JP2007257086A - 行動記録支援プログラム、システム、装置、および方法 - Google Patents

行動記録支援プログラム、システム、装置、および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータ操作をともなわないオフライン行動を、行動の記録対象者が煩わしさを感じずに記録することができるように支援する。
【解決手段】本発明のシステムは、所定の時間以上、記録対象者がコンピュータ操作を行わない状態が続いたとき、オフライン行動が発生したと見なす。そして、記録対象者に関する行動予定情報、記録対象者の位置を示す移動位置情報、建造物や地図上のある地点などの不動対象の位置を表す不動対象位置情報、不動対象位置情報とオフライン行動の内容を関連づけた位置・行動対応関係、などの行動関連情報を取得し、それをもとにオフライン行動の内容を推測する。そして、次にコンピュータ操作が検出された際に、推測した内容を表示して、記録対象者に確認させる。システムは、記録対象者からの補足・修正・承認などの入力を受け付け、記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人間の行動を記録するのを支援する技術に関する。
従来から、業務改善のためのシステムが知られている。例えば、現状の作業手順や作業時間が入力されると、システムは現状を分析して改善案を示す。現状の分析には、その業務を構成する各作業(タスク)にそれぞれかかる時間を検出することが必要である。分析の結果、どこに無駄があるのかなどが検出され、改善案が示される。
特許文献1のシステムは、従来の業務分析支援システムの例である。このシステムは、現状の業務手順などが入力されると、その業務を定量化し、所定の業務特徴パターンと比較してモデル化し、その業務の特徴とモデルと改善案を表示する。入力データの形式は、人間が理解しやすいように表形式を採用している。しかし、データ自体は、人間が作業者への聞き取り調査などにより業務内容、処理対象物などを把握し、入力する必要がある。
このような従来のシステムは、作業手順が定型化されている業務に向いている。例えば、工場の生産ラインなど、作業の手順が明確で、作業者がどの作業をしているのか、観察者が目視で確認することができる場合に適している。なぜなら、観察者がタイムウォッチなどを使って作業ごとの時間を容易に測定することができるからである。しかし、非定型的な業務の業務手順を聞き取り調査などによって正確に把握して入力することには限界があるため、非定型的な業務に対しては正確な分析が望めない。
一方、デスクワークを主とする業務では、作業の手順が明確でない。また、同時並行的に複数の作業を抱えている場合は、行動そのものが外部からは測定しにくいという特徴がある。例えば、システムエンジニアや研究者などのナレッジワーカは、しばしば頭の中で業務について考えているが、外から見ても何をしているのか判別することができない。現在でも、デスクワークのうちコンピュータ操作をともなう作業は、コンピュータ操作を監視することにより、ある程度は作業内容や作業時間を自動的に把握し分析することができる。一方、コンピュータ操作をともなわない作業については、現状では、例えば30分や1時間など長めの時間単位ですら、オフライン行動について把握できるシステムが存在しない。しかし、業務改善のためにオフライン行動を把握することが必要だからという理由で、作業者に手動で現状の作業内容や作業時間について文章を入力させたり選択肢から選択させたりして記録させるのは、記録自体に時間がかかって業務全体の効率が悪化するおそれがあるので、好ましくない。そこで、デスクワークを主とする業務を行う作業者の作業内容や作業手順を、コンピュータ操作をともなう作業か否かによらず、自動的または半自動的に記録するシステムが望まれている。
ところで、コンピュータ操作をともなわない作業には、外出して顧客と面談するなど、人間の移動を含む作業がある。特許文献2から特許文献5には、人間の移動を検知するシステムが開示されている。
特許文献2のシステムは、ユーザが在席しているかどうかに応じた処理を行う(例えば、不在の時は伝言を受け付けるなど)。ユーザが自席のコンピュータに対し明示的に離席や帰席を指示することもでき、在席状況をシステムが推論することもできる。推論は、カメラなどで検出したユーザの存在位置、予定情報、在席状況の履歴などにもとづいて行われる。
特許文献3のシステムは、個人予定表からユーザの行動と位置を推測し、さらにユーザ端末がGPS(Global Positioning System)機能を有する場合は、推測した位置をGPS情報により補正し、その位置に関連する地図や店舗などの情報が選択可能なWeb画面をユーザ端末へ配信する。
特許文献4のシステムは、移動端末から通知される位置情報と時刻情報にもとづいて、ユーザの動きを解析する。このシステムでは、移動の速度や軌跡から、移動に利用した交通機関なども推測している。
特許文献5は、人間が端末機の所定のキーを押すことで所定の作業内容を記録する、作業管理用の端末機を開示している。歩行などの移動は業務上のロスの大きな要因だが、回数が多いので、移動のたびに端末に入力するのは手間がかかり好ましくない。そこで、この端末機はさらに振動センサを備え、この端末機を携行する人間の歩行などの移動を自動的に検出して記録する。
しかし、上記のシステムには、人間の位置や移動にだけ注目しており実際の行動と関連づけていない、非定型的な作業には対応できない、などの問題がある。よって、コンピュータ操作をともなう作業とコンピュータ操作をともなわない作業を含み定型化しにくい業務の作業内容や作業時間を、統一的な方法で、自動的に記録したり、半自動的に記録可能なように人間を支援したりする、という用途には適していない。
特開2002−352064号公報 特開平10−268959号公報 特開2002−189656号公報 特開平10−111877号公報 特開平11−143935号公報
本発明の課題は、コンピュータ操作をともなわない行動であるオフライン行動の記録に関して、人間を支援することである。そのためには第一に、オフライン行動の内容を自動的に推測し、人間は推測結果に対して修正または承認するだけでよいようにして、人間が記録にかける手間を削減することが課題となる。第二に、人間が意識していなくても自動的に取得することが可能な情報にもとづいてオフライン行動の内容を推測することにより、記録のために人間が感じる煩わしさを削減することが課題となる。
以下では、行動を記録する対象の人間を記録対象者、コンピュータ操作をともなう行動をオンライン行動、コンピュータ操作をともなわない行動をオフライン行動という。
図1は、本発明の原理を示す図である。本発明によるプログラムは、ステップS1において、オンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、オフライン行動が発生したと認識する。そして、ステップS2において、オフライン行動の内容の推測に必要な行動関連情報1を取得し、ステップS3においてそれを使ってオフライン行動の内容を推測する。そして、推測された内容が正しいか否か、正しくない場合の修正点など、推測された内容に関する入力データをステップS5において受け付ける。
上記の行動関連情報1は、実施の態様に応じて、記録対象者に関する行動予定情報、記録対象者の位置を表し位置情報送信手段から送信される移動位置情報、不動対象の位置を表す不動対象位置情報、不動対象位置情報とオフライン行動の内容を関連づけた位置・行動対応関係、などを利用することができる。
実施の形態によって、位置情報送信手段は、記録対象者が携行する装置でもよい。あるいは、記録対象者を識別する情報を記録した記録対象者識別装置を記録対象者が携行し、記録対象者識別装置に記録された情報を位置情報送信手段が読み取って移動位置情報を生成し、その移動位置情報を位置情報送信手段が送信してもよい。両方を組み合わせてもよい。
また、不動対象とは、建物や道路などの建造物、建物内部の個々の部屋など実体のある対象物でもよく、地図上のある地点など抽象的な対象でもよい。不動対象は原則として不動なので、不動対象位置情報は原則的に静的な情報であり、例えば新たな建造物が建てられた場合など、例外的な事象が生じた時のみ変更される。なお、これらの行動関連情報1は、記録対象者がオフライン行動の記録のために意識的に作成または送信する必要がない情報である。
また、一実施態様においては、推測された内容に関する入力データをステップS5で受け付けるために、本発明によるプログラムはステップS3とステップS5の間でステップS4を実行し、推測された内容を表示装置に表示する。人間は、表示された内容を見て、その内容が正しいか否かを判断し、必要に応じて補足したり修正したりする。そして、推測された内容の正否、補足、修正など、人間によって入力されたデータを、本発明によるプログラムがステップS5で受け付ける。本発明によるプログラムは、ステップS5の後にステップS6を実行して受け付けたデータを記録し、行動記録情報2として蓄積してもよい。なお、ステップS4、S6は付加的要素であるため、図1では点線で示してある。
なお、本発明による行動記録支援プログラムは、スタンドアロンプログラムとして実施してもよく、クライアントサーバシステム上で稼動するプログラムとして実施してもよい。また、本発明による行動記録支援システムは、スタンドアロンシステムとして実施してもよく、クライアントサーバシステムとして実施してもよい。
本発明によれば、第一に、人間が意識していなくても、自動的にオフライン行動の発生が認識され、自動的にオフライン行動の内容が推測される。よって、オフライン行動中の人間は、記録のための煩わしさを感じずにすむ。第二に、人間は、推測されたオフライン行動の内容が正しい場合は承認を与えるだけでよく、推測が正しくないときも補足や修正点のみ入力すればよい。よって、オフライン行動を記録するための人間の労力が少なくてすむ。第三に、以上のごとく人間が負担をあまり感じずに済むため、容易にオフライン行動を記録することが可能となる。よって、記録された内容を業務分析など様々な用途に活用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態における利用例を示す図である。図2は全体として、業務に従事する個々の労働者の行動を記録し、分析して、業務改善案を提示するシステムを示す。図2は、本発明の一実施形態による行動記録支援システム100と、業務分析システム105からなる。
行動記録支援システム100はコンピュータを使った業務であるオンライン業務(オンライン行動)と、コンピュータを使わない業務であるオフライン業務(オフライン行動)をともに記録するためのシステムである。行動記録支援システム100によって、行動履歴104が記録される。行動履歴104にはメール作成101や資料(電子文書)作成102などのオンライン行動と、会議103などのオフライン行動が含まれる。
オンライン行動はコンピュータの操作ログを用いて記録することが可能である。
このような行動履歴104をログデータとして業務分析システム105に送信すると、コンピュータや人間によってその内容が解析/分析される。分析にはグラフ106などのツールを用いてもよい。業務分析システム105は、現状の業務内容を入力として与えると、作業時間の割合や作業間の関連を抽出し、改善案を出力する、既存のシステムを利用することができる。
従来は会議103などのオフライン業務を把握することが難しく、業務分析システム105に与えるべきデータを作成することが困難だった。しかし、本発明による行動記録支援システム100はオフライン行動も容易に記録することができるので、図2のように業務分析システム105と組み合わせて利用することにより、業務効率の向上に役立つ。
本発明による行動記録支援システムは、スタンドアロンシステム、クライアントサーバシステムのいずれの方式でも実施することができる。また、クライアントサーバシステムとして実施する場合、クライアントとサーバのそれぞれが担う機能は、実施の態様に応じて変えることができる。つまり、ある実施形態においてクライアントによって実現されるある機能が、別の実施形態ではサーバにより実現されることもある。
図3は、本発明をクライアントサーバシステムとして実施した場合の、一実施形態におけるブロック図である。本実施形態において、システムは、行動記録支援を行うサーバ201と、1台以上のクライアント(図3ではクライアント209−1とクライアント209−2)を含み、それぞれネットワーク208に接続されている。
サーバ201の、ハードディスクなどの記憶装置には、オフライン行動の内容を推測するための各種の行動関連情報1が格納されている。具体的には、行動予定情報DB(データベース)202、地図情報DB203、建物情報DB204、位置・行動対応関係DB205、IDカードリーダ履歴情報DB206である。これらの情報の詳細は後述する。さらにサーバ201の記憶装置には、オンライン行動とオフライン行動を記録する行動記録DB207も格納されている。
ネットワーク208は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。ネットワーク208には、サーバ201、クライアント209−1、クライアント209−2の他に、IDカードリーダ210−1、IDカードリーダ210−2、携帯電話211−1、携帯電話211−2も接続されている。IDカードリーダ210−1とIDカードリーダ210−2は、例えば、社員の入退室管理を行うなどの目的で利用されるIDカード(Identification Card)212−1やIDカード212−2を読み取る機器である。本実施形態におけるIDカードリーダは、例えば、会社の建物内部の複数の部屋に設置されており、読み取ったIDカードの情報をネットワーク208を介してサーバ201に送信可能である。また、例えば、サーバ201とクライアント209−1、クライアント209−2、IDカードリーダ210−1が同一のLANに接続され、IDカードリーダ210−2、携帯電話211−1、携帯電話211−2はインターネットを介して接続される、などの実施形態も可能である。
本実施形態において、システムは、複数の記録対象者(図3では記録対象者213−1と記録対象者213−2)の行動記録を支援する。ここでは、記録対象者213−1が携帯電話211−1とIDカード212−1を、記録対象者213−2が携帯電話211−2とIDカード212−2を携行しているものとする。
詳細は後述するが、携帯電話211−1と携帯電話211−2はGPS機能つきの携帯電話であり、前述の位置情報送信手段の一例である。また、IDカード212−1とIDカード212−2は前述の記録対象者識別装置の一例であり、IDカードリーダ210−1とIDカードリーダ210−2は、それらに対応する位置情報送信手段の一例である。携帯電話211−1や携帯電話211−2からネットワーク208を介してサーバ201に送信される情報、および、IDカード212−1やIDカード212−2がIDカードリーダ210−1やIDカードリーダ210−2で読み取られてこれらIDカードリーダからネットワーク208を介してサーバ201に送信される情報は、前述の移動位置情報に相当する。これらの情報は、後述するとおり、記録対象者213−1や記録対象者213−2のオフライン行動の内容を推測するために利用される。
図4は、本発明による行動記録支援システムの一実施形態における動作を説明するフローチャートである。以下では、本発明をクライアントサーバシステムとして実施した場合の、一実施形態による動作を図4にあわせて説明する。また、ある1人の記録対象者に関するシステムの動作について説明する。
ステップS101では、記録対象者(例えば図3の記録対象者213−1)が使用するクライアント(例えば図3のクライアント209−1)上で、コンピュータ操作が検出されたか否かを、クライアントが判定する。コンピュータ操作が検出されると判定がYesとなってステップS115に移行し、コンピュータ操作が検出されないと判定がNoとなってステップS102に移行する。
なお、コンピュータ操作とは、クライアントの入力装置を使う操作のことである。例えば、キーボード上のキーやボタンを押下したり、マウスなどのポインティングデバイスを用いてカーソルを動かしたり、クリックなどの操作を行ったりすることは、どれもコンピュータ操作に該当する。
ステップS102では、コンピュータ操作が検出されない時間が所定の時間(以下「オフライン判定閾値」という)以上続いているか否かを、クライアントが判定する。オフライン判定閾値は、例えば10分と設定されている。オフライン判定閾値は、システムの規定値、システム管理者が設定した値、個々の記録対象者が自分で設定した値、などを採用することができる。
オフライン判定閾値以上の時間コンピュータ操作が検出されていないとき、ステップS102における判定がYesとなってステップS103に移行する。このとき、クライアントからサーバ(例えば図3のサーバ201)に対し、当該記録対象者のオフライン行動が発生した旨を通知する。それによってサーバはオフライン行動が発生したことを認識する。
前回コンピュータ操作が検出されてからオフライン判定閾値未満しか経っていないとき、ステップS102における判定はNoとなってステップS101に戻る。なお、クライアントは電源が入っている間、常にコンピュータ操作の有無を監視している。
ステップS103では、サーバが、コンピュータオフライン行動の開始時刻の推測値を示す変数tsに現在時刻を代入する。実施の態様によっては、現在時刻よりもオフライン判定閾値の分だけ前の時刻など、他の時刻をtsとして用いてもよい。代入後、ステップS104に移行する。
ステップS104では、ステップS105からステップS107で形成されるループのための初期化をサーバが行う。具体的には、Nに0を代入し、p(N)すなわちp(0)に記録対象者の自席の位置を代入し、それぞれサーバのメモリなどに記憶する。ここでNは、ある一つのオフライン行動に対して、位置情報にもとづく行動内容の推測が何回目なのかを示す変数である。ここで位置情報とは、具体的には、図3で地図情報DB203、建物情報DB204、位置・行動対応関係DB205、IDカードリーダ履歴情報DB206に格納されている情報および、携帯電話211−1やIDカードリーダ210−1などから送信される移動位置情報である。また、p(N)は、N回目の推測で利用される、記録対象者の位置を表す移動位置情報である。p(N)は、例えば経度と緯度により表される。各Nに対するp(N)の値は、サーバ上のメモリなどに記憶される。記録対象者の自席の位置は、実施の態様に応じて、サーバが参照可能な記憶装置に予め記憶しておいてもよく、例えばステップS102からステップS103に移行する際などにクライアントからサーバに通知してもよい。初期化が終わるとステップS105に移行する。
ステップS105では、サーバが変数NにN+1を代入する。これは、位置情報にもとづくオフライン行動の推測(ステップS106)を既にN回行っているとき、今回はN+1回目の推測であることに対応する。Nの値の更新後、ステップS106に移行する。
ステップS106では、位置情報にもとづいてオフライン行動の内容をサーバが推測し、推測した内容をサーバ上のメモリなどに記憶する。詳しい動作は後述するが、この推測は所定の時間(以下「位置情報取得間隔」という)ごとに実行される。位置情報取得間隔は例えば5分間隔と設定されている。位置情報取得間隔は、システムの規定値、システム管理者が設定した値、個々の記録対象者が自分で設定した値、などを採用することができる。ステップS106でオフライン行動の内容を推測したら、ステップS107に移行する。
ステップS107では、位置情報取得間隔の分の時間が経過したか否か、および、記録対象者によるコンピュータ操作がされたか否かを監視する。サーバが位置情報取得間隔の分の時間経過を検知するとステップS105に戻る。前述のとおり、クライアントは電源が入っている間、常にコンピュータ操作の有無を監視している。そこで、ステップS102で判定がYesとなった後で、クライアントがコンピュータ操作を検知すると、クライアントはそのことをサーバに通知する。その通知によって、記録対象者によるコンピュータ操作が検知されたことをサーバが認識すると、ステップS108に移行する。どちらも検知されなければ監視を続けるためステップS107を繰り返す。
ステップS108では、サーバが、オフライン行動の終了時刻の推測値を示す変数teに現在時刻を代入し、ステップS109に移行する。
ステップS109では、行動予定情報にもとづいてオフライン行動の内容をサーバが推測する。具体的には、行動予定情報DB202に格納された記録対象者の行動予定情報を検索する。検索条件として指定される時間範囲は、オフライン行動の開始から終了にあたる範囲、つまり時刻tsから時刻teの範囲である。この範囲と少なくとも一部が重なる時間範囲において予定されていた行動予定情報が検索される。検索条件を満たす行動予定情報が存在すれば、サーバは、その行動予定情報がオフライン行動の内容に該当すると推測して、サーバ上のメモリなどに記憶し、ステップS110に移行する。検索条件を満たす行動予定情報が存在しなければ、そのままステップS110に移行する。
ステップS109で使われる行動予定情報の例を図5に示す。行動予定情報は行動予定情報DB202に格納されている。行動予定情報DB202は、サーバから参照可能な記憶装置に格納されている。図5には「日付」、「時間」、「作業予定」、「場所」という4つの項目があり、いつ何をどこで行う予定なのかが記録されている。行動予定情報は記録対象者自身などにより、追加・変更・削除が可能である。
例えば、2006年12月1日の9時50分から12時9分まで全くコンピュータ操作がクライアントで検出されず、12時10分にコンピュータ操作が検出された場合、12時10分にステップS109が実行されて、図5の行動予定情報の例のうち「2006年12月1日の10時から12時に会議室Aで××に関する打ち合わせを行う」という行動予定が検索される。
なお、実施の態様に応じて様々に行動予定情報を構成することができる。例えば、表形式以外の任意の形式を採用することができる。また、項目数は4以外でもよい。例えば、行動予定情報DB202で複数の記録対象者の予定を管理する場合などに、記録対象者を識別するユーザ名の項目をさらに設けてもよい。
ステップS110では、サーバが、ステップS106とステップS109で記憶されたオフライン行動の内容を必要に応じて調整し、調整後の内容に相当するデータをクライアントに送信する。ステップS110の処理は、実施の態様に応じて様々に変更可能である。例えば、行動予定情報にもとづく推測内容と位置情報にもとづく推測内容を、調整せずにそのまま両方ともクライアントに送信してもよい。あるいは、ある時間帯に対して双方の推測内容が存在する場合、一方を他方に優先させてもよい。例えば、時刻tsから時刻teの範囲のうち一部の時間帯にしか行動予定情報が存在しなかった場合、行動予定情報にもとづいて推測することができなかった範囲についてのみ、位置情報にもとづく推測内容で補ってもよい。また、ある時間帯に対して双方の推測内容が存在する場合、矛盾が生じるか否かの判定をステップS110で行ってもよい。必要に応じた調整と、クライアントへのデータ送信の後、ステップS111に移行する。
ステップS111では、サーバから送信されたデータにもとづき、クライアントが、図6に示すような行動内容の入力画面をクライアントの表示装置上に表示する。図6の詳細は後述するが、ここで入力画面にデフォルト値として表示されるのが、ステップS110でサーバからクライアントに送信されたオフライン行動の推測内容である。入力画面の表示後、ステップS112に移行する。
ステップS112では、行動内容の入力画面において承認ボタン307が押下されて入力画面の内容が承認されたか否かをクライアントが判定する。承認ボタン307が押下されれば判定はYesとなってステップS114に移行する。承認ボタン307が押下されなければ判定はNoとなってステップS113に移行する。なお、ここで「押下」とは、例えば、承認ボタン307上にカーソルを移動させてマウスでクリック操作を行うことなどを指している。
ステップS113では、行動内容の入力画面で、選択・修正・削除など、記録対象者から何らかの入力がなされれば、クライアントがそれを画面の表示内容に反映し、ステップS112に戻る。ステップS112とステップS113で形成されるループは、入力画面の表示内容が承認されるまで記録対象者からの入力を受け付けつつ待つことを表す。
ステップS114では、ステップS112で承認された内容に相当するデータをクライアントからサーバに送信し、サーバは受け取ったデータにもとづき、オフライン行動の内容を行動記録DB207に記録する。これらの処理が行われた後、ステップS101に戻る。なお、行動記録DB207は、サーバが書き換え可能な記憶装置に格納されており、行動記録DB207内のデータは、例えば図7のような形式で出力可能である。詳しくは後述する。
ステップS115は、ステップS101においてクライアントによりコンピュータ操作が検出された場合に実行される。つまり、オンライン行動が発生したときにステップS115が実行される。ステップS115ではそのオンライン行動の内容をクライアントが行動記録DB207に記録する。つまり、本実施形態では、行動記録DB207が格納されている記憶装置は、クライアントからも書き換え可能である。ステップS101およびステップS115では、コンピュータ操作のログを記録する公知の技術を利用することができる。オンライン行動の内容を記録したらステップS101に戻る。
以上のようにして、図4の処理が繰り返し実行される。
図6は、図4のステップS111において表示される行動内容の入力画面例を示している。図6には、開始時刻入力欄301、終了時刻入力欄302、行動内容選択欄303、行動内容入力欄304、共同作業者入力欄305、複数作業対応ボタン306、承認ボタン307がある。承認ボタン307が押下されると、図6の表示内容が行動記録DB207に記録される。
開始時刻入力欄301、終了時刻入力欄302、行動内容選択欄303、行動内容入力欄304、共同作業者入力欄305では、推測されたオフライン行動の内容がデフォルト値として表示または選択されている。推測することができなかった項目は、デフォルト値が空白か未選択状態となる。図6は、大まかな分類を選択するための行動内容選択欄303と、自由記述式の行動内容入力欄304との組み合わせで、行動内容を表現する例である。
ある実施態様では、オフライン行動の開始時刻(図4の変数ts)として推測されるのはコンピュータ操作が行われた最後の時刻なので、開始時刻入力欄301にはコンピュータ操作が行われた最後の時刻がデフォルト値として表示される。また、ある実施態様では、オフライン行動の終了時刻(図4の変数te)として推測されるのはコンピュータ操作が再開された時刻なので、終了時刻入力欄302にはコンピュータ操作が再開された時刻がデフォルト値として表示される。別の実施態様では、例えば、オフライン行動の業務の後オンライン行動をせずに帰宅する場合などに、行動予定情報にもとづいて終了時刻が推測され、例えば翌営業日にコンピュータ操作が再開された時刻とは別の時刻がデフォルト値として終了時刻入力欄302に表示される。
記録対象者は、まず図6の入力フォームの表示内容を確認する。そして、実際の行動と違う部分がないときは、承認ボタン307を押下する。実際の行動と違う部分があれば、その部分だけ修正し、承認ボタン307を押下する。これらの動作は、図4のステップS111からステップS113に該当する。
また、複数のオフライン行動を連続して行った場合に、ある実施態様においては、オフライン行動の数の分だけ、開始時刻入力欄301、終了時刻入力欄302、行動内容選択欄303、行動内容入力欄304、共同作業者入力欄305のセットが必要である。例えば9時30分から11時30分がオフライン行動に該当し、その2時間で3つの打ち合わせを行った場合には、3セットの入力フォームが必要である。この場合、行動内容の入力画面では、スクロールバー308を用いて、任意の数の入力フォームをスクロールして表示することができるようにすることが好ましい。複数のオフライン行動をしたことが正しく推測されていれば、その数の分だけ、開始時刻入力欄301、終了時刻入力欄302、行動内容選択欄303、行動内容入力欄304、共同作業者入力欄305の入力フォームのセットがステップS111で表示され、各セットにおいて、推測された行動がデフォルト値として表示または選択されている。複数のオフライン行動をしたことが正しく推測されなかった場合は、ステップS113で複数作業対応ボタン306を記録対象者が押下することにより、開始時刻入力欄301、終了時刻入力欄302、行動内容選択欄303、行動内容入力欄304、共同作業者入力欄305の入力フォームのセットが追加される。よって、記録対象者はそこにデータを入力することが可能となる。複数のオフライン行動を続けて行った場合も、記録対象者は、表示内容を確認して必要に応じて修正したら、承認ボタン307を押下する。
別の実施態様では、複数のオフライン行動を連続して行った場合にも入力フォームは1セットである。この場合、例えば、所定の区切り文字などを含む書式を予め決めておけば、開始時刻入力欄301、終了時刻入力欄302、行動内容選択欄303、行動内容入力欄304、共同作業者入力欄305のそれぞれにおいて、その書式にしたがって入力された複数の内容を分別することも可能である。
なお、実施の態様に応じて、入力フォームの形式は任意の形式を採用することができる。例えば、開始時刻入力欄301や終了時刻入力欄302を、時刻でなく日時を表す欄としてもよい。また、行動内容選択欄303は択一式でもよく、複数の選択肢を選択可能としてもよい。さらに、承認ボタン307が押下された後に入力内容の確認画面を表示し、記録対象者が確認画面で確認してから表示内容を行動記録DB207に記録するなど、入力間違いに対応するための仕組みを追加してもよい。
図7は、行動記録ログの出力例を示している。行動記録ログは、ステップS114で記録されたオフライン行動の内容とステップS115で記録されたオンライン行動の内容とを含み、行動記録DB207に格納されている情報である。図7の例では、最初の3つのレコードがオンライン行動の記録であり、最後のレコードがオフライン行動の記録である。オンライン行動とオフライン行動の両方が、「開始時刻」、「終了時刻」、「作業時間」、「作業概要」、「場所」という共通の項目により表現されている。このような行動記録ログを図2の業務分析システム105などで分析すれば、オンライン行動とオフライン行動を統一的に分析し、業務効率改善案の作成などに利用することができる。
なお、実施の態様に応じて、行動記録ログのデータ形式や出力形式には様々な変更を加えることが可能である。例えば、表形式以外のデータ形式で行動記録ログを記録し、それを表形式に変換して出力してもよい。もちろん、表形式以外の形式で出力してもよい。また、例えば、「共同作業者」など他の項目をさらに出力してもよく、図7中のいずれかの項目を省略して出力してもよい。また、図7の出力例では作業時間を表示しているが、行動記録DB207には開始時刻と終了時刻のみを記録し、出力時に作業時間を計算してもよい。また、オンライン行動のときは「場所」に自動的に「自席」などと出力してもよい。
次に、図8を参照しながら、本発明による行動記録支援システムの一実施形態において図4のステップS106で行われる処理をより詳細に説明する。上述のように、この処理は位置情報取得間隔(例えば5分)ごとに実行される。また、図4の実施形態と同様に図8でも、本発明をクライアントサーバシステムとして実施し、サーバでステップS106の処理が行われる実施形態について説明する。
本実施形態において、記録対象者は、図3で説明したとおり、GPS機能つきの携帯電話と、社内の入退室管理などに使われるIDカードを携行している。携帯電話の電源は常に入っているものとする。なお、IDカードとしては、接触式の磁気カード、カード形状のRFID(Radio Frequency Identification)タグなど、任意の方式のものを利用することができる。
ステップS201では、サーバが、記録対象者の携行するGPS機能つきの携帯電話から記録対象者のいる移動位置情報p(N)を取得し、サーバ上のメモリなどに記憶する。なお、p(N)を取得した時刻を以下ではt(N)で表す。移動位置情報p(N)は、図1の行動関連情報1に該当し、より詳しくは移動位置情報に該当する。本実施形態では、ステップS201で取得する移動位置情報p(N)は経度と緯度からなる。本実施形態では、サーバが移動位置情報の送信要求を携帯電話に送信し、携帯電話がその要求に応じて移動位置情報をサーバに返信する。サーバが移動位置情報p(N)を取得したらステップS202に移行する。
ステップS202では、サーバが、前回取得した移動位置情報と今回取得した移動位置情報を比較し、両者が一致するか否かを判定する。つまり、p(N−1)=p(N)か否かを判定する。p(N−1)は、N=1の場合は図4においてステップS104を実行した際に、N>1の場合は図4において前回ステップS106を実行した際に、既にサーバのメモリなどに記憶されている。よって、ステップS202では記憶されたp(N−1)を読み出し、それをp(N)と比較する。
p(N−1)=p(N)のときステップS204に移行し、p(N−1)≠p(N)のときステップS203に移行する。
ステップS203は、p(N−1)≠p(N)のときに実行される。ステップS203において、サーバは、時刻t(N−1)から時刻t(N)までの間の記録対象者のオフライン行動が「移動」であると推測する。推測された内容がサーバ上のメモリなどに記憶されると、処理が終了する。
ステップS204は、p(N−1)=p(N)のときに実行される。つまり、時刻t(N−1)から時刻t(N)までの間、記録対象者が一箇所に滞在していたと見なせるときに実行される。そこで、サーバは、記録対象者の滞在場所を調べるために、地図情報DB203で移動位置情報p(N)に該当する場所を検索する。地図情報DB203は、サーバが参照可能な記憶装置に格納されている。
図9は、地図情報DB203に格納される地図情報の例である。地図情報は、予め記録されており、頻繁には更新されない比較的静的な情報である。図9には「経度」、「緯度」、「場所」という3つの項目があり、経度と緯度から場所を検索できるようになっている。図9の例では「場所」は駅やビルの名前で表現されているが、会社名や住所などで表現してもよい。「場所」列に記録された情報を以下では「場所情報」という。なお、地図情報は、建造物など原則として不動の対象の位置を示す情報なので、図1の行動関連情報に該当し、より詳しくは不動対象位置情報に該当する。場所情報は前述の不動対象を示す情報である。
なお、実施の態様に応じて様々に地図情報を構成することができる。例えば、表形式以外の任意の形式を採用することができる。また、項目数は3以外でもよく、例えば、駅やビルの名前を記録する項目と、住所を記録する項目を別々に設けてもよい。また、図9では説明の簡単化のために「場所」を名前で表しているが、場所を示すのに、データ管理用の識別子と、人間が理解しやすい名前の2つの項目を設けてもよい。
ステップS204で地図情報DB203を検索した結果、移動位置情報p(N)に該当する場所が検出された場合は、サーバは、その場所情報を場所Zとしてメモリなどに記憶し、ステップS206に移行する。検索の結果、移動位置情報p(N)に該当する場所が検出されなかった場合は、ステップS205に移行する。
ステップS205は、p(N−1)=p(N)かつ、地図情報からp(N)に該当する場所情報が検出されなかった場合に実行される。よって、ステップS205において、時刻t(N−1)から時刻t(N)までの間の記録対象者のオフライン行動は、「滞在場所が不明」(一箇所に滞在していたが、その場所は不明である)と推測される。推測された内容がサーバ上のメモリなどに記憶されると、処理が終了する。
ステップS206は、p(N−1)=p(N)かつ、地図情報からp(N)に該当する場所情報が検出された場合に実行される。つまり、時刻t(N−1)から時刻t(N)までの間、記録対象者は場所Zに滞在していたと見なせる場合に実行される。そこで、場所Z内でのより詳細な情報が検知可能であればその詳細な情報を利用するために、ステップS206では、サーバが、建物情報DB204で場所Zに該当する場所を検索する。建物情報DB204は、サーバが参照可能な記憶装置に格納されている。
図10は、建物情報DB204に格納される建物情報の例を示している。建物情報は、予め記録されており、頻繁には更新されない静的な情報である。図10には、「建物」、「IDカードリーダ」、「場所」という3つの項目がある。ここで、図10の「建物」は図9の「場所」と対応する項目であり、図10の「場所」は図10の「建物」内の個々の部屋など、より詳細な場所を示す項目である。建物情報は、建物とその建物内のIDカードリーダから、そのIDカードリーダに対応する場所を検索できるように構成されている。例えば、図10の例において、「○○ビル」という建物に設置された「IDカードリーダA」は、「通路A」内部または「通路A」への出入り口付近に設置されており、IDカードを「IDカードリーダA」に読み取らせた人間は、「通路A」に入ったと見なされる。なお、建物情報は、建物やその内部のIDカードリーダや部屋など、原則として不動の対象の位置を示す情報である。よって、建物情報は、図1の行動関連情報に該当し、より詳しくは不動対象位置情報に該当する。図10において「建物」、「IDカードリーダ」、「場所」はいずれも前述の不動対象を示す情報である。
なお、実施の態様に応じて様々に建物情報を構成することができる。例えば、表形式以外の任意の形式を採用することができ、項目数は3以外でもよい。例えば、「場所」を示すのに、データ管理用の識別子と、人間が理解しやすい名前の2つの項目を設けてもよい。「建物」などの識別子の体系も任意に定めることができる。ただし、図10の「建物」は図9の「場所」に対応するので、例えば「○○ビル」を示す識別子として、図10の「建物」と図9の「場所」で同じ識別子を使うなど、他の情報との関連性を考慮する必要はある。
ステップS206において建物情報DB204を検索した結果、場所Zに該当する情報が検出された場合は、その情報を利用するためにステップS208に移行し、検出されなかった場合はステップS207に移行する。例えば、場所ZがIDカードリーダを備えていないビルの場合、ステップS207に移行する。
ステップS207は、p(N−1)=p(N)で、地図情報からp(N)に該当する場所情報(場所Z)が検出され、建物情報から場所Zに該当する情報が検出されなかった場合に実行される。ステップS207において、時刻t(N−1)から時刻t(N)までの間の記録対象者のオフライン行動は、「場所Zに滞在」と推測される。推測された内容がサーバ上のメモリなどに記憶されると、処理が終了する。
ステップS208は、p(N−1)=p(N)で、地図情報からp(N)に該当する場所情報(場所Z)が検出され、建物情報から場所Zに該当する情報が検出された場合に実行される。つまり、時刻t(N−1)から時刻t(N)までの間、記録対象者は場所Zに滞在していたと見なせる場合に実行される。
ステップS208が実行されるのは、建物情報に場所Z(例えば図9や図10における「○○ビル」)に関する情報が存在する場合のみだが、実際に記録対象者が場所Zの内部でIDカードリーダが設置された場所を通って特定の部屋などに滞在しているか否かはまだ不明である。そこで、ステップS208では、サーバが、IDカードリーダ履歴情報DB206を検索する。IDカードリーダ履歴情報DB206は、サーバが参照可能な記憶装置に格納されている。
図11はIDカードリーダ履歴情報DB206に格納されるIDカードリーダ履歴情報の例を示している。記録対象者のIDカードがいずれかのIDカードリーダで読み取られるたびにレコードが作成され、IDカードリーダ履歴情報に追加される。つまり、IDカードリーダ履歴情報は動的に変化する情報である。図11には「建物」、「IDカードリーダ」、「記録対象者」、「日付」、「時刻」という5つの項目があり、どこのIDカードリーダに誰がいつIDカードを読み取らせたのかが検索できるようになっている。なお、IDカードリーダ履歴情報は、移動する記録対象者の位置を示す情報なので、図1の行動関連情報1に該当し、より詳しくは移動位置情報に該当する。ステップS201で取得する移動位置情報p(N)は、例えば経度と緯度という座標により表現された移動位置情報だが、IDカードリーダ履歴情報は、座標軸のかわりに建物やIDカードリーダなどの不動対象を基準として表現された移動位置情報である。
なお、実施の態様に応じて様々にIDカードリーダ履歴情報を構成することができる。例えば、表形式以外の任意の形式を採用することができる。また、項目数は5以外でもよい。例えば、識別子の体系によっては、IDカードリーダの識別子から一意に建物を特定可能であり、「建物」列が不要な場合がある。
ところで図11の例は、入室時のみIDカードによる認証が必要で、退室時はIDカードを使わずに自由に退室可能な場合の例である。このような場合、ステップS208における検索はやや複雑である。そこで、図12のタイムチャートを例にして、ステップS208での処理を以下で詳しく説明する。
図12の例では、記録対象者のXさんが、2006年12月3日に徒歩で○○ビルに向かい、9時43分に○○ビルに到着し、階段をのぼって、9時51分に通路A付近に設置されたIDカードリーダAにIDカードを読み取らせ、しばらく通路Aに滞在し、10時6分に通路Aから出て会議室Bに向かい、10時12分に会議室Bの入口に設置されたIDカードリーダBにIDカードを読み取らせて会議室Bに入室し、10時24分に会議室Bから出る。また、この例では位置情報取得間隔が5分である。
図12の例において、9時50分にステップS106から図8の処理が呼び出されて、サーバがステップS208を実行するとき、単に記録対象者と場所Z(この例では「○○ビル」)をキーにして、現在時刻(9時50分)にもっとも近い日時のレコードを検索するのは誤りである。なぜなら、そのようにすると、2006年11月30日にXさんが○○ビルに来た時に作成された図11の1番目のレコードが検索条件に合致してしまうからである。
これを防ぐには、検索の範囲を、一つの建物に居続けている時間の範囲に限定する必要がある。そこで、x≦j≦Nなる全てのjに対してp(j)=p(N)となるxのうち、最小のxの値をx_minとする。そして、t(x_min−1)からt(N)の範囲で、t(N)に最も近い日時に場所Z内のIDカードリーダにより記録された当該記録対象者に関するIDカードリーダ履歴情報を、IDカードリーダ履歴情報DB206内で検索する。このように検索することで、適切なIDカード履歴情報のみを取得することができる。
なお、t(t_min)でなくt(x_min−1)を用いる理由は以下のとおりである。図12の例で、IDカードリーダAにIDカードを読み取らせた時刻が9時44分だった場合、9時50分にステップS106が実行されると、t(t_min)は9時45分である。よって、t(x_min)からt(N)の範囲を検索すると、9時44分にIDカードリーダAにIDカードを読み取らせた記録を得ることができない。この問題を防ぐには、検索範囲をt(x_min−1)からt(N)とすればよい。
2006年12月3日の9時50分にステップS208が実行された場合、t(x_min−1)は当日の9時40分である。当日の9時40分から9時50分の範囲で、Xさんが○○ビル内のIDカードリーダにIDカードを読み取らせた記録は図11に存在しない。よって、サーバはステップS208においてIDカード履歴情報が取得できなかったと判定し、ステップS207に移行する。
図12の例では、以降もt(x_min−1)は当日の9時40分である。よって、9時55分、10時、10時5分、10時10分にステップS208が実行された場合はいずれも、○○ビル内のIDカードリーダAにXさんが当日の9時51分にIDカードを読み取らせることにより作成された、図11の2番目のレコードが検索条件に合致する。サーバはこの2番目のレコードの内容をメモリなどに記憶し、IDカード履歴情報が取得できたと判定し、ステップS209に移行する。
同様に、10時15分、10時20分、10時25分にステップS208が実行された場合は、○○ビル内のIDカードリーダAにXさんが当日の10時12分にIDカードを読み取らせることにより作成された、図11の3番目のレコードが検索条件に合致する。サーバはこの3番目のレコードの内容をメモリなどに記憶し、IDカード履歴情報が取得できたと判定し、ステップS209に移行する。
ステップS209では、サーバは、ステップS208で記憶したIDカード履歴情報を使って位置・行動対応関係DB205を検索する。
図13は、場所から行動を推測するための位置・行動対応関係の例を示している。本実施形態では、位置・行動対応関係は表形式で位置・行動対応関係DB205に格納されている。位置・行動対応関係DB205は、サーバが参照可能な記憶装置に格納されており、予めシステム管理者などにより位置・行動対応関係が記録されている。図13には、「場所」、「行動」という2つの列がある。図13には、例えば、「通路Aにいる人間の行動内容は、休憩である」と推測する位置・行動対応関係や、「会議室Bにいる人間の行動内容は、会議である」と推測する位置・行動対応関係が示されている。例えば、IDカードがなくても自由に入室可能な喫煙室があり、喫煙室に行くには通路Aを通る必要があり、通路AにはIDカードリーダが備えられている場合に、上記のような位置・行動対応関係を記録してもよい。もちろん、通路Aで休憩することが多い場合にも、上記のような位置・行動対応関係を記録しておく。
なお、図13の「場所」は、図10の建物情報の「場所」と対応がとれる形式で記録される必要がある(例えば「会議室B」を示す識別子として、図10と図13で同じ識別子を用いるなど)。位置・行動対応関係は、システム管理者などにより予め位置・行動対応関係DB205に記録されている。
また、実施の態様に応じて様々に位置・行動対応関係を構成することができる。例えば、表形式以外の任意の形式を採用することができる。また、図13の表は2列からなるが、建物情報で用いる識別子の体系などによっては、3列からなる表で位置・行動対応関係を表現してもよい。例えば、異なるビルにある異なる部屋が偶然同じ識別子で表現されることを許す識別子の体系を採用した実施形態においては、図13の表に、建物を示す列を追加する必要がある。
ステップS209で位置・行動対応関係DB205を検索した結果、ステップS208で記憶したIDカード履歴情報に対応する行動が位置・行動対応関係により推測された場合は、サーバは、その行動の内容をメモリなどに記憶し、処理を終了する。例えば、図12の例において、9時55分にステップS208が呼び出されると、図11の2番目のレコードの内容が取得される。よって、次のステップS209でサーバは、○○ビルのIDカードリーダAに対応する場所である通路Aをキーにして位置・行動対応関係DB205を検索し、「通路Aにいる人間の行動内容は、休憩である」という位置・行動対応関係から、記録対象者のオフライン行動を「休憩」と推測し、メモリなどに記憶する。
なお、本実施形態においては、建物情報に存在する「場所」のそれぞれに対して、必ずその場所に対応する位置・行動対応関係が予め記録されているものと仮定している。この仮定が成立しない別の実施形態では、位置・行動対応関係DB205を検索した結果、ステップS208で記憶したIDカード履歴情報に対応する行動が位置・行動対応関係により推測されない場合がある。その場合は、例えば、ステップS208で記憶したIDカード履歴情報をもとに、「○○ビルの通路Aに滞在」と行動を推測し、サーバがメモリなどにこれを記憶することが望ましい。
以上のようにしてステップS209で推測された行動内容が記憶されると、処理が終了する。
上記のステップS203、S205、S207、S209でそれぞれ図8の処理が終了すると、図4のステップS106が終了し、ステップS107に移行する。
なお、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、様々な変更を加えることが可能である。その主な変形例について、以下に具体的に説明する。
上記の例では、オフライン行動の内容を推測することができなかった場合について述べなかった。しかし、例えば、記録対象者が携帯電話やIDカードを携行するのを忘れた場合、電波が届きにくい場所を記録対象者が移動している場合、行動予定情報が何も記録されていない場合など、オフライン行動の内容を推測することができないことがある。しかし、そのような場合でも、図4においてオフライン行動の開始時刻tsと終了時刻teは把握可能である。よって、ステップS111において、開始時刻入力欄301と終了時刻入力欄302にのみデフォルト値が記入された入力画面が表示される。
図3の例では、行動予定情報DB202、地図情報DB203、建物情報DB204、位置・行動対応関係DB205、IDカードリーダ履歴情報DB206、行動記録DB207がサーバ201内の記憶装置に格納されている。しかし実施の態様によっては、例えば、これらデータベースをサーバ201とは別のファイルサーバ内の記憶装置に格納してもよい。サーバ201やクライアント209−1、209−2が必要に応じてこれらのデータを参照または更新することができれば、これらのデータはどの記憶装置に格納されていてもよい。
上記では、好ましい実施形態として、行動予定情報と位置情報(移動位置情報、不動対象位置情報、位置・行動対応関係)の双方を利用する実施形態を示した。しかし、実施の形態によっては、行動予定情報のみを利用してもよく、位置情報のみを利用してもよい。行動予定情報のみを利用する場合のフローチャートは、図4からステップS104、S105、S106、S110を削除し、ステップS107ではコンピュータ操作の有無のみを監視するように変更したものである。位置情報のみを利用する場合のフローチャートは、図7からステップS109、S110を削除したものである。
また、上記の実施形態では、位置情報として、移動位置情報、地図情報、建物情報、IDカードリーダ履歴情報、位置・行動対応関係を利用している。しかし、実施の形態によっては、これらのうち一部のみを利用してもよい。
例えば、IDカードリーダを備えた建物に記録対象者が行くことがほとんどない場合などは、建物情報、IDカードリーダ履歴情報を利用しなくてもよい。この場合、場所情報と位置・行動対応関係を関連付けてもよい。すなわち、図13の「場所」として、建物情報(図10)の「場所」(「通路A」など)のかわりに地図情報(図9)の「場所」(「○○ビル」など)を使ってもよい。そして、図8のステップS204で地図情報から場所情報(「○○ビル」など)を検出したら、ステップS209と同様に、検出した場所情報をもとに位置・行動対応関係DB205を検索して行動内容を推測してもよい。
あるいは、例えば、ほとんどいつも特定の1つの建物の内部で勤務している社員のオフライン行動を把握するために本発明のシステムを利用する場合などは、位置情報として、建物情報、IDカードリーダ履歴情報、位置・行動対応関係のみを利用してもよい。この場合、ステップS105とステップS106を削除し、ステップS107ではコンピュータ操作の有無のみを監視し、ステップS108とステップS109の間またはステップS109とステップS110の間で、まとめて位置情報にもとづく行動内容の推測を行ってもよい。例えば、図12の例に対し、9時51分から10時11分まで通路Aで休憩していたと推測してもよい。
上記の実施形態では、ステップS203、S205、S207、S209でそれぞれ推測した行動内容がメモリなどに記憶される。しかし、実施の態様によっては、t(N−1)に推測したt(N−2)からt(N−1)までの行動の推測内容と、t(N)に推測したt(N−1)からt(N)までの行動の推測内容が同じなら、t(N−2)からt(N)までの行動の推測内容として併合してから記憶してもよい。このような併合は、ステップS203、S205、S207、S209において行ってもよく、ステップS110、S111などで行ってもよい。
上記の実施形態では、オンライン行動が検出されるたびにクライアントがステップS115で行動記録DB207に行動の内容を記録している。しかし、実施の態様によっては、連続して同様のオンライン行動が検出される間はクライアントがローカルにオンライン行動を記録しておき、後でまとめてその内容を行動記録DB207に記録してもよい。例えば、記録対象者が10時から10時30分までブラウザでWebの閲覧を続けており、ブラウザに対する操作が30分間に15回検出された場合、行動記録DB207への記録を15回行うのではなく、1回にまとめてもよい。その場合、記録するタイミングは、10時30分より後に別種のオンライン行動が検出されたとき、またはオフライン判定閾値以上の間コンピュータ操作が検出されなかったときが好ましい。
また、上記の実施形態では、記録対象者がオフライン行動をしている間、位置情報取得間隔(例えば5分)ごとに、移動位置情報の取得と行動内容の推測を行っている(図4のステップS105、S106、S107および図8)。しかし、別の実施形態では、記録対象者がオフライン行動をしている間は移動位置情報の取得のみ行い、後でまとめて行動内容を推測してもよい。すなわち、ステップS106では移動位置情報の取得(ステップS201)のみを行い、ステップS108とS109の間またはステップS109とS110の間に、まとめて行動内容の推測(ステップS202からステップS209)を行ってもよい。
また、上記の実施形態では、記録対象者から移動位置情報p(N)を取得するのに、サーバが移動位置情報の送信要求を携帯電話に送信し、携帯電話が位置情報をサーバに返信している。しかし、実施の態様によっては、携帯電話が自発的に位置情報取得間隔ごとにサーバに移動位置情報p(N)を送信してもよい。
本発明は、上記のようにクライアントサーバシステムとして実施してもよく、スタンドアロンシステムとして実施してもよい。スタンドアロンシステムとして実施する場合、上記の説明でサーバとクライアントが分担していた動作を、全て1台のコンピュータが行うが、処理の流れは図4および図8に示したのと同様である。本発明によるスタンドアロンプログラムは、1台のコンピュータをそのように動作させるプログラムである。
また、クライアントサーバシステムとして実施する場合も、実施の態様に応じて、クライアントとサーバがそれぞれ担う範囲が、上記の実施形態と異なっていてもよい。つまり、クライアント側のプログラムとサーバ側のプログラムが実現する機能の範囲は、実施の態様に応じて様々な組み合わせがありうる。以下にその例を挙げる。
オフライン行動の発生をサーバが認識するのに、上記の実施形態のようにステップS102でクライアントからオフライン行動の発生をサーバに通知してもよく、サーバから一定の時間(例えばオフライン判定閾値)ごとにクライアントに問い合わせ、クライアントからサーバに対して、オフライン行動の発生の有無を返答してもよい。
行動記録DB207には、ステップS114でオフライン行動が、ステップS115でオンライン行動が、それぞれ記録される。どちらのステップでも、クライアントが記録してもよく、クライアントからサーバにデータを送信し、サーバが受信したデータを記録してもよい。
ただし、ステップS111からステップS113(図6の入力画面を表示し、記録対象者からの入力を受け付けるステップ)は、いずれの実施形態においてもクライアントで実行される。
本発明をクライアントサーバシステムとして実現した場合、複数の記録対象者に対してそれぞれ行動記録支援を行うことができる。その場合、サーバは、記録対象者を識別するための識別子も管理する必要がある。その識別子としては、例えばクライアントを使うときのログイン名やクライアントのIPアドレスなどを利用してもよく、本発明の行動記録支援システム独自の識別子を利用してもよい。
記録対象者の識別子をサーバが管理しており、ある記録対象者が2台以上のクライアントを使用することがある場合、記録対象者がオフライン行動を記録するのに必要な手間は、実施の態様によって異なる。
例えば、オフライン判定閾値が10分と仮定し、記録対象者213−1が、クライアント209−1を使ったオンライン行動を10時から10時30分まで行い、クライアント209−2を使ったオンライン行動を10時30分から11時まで行い、11時からクライアント209−1を使ったオンライン行動を再開したという例を使って、以下で説明する。
サーバが記録対象者を識別するのにクライアントのIPアドレスを利用し、IPアドレスと記録対象者が一意に対応するという前提条件のもとに本発明のシステムが実施される場合、サーバは、クライアント209−1とクライアント209−2が異なる記録対象者に対応すると見なしてしまう。そのため、クライアント209−2は、10時から10時30分の期間をオフライン行動中であると見なし、クライアント209−1は、10時30分から11時の期間をオフライン行動中であると見なす。その結果、記録対象者213−1は、例えば11時にクライアント209−1で操作を再開した際に、実際にはクライアント209−2でオンライン行動を行っていたにもかかわらず、10時30分からの30分間のオフライン行動についての入力を求められることになる。
一方、1人の記録対象者が複数のクライアントを使うことを想定し、それら複数のどのクライアントで操作を行っていても同一の記録対象者だと判別可能な識別子をサーバが採用している場合、上記のような煩わしさを記録対象者213−1に与えずにすむ。ある実施形態においては、10時30分にクライアント209−1がオフライン行動の発生をサーバに通知してきたとき、サーバは、記録対象者213−1が他のクライアントを使ったオンライン行動中か否かを他のクライアントに問い合わせて確認する。そして、いずれかのクライアント(上記の例ではクライアント209−2)で記録対象者213−1がオンライン行動中なら、サーバは、オフライン行動の発生として認識しないようようにする。もちろん、これ以外の方法でも、10時以降ずっとオンライン行動が続いているとサーバが認識可能なようにすることは可能である。
ところで、本発明によるプログラムは、図14に示すような一般的な情報処理装置(コンピュータ)上で実行される。本発明をクライアントサーバシステムとして実施する場合、クライアント、サーバの双方が、図14に示すような情報処理装置である。本発明をスタンドアロンシステムとして実施する場合も、図14に示すような情報処理装置上で本発明によるプログラムが実行される。
図14の情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)400、ROM(Read Only Memory)401、RAM(Random Access Memory)402、通信インターフェイス403、記憶装置404、入力装置405、出力装置406、可搬型記憶媒体の駆動装置407を備え、これらの全てがバス408によって接続されている。
記録対象者が携行する携帯電話や、IDカードリーダから送られる移動位置情報は、ネットワーク208を通じ、通信インターフェイス403を介して受信される。ネットワーク208は図3と同様である。
本発明をクライアントサーバシステムとして実施する場合、クライアントとサーバは、それぞれの通信インターフェイス403とネットワーク208を介して通信可能である。例えば、ステップS102やステップS107におけるクライアントからサーバへの通知や、ステップS110におけるサーバからクライアントへのデータ送信は、そのような通信により実現される。
記憶装置404には、ハードディスクなどの磁気ディスクを含む様々な形式の記憶装置を使用することができる。記憶装置404またはROM401には、本発明によるプログラムなどが格納されている。そのプログラムがCPU400によって実行されることにより、本発明が実現される。また、行動記録DB207、行動予定情報DB202、地図情報DB203、建物情報DB204、位置・行動対応関係DB205、IDカードリーダ履歴情報DB206などが記憶装置404に格納されており、必要に応じてRAM402に読み込まれ、CPU400で処理される。
入力装置405は、例えばマウスやタッチパッドなどのポインティングデバイスやキーボードである。出力装置406は、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置である。出力装置406には図6のような入力画面が表示される。記録対象者などの人間は、入力画面を見ながら、入力装置405を介して、推測された内容に対する修正を入力したり、表示された内容を承認したりすることができる。また、入力装置405からの入力はオンライン行動の発生として検知される。
本発明によるプログラムは、プログラム提供者409からネットワーク208および通信インターフェイス403を介して提供され、例えば記憶装置404に格納され、CPU400によって実行されてもよい。また、市販されて流通している可搬型記憶媒体410に本発明によるプログラムが格納され、可搬型記憶媒体410が駆動装置206にセットされ、格納されたプログラムが例えばRAM402にロードされてCPU400によって実行されてもよい。可搬型記憶媒体410としては、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスク、光磁気ディスク、フレキシブルディスクなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。
同様に、地図情報DB203、建物情報DB204、位置・行動対応関係DB205なども、プログラム提供者409からネットワーク208および通信インターフェイス403を介して記憶装置404に格納されてもよく、可搬型記憶媒体410に格納されて駆動装置206を介して読み取られ、記憶装置404に格納されたりRAM402にロードされたりしてもよい。
(付記1)
行動の記録を支援する行動記録支援コンピュータで使われるプログラムであって、
行動の記録対象である記録対象者が行う行動であってコンピュータ操作をともなう行動であるオンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、前記記録対象者が行う行動であって前記オンライン行動以外の行動であるオフライン行動の発生として認識するオフライン行動発生認識ステップと、
前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を取得する行動関連情報取得ステップと、
取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を推測するオフライン行動推測ステップと、
推測した前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを受け付けるオフライン行動内容入力ステップと、
を前記行動記録支援コンピュータに実行させる行動記録支援プログラム。
(付記2)
前記行動関連情報は、前記記録対象者に関連づけて予め記録された行動予定情報を含むことを特徴とする付記1に記載のプログラム。
(付記3)
前記行動関連情報は、前記記録対象者の位置を表し位置情報送信手段から前記行動記録支援コンピュータに送信される移動位置情報、および不動対象の位置を表し予め記録されている不動対象位置情報を含むことを特徴とする付記1に記載のプログラム。
(付記4)
前記位置情報送信手段は前記記録対象者に携行される装置であることを特徴とする付記3に記載のプログラム。
(付記5)
前記移動位置情報は、前記記録対象者が携行する記録対象者識別装置に記録された前記記録対象者に関する情報を前記位置情報送信手段が読み取ることにより生成されることを特徴とする付記3に記載のプログラム。
(付記6)
前記行動関連情報は、前記不動対象位置情報とオフライン行動の内容が予め関連づけられて記録されている行動推測対応関係をさらに含むことを特徴とする付記3に記載のプログラム。
(付記7)
前記オンライン行動の発生が検出されたときに該オンライン行動の内容を記録するオンライン行動記録ステップを、
さらに前記行動記録支援コンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載の行動記録支援プログラム。
(付記8)
前記オンライン行動の前記内容の記録形式と互換性のある記録形式で、前記オフライン行動内容入力ステップで受け付けたデータを記録するオフライン行動記録ステップを、
さらに前記行動記録支援コンピュータに実行させることを特徴とする付記7に記載の行動記録支援プログラム。
(付記9)
前記オフライン行動発生認識ステップにおいて、前記記録対象者の前記オンライン行動の発生の監視にもとづいてなされる通知を受け取ることにより、前記オフライン行動の発生を認識することを特徴とする付記1に記載の行動記録支援プログラム。
(付記10)
行動の記録を支援する行動記録支援装置であって、
行動の記録対象である記録対象者が行う行動であってコンピュータ操作をともなう行動であるオンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、前記記録対象者が行う行動であって前記オンライン行動以外の行動であるオフライン行動の発生として認識するオフライン行動発生認識手段と、
前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を取得する行動関連情報取得手段と、
取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を推測するオフライン行動推測手段と、
推測した前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを受け付けるオフライン行動内容入力手段と、
を備えることを特徴とする行動記録支援装置。
(付記11)
行動の記録を支援する行動記録支援コンピュータで使われる方法であって、
行動の記録対象である記録対象者が行う行動であってコンピュータ操作をともなう行動であるオンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、前記記録対象者が行う行動であって前記オンライン行動以外の行動であるオフライン行動の発生として認識し、
前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を取得し、
取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を推測し、
推測した前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを受け付ける、
ことを特徴とする方法。
(付記12)
行動の記録を支援する行動記録支援システムであって、
該行動記録支援システムは、行動記録支援コンピュータと1台以上のクライアントコンピュータとを含み、
行動の記録対象である記録対象者が行う行動であって前記クライアントコンピュータに対する操作をともなう行動であるオンライン行動の発生を、前記クライアントコンピュータが監視し、
前記オンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないときに、前記クライアントコンピュータが、前記行動記録支援コンピュータに対して前記オフライン行動の発生を通知し、
該通知により前記行動記録支援コンピュータが前記オフライン行動の発生を認識し、
前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を前記行動記録支援コンピュータが取得し、
取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を前記行動記録支援コンピュータが推測し、
推測した前記オフライン行動の前記内容を前記行動記録支援コンピュータが前記クライアントコンピュータに送信し、
前記クライアントコンピュータが、受信した前記オフライン行動の前記内容を、表示装置に表示し、
表示された前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを、前記クライアントコンピュータを介して前記行動記録支援コンピュータが受け付ける、
ことを特徴とする行動記録支援システム。
(付記13)
行動の記録を支援する行動記録支援コンピュータで使われるコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
行動の記録対象である記録対象者が行う行動であってコンピュータ操作をともなう行動であるオンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、前記記録対象者が行う行動であって前記オンライン行動以外の行動であるオフライン行動の発生として認識するオフライン行動発生認識ステップと、
前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を取得する行動関連情報取得ステップと、
取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を推測するオフライン行動推測ステップと、
推測した前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを受け付けるオフライン行動内容入力ステップと、
を前記行動記録支援コンピュータに実行させるプログラムを格納していることを特徴とするコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
本発明の原理を示す図である。 本発明の一実施形態における利用例を示す図である。 本発明による行動記録支援システムの一実施形態におけるブロック図である。 本発明による行動記録支援システムの一実施形態における動作を説明するフローチャートである。 行動予定情報の例を示す図である。 行動内容の入力画面例である。 行動記録ログの出力例である。 本発明による行動記録支援システムの一実施形態における動作の詳細を説明するフローチャートである。 地図情報の例を示す図である。 建物情報の例を示す図である。 IDカードリーダ履歴情報の例を示す図である。 オフライン行動の例と、本発明による行動記録支援システムが一実施形態において推測した行動内容の例を示すタイムチャートである。 位置・行動対応関係の例を示す図である。 本発明のプログラムを実行するコンピュータのブロック図である。
符号の説明
1 行動関連情報
2 行動記録情報
100 行動記録支援システム
101 メール作成
102 資料(電子文書)作成
103 会議
104 行動履歴
105 業務分析システム
106 グラフ
201 サーバ
202 行動予定情報DB
203 地図情報DB
204 建物情報DB
205 位置・行動対応関係DB
206 IDカードリーダ履歴情報DB
207 行動記録DB
208 ネットワーク
209−1、209−2 クライアント
210−1、210−2 IDカードリーダ
211−1、211−2 携帯電話
212−1、212−2 IDカード
213−1、213−2 記録対象者
301 開始時刻入力欄
302 終了時刻入力欄
303 行動内容選択欄
304 行動内容入力欄
305 共同作業者入力欄
306 複数作業対応ボタン
307 承認ボタン
308 スクロールバー
400 CPU
401 ROM
402 RAM
403 通信インターフェイス
404 記憶装置
405 入力装置
406 出力装置
407 駆動装置
408 バス
409 プログラム提供者
410 可搬型記憶媒体

Claims (10)

  1. 行動の記録を支援する行動記録支援コンピュータで使われるプログラムであって、
    行動の記録対象である記録対象者が行う行動であってコンピュータ操作をともなう行動であるオンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、前記記録対象者が行う行動であって前記オンライン行動以外の行動であるオフライン行動の発生として認識するオフライン行動発生認識ステップと、
    前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を取得する行動関連情報取得ステップと、
    取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を推測するオフライン行動推測ステップと、
    推測した前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを受け付けるオフライン行動内容入力ステップと、
    を前記行動記録支援コンピュータに実行させる行動記録支援プログラム。
  2. 前記行動関連情報は、前記記録対象者に関連づけて予め記録された行動予定情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記行動関連情報は、前記記録対象者の位置を表し位置情報送信手段から前記行動記録支援コンピュータに送信される移動位置情報、および不動対象の位置を表し予め記録されている不動対象位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記位置情報送信手段は前記記録対象者に携行される装置であることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記移動位置情報は、前記記録対象者が携行する記録対象者識別装置に記録された前記記録対象者に関する情報を前記位置情報送信手段が読み取ることにより生成されることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記行動関連情報は、前記不動対象位置情報とオフライン行動の内容が予め関連づけられて記録されている行動推測対応関係をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  7. 前記オフライン行動発生認識ステップにおいて、前記記録対象者の前記オンライン行動の発生の監視にもとづいてなされる通知を受け取ることにより、前記オフライン行動の発生を認識することを特徴とする請求項1に記載の行動記録支援プログラム。
  8. 行動の記録を支援する行動記録支援装置であって、
    行動の記録対象である記録対象者が行う行動であってコンピュータ操作をともなう行動であるオンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、前記記録対象者が行う行動であって前記オンライン行動以外の行動であるオフライン行動の発生として認識するオフライン行動発生認識手段と、
    前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を取得する行動関連情報取得手段と、
    取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を推測するオフライン行動推測手段と、
    推測した前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを受け付けるオフライン行動内容入力手段と、
    を備えることを特徴とする行動記録支援装置。
  9. 行動の記録を支援する行動記録支援コンピュータで使われる方法であって、
    行動の記録対象である記録対象者が行う行動であってコンピュータ操作をともなう行動であるオンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないとき、前記記録対象者が行う行動であって前記オンライン行動以外の行動であるオフライン行動の発生として認識し、
    前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を取得し、
    取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を推測し、
    推測した前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを受け付ける、
    ことを特徴とする方法。
  10. 行動の記録を支援する行動記録支援システムであって、
    該行動記録支援システムは、行動記録支援コンピュータと1台以上のクライアントコンピュータとを含み、
    行動の記録対象である記録対象者が行う行動であって前記クライアントコンピュータに対する操作をともなう行動であるオンライン行動の発生を、前記クライアントコンピュータが監視し、
    前記オンライン行動が所定の長さの時間以上発生していないときに、前記クライアントコンピュータが、前記行動記録支援コンピュータに対して前記オフライン行動の発生を通知し、
    該通知により前記行動記録支援コンピュータが前記オフライン行動の発生を認識し、
    前記記録対象者の前記オフライン行動と関連する行動関連情報を前記行動記録支援コンピュータが取得し、
    取得した前記行動関連情報にもとづいて前記記録対象者の前記オフライン行動の内容を前記行動記録支援コンピュータが推測し、
    推測した前記オフライン行動の前記内容を前記行動記録支援コンピュータが前記クライアントコンピュータに送信し、
    前記クライアントコンピュータが、受信した前記オフライン行動の前記内容を、表示装置に表示し、
    表示された前記オフライン行動の前記内容に関する入力データを、前記クライアントコンピュータを介して前記行動記録支援コンピュータが受け付ける、
    ことを特徴とする行動記録支援システム。
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