JP2007256659A - Illuminator and stereomicroscope - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、照明架台の内部に設けられる光源によって、照明架台の上部に配置される標本を照明する照明装置および実体顕微鏡に関する。 The present invention relates to an illuminating device and a stereomicroscope that illuminate a specimen placed above an illumination gantry with a light source provided inside the illumination gantry.
標本の微細な部分を立体的に観察することができる実体顕微鏡は、例えば製造業では精密な加工を確実に行う手段として、あるいは医療の現場では正確な患部の観察を行うとともに手術の確実性を増し患者の安全性を高める手段として用いられるなど、広く利用されている。 Stereo microscopes that can three-dimensionally observe minute parts of specimens, for example, as a means to ensure precise processing in the manufacturing industry, or to accurately observe the affected area and ensure the reliability of surgery in the medical field. It is widely used as a means to increase patient safety.
従来、実体顕微鏡では、照明架台の背面部にランプハウスを設け、このランプハウスの内部に照明光源としてのランプを配置することで、装置背面部からランプ交換を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。あるいは、標本直下のベース部上にランプを配置し、集光ユニットを一体に構成した蓋部材をランプの上部から取り外すことによってランプを露出させることで、装置前方からランプ交換を行うようにしている(例えば、特許文献2参照)。 Conventionally, in a stereomicroscope, a lamp house is provided on the back surface of an illumination stand, and a lamp as an illumination light source is disposed inside the lamp house, so that the lamp can be replaced from the back surface of the apparatus (for example, patents). Reference 1). Alternatively, the lamp is arranged on the base part directly under the specimen, and the lamp is exposed by removing the lid member integrally forming the light collecting unit from the upper part of the lamp, so that the lamp is exchanged from the front of the apparatus. (For example, refer to Patent Document 2).
ところが、特許文献1に記載の従来技術では、ランプが照明架台の背面部に設けられているため、ランプが発した光を、複数の光学素子からなる照明光学系を透過させた後、標本に照射させることとなる。このため、ランプが発した光は標本に照射されるまでに減衰され、効率的に利用されないばかりか、多数の光学素子が必要とされ、装置価格が高くなるという問題があった。また、ランプ交換を装置の背面部から行うようにしているため、作業者らは、ランプ交換時に実体顕微鏡の背面部にまで手を伸ばして作業を行うか、背面部に作業スペースが設けられていない場合には、実体顕微鏡そのものを移動させた後、交換作業を行わなければならないという問題があった。
However, in the prior art described in
一方、特許文献2に記載の従来技術では、ランプが標本の直下に配置されているため、ランプが発する光は効率的に利用されるものの、ランプ交換を行う場合、ランプとともに集光ユニット等の光学系を取り外す必要があるため、交換作業時の振動等によって標本に位置ずれが生じる恐れがあるという問題があった。また、この場合、標本の同一部位を観察し続けるには、ランプ交換後にその観察部位を再度探し出さなければならず、手間と時間とを浪費するという問題があった。さらに、この場合、標本の観察部位が微小であると、同一の観察部位を探し出すことができないこともあり、観察に支障をきたす恐れがあるという問題があった。他にも、照明架台上に標本を保持するための複雑な保持具を備えている場合や、標本周囲の温度、湿度、雰囲気等を一定に維持するための維持装置を備えている場合に、それら保持具や維持装置等をランプ交換のたびに着脱しなければならず、多大な手間と時間とを浪費するという問題があった。
On the other hand, in the prior art described in
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、標本下の照明架台の内部に設けられるランプの交換を照明架台の前面部または側面部から行うことが可能であるとともに、そのランプ交換を容易かつ安全に、簡易な構成で実現することができる照明装置および実体顕微鏡を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and it is possible to replace the lamp provided inside the illumination stand under the specimen from the front surface portion or the side surface portion of the illumination stand, and to replace the lamp. An object is to provide an illumination device and a stereomicroscope that can be easily and safely realized with a simple configuration.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる照明装置は、照明架台の内部に設けられる光源によって、該照明架台の上部に配置される標本を照明する照明装置において、前記光源を保持するとともに、前記照明架台の前面部または側面部に設けられた開口部を介して、前記光源を前記標本下に挿脱自在に配設する光源配設手段を備えたことを特徴とする。
In order to solve the above-described problems and achieve the object, an illuminating device according to
また、請求項2にかかる照明装置は、上記の発明において、前記光源配設手段は、前記照明架台に固定された回動軸を有し、該回動軸周りに前記光源を回動させるとともに、前記開口部を介して前記光源を前記標本下に挿脱自在に配設することを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the above invention, the light source disposing unit has a rotation shaft fixed to the illumination base, and rotates the light source around the rotation shaft. The light source is detachably disposed under the specimen through the opening.
また、請求項3にかかる照明装置は、上記の発明において、前記光源配設手段は、前記照明架台に固定されたガイドを有し、該ガイドに沿って前記光源を移動させるとともに、前記開口部を介して前記光源を前記標本下に挿脱自在に配設することを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the above invention, the light source disposing means has a guide fixed to the lighting base, moves the light source along the guide, and the opening portion. The light source is disposed under the sample so as to be freely inserted and removed.
また、請求項4にかかる照明装置は、上記の発明において、前記光源に電力を供給する電力供給手段を備え、前記光源配設手段は、少なくとも前記光源を前記標本下に配設した場合、前記電力供給手段に電気的に導通される接続手段を介して前記光源を保持することを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the above invention, the illumination device further includes a power supply unit that supplies power to the light source, and the light source disposing unit includes at least the light source disposed below the sample. The light source is held through connection means that is electrically connected to power supply means.
また、請求項5にかかる照明装置は、上記の発明において、 前記光源が前記標本下に配設されたか否かを検知する光源検知手段を備え、前記電力供給手段は、前記光源検知手段の検知結果に応じて、前記光源に電力を供給することを特徴とする。
Moreover, the illuminating
また、請求項6にかかる照明装置は、上記の発明において、前記光源配設手段は、複数の前記光源を保持するとともに、該複数の光源を前記標本下に交換自在に配設することを特徴とする。 According to a sixth aspect of the present invention, in the above invention, the light source disposing means holds the plurality of light sources and disposes the plurality of light sources in a replaceable manner under the specimen. And
また、請求項7にかかる照明装置は、上記の発明において、前記照明架台に固定され、前記光源が前記標本下に配設された場合、前記光源配設手段の動きを制限する制限手段を備えたことを特徴とする。 According to a seventh aspect of the present invention, in the above invention, the illuminating device includes a restricting unit that is fixed to the illuminating base and restricts the movement of the light source disposing unit when the light source is disposed under the sample. It is characterized by that.
また、請求項8にかかる実体顕微鏡は、上記のいずれか一つに記載の照明装置を備えたことを特徴とする。 A stereomicroscope according to an eighth aspect includes the illumination device according to any one of the above.
本発明にかかる照明装置および実体顕微鏡によれば、標本下の照明架台の内部に設けられるランプの交換を照明架台の前面部または側面部から行うことが可能であるとともに、そのランプ交換を容易かつ安全に、簡易な構成で実現することができる。 According to the illuminating device and the stereomicroscope according to the present invention, it is possible to replace the lamp provided inside the illumination gantry under the specimen from the front surface portion or the side surface portion of the illumination gantry, and to easily replace the lamp. It can be realized safely and with a simple configuration.
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる照明装置および実体顕微鏡の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。さらに、参照する図面には、本発明にかかる照明装置および実体顕微鏡に対して便宜的に設定したXY座標系を適宜付して示している。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of an illumination device and a stereomicroscope according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. Note that the present invention is not limited to the embodiments. In the description of the drawings, the same parts are denoted by the same reference numerals. Furthermore, in the drawings to be referred to, an XY coordinate system set for convenience with respect to the illumination device and the stereomicroscope according to the present invention is appropriately attached and shown.
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる照明装置および実体顕微鏡について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる実体顕微鏡100および照明装置101の要部構成を示す図である。図1に示すように、実体顕微鏡100は、内部に照明光学系を有する照明装置101を備えるとともに、この照明装置101の筐体としての照明架台1上に、対物レンズ2、ズーム鏡体3、焦準機構4、鏡筒5および接眼レンズ6を備える。
(Embodiment 1)
First, an illumination device and a stereoscopic microscope according to the first embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 is a diagram illustrating a main configuration of the
ズーム鏡体3は、底部に対物レンズ2が取り付けられ、上部に鏡筒5および双眼の接眼レンズ6が搭載されるとともに、内部に図示しないズーム光学系が設けられている。このズーム光学系は、ズーム鏡体3の側面部に突設されたズームハンドル3aの回動操作に応じて、ズーム倍率を連続的に変化させる。ズーム鏡体3は、焦準機構4を介して照明架台1上に設けられている。
The zoom lens body 3 has an
焦準機構4は、照明架台1の支持部7に固定された固定部4aと、固定部4aに対して上下動自在に取り付けられた可動部4bとを用いて構成されている。固定部4aと可動部4bとは図示しないラック・ピニオンによって係合されており、可動部4bは、その側面部に突設された焦準ハンドル4cの回動操作に連動し、固定部4aに対して上下動する。これによって、焦準機構4は、可動部4bに取り付けられたズーム鏡体3とともに対物レンズ2、鏡筒5および接眼レンズ6を昇降移動させ、標本SPに対して対物レンズ2の焦点合わせを行う。
The focusing mechanism 4 is configured by using a
標本SPは、照明架台1の上面部に設けられたガラスプレート8上に載置され、対物レンズ2の光軸OA近傍に配置されるとともに、照明光学系としての照明レンズ9およびランプ11を用いて透過照明される。照明された標本SPは、対物レンズ2、ズーム鏡体3、鏡筒5および接眼レンズ6を介して観察される。なお、実体顕微鏡100では、鏡筒5の上部に図示しないCCDカメラ等の撮像装置が着脱自在に搭載可能であり、この撮像装置によっても標本SPを撮像して観察することができる。
The specimen SP is placed on the glass plate 8 provided on the upper surface portion of the
つづいて、図1および図2を参照し、照明装置101について説明する。図2は、照明装置101内の要部構成を示す平面図である。図1および図2に示すように、照明装置101は、照明架台1の内部に、照明光学系として照明レンズ9およびランプ11を備える。また、ランプ11を保持するとともに、照明架台1の前面部(Y軸負側)に設けられた開口部1aを介して、ランプ11を標本SP下に挿脱自在に配設するランプ配設機構102を備える。
Next, the
ランプ配設機構102は、ランプソケット12、保持部13、回動軸14およびツマミ15を用いて構成されている。回動軸14は、照明架台1の内部に固定され、V字状の保持部13は、回動軸14に対し、その周方向に回動自在に取り付けられている。また、ランプソケット12は、保持部13の一方の先端部に保持され、ツマミ15は、ランプ11が標本SP下に配設された状態で開口部1aから突出するように、保持部13のY軸負側の側面部に固定されている。
The
かかる構成によって、ランプ配設機構102は、ツマミ15の押し引き操作に連動し、回動軸14の周りに保持部13を回動させることができるとともに、ランプソケット12に保持したランプ11を、開口部1aを介して標本SP下に挿脱自在に配設することができる。このため、照明装置101では、ランプ配設機構102によってランプ11を照明架台1の前面部から容易に取り出すことができ、ランプ交換を容易に行うことができる。
With this configuration, the
また、照明架台1の内部には、制限部材16が設けられている。この制限部材16は、ランプ11が標本SP下から奥に押し込まれないように保持部13の回動を制限する。これによって、ランプ配設機構102では、容易に、かつ再現性よくランプ11を標本SP下に配設することができる。
Further, a limiting
さらに、照明架台1の内部には、ランプ11に電力を供給する電力供給手段としての電気基盤17が設けられている。電気基盤17は、ケーブル17aを介してランプソケット12に電気的に接続され、ランプソケット12を介してランプ11に電気的に導通されている。このため、照明装置101では、電気基盤17からランプ11に電力を供給し、ランプ11を点灯することで、フレネルレンズ等の照明レンズ9を介して標本SPを照明することができる。なお、ケーブル17aは、ランプ11を照明架台1の外部に取り出す際に保持部13の動作を制限しない程度に十分な長さを有している。
Furthermore, an
なお、ランプ配設機構102には、ランプ11が標本SP下に配設された場合に開口部1aを塞ぐ蓋部材18が一体に設けられている。このため、照明装置101では、ランプ11が発し光を開口部1aから外部に漏れ出さないようにすることができる。ただし、この蓋部材18は、ランプ配設機構102と一体であることに限定されるものではなく、ランプ配設機構102と別体で開口部1aを塞ぐものであってもよい。
The
以上説明したように、本実施の形態1にかかる実体顕微鏡100および照明装置101では、ランプ11を保持するとともに、照明架台1の前面部に設けられた開口部1aを介して、ランプ11を標本SP下に挿脱自在に配設するランプ配設機構102を備えているため、標本SP下の照明架台1の内部に設けられるランプ11の交換を照明架台1の前面部から行うことが可能であるとともに、そのランプ交換を容易かつ安全に行うことができる。
As described above, in the
また、本実施の形態1にかかる実体顕微鏡100および照明装置101では、ランプ配設機構102は、照明架台1に固定された回動軸14を有し、この回動軸14の周りにランプ11を回動させるとともに、開口部1aを介してランプ11を標本SP下に挿脱自在に配設するようにしているため、ランプ11の交換を簡易な構成で実現することができる。
Further, in the
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2にかかる照明装置および実体顕微鏡について説明する。上述した実施の形態1では、ランプ配設機構102を回動させてランプ11を配設するようにしていたが、本実施の形態2では、ランプ配設機構を直進動作させてランプを配設するようにしている。
(Embodiment 2)
Next, an illuminating device and a stereomicroscope according to
図3は、本実施の形態2にかかる実体顕微鏡が備える照明装置201内の要部構成を示す平面図である。図3に示すように、照明装置201は、X軸負側の側面部に開口部21aが形成された照明架台21を備え、この照明架台21の内部に、照明装置101と同様に照明レンズ9を備える。また、照明装置201は、ランプ11を保持するとともに、開口部21aを介してランプ11を標本SP下に挿脱自在に配設するランプ配設機構202を備える。なお、本実施の形態2にかかる実体顕微鏡は、実体顕微鏡100の構成をもとに、照明装置101に替えて照明装置201を備えるものである。
FIG. 3 is a plan view showing a main configuration of the
ランプ配設機構202は、ランプソケット22、保持部23、ガイド24およびツマミ15を用いて構成されている。ガイド24は、そのガイド面をX軸に平行にして、照明架台21の内部に固定されている。棒状の保持部23は、Y軸負側の側面部がガイド24に対し、そのガイド面に沿って直進動作可能なように取り付けられている。この保持部23とガイド24との接続は、例えばアリおよびアリ溝によって実現される。ランプソケット22は、保持部13のX軸正側の先端部に保持されている。ツマミ15は、ランプ11が標本SP下に配設された状態で開口部21aから突出するように、保持部23のX軸負側の先端部に固定されている。
The
かかる構成によって、ランプ配設機構202は、ツマミ15の押し引き操作に連動し、ガイド24のガイド面に沿って保持部23を直進動作させることができるとともに、ランプソケット22に保持したランプ11を、開口部21aを介して標本SP下に挿脱自在に配設することができる。このため、照明装置201では、ランプ配設機構202によってランプ11を照明架台21の側面部から容易に取り出すことができ、ランプ交換を容易に行うことができる。
With this configuration, the
また、ランプ配設機構202は、ケーブル25aを介してランプソケット22に電気的に接続された移動コネクタ25を備える。この移動コネクタ25は、保持部23のY軸正側の側面部上の所定位置に固定され、保持部23とともにガイド24に沿って直進移動する。これに対応して、照明架台21の内部には、電気基盤27および固定コネクタ28が設けられている。固定コネクタ28は、照明架台21に固定され、ケーブル27aを介して電気基盤27に電気的に接続されるとともに、ランプ11が標本SP下に配設された場合、移動コネクタ25に対して電気的に接続される。
The
このため、照明装置201では、ランプ11が標本SP下に配設された場合、ランプ11と電気基盤27とを電気的に導通させ、電気基盤27からランプ11に電力を供給することで、標本SPを照明することができる。また、照明装置201では、ランプ11が標本SP下からX軸負方向に引き出された場合、移動コネクタ25が固定コネクタ28から切り離されるため、ランプ11への電力供給を遮断し、ランプ11を消灯させることができる。このため、照明装置201では、作業者等がランプ11から発せられる光を直視するなどの恐れがなく、安全にランプ交換を行うことができるとともに、無駄な電力消費、ランプ11の消耗等を抑制することができる。
For this reason, in the illuminating
さらに、ランプ配設機構202は、移動コネクタ25の近傍で保持部23の側面部に突起するように固定された移動ピン26を備える。移動ピン26は、保持部23とともにガイド24に沿って直進移動する。これに対応して、照明架台21の内部には、光源検知手段としてのインターロックスイッチ29が設けられている。インターロックスイッチ29は、ランプ11が標本SP下に配設された場合に移動ピン26のY軸正側の先端部に対向するように、照明架台21に固定されている。インターロックスイッチ29は、例えばフォトインタラプタ、ホールセンサ等を用いて実現され、移動ピン26の有無を検知することで、ランプ11が標本SP下に配設されたか否かを検知する。
Further, the
かかるインターロックスイッチ29は、ケーブル27bを介して電気基盤27に電気的に接続されており、電気基盤27から電力供給を受けるとともに、移動ピン26の検知結果を電気基盤27に出力する。電気基盤27は、この検知結果に応じて、ランプ11に電力を供給する。すなわち、電気基盤27は、インターロックスイッチ29が移動ピン26を検知した場合にランプ11に電力を供給し、移動ピン26が検知されていないときにはランプ11への電力供給を停止する。
The
このため、照明装置201では、インターロックスイッチ29によってランプ11の配設の有無を検知することで、ランプ11が標本SP下に配設されていない場合に電気基盤27からの電力供給を停止することができ、漏電等の恐れがなく一層安全にランプ交換を行うことができるとともに、無駄な電力消費を削減することができる。
For this reason, in the illuminating
なお、固定コネクタ28は、ランプ11が標本SP下から奥に押し込まれないように保持部23の直進動作を制限する制限部材として作用する。このため、ランプ配設機構202では、容易に、かつ再現性よくランプ11を標本SP下に配設することができる。
Note that the fixed
また、ランプ配設機構202には、ランプ11が標本SP下に配設された場合に開口部21aを塞ぐ蓋部材30が一体に設けられている。これによって、照明装置201では、ランプ11が発した光を開口部21aから外部に漏れ出さないようにすることができる。ただし、この蓋部材30は、ランプ配設機構202と一体であることに限定されるものではなく、ランプ配設機構102と別体で開口部21aを塞ぐものであってもよい。
The
以上説明したように、本実施の形態2にかかる実体顕微鏡および照明装置201では、ランプ11を保持するとともに、照明架台21の側面部に設けられた開口部21aを介して、ランプ11を標本SP下に挿脱自在に配設するランプ配設機構202を備えているため、標本SP下の照明架台21の内部に設けられるランプ11の交換を照明架台21の側面部から行うことが可能であるとともに、そのランプ交換を容易かつ安全に行うことができる。
As described above, in the stereomicroscope and
また、本実施の形態2にかかる実体顕微鏡および照明装置201では、ランプ配設機構202は、照明架台21に固定されたガイド24を有し、このガイド24に沿ってランプ11を移動させるとともに、開口部21aを介してランプ11を標本SP下に挿脱自在に配設するようにしているため、ランプ11の交換を簡易な構成で実現することができる。
Further, in the stereomicroscope and the
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3にかかる照明装置および実体顕微鏡について説明する。上述した実施の形態1および2では、照明装置が単一のランプ11を標本SP下に配設するようにしていたが、本実施の形態3では、複数のランプを切換自在に配設するようにしている。
(Embodiment 3)
Next, an illuminating device and a stereomicroscope according to Embodiment 3 of the present invention will be described. In the first and second embodiments described above, the illuminating device is arranged to arrange the
図4は、本実施の形態3にかかる実体顕微鏡が備える照明装置301内の要部構成を示す平面図である。図4に示すように、照明装置301は、X軸負側の側面部に開口部41aが形成された照明架台41を備え、この照明架台41の内部に、照明装置101と同様に照明レンズ9を備える。また、照明装置301は、ランプ11A〜11Cを保持するとともに、この各ランプを開口部41aを介して標本SP下に挿脱自在に配設するランプ配設機構302を備える。なお、本実施の形態3にかかる実体顕微鏡は、実体顕微鏡100の構成をもとに、照明装置101に替えて照明装置301を備えるものである。
FIG. 4 is a plan view showing a main configuration of the
ランプ配設機構302は、ランプソケット22A〜22C、保持部43、ガイド44およびツマミ15を用いて構成されている。ガイド44は、そのガイド面をX軸に平行にして、照明架台41の内部に固定されている。棒状の保持部43は、底面部がガイド44に対し、そのガイド面に沿って直進動作可能なように取り付けられている。この保持部43とガイド44との接続は、例えばアリおよびアリ溝によって実現される。複数のランプソケット22A〜22Cは、この順に配列され、保持部43のY軸負側の側面部に保持されている。ツマミ15は、ランプ11A〜11Cが各々標本SP下に配設された状態で開口部41aから突出するように、保持部43のX軸負側の先端部に固定されている。
The
かかる構成によって、ランプ配設機構302は、ツマミ15の押し引き操作に連動し、ガイド44のガイド面に沿って保持部43を直進動作させることができるとともに、ランプソケット22A〜22Cに各々保持したランプ11A〜11Cを、開口部41aを介して標本SP下に挿脱自在に配設することができる。このため、照明装置301では、ランプ配設機構302によってランプ11A〜11Cを照明架台41の側面部から容易に取り出すことができ、ランプ交換を容易に行うことができるとともに、ランプ11A〜11Cの相互切換を容易に行うことができる。
With this configuration, the
具体的には、例えばランプ11A〜11Cを異なる波長域の光を発するランプとした場合、本実施の形態4にかかる実体顕微鏡では、標本SPの観察条件に応じて容易に、かつ即時にランプ11A〜11Cを切り換えることができ、所望の観察を行うことができる。また、例えばランプ11A〜11Cを同一仕様のランプとした場合には、使用中のランプが破損もしくは消耗した際に即座にランプ切換を行うことができ、所望の観察を継続することができる。
Specifically, for example, when the
なお、開口部41aのY軸正側の側面部には、クリック機構としての突起部42が設けられ、保持部43には、突起部42に対する受容部としての凹部43a〜43cが設けられている。突起部42は、図示しない弾性部材が内部に設けられており、外部から受ける押圧力に応じて突起方向に伸縮動作を行う。凹部43a〜43cは、それぞれランプ11A〜11Cが標本SP下に配設された場合に突起部42と対向し、突起部42の先端を受容するように設けられている。これによって、ランプ配設機構302では、容易かつ確実に、また再現性よくランプ11A〜11Cをそれぞれ標本SP下に配設することができる。なお、突起部42は、後述する移動コネクタ45に対して異なる高さ(図4中、紙面垂直方向の異なる位置)に設けられている。
A
また、ランプ配設機構302は、ケーブル45a〜45cを介してランプソケット22A〜22Cに電気的に接続された移動コネクタ45を備える。移動コネクタ45は、保持部43のY軸正側の側面部上で所定位置に固定され、保持部43とともにガイド44に沿って直進移動する。移動コネクタ45におけるケーブル45a〜45cの先端部は、それぞれ電気的な接点45pa〜45pcに個別に接続されている(図5参照)。
The
これに対応して、照明架台41の内部には、電気基盤47、従動コネクタ48および弾性部材51が設けられている。従動コネクタ48は、X軸負方向に押圧力を及ぼす弾性部材51を介して照明架台41に取り付けられている。このため、従動コネクタ48は、保持部43がランプ11A〜11Cを標本SP下に配設するために直進動作する場合、つまり移動コネクタ45が区間L内を移動する場合、移動コネクタ45に押し当てられる。また、従動コネクタ48は、3本の導通線47aa〜47acを有するケーブル47aを介して電気基盤47に電気的に接続されている。導通線47aa〜47acは、従動コネクタ48が移動コネクタ45に押し当てられた場合、それぞれ接点45pa〜45pcを介してケーブル45a〜45cに電気的に接続される(図5参照)。
Correspondingly, an
このため、照明装置301では、保持部43がランプ11A〜11Cを標本SP下に配設するために直進動作し、移動コネクタ45が区間L内を移動する場合、ランプ11A〜11Cと電気基盤47とを電気的に導通させ、電気基盤47から各ランプに電力を供給することで、標本SPの照明を行うことができる。
For this reason, in the illuminating
また、照明架台41の内部には、制限部材52Aが設けられている。制限部材52Aは、ランプ11Aが標本SP下からX軸負方向に引き出された場合、従動コネクタ48の移動を制限することで、移動コネクタ45と従動コネクタ48との接続を切り離すことができる。これによって、照明装置301では、ランプ11Aが標本SP下からX軸負方向に引き出された場合、電気基盤47からランプ11A〜11Cへの電力供給を遮断し、各ランプを消灯させることができる。このため、照明装置301では、作業者等がランプ11A〜11Cから発せられる光を直視するなどの恐れがなく、安全にランプ交換を行うことができるとともに、無駄な電力消費、ランプ11A〜11Cの消耗等を抑制することができる。
In addition, a limiting member 52 </ b> A is provided inside the
さらに、照明架台41の内部には、光源検知手段としてのインターロックスイッチ49が設けられている。インターロックスイッチ49は、ホール素子49a,49bを有し、このホール素子49a,49bが保持部43のY軸正側の側面部に対向するように、照明架台41に固定されている。これに対応して、保持部43のY軸正側の側面部には、各々異なるパターンで2つの磁石が配列された磁石対46A〜46Cが設けられている。この磁石対46A〜46Cは、ランプ11A〜11Cがそれぞれ標本SP下に配設された場合にホール素子49a,49bと対向する位置に設けられている。インターロックスイッチ49は、磁石対46A〜46Cの有無および配列パターンを識別して検知することで、ランプ11A〜11Cが標本SP下に配設されたか否かを検知する。なお、インターロックスイッチ49は、移動コネクタ45に対して異なる高さ(図4中、紙面垂直方向の異なる位置)に設けられている。
Furthermore, an
かかるインターロックスイッチ49は、ケーブル47bを介して電気基盤47に電気的に接続されており、電気基盤47から電力供給を受けるとともに、磁石対46A〜46Cの検知結果を電気基盤47に出力する。電気基盤47は、この検知結果に応じて、ランプ11A〜11Cに電力を供給する。すなわち、電気基盤47は、インターロックスイッチ49が磁石対46Aを検知した場合、ランプ11Aに電力を供給する。同様に、インターロックスイッチ49が磁石対46B,46Cを検知した場合、それぞれランプ11B,11Cに電力を供給する。また、インターロックスイッチ49が磁石対46A〜46Cのいずれも検知していない場合には、電気基盤47は、ランプ11A〜11Cへの電力供給を停止する。
The
具体的には、例えば図6に示すように、ランプ11A〜11Cに対して、磁石対46A〜46Cの配列パターンと、この磁石対46A〜46Cを検知したホール素子49a,49bの出力パターンとが対応付けられる。図6では、「ランプA」〜「ランプC」は、それぞれランプ11A〜11Cを示し、「ランプOFF」は、ランプ11A〜11Cのいずれも検知しない場合を示している。また、「素子a」および「素子b」は、それぞれホール素子49a,49bに示し、「○」および「−」は、それぞれホール素子49aまたは49bからの出力の有無を示している。この出力の「○」は、磁石が検知されたことを意味する。さらに、「■」および「□」は、それぞれ磁石対中の磁石の有無を示している。
Specifically, for example, as shown in FIG. 6, for the
このようにして、照明装置301では、インターロックスイッチ49によってランプ11A〜11Cの配設の有無を検知することで、ランプ11A〜11Cが標本SP下に配設されていない場合に電気基盤47からの電力供給を停止することができ、漏電等の恐れがなく一層安全にランプ交換を行うことができるとともに、無駄な電力消費、ランプ11A〜11Cの消耗等をさらに抑制することができる。
In this way, in the
なお、照明架台41の内部には、制限部材52Bが設けられている。この制限部材52Bは、ランプ11Cが標本SP下から奥に押し込まれないように保持部43の直進動作を制限する。制限部材52Bは、例えば図4に示したように、ランプ11Cが標本SP下に配設された場合の従動コネクタ48’に対して、そのX軸正側の側面部が押し当てられるように照明架台41に固定される。
A limiting
また、照明架台41には、ランプ11A〜11Cのいずれかが標本SP下に配設された場合に開口部41aを塞ぐ蓋部材50が着脱可能に設けられている。これによって、照明装置301では、ランプ11A〜11Cが発した光を開口部41aから外部に漏れ出さないようにすることができる。ただし、この蓋部材50は、ランプ配設機構302と別体であることに限定されるものではなく、例えばランプ配設機構302と一体に構成されるものであってもよい。
The
以上説明したように、本実施の形態3にかかる実体顕微鏡および照明装置301では、ランプ11A〜11Cを保持するとともに、照明架台41の側面部に設けられた開口部41aを介して、ランプ11A〜11Cを標本SP下に挿脱自在に配設するランプ配設機構302を備えているため、標本SP下の照明架台41の内部に設けられるランプ11A〜11Cの交換および切り換えを照明架台41の側面部から行うことが可能であるとともに、そのランプ交換および切り換えを容易かつ安全に行うことができる。
As described above, in the stereomicroscope and the
また、本実施の形態3にかかる実体顕微鏡および照明装置301では、ランプ配設機構302は、照明架台41に固定されたガイド44を有し、このガイド44に沿ってランプ11A〜11Cを移動させるとともに、開口部41aを介してランプ11A〜11Cを各々標本SP下に挿脱自在に配設するようにしているため、ランプ11A〜11Cの交換および切り換えを簡易な構成で実現することができる。
Further, in the stereomicroscope and the
ここまで、本発明を実施する最良の形態を実施の形態1〜3として説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。 Up to this point, the best mode for carrying out the present invention has been described as the first to third embodiments. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. Can be modified.
例えば、上述した実施の形態1〜3では、照明装置101は、前面部からランプ交換を行うものとし、照明装置201,301は、側面部からランプ交換を行うものとして説明したが、ランプ交換を行うための方向性はこれに限定されず、前面部、右側面部および左側面部のいずれから行うものであってもよい。
For example, in
また、上述した実施の形態1〜3では、ランプ配設機構102,202,302は、ツマミ15の押し引き操作に応じて保持部13,23,43を動作させるものとして説明したが、各保持部を電動駆動する機構を設けて自動的に動作させるようにしてもよい。
In the first to third embodiments described above, the
さらに、上述した実施の形態1〜3では、本発明にかかる照明装置を実体顕微鏡に適用するものとして説明したが、他の生物顕微鏡、工業顕微鏡等に適用することもできる。また、正立顕微鏡に限定されず、倒立顕微鏡に適用することもできる。
Furthermore, in
1,21,41 照明架台
1a,21a,41a 開口部
2 対物レンズ
3 ズーム鏡筒
3a ズームハンドル
4 焦準機構
4a 固定部
4b 可動部
4c 焦準ハンドル
5 鏡筒
6 接眼レンズ
7 支持部
8 ガラスプレート
9 照明レンズ
11,11A〜11C ランプ
12,22,22A〜22C ランプソケット
13,23,43 保持部
14 回動軸
15 ツマミ
16,52A,52B 制限部材
17,27,47 電気基盤
17a,27a,27b,47a,47b ケーブル
18,30,50 蓋部材
24,44 ガイド
25,45 移動コネクタ
25a,45a〜45c ケーブル
26 移動ピン
28 固定コネクタ
29,49 インターロックスイッチ
42 突起部
43a〜43c 凹部
45pa〜45pc 接点
46A〜46C 磁石対
47aa〜47ac 導通線
48 従動コネクタ
51 弾性部材
100 実体顕微鏡
101,201,301 照明装置
102,202,302 ランプ配設機構
OA 光軸
SP 標本
1, 21, 41
Claims (8)
前記光源を保持するとともに、前記照明架台の前面部または側面部に設けられた開口部を介して、前記光源を前記標本下に挿脱自在に配設する光源配設手段を備えたことを特徴とする照明装置。 In an illuminating device that illuminates a specimen disposed on an upper part of the illumination pedestal by a light source provided inside the illumination gantry,
A light source disposing means for holding the light source and removably disposing the light source under the specimen through an opening provided in a front surface portion or a side surface portion of the illumination base is provided. A lighting device.
前記光源配設手段は、少なくとも前記光源を前記標本下に配設した場合、前記電力供給手段に電気的に導通される接続手段を介して前記光源を保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の照明装置。 Power supply means for supplying power to the light source;
The said light source arrangement | positioning means hold | maintains the said light source via the connection means electrically connected to the said electric power supply means, when the said light source is arrange | positioned under the said sample at least. 4. The lighting device according to any one of 3.
前記電力供給手段は、前記光源検知手段の検知結果に応じて、前記光源に電力を供給することを特徴とする請求項4に記載の照明装置。 Comprising light source detection means for detecting whether or not the light source is disposed under the specimen;
The lighting device according to claim 4, wherein the power supply unit supplies power to the light source according to a detection result of the light source detection unit.
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- 2006-03-23 JP JP2006081357A patent/JP2007256659A/en active Pending
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