JP2007250170A - 磁気抵抗信号振幅によって磁気記録ディスクドライブ内のヘッド・ディスク間接触を決定するシステムおよび方法 - Google Patents

磁気抵抗信号振幅によって磁気記録ディスクドライブ内のヘッド・ディスク間接触を決定するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気抵抗読取りヘッドからの信号を使用して、ディスクドライブ内のヘッド・ディスク間接触(HDC)を決定するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】磁気記録ディスク10、回転するディスクの表面近傍で維持される空気軸受スライダ13、スライダ上の磁気抵抗読取りヘッド60、および読取りヘッドとディスク表面の間の間隔を変えるヘッド浮上高アクチュエータ80を有する磁気記録ディスクドライブ内の、ヘッド・ディスク間接触(HDC)を決定するに際し、ディスク表面に実質的に垂直な軸線の周りでディスクを回転させる工程と、空気軸受スライダ13を回転するディスク10の表面の近傍で維持する工程と、約0〜3MHzの周波数範囲全体にわたって読取りヘッド60からのMR信号の振幅を検出する工程と、検出された振幅が所定の閾値よりも大きいとき、HDCを決定する工程を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気記録ディスクドライブに関し、より具体的には、読取り/書込みヘッドまたはヘッドキャリアのディスクとの接触を決定するシステムおよび方法に関する。
磁気記録ハードディスクドライブは、ディスクに対してデータの読取りおよび/または書込みを行うヘッドキャリアに載置された、読取り/書込みトランスデューサまたはヘッドを使用する。ヘッドキャリアは、典型的には、サスペンションによってアクチュエータアームに取り付けられ、かつサスペンションによってディスク表面に非常に近接して位置付けられた空気軸受スライダである。典型的には、ディスクドライブ内には多量のディスクがあり、その各ディスク表面と関連付けられたスライダ・サスペンション・アセンブリを備える。
ヘッドとディスク表面の間の分離は、浮上高と呼ばれる。スライダは、ディスクの回転によって生成された空気のクッションまたは軸受にスライダが乗るようにする、ディスクに面する空気軸受面(ABS)を有する。スライダは、サスペンション上の屈曲部に取り付けられ、サスペンションは、スライダに負荷力を印加して空気軸受力と反作用させるとともに、スライダの「ピッチ」および「ロール」を可能にする、ロードビームを包含する。スライダ、およびすなわち浮上高の浮上の動力学は、ディスクの回転速度、スライダのABSの空気力学的形状、サスペンションによってスライダに印加される負荷力、およびサスペンションによってスライダに印加されるピッチおよびロールのトルクなどの要因によって影響を受ける。
ディスクドライブは、動作中にヘッドの「クラッシュ」を生じさせる恐れがある、スライダ・ディスク・インターフェースにおける不具合の影響を受けやすい。これにより、ディスクドライブのデータの損失または完全故障が生じることがある。ヘッドクラッシュは、必ずしも防ぐことができるとは限らないので、スライダとディスクの接触、または、ヘッド・ディスク間接触(HDC)と総称される、読取りヘッドまたは書込みヘッドとディスクとの接触が、検出可能または予測可能であることが重要である。HDC検出回路群で判断されるような、差し迫ったヘッドクラッシュの場合、重要なデータを手動でまたは自動的にバックアップすることができるように、警告が提供されるべきである。1つのタイプのHDC警告システムは、SMART(Self−Monitoring Analysis and Reporting Technology)を使用するディスクドライブに組み入れることができる。
米国特許第5,991,113号明細書 米国特許出願公開第2005/0024775号明細書 米国特許第6,611,399号明細書 米国特許第6,570,730号明細書 米国特許第6,775,103号明細書 米国特許第5,276,573号明細書 米国特許第6,344,949号明細書 米国特許第5,021,906号明細書
ヘッドとディスク表面の間の間隔を変えるために、浮上高アクチュエータを用いるディスクドライブが提案されてきた。1つのタイプの浮上高アクチュエータは、スライダ上でヘッドの近傍に配置された電気抵抗性のヒーターを備える熱アクチュエータである。電力がヒーターに印加されると、ヒーターは膨張し、ヘッドの「突出」を引き起こし、したがってディスク表面により近づく。スライダに対してヘッドを移動させる他の浮上高アクチュエータとしては、静電マイクロアクチュエータおよび圧電アクチュエータが挙げられる。やはり熱、静電気、または圧電技術に基づく別のタイプの浮上高アクチュエータは、スライダのABSの気流または形状を変更することによって、ヘッド・ディスク間隔を変える。浮上高アクチュエータを有するディスクドライブでは、浮上高アクチュエータを正確に制御することができるように、HDCの立上りを決定できることが重要である。
HDCを決定する方法は、ディスクドライブの構成要素、特にスライダのABSおよび浮上高アクチュエータの、ヘッド・ディスク試験機を用いた設計および試験の間でも重要である。
これらの理由すべてに関して、磁気記録ディスクドライブ内のHDCを信頼性高く決定するためのシステムおよび方法が必要とされる。
本発明は、磁気抵抗(MR)読取りヘッドからの信号を使用して、ディスクドライブ内のHDCを決定するシステムおよび方法である。本方法は、スライダ・サスペンション・アセンブリおよび浮上高アクチュエータの設計および試験を容易にするための、ヘッド・ディスク試験機または「スピンスタンド」における用途、ならびに、HDCの前に修正動作を行う、かつ/または浮上高アクチュエータを制御するための、ディスクドライブにおける用途を有する。本発明は、さらに、浮上高アクチュエータ、低域フィルタ、およびMR信号のためのコンパレータ回路を有する、磁気記録ディスクドライブである。フィルタの出力が閾値を越えるとき、コンパレータ回路出力はHDCの立上りを示す。コンパレータ回路出力は、デジタルプロセッサまたはコントローラに入力される。コントローラは、HDCの立上りを決定するか、またはHDCが生じていることを決定すると、浮上高アクチュエータにヘッド・ディスク間隔を増加させるか、またはデータ書込みの禁止などの修正動作を行わせるのに使用することができる、制御信号を生成する。本発明は、ディスク上に磁気転移が存在することを必要とせず、したがって、ディスク上に記録データがあってもなくても操作可能である。MR信号の振幅は、一般に約3MHz未満である低周波数で検出され、これは記録データの周波数よりもかなり低いので、MR信号は本質的にこの低周波間隔でのノイズである。
本発明の本質および利点に対するより十分な理解のため、以下の詳細な説明を添付図面と併せて参照されたい。
本発明によれば、磁気記録ディスクドライブ内のヘッド・ディスク間接触(HDC)を信頼性高く決定することができる。
本発明は、磁気記録ディスクドライブだけでなく、磁気記録ディスクドライブのヘッド・ディスク・インターフェースを設計および試験するためにディスクドライブの製造に使用される、ヘッド・ディスク試験機または「スピンスタンド」にも適用可能である。本発明は、ヘッド・ディスク間隔の能動的な制御を有さない従来のディスクドライブ、ならびに、スライダに対して読取り/書込みヘッドを移動させるか、またはスライダの空気軸受面(ABS)の気流もしくは形状を変更してヘッド・ディスク間隔を制御する、ヘッド浮上高アクチュエータを備えたディスクドライブに適用可能である。
図1は、磁気記録ディスクドライブの概略ブロック図である。ディスクドライブは、磁気記録層をそれぞれ含む表面11および12を備えた、磁気記録ディスク10を包含する。ディスク10は、スピンドル6に載置され、ディスク表面11および12に垂直な軸線の周りでスピンドルモータ8によって回転される。ヘッドキャリアまたはスライダ13は、ディスク10の表面11の近傍に位置付けられる。スライダ13は、ディスク表面11に向いている空気軸受面(ABS)20および後端22を有する空気軸受スライダである。スライダ13は、その後端22上で読取り/書込みトランスデューサまたはヘッド21を支持して、ディスク表面11上の磁気媒体に対してデータの読取りおよび書込みを行う。ヘッド21は、誘導書込みエレメント、すなわちヘッド70と、MR読取りエレメント、すなわちヘッド60とを有する、デュアルエレメントヘッドである。スライダ13は、サスペンション15によってアクチュエータアーム14に取り付けられる。サスペンション15は、ディスク表面11に向かってスライダ13を付勢するばね力を提供する。読取り/書込みヘッドをやはり支持する第2のヘッドキャリアまたはスライダ17は、ディスク10の表面12上に位置付けられ、サスペンション19によってアクチュエータアーム14に取り付けられる。
アクチュエータアーム14は回転式アクチュエータ27に取り付けられる。アクチュエータは、典型的には、固定磁界の中で移動可能なコイルを備える回転式のボイスコイルモータ(VCM)であり、コイルの移動の方向および速度は、ハードディスク・コントローラ29から供給されるモータ電流信号によって制御される。ディスク10が回転すると、回転式アクチュエータ27は、各ディスク表面11および12の上で、ほぼアーチ形の経路でスライダ13および17を半径方向内向きおよび外向きに移動させるので、読取り/書込みヘッドは、データの読取りまたは記録が所望される磁気記録層の異なる部分にアクセスすることができる。アクチュエータ27およびスピンドルモータ8はどちらも、ディスクドライブハウジング9の一部に装着される。
図2は、ディスク10の表面11の上におけるスライダ13の端部の断面図である。矢印100の方向にディスク10が回転することにより、スライダ13のABSとディスク表面11の間に空気軸受が生成される。ディスクドライブの動作中、空気軸受は、サスペンションのわずかなばね力を平衡させ、スライダ13を、小さくかつ実質的に一定の間隔だけディスク表面11からわずかに離して支持する。図2はまた、読取り/書込みヘッド21、すなわち磁気抵抗(MR)読取りヘッド60および書込みヘッド70を示す。書込みヘッド70は、2つの書込み磁極72および73の間に配置されたコイル71を備えた誘導書込みヘッドである。
スライダ13は、さらに、読取り/書込みヘッド21とディスク表面11の間の間隔を変える浮上高アクチュエータを包含する。図2に示すタイプの浮上高アクチュエータは、浮上高コントローラ(FHC)82に電気的に接続され、かつそれによって制御される電気抵抗性の発熱体またはヒーター80を備えた熱アクチュエータである。FHC82は、可変抵抗器の設定を制御することなどにより、ヒーター80に対する電流または電圧の量を制御する電源である。電流が増加すると、ヒーター80は膨張し、MR読取りヘッド60と書込みヘッド70の磁極端72および73とをABSから「突出」させ、したがって、破線102で示すようにディスク表面11により近づける。FHC82は、ディスクドライブの動作中にヘッドの浮上高を所望の範囲内に維持するため、ヒーター80の温度を監視する温度フィードバック制御回路を包含してもよい。
熱浮上高アクチュエータは、特許文献1(米国特許第5,991,113号)および特許文献2(米国特許出願公開2005/0024775号)に記載されている。スライダに対してヘッドを移動させる他の浮上高アクチュエータとしては、特許文献3(米国特許第6,611,399号)に記載されているような静電マイクロアクチュエータ、ならびに特許文献4(米国特許第6,570,730号)に記載されているような圧電アクチュエータが挙げられる。別のタイプの浮上高アクチュエータは、スライダのABSの気流または形状を変更することによってヘッド・ディスク間隔を変える。このタイプの浮上高アクチュエータとしては、特許文献5(米国特許第6,775,103号)に記載されているような熱アクチュエータ、特許文献6(米国特許第5,276,573号)および特許文献7(米国特許第6,344,949号)に記載されているような静電アクチュエータ、ならびに特許文献8(米国特許第5,021,906号)に記載されているような圧電アクチュエータが挙げられる。
図1を再び参照すると、ディスクドライブの様々な構成要素は、デジタルコントローラ29が生成する制御信号によって制御される。コントローラ29は、論理制御回路、記憶装置、およびマイクロプロセッサを包含するデジタル信号プロセッサである。コントローラ29は、スピンドルモータ・コントローラ30に対する電力線23上の制御信号、アクチュエータ27に対する電力線28上のトラック・フォローイングおよびトラック・シーク制御信号、ならびにFHC82に対する電力線83上の制御信号など、様々な駆動動作に対する制御信号を生成する。
ディスク表面11からのデータはMR読取りヘッド60で読み取られる。MR信号はアンプ37によって増幅される。アンプ37および他の読取り信号処理回路群、ならびにMR読取りヘッド60に対してセンス電流またはバイアス電流を生成する回路群は、典型的には、アクチュエータアーム14上に配置された集積回路モジュール18(図1)の一部である。モジュール18は、読取り/書込みヘッド21との相互接続をできるだけ短く維持するために、それに近接して配置され、したがってアーム電子モジュールと呼ばれる。MRアンプ37からの出力は、読取り/書込み(R/W)チャネル25に送られ、そこで、MR読取りヘッド60からのアナログ信号が、ディスク表面11の磁気記録層に記録されるデータを表すデジタル信号へと処理される。R/Wチャネル25は、典型的には、自動ゲイン制御、アナログ/デジタル変換、およびデジタルデータ検出のための回路群を包含する。
データは、R/Wチャネル25およびライトアンプ39を介して誘導書込みヘッド70に送られた書込み信号によって、ディスク表面11の磁気記録層に書き込まれる。誘導書込みヘッド70は、記録データを表す一連の磁気転移を記録する。ライトアンプ39は、典型的にはアーム電子モジュール18内に配置される。ディスクドライブは、さらに、何らかのイベント、典型的には外部衝撃または差し迫ったヘッドクラッシュが発生すると、データの書込みを禁止する能力を包含してもよい。これは、コントローラ29からR/Wチャネル25への電力線58上の書込み禁止(WRITE INHIBIT)信号によって達成される。
電力線28上のトラック・フォローイングおよびシーク制御信号は、入力ヘッド位置誤差信号(PES)に応じてサーボ制御アルゴリズムを実行するコントローラ29によって生成される。MR読取りヘッド60は、典型的にはデータセクタ間に埋め込まれた均等な角度を成して離間したサーボセクタにおいて、ディスクに記録されたヘッド位置サーボ情報を読取る。MRアンプ37からのこのアナログサーボ出力は、復調器38によって復調され、アナログ/デジタル(A/D)変換器40によってデジタル位置誤差信号(PES)に変換される。電力線28上のトラック・フォローイングおよびシーク制御信号は、デジタル/アナログ変換器(DAC)32に送られ、そこでアナログ電圧信号に変換され、VCMドライバ34に出力される。次に、VCMドライバ34は、対応する電流パルスをVCMアクチュエータ27のコイルに送り、VCMアクチュエータ27は、アーム14を半径方向内向きおよび外向きに旋回させて、スライダ13および17を、各ディスク表面11および12上の所望のデータトラックまで移動させ、そこに位置付ける。
本発明は、MR信号を使用して、ディスクドライブ内のヘッド・ディスク間接触(HDC)を決定するシステムおよび方法である。用語「ヘッド・ディスク接触」、すなわちHDCは、読取りヘッド60、書込みヘッド70、または後端22などのスライダのある部分が、ディスク表面11に接触していることを意味する。HDCを「決定する」という用語は、HDCの立上りを検出する、またはHDCが生じているもしくは生じようとしていると判断することを意味する。
本発明は、ディスク上に磁気転移が存在することを必要としない。MR信号の振幅は、一般に約3MHz未満である低周波数で検出される。これは、記録データの周波数よりもかなり低いので、MR信号は本質的にこの低周波数でのノイズである。図3は、特定のHGA(「ヘッド・ジンバル・アセンブリ」、読取り/書込みヘッドを備えたサスペンションおよびスライダを包含するシステム)に対してヒーター80に印加された、様々なレベルの電力に対する一連のMR信号周波数スペクトルを示す。アコースティックエミッション(AE)センサは、AE信号をMR信号周波数スペクトルと相関させるために、HGAを支持するアームに載置されたものである。この例では、監視されているディスクの領域は直流消去され、したがって磁気転移を含んでいなかった。しかし、本システムおよび方法は、データが記録されたディスクにも十分に適用可能である。図3では、トレース200の群は、ヒーター電力がすべて約92mW未満であるMR信号を表し、したがってHDCを有さない。トレース202は、116mWのヒーター電力が印加された場合のMR信号を表し、1MHz未満の信号によって示されるように、HDCの立上りを示す。トレース204および206は、それぞれ113mWおよび147mWのヒーター電力レベルにおけるMR信号であり、HDCを有する周波数スペクトルである。図3では、示された周波数範囲は0〜10MHzである。ただし、重要な周波数範囲は、HGAの機械的特性に応じて約3MHz未満である。約5MHzよりも上では、HDCでのノイズレベルはHDCを有さない場合のノイズレベルと融合し、したがって、この特定のHGAについては、約5MHzを越える周波数ではMR信号はHDCを決定できないことに留意すべきである点も興味深い。
DET(ダイナミック電気試験機)としても知られるヘッド・ディスク試験機では、このシステムは、ディスクに磁気転移を記録しなくてもよいので追加のハードウェアを必要とせず、また、試験信号を書込み、かつ読取りヘッドで試験信号を検出する必要がないので、試験時間が減少されるという利点を有する。書込み電流を必要としないので、このこともまた、書込みによって誘発される磁極端の突出という潜在的な影響を排除する。さらに、MR信号は、ディスク上のヘッドの半径方向位置、ディスクのRPM、およびディスクの種類(金属基板またはガラス基板)など、他の多くの要因に対しては敏感でないため、異なるディスクドライブおよび異なるスライダ・サスペンション・アセンブリに関して、検出するのが比較的容易である。
本発明の方法が、ヘッド・ディスク試験機またはスピンスタンドに使用された場合、ディスクドライブ構成要素の設計を容易にする。浮上高アクチュエータを備えていないディスクドライブの場合、この方法により、特定のスライダ・サスペンション・アセンブリ、スライダ設計、および空気軸受形状を評価できるようになる。調査すべきアセンブリまたはスライダを試験機内に配置することで、上述したやり方で、HDCが決定されるまでディスクの回転速度を減少させて、スライダの浮上特性を評価することができる。浮上高アクチュエータを備えたディスクドライブの場合、この方法により、HDCが生じるFHC信号の値、例えば、熱アクチュエータに対するヒーター電力を決定することによって、特定の浮上高アクチュエータを評価できるようになる。また、この方法は、データが記録されたディスクおよび記録されていないディスクに適用可能なので、磁気記録層を有さないディスクにもこの方法を使用することができる。
図3に示すデータは、XY位置決めを備えた日立ハイテク電子エンジニアリング株式会社(Hitachi DECO)製のRH−4160E DETなどの、ヘッド・ディスク試験機またはスピンスタンドを使用して、MR信号を、DETの内部スペクトルアナライザ、または市販の外部スペクトルアナライザもしくはデジタルオシロスコープのいずれかに入力して蓄積された。他のタイプのスピンスタンドとしては、ガジック・テクニカル・エンタープライズ(Guzik Technical Enterprises)製のGuzikモデルV2002XY位置決めスピンスタンドが挙げられる。ルクロイ社(LeCroy Corporation)から入手可能なものなどの、デジタルオシロスコープおよびデジタルディスクドライブアナライザは、アナログ/デジタル変換器(ADC)でMR信号をデジタル化して、マイクロプロセッサのメモリに格納されるデータセットを作成する。データセットは処理され、ディスプレイに送られる。さらに、デジタル信号の複雑な処理は、高速デジタル信号処理回路によって行うことができる。オシロスコープまたはアナライザは、多くの有用な時間領域機能(例えば、立上り時間、パルス幅、振幅)、周波数スペクトル、および他のパラメータを抽出することができ、したがって所望の周波数範囲内のMR信号振幅を計算することができる、プログラム可能な信号解析ソフトウェアを包含する。
しかし、本発明の方法は、ディスクドライブに組み入れることもできる。図4に示すように、MRアンプ37からのMR信号は、3MHz未満の周波数のみを通過させる低域フィルタ(LPF)102に送られる。LPF出力104は、所定の閾値を表す固定の入力105も有するコンパレータ回路106に入力される。コンパレータ出力108は、アナログ/デジタル変換器(ADC)110に、次にデジタルコントローラ29に入力される。MR信号振幅104が閾値105よりも大きい場合、コンパレータ出力108はHDCを表す。次の表1は、様々なレベルのヒーター電力に対する正規化されたLPF102からの出力を示しており、ヒーター電力ゼロ(HDC無し)に対するLPF出力は1.00である。
Figure 2007250170
狭い特定範囲内、例えば0.5〜1.5MHzのMR信号を検出することが望ましい場合、帯域フィルタ(BPF)がLPF102の代わりに使用されてもよい。また、コンパレータ回路106は、高いか低いかのいずれかであり得る1つの入力電圧および1つの出力電圧を有するシュミットトリガであってもよい。入力がある低い閾値よりも低いとき、出力は低く、入力がより高いある閾値よりも高いとき、出力は高く、また、入力が2つの閾値の間にあるとき、出力はその値を保持する。この具体例では、シュミットトリガのより高い閾値は、それよりも上でHDCが決定される閾値を表す。単一の入力閾値を備えたコンパレータ回路と比べた場合のシュミットトリガの利点は、シュミットトリガはより安定しているという点である。入力閾値が1つのみの場合、その閾値近傍のノイズのある入力信号が急速にあちこちに切り換わって(アナログ回路内の「スクエギング」として知られる現象)、その結果、出力が低い値から高い値へとあちこちに切り換わることがある。
閾値は、表1に示すデータに基づいて選択することができる。例えば、HDCでのMR信号が第1の振幅(約4)で、HDCを有さないMR信号が第2の振幅(1.0)である場合、閾値は、第1および第2の振幅の差の何%か、例えば25%であるように選択され、第2の振幅に加算されることができる。したがって、この特定のHGAに対する本例において、閾値は、1.00に差(3.0)の25%を加えたもの、すなわち1.75となるので、MR信号が1.75よりも大きければ、それはHDCを示す。別の方法として、表1から分かるように、HDCにおけるLPF出力には、突然のほぼ階段状の増加がある。したがって、特定のHGAに対して十分なデータサンプルが得られた場合、閾値は、データを検査することによって直接決定することができる。この方法を用いて、表1を検査することにより、閾値を約1.5に設定できることが示される。
図4は、システムのアナログの具体例を示す。ただし、本発明はデジタル技術を用いて実現することもできる。デジタルオシロスコープまたはディスクドライブアナライザによって行われるのと同じデジタル信号処理技術およびデータ解析を、コントローラ29にプログラムすることができる。したがって、コントローラ29は、R/Wチャネル25からのデジタル化されたMR信号を解析し、計算された振幅を所定の閾値と比較する。これは、ディスクドライブ用のマイクロコード(ファームウェア)またはDET試験機用のカスタムモジュールによって実現することができる。
いずれの具体例においても、HDCが決定されると、コントローラ29は1つまたは複数の信号を生成して、修正動作を行う。一実施例では、電力線58上の信号は、差し迫ったヘッドクラッシュのため書込みヘッド70がデータを書込むのを防止する、R/Wチャネル25に送られる「書込み禁止」信号である。別の実施例では、電力線83上の信号は、ヒーター電力を減少させてヘッドをディスクから離れる方向に移動させるように、FHC82に報知する。
好ましい実施形態に関して本発明を特定して示し、記載してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく形態および詳細を様々に変更してもよいことが、当業者には理解されるであろう。したがって、開示される発明は単に例示目的のものであり、その範囲は、添付の特許請求の範囲に明記されるものによってのみ限定されるものと見なされる。
磁気記録ディスクドライブの概略ブロック図である。 ディスクの表面の上における空気軸受スライダの端部の断面図であり、スライダ上の熱浮上高アクチュエータ、読取りヘッド、および書込みヘッドを示す。 熱浮上高アクチュエータに印加された、異なるレベルの電力に対するMR信号周波数スペクトルを示す図である。 本発明によるHDCを決定する方法を組み入れる磁気記録ディスクドライブの概略ブロック図である。
符号の説明
6…スピンドル、
8…スピンドルモータ、
9…ディスクドライブハウジング、
10…磁気記録ディスク、
11、12…ディスク表面、
13、17…スライダ、
14…アクチュエータアーム、
15、19…サスペンション、
18…集積回路モジュール、
20…空気軸受面(ABS)、
21…読取り/書込みヘッド、
22…後端、
23、28、58…電力線、
25…読取り/書込み(R/W)チャネル、
27…VCMアクチュエータ、
29…ハードディスク・コントローラ、
30…スピンドルモータ・コントローラ、
32…デジタル/アナログ変換器(DAC)、
34…VCMドライバ、
37…アンプ、
38…復調器、
39…ライトアンプ、
40…アナログ/デジタル(A/D)変換器、
60…磁気抵抗(MR)読取りヘッド、
70…書込みヘッド、
71…コイル、
72、73…書込み磁極、
80…ヒーター、
82…浮上高コントローラ(FHC)、
102…低域フィルタ(LPF)、
106…コンパレータ回路、
110…アナログ/デジタル変換器(ADC)。

Claims (18)

  1. 磁気記録ディスク、回転する前記ディスクの表面近傍で維持される空気軸受スライダ、前記スライダ上の磁気抵抗(MR)読取りヘッド、および前記ヘッドと前記ディスク表面の間の間隔を変えるヘッド浮上高アクチュエータを有する磁気記録ディスクドライブ内の、ヘッド・ディスク間接触(HDC)を決定する方法であって、
    前記ディスク表面に実質的に垂直な軸線の周りで前記ディスクを回転させる工程と、
    前記空気軸受スライダを前記回転するディスクの前記表面の近傍で維持する工程と、
    約0〜3MHzの周波数範囲全体にわたって前記ヘッドからのMR信号の振幅を検出する工程と、
    前記検出された振幅が所定の閾値よりも大きいとき、HDCを決定する工程と、を含む方法。
  2. 前記MR信号の振幅を検出しながら、前記浮上高アクチュエータを起動させて、前記ヘッドと前記ディスク表面の間の間隔を減少させる工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクチュエータを起動させる工程が前記間隔を連続的に減少させる工程を含み、前記MR信号の振幅を検出する工程が、前記間隔が減少されるのにしたがって前記振幅を連続的に検出する工程を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ディスクドライブが書込みヘッドを包含し、HDCが決定されると、前記書込みヘッドによる書込みを禁止する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. HDCが決定されると、前記浮上高アクチュエータを起動させて、前記ヘッドと前記ディスク表面の間の間隔を増加させる工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ヘッド浮上高アクチュエータが、前記スライダ上に配置され、かつ、熱アクチュエータ、静電アクチュエータ、および圧電アクチュエータの1つである、請求項1に記載の方法。
  7. HDCを有する第1のMR信号振幅およびHDCを有さない第2のMR信号振幅を測定することにより、前記所定の閾値を選択する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記所定の閾値を、前記第2の測定されたMR信号振幅に、前記第1および第2の測定されたMR信号振幅の差の25%を加算したものよりも大きなものとして選択する工程をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記空気軸受スライダを前記回転するディスクの前記表面の近傍で維持する工程が、前記スライダを、前記回転するディスクの記録された磁気転移を有さない部分の近傍で維持する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 回転可能な磁気記録ディスクと、
    前記ディスクが回転しているとき、前記ディスクの表面の近傍で維持される空気軸受スライダと、
    前記スライダ上の磁気抵抗(MR)読取りヘッドと、
    前記読取りヘッドと前記ディスク表面の間の間隔を変える浮上高アクチュエータと、
    約3MHz未満の周波数で前記読取りヘッドからのMR信号の振幅を検出するフィルタと、
    前記フィルタの出力側に接続された、前記MR信号振幅を閾値と比較するコンパレータであって、その出力側がHDCを表す、またはHDCがないことを表すコンパレータと、
    を備えるヘッド・ディスク間接触(HDC)を決定するシステム。
  11. HDCを報知するデジタルコントローラと、前記コンパレータの前記出力側を前記コントローラに接続するアナログ/デジタル変換器とをさらに備える、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記スライダ上の書込みヘッドをさらに備え、前記コントローラが、書込みを禁止するように前記書込みヘッドに報知することによりHDCを報知する、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記コントローラが、前記読取りヘッドと前記ディスク表面の間の間隔を増加させるように前記浮上高アクチュエータに報知することによりHDCを報知する、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記ヘッド浮上高アクチュエータが、前記スライダ上に配置され、かつ、熱アクチュエータ、静電アクチュエータ、および圧電アクチュエータの1つである、請求項10に記載のシステム。
  15. 前記閾値が、第2の測定されたMR信号振幅に、HDCを有する前記MR信号振幅とHDCを有さない前記MR信号振幅の差の25%を加算したものよりも大きい、請求項10に記載のシステム。
  16. 前記空気軸受スライダが、前記回転するディスクの記録された磁気転移を有さない部分の近傍で前記読取りヘッドを維持する、請求項10に記載のシステム。
  17. 前記ディスクが磁気記録層を有さない、請求項10に記載のシステム。
  18. 前記システムがヘッド・ディスク試験機である、請求項10に記載のシステム。
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