7の紙面と垂直な方向が筐体左右方向となる。この筐体左右方向は、ペーパ収容部1に収容されかつ搬送されるプリントペーパPの幅方向と一致する。
前記ペーパ収容部1は、プリント部2のほぼ真下に位置していて、図6及び図7に示すように、ロール状に巻かれた長尺状のプリントペーパPを、筐体左右方向に延びる巻芯ローラ21により保持した状態で収容するように構成されている。ここで、このペーパ収容部1は、筐体6内部において密閉状に区画形成されている。このペーパ収容部1を区画形成する壁の一部(筐体後側の壁)は、開閉可能な扉部材12(図1及び図7参照)で構成され、この扉部材12が閉じられたときに、ペーパ収容部1内が密閉状態とされる。この扉部材12は、筐体6の一部を構成するものでもあり、扉部材12の外側面はプリンタAの外観面となっている。扉部材12は、筐体左側の端部(図1では、右側の端部)において上下方向に延びるヒンジ軸(図示せず)周りに回動するように構成されており、この回動により開閉することができる。扉部材12の外側面における筐体右側の端部(図1では、左側端部)には、作業者が扉部材12を開ける際に指を引っ掛けて該端部を筐体後側へ引くための引手部12aが形成されている。そして、作業者は、扉部材12を開放状態にすることで、プリントペーパPの交換作業を行う。なお、本実施形態では、ペーパ収容部1内に収容されるプリントペーパPは1つのみであるが、これに限らず、2つ以上のプリントペーパP(例えば幅サイズが互いに異なるもの)を収容できるように構成してもよい。
前記プリント部2は、プリントペーパPに対してインクを吐出して画像を形成するインクヘッドH(図2〜図4及び図7参照)を備えている。このインクヘッドHは、プリントペーパPの幅方向(筐体左右方向)と一致する主走査方向X(図3参照)に延びるガイドレール30に沿って移動可能に構成されている。すなわち、インクヘッドHは、2つのプーリに巻き掛けられかつ電動モータ32により駆動される駆動ベルト31に取り付けられていて、この駆動ベルト31により、前記ガイドレール30にガイドされながら主走査方向Xに往復移動するようになっている。また、インクヘッドHは、主走査方向Xと垂直であってプリントペーパPの移動方向(筐体前後方向)と一致する副走査方向Y(図3参照)に並ぶ2つのヘッドユニット38(図7参照)を有しており、これらのヘッドユニット38に設けられているインク吐出ノズル(図示省略)からインクを吐出することで、プリントペーパPに対して所定の画像や文字等を印刷できるようになっている。
前記インクカートリッジ装着部3は、インクカートリッジ62が挿入される凹部からなっている。すなわち、筐体6において扉部材12の筐体左右方向両側には、開口6a(図1参照)がそれぞれ形成されており、これら開口6aがインクカートリッジ装着部3の凹部開口に相当する。そして、各開口6aに対応する筐体6内には、断面コ字状の装着部構成部材61(図2、図4、図6等参照)がそれぞれ配設されて、この各装着部構成部材61が、筐体6の底壁部を構成する基台75に固定されることで基台75と共に筒状に形成されている。この筒状部分の前記開口6aと反対側(筐体前側)は、上下方向に延びるカートリッジ受け部材65(図4及び図9参照)により閉塞されている一方、開口6a側(筐体後側)は開放状態とされている。これにより、装着部構成部材61及び基台75が前記凹部の周壁部に相当し、カートリッジ受け部材65は凹部の底壁部(開口6aと対向する奥側の壁部)に相当することになる。
前記インクカートリッジ62は、図8及び図9に示すように、内部が密閉状とされた略矩形箱状の樹脂製のケース部材62aと、このケース部材62a内に配設され、インクを収容しかつ柔軟性を有する袋状のインク収容部材62bとで構成されている。前記ケース部材62aの長手方向一端部には、インク収容部材62bと接続されかつ該インク収容部材62b内のインクをケース部材62aの外部へ導出するための導出口62cと、後述の如くケース部材62a内に加圧空気を導入するための導入口62dと、当該インクカートリッジ62が収容するインクの種類等の情報を記憶したICチップ62eとが設けられている。一方、ケース部材62aの長手方向他端部には、作業者がインクカートリッジ62をインクカートリッジ装着部3の凹部から取り出す際に指を引っ掛けて該インクカートリッジ62を手前側へ引くための引手部62f(図6及び図9参照(図8には図示せず))が形成されている。
作業者は、前記インクカートリッジ62を、ケース部材62aの前記長手方向一端部(導出口62c等が設けられた端部)側を筐体前側に向けた状態で、前記開口6aより前記凹部内に(つまり筐体前側に)スライドさせて挿入する。そして、ケース部材62aにおける凹部挿入方向前側の面(前記長手方向一端部側の面)がカートリッジ受け部材65に当接した位置が、装着位置とされ、インクカートリッジ62を、それ以上押し込めない位置まで押し込めば、自動的に装着位置に装着することができるようになっている。
インクカートリッジ62がインクカートリッジ装着部3の装着位置に装着された状態にあるとき、前記導出口62cが後述のインク供給管路51(図5、図8及び図9参照)に接続され、前記導入口62dが後述の空気供給路55(図8及び図9参照)に接続された状態となる。また、前記ICチップ62eに設けれた端子が、カートリッジ受け部材65に設けた接触子65aと接触した状態となり、これにより、コントローラ100(図10参照)に、ICチップ62eに記憶された情報が入力され、このことで、インクカートリッジ62が装着位置に装着されたかどうかが分かるようになっている。なお、本実施形態では、前記ICチップ62eの端子と接触子65aとが接触した状態になったときには、インクカートリッジ62の凹部挿入方向前側の面がカートリッジ受け部材65に当接していなくても、インクカートリッジ62は装着位置に装着された状態にあるとする。このような状態であっても、前記導出口62c及び導入口62dは、それぞれインク供給管路51及び空気供給路55に接続された状態にある。そして、前記ICチップ62eの端子と接触子65aとが接触した状態にないときには、不図示のディスプレイ等により、作業者に対してインクカートリッジ62の装着を促す表示を行う。
一方、使用中又は使用済みのインクカートリッジ62を新しいものに交換する際には、ケース部材62aの引手部62fに指を引っ掛けてインクカートリッジ62をインクカートリッジ装着部3の凹部から前記凹部挿入方向後側(つまり筐体後側)へ引き出す。
本実施形態では、インクカートリッジ装着部3には、全部で7つのインクカートリッジ62が筐体左右方向に並ぶように装着される(筐体左側のインクカートリッジ装着部3に3つのインクカートリッジ62が、筐体右側のインクカートリッジ装着部3に4つのインクカートリッジ62がそれぞれ装着される)。これら7つのインクカートリッジ62のインク収容部材62b内には、各々、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、レッド(R)、バイオレット(V)及びクリア(CL:透明)の各インクがそれぞれ収容されている。
また、筐体6内において筐体左側のインクカートリッジ装着部3の上側位置でかつプリント部2よりも下側の高さ位置には、インク供給管路51によってインクカートリッジ62から供給されるインクを一時的に貯留してプリント部2のインクヘッドHに供給するためのサブタンク52が設けられている。そして、これらのサブタンク52は、フレキシブル管路53によってインクヘッドH(圧力室)と繋がっていて、該インクヘッドHにおけるヘッドユニット38のインク吐出ノズルからインクを吐出する際の負圧によってサブタンク52内のインクがフレキシブル管路53を介してインクヘッドHへ供給されるようになっている。このことで、インク供給管路51及びフレキシブル管路53は、インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62のインクをインクヘッドHに供給するためのインク供給路を構成し、サブタンク52は、該インク供給路に配設された中継タンクを構成する。
図7に示すように、プリンタAには、前記ペーパ収容部1からプリントペーパPを引き出して所定の搬送経路に沿って搬送するペーパ搬送機構が設けられている。このペーパ搬送機構は、前記搬送経路を構成すべく、ペーパ収容部1から順に、供給ユニットU1、プリントユニットU2、カッターユニットU3、及び排出ユニットU4を備えており、プリント部2に配設されたプリントユニットU2の搬送経路上に位置するプリントペーパPのプリント面に対して画像データの印刷が行われるようになっている。なお、本実施形態では、プリントユニットU2に対して、前記ペーパ収容部1からプリントペーパPを供給する以外にも、手差しトレイ61から単票状のプリントペーパを供給できるように構成された手差し供給ユニットU5も備えているが、以下の実施形態では、主にペーパ収容部1からプリントペーパPを供給する場合について説明する。
前記ペーパ搬送機構は、ロール状のプリントペーパPへの印刷時には、ペーパ収容部1内に収容されたプリントペーパPを、供給ユニットU1によってペーパ収容部1から引き出してプリントユニットU2に搬送供給し、それから、その供給されたプリントペーパPをプリントユニットU2によって搬送しながらインクヘッドHにより画像データの印刷を行い、その後、印刷されたプリントペーパPをカッターユニットU3に搬送して該カッターユニットU3で所定のプリントサイズに切断した後、排出ユニットU4によってプリントペーパPのロールの巻き癖によるカールを取り除いてトレイ5に送り出す。なお、以下の説明では、前記印刷時においてプリントペーパPが搬送されるときの搬送方向上流側及び下流側を、それぞれ、単に上流側及び下流側という。
具体的に説明すると、供給ユニットU1は、ペーパ収容部1内にプリントペーパPをロール状に巻いて収容するための巻芯ローラ21と、該巻芯ローラ21から引き出されたプリントペーパPの幅方向の位置決めを行うための幅規制ローラ22と、後述する閉塞ローラ23と、図示しない電動モータによって、プリントペーパPを搬送するように回転駆動される搬送駆動ローラ24と、該搬送駆動ローラ24に対向配置され、搬送駆動ローラ24との間にプリントペーパPを挟持するように搬送駆動ローラ24に圧着される2つの圧着ローラ25とを備えている。そして、供給ユニットU1は、搬送駆動ローラ24の回転駆動によって、プリントペーパPをペーパ収容部1から引き出してプリント部2側へ搬送するように構成されている。なお、本実施形態では、幅規制ローラ21を設けているが、この代わりに幅規制用のガイドを設けるようにしてもよい。
前記閉塞ローラ23は、ペーパ収容部1の気密性を確保してペーパ収容部1内が低湿度状態にならないようにするために設けられたものである。すなわち、ペーパ収容部1を区画形成する壁の一部には、プリントペーパPを筐体6内部におけるペーパ収容部1の外側(つまりプリント部2側)に導出するためのペーパ導出開口部9を形成する必要がある。このペーパ導出開口部9が開放されたままでは、ペーパ収容部1の気密性を確保することができない。そこで、ペーパ導出開口部9に、該ペーパ導出開口部9をプリントペーパPが通過可能に閉塞する閉塞ローラ23を設ける。この閉塞ローラ23は、少なくとも外周部がスポンジ材等の発泡材料やゴム材等のような弾性変形可能な材料で構成されたものであって、ペーパ導出開口部9を通過するプリントペーパPに対して、径方向内側に弾性変形した状態で接触して従動回転するようになっている(閉塞ローラ23を積極的に駆動してもよい)。このとき、プリントペーパPは、閉塞ローラ23と反対側に設けた案内部材10に押し付けられる(この押付力はかなり小さい)。このことで、ペーパ収容部1の気密性を確保しつつ、プリントペーパPが閉塞ローラ23から抵抗を殆ど受けることなくペーパ導出開口部9を通過することができる。一方、プリントペーパPがペーパ導出開口部9に存在しない状態では、閉塞ローラ23が前記案内部材10と接触しており、このときも、ペーパ収容部1の気密性が確保される。このように気密性が確保されたペーパ収容部1には、内部に水を収容しかつ上部が開口した容器13が設置され、この容器13内の水が水蒸気に気化することによってペーパ収容部1内が効率良く加湿され、これにより、プリンタA自体が長時間低湿度下に置かれた状態であっても、ペーパ収容部1内は適度の湿度(相対湿度30〜75%)に維持されて、プリントペーパPの幅方向中央部が幅方向両端部に対してプリント面側へ突出するようなカールの発生を防止することができる。
前記搬送駆動ローラ24は、図示しない電動モータによって、プリントペーパPをペーパ収容部1から引き出してプリント部2側へ搬送する正方向の回転と、該プリントペーパPをマガジン収容部1内へ戻す逆方向の回転とが可能なように構成されている。これにより、プリント部2よりも下流側のカッターユニットU3でプリントペーパPの印刷済みの部分を所定サイズに切断した後、該切断後の長尺プリントペーパPを上流側に戻して該プリントペーパPの先頭から印刷を行ったり、切断後の長尺プリントペーパPをペーパ収容部1内に戻しておいて、手差しユニットU5により単票状のプリントペーパをプリント部2に供給して印刷を行ったりすることができるようにしている。また、長尺プリントペーパPを新たなものに交換する際にも、ペーパ収容部1の外側に引きされている長尺プリントペーパPをペーパ収容部1内に戻すことができる。
前記プリントユニットU2は、プリントペーパPを前記インクヘッドHにより印刷を行うことが可能な位置に吸着保持するペーパ保持部D(図3及び図7参照)と、このペーパ保持部Dの下流側に配設された圧着型のプリント搬送ローラ33とを備えている。なお、供給ユニットU1の搬送駆動ローラ24及び圧着ローラ25は、プリントユニットU2にも兼用されており、プリントペーパPをプリントユニットU2において搬送する役割を果たす。
前記ペーパ保持部Dは、表面(上面)に開口する吸引用孔34a(図3参照)を有するプラテン34と、前記供給ユニットU1により該プラテン34上に供給されたプリントペーパPを、吸引用孔34aを介して吸引することでプラテン34の表面上に吸着保持させる吸引手段としてのファン35(図7参照)とを備えている。前記プラテン34は、板状の部材からなり、該プラテン34の裏面(下面)側には、該プラテン34と共に空間を形成するケース体36が配設され、このケース体36の下側に前記ファン35が配設されている。そして、吸引用孔34aは、プラテン34の厚み方向に貫通してケース体36内の空間と連通し、この空間は、ケース体36の下部に設けた開口を介してファン35の吸込み口と連通しており、ファン35の作動により吸引用孔34aを介してプラテン34の表面側に負圧が生じ、このことでプリントペーパPがプラテン34の表面上に吸着保持されることになる。
また、プラテン34には、印刷時にインクの増粘を防止するためにインクヘッドHにおけるヘッドユニット38のインク吐出ノズルから吐出される少量のインクを受け止めるフラッシング部37(図3参照)と、非印刷時のインクヘッドHの待機位置に設けられて、インクの増粘防止のために該インクヘッドHにおけるヘッドユニット38のインク吐出ノズルを覆うように構成されたキャップ部(図示省略)とが設けられている。
前記フラッシング部37は、プラテン34に形成された開口部37a(図3参照)と、該プラテン34におけるフラッシング部37の下側に設けられ、該開口部37aに連通するような空間を形成するケース体(図示省略)とを備えており、該ケース体はプリンタAの筐体前側下部に設けられた廃液タンク7(図2及び図7参照)に連通している。また、前記開口部37aには、インクを吸収可能なスポンジ状のインク吸収材37bが配設されていて、このインク吸収材37bに染み込んだインクも、フラッシング部37の下側に位置する前記ケース体内部の空間内に溜まるようになっている。これにより、フラッシング部37の開口部37aに向かって吐出されたインクは、前記ケース体内部の空間内に溜まった後に廃液タンク7へと導かれることになる。
なお、前記キャップ部については、特に図示しないが、キャップ部がインクヘッドHの下面を覆っているときに、内部が負圧にされる空間が形成され、この空間内に前記インク吐出ノズルから微量のインクを吸い出すように構成されている。これにより、該インク吐出ノズルでインクが増粘することで吐出し難くなるのを防止することができる。
前記インクヘッドHは、前述の如く、その底面(プラテン34と対向する面)に、多数のインク吐出ノズルが設けられたヘッドユニット38が副走査方向Yに2段に並んで配設されているが、ヘッドユニット38は2段である必要はなく、1段や3段以上であってもよい。
前記両ヘッドユニット38は同一構成であり、各々、主走査方向Xに配設された前記各色のインクを吐出するための7つのノズルアレイから構成されている。各ノズルアレイにおいて、前記インク吐出ノズルが副走査方向Yに列状に配設されている。これにより、各ヘッドユニット38は、単体でカラー画像を形成可能な構成とされている。そして、プリントペーパPは、前記搬送駆動ローラ24により一定の単位搬送量で間欠的に(ステップ状に)副走査方向Yに搬送され、この間欠搬送時におけるプリントペーパPの各停止時に、インクヘッドHが主走査方向Xに一走査(一往動作又は一復動作)されて、この走査時に、主走査方向Xの各位置で、各ヘッドユニット38の各色のインク吐出ノズルからインクがプリントペーパPのプリント面に対して同時に吐出される。つまり、インクヘッドHの一走査後に、プリントペーパPが単位搬送量だけ搬送され、その後、再びインクヘッドHが一走査され、この動作が繰り返し行われて、所望の画像が印刷されることになる。ここで、本実施形態におけるインクヘッドHのインク吐出のための構成としては、インクが充填された圧力室内の容積がピエゾ素子によって変化することで、圧力室に連通するインク吐出ノズルからインクを吐出する一般的なピエゾ方式のものを採用している。
前記カッターユニットU3は、回転刃41を備えていて、該回転刃41を回転させながらプリントペーパPの長さ方向の所定位置で幅方向に移動させることで、該プリントペーパPを所定のサイズ(長さ)に切断するように構成されている。前記回転刃41の下方には、切断によるプリントペーパーPの切り屑を回収するためのカッター屑回収箱70が配設されている。このカッター屑回収箱70は、作業者が取っ手71を持って筐体前側へスライドさせて筐体6の外部へ取り出すことができるようになっており、カッター屑回収箱70内に収容された切り屑を廃棄できるようになっている。なお、カッター屑回収箱70の筐体前側面は、透明なプラスチック材料で形成され、切り屑の収容状態が目視確認できるようになっている。
また、カッターユニットU3は、圧着型の搬送ローラ43により、プリントペーパPを排出ユニットU4へと搬送するようになっている。なお、カッターユニットU3と排出ユニットU4との間には、裏面印字部4が配設されており、この裏面印字部4において、この部分を通過するプリントペーパPの裏面(下面)に整理番号等が印字される。
前記排出ユニットU4は、プリントペーパPを搬送してトレイ5へ排出するための2組の圧着型排出ローラ46と、この2組の圧着型排出ローラ46の間に設けられ、プリントペーパPのロールの巻き癖によるカール(つまりプリントペーパPの長さ方向中央部が両端部に対してプリント面側へ突出したカール)を矯正して取り除くためのデカール部45とを有している。このデカール部45は、プリントペーパPを前記ロールの巻き癖によるカールとは反対側に曲がるように巻き付けるデカールローラ49と、このデカールローラ49へプリントペーパPを導くためのガイド部材47,48とからなっている。この構成により、トレイ5上に、カールが殆ど付いていないペーパPを排出することができる。なお、本実施形態では、プリント部2で印刷された全てのプリントペーパPが前記デカール部45を通過するようにしているが、この限りではなく、例えば、手差しトレイ61から単票状のプリントペーパをプリント部2へ手差しで供給した場合には、その印刷されたプリントペーパがデカール部45を通らずにトレイ5に排出するような構成にしてもよい。
次に、プリンタAのインク供給系について説明する。図8及び図9に示すように、インクカートリッジ62がインクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されると、該インクカートリッジ62の導出口62cにインク供給管路51の一端部が接続される。このインク供給管路51には電磁弁50が設けられ、インク供給管路51の他端部は、サブタンク52に接続されている。そして、インクカートリッジ62のインク収容部材62b内のインクを、電磁弁50及びインク供給管路51を介してサブタンク52に供給し、このサブタンク52のインクをフレキシブル管路53を介してインクヘッドH(圧力室)に送り出すように構成されている。前記インクカートリッジ62からサブタンク52までは、後述の空気加圧部56によってインクカートリッジ62に供給される加圧空気によりインクが送り出される一方、該サブタンク52からインクヘッドHまでは、該インクヘッドHの各ヘッドユニット38のインク吐出ノズルからインクを吐出した場合にピエゾ素子によって圧力室内に生じる負圧により流れることになる。なお、サブタンク52は、インクヘッドHに対して適切な圧力でインクが供給されるように、該インクヘッドHに対して所定の高さ位置に取り付けられている。
前述の如くインク供給系を構成することで、インクカートリッジ62のインクは一旦サブタンク52内に貯留されて、該サブタンク52からインクヘッドHに供給されることになるため、サブタンク52は、圧力ダンパとしての役割を果たし、このことで、インクカートリッジ62で生じた圧力変動が直接、インクヘッドHに伝わるのを防止することができ、該インクヘッドHに過大な圧力が作用してインク漏れ等が生じるのを防止することができる。なお、図8では、1つのインク供給系だけが示されているが、実際には、色相が互いに異なる7種類のインクに対応して7つのインク供給系が形成されている。但し、以下で説明する空気加圧部56及び調圧弁57は1つしかない。
前記インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62の導入口62dには空気供給路55が接続される。この空気供給路55は、コントローラ100からの制御信号を受けて作動する加圧ポンプ等からなる空気加圧部56に接続されており、空気加圧部56より、空気供給路55を介してインクカートリッジ62のケース部材62a内に加圧空気が供給される。空気供給路55には、コントローラ10からの制御信号を受けて、ケース部材62a内に供給される空気圧を調節する調圧弁57(減圧弁)が設けられている。これら空気加圧部56及び調圧弁57により、ケース部材62a内部を所定の圧力にすることで、インク収容部材62bからインクをインク供給管路51に導出してサブタンク52へ供給する。このことで、空気加圧部56及び調圧弁57は、インクカートリッジ62に圧力を印加することで、該インクカートリッジ62のインクをインク供給管路51に導出させるインクカートリッジ加圧手段を構成する。
前記サブタンク52は、樹脂シート等の柔軟な素材を用いて袋状に形成したものであって、その内部空間が2つのタンク室52bに区切られている。そして、該両タンク室52bには、それぞれ、インク供給管路51及びフレキシブル管路53に連結される供給管52c,52dが設けられていて、これにより、2つのタンク室52bには、互いに色相が異なるインクを一時貯留できるようになっている。
前記サブタンク52は、プリンタAの筐体左側に設けられた収納部54(図4、図5及び図8参照)内に立設されるようになっていて(図8では1つのサブタンク52を配置するための収納部を模式的に示す)、サブタンク52の近傍(本実施形態ではサブタンク52の側面上方)には、該収納部54に配設されて、該サブタンク52の2つのタンク室52bの各厚み方向の膨脹量に応じて検出信号をそれぞれコントローラ100へ出力する2つのサブタンクセンサSが設けられている。
ここで、前記収納部54においてサブタンク52の一方の面における2つのタンク室52bの腹部分(最も厚み方向に膨張する部分)にそれぞれ対応する位置には、上下方向に延びて下端部で該サブタンク52の厚み方向に揺動可能に構成された2枚の板部材54aが配設されている。また、収納部54の長手方向(筐体前後方向)に互いに対向する壁部には、サブタンク52を収納した状態で、該サブタンク52の各タンク室52bに連通するように設けられた供給管52c,52dを避けるように切り欠きが形成されている。
前記サブタンクセンサSは、前記板部材54aの上部に接触するように配設されていて、該タンク室52bの膨張又は収縮に伴ってサブタンク52の側面が厚み方向に変位すると、この変位に応じた板部材54aの傾動を検出するようになっている。
具体的には、サブタンク52のタンク室52b内のインク残量が所定量(例えば9ml)以下になると、タンクセンサSは板部材54aと非接触状態になって殆ど傾かず、その場合には、インク残量が適切な量(例えば10ml)になるように、コントローラ100が前記電磁弁50を作動させて開状態にし、サブタンク52のタンク室52b内にインクを供給するように構成されている。一方、サブタンク52のタンク室52b内に適切な量のインクが充填されている場合には、タンクセンサSが板部材54aに接触して傾動するため、その場合には、コントローラ100が電磁弁50を作動させて閉状態にし、サブタンク52のタンク室52bへのインクの供給を停止する。
次に、前記インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62の保持構成について説明する。
前記インクカートリッジ62のケース部材62aは、樹脂製で剛性が比較的低いために、ケース部材62a内に加圧空気を供給すると、ケース部材62aが外側に膨張変形し、この変形により、インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62が、インクカートリッジ装着部3の凹部から抜け出す方向に移動して該装着位置から離脱する可能性がある。そこで、本発明では、空気加圧部56及び調圧弁57によるインクカートリッジ62のケース部材62a内への圧力印加動作に連動して、インクカートリッジ62を、前記装着位置から離脱しないように保持するようにしている。
具体的には、図1、図8及び図9に示すように、筐体6においてインクカートリッジ装着部3の凹部開口となる開口6a近傍における基台75に、該凹部内に進入したり後退したりする7つの保持部材80が設けられている。すなわち、これら保持部材80は、インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着された全てのインクカートリッジ62のそれぞれに対応するように設けられていて、該各インクカートリッジ62における凹部挿入方向後側(筐体後側)の面と対向するように進入した進入位置(図9において実線で示す状態)と、該進入位置からインクカートリッジ62の凹部挿入方向と略垂直な方向(下方向)に後退した後退位置(図9において二点鎖線で示す状態)との間を相互に移動可能に構成されている。
より詳しく説明すると、各保持部材80は、図8及び図9に示すように、シリンダ81内に上下方向に摺動自在に嵌装されたピストン82と連結され、このシリンダ81は、前記空気供給路55から分岐した分岐路83と接続されている。このことで、空気加圧部56及び調圧弁57によりインクカートリッジ62に供給される加圧空気の一部が、シリンダ81内におけるピストン82の下側空間に供給され、これにより、ピストン82が摺動方向一側(上側)に摺動し、これにより、保持部材80が前記後退位置から前記進入位置へ移動する。一方、空気加圧部56及び調圧弁57によるインクカートリッジ62への圧力印加動作が停止されると、加圧空気がインクカートリッジ62に対して非供給となるとともに、シリンダ81内に対しても非供給となり、このことで、ピストン82が、シリンダ81内上面とピストン82との間に設けた圧縮バネ84により、摺動方向他側(下側)に摺動し、これにより、保持部材80が前記進入位置から前記後退位置へ移動する。
前記保持部材80は、進入位置へ移動すると、装着位置に装着されたインクカートリッジ62における前記凹部挿入方向後側の面に当接することで、該インクカートリッジ62を前記装着位置から前記凹部挿入方向後側へ離脱(移動)しないように保持する。このとき、インクカートリッジ62の凹部挿入方向前側の面がカートリッジ受け部材65に当接しているので、インクカートリッジ62は凹部挿入方向前側へも移動することができない。ここで、保持部材80は、該保持部材80の移動方向(上下方向)に延びるピン部材で構成されており、このピン部材の前記進入位置側の端部(上端部)がテーパ状に形成されている。したがって、インクカートリッジ62の寸法誤差等によって、装着位置に装着されたインクカートリッジ62における凹部挿入方向後側の面の位置がばらついたとしても、インクカートリッジ62を保持部材80により確実に保持することができる。また、インクカートリッジ62のICチップ62eの端子と接触子65aとが接触した状態にはあるが、インクカートリッジ62の凹部挿入方向前側の面がカートリッジ受け部材65に当接していないときには、保持部材80の進入位置への移動時に、前記テーパ状部分でインクカートリッジ62を、その凹部挿入方向前側の面がカートリッジ受け部材65に当接するように凹部挿入方向前側へ移動させて、装着を確実なものとすることができる。
一方、保持部材80は、後退位置へ移動すると、インクカートリッジ62を非保持状態にする。つまり、空気加圧部56及び調圧弁57によるインクカートリッジ62への圧力印加動作の停止に連動して、該インクカートリッジ62を非保持状態にすることになる。これにより、インクカートリッジ62は凹部挿入方向後側へ移動することができるようになり、作業者は、インクカートリッジ62をインクカートリッジ装着部3の凹部から抜き出すことができるとともに、新しいインクカートリッジ62を挿入して装着位置に装着することができるようになる。
前記の構成により、前記保持部材80、シリンダ81及びピストン82が、インクカートリッジ62への圧力印加動作に連動して、該インクカートリッジ62を、インクカートリッジ装着部3の装着位置から離脱しないように保持する保持手段を構成していることになる。
前記コントローラ100は、図10に示すように、マイクロプロセッサ101(以下、CPUという)と、このCPU101とデータバスを介して接続された搬送制御部102、ヘッド制御部103、プリント制御部104、半導体メモリRAM/ROM105、通信インタフェース106、加圧空気供給制御部107、インク供給制御部108及び信号入力部110とを備えている。
前記搬送制御部102は、前記各ユニットU1〜U5夫々の動作制御を行う。ヘッド制御部103は、前記電動モータ32を駆動制御して前記インクヘッド67の動作制御を行う。通信インタフェース106は、前記受付ブロックとの間で情報の送受信を行うためのものである。プリント制御部104は、その受付ブロックから通信インタフェース106を介して受信した画像データに基づき、プリントペーパPに対して画像データの印刷を実現するために前記ピエゾ素子の制御を行う。加圧空気供給制御部107は、空気加圧部56及び調圧弁57の作動を制御するためのものである。インク供給制御部108は、サブタンクセンサSからの検出信号に基づきインクカートリッジ62のインクをサブタンクSに供給する際の電磁弁50の制御を行うためのものである。信号入力部110は、サブタンクセンサSや接触子65aを含む種々のセンサ等からの情報を入力するためのものである。
次に本プリンタAの動作について説明する。
先ず、作業者が、扉部材12を開放してロール状のプリントペーパPを巻芯ローラ21にセットする。そして、そのプリントペーパPの先端部を引き出してプリントペーパPを幅規制ローラ22に巻き掛けた後に、その先端部を閉塞ローラ23と案内部材10との間を通して、搬送駆動ローラ24と圧着ローラ25との間に挟持させる。
その後、作業者が扉部材12を閉状態にすると、供給ユニットU1によって、ペーパ収容部1内に収容されたプリントペーパPがペーパ収容部1から引き出されて、プラテン34上に供給される。そして、搬送駆動ローラ24により単位搬送量で間欠的に搬送しながら、インクヘッドHを主走査方向Xに移動させて、該インクヘッドHの各ヘッドユニット38のインク吐出ノズルよりプラテン34上のプリントペーパPに対しインクを吐出することで印刷を行う。この印刷時に、ペーパ保持部Dのファン35の作動により、プリントペーパPはプラテン34上に吸着保持されて、プリントペーパPの平面性が確保される。また、前記インク吐出時に、インクヘッドHの各ヘッドユニット38の圧力室内に負圧が生じると、サブタンク52内のインクがフレキシブル管路53を介してインクヘッドHに供給される。このとき、インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62のケース部材62a内には、空気加圧部56及び調圧弁57により加圧空気が供給されているが、サブタンク52内のインク残量が所定量よりも多くて前記電磁弁50が閉状態にあるときには、インクカートリッジ62のインク収容部材62b内のインクがサブタンク52に供給されない一方、サブタンク52内のインク残量が所定量以下になると、電磁弁50が開状態になって、インク収容部材62b内のインクがインク供給管路51を介してサブタンク52に供給される。
前記印刷されたプリントペーパPは、カッターユニットU3により所定長さに切断された後、排出ユニットU4により、ロールの巻き癖によるカールが矯正された状態でトレイ5に排出される。
ここで、インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62を新しいものに交換する場合について説明する。
この交換作業は、プリンタAが前記のプリント動作を行っていないときに行う。このときには、空気加圧部56及び調圧弁57によるインクカートリッジ62への圧力印加動作は停止した状態にあり、インクカートリッジ62に加圧空気は供給されていない。このため、シリンダ81内にも加圧空気は供給されず、この結果、ピストン82が圧縮バネ84により下降しており、保持部材80は後退位置に位置する。すなわち、保持部材80の上端は基台75の上面よりも下側に位置して、インクカートリッジ装着部3の凹部内には突出していない。したがって、作業者は、保持部材80に邪魔されることなく、インクカートリッジ62をインクカートリッジ装着部3の凹部から抜き出すことができるとともに、新しいインクカートリッジ62を挿入して装着位置に装着することができる。
そして、インクカートリッジ62がインクカートリッジ装着部3の装着位置に装着された状態にあれば、空気加圧部56及び調圧弁57によりインクカートリッジ62に加圧空気が供給されるとともに、その加圧空気の一部がシリンダ81内に供給される。これにより、ピストン82が圧縮バネ84に抗して上側へ摺動し、この結果、保持部材80が後退位置から進入位置へ移動する。この移動により、保持部材80は、装着位置に装着されたインクカートリッジ62における凹部挿入方向後側の面に当接し、このことで、インクカートリッジ62が装着位置から凹部挿入方向後側へ離脱しないように保持される。
したがって、本実施形態では、インクカートリッジ装着部3の装着位置に装着されたインクカートリッジ62への圧力印加動作に連動して、該インクカートリッジ62を、前記装着位置から離脱しないように保持するとともに、インクカートリッジ62への圧力印加動作の停止に連動して、インクカートリッジ62を非保持状態にするようにしたので、作業者は、インクカートリッジ62を保持するための操作や非保持状態にする操作を行う必要は全くない。しかも、インクカートリッジ62を保持する必要があるのは、インクカートリッジ62への圧力印加動作時であるので、この圧力印加動作に連動してインクカートリッジ62を保持するとともに、圧力印加動作の停止に連動して非保持状態にすることで、適切な期間にインクカートリッジ62を装着位置から離脱しないように確実に保持することができる。よって、作業者に操作を全く強いることなく、インクカートリッジ62への圧力印加動作時にインクカートリッジ62が装着位置から離脱するのを確実に防止することができる。また、インクカートリッジ62に供給される加圧空気を利用してインクカートリッジ62を保持するので、保持のための動力源を別途に設ける必要がなく、低コストで済む。
なお、本発明の構成は、前記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、保持部材80を、装着位置に装着されたインクカートリッジ62における凹部挿入方向後側の面と対向させて該面に当接させるようにしたが、例えば、装着位置に装着されたインクカートリッジ62の下面に保持部材80の上面を当接させてインクカートリッジ62を上方に押し付け、この押付力でインクカートリッジ62の上面を装着部構成部材61の上壁部に当接させるようにしてもよい。また、インクカートリッジ62を筐体左右方向両側から挟持するようにしてもよい。さらに、インクカートリッジ62への圧力印加動作に連動すれば、保持手段の構成はどのようなものであってもよく、インクカートリッジ装着部3の構成や形状に応じて適宜に構成すればよい。
また、前記実施形態では、インクカートリッジ62の保持及び非保持の両方を自動的に行うようにしたが、保持のみを自動的に行うようにしてもよい。この場合でも、作業者の操作忘れによりインクカートリッジが保持されないという事態を避けることができる。この場合の構成としては、例えば、前記実施形態の構成において圧縮バネ84をなくせばよい。そして、作業者がインクカートリッジ62をインクカートリッジ装着部3の凹部から取り出す際に、保持部材80の上端を下方に押すだけで容易に後退位置へ移動させることができる(操作をしなくても保持部材80が自重で後退位置へ移動している場合もある)。
本発明は、インクカートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジに圧力を印加することで、該インクカートリッジのインクを、インクヘッドへのインク供給路に導出させるようにしたインクジェット画像形成装置に有用である。
本発明の実施形態に係るインクジェット画像形成装置としてのインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す斜視図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す平面図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す正面図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す左側面図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す背面図である。 プリントペーパの搬送経路を示す、筐体左側から見た概略図である。 インク供給系を示す概略斜視図である。 インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジの保持構成を示す、筐体左側から見た図である。 コントローラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
3 インクカートリッジ装着部
51 インク供給管路(インク供給路)
52 サブタンク(中継タンク)
53 フレキシブル管路(インク供給路)
56 空気加圧部(インクカートリッジ加圧手段)
57 調圧弁(インクカートリッジ加圧手段)
62 インクカートリッジ
80 保持部材
81 シリンダ
82 ピストン
A インクジェットプリンタ(インクジェット画像形成装置)
H インクヘッド
P プリントペーパ(記録媒体)

Claims (4)

  1. 記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、インクを収容するインクカートリッジが所定の装着位置に着脱自在に装着されるように構成されたインクカートリッジ装着部と、該インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジのインクを前記インクヘッドに供給するためのインク供給路と、前記装着位置に装着されたインクカートリッジに圧力を印加することで、該インクカートリッジのインクを前記インク供給路に導出させるインクカートリッジ加圧手段とを備えたインクジェット画像形成装置であって、
    前記インクカートリッジ加圧手段による前記インクカートリッジへの圧力印加動作に連動して、該インクカートリッジを、前記装着位置から離脱しないように保持する保持手段を備えていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット画像形成装置において、
    前記保持手段は、前記インクカートリッジ加圧手段によるインクカートリッジへの圧力印加動作の停止に連動して、該インクカートリッジを非保持状態にするように構成されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  3. 請求項2記載のインクジェット画像形成装置において、
    前記インクカートリッジ装着部は、前記インクカートリッジが挿入される凹部からなっていて、該凹部内に該インクカートリッジがスライドにより挿入されて前記装着位置に装着されるように構成されており、
    前記保持手段は、前記インクカートリッジ装着部の装着位置に装着されたインクカートリッジにおける前記凹部挿入方向後側の面と対向するように進入した進入位置と、該進入位置からインクカートリッジの凹部挿入方向と略垂直な方向に後退した後退位置との間を相互に移動可能に構成された保持部材を有していて、該保持部材が、前記インクカートリッジ加圧手段による前記インクカートリッジへの圧力印加動作に連動して、前記後退位置から前記進入位置へ移動して前記インクカートリッジにおける前記凹部挿入方向後側の面に当接することで、該インクカートリッジを前記装着位置から前記凹部挿入方向後側へ離脱しないように保持するとともに、前記インクカートリッジ加圧手段によるインクカートリッジへの圧力印加動作の停止に連動して、前記進入位置から前記後退位置へ移動することで、該インクカートリッジを非保持状態にするように構成されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  4. 請求項3記載のインクジェット画像形成装置において、
    前記保持手段の保持部材は、該保持部材の移動方向に延びるピン部材で構成されており、
    前記ピン部材の前記進入位置側の端部がテーパ状に形成されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
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