JP2007254104A - 給紙カセット - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガイド部材を押圧部材から脱落することを防止し、かつ、記録紙を所定の位置に案内する案内機能を十分発揮させることができる給紙カセットを提供する。
【解決手段】 記録紙51を所定の位置に案内するサイドガイド13aを備えた給紙カセット11であって、前記サイドガイド13aに設けられる当接体31は、サイドガイド13aの記録紙51に面する側に設けられる押圧部材32と、前記サイドガイド13aに形成された係止孔25に係止部36が差し込まれることにより上部がサイドガイド13aに係止されるガイド部材33とを備える。これにより、記録紙51を給紙カセット11に載置する際にガイド部材33の上部に記録紙51が引っ掛かりにくくなり、ガイド部材33は押圧部材32から脱落しにくく、かつ、記録紙51を所定の位置に案内する案内機能を十分発揮することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ファクシミリ装置や、複写機等の画像形成装置の給紙カセットに関し、より詳しくは、給紙カセットに載置される記録紙を所定の位置に案内する規制体の技術に関する。
従来、ファクシミリ装置や、複写機等の画像形成装置には給紙部が設けられている。前記給紙部の一部を構成する給紙カセットは、記録紙を載置するためのフラッパ、フラッパ上に載置された記録紙を1枚ずつ取り出して画像記録部へ供給するためのピックアップローラ、及び載置する記録紙の端部に当接して記録紙を所定の位置に案内し、端部位置を揃えるための規制体などから構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記給紙カセットに載置される記録紙には、裁断の誤差等によって僅かながら寸法に誤差があり、また、温度や湿度等の環境によって寸法に変化が生じる。従って、規制体は、このような記録紙の寸法誤差や寸法変化を許容した上で、記録紙を所定の位置に案内し、端部位置を揃えることが必要である。このため、図10、図11に示すように、規制体61に当接体63を設けた給紙カセットが公知である。
上記従来の給紙カセットの当接体63は、押圧部材64とガイド部材65とを有しており、押圧部材64は、記録紙51の端部が当接することによって弾性変形を生じるスポンジゴム等の素材から形成される部材である。押圧部材64は、規制体61の立設部62であって、記録紙51の端部に当接する側の面に設けられている。一方、ガイド部材65は合成樹脂製の薄板状の部材であり、ガイド部材65は前記押圧部材64に貼着手段によって固定され、押圧部材64とともに弾性変形するようになっている。ガイド部材65の上部は、折り目を付け、記録紙51に対して外向きに屈曲されており、上端部は自由端とされ、載置される記録紙51を所定の位置に案内することができる形状に形成されている。
上記のように当接体63を設けた給紙パレットに記録紙51を載置すると、記録紙51の端部はまずガイド部材65の上部に当接し、ガイド部材65の上部が可動することによって、記録紙51は給紙パレットの所定の位置に案内される。そして、押圧部材64とガイド部材65が記録紙51の寸法に応じて弾性変形することにより、記録紙51の寸法誤差、寸法変化を吸収する。また、押圧部材64とガイド部材65の反発力により、記録紙51の端部が押圧され、記録紙51の端部は給紙カセット内の適切な位置に揃えられるのである。
特開平10−291655号公報
しかしながら、上記従来の給紙カセットでは、規制体61に設けられた当接体63のガイド部材65は、上部が自由端とされているため、記録紙51を給紙カセットに載置する際に、記録紙51がガイド部材65の自由端部に引っ掛かり、ガイド部材65を押圧部材64から剥離させ、脱落させてしまうことがあった。ガイド部材65が脱落すると、記録紙51を所定の位置に案内する案内機能が十分発揮されなくなる。
一方、ガイド部材65が押圧部材64から外れることを防止するために、ガイド部材65の上端部を自由端とせずに押圧部材64に固定すると、ガイド部材65は押圧部材64から剥離しにくくなるが、ガイド部材65の上部の可動範囲が狭められてしまい、記録紙51を所定の位置に案内する案内機能が十分発揮されなくなる。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであり、ガイド部材を押圧部材から脱落することを防止し、かつ、記録紙を所定の位置に案内する案内機能を十分発揮させることができる給紙カセットの提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載の発明では、記録紙を所定の位置に案内する規制体を備えた給紙カセットであって、
前記規制体に設けられる当接体は、
規制体の記録紙に面する側に設けられ、載置された記録紙の端部を押圧する押圧部材と、
前記押圧部材と記録紙との間に介在し、少なくとも上部に係止部が形成され、前記規制体に形成された係止孔に前記係止部が差し込まれることにより、上部が規制体に係止されるガイド部材と、
を備えていることを特徴とする給紙カセットとした。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、規制体の上部に形成された係止孔に、ガイド部材の上部の係止部を係止することにより、ガイド部材の上部を記録紙の載置位置に対して外向きに湾曲させた給紙カセットとした。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2のいずれか1項に記載の発明において、ガイド部材の下部に係止部が形成され、規制体の下部に形成された係止孔に前記下部の係止部を係止することにより、ガイド部材の下部が規制体に係止されていることとした。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明では、ガイド部材の上部を規制体に係止させたことにより、記録紙を給紙カセットに載置する際にガイド部材の上部に記録紙が引っ掛かりにくくなり、ガイド部材が押圧部材から剥離したり、脱落することを防止できる。また、ガイド部材の上部は、規制体に完全に固定されていないため、ガイド部材の上部の可動範囲は確保されており、ガイド部材は記録紙を所定の位置に案内することができる。このため、ガイド部材が押圧部材から脱落しにくく、かつ、記録紙を所定の位置に案内する案内機能を十分発揮する給紙カセットとすることができる。
請求項2に記載の発明では、規制体の上部に形成された係止孔に、ガイド部材の上部の係止部を係止することにより、ガイド部材の上部を記録紙の載置位置に対して外向きに湾曲させることとしたため、湾曲部によって記録紙を所定の位置に円滑に案内することができるとともに、ガイド部材の上部に折り目を付けて屈曲させる屈曲加工を行う手数を削減することができ、給紙カセットの組み立てが容易となる。
請求項3に記載の発明では、ガイド部材の下部に係止部が形成され、規制体の下部に形成された係止孔に前記下部の係止部を係止することにより、ガイド部材の下部が規制体に係止されていることとしたため、ガイド部材と押圧部材とを貼着手段等によって固定する工程が不要となり、給紙カセットの組み立てが容易となる。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。
本発明の実施例1に係る給紙カセット11について、図を用いて説明する。図1は画像形成装置としての複合機(ファクシミリ、コピー、プリンタ機能の複合機)41の斜視簡略図、図2は本発明の実施例1に係る給紙カセット11の斜視簡略図、図3は給紙カセット11の平面簡略図、図4は規制体としてのサイドガイド13aの斜視簡略図、図5は当接体31の拡大斜視図、図6は図4の6−6線における断面図、図7は実施例2におけるサイドガイド13aの断面図、図8は実施例3における規制体の斜視図、図9は図7の9−9線における断面図である。
まず、本発明の給紙カセット11が適用される画像形成装置としての複合機41の概略構成について、図1に基づいて説明する。尚、以下の説明においては、複合機41の装置全体の説明においては、図1に示すように、通常使用状態における上、下をそれぞれ上方、下方とする。また、給紙カセット11の説明においては、図2の矢印Aで示す給紙方向を前方とし、その反対方向を後方とし、通常使用状態における上、下をそれぞれ上方、下方とする。
前記複合機41は、上方に画像読取部42を配置し、画像読取部42の下方に画像記録部43を配置し、画像記録部43の下方には給紙部44を配置している。給紙部44から画像記録部43へ記録紙51が供給され、画像記録部43で記録紙51に画像が記録された後、記録紙51は記録紙排出トレイ45へ排出される。
前記画像読取部42においては、ケーシングに光源、ミラーを備えた走査体等からなる画像読取装置(図示せず)が収納されており、ケーシングの上面は透明の原稿載置面となっている。画像読取部42の上方には、原稿押えカバー46が配置されており、原稿押えカバー46は一辺を中心として開閉可能に支持されている。また、前記原稿押えカバー46の一端部には原稿を自動的に給紙する自動給紙装置(ADF装置)47が付設されている。自動給紙装置47には原稿トレイ49が設けられ、原稿押えカバー46の上方には原稿排出トレイ48が設けられている。
前記複合機41は、走査体を走査させて静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのスキャナとして用いる場合、原稿の内容の読み取りは、原稿載置面に原稿を載置して原稿押えカバー46で原稿を上方から押え、画像読取部42において、原稿を走査体により走査して原稿の内容を読み取る。一方、走査体を位置固定して原稿を搬送しながら読取りを行うシートフィードタイプのスキャナとして用いる場合、原稿の内容の読み取りは、原稿トレイ49に載置された原稿を自動給紙装置47により一枚ずつピックアップして搬送し、走査体は静止状態として搬送される原稿の内容を読み取る。読み取り後の原稿は原稿排出トレイ48へ排出される。
次に給紙カセット11について説明する。図1に示すように、給紙部44には、複数の給紙カセット11が引き出し自在に設けられている。給紙カセット11は、内部に記録紙51を載置した状態で給紙部44に挿入されて、画像記録部43へ記録紙51を供給するためのものである。図2に示すように、給紙カセット11は上面が全面的に開口されており、給紙カセット11内部には記録紙51を載置するためのフラッパ12が回動自在に設けられている。また、図2、図3に示すように、規制体としてのサイドガイド13a、13bが給紙方向に対して左右に設けられており、規制体としてのエンドガイド14が、給紙方向に対して後方に設けられている。サイドガイド13a、13bとエンドガイド14は記録紙51の端部を押圧して記録紙51の位置決めを行うものであり、サイドガイド13a、13bとエンドガイド14とで囲まれる位置が記録紙51の載置位置となる。給紙方向に対して左右方向には、サイドガイド用レーン15が形成されており、前記サイドガイド13a、13bがスライド自在に支持される。給紙方向に対して前後方向にはエンドガイド用レーン16が形成されており、前記エンドガイド14がスライド自在に支持される。また、給紙カセット11の前方であって前記フラッパ12の上方には、フラッパ12上に載置された記録紙51を1枚ずつ取り出して画像記録部43へ供給するためのピックアップローラ17が設けられる。
次に、前記サイドガイド13aについて詳しく説明する。サイドガイド13aは、サイドガイド13bとともに記録紙51の側端部に当接して記録紙51を所定の位置に案内し、記録紙51の位置決めを行い、側端部位置を揃えるためのものである。図4に示すように、サイドガイド13aは、基体22と立設部21及び当接体31を有している。
図4に示すように、前記基体22は、合成樹脂素材で形成された部材であって、サイドガイド用レーン15にスライド自在に支持されるとともに、サイドガイド用レーン15の内側部に係合して、サイドガイド13aの位置を固定するものである。基体22には位置調節部23が設けられており、位置調節部23を手指でつまむことにより、サイドガイド用レーン15の内側部に形成した歯部(図示せず)から爪部(図示せず)が外れて位置の固定が解除され、サイドガイド13aの左右位置の調節が可能となる。尚、サイドガイド13aと前記サイドガイド13bは連動しており、サイドガイド13aを右方に移動させれば、サイドガイド13bは左方に移動し、サイドガイド13aを左方に移動させれば、サイドガイド13bは右方に移動する。サイドガイド13aを所望の位置に移動させた後は、つまんでいる力を解除すれば、爪部はサイドガイド用レーン15の歯部に再び係合してサイドガイド13aが固定され、サイドガイド13a及びサイドガイド13bが給紙カセット11に載置される記録紙51の標準寸法に応じた位置に固定されるようになっている。
図4に示すように、前記立設部21は、合成樹脂素材によって前記基体22と一体的に形成される部分であって、基体22に対して略垂直に形成されている部分である。記録紙51に面する側、すなわち記録紙51の端部に当接する側の面には、給紙方向(前後方向)に沿った三箇所に、上下方向を長手方向とする凹部24が形成されている。凹部24は当接体31が取り付けられる部分である。凹部24の高さは載置される記録紙51の積層される厚みより高くし、凹部24に取り付けられる当接体31で記録紙51の端部を押圧できるようにする。図6に示すように、凹部24の上部には斜め上方に向けて傾斜面が形成され、傾斜面にはスリット状の係止孔25が穿設されている。係止孔25は後記ガイド部材33の係止部36が係止される部分である。
次に当接体31について説明する。当接体31は、給紙カセット11に載置される記録紙51の寸法誤差や寸法変化を許容した上で、記録紙51を所定の位置に案内し、端部位置を揃える部分である。図5に示すように、当接体31は、押圧部材32とガイド部材33とを有している。
前記押圧部材32は、立設部21の記録紙51に面する側、すなわち記録紙51の端部に当接する側の面に取り付けられ、載置された記録紙51の端部を押圧して位置決めする部材である。図4、図5に示すように、押圧部材32の形状は板状とし、幅は立設部21に形成された凹部24に嵌合しうる幅とし、厚みは凹部24に貼設した場合に凹部24から突出して記録紙51を押圧しうる厚みとする。高さは載置される記録紙51の積層される厚みより高く、かつ凹部24の上下方向の高さよりやや低い高さとする。押圧部材32の素材は、記録紙51の端部が当接することによって弾性変形を生じる素材であればよく、例えば、発泡倍率が低く繰り返し変形に強いウレタンフォームからなるスポンジや、天然ゴム等を配合してなるスポンジゴム等を使用することができる。経年変化による弾性力の変化が少ない素材が好ましい。
前記ガイド部材33は、図4、図5に示すように、前記押圧部材32と記録紙51との間に介在するように設けられ、載置される記録紙51を所定の位置に案内する部材である。ガイド部材33は厚さを0.2mm〜1mm程度とした合成樹脂製の薄板状の部材である。前記押圧部材32と略同じ幅のガイド部材基体34と、ガイド部材基体34の両側部に延設される側縁部35とからなる。図5に示すように、ガイド部材基体34の上端部には係止部36を形成しており、係止部36の形状は上端部の両側を突出させて幅広部分を形成した形状である。ガイド部材基体34の上部は、折り目を付けて斜めに屈曲加工して傾斜面を形成し、立設部21に取り付けた状態で、記録紙51の載置位置に対して外向き、すなわち給紙カセット11の外側に向けて屈曲させた形状とする。側縁部35も斜めに屈曲させ、ガイド部材33の内側に貼設する当接部材の側面を覆うようにする。ガイド部材33の素材としては、低摩擦性・非粘着性・耐磨耗性に優れた素材が好ましく、例えばテフロン(登録商標)を用いることができる。
次に当接体31の立設部21への取り付けについて説明する。まず、図5に示すように、当接体31を構成する押圧部材32をガイド部材33の内側に両面テープ等の貼設手段により貼設する。図6に示すように、押圧部材32の下端部とガイド部材33の下端部の位置は合わせるものとする。次に当接体31を立設部21に取り付ける。当接体31の立設部21への取り付けは、まず立設部21の凹部24に対して押圧部材32を貼設する。貼設は両面テープ等の貼設手段により行う。押圧部材32の貼設位置は、押圧部材32の下端部が凹部24の最下部、すなわち立設部21の付け根部分に当接するようにし、載置される記録紙51の枚数が少ない場合でも記録紙51の端部を確実に押圧できるようにする。続いて、ガイド部材33の上部に形成した係止部36を立設部21の係止孔25に係止させる。係止孔25の開口幅は係止部36の幅より狭くしておき、係止部36に形成した幅広部分を変形させるようにして係止孔25に係止部36を差し込むことにより、係止部36は係止孔25の内側に係止され、ガイド部材33の上部が係止孔25に係止されて当接体31が立設部21へ取り付けられる。
上記のように構成した給紙カセット11によれば、以下のような効果を奏する。
ガイド部材33の上部に形成した係止部36を立設部21の係止孔25に係止させたことにより、ガイド部材33の上端部は自由端でなくなるため、記録紙51を給紙カセット11に載置する際にガイド部材33の上部に記録紙51が引っ掛かりにくくなる。このため、ガイド部材33が押圧部材32から剥離したり、脱落することを防止できる。また、記録紙51が押圧部材32に引っ掛かることによる押圧部材32の損傷を防止することもできる。
ガイド部材33の上部に形成した係止部36を立設部21の係止孔25に係止させているため、ガイド部材33の上部は立設部21に係止されているが、完全に固定されておらず、ガイド部材33の上部の可動範囲は確保されている。このため、ガイド部材33の上部は記録紙51が当接した際に自由に動くことができ、記録紙51を所定の位置に案内することができる。
上記のようにガイド部材33の係止部36を立設部21に係止孔25に係止させたことにより、ガイド部材33は押圧部材32から脱落しにくく、かつ、記録紙51を所定の位置に案内する案内機能を十分発揮することができる。
次に本発明の実施例2について説明する。実施例2では、ガイド部材33の上部を屈曲加工せず、弾性変形により自然に湾曲させている点が実施例1と大きく異なる。実施例1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
まず、本実施例2に係るガイド部材33の形状について説明する。図7に示すように、ガイド部材33の上部には、実施例1と同様に、上端部の両側を突出させて幅広部分を形成した係止部36を形成するが(図5参照。)、ガイド部材33の上部には屈曲加工による折り目は付けず、自然状態のままとする。
前記ガイド部材33を立設部21へ取り付ける場合については、まず、実施例1と同様に、当接体31を構成する押圧部材32をガイド部材33の内側に貼設した後、立設部21の凹部24に対して押圧部材32を貼設する(図5参照。)。次に、ガイド部材33の上部に形成した係止部36を立設部21の係止孔25に係止させる。ガイド部材33の上部は屈曲加工されておらず、自然状態のままであるので、図7に示すように、ガイド部材33の弾力に抗して上部を記録紙の載置位置に対して外向きに湾曲させた形状、すなわち、給紙カセット11の外側に向けて湾曲させた形状とし、その状態で係止部36を係止孔25に差し込む。係止部36は係止孔25の内側に係止され、ガイド部材33の上部が弾性変形して、記録紙の載置位置に対して外向きに滑らかに湾曲した状態で立設部21に取り付けられる。
以上説明したように、上記実施例2に係る給紙カセット11によれば、ガイド部材33の上部には屈曲加工による折り目は付けず、弾性変形させて滑らかに湾曲させることとしたため、記録紙51を載置する場合に、湾曲部によって記録紙51を所定の位置に円滑に案内することができる。また、ガイド部材33の上部に折り目を付ける屈曲加工を行う必要がないため、屈曲加工を行う手数を削減することができ、給紙カセット11の組み立てが容易となる。
次に本発明の実施例3について説明する。実施例3では、ガイド部材33の下部に係止部37が形成され、ガイド部材33の下部が基体22に係止されている点が実施例1と大きく異なる。実施例1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
まず、本実施例3に係るガイド部材33の形状について説明する。ガイド部材33の上部には、図8に示すように、上端部の両側を突出させて幅広部分を形成した係止部36を形成する。また、ガイド部材33の下部は、ガイド部材基体34を下方に延出させるとともに、下端部の両側を突出させて幅広部分を形成した係止部37を形成する。
次に基体22について説明すると、基体22には前記ガイド部材33の下部に形成した係止部37が係止される係止孔26を形成する。基体22に形成される係止孔26は、図8に示すように、形状はスリット状であり、形成される位置は、立設部21の付け根付近であって、押圧部材32の下端部に隣接する位置とする。
次に前記ガイド部材33を立設部21へ取り付ける場合について説明する。実施例1とは異なり、押圧部材32はガイド部材33の内側に貼設する必要はなく、押圧部材32を立設部21の凹部24に対して貼設する。そして、ガイド部材33の上部に形成した係止部36を立設部21の係止孔25に係止させ、次にガイド部材33の下部に形成した係止部37を基体22の係止孔26に係止させる。係止孔26の開口幅は係止部37の幅より狭くしておく。各係止部36、37に形成した幅広部分を変形させるようにして係止孔25、26に係止部36、37を差し込むことにより、各係止部36、37は各係止孔25、26の内側に係止される。ガイド部材33の上部と下部は、各係止孔25、26に係止されて立設部21と基体22へ取り付けられるため、ガイド部材33と押圧部材32とを貼設する必要はなく、ガイド部材33は立設部21と基体22とに確実に取り付けられる。
以上説明したように、上記実施例3に係る給紙カセット11によれば、ガイド部材33の上部及び下部に形成された係止部36、37を、立設部21と基体22に形成された係止孔25、26に係止することにより、ガイド部材33を立設部21と基体22に係止させたため、ガイド部材33と押圧部材32とを貼着手段等によって固定する工程が不要となり、給紙カセット11の組み立てが容易となる。
尚、本発明に係る給紙カセット11は上記各実施例に限定されず、例えば以下のように変更することができる。
立設部21の形状やガイド部材33の形状は、上記実施例の形状に限定されない。例えば、ガイド部材33の形状は押圧部材32の正面(記録紙側の面)を被覆するような形状であればよい。
また、係止部36の形状は各実施例で説明した形状に限定されず、係止孔25に係止できる形状であればよい。また、係止孔25の開口部の形状を、例えば上に凸又は下に凸の形状としてもよい。凸形状の係止孔25の場合、係止孔25の幅広部分から係止部36を差し込み、係止孔25の幅狭部分に移動させて係止部36を係止してもよい。この場合、係止部36の差し込みが容易であり、しかも係止部36が係止孔25から抜脱しにくい。これは係止孔26と係止部37についても同様である。
更に、本実施例では、規制部材としてのサイドガイド13aについて説明したが、サイドガイド13bや、載置する記録紙51の後端部に当接する規制部材としてのエンドガイド14について本発明のようにすることもできる。
画像形成装置としての複合機41の斜視簡略図。 本発明の実施例1に係る給紙カセット11の斜視簡略図。 給紙カセット11の平面簡略図。 規制体としてのサイドガイド13aの斜視簡略図。 当接体31の拡大斜視図。 図4の6−6線における断面図。 実施例2におけるサイドガイド13aの断面図。 実施例3における規制体の斜視図。 図7の9−9線における断面図。 従来の給紙カセットに係る規制体の斜視簡略図。 図10の11−11線における断面図。
符号の説明
11 給紙カセット
12 フラッパ
13a、13b 規制体としてのサイドガイド
14 規制体としてのエンドガイド
15 サイドガイド用レーン
16 エンドガイド用レーン
17 ピックアップローラ
21 立設部
22 基体
23 位置調節部
24 凹部
25、26 係止孔
31 当接体
32 押圧部材
33 ガイド部材
34 ガイド部材基体
35 側縁部
36、37 係止部
41 画像形成装置としての複合機
42 画像読取部
43 画像記録部
44 給紙部
45 記録紙排出トレイ
46 原稿押えカバー
47 自動給紙装置
48 原稿排出トレイ
49 原稿トレイ
51 記録紙
61 規制体
62 立設部
63 当接体
64 押圧部材
65 ガイド部材

Claims (3)

  1. 記録紙を所定の位置に案内する規制体を備えた給紙カセットであって、
    前記規制体に設けられる当接体は、
    規制体の記録紙に面する側に設けられ、載置された記録紙の端部を押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材と記録紙との間に介在し、少なくとも上部に係止部が形成され、前記規制体に形成された係止孔に前記係止部が差し込まれることにより、上部が規制体に係止されるガイド部材と、
    を備えていることを特徴とする給紙カセット。
  2. 規制体の上部に形成された係止孔に、ガイド部材の上部の係止部を係止することにより、ガイド部材の上部を記録紙の載置位置に対して外向きに湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  3. ガイド部材の下部に係止部が形成され、規制体の下部に形成された係止孔に前記下部の係止部を係止することにより、ガイド部材の下部が規制体に係止されていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の給紙カセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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