JP2007258960A - 画像読取装置及びその画像読取ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを抑えて装置の小型化を可能とし、かつ組付け作業時に煩雑な調整や位置合わせを必要とせず、簡単で高精度なシェーディング補正機構を可能とする画像読取装置及びその画像読取ユニットを提供する。
【解決手段】画像読取装置1が備える画像読取ユニット10は、原稿Sの下面と対向する上面の一部を開口部とし、且つ内部に収納するラインイメージセンサ11の支軸11aを回動自在に支持するフレーム12と、上記開口部にはめ込まれて保持され原稿読取位置Aで原稿をガイドするコンタクトガラス15と、フレーム12の内側に固定された白色基準となる色基準部材16と、支軸11aにフリクション機構を介して連結されたギア18と、ギア18を駆動すべく連結する駆動ギア19及び小型モータ20とを備える。フレーム12は、その内部にラインイメージセンサ11、ギア18、駆動ギア19及び小型モータ20を設置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及びその画像読取ユニットに関し、特にシェーディング補正機構を有する画像読取ユニットを備えた画像読取装置及びその画像読取ユニットに関する。
一般に、原稿を搬送しながら画像読取を行う画像読取装置は、搬送されてくる原稿を光源により照射し、ロッドレンズアレイ等により原稿からの反射光を集光する。その後、集光した反射光を光電変換することにより、ラインイメージセンサ等が原稿画像データを生成する。しかし、光源及びロッドレンズアレイには光量むらがあり、またラインイメージセンサの感度むらがあるため、そのままでは一様な原稿読取を行うことができない。そこで、従来より、一様な原稿読取を可能にするために、白色の色基準部材をラインイメージセンサで読取り、そのときの出力値を用いてラインイメージセンサが読取った原稿画像の補正が行われている。この補正は、原稿を照射する光源の発光量を適正化し、ラインイメージセンサの画像信号出力を増幅する際の増幅率(ゲイン)を最適化した後に行われるのが一般的である。以下、上述の発光量やゲインの調整を含む、ラインイメージセンサが原稿の画像情報を一様に読取るための一連の補正を「シェーディング補正」という。
また、この種の画像読取装置は、原稿読取時は原稿と背景の境界や原稿の斜行を検知したり、原稿の裏面画像の透けを防止するために、原稿の裏に配置する部材の色を白以外の色(一般的に黒)にしたりしている。
以下、従来の画像読取装置のシェーディング補正機構を説明する(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来の画像読取装置のシェーディング補正機構の拡大断面図であり、(a)は原稿の読取時の状態を示し、(b)は色基準部材の読取時の状態を示す。
図7(a)に示すように、原稿読取時は、白色の色基準部材であるシェーディングシート部材54は黒色の対向部材であるプラテンローラ51、読取センサ100及び原稿搬送路から離間している。
シェーディング手段は、シェーディングシート部材54のほか、揺動可能な第1揺動部材としてのアーム56と、該アーム56上の軸62を中心に揺動する第2揺動部材としてのシート台61とを有する。また、上記シェーディングシート部材54は、シート台61に変形可能に取り付けられている。
アーム56は引っ張りバネ等の弾性部材59に引っ張られ、ストッパ53に当接している。これが、原稿搬送時のシェーディングシート部材54の待機位置である。
また、ソレノイド55のプランジャ(吸引部材)52にギア58の一端が取り付けられており、ソレノイド55がONになるとプランジャ52が吸引され、ギア58は軸60を中心として時計回り方向へ回転する。これに連動して、ギア58と噛合っているアーム56は軸57を中心に反時計回り方向へ回転する。
一方、プラテンローラ51、読取センサ100及び原稿搬送路と、シェーディングシート部材54とが接触し、上記反時計回りの方向へ回転が終了したときに、図7(b)に示すように、色基準部材の読取が可能な状態となる。
すなわち、ソレノイド55がONすると、ギア58及びアーム56、シート台61を介し、シェーディングシート部材54はプラテンローラ51と読取センサ100の隙間に入り込む。
この状態で、シェーディング補正データを取得した後、ソレノイド55をOFFにすると、シェーディングシート部材54は弾性部材59の引っ張りによって上記待機位置に戻る。
なお、読取センサ100の対向部材としてプラテンローラ51ではなく、ガイド板等の板状部材を用いるものもある。また、シェーディング補正データ取得時にシェーディングシート部材54を移動させるのではなく、読取センサ100を移動させるようにしたものもある。
特開2005−102017号公報
しかしながら、上記従来の画像読取装置においては、色基準部材を移動させる機構が複雑である為、コストアップの要因となっている。また読取センサと、色基準部材を移動させる機構が別々のユニットとなっている為、組付けの際に部品の調整や位置合わせが必要であり、組立作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、コストアップを抑えて装置の小型化を可能とし、かつ組付け作業時に煩雑な調整や位置合わせを必要とせず、簡単で高精度なシェーディング補正機構を可能とする画像読取装置及びその画像読取ユニットを提供する。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、画像読取ユニットを備え原稿に形成された画像を読取る画像読取装置において、前記画像読取ユニットは、開口部を有する筐体と、センサ対向位置にある画像を読取る読取センサと、原稿読取位置に前記原稿をガイドするコンタクトガラスと、前記原稿読取位置とは異なる位置に設置される色基準部材と、前記センサ対向位置を前記原稿読取位置と前記色基準部材上のシェーディング補正データ取得位置との間で往復移動させる移動機構と、前記移動機構を駆動させる駆動手段とを備え、前記筐体は、前記開口部に前記コンタクトガラスを、その内部に前記読取センサ、前記移動機構及び前記駆動手段を設置することを特徴とする。
本発明によれば、画像読取ユニットは、開口部を有する筐体と、センサ対向位置にある画像を読取る読取センサと、原稿読取位置に原稿をガイドするコンタクトガラスと、原稿読取位置とは異なる位置に設置される色基準部材と、上記センサ対向位置を原稿読取位置と色基準部材上のシェーディング補正データ取得位置との間で往復移動させる移動機構と、移動機構を駆動させる駆動手段とを備え、筐体は、その開口部にコンタクトガラスを、その内部に読取センサ、移動機構及び駆動手段を設置するので、コストアップを抑えて装置の小型化を可能とし、かつ組付け作業時に煩雑な調整や位置合わせを必要とせず、簡単で高精度なシェーディング補正機構を可能とする。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の全体概略図である。
図1において、画像読取装置1は、原稿Sをピックアップするピックアップローラ2と、ピックアップローラ2によりピックアップされた原稿Sを装置内に給送する給送ローラ3と、ピックアップされた原稿Sを1枚ずつ分離する分離ローラ4とを備える。また、画像読取装置1は、原稿Sの斜行を矯正しつつ原稿Sを搬送するレジストローラ対5と、原稿Sの表面の画像情報を読取る画像読取ユニット9と、原稿Sの裏面の画像情報を読取る画像読取ユニット10とを備える。さらに、画像読取装置1は、画像読取ユニット9、10よりも下流側に配設される搬送ローラ対7とを有する。
また、画像読取装置1は上部フレーム81及び下部フレーム82から構成され、上部フレーム81が回転軸81aを中心に回動可能である。また、搬送された原稿の紙詰まり等が発生した際に画像読取装置1内に滞留した原稿を取り除くため、手動で画像形成装置1の開閉が可能な構成となっている。
以上の構成により、画像読取装置1は、原稿Sの画像の読取時において、次のような動作をする。まず、後に詳述するように、画像読取ユニット9,10はそれぞれ、色基準部材からの反射光を読取センサ(ラインイメージセンサ)により読取信号に変換する。不図示の制御部はこの読取信号を不図示のA/D変換部でデジタルの読取データに変換し、この読取データからシェーディング補正用データを生成して画素毎に記憶する。このシェーディング補正データの取得作業は、画像読取装置の起動時や読取作業の開始時等に行う。
その後、原稿Sをピックアップローラ2と給送ローラ3によって装置内に取り込み、分離ローラ4によって1枚ずつに分離する。原稿Sは、レジストローラ対5及び搬送ローラ対7により挟持され、搬送されつつ、その表面及び裏面の画像が画像読取ユニット9,10にて読取られる。尚、画像読取時においては、後述するシェーディング補正データを参照して、画像読取ユニット9,10内の読取センサの出力をシェーディング補正する。画像が読取られた後、原稿Sは搬送ローラ対7によって挟持搬送されつつ装置1外部へ排出される。
図2、図3は、図1における画像読取ユニット10の構成を示す断面図である。以下、画像読取ユニット9,10は、同様の構成であるので、画像読取ユニット10について説明する。
図2、図3において、画像読取ユニット10は、原稿Sの下面と対向する上面の一部を開口部とし、且つ内部に収納するラインイメージセンサ11の支軸11aを回動自在に支持するフレーム12を備える。また、ラインイメージセンサ11は、照明手段であるLED及びセルフォックレンズアレイを備える。
さらに、画像読取ユニット10は、ラインイメージセンサ11を動作させる基板13と、ラインイメージセンサ11及び基板13を接続するフラットケーブル14とを備える。また、画像読取ユニット10は、上記フレーム12の上記開口部にはめ込まれて保持され原稿読取位置Aで原稿をガイドするコンタクトガラス15とを備える。さらに、画像読取ユニット10は、フレーム12の内側に固定された白色基準となる色基準部材16と、フレーム12の下側から基板13を保持し内部をケーシングするケーシング部材17とを備える。また、画像読取ユニット10は、フレーム12の内側に、支軸11aにフリクション機構を介して連結されたギア18と、ギア18を駆動すべく連結する駆動ギア19及び小型モータ20とを備える。
上記構成において、ラインイメージセンサ11のセンサ対向位置が図2(a)の位置(原稿画像読取位置A)にある状態で小型モータ20を順回転させると、ギア18が回転する。この回転がフリクション機構であるフリクション板21と押圧バネ22を介してラインイメージセンサ11の支軸11aに伝達することによりラインイメージセンサ11を回転させる。その後、センサ対向位置が支軸11aを支点にして図2(b)の位置(シェーディング補正データ取得位置)になるとラインイメージセンサ11の回転を停止させる。
ラインイメージセンサ11は、シェーディング補正データ取得位置で色基準部材16から受光した反射光を光電変換し、その光電変換後のセンサ出力信号(読取信号)に基づく読取データをシェーディング補正データとして画素毎に記憶する。
シェーディング補正データ取得後、小型モータ20を逆回転させると、これに伴ってラインイメージセンサ11が逆方向に回転し、センサ対向位置が図2(a)の原稿読取位置Aに復帰する。
ラインイメージセンサ11は、原稿読取位置Aに順次搬送される原稿からの反射光をコンタクトガラス15を介して受光し、これを光電変換した後のセンサ出力値を原稿画像データとして画素毎に記憶する。
また、フレーム12には、センサ対向位置を原稿読取位置Aとシェーディング補正データ取得位置との間で往復移動させるよう、ラインイメージセンサ11の回転を規制するストッパー部12a,12bが形成されている。これらのストッパー部と、上記フリクション板21によりモータ20の回転量を高精度に制御しなくても、ラインイメージセンサ11のセンサ対向位置を原稿読取位置A及びシェーディング補正データ取得位置で確実に停止させることができる。
ラインイメージセンサ11は、シェーディング補正データ取得位置における色基準部材16までの距離と、原稿読取位置Aにおける原稿面までの光学距離(その間にあるコンタクトガラス15のガラス厚補正あり)とが等しくなるよう配置されている。これは、原稿読取位置とシェーディング補正データ取得位置とで、ラインイメージセンサ11の読取条件すなわち焦点位置や照明光量を等しくする為である。
また、上述のような光学距離を等しくする配置の設定をする代わりに、光学距離の差に起因する反射光量の違いを補正するようにしてもよい。色基準部材の読取りは、焦点の合う位置になくても可能であり、焦点の合う位置からずれた位置もセンサ対向位置に含まれるものとする。
また、小型モータ20はフレーム12内部に設けられているので、画像読取ユニット10を確実に密閉状態とすることができる。
また、画像読取ユニット10の支軸11aをフレーム12の外に露出させない構造にすれば、より密閉度を良好にできる。
図4、図5は、本発明の第2の実施の形態に係る画像読取ユニットの構成を示す断面図である。
本実施の形態に係る画像読取ユニット10aは、上述した画像読取ユニット10と基本的に同一の構造を有しているので、同様の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図4、図5において、画像読取ユニット10aは、上面全体を開口部とし、且つラインイメージセンサ11を内部に収納するフレーム12’と、フレーム12’の上面に設置され、その面全体を密閉するガラス保持部材24とを備える。また、画像読取ユニット10aは、ガラス保持部材24に保持され原稿読取位置Aで原稿をガイドするコンタクトガラス15aと、画像読取ユニット10aは、白色基準となる色基準部材16aとを備える。さらに、画像読取ユニット10aは、ラインイメージセンサ11をその主走査方向に対して直交する方向に移動させる直進カム21と、直進カム21に付勢力を与える引張バネ22と、直進カム21に連結されたソレノイド23とを備える。
色基準部材16aは、接着、テープによる貼付け、塗装又は印刷等により、コンタクトガラス15aの上側の面(フレーム12’の外側)の原稿読取位置Aからズレた位置に設置されている。尚、色基準部材16aは、コンタクトガラス15aの下側の面(フレーム12’の内側)に設けてもよい。
ラインイメージセンサ11は、突起部11a’を有し、突起部11a’がフレーム12’の長穴12b’に嵌合して主走査方向の動きを規制している。
図5において、直進カム21は、ラインイメージセンサ11の突起部11a’,11bが嵌合するカム溝21a,21bと、フレーム12’の突起部12c,12dが嵌合する長穴21c,21dと、引張バネ22を係止する係止部21eとを有する。直進カム21は、この引張バネ22が係止部12eで係止されることにより矢印B方向に付勢される。さらに、直進カム21の一端がソレノイド23のプランジャ23aに連結されている。
上記構成において、ラインイメージセンサ11のセンサ対向位置が図4(a)の位置(原稿画像読取位置A)にある状態でソレノイド23を励磁してプランジャ23aを吸引させると、直進カム21が矢印C方向に移動する。この直進カム21の移動により、ラインイメージセンサ11が矢印D方向に移動する。その後、センサ対向位置が図4(b)の位置(シェーディング補正データ取得位置)になると、ラインイメージセンサ11の移動は停止する。
ラインイメージセンサ11は、シェーディング補正データ取得位置で色基準部材16aから受光した反射光を光電変換し、その光電変換後のセンサ出力信号に基づく読取データをシェーディング補正するためのデータとして画素毎に記憶する。
シェーディング補正データ取得後、ソレノイド23の励磁を切ると、引張バネ22によって直進カム21が戻され、これに伴い、センサ対向位置が原稿読取位置Aに復帰する。
画像読取ユニット10aは、ラインイメージセンサ11をその主走査方向に対して直交する副走査方向に移動させている。一般的に、ラインイメージセンサ11の副走査方向の読取幅は非常に小さいので、その移動量を小さくすることができる。
またソレノイド23はフレーム12’内部に設けられているので、画像読取ユニット10aを確実に密閉構造とすることができる。
尚、本実施の形態においては、ラインイメージセンサ11のみを移動させる構成としたが、色基準部材16a、ガラス保持部材24、コンタクトガラス15aのいずれかのみ、又はこれらのいくつかを移動させる構成にしてもよい。
図6は、本発明の第3の実施の形態にかかる画像読取ユニットの構成を示す横断面図である。
ここで、上述した画像読取ユニット10aは、ラインイメージセンサ11に連結された直進カム21を移動させる駆動手段としてソレノイドを使用している。これに対して、本実施の形態に係る画像読取ユニット10bは、形状記憶合金の一種であるバイオメタル(登録商標)28を上記駆動手段として使用している。この駆動手段の違いを除き、画像読取ユニット10aと画像読取ユニット10bは、基本的に同一の構造を有しているので、同様の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図6において、画像読取ユニット10bの駆動手段は、バイオメタル28を備える金属系のファイバー状アクチュエータであって、電流を流すことによって全長の約5%程度が収縮し、通電をやめると元の長さに戻る。これにより、応答性に優れ、低い電圧で容易に収縮し、比較的大きな発生力を得ることが可能である。
また、画像読取ユニット10bは、直進カム21の一端には軸21fが一体で形成され、軸21fにはプーリ25が回転自在に支持されている。フレーム12内には、端子26,27が設けられている。バイオメタル28はプーリ25に巻き付けられ、その両端部が端子26,27に固定されている。
上記構成において、ラインイメージセンサ11のセンサ対向位置が原稿読取位置A(不図示)にある状態で画像読取ユニット10b内の端子26,27に外部の制御回路29からの電圧を印加すると、バイオメタル28が収縮する。これにより、プーリ25を介して直進カム21が矢印C方向に引っ張られる。この引っ張りに伴う直進カム21の移動により、ラインイメージセンサ11を矢印D方向に移動させる。その後、センサ対向位置がシェーディング補正データ取得位置になると、ラインイメージセンサ11の移動は停止する。
ラインイメージセンサ11は、シェーディング補正データ取得位置で色基準部材16から受光した反射光を光電変換し、その光電変換後のセンサ出力値をシェーディング補正するためのデータとして画素毎に記憶する。
シェーディング補正データ取得後、制御回路29の通電をOFFにすると、バイオメタル28がもとの長さに伸長する。これにより、引張バネ22によって直進カム21が戻され、これに伴い、センサ対向位置が原稿読取位置Aに復帰する。
本実施の形態では、バイオメタル28をプーリ25に巻き付ける構成とすることで、バイオメタル28の収縮時に発生する張力を2倍に増幅している。しかし、上記バイオメタル28で発生する張力が十分ある場合はプーリ25を使用することなく、バイオメタル28と直進カム21を直結するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、シェーディング補正を行う際にラインイメージセンサ11のみを移動させたが、色基準部材16aのみ又はこれら双方を移動させてもよい。
また、ラインイメージセンサ11又は色基準部材16aを移動させる為の駆動手段は、上記第1〜第3の実施の形態に示した手段以外であってもよい。例えば、圧電素子や磁歪素子等のアクチュエータを使用してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の全体概略図である。 図1における画像読取ユニットの構成を示す縦断面図であり、(a)は原稿の読取時の状態を示し、(b)は色基準部材の読取時の状態を示す。 図1における画像読取ユニットの構成を示す横断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取ユニットの構成を示す縦断面図であり、(a)は原稿の読取時の状態を示し、(b)は色基準部材の読取時の状態を示す。 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取ユニットの構成を示す横断面図であり、(a)は原稿の読取時の状態を示し、(b)は色基準部材の読取時の状態を示す。 本発明の第3の実施の形態に係る画像読取ユニットの構成を示す横断面図である。 従来の画像読取装置のシェーディング補正機構の拡大断面図であり、(a)は原稿の読取時の状態を示し、(b)は色基準部材の読取時の状態を示す。
符号の説明
S 原稿
1 画像読取装置
9,10 画像読取ユニット
11 ラインイメージセンサ
12 フレーム
15 コンタクトガラス
16 色基準部材
20 小型モータ
23 ソレノイド
28 バイオメタル

Claims (9)

  1. 画像読取ユニットを備え原稿に形成された画像を読取る画像読取装置において、
    前記画像読取ユニットは、
    開口部を有する筐体と、センサ対向位置にある画像を読取る読取センサと、原稿読取位置に前記原稿をガイドするコンタクトガラスと、前記原稿読取位置とは異なる位置に設置される色基準部材と、前記センサ対向位置を前記原稿読取位置と前記色基準部材上のシェーディング補正データ取得位置との間で往復移動させる移動機構と、前記移動機構を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記筐体は、前記開口部に前記コンタクトガラスを、その内部に前記読取センサ、前記移動機構及び前記駆動手段を設置することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記色基準部材は、前記コンタクトガラス上に設置されることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記色基準部材は、前記筐体の内部で前記コンタクトガラス上以外に設置されることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記コンタクトガラスは前記開口部にはめ込まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記コンタクトガラスは前記筐体の一面に設置されるガラス保持部材に保持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記移動機構は、前記読取センサ、前記色基準部材、前記コンタクトガラス及び前記ガラス保持部材の少なくとも1つを移動させることを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記画像読取ユニットは、密閉されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記画像読取ユニットに前記原稿を搬送する原稿搬送機構をさらに有し、
    前記原稿搬送機構での前記原稿の搬送中に、前記読取センサが前記原稿読取位置で前記原稿に形成された画像を順次読取ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置に備えられた画像読取ユニット。
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