JP2007259928A - ミルクフォーマー及びコーヒー飲料製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要以上に蒸気ボイラのヒータを高温に維持することによる電力量の消費を抑制し、ランニングコストの低減を図ることができるミルクフォーマー及び当該ミルクフォーマーを備えたコーヒー飲料製造装置を提供する。
【解決手段】蒸気ボイラ64により生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマー61であって、蒸気ボイラ64の温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置40を備え、制御装置40は、所定時間ミルクフォームの生成が行われない場合、蒸気ボイラ64の温度を高温値よりも低い保持温度に制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマー及び当該ミルクフォーマーを備えたコーヒー飲料製造装置に関するものである。
従来のコーヒー飲料製造装置は、所定の粒度に粉砕されたコーヒー豆の挽き豆を耐圧構造とされた抽出室に供給し、この挽き豆にポンプで加圧した所定の高温の湯を通過させることによってコーヒー液を抽出する。通常、挽き豆の抽出時に高温の湯を使用することでコーヒー成分の溶出が促進され、更に係る湯を加圧して供給することで、挽き豆の組織内に湯が浸透し、濃いコーヒー液、即ちエスプレッソコーヒーが得られる。
また、最近では、上記コーヒー飲料製造装置により製造されたコーヒー液にミルクフォームを添えることにより、カプチーノなどのコーヒー飲料の提供が行われる場合がある。そこで、当該コーヒー飲料製造装置にミルクフォームを製造するミルクフォーマーが搭載されているコーヒー飲料製造装置が提案されている。従来のコーヒー飲料製造装置では、粉ミルクと湯を混合してクリームを作成し、これをコーヒー抽出機で抽出したコーヒー液に添えていた(特許文献1参照。)。しかし、飲料品質の向上に伴って、生乳からミルクフォームを製造するミルクフォーマーが提案されている。
このミルクフォーマーは、コーヒー抽出機にミルクを供給する際に、ミルクと空気とを混合し、ミルクを泡立てた状態(エアレーション)でコーヒー抽出機に供給するためのものである。ミルクフォーマーにおいて用いられるミルクは、当該ミルクの長時間保存を可能とするため、冷却装置で冷却されている。そのため、ミルクをそのままコーヒー抽出機に供給すると、コーヒー抽出機内のコーヒー液の温度を低下させ、味覚や触感を損なうこととなる。そこで、冷却保存されたミルクは、コーヒー抽出機に供給する際に蒸気発生器や蒸気供給器で発生された蒸気を用いてミルクパックなどのミルク貯蔵器からのミルクを空気と混合し、泡立て、蒸気処理されたミルクの混合物、即ちミルクフォームをコーヒー抽出機に供給する装置が提案されている(特許文献2参照。)。
特開2001−76244号公報 特開平6−22856号公報
上述したように従来のミルクフォーマーでは、内部にブロックヒータ等の加熱手段を備えた蒸気ボイラによって蒸気を生成し、ミルカーへ蒸気を供給することで、ミルカー内においてミルクと空気とが吸引され、混合されることで泡立てられた状態とし、ミルクフォームの状態で吐出を行っていた。
これに対し、ミルクフォームは、コーヒー飲料製造装置によって製造されたコーヒー飲料に添加されて顧客等に提供される。そのため、少なくともコーヒー飲料製造装置によるコーヒー飲料の提供が可能な時間帯は、ミルクフォームを形成するための蒸気ボイラのブロックヒータにも通電が行われ、常に、ミルクフォームの生成に適した温度、例えば+170℃の高温に維持されている。
しかしながら、実際に当該コーヒー飲料製造装置が設置される店舗等においては、顧客が殆ど来店しない時間帯や、営業時間外等のミルクフォームの生成をまったく行わない時間帯などがある。当該時間帯においてまで、蒸気ボイラのブロックヒータを+170℃等の高温に維持していたため、消費電力量が増加し、ランニングコストの高騰を招く問題があった。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、必要以上に蒸気ボイラのヒータを高温に維持することによる電力量の消費を抑制し、ランニングコストの低減を図ることができるミルクフォーマー及び当該ミルクフォーマーを備えたコーヒー飲料製造装置を提供する。
本発明のミルクフォーマーは、ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するものであって、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、所定時間ミルクフォームの生成が行われない場合、ボイラの温度を高温値よりも低い保持温度に制御することを特徴とする。
請求項2の発明のミルクフォーマーは、ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するものであって、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、予め設定された時間帯はボイラの動作を停止することを特徴とする。
請求項3の発明のミルクフォーマーは、ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するものであって、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、ボイラの動作/停止を遠隔制御するためのスイッチを備えることを特徴とする。
請求項4の発明のコーヒー飲料製造装置は、請求項1又は請求項2に記載のミルクフォーマーと、コーヒー液を抽出するコーヒー抽出機とを備え、ミルクフォーマーにて生成されたミルクフォームをコーヒー抽出機にて抽出されたコーヒー液に添加可能とされていることを特徴とする。
請求項5の発明のコーヒー飲料製造装置は、湯タンクからの湯をコーヒー原料に供給してコーヒー液を抽出するコーヒー抽出機と、湯タンクからの湯を用いて蒸気を生成するボイラを有して該ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーとを備え、ミルクフォーマーにて生成されたミルクフォームをコーヒー抽出機にて抽出されたコーヒー液に添加可能とされたものであって、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、所定時間コーヒー抽出機によるコーヒー液の抽出が行われない場合、ボイラの温度を高温値よりも低い保持温度に制御すると共に、コーヒー抽出機によるコーヒー液の抽出が開始された場合、ボイラの温度を高温値に上昇させることを特徴とする。
本発明によれば、ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーにおいて、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、所定時間ミルクフォームの生成が行われない場合、ボイラの温度を高温値よりも低い保持温度に制御することにより、ミルクフォームの生成を行うまでの温度上昇に要する時間を最小限としつつ、ボイラの温度上昇に用いられるエネルギーの消費量を低減させることが可能となる。これにより、ランニングコストの低減を図ることが可能となる。
請求項2の発明によれば、ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーにおいて、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、予め設定された時間帯はボイラの動作を停止することにより、所定の時間帯以外はミルクフォームの生成を実行しないことで、必要以上にボイラの温度上昇に用いられるエネルギーを消費しないものとできる。これにより、ランニングコストの低減を図ることが可能となる。
請求項3の発明によれば、ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーにおいて、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、ボイラの動作/停止を遠隔制御するためのスイッチを備えることにより、当該遠隔制御するためのスイッチを操作することで、顧客の来店等のタイミングに応じてボイラの動作/停止を制御することが可能となる。
これにより、顧客の来店等のタイミングに応じてボイラを動作させることが可能となり、より早くボイラを所定の高温値にまで温度上昇させることが可能となる。そのため、実際にミルクフォームを生成開始するまでの間にボイラを所定の高温値にまで温度上昇させることが可能となり、所定の待機時間経過後においては、ボイラを所定の高温値に維持することなく、顧客の来店等に応じて円滑にミルクフォームの提供を行うことが可能となる。
請求項4の発明のコーヒー飲料製造装置によれば、請求項1又は請求項2に記載のミルクフォーマーと、コーヒー液を抽出するコーヒー抽出機とを備え、ミルクフォーマーにて生成されたミルクフォームをコーヒー抽出機にて抽出されたコーヒー液に添加可能とされているので、一台の装置にてコーヒー液に上質なミルクフォームを抽出することができると共に、当該装置のランニングコストの低減を図ることが可能となる。
請求項5の発明によれば、湯タンクからの湯をコーヒー原料に供給してコーヒー液を抽出するコーヒー抽出機と、湯タンクからの湯を用いて蒸気を生成するボイラを有して該ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーとを備え、ミルクフォーマーにて生成されたミルクフォームをコーヒー抽出機にて抽出されたコーヒー液に添加可能とされたコーヒー飲料製造装置であって、ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、所定時間コーヒー抽出機によるコーヒー液の抽出が行われない場合、ボイラの温度を高温値よりも低い保持温度に制御すると共に、コーヒー抽出機によるコーヒー液の抽出が開始された場合、ボイラの温度を高温値に上昇させることにより、コーヒー抽出機によるコーヒー液の抽出中に、ボイラの温度を保持温度から高温値にまで上昇させることで、ボイラの温度上昇に用いられるエネルギーの消費量を低減させることが可能となる。これにより、ランニングコストの低減を図ることが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明のコーヒー飲料製造装置1の正面図、図2のコーヒー飲料製造装置1の側面図、図3はコーヒー飲料製造装置1の内部概略構成図をそれぞれ示している。
本実施例は、本発明のミルクフォーマー61を備えたコーヒー飲料製造装置1であり、前面にコーヒー液を排出するコーヒー液ノズル2と、ミルクフォームを排出するミルクフォームノズル3とを一体に備えたノズル部材4を備えた本体6により構成されている。そして、このノズル部材4の下方には、抽出されたコーヒー液を受容するカップを載置するカップ支持台7が設けられている。尚、図1中、5は排出する飲料の種類を選択する複数の飲料選択ボタンであり、8はコーヒー液の抽出に使用された残滓を受容すると共に、前方に引出自在に設けられた残滓受容部であり、9はコーヒー豆を収容する豆貯蔵容器である。
ここで、図3を参照してコーヒー飲料製造装置1の内部構成について説明する。本実施例のコーヒー飲料製造装置1は、本体6内に、湯タンク11と、湯タンク11の底部に取り付けられたポンプ(ギヤポンプ)12と、コーヒー抽出機13と、詳細は後述するミルクフォーマー61を備えている。湯タンク11は、数リットルの飲料水を貯水可能とするタンクであり、内部には、貯水された飲料水を例えば+97℃に加熱保温する図示しないヒータが設けられている。また、湯タンク11の底部に設けられたポンプ12は、湯タンク11内の湯を加圧して排出するポンプであり、このポンプ12の排出口には、流量計14と、給湯側電磁弁15とが順次介設された給湯側配管16が接続されており、この給湯側配管16の他端には、コーヒー抽出機13が接続されている。
そして、この給湯側配管16には、流量計14と給湯側電磁弁15との間に位置して循環経路を構成する循環用電磁弁17を備えた循環用配管18が接続されており、この循環用配管18の他端は、湯タンク11に接続されている。更に、循環用配管18には、循環用電磁弁17と湯タンク11との間に位置してポンプ12とを接続するバイパス配管19が接続されている。このバイパス配管19には、ポンプ12内の湯を湯タンク11に還流するためのリリーフ弁21が設けられている。
また、この給湯側配管16には、給湯側電磁弁15とコーヒー抽出機13との間に位置して一端が外部に開放された湯排出用配管26が接続されている。この湯排出用配管26には、コーヒー抽出機13や後述する抽出側配管24内の残液等を外部に排出を制御するための残液リリーフ弁27が設けられている。
他方、コーヒー抽出機13の上方には、前記豆貯蔵容器9が設置される。この豆貯蔵容器9の下方には、豆貯蔵容器9に貯蔵されたコーヒー豆を高速回転する図示しない粉砕刃によって所定の粒度にまで粉砕するコーヒーミル22が設けられており、更に、このコーヒーミル22の下方には、当該コーヒーミルにおいて粉砕されたコーヒー粉をコーヒー抽出機13内に収容するためのシュート23が設けられている。そして、このコーヒー抽出機13の下部には、コーヒー液の抽出経路を構成する抽出側配管24が接続され、この抽出側配管24には、抽出されたコーヒー液の排出を制御する抽出電磁弁25が介設されている。この抽出電磁弁25の下流側の抽出側配管24には、前記コーヒー液ノズル2が接続されている。これにより、カップ支持台7に配置された図示しないカップにコーヒー液を注入可能としている。
尚、カップには、コーヒー液の注入と共に購買者の要望により砂糖やクリームが注入されるが、これらの供給系統については図示及び説明を省略する。また、コーヒーミル22からシュート23に挽き豆を供給する際、計量器により計量が行われるが、これらについても図示を省略する。
次に、図4を参照してコーヒー抽出機13の構成について説明する。コーヒー抽出機13は、コーヒーミル22からシュート23を介して供給される挽き豆を収容するシリンダー31と、このシリンダー31に挿脱自在とされるピストン32と、このピストン32を駆動するピストン駆動モータ33と、当該モータ33とピストン32を連結するトルク伝達部34とを備え、これらシリンダー31と、ピストン32と、ピストン駆動モータ33と、トルク伝達部34とによりシリンダーユニットDを構成している。また、コーヒー抽出機13は、シリンダーユニットD全体を所定の角度に傾斜させるためのユニット駆動モータ35と、シリンダーユニットDが傾斜した際にシリンダー31の上面開口を閉塞する蓋部材36と、この蓋部材36をユニット駆動モータ35を駆動源としてシリンダー31に係合させるギヤ37とを備える。尚、このギヤ37は回転軸37Aにより軸支されている。また、蓋部材36は、該蓋部材36に形成された図示しない貫通孔を介して、前記給湯側配管16を挿入可能な構成とされており、シリンダー31の底面開口には、トルク伝達部34を介して前記抽出側配管24が接続されている。尚、図4中、Wはシュート23の下部に設けられたワイパーである。
次に、前記ミルクフォーマー61の構成について説明する。本実施例のミルクフォーマー61は、湯供給配管62と、電磁ポンプ63と、蒸気ボイラ64と、ミルカー65とを備えている。湯供給配管62は、湯タンク11と電磁ポンプ63を接続する湯供給配管62Aと、電磁ポンプ63と蒸気ボイラ64を接続する湯供給配管62B及び62Cと、蒸気ボイラ64と詳細は後述するミルカ−65を接続する湯供給配管62Dとから構成される。電磁ポンプ63と蒸気ボイラ64との間に位置する湯供給配管62B及び62Cは、例えばシリコンチューブにて構成されており、これら湯供給配管62B及び62Cは、分岐配管67を介して接続される。この分岐配管67には、蒸気電磁弁68が設けられる。
蒸気ボイラ64は、内部に加熱手段としてのブロックヒータ64Aを備え、湯タンク11から湯供給配管62A、電磁ポンプ63、湯供給配管62B及び62Cを介して供給された湯を例えば約+170℃に加熱し、蒸気を生成し、ミルカー65へ蒸気を供給するものである。尚、当該蒸気ボイラ64には図6に示されるように温度センサ41が設けられており、当該温度センサ41の出力に基づき詳細は後述する如く制御装置40により温度制御が行われる。更にまた、この蒸気ボイラ64の下流側からミルカー65までを構成する湯供給配管62Dには、蒸気ボイラ64からの熱の漏洩を抑制するための図示しない保温チューブが外装されているものとする。
次に、図5を参照してミルカー65の構造について説明する。図5はミルカー65及び各部品の側面図を示している。ミルカー65は、略円筒状の本体71により構成されており、この本体71の側面には、中心よりも左右どちらか一方に偏重すると共に、当該本体71の内部に突出した吐出部72が一体に形成され、本体71の底面には、本体71内にて生成されたミルクフォームを排出する前記ミルクフォームノズル(排出部)3が一体に形成される。
吐出部72は、左右に開口した略円筒状を呈しており、本体71に接続される側とは反対側の端部には、蒸気ボイラ64の下流側に位置する湯供給配管62Dの端部が図5に示すような蒸気ノズル74を介して接続される。この蒸気ノズル74は、内部に左右に連通した蒸気通路が形成され、一端には蒸気を吐出部72に吐出する***74Aが形成されると共に、側面には、吐出部72の内壁及び湯供給配管62Dとの接続を密着するためOリング74Bが設けられている。
吐出部72の下面には、吐出部72内部に連通したミルク吸込ノズル75が接続されていると共に、吐出部72の上面には、ミルク吸込ノズル75と対向する箇所に、同じく吐出部72内部に連通した空気吸込ノズル76が接続されている。
ミルク吸込ノズル75には、一端が、ミルク保冷庫82に収納されるミルクパック83内に挿入されるミルク吸引チューブ77が接続される。このミルク吸引チューブ77のミルクパック83側の端部(先端)には、重り部材78が設けられている。この重り部材78は、ミルクパック83の下部にまでミルク吸引チューブ77を沈めるため、本実施例では、約20gの質量とする。また、この重り部材78は、底面から側面に渡って切欠78Aが形成されており、ミルクパック83の底面に残留したミルクをも容易に吸引可能な構成とされている。また、ミルク保冷庫82は、内壁に断熱材が設けられた本体により構成されており、当該本体内には、図示しない冷却装置が配設されている。これにより、本体内に収容されるミルクパック83は、所定温度に冷却される。
空気吸込ノズル76には、空気吸込チューブ79が接続されると共に、この空気吸込チューブ79の他端開口には、空気吸込キャップ81が着脱自在に取り付けられる。この空気吸込キャップ81は、先端に***81Aが形成された筒状部材である。これにより、空気吸込ノズル76は、一度に少量の空気を吸い込むことが可能となる。
一方、ミルカー65の吐出部72が本体71内に接続される側の端部は、吐出部72の端部開口が本体71の内壁に沿って形成され、当該開口の縁部は、本体71内に突出して本体71の内周面と略同心円弧状に形成される。
そして、本体71の底面中央部に形成されたミルクフォームノズル3内には、ミルクと空気の混合物であるミルクフォームの吐出方向に指向して当該ノズル3内を仕切ると共に、吐出部72と略平行に形成された図示しない仕切部材が形成される。
また、本体71の上面開口縁には、外側に突出する2つの被嵌合部71A、71Bが形成されている。これらは対向する位置に形成されていると共に、本実施例では、一方の被嵌合部71Aは、他方の被嵌合部71Bよりも小さく形成されている。そして、係る本体71の上面開口には、本体71内方に突出した突出部84Aが形成されるミルカーキャップ84が着脱自在に閉塞されるものとする。突出部84Aの周面にはOリングが設けられる。このミルカーキャップ84の周縁部には、本体71の上面開口縁に形成される被嵌合部71A、71Bの下側に嵌合する嵌合部84C、84Dが形成されている。これら嵌合部84C、84Dは対向する位置に形成されていると共に、本実施例では、一方の被嵌合部84Cは、他方の被嵌合部84Dよりも小さく形成されており、嵌合部84Cが本体71の被嵌合部71Aに嵌合し、嵌合部84Dが本体71の被嵌合部71Bの嵌合する構成とされている。
本実施例のコーヒー飲料製造装置1は、図6に示す如き制御装置40を備えており、この制御装置40は、プログラムやデータを記憶するメモリ、クロック信号を生成するタイマ、前記クロック信号及び前記プログラムに基づいて動作するCPUを備えている。更に、この制御装置40の入力側には、飲料選択ボタン5、流量計14、蒸気ボイラ64の温度センサ41などが接続されていると共に、出力側には、前記ポンプ12、給湯側電磁弁15、循環用電磁弁17、リリーフ弁21、抽出側電磁弁25、残液リリーフ弁27、ピストン駆動モータ33、ユニット駆動モータ35、電磁ポンプ63などが接続され、当該制御装置40に基づき制御されるものとする。
尚、本実施例におけるコーヒー飲料製造装置1は例えば調理領域等に設置され、当該調理領域とは離間した位置に顧客等の接客を行うカウンターが設けられている。そして、このカウンターには、詳細は後述する如く蒸気ボイラ64のブロックヒータ64Aを制御するための遠隔操作スイッチ42が設けられており、当該遠隔操作スイッチ(遠隔制御スイッチ)42からの出力を受信する受信部43が制御装置40の入力側に接続されているものとする。
以上の構成により、ミルクフォーマー61の動作について説明する。ミルクの供給が要求される飲料の飲料選択ボタン5が操作された際に、制御装置40の出力により、電磁ポンプ63が所定時間、例えば約10秒間、運転される。これにより、湯タンク11内の湯が湯供給配管62A、62B、62C内に排出され、排出された湯は蒸気ボイラ64に浸入する。ここで、湯タンク11内に貯溜される湯の温度は、上記コーヒー抽出機13で用いるのに適した温度、例えば+97℃に設定されるため、蒸気ボイラ64には、この約100℃に近い温度の湯水が供給される。蒸気ボイラ64内に供給された湯は当該蒸気ボイラ64により、更に加熱され、ミルクフォームの生成に適した高温値、例えば+170℃にまで昇温され蒸気とされる。蒸気ボイラ64からの蒸気の排出は、電磁ポンプ63の運転終了後も、既に蒸気ボイラ64内に供給された湯水が蒸気に変換される例えば約7秒間、行われる。
尚、本実施例では、制御装置40は、電磁ポンプ63の運転が終了した後、所定時間、例えば約5秒経過後、一定時間、例えば約2秒間分岐配管67に接続される蒸気電磁弁68に通電を行い、該蒸気電磁弁68を開弁とする。これにより、蒸気ボイラ64の入口部のパイプ内に残留する湯水を、蒸気ボイラ64内の水蒸気の圧力で排出することができる。
そして、上述したように蒸気ボイラ64により生成された蒸気は、該蒸気ボイラ64の下流側に接続された湯供給配管62D及び蒸気ノズル74を介してミルカー65の吐出部72内に噴射される。ここで、蒸気が吐出部72内のミルク吸込ノズル75及び空気吸込ノズル76の近傍を通過する際に、吐出部72内に負圧が生じ、ミルク吸込ノズル75からは、ミルクパック83内のミルクがミルク吸引チューブ77を介して吐出部72内に吸い込まれ、空気吸込ノズル76からは、外部の空気が空気吸込キャップ81及び空気吸込チューブ79を介して吐出部72内に吸い込まれる。
そして、吐出部72内を通過する蒸気によって吐出部72内に吸引されたミルク(吸引ミルク)と空気(吸引空気)は、吐出部72の内壁に沿ってミルカー65の本体71内に吐出される。尚、このとき、吐出部72内を通過する蒸気は、制御装置40によって電磁ポンプ63の運転が終了した後、所定時間経過後、一定時間蒸気電磁弁68に通電を行い、開弁されることで、上述した如く蒸気ボイラ64内の圧力を排出することができるため、ミルカー65へのミルク供給の切れを良くすることができるようになる。そして、本体71内に吐出されたミルクと空気は、蒸気の圧力により、本体内壁71内に沿って旋回する。この旋回により、ミルクと空気とが混合され、泡立てられた状態となり、本体71の底面に形成されたミルクフォームノズル3から吐出され、当該ノズル3の下方に載置されたカップなどに供給される。
次に、本実施例のコーヒー飲料製造装置1の動作について説明する。先ず初めに、本体6に設けられた飲料選択ボタン5の内、何れかのボタン5を操作されることにより、制御装置40に抽出開始入力が行われる。これにより、制御装置40は、循環用電磁弁17を開放し、所定時間、本実施例では4秒間、ポンプ12の低速運転を行う配管昇温工程を実行する。これにより、湯タンク11内の湯がポンプ12により給湯側配管16を介して循環経路を構成する循環用電磁弁17及び循環用配管18に送出される。そして、ポンプ12と給湯側電磁弁15との間に位置する給湯側配管16内に滞溜する湯は循環用電磁弁17を介して循環用配管18に圧送され、湯タンク11に戻される。これにより、湯タンク11から供給される約+90℃乃至+95℃の高温の湯でポンプ12と給湯側電磁弁15との間に位置する給湯側配管16の昇温を行うことができる。配管昇温工程が開始してから上記所定時間経過後に、制御装置40は、ポンプ12の運転を停止し、次いで循環用電磁弁17を閉鎖し、配管昇温工程を終了する。
一方、コーヒー抽出機13は、前回のコーヒー液の供給工程の終了後に次回の抽出準備工程が行われている。即ち、抽出準備工程では、先ず、制御装置40は、図7に示すようにコーヒー抽出機13のシリンダー31を直立した状態とし、予め豆貯蔵容器9内のコーヒー豆をコーヒーミル22において粉砕し、挽き豆Pとした状態で、シュート23を介してシリンダー31内に供給する。その後、挽き豆Pの供給が終了した時点で、制御装置40は、図8に示すようにピストン駆動モータ33に通電してギヤ37を駆動し作動させ、シリンダーユニットDの全体を下端を中心として下方(矢印の方向)に回動させ、シリンダー31を所定の角度に傾斜させる。その後、制御装置40は、図9に示すように蓋部材36でシリンダー31の上端開口を密封する。このとき、制御装置40は、シリンダーユニットDの傾斜に同期して蓋部材36を下降させ、シリンダー31内に挿入し、ピストン駆動モータ33の駆動を停止する。このとき、ギヤ37は図7の状態から180°回転した位置で停止しているものとする。更に、制御装置40は、図10に示すようにピストン駆動モータ33を作動させ、トルク伝達部34を介してピストン32を押し上げ、シリンダー31内の挽き豆Pを圧縮する。
そして、この状態で、制御装置40は、コーヒー液抽出工程に移行し、供給側電磁弁15を開放すると共にポンプ12を駆動する。これにより、0.3MPaの圧力で約+90℃乃至+95℃に加熱された高温の湯がシリンダー31に供給される。
その後、制御装置40は、キャップ36で密封されたシリンダー31に高温且つ加圧された湯が給湯側配管16を介して供給され、圧縮された挽き豆Pからコーヒー液が抽出される。このとき、シリンダー31内には、高温高圧の湯が供給されるため、抽出初期からコーヒー成分を十分に溶出した濃いコーヒー液を抽出することが可能となる。
そして、コーヒー抽出機13のシリンダー31にて抽出されたコーヒー液は、抽出側配管24及び抽出側電磁弁25を介してコーヒー液ノズル2に排出される。ここで、抽出側電磁弁25は、制御装置40により、一定圧力、例えば0.3MPa以上にてコーヒー液の流通を許容する状態とすることにより、抽出されるコーヒー液に一定圧力、本実施例では、ポンプ12にて0.3MPaの圧力が加えられており、シリンダー31において膨潤した挽き豆Pにより更に圧力が加えられることから、実際には0.4MPa以上の圧力を加えることができるようになる。これにより、コーヒー液の液面上にきめ細かい良質な泡を生成することができると共に、濃い芳醇な味と香りのコーヒー液を得ることができ、コーヒー液の品質の向上を図ることができるようになる。
また、給湯側配管16を介してシリンダー31に湯を供給する直前に、制御装置40は、ポンプ12を所定時間作動させ、ポンプ12内の温度が低下した湯をバイパス管19及びリリーフ弁21を介して湯タンク11に戻し、新たに高温の湯を給湯側配管16に圧送する動作を行う。そして、制御装置40は、ポンプ12内の湯の交換を終了した時点で、ポンプ12を一旦停止し、リリーフ弁21を閉鎖する。リリーフ弁21を閉鎖した状態で、給湯側配管16からシリンダー13に給湯を行うことにより、より高温且つ高圧の湯を供給することができる。
そして、カップなどにコーヒー液の抽出を行っている際に、制御装置40により電磁ポンプ63に通電を行うことにより、ミルクフォーマー61を詳細は上述した如く作動させることが可能となり、抽出されたコーヒー液の上面に泡立てられたミルクを注ぐことができる。
その後、制御装置40は、コーヒー液の抽出終了後に、ポンプ12の駆動を停止し、抽出滓廃棄工程に移行する。当該工程では、制御装置40は、図11に示すようにピストン駆動モータ33を駆動してピストン32を更に上昇させ、このピストン32の上昇動作に基づいて抽出滓をパッキングすることにより滓中のコーヒー液を絞る。これにより、シリンダー31内のコーヒー液は抽出側配管24に送られると共に、挽き豆Pは圧縮される。
その後、制御装置40は、ピストン駆動モータ33を逆回転し、図12に示すようにピストン34を押し下げ、給湯側配管16中の湯の一部と、抽出側配管24中のコーヒー液がシリンダー31内に吸い込まれる。ここで、制御装置40は、抽出側電磁弁25及び残液リリーフ弁27を開放することから、抽出側配管24やコーヒー抽出機13と残液リリーフ弁27管の給湯側配管16内が大気に開放され、給湯側配管16内に残留した残液が湯排出用配管26より外部に排出される。これにより、抽出側配管24内の残液の流通を容易とすることができ、当該残液を効率的に処理することができるようになる。そのため、次回のコーヒー液の抽出時に、前回の抽出時の残液が混入し、品質の低下を招く不都合を回避することができるようになる。
その後、制御装置40は、モータ35及びギヤ37を作動させ、図13に示すように蓋部材36をシリンダー31の上端開口から離間させる。更に、制御装置40は、ピストン駆動モータ33を作動させ、ピストン32を再び押し上げる。これにより、挽き豆Pの抽出滓がシリンダー31下部から押し上げられる。更に、制御装置40は、図14に示すようにモータ35及びギヤ37を作動させ、シリンダーユニットDを上方(矢印の方向)に回動させ、シリンダー31を直立状態とする。この回転により、シリンダー31から押し出されていた抽出滓は、シュート23の下部に設けられるワイパーWにより掻き落とされ、前記残滓受容部8に落下し、廃棄される。その後、制御装置40は、抽出滓の廃棄後、ピストン駆動モータ33を逆転駆動してピストン32を下降させることによって1回の販売動作を終了する。
以上の構成により、本実施例によれば、上面にきめ細かな良質な泡を形成することができるエスプレッソコーヒーをカップに供給することができるようになる。これにより、味覚的にも視覚的にも質の向上を図ることが可能となる。
次に、図15乃至図17を参照して蒸気ボイラ64の温度制御について説明する。図15は第1の実施例としての蒸気ボイラ64の温度制御を示す図、図16は第2の実施例としての蒸気ボイラ64の温度制御を示す図、図17は第3の実施例としての蒸気ボイラ64の温度制御を示す図である。
先ず、第1の実施例としての蒸気ボイラ64の温度制御について図15に基づき説明する。営業時間などにおいて、定期的に、即ち、前回のミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出終了から次回のミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出開始までの時間が所定の待機時間、例えば30分に満たない場合には、制御装置40は、ブロックヒータ64Aへの通電制御を行い、蒸気ボイラ64内をミルクフォームの形成に適した高温値、例えば+170℃に維持する温度制御を行う。
他方、前回のミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出終了から所定の待機時間が経過しても飲料選択ボタン5によりミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出が選択されない場合には、制御装置40は、ブロックヒータ64Aへの通電制御を行い、蒸気ボイラ64内を前記高温値よりも低い保持温度、例えば+80℃に維持する温度制御を行う節電モードを実行する。
そして、当該節電モードが実行されている間において、飲料選択ボタン5によりミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出が選択された場合には、制御装置40は、ブロックヒータ64への通電制御を行い、蒸気ボイラ64内をミルクフォームの生成に適して所定の高温値、例えば+170℃にまで昇温する制御を実行する。尚、当該実施例では、飲料選択ボタン5が操作されることにより、蒸気ボイラ64内の昇温制御が実行されるが、当該蒸気ボイラ64内の温度が所定の高温値、例えば+170℃に到達するまでは、コーヒー抽出機13によるコーヒー液の抽出は行わないものとする。そのため、蒸気ボイラ64内の温度が所定の高温値に達した時点から、コーヒー抽出機13によるコーヒー液の抽出を開始する。
これにより、ミルクフォームの抽出と伴うコーヒー飲料の抽出が行われない期間が、所定の待機時間を経過した場合には、蒸気ボイラ64の温度を高温値である+170℃よりも低い保持温度(+80℃)に制御することにより、ミルクフォームの生成を行うまでの温度上昇に要する時間を最小限としつつ、蒸気ボイラ64の温度上昇に用いられる電力消費量を低減させることが可能となる。
そのため、営業時間であっても来店客の少ない、若しくは、殆どない時間帯には、制御装置40によって、待機時間の経過によって、当該状況を判断し、蒸気ボイラ64を所定の保持温度にて維持することが可能となるため、常時蒸気ボイラ64をミルクフォームの生成に適した高温値、例えば+170℃に維持する場合に比して著しくランニングコストの低減を図ることが可能となる。
また、この場合には、節電モードでは、蒸気ボイラ64は、保持温度、例えば+80℃に維持されることから、室温等にまで蒸気ボイラ64の温度が低下してしまった場合に比して、蒸気ボイラ64をミルクフォームの生成に生成に適した高温値、例えば+170℃にまで昇温させるまでに要する時間を短縮することが可能となる。これにより、節電モードの実行時において来客があり、ミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の注文があった場合であっても、より早く上質なミルクフォームをコーヒー液に抽出して顧客にコーヒー飲料を提供することが可能となる。
次に、第2の実施例としての蒸気ボイラ64の温度制御について図16に基づき説明する。営業時間などにおいては、制御装置40は、上述した如き実施例と同様にブロックヒータ64Aへの通電制御を行い、蒸気ボイラ64内をミルクフォームの形成に適した高温値、例えば+170℃、若しくは、所定の保持温度、例えば+80℃に維持する温度制御を行う。
他方、営業時間外等の顧客又は利用者がない時間帯では、制御装置40は、内蔵されている時計手段に基づき予め設定された時刻、営業終了時刻とされた場合に、蒸気ボイラ64のブロックヒータ64Aへの通電を遮断する制御を実行し、夜間モードとする。そして、同じく制御装置40は、予め設定された時刻、営業開始時刻とされた場合に、蒸気ボイラ64のブロックヒータ64Aへの通電を開始し、蒸気ボイラ64内の温度をミルクフォームの生成に適した高温値、例えば+170℃、若しくは、所定の保持温度、例えば+80℃に維持する温度制御を行う。
これにより、コーヒー飲料製造装置1自体の電源がOFFとされない場合であっても、営業終了時刻及び営業開始時刻に基づいて蒸気ボイラ64のブロックヒータ64Aへの通電を制御することが可能となるため、所定の時間帯(本実施例では営業時間帯)以外はミルクフォームの生成を実行しないことで、必要以上に蒸気ボイラ64の温度上昇に用いられる電力量を消費しないものとできる。これにより、ランニングコストの低減を図ることが可能となる。
尚、本実施例では、営業時間外の時間帯を夜間モードとして説明しているが、これ以外にも、利用者が殆どなくなり、ミルクフォームの生成を実行しないことが可能な時間帯であれば、営業時間外に限定されることなく当該夜間モードを実行しても良いものとする。
次に、第3の実施例としての蒸気ボイラ64の温度制御について図17に基づき説明する。係る実施例では、営業時間であり、コーヒー飲料製造装置1自体の電源がONとされていても、蒸気ボイラ64のブロックヒータ64Aは、通電されていないものとする。そして、上述した如くカウンター等に設けられる遠隔操作スイッチ42によって、蒸気ボイラ64を昇温させる操作がなされると、制御装置40は、当該遠隔操作スイッチ42からの出力を受信部43にて受信し、蒸気ボイラ64のブロックヒータ64Aへの通電を開始する。そして、蒸気ボイラ64内をミルクフォームの生成に適した所定の高温値、例えば+170℃に維持する。
これにより、顧客の来店等のタイミングに応じて遠隔操作スイッチ42を店員が操作することにより、顧客の来店等のタイミングに応じて蒸気ボイラ64を動作させることが可能となる。これにより、店員は、顧客の注文を受ける前から蒸気ボイラ64の昇温を開始することが可能となり、より早く蒸気ボイラ64を所定の高温値にまで温度上昇させることが可能となる。
そのため、実際に飲料選択ボタン5が操作されるまでの間に、蒸気ボイラ64を所定の高温値にまで温度上昇させることも可能となり、顧客の来店等に応じて円滑にミルクフォームの提供及び当該ミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の提供を行うことが可能となる。
また、この場合において、遠隔操作スイッチ42は、蒸気ボイラ64の昇温を停止させることも可能とされていることから、一旦、蒸気ボイラ64の昇温を開始する操作をおこなった後、ミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の注文がなかった場合など、ミルクフォームの抽出が不要となった場合には、カウンターなどにおいて蒸気ボイラ64の昇温を停止させることができ、無駄に蒸気ボイラ64の昇温が行われる不都合を回避することができる。また、カウンター等において当該操作を実行することが可能となることから、利便性が向上される。
そして、上述したように、蒸気ボイラ64内が所定の高温値にまで昇温され、飲料選択ボタン5の操作により、ミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出が終了した後、次回のミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出開始までの時間が所定の待機時間、例えば30分を経過した場合には、制御装置40は、ブロックヒータ64Aへの通電を遮断する。
そのため、所定の待機時間が経過した後は、蒸気ボイラ64を所定の高温値に維持せず、ブロックヒータ64Aへの通電を遮断することから、必要以上にブロックヒータ64Aへの通電が行われることによる消費電力量を低減することが可能となる。これにより、ランニングコストの低減を実現しながら、顧客の来店等に応じて円滑にミルクフォームの提供を行うことが可能となる。
次に、第4の実施例としての蒸気ボイラ64の温度制御について説明する。営業時間などにおいて、飲料選択ボタン5によりミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出が選択されない待機時間においては、制御装置40は、ブロックヒータ64Aへの通電制御を行い、蒸気ボイラ64内を上述した如きミルクフォームの生成に適した高温値よりも低い保持温度、例えば+80℃に維持する温度制御を行う節電モードを実行する。
そして、飲料選択ボタン5によりミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の抽出が操作された場合には、蒸気ボイラ64内の温度が所定の高温値にまで昇温されることを待つことなく、制御装置40により、詳細は上述したようにコーヒー液の抽出を開始する。このとき、制御装置40は、コーヒー液の抽出開始と共に、ブロックヒータ64Aへの通電制御を行い、蒸気ボイラ64内をミルクフォームの形成に適した高温値、例えば+170℃にまで昇温する温度制御を行う。
ここで、通常、上述した如きコーヒー液の抽出には、約40秒程度の時間を要することから、当該コーヒー液の抽出の間に蒸気ボイラ64内をブロックヒータ64Aによって、ミルクフォームの生成に適した高温値にまで昇温することが可能となる。
これにより、制御装置40は、コーヒー抽出機13によるコーヒー液の抽出後に、所定温度にまで昇温された蒸気ボイラ64を用いてミルクフォームの抽出を実行する。そのため、コーヒー抽出機13によるコーヒー液の抽出中に、蒸気ボイラ64の温度を保持温度から高温値にまで上昇させることで、蒸気ボイラ64の温度上昇に用いられる消費電力量を低減させることが可能となる。これにより、上質なミルクフォームの抽出を伴うコーヒー飲料の提供までに要する時間を極力短縮しながら、ランニングコストの低減を図ることが可能となる。
尚、上述した如き各実施例では、蒸気ボイラ64を昇温させる手段としてブロックヒータ64Aを用いているが、これに限定されるものではなく、蒸気ボイラ64をミルクフォームの生成に適した高温値にまで昇温することが可能な加熱手段であれば、他の手段であっても良いものとする。
本発明のコーヒー飲料製造装置の正面図である。 コーヒー飲料製造装置の側面図である。 コーヒー飲料製造装置の内部概略構成図である。 コーヒー抽出機の内部構成図である。 ミルカー及び各部品の側面図である。 コーヒー飲料製造装置の制御装置のブロック図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 コーヒー抽出機の動作を示す説明図である。 第1の実施例としての蒸気ボイラの温度制御を示す図である。 第2の実施例としての蒸気ボイラの温度制御を示す図である。 第3の実施例としての蒸気ボイラの温度制御を示す図である。
符号の説明
1 コーヒー飲料製造装置
2 コーヒー液ノズル
3 ミルクフォームノズル
4 ノズル部材
5 飲料選択ボタン
11 湯タンク
13 コーヒー抽出機
15 給湯側電磁弁
16 給湯側配管
24 抽出側配管
25 抽出電磁弁
40 制御装置
41 温度センサ
42 遠隔操作スイッチ(遠隔制御スイッチ)
43 受信部
61 ミルクフォーマー
62 湯供給配管
63 電磁ポンプ
64 蒸気ボイラ
64A ブロックヒータ
65 ミルカー
72 吐出部
74 蒸気ノズル
75 ミルク吸込ノズル
76 空気吸込ノズル
77 ミルク吸引チューブ

Claims (5)

  1. ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーにおいて、
    前記ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、所定時間ミルクフォームの生成が行われない場合、前記ボイラの温度を前記高温値よりも低い保持温度に制御することを特徴とするミルクフォーマー。
  2. ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーにおいて、
    前記ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、予め設定された時間帯は前記ボイラの動作を停止することを特徴とするミルクフォーマー。
  3. ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーにおいて、
    前記ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、前記ボイラの動作/停止を遠隔制御するためのスイッチを備えることを特徴とするミルクフォーマー。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のミルクフォーマーと、コーヒー液を抽出するコーヒー抽出機とを備え、前記ミルクフォーマーにて生成されたミルクフォームを前記コーヒー抽出機にて抽出されたコーヒー液に添加可能とされていることを特徴とするコーヒー飲料製造装置。
  5. 湯タンクからの湯をコーヒー原料に供給してコーヒー液を抽出するコーヒー抽出機と、前記湯タンクからの湯を用いて蒸気を生成するボイラを有して該ボイラにより生成された蒸気によりミルクを吸引すると共に空気を吸引し、当該ミルクと空気とを混合してミルクフォームを生成するミルクフォーマーとを備え、前記ミルクフォーマーにて生成されたミルクフォームを前記コーヒー抽出機にて抽出されたコーヒー液に添加可能とされたコーヒー飲料製造装置において、
    前記ボイラの温度を蒸気生成のための所定の高温値に制御する制御装置を備え、該制御装置は、所定時間前記コーヒー抽出機によるコーヒー液の抽出が行われない場合、前記ボイラの温度を前記高温値よりも低い保持温度に制御すると共に、前記コーヒー抽出機によるコーヒー液の抽出が開始された場合、前記ボイラの温度を前記高温値に上昇させることを特徴とするコーヒー飲料製造装置。
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