JP2002101266A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002101266A
JP2002101266A JP2000287586A JP2000287586A JP2002101266A JP 2002101266 A JP2002101266 A JP 2002101266A JP 2000287586 A JP2000287586 A JP 2000287586A JP 2000287586 A JP2000287586 A JP 2000287586A JP 2002101266 A JP2002101266 A JP 2002101266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】白色基準板を高速で動作できるとともに、所定
の読取位置に確実に保持することができ、読取精度の向
上した画像読取装置を提供することにある。 【解決手段】光学的文字読取装置は、基準レベルに応じ
てCCDイメージセンサの出力電圧を補正する出力レベ
ル補正機構36を備えている。出力レベル補正機構は、
白色基準板42を読取位置Rとこの読取位置から退避し
た退避位置との間を回動自在に支持した支持機構と、支
持機構のローラ48に当接したカム52を有し、このカ
ムを回転させる駆動モータ54と、を有し、読取媒体を
読み取る毎に白色基準板を退避位置から読取位置に回動
させて出力レベル補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナーや光学
的文字読取装置等の画像読取装置に関し、特に、レベル
基準板を用いてイメージセンサの出力レベルを補正する
出力レベル補正機構を備えた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スキャナーや光学的文字読取装
置等の画像読取装置は、読取媒体として、例えば帳票に
光を照射し、その反射光をCCDイメージセンサで撮像
することにより、CCDイメージセンサの出力に応じて
帳票上の画像(イメージ)を読み取る。
【0003】このような読取装置では、一般に、装置の
製造時、CCDイメージセンサの出力信号のレベルを補
正するために次のような補正(調整)を行っている。こ
れらの補正として、シェーディング補正、ゲイン調整、
調光がある。
【0004】シェーディング補正は、表面がレベル補正
のための基準となる白色に設定された白色基準板を用い
て行う。すなわち、シェーディング補正とは、白色基準
板からの反射光をCCDイメージセンサに入力した際、
CCDイメージセンサの全ての光電変換素子からの出力
電圧が同一値となるように、CCDイメージセンサの出
力信号を電気的に補正することである。
【0005】また、ゲイン調整とは、シェーディング補
正を行った後のCCDイメージセンサの出力信号のレベ
ルが一定の値となるように信号増幅器の増幅度(ゲイ
ン)を調整することをいう。このゲイン調整は、背景が
白色でどのような光の反射率を持つ帳票が入力されても
その帳票上のイメージを正しく読取ることができるよう
にするために行う。この調整は、カラーイメージを読取
る場合、特に重要な補正となる。また、ゲイン調整の代
わりに、光源の光量を調整してCCDイメージセンサの
出力信号の信号レベルを補正する手法もある。
【0006】しかし、光源の経年変化による光量変化、
および経年変化や温度特性によってCCDイメージセン
サの出力信号の信号レベルが変化してしまう場合があ
る。そのため、CCDイメージセンサから、常に製造時
と同一レベルの出力信号を得ることが困難となる。
【0007】そこで、従来、装置の始動時に、白色基準
板を読取位置に配置し、この白色基準板で反射させた光
をCCDイメージセンサに入力させ、このときのCCD
イメージセンサからの出力信号を利用して上記シェーデ
ィング補正、ゲイン調整、調光が行われ、この白色基準
板を読取位置に配置するための出力レベル補正機構が設
けられている。
【0008】このような出力レベル補正機構として、特
公平7−113952号公報に開示されたものが提供さ
れている。この出力レベル補正機構は、白色基準板を回
動させる回転機構を備え、出力レベル補正を行わない時
には、CCDイメージセンサによる帳票の読み取りが可
能となるように白色基準板をCCDイメージセンサの読
取ライン位置から外れた位置に保持し、出力レベル補正
する際には、白色基準板をCCDイメージセンサの読取
ライン位置に回動させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような出力レベ
ル補正機構における回動機構は、リンク機構を介して白
色基準板に接続されたソレノイドを備え、このソレノイ
ドの往復移動をリンク機構によって回転駆動に変換する
ことにより、白色基準板を回動させている。
【0010】このような構成の場合、白色基準板を高速
で移動させることが困難になるとともに、白色基準板を
読み取り位置に正確に保持することが難しい。そのた
め、従来の読取装置においては、装置の始動時にのみ出
力レベル補正を行っているが、この場合、装置を長時間
使用した際におけるCCDイメージセンサの出力電圧の
変動を補正することができず、読取精度の低下を招く原
因となっている。
【0011】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、白色基準板を高速で動作させることが
できるとともに、所定の読取位置に確実に保持すること
ができ、読取精度の向上した画像読取装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る画像読取装置は、読取位置を通して
読取媒体を搬送する搬送機構と、上記読取位置に向けて
光を照射する光源と、上記読取位置で反射した反射光を
受光して電気信号に変換する受光センサと、を有した読
取部と、基準レベルに応じて上記受光センサの出力電圧
を補正するための出力レベル補正機構と、を備え、上記
出力レベル補正機構は、基準レベルを取り込むための基
準板と、この基準板を上記読取位置とこの読取位置から
退避した退避位置との間で回動自在に支持した支持機構
と、上記支持機構に係合した回転部材を有し、この回転
部材を回転させることにより、上記搬送機構によって読
取媒体を搬送する毎に上記基準板を退避位置から読取位
置に回動させる駆動部と、を備えていることを特徴とし
ている。
【0013】上記のように構成された画像読取装置によ
れば、出力レベル補正機構の駆動部は回転部材を回転さ
せることにより基準板を移動させる構成であるため、基
準板を高速で読取位置へ切り替えることができる。これ
により、各読取媒体の読取を行う毎に基準レベルを読み
取って出力レベル補正を行うことができ、読取精度の向
上した画像読取装置を得ることができる。
【0014】また、この発明に係る他の画像読取装置
は、読取位置を通して読取媒体を搬送する搬送機構と、
上記読取位置に向けて光を照射する光源と、上記読取位
置で反射した反射光を受光して電気信号に変換する受光
センサと、を有した読取部と、基準レベルに応じて上記
受光センサの出力電圧を補正するための出力レベル補正
機構と、を備え、上記出力レベル補正機構は、基準レベ
ルを取り込むための基準板と、この基準板を上記読取位
置とこの読取位置から退避した退避位置との間で回動自
在に支持した支持機構と、上記支持機構に係合したカム
およびこのカムを回転駆動する駆動源を有し、上記基準
板を退避位置から読取位置に回動させる駆動部と、を備
えていることを特徴としている。
【0015】上記のように構成された画像読取装置によ
れば、出力レベル補正機構の駆動部はカムを回転させる
ことにより基準板を移動させる構成であるため、基準板
を高速で読取位置へ切り替えることができる。これによ
り、各読取媒体の読取を行う毎に基準レベルを読み取っ
て出力レベル補正を行うことができ、読取精度の向上し
た画像読取装置を得ることができる。
【0016】この発明に係る画像読取装置によれば、上
記カムは、それぞれ上記基準板を上記読取位置に回動さ
せて所定時間保持する複数の第1カム面と、上記基準板
を上記退避位置に回動させて保持する第2カム面とを有
していることを特徴としている。上記構成によれば、カ
ムの1回転当たり、基準板を読取位置と退避位置との間
で2往復させることができ、出力レベル補正を容易に高
速化することが可能となる。
【0017】更に、発明に係る画像読取装置によれば、
上記第1カム面は上記カムの回転中心と同芯の円弧に形
成されていることを特徴としている。このような構成に
よれば、カムが回転している間においても、基準板を所
定時間だけ読取位置に静止させることができ、静止状態
の基準板を用いて基準レベルを精度よく検出することが
できる。そして、カムの回転を停止させる必要がないた
め、出力レベル補正を容易に高速化することが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施形態に係る光学的文字読取装置について詳細に
説明する。図1に示すように、光学的文字読取装置はほ
ぼ矩形箱状の筐体10を備え、筐体の前面には、読取媒
体としての帳票Pを載置するホッパーテーブル12、お
よびそれぞれ読み取られた帳票Pを集積する第1および
第2スタッカ14、15が設けられている。
【0019】筐体10内には、ホッパーテーブル12に
載置された複数の帳票Pを1枚ずつ筐体内に取り込む給
紙ローラ18と、給紙ローラによって2枚以上の帳票が
取り込まれた場合に、2枚目以降の帳票を1枚目の帳票
から分離して2枚送りを防止するセパレータ20と、が
設けられている。
【0020】また、筐体10内には、給紙ローラ18に
よって取り込まれた帳票Pを第1および第2スタッカ1
4、15のいずれかへ所定の搬送路16に沿って搬送す
る搬送機構が設けられている。この搬送機構は、図1お
よび図2に示すように、搬送路16に沿って配設された
複数のガイド板23、複数のガイドローラ22、および
ガイドローラを駆動する駆動源として機能する駆動モー
タ54を備えている。搬送路16の終端部には、搬送路
を通って搬送されてきた帳票Pを第1あるいは第2スタ
ッカ14、15に振り分ける振り分けゲート24が設け
られている。
【0021】搬送路16において、供給ローラ18の近
傍には読取位置Rが設定され、筐体10内には、この読
取位置Rにおいて、搬送路16を通って搬送されている
帳票Pから文字等を読み取る読取部27が設けられてい
る。
【0022】この読取部27は、筐体10の内壁に設け
られたプリント回路基板32上に実装された受光センサ
としてのCCDイメージセンサ34と、読取位置Rに向
けて光を照射する光源26と、読取位置を通過する帳票
P、あるいは、読取位置に移動された後述の白色基準板
で反射した反射光をCCDイメージセンサ34に入力す
るミラー28,27および収束レンズ31と、を備えて
いる。CCDイメージセンサ34から見て、レンズ31
の焦点は、読取位置Rに設定されている。従って、帳票
Pのイメージ、および白色基準板の基準レベルは、読取
位置RにおいてCCDイメージセンサ34により読み取
られる。そして、CCDイメージセンサ34によって読
み取られた画像データは電気信号に変換されて制御部3
3に送られ、ここで画像処理される。
【0023】図1ないし図3に示すように、筐体10内
において、読取位置Rの下方には、出力レベル補正を行
うための出力レベル補正機構36が設けられている。こ
の出力レベル補正機構36は、表面が白色に設定され基
準レベルの取込みのための基準となる白色基準板42
と、この白色基準板42を読取位置Rとこの読取位置か
ら退避した退避位置との間で回動自在に支持した支持機
構40と、この支持機構を介して白色基準板42を退避
位置と読取位置との間で回動させる駆動部50と、を備
えている。
【0024】白色基準板42は、帳票Pの幅よりも長い
細長い矩形状に形成され、搬送路16と直行する方向に
延びている。白色基準板42の両端はそれぞれ直角に折
り曲げられてアーム44を構成している。これらのアー
ム44は、軸受けを介して支持シャフト45に回動自在
に支持され、この支持シャフトは、筐体10の図示しな
いフレームに支持されている。アーム44、支持シャフ
ト45、および上記フレームは支持機構40を構成して
いる。
【0025】一方のアーム44の延出端部には、カムフ
ォロアとして機能するローラ48が回転自在に取り付け
られている。ローラ48の回転中心軸は白色基準板42
と平行に延びている。
【0026】駆動部50は、ローラ48に転接したカム
52と、歯車列55を介してカム52を回転駆動する駆
動モータ54と、を有している。ローラ48は、アーム
44と筐体10のフレームとの間に架設された付勢部材
としてのねじりばね46により、カム52のカム面に弾
性的に押し付けられている。そして、カム52を回転駆
動することにより、ローラ48がカムに追従して移動
し、それにより、白色基準板42は、支持シャフト45
を中心として読取位置Rと退避位置との間を回動する。
【0027】詳細に述べると、図4に示すように、カム
52はほぼ楕円形に形成され、2つの第1カム面52a
と2つの第2カム面52bとを有し、これら第1および
第2カム面は交互にかつ連続して形成されている。第1
カム面52aは、カム52の回転中心Cと同芯の円弧に
形成され、半径r、中心角θとなっている。また、第2
カム面52bは、回転中心Cに対し突出する方向に偏芯
量eだけ偏芯した円弧に形成されている。
【0028】そして、カム52が回転した際、図4に示
すように、第2カム面52bがローラ48に接触してい
る間、白色基準板42は退避位置に回動され保持され
る。また、図5に示すように、第1カム面52aがロー
ラ48に接触している間、白色基準板42は読取位置に
回動され、この読取位置に保持される。ここで、第1カ
ム面52aは回転中心Cと同芯状に形成されているた
め、第1カム面52aがローラ48に接触した状態でカ
ム52が角度θだけ回動する間、白色基準板42は読取
位置に静止状態に保持される。
【0029】次に、以上のように構成された光学的文字
読取装置の画像読取動作および出力レベル補正動作につ
いて説明する。読取動作開始前の状態において、白色基
準板42は退避位置に保持され読取位置Rから離間して
いる。そして、読取開始時には、まず、出力レベル補正
が行われる。すなわち、駆動モータ54が作動されてカ
ム52が回動し、白色基準板42が退避位置から読取位
置Rに回動される。白色基準板42は、第1カム面52
aがローラ48に接触している間、読取位置Rに静止状
態で保持され、カム52が更に回動して第2カム面52
bがローラ48に接触することにより退避位置に戻され
る。この時点でカム52の回転が停止され、白色基準板
42は避位置に保持される。
【0030】そして、白色基準板42が読取位置Rに静
止している間、光源26から光が照射され、白色基準板
42の表面で反射した反射光は、ミラー28,30およ
びレンズ31を介してCCDイメージセンサ34に入力
される。そして、CCDイメージセンサ34は受光した
光を電気信号に変換して制御部33に入力し、制御部は
この電気信号に基づいて基準レベルを検出するととも
に、検出した基準レベルに応じてCCDイメージセンサ
の出力電圧を補正、つまり、出力レベル補正を行う。
【0031】上述した出力レベル補正が終了した後、ホ
ッパーテーブル12上の帳票Pが供給ローラ18によっ
て1枚ずつ取り込まれ、搬送路16に沿って搬送され
る。そして、読取位置Rにおいて、光源26から帳票P
に光が照射され、その反射光はミラー28、30および
レンズ31を介してCCDイメージセンサ34に入力さ
れる。そして、CCDイメージセンサ34は受光した光
を電気信号に変換して制御部33に入力し、制御部は電
気信号を画層処理することにより、帳票Pから読み取っ
た画像が読み込まれる。
【0032】また、帳票Pが読み取られた後、次の帳票
Pが読取位置Rに到達するまでの間、再び、駆動部50
によって白色基準板42が読取位置Rに移動され、上述
した出力レベル補正が行われる。以後、ホッパーテーブ
ル12上の帳票Pがなくなるまで、上述した出力レベル
補正と帳票読み取りとを交互に繰り返す。そして、読み
取られた帳票Pは、振り分けゲート24によって第1あ
るいは第2スタック14、15に振り分けられて集積さ
れる。
【0033】以上のように構成された光学的文字読取装
置によれば、出力レベル補正機構36の駆動部50はカ
ム52を回転させることにより白色基準板42を移動さ
せる構成であるため、白色基準板42を高速で読取位置
へ切り替えることができる。これにより、各帳票Pの読
取を行う毎に基準レベルを読み取って随時出力レベル補
正を行うことができ、読取精度の向上を図ることができ
る。
【0034】また、本実施の形態によれば、カム52
は、それぞれ白色基準板42を読取位置Rに回動させて
所定時間保持する複数の第1カム面52aと、白色基準
板を退避位置に回動させて保持する第2カム面52bと
を2つずつ有していることから、カムの1回転当たり、
白色基準板42を読取位置Rと退避位置との間で2往復
させることができ、出力レベル補正を容易に高速化する
ことができる。
【0035】更に、第1カム面52aはカム52の回転
中心Cと同芯の円弧に形成されていることから、カム5
2が回転している間においても、白色基準板42を所定
時間だけ読取位置Rに静止させることができ、静止状態
の白色基準板42を用いて基準レベルを検出することに
より、高い精度で出力レベル補正を行うことができる。
同時に、カム52の回転を停止させる必要がないため、
出力レベル補正を容易に高速化することができる。
【0036】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
光学的文字読取装置における出力レベル補正機構36に
ついて説明する。図6および図7に示すように、第2の
実施の形態によれば、出力レベル補正機構36のカム5
2は、第1カム面52aおよび第2カム面52bを1つ
ずつ備えて構成されている。第1カム面52aは、半径
r、中心角θを有し、カム52の回転中心Cと同芯の円
弧により構成されている。また、第2カム面52bは、
カム52の回転中心Cに対して偏芯量eだけ偏芯した円
弧により形成されている。第1カム面52aの半径rは
第2カム面52bの半径よりも小さく設定されている。
【0037】そして、カム52が回転した際、図6に示
すように、第2カム面52bがローラ48に接触してい
る間、白色基準板42は退避位置に回動され保持され
る。また、図7に示すように、第1カム面52aがロー
ラ48に接触している間、白色基準板42は読取位置R
に回動され、この読取位置に保持される。ここで、第1
カム面52aは回転中心Cと同芯状に形成されているた
め、第1カム面52aがローラ48に接触した状態でカ
ム52が角度θだけ回動する間、白色基準板42は読取
位置Rに静止状態に保持される。
【0038】また、図8および図9に示すように、この
発明の第3の実施の形態に係る光学的文字読取装置にお
ける出力レベル補正機構36によれば、シェーディング
カム52は、第1カム面52aおよび第2カム面52b
を1つずつ備えて構成されている。第1カム面52a
は、半径r、中心角θを有し、カム52の回転中心Cと
同芯の円弧により構成されている。また、第2カム面5
2bは、カム52の回転中心Cに対して偏芯量eだけ偏
芯した円弧により形成されている。本実施例によれば、
第1カム面52aの半径rは第2カム面52bの半径よ
りも大きく設定されている。
【0039】そして、カム52が回転した際、図8に示
すように、第2カム面52bがローラ48に接触してい
る間、白色基準板42は退避位置に回動され保持され
る。また、図9に示すように、第1カム面52aがロー
ラ48に接触している間、白色基準板42は読取位置R
に回動され、この読取位置に保持される。第1カム面5
2aは回転中心Cと同芯状に形成されているため、第1
カム面52aがローラ48に接触した状態でカム52が
角度θだけ回動する間、白色基準板42は読取位置Rに
静止状態に保持される。ただし、第3の実施の形態にお
いて、白色基準板42の退避位置は、読取位置に対し
て、前述した第1および第2の実施の形態とは反対方向
へ回動した位置となる。
【0040】なお、上述した第2および第3の実施の形
態において、他の構成は第1の実施の形態と同一であ
り、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な
説明を省略する。そして、第2および第3の実施の形態
においても、第1の実施の形態と同様に、回転部材とし
てのカム52を用いて白色基準板を作動させることによ
り、白色基準板42を高速で読取位置Rへ切り替え出力
レベル補正を容易に高速化することができるとともに、
読取精度の向上を図ることができる。
【0041】その他、この発明は上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能
である。例えば、この発明は、光学的文字読取装置に限
らず、スキャナー等の他の画像読取装置にも適用可能で
ある。また、第1の実施の形態において、カムは第1お
よび第2カム面を2つずつ備えた構成としたが、これに
限らず、第1および第2カム面を3つずつ以上備えた構
成としてもよい。また、上述した実施の形態では、各帳
票を読み取る毎に出力レベル補正を行う構成としたが、
任意の複数の読取媒体を読み取る毎に、あるいは、任意
のタイミングで出力レベル補正を行う構成としてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、出力レベル補正時において、白色基準板を高速で動
作させることができるとともに、所定の読取位置に確実
に保持することができ、読取精度の向上した画像読取装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光学的文字読取
装置を示す断面図。
【図2】上記光学的文字読取装置における出力レベル補
正機構を拡大して示す側面図。
【図3】上記出力レベル補正機構の白色基準板およびカ
ムを示す斜視図。
【図4】上記出力レベル補正機構において、退避位置に
移動した白色基準板とカムとの関係を概略的に示す図。
【図5】上記出力レベル補正機構において、読取位置に
移動した白色基準板とカムとの関係を概略的に示す図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る光学的文字読取
装置の出力レベル補正機構において、退避位置に移動し
た白色基準板とカムとの関係を概略的に示す図。
【図7】上記第2の実施形態に係る光学的文字読取装置
の出力レベル補正機構において、読取位置に移動した白
色基準板とカムとの関係を概略的に示す図。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る光学的文字読取
装置の出力レベル補正機構において、退避位置に移動し
た白色基準板とカムとの関係を概略的に示す図。
【図9】上記第3の実施形態に係る光学的文字読取装置
の出力レベル補正機構において、読取位置に移動した白
色基準板とカムとの関係を概略的に示す図。
【符号の説明】
16…搬送路 26…光源 27…読取部 34…CCDイメージセンサ 36…出力レベル補正機構 40…支持機構 42…白色基準板 44…アーム 48…ローラ 52…カム 52a…第1カム面 52b…第2カム面 54…駆動モータ R…読取位置 P…帳票
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾又 聖保 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 伊藤 秀春 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 デジタルメディアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 AB02 BB02 BC16 CA07 CB09 CB23 DA03 DC01 5C072 AA01 EA05 FB15 LA15 NA01 NA04 RA04 RA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取位置を通して読取媒体を搬送する搬送
    機構と、 上記読取位置に向けて光を照射する光源と、上記読取位
    置で反射した反射光を受光して電気信号に変換する受光
    センサと、を有した読取部と、 基準レベルに応じて上記受光センサの出力電圧を補正す
    るための出力レベル補正機構と、を備え、 上記出力レベル補正機構は、 基準レベルを取り込むための基準板と、この基準板を上
    記読取位置とこの読取位置から退避した退避位置との間
    で回動自在に支持した支持機構と、上記支持機構に係合
    した回転部材を有し、この回転部材を回転させることに
    より、上記搬送機構によって読取媒体を搬送する毎に上
    記基準板を退避位置から読取位置に回動させる駆動部
    と、 を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】上記駆動部は、上記回転部材を構成したカ
    ムと、このカムを回転駆動する駆動源とを有し、上記支
    持機構は、上記カムに転接したカムフォロアを有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】読取位置を通して読取媒体を搬送する搬送
    機構と、 上記読取位置に向けて光を照射する光源と、上記読取位
    置で反射した反射光を受光して電気信号に変換する受光
    センサと、を有した読取部と、 基準レベルに応じて上記受光センサの出力電圧を補正す
    るための出力レベル補正機構と、を備え、 上記出力レベル補正機構は、 基準レベルを取り込むための基準板と、この基準板を上
    記読取位置とこの読取位置から退避した退避位置との間
    を回動自在に支持した支持機構と、上記支持機構に係合
    したカムおよびこのカムを回転駆動する駆動源を有し、
    上記基準板を退避位置から読取位置に回動させる駆動部
    と、 を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】上記カムは、それぞれ上記基準板を上記読
    取位置に回動させて所定時間保持する複数の第1カム面
    と、上記基準板を上記退避位置に回動させて保持する第
    2カム面とを有していることを特徴とする請求項3に記
    載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】上記カムは、一対の上記第1カム面と、一
    対の上記第2カム面とを有し、上記第1および第2カム
    面が交互に並んで設けられていることを特徴とする請求
    項4に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】上記第1カム面は上記カムの回転中心と同
    芯の円弧に形成されていることを特徴とする請求項4又
    は5に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】上記カムは、上記基準板を上記読取位置に
    回動させて所定時間保持する第1カム面と、上記基準板
    を上記退避位置に回動させて保持する第2カム面とを有
    し、 上記第1カム面は上記カムの回転中心と同芯の円弧状に
    形成され、上記第2カム面は上記カムの回転中心に対し
    て偏芯した円弧状に形成されていることを特徴とする請
    求項3に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】上記支持機構は、上記カムのカム面に転接
    した回転自在なカムフォロアと、上記カムフォロアを上
    記カムに向けて付勢した付勢部材と、を備えていること
    を特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載の
    画像読取装置。
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