JP2007249713A - 印刷装置及び印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は各種の記録媒体の使用が可能な印刷装置、及び当該印刷装置を使用した印刷システムに関し、特に印刷装置がセンサ等で検知できない情報を用紙名等に基づいて事前登録することによって、自動検知できない情報も含めた用紙の自動給紙を行う印刷装置、及び印刷システムを提供するものである。
【解決手段】 本発明はネットワークに接続されたホスト機器から印刷データを読み出し、印刷装置に転送し、印刷出力を行う印刷システムであり、予め設定した用紙名と用紙属性データを印刷装置の記憶手段に記憶させ、ホスト機器から利用者が指定した用紙名の情報を印刷装置に送信することによって用紙属性データも自動的に定まり、容易に用紙の設定処理を行うことができると共に、用紙の種類を詳細に設定することができ、意図しない用紙に誤って印刷を行うことを防止できる構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明はネットワークに接続されたホスト機器から印刷データを読み出し、印刷装置に転送し、印刷出力を行う印刷システムであり、予め設定した用紙名と用紙属性データを印刷装置の記憶手段に記憶させ、ホスト機器から利用者が指定した用紙名の情報を印刷装置に送信することによって用紙属性データも自動的に定まり、容易に用紙の設定処理を行うことができると共に、用紙の種類を詳細に設定することができ、意図しない用紙に誤って印刷を行うことを防止できる構成である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、各種の記録媒体の使用が可能な印刷装置、及び当該印刷装置を使用した印刷システムに関する。
今日、コンピュータネットワークが広く使用され、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークに印刷装置(以下、プリンタ装置で示す)を接続し、ホスト機器から印刷データを供給して印刷出力を行うシステムが広く使用されている。
このような印刷システムに使用されるプリンタ装置は、記録媒体として各種の用紙が使用される。例えば、普通紙以外に再生紙やOHP紙、地紋入り用紙等が使用され、更にサイズや紙厚等が異なる用紙も使用される。このため、プリンタ装置には複数の給紙装置が設けられ、各給紙装置に異なる種類の用紙、又は同じ種類の用紙を収納し、利用者が必要に応じて用紙を選択して使用している。
また、特許文献1には自動用紙種類選択に基づき原稿サイズを検出し、自動的に給紙する用紙サイズを決定し、更に自動カラー選択に基づき自動カラー選択機能を使用して画像処理を行う発明が開示されている。
特開平11−202689号公報
従来、給紙装置にセットされた用紙の種別をセンサで自動検知させようとすると、コスト面で非常に不利になるため、用紙サイズ以外の検知は行っていない。例えば、7段の給紙装置を備えるプリンタ装置を例とし、以下の種別の用紙をセットした場合を考える。
サイズ 色 用紙種 用紙厚 その他
1段目 A4 白 普通紙 普通
2段目 A4 白 普通紙 普通
3段目 A4 白 再生紙 薄め
4段目 B4 白 普通紙 普通
5段目 A4 透明 OHP −−
6段目 A4 白 普通紙 厚め 地紋入り
7段目 A4 白 普通紙 普通 裏紙
この場合、センサで自動検知する情報は用紙サイズであり、例えば「A4サイズ 普通紙」の情報のみ取得することになる。このため、第1段目の用紙が欠乏すると、上記情報に従って自動的に第2段目、第3段目、第6段目、第7段目と給紙装置を自動選択する。
1段目 A4 白 普通紙 普通
2段目 A4 白 普通紙 普通
3段目 A4 白 再生紙 薄め
4段目 B4 白 普通紙 普通
5段目 A4 透明 OHP −−
6段目 A4 白 普通紙 厚め 地紋入り
7段目 A4 白 普通紙 普通 裏紙
この場合、センサで自動検知する情報は用紙サイズであり、例えば「A4サイズ 普通紙」の情報のみ取得することになる。このため、第1段目の用紙が欠乏すると、上記情報に従って自動的に第2段目、第3段目、第6段目、第7段目と給紙装置を自動選択する。
しかし、例えば第3段目(薄紙)や第6段目(厚紙)の用紙のように、使用に適さない用紙も選択される。すなわち、用紙の厚さによって、定着温度を変更する必要があるにも関わらず、同じ定着温度によって熱定着処理を行うことになる。
また、利用者から見ると、利用したい用紙の種類を一意に決めたい場合もある。例えば、社外へ出す正式文書は、会社ロゴの地紋が入った用紙を利用する必要がある。一方、掲示物などに利用する場合には色紙を使用したい。さらに、裏紙、OHP紙は、両面印刷には適さない用紙もある。
また、管理者から見ると、試し印刷には、裏紙や再生紙を使用し、社内向けの文書は両面印刷を利用させたい。
そこで、本発明は印刷装置に用紙をセットする際、印刷装置がセンサ等で検知できない情報を用紙名等に基づいて事前登録することによって、自動検知できない情報も含めた自動給紙を行う印刷装置、及び印刷システムを提供するものである。
そこで、本発明は印刷装置に用紙をセットする際、印刷装置がセンサ等で検知できない情報を用紙名等に基づいて事前登録することによって、自動検知できない情報も含めた自動給紙を行う印刷装置、及び印刷システムを提供するものである。
上記課題は本発明によれば、ネットワークに接続されたホスト機器と、該ホスト機器から出力される印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置とを備える印刷システムにおいて、前記ホスト機器は、前記印刷装置に収納される複数の用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを設定する設定手段と、該用紙名と用紙属性データを前記印刷装置に送信し、前記印刷装置に記憶させる第1の送信手段と、指定された用紙名の情報を印刷データと共に前記印刷装置に送信する第2の送信手段とを有し、前記印刷装置は、前記第1の送信手段によって送信された用紙名及び用紙属性データを記憶する記憶手段と、前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行う印刷処理手段とを有する印刷システムを提供することによって達成できる。
このように構成することにより、用紙名のみを指定することによって用紙属性データも自動的に定まり、容易に用紙の設定処理を行うことができる。また、用紙の種類を詳細に設定することができ、意図しない用紙に誤って印刷を行うことを防止できる。
また、上記第1の送信手段によって送信される用紙属性データには、例えば両面印刷の指示情報が含まれる構成である。このように構成することにより、両面印刷の指示情報も用紙属性データに含ませることができる。
上記課題は本発明によれば、ホスト機器が接続されたネットワークに接続された印刷装置であって、前記ホスト機器から送信される用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを受信する第1の受信手段と、該用紙名と用紙属性データを記憶する記憶手段と、前記用紙名の情報と共に、前記ホスト機器から送信される印刷データを受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段によって受信した用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行い印刷処理手段とを有する印刷装置を提供することによって達成できる。
このように構成することにより、印刷装置においても用紙名のみを指定することによって用紙属性データも自動的に定まり、容易に用紙の設定処理を行うことができる。
上記課題は本発明によれば、ネットワークに接続されたホスト機器と、該ホスト機器から出力される印刷データに基づいて印刷処理を行う複数の印刷装置とを備える印刷システムにおいて、前記ホスト機器は、前記印刷装置に収納される複数の用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを設定する設定手段と、該用紙名と用紙属性データを前記印刷装置に送信し、前記印刷装置に記憶させる第1の送信手段と、指定された用紙名の情報を印刷データと共に前記印刷装置に送信する第2の送信手段とを有し、前記複数の印刷装置の中で、管理を行う印刷装置は、前記第1の送信手段によって送信された用紙名及び用紙属性データを記憶する記憶手段と、前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行い印刷処理手段と、前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙名の情報が存在しない場合、他の印刷装置に前記印刷データを転送する転送手段とを有する印刷システムを提供することによって達成できる。
上記課題は本発明によれば、ネットワークに接続されたホスト機器と、該ホスト機器から出力される印刷データに基づいて印刷処理を行う複数の印刷装置とを備える印刷システムにおいて、前記ホスト機器は、前記印刷装置に収納される複数の用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを設定する設定手段と、該用紙名と用紙属性データを前記印刷装置に送信し、前記印刷装置に記憶させる第1の送信手段と、指定された用紙名の情報を印刷データと共に前記印刷装置に送信する第2の送信手段とを有し、前記複数の印刷装置の中で、管理を行う印刷装置は、前記第1の送信手段によって送信された用紙名及び用紙属性データを記憶する記憶手段と、前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行い印刷処理手段と、前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙名の情報が存在しない場合、他の印刷装置に前記印刷データを転送する転送手段とを有する印刷システムを提供することによって達成できる。
このように構成することにより、センタとなる印刷装置によって複数の印刷装置の情報を一括して管理でき、利用者はより多くの紙種の用紙を利用することができる。
本発明によれば、用紙名のみを指定することによって用紙属性データも自動的に設定でき、容易に用紙の設定処理を行うことができると共に、用紙の種類を詳細に設定することができ、意図しない用紙に誤って印刷を行うことを防止できる。
また、センタとなる印刷装置によって複数の印刷装置の情報を一括して管理でき、利用者はより多くの紙種の用紙を利用することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(実施形態1)
図2は本実施形態の印刷システム全体の概要を説明する図である。
(実施形態1)
図2は本実施形態の印刷システム全体の概要を説明する図である。
同図において、ホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)とプリンタ装置1はLAN等のネットワークによって接続されている。また、LAN等のネットワークにはデスクトップパソコン2、及び3も接続されている。
パーソナルコンピュータ(PC)には、ドライバがインストールされ、アプリケーションに従って作成した印刷データを上記プリンタ装置1に対応した中間コードに変換し、プリンタ装置1に出力する。
図3は上記構成のホスト機器(PC)のディスプレイ画面であり、用紙名設定の設定画面を示す。本例のプリンタ装置1は7段の給紙装置を有し、第1段目の給紙装置から第7段目の給紙装置まで用紙名の設定、及び対応する情報の入力をホスト機器(PC)が行う。
以下に示す例は、上記7段の給紙装置に設定する用紙名、及び対応する用紙属性情報を示す。尚、用紙名に対応する用紙属性情報として、以下に示す用紙種、用紙厚、色、その他種別、及び両面制御の有無がある。
用紙名 用紙種 用紙厚 色 その他 両面制御
第1給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 強制画面
第2給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 強制両面
第3給紙装置 再生紙 再生紙 標準(45〜64kg/m2) 白 任意
第4給紙装置 普通紙B4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 強制両面
第5給紙装置 OHP OHP 標準(64〜80kg/m2) 白 両面不可
第6給紙装置 地紋入り 普通紙 標準(80〜100kg/m2) 白 地紋入り 両面不可
第7給紙装置 裏紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 裏紙 両面不可
尚、上記用紙名は、例えば利用者がその名前を確認することによって、当該用紙の種別を判別できる名称である。また、用紙種としては、例えば普通紙、裏紙、再生紙、OHP紙等の用紙の種類を示す。また、用紙厚は用紙の厚さを指定し、例えば普通紙は64〜80kg/m2である。また、色は用紙の色を指定し、白、青、赤等で指定する。
第1給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 強制画面
第2給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 強制両面
第3給紙装置 再生紙 再生紙 標準(45〜64kg/m2) 白 任意
第4給紙装置 普通紙B4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 強制両面
第5給紙装置 OHP OHP 標準(64〜80kg/m2) 白 両面不可
第6給紙装置 地紋入り 普通紙 標準(80〜100kg/m2) 白 地紋入り 両面不可
第7給紙装置 裏紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 裏紙 両面不可
尚、上記用紙名は、例えば利用者がその名前を確認することによって、当該用紙の種別を判別できる名称である。また、用紙種としては、例えば普通紙、裏紙、再生紙、OHP紙等の用紙の種類を示す。また、用紙厚は用紙の厚さを指定し、例えば普通紙は64〜80kg/m2である。また、色は用紙の色を指定し、白、青、赤等で指定する。
さらに、その他種別は、例えば地紋入り、プレプリント、裏紙等の情報であり、上記3つの情報では選別できない紙種を特定するための項目である。最後に、両面制御は、強制的に両面印刷する場合、両面印刷できない場合、或いは任意である場合の設定項目である。上記設定情報(用紙属性データ)はホスト機器(PC)からプリンタ装置1に転送される。
次に、本例の処理動作を説明する。
図1は本例の処理動作を説明するフローチャートである。尚、同図にも示すように、前述の設定情報(用紙属性データ)はホスト機器(PC)からプリンタ装置1に転送され、プリンタ装置1の不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)に登録されている。
図1は本例の処理動作を説明するフローチャートである。尚、同図にも示すように、前述の設定情報(用紙属性データ)はホスト機器(PC)からプリンタ装置1に転送され、プリンタ装置1の不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)に登録されている。
先ず、ホスト機器(PC)にドライバがインストールされると(ステップ(以下、Sで示す)1)、ホスト機器(PC)はプリンタ装置1と接続され(S2)、自動的にプリンタ装置1の装置構成情報と共に、上記用紙属性データも不揮発性メモリから読み出され、ホスト機器(PC)のドライバに読み出される(S3)。すなわち、前述の図2に示すよう用紙名と当該用紙名に対応する情報がプリンタ装置1の不揮発メモリからホスト(PC)のプリンタドライバに読み出される。
次に、キーボードやマウスを操作して用紙名リストの作成を行う(S4、S5)。図4はプリンタドライバの設定画面例であり、当該設定画面には従来の「用紙サイズ」、「紙種」、「給紙装置」の設定に代えて「用紙名」の項目が設定可能であり、ここにプリンタ装置1から取得した「用紙名」が選択肢として表示される。前述の例では、「普通紙A4」、「再生紙」、「普通紙B4」、「OHP紙」、「地紋入り」、及び「裏紙A4」の6種を順次表示することができる。
図5に示すフローチャートは、上記処理を詳しく説明するフローチャートである。先ず、前述のように用紙属性データを取得すると(ステップ(以下、STで示す)1)、用紙名単位で情報を取り出す(ST2)。例えば、「普通紙A4」を指定する場合、利用者はこの用紙名をボタン5を操作して選択し、対応する情報を自動的に取り出す。
この場合、利用者は用紙名を指定する際、対応する属性を容易に理解できる名称に設定しており、例えば「普通紙A4」の指定によって対応する属性情報(用紙種、用紙厚、色、その他種別、両面制御の各情報)を容易に把握することができる。すなわち、「普通紙A4」の指定によって、普通紙、標準(64〜80kg/m2)、白、強制画面印刷の属性情報を容易に把握することができる。
次に、両面印刷の判断を行う(ST3)。上記「普通紙A4」の場合、両面制御は「強制画面印刷」に設定されており、両面印刷をオンに固定して対応するボタン6の設定を不可とする(ST4)。一方、図6に示すように「OHP」が指定された場合、両面印刷不可の指定であり、両面印刷をオフに固定して対応するボタン6の設定を不可とする(ST5)。尚、両面制御が「任意」の場合には、上記ボタン6の操作に基づいて両面印刷又は片面印刷の設定を行い、リストへの追加処理を行う(ST6)。
尚、「地紋入り」、「裏紙A4」の用紙を指定する場合、「両面設定:両面不可」により、「両面印刷」がオフ固定となり、「普通紙B4」を選択する場合、「両面設定:強制両面」の設定により、「両面設定」がオン固定となる。
以上のようにして、用紙名の指定が行われ、必要な両面印刷の有無の設定が行われると、ホスト機器(PC)は印刷データに用紙名の情報を追加して、印刷データをプリンタ装置1に転送する(S6、S7、S8)。
プリンタ装置1は転送された用紙名の情報から、当該用紙の属性を判別し、印刷処理のための設定を行う(S9、S10)。例えば、紙種によって定着温度の制御や、用紙搬送速度、現像バイアス電圧等を制御する。その後、上記設定に基づいて用紙への印刷を実行する(S11)。
また、上記印刷実行により用紙を順次使用し、当該用紙が欠乏すると以下の処理を行う。例えば、前述の例の場合には、「普通紙A4」を使用して印刷実行する際、第1給紙装置の用紙が無くなると、自動的に同じ「普通紙A4」がセットされている第2給紙装置からの給紙に切り替わる。しかし、第2給紙装置の用紙も無くなった時、本例では次の給紙装置には自動的に移動せずに、例えば「用紙無し」のメッセージを行う。このように制御することにより、誤った種類の用紙による印刷を防止する。
以上のように、本例によれば用紙名のみを指定することによって用紙属性データも自動的に定まるので、容易に用紙の設定処理を行うことができる。また、用紙の種類を細かく設定でき、意図しない用紙に誤って印刷されることを防止できる。
さらに、誤った両面印刷等の設定を自動で抑止でき、用紙によっては、強制的に両面印刷を行わせることができ、ランニングコストの低減を図ることができる。
尚、上記例では、第1〜7給紙装置について説明したが、MFP(マルチファンクションプリンタ)や手差し給紙のように、1つの給紙装置で複数の用紙の利用を行うことができる装置も考慮し、図7に示すように給紙装置とは別によく利用する用紙を同様に登録して利用する構成としてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
尚、上記例では、第1〜7給紙装置について説明したが、MFP(マルチファンクションプリンタ)や手差し給紙のように、1つの給紙装置で複数の用紙の利用を行うことができる装置も考慮し、図7に示すように給紙装置とは別によく利用する用紙を同様に登録して利用する構成としてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
図8は本実施形態の印刷システム全体の概要を説明する図である。同図において、ホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)とプリンタ装置A〜CはLAN等のネットワークによって接続されている。また、前述の実施形態と同様、LAN等のネットワークにはデスクトップパソコン2、及び3も接続されている。
ここで、3台のプリンタ装置A〜Cにおいて、その管理をプリンタ装置Aが行うものとする。また、それぞれのプリンタ装置は、以下のように用紙がセットしてあるものとする。
用紙名 用紙種 用紙厚 色 その他 両面制御
<プリンタ装置A>
第1給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第2給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第3給紙装置 再生紙 再生紙 薄め(45〜64kg/m2) 白 強制両面
<プリンタ装置B>
第1給紙装置 普通紙B4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第2給紙装置 普通紙A3 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第3給紙装置 普通A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
<プリンタ装置C>
第1給紙装置 地紋入り 普通紙 厚め(80〜100kg/m2) 白 地紋 両面不可
第2給紙装置 はがき はがき 厚い(100〜140kg/m2)白 しない
第3給紙装置 OHP OHP 標準(64〜80kg/m2) 白 する
次に、本例の処理動作を説明する。
<プリンタ装置A>
第1給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第2給紙装置 普通紙A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第3給紙装置 再生紙 再生紙 薄め(45〜64kg/m2) 白 強制両面
<プリンタ装置B>
第1給紙装置 普通紙B4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第2給紙装置 普通紙A3 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
第3給紙装置 普通A4 普通紙 標準(64〜80kg/m2) 白 任意
<プリンタ装置C>
第1給紙装置 地紋入り 普通紙 厚め(80〜100kg/m2) 白 地紋 両面不可
第2給紙装置 はがき はがき 厚い(100〜140kg/m2)白 しない
第3給紙装置 OHP OHP 標準(64〜80kg/m2) 白 する
次に、本例の処理動作を説明する。
図9は本例の処理動作を説明するフローチャートである。尚、本例においても前述の設定情報(用紙属性データ)はホスト(PC)からプリンタ装置に転送され、プリンタ装置の不揮発性メモリに登録される。また、本例ではホスト機器(PC)で設定された用紙属性データは対応するプリンタ装置A〜Cに転送され、それぞれのプリンタ装置内の不揮発性メモリに登録される。
先ず、ホスト機器(PC)にドライバがインストールされると(ステップ(以下、STPで示す)1)、ホスト機器(PC)はプリンタ装置Aと接続され(STP2)、自動的にプリンタ装置Aの装置構成情報と共に、上記用紙属性データもホスト機器(PC)のドライバに読み出される(STP3)。
次に、キーボードやマウスを操作して用紙名リストの作成を行う(STP4、STP5)。この場合、前述と同様、プリンタ装置Aから取得した情報に基づいて、例えば「普通紙A4」、「再生紙」、「普通紙B4」、「普通紙A3」、「OHP紙」、「地紋入り」、及び「はがき」の7種を順次表示する。
次に、用紙名の指定が行われ、必要な両面印刷の有無の設定が行われると、印刷データに用紙名の情報を追加してプリンタ装置1に転送される(STP6〜STP8)。プリンタ装置Aは転送された用紙名の情報から、当該用紙の属性を判別し、印刷処理のための設定を行う(STP9、STP10)。
次に、当該用紙が収納されたプリンタ装置を選別する(STP11)。例えば、指定された用紙名がプリンタ装置Aに収納されている用紙である場合、上記設定に基づいて用紙への印刷実行を行う。
一方、プリンタ装置Aに収納されている用紙ではない場合、プリンタ装置B又はCに収納されているか判断する。そして、当該用紙がプリンタ装置Bに収納されている場合、用紙名の情報と共に印刷データをプリンタ装置Bに転送する(STP12)。この場合、プリンタ装置Bでは、転送された用紙名の情報から、当該用紙の属性を判別し、印刷処理のための設定を行い(STP13、STP14)、用紙属性をエンジンにセットし、印刷実行する(STP15)。
尚、用紙がプリンタ装置Cに収納されている場合も同様であり、当該用紙名の情報と共に、印刷データをプリンタ装置Cに転送し、プリンタ装置Cによって、転送された用紙名の情報から、当該用紙の属性を判別し、印刷処理のための設定を行い(STP12〜STP14)、用紙属性をエンジンにセットし、印刷を実行する(STP15)。
以上のように、本例によればセンタとなるプリンタ装置(例えば、プリンタ装置A)が、複数のプリンタ装置の情報を一括して管理するので、利用者はより多くの種類の用紙を利用することができる。
尚、上記例ではセンタとなるプリンタ装置が複数のプリンタ装置を管理する場合について述べたが、別にサーバPCを設置し、サーバPCで情報の管理を行う構成としてもよい。
また、同じ用紙が複数のプリンタ装置に収納されている場合の選択基準を特に示さないが、例えば印刷速度、ランニングコスト、現在の利用状況等を条件に優先順位を決める構成としてもよい。
1・・・プリンタ装置
2、3・・・デスクトップパソコン
5、6・・・ボタン
PC・・・ホスト機器(パーソナルコンピュータ)
2、3・・・デスクトップパソコン
5、6・・・ボタン
PC・・・ホスト機器(パーソナルコンピュータ)
Claims (6)
- ネットワークに接続されたホスト機器と、該ホスト機器から出力される印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷装置とを備える印刷システムにおいて、
前記ホスト機器は、
前記印刷装置に収納される複数の用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを設定する設定手段と、
該用紙名と用紙属性データを前記印刷装置に送信し、前記印刷装置に記憶させる第1の送信手段と、
指定された用紙名の情報を印刷データと共に前記印刷装置に送信する第2の送信手段とを有し、
前記印刷装置は、
前記第1の送信手段によって送信された用紙名及び用紙属性データを記憶する記憶手段と、
前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行う印刷処理手段とを有することを特徴とする印刷システム。 - 前記第1の送信手段によって送信される用紙属性データには両面印刷の指示情報が含まれることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- ホスト機器が接続されたネットワークに接続された印刷装置であって、
前記ホスト機器から送信される用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを受信する第1の受信手段と、
該用紙名と用紙属性データを記憶する記憶手段と、
前記用紙名の情報と共に、前記ホスト機器から送信される印刷データを受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信した用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行う印刷処理手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記第1の受信手段によって受信される用紙属性データには両面印刷の指示情報が含まれることを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
- ネットワークに接続されたホスト機器と、該ホスト機器から出力される印刷データに基づいて印刷処理を行う複数の印刷装置とを備える印刷システムにおいて、
前記ホスト機器は、
前記印刷装置に収納される複数の用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを設定する設定手段と、
該用紙名と用紙属性データを前記印刷装置に送信し、前記印刷装置に記憶させる第1の送信手段と、
指定された用紙名の情報を印刷データと共に前記印刷装置に送信する第2の送信手段とを有し、
前記複数の印刷装置の中で、管理を行う印刷装置は、
前記第1の送信手段によって送信された用紙名及び用紙属性データを記憶する記憶手段と、
前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行う印刷処理手段と、
前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙名の情報が存在しない場合、他の印刷装置に前記印刷データを転送する転送手段とを有することを特徴とする印刷システム。 - ホスト機器が接続されたネットワークに接続された複数の印刷装置の中で管理を行う印刷装置であって、
前記ホスト機器から送信される用紙名、及び該用紙名に対応する用紙属性データを受信する第1の受信手段と、
該用紙名と用紙属性データを記憶する記憶手段と、
前記用紙名の情報と共に、前記ホスト機器から送信される印刷データを受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信した用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙属性データを読み出し、印刷処理を行う印刷処理手段と、
前記第2の送信手段によって送信された用紙名の情報から前記記憶手段を参照し、対応する用紙名の情報が存在しない場合、他の印刷装置に前記印刷データを転送する転送手段とを有することを特徴とする印刷装置。
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ID=38593922
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006073567A Withdrawn JP2007249713A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 印刷装置及び印刷システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011187015A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システムおよび印刷指示端末 |
JP2015074117A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2006
- 2006-03-16 JP JP2006073567A patent/JP2007249713A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011187015A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システムおよび印刷指示端末 |
US8736872B2 (en) | 2010-03-11 | 2014-05-27 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming system and print instruction terminal |
JP2015074117A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
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