JP2007249490A - 障害ログ自動選択収集方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られた資源を用いて確実に障害の原因にかかわるログ情報を収集可能な障害ログ自動選択収集方法および装置を提供する。
【解決手段】障害が表出した時点で実行されていた障害モジュールが構成表において占める位置を特定する障害位置特定手順と、障害モジュールに対応する節点から遡って構成表を探索することにより、障害モジュールに至る経路を構成表上の節点の連なりとして推定し、経路上に位置する構成表の節点をログ収集対象の節点として選択する選択手順と、再現試験の際に、ソフトウェアを構成する各モジュールの実行に応じてモジュールにかかわるログ情報を収集するログ収集手順と、ログ収集手順で収集されたログ情報がログ収集対象の節点に対応するか否かを判定する判定手順と、収集されたログ情報がログ収集対象の節点に対応しない旨の判定結果に応じて、ログ情報に至るまでの経路について収集されたログ情報を廃棄するログ廃棄手順とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータソフトウェアの障害にかかわるログ情報を収集するための障害ログ自動選択収集方法および装置に関する。
ソフトウェアの規模の大小にかかわらず、ソフトウェアの実行中に発生した障害を解決するためには、障害に至るまでの過程を追跡し、障害の原因を特定する必要がある。
このために、例えば、障害の原因を探るために再現試験を行う際などに、プログラムを構成する各モジュール間の関係を示すコールツリー(あるいは構成表)の各節点の通過に応じて履歴を示すログ情報を収集する方法が用いられている。また、呼び出された処理プログラムの処理から呼出元の処理プログラムの処理に戻る際に、呼出先の処理プログラムにおけるエラーコードを通知することにより、エラーが発生したプログラムが属する階層にかかわらず、最上位の階層の処理プログラムにおいて、エラー内容を把握できるようにした技術も提案されている(特許文献1参照)。
また、チャネル制御装置のように、複数の同等なハードウェアが並列に動作するような情報処理装置では、任意のハードウェア(例えば、サブチャネル制御装置)にかかわる入出力動作にかかわる履歴情報のみを選択的に記録することにより、解析対象となる履歴情報を制限する技術も提案されている(特許文献2参照)。
従来から、このようなログ情報の収集は、一定の容量を持つバッファをリングバッファとして、収集したログ情報を循環的に書き込むことによって行われるのが一般的である。
このようなリングバッファを用いてログ情報を収集した場合には、ソフトウェアの障害の原因となった事象の発生から障害があからさまに表出されるまでの過程に対応するログ情報の量が、リングバッファに割り当てられた記憶容量を超えない限り、障害の表出からログ情報を順次に遡って追跡することにより、障害の原因を特定することが可能である。
特開平2−66644号公報 特開昭57−189229号公報
ところで、複雑で大規模なソフトウェアでは、障害の原因となる事象が発生してから目に見える障害が発生するまでに、膨大な過程が存在する場合がある。例えば、メモリアクセスの例外処理などでは、障害の原因となるメモリ内容の破壊が起きてから、このメモリへの別のモジュールによる参照などに応じて障害が表出するまでに、非常に多くの過程を経ている場合がある。
このような場合に、コールツリーの各節点の通過に応じて全てのログ情報を網羅的に収集していたのでは、ソフトウェアの障害の原因となった事象の発生から障害があからさまに表出されるまでの過程に対応するログ情報の量が、リングバッファに割り当てられた記憶容量を超えてしまう可能性がある。つまり、障害の原因を示すログ情報が新たに収集されたログ情報によって上書きされ、目的とするログ情報を取りこぼしてしまう可能性が高い。
そして、ログ情報から障害の原因を特定することができなかった場合には、大規模なソフトウェアの構造を表す構成表を人手で辿って原因を絞り込んでいき、現象を再現するための再現環境を構築した上で再現実験を行うなどの方策が必要となり、多大な労力の投入が必要となる。
とはいえ、情報処理装置に備えられているメモリなどの資源は有限であるので、収集されるログ情報の全てを格納可能なほどの大容量のバッファを設けることは明らかに現実的でない。
本発明は、限られた資源を用いて確実に障害の原因にかかわるログ情報を収集可能な障害ログ自動選択収集方法および装置を提供することを目的とする。
本発明にかかわる障害ログ自動選択収集方法は、障害位置特定手順と、選択手順と、ログ収集手順と、判定手順と、ログ廃棄手順とから構成される。
本発明にかかわる障害ログ自動選択収集方法の原理は、以下の通りである。
情報処理システムによって実行されるソフトウェアにかかわる障害の原因を特定するための再現試験で障害にかかわる過程を表す障害ログ情報を収集する障害ログ自動選択収集方法において、障害位置特定手順は、ソフトウェアの実行にかかわる障害の表出に応じて、障害の表出した時点で実行されていた障害モジュールがソフトウェアを構成する複数のプログラムエントリおよびこれらのプログラムエントリを構成する複数のモジュール相互の関係を示す構成表において占める位置を特定する。選択手順は、障害モジュールに対応する節点から遡って構成表を探索することにより、障害モジュールに至る経路を構成表上の節点の連なりとして推定し、経路上に位置する構成表の節点をログ収集対象の節点として選択する。ログ収集手順は、再現試験の際に、ソフトウェアを構成する各モジュールの実行に応じてモジュールにかかわるログ情報を収集する。判定手順は、ログ収集手順で収集されたログ情報がログ収集対象の節点に対応するか否かを判定する。ログ廃棄手順は、収集されたログ情報がログ収集対象の節点に対応しない旨の判定結果に応じて、ログ情報に至るまでの経路について収集されたログ情報を廃棄する。
このように構成された障害ログ自動選択収集方法の動作は、下記の通りである。
ソフトウェアの実行中の障害の発生に応じて、障害位置特定手順と選択手順とにより、このソフトウェアの構成表において、障害が発生したて障害モジュールに至る経路を構成する節点がログ収集対象として選択される。
そして、再現試験の際に、ログ収集手段によって新たなログ情報が収集されるごとに、判定手順により、この新たなログ情報がログ収集対象の節点に対応するか否かが判定され、ログ収集対象の節点に対応しないと判定された場合には、この新たなログ情報に先立って該当する経路に沿って収集されたログ情報がログ廃棄手順によって廃棄される。
このように、障害が表出したモジュールに至る前に上述した経路から外れた節点に対応するモジュールに遷移した処理の流れにかかわるログ情報を、例えば、上述したモジュールの呼出元のプログラムエントリまで遡って廃棄することにより、上述した選択手順によって選択されたログ収集対象の節点からなる経路に沿って遷移した処理の流れに関してログ収集手順によって収集されたログ情報のみが最終的に残される。
本発明にかかわる第1の障害ログ自動選択収集装置は、構成表と、障害位置特定手段と、選択手段と、ログ収集手段と、判定手段と、ログ廃棄手段とから構成される。
本発明にかかわる第1の障害ログ自動選択収集装置の原理は、以下の通りである。
情報処理システムによって実行されるソフトウェアにかかわる障害の原因を特定するための再現試験で障害にかかわる過程を表す障害ログ情報を収集する障害ログ自動選択収集装置において、構成表は、ソフトウェアを構成する複数のプログラムエントリおよびこれらのプログラムエントリを構成する複数のモジュール相互の関係を示す。障害位置特定手段は、ソフトウェアの実行にかかわる障害の表出に応じて、障害の表出した時点で実行されていた障害モジュールが構成表において占める位置を特定する情報を取得する。選択手段は、障害モジュールに対応する節点から遡って構成表を探索することにより、障害モジュールに至る経路を構成表上の節点の連なりとして推定し、経路上に位置する構成表の節点をログ収集対象の節点として選択する。選択情報保持手段は、構成表を構成する各節点について、選択手段によってログ収集対象として選択されたか否かを示す選択情報を保持する。ログ収集手段は、再現試験の際に、ソフトウェアを構成する各モジュールの実行に応じてモジュールにかかわるログ情報を収集し、バッファに蓄積する。判定手段は、選択情報保持手段に保持された選択情報に基づいて、ログ収集手段で収集されたログ情報がログ収集対象の節点に対応するか否かを判定する。ログ廃棄手段は、収集されたログ情報がログ収集対象の節点に対応しない旨の判定結果に応じて、ログ情報に至るまでの経路についてバッファに蓄積されたログ情報を廃棄する。
このように構成された第1の障害ログ自動選択収集装置の動作は、下記の通りである。
ソフトウェアの実行中に何らかの障害が発生すると、障害位置特定手段により、障害が発生した障害モジュールが構成表において占める位置が特定され、選択手段により、この障害モジュールに至る経路上にあるログ収集対象の節点が選択されて、これらの節点を示す選択情報が選択情報保持手段に保持される。
そして、再現試験の際に、ログ収集手段によって新たなログ情報が収集されるごとに、上述した選択情報に基づいて、判定手段により、新たに収集されたログ情報が上述した障害モジュールに至る経路上の節点にかかわるログ情報であるか否かが判定され、上述した経路から外れた節点にかかわるログ情報が収集されると、ログ廃棄手段により、このログ情報に先立ってバッファに蓄積された一連のログ情報が、例えば、該当するモジュールの呼出元であるプログラムエントリに対応する節点にまで遡って廃棄される。
したがって、バッファには、障害モジュールに至る経路を外れずに辿って遷移した場合のログ情報のみが選択的に残される。
本発明にかかわる第2の障害ログ自動選択収集装置の原理は、以下の通りである。
上述した第1の障害ログ自動選択収集装置において、選択情報保持手段は、設定レジスタの一部を用いて構成される。
このように構成された第2の障害ログ自動選択収集装置の動作は、下記の通りである。
例えば、設定レジスタの各ビットが構成表の各節点に対応付けられ、選択手段による選択結果に応じて、各節点に対応する設定レジスタのビットをセットすることにより、ログ収集対象の節点が示される。
本発明にかかわる第3の障害ログ自動選択収集装置は、上述した第1の障害ログ自動選択収集総理において、エラー情報収集手段と、種類決定手段とを備え、ログ収集手段に要素情報収集手段を備えて構成される。
本発明にかかわる第3の障害ログ自動選択収集装置の原理は、以下の通りである。
上述した第1の障害ログ自動選択収集装置において、エラー情報収集手段は、障害の発生に応じて、障害に関するエラー情報を収集する。種類決定手段は、エラー情報収集手段によって収集されたエラー情報に基づいて、それぞれ要素情報の組み合わせが異なる複数種類のログ情報セットから適切なログ情報セットを決定し、決定したログ情報セットを示す情報をログ収集手段に通知する。要素情報収集手段は、ログ収集手段は、種類決定手段からの通知で指定された情報によって示されるログ情報セットに含まれる各要素情報をそれぞれ収集する。
このように構成された第3の障害ログ自動選択収集装置の動作は、下記の通りである。
障害の発生に応じてエラー情報収集手段によって収集されたエラー情報に基づいて、種類決定手段により、発生したエラーに対応する要素情報の組み合わせを示すログ情報セットが決定され、ログ収集手段に通知される。このログ情報セットで示される少なくとも一つの要素情報が、対応する要素情報収集手段によってログ情報の一部として収集され、バッファに蓄積される。
本発明にかかわる障害ログ自動選択収集方法および装置によれば、構成表に応じて、障害が表出した時点で実行されていたモジュールに至る経路に沿って処理が遷移した場合のログ情報のみを選択的にバッファに残すことができる。
したがって、現実的な容量をログ収集用のバッファに割り当てることにより、確実に障害の原因となった事象を示すログ情報を収集することができるので、障害発生の原因究明に要する労力を大幅に削減し、迅速に対策を講じることが可能となる。
また、本発明にかかわる障害ログ自動選択収集装置において、ログ収集対象とする構成表上の節点を示す情報を、設定レジスタに保持することにより、例えば、補助記憶装置のハードウェアの障害を含む幅広い状況に対処して、確実に障害ログを収集することができる。
更に、発生した障害に応じて、適切な要素情報の組み合わせからなるログ情報を収集することにより、障害の解析に有用な情報を選択的に収集することができるので、ログ情報を蓄積するバッファの容量を更に有効に利用することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明にかかわる障害ログ自動選択収集装置の第1の実施形態を示す。
図1に示した障害ログ自動選択収集装置210は、モジュール処理部201から受け取ったエラー通知とモジュール処理部201に渡されるモジュールコールに基づいて、後述するようにしてエラー通知にかかわるプログラムモジュールにかかわるログ情報を選択的に収集する。
図1に示した障害ログ自動選択収集装置210において、モジュール特定部211は、モジュール処理部201からのエラー通知に基づいて、エラーが発生したプログラムモジュールを特定し、このプログラムモジュールを示す情報をルート追跡処理部212に通知する。また、図1に示した構成表保持部213には、プログラムエントリにおける各プログラムモジュールの関係を示す構成表(図2(a)参照)を表す情報が保持されている。
この構成表に基づいて、図1に示すルート追跡処理部212は、モジュール特定部211から通知されたプログラムモジュールが呼び出された経路を追跡し、この経路上の各プログラムモジュールに対応して選択フラグ保持部214に設けられた選択フラグをセットして、これらのプログラムモジュールがログ収集対象として選択された旨を示す。
このとき、ルート追跡処理部212は、図2(a)に示すように、モジュール特定部211から通知されたプログラムモジュール(例えば、図2(a)において、符号FB22で示す関数B22)から遡って、呼出元のプログラムエントリ(図2(a)において符号PEで示した)に至るまで構成表の木構造を辿っていき、このとき通過した節点にあたるプログラムモジュール(図2(a)において黒い丸印を付して示したFB2、FB)に対応する選択フラグをセットする。
これにより、図2(b)に示すように、選択フラグ保持部214に各プログラムモジュールに対応して設けられた選択フラグのうち、上述した経路上に位置するプログラムモジュールに対応する選択フラグが選択的にセットされる。この選択フラグ保持部214を、例えば、設定レジスタの一部を利用して実現することにより、様々なハードウェアの障害から各プログラムモジュールに対応する選択フラグを示す情報を保護することができ、後述するログ収集処理の確実な実行を保証することができる。
このようにして、ログ情報を収集すべきルートを示す選択フラグが選択フラグ保持部214に設定された後に、試験対象のソフトウェアに関する再現試験が開始される。
モジュール処理部201に送られるモジュールコールに応じて、このモジュールコールで指定されたプログラムモジュールに関するログ情報が図1に示したログ取得部215によって取得され、ログ選択収集部216のログ判別部217を介してバッファ218に蓄積される。
図1に示したログ選択収集部216において、ログ判別部217は、上述したモジュールコールで指定されたプログラムモジュールに対応する選択フラグにより、該当するプログラムモジュールがログ収集対象である旨が示されている場合に、ログ取得部215から渡されたログ情報をバッファ218に渡して蓄積する。一方、選択フラグによってログ収集対象でない旨が示されている場合に、ログ判別部217は、ログ廃棄部219に後述するログ廃棄処理を指示し、これに応じて、ログ廃棄部219は、バッファ218に蓄積されたログの一部を廃棄する。
図3に、ログ情報の選択収集動作を表す流れ図を示す。
図1に示したモジュール処理部201に渡されるモジュールコールに応じて、ログ取得部215により、該当するログ情報が取得され(図3のステップ301,302参照)、ログ選択収集部216に渡される。
図1に示したログ判別部217は、選択フラグ保持部214に上述したモジュールコールで指定されるプログラムモジュールに対応して保持された選択フラグを参照し、渡されたログ情報がログ情報収集対象のプログラムモジュールに対応するか否かを判定する(図3のステップ303参照)。
例えば、モジュールコールによって関数Bに対応するプログラムモジュールが指定された場合に、ログ判別部217により、該当するプログラムモジュールに対応して選択フラグ保持部214に保持された選択フラグ(図2(b)参照)に基づいて、ログ収集対象であると判断され(ステップ303の肯定判定)、ステップ302で取得されたログ情報は、バッファ218に蓄積される(ステップ304)。
その後、プログラムモジュールが実行され(ステップ305)、エラーが発生しなければ(ステップ306の否定判定)、ステップ301に戻って新たなモジュールコールに関する処理が続けられる。
例えば、上述した関数Bに対応するプログラムモジュールを指定したモジュールコールに続いて、関数B2に対応するプログラムモジュールを指定したモジュールコールが入力されると、これに応じて、図1に示したログ取得部215によって取得されたログ情報は、図4(a)に示すように、関数Bに対応するログ情報FBに続いてバッファ218に蓄積される。
このように、上述したルート追跡処理部212によって得られた経路に沿ってプログラムモジュールが呼び出されている限りは、ログ取得部215によって取得されるログ情報(例えば、FB、FB2)は、順次にバッファ218に蓄積される。
一方、上述したようにして、関数B、関数B2に対応するプログラムモジュールにかかわるログ情報が蓄積された後に、関数B21に対応するプログラムモジュールを指定したモジュールコールが入力されると、このプログラムモジュールに対応する選択フラグに基づいて、図1に示したログ判別部217により、このログ情報は収集対象ではないと判断される(ステップ303の否定判定)。
これに応じて、ログ廃棄部219は、構成表保持部213を参照し、ログ判別部217によって収集対象ではないとされたログ情報に対応するプログラムモジュール(例えば、関数B21)が構成表において位置する節点から木構造を遡っていき、呼出元のプログラムエントリに到達するまでの経路上の全ての節点(例えば、図2(a)に示すFB21、FB2)に対応するログ情報を廃棄対象として特定し(ステップ307)、これらのログ情報を廃棄する(ステップ318、図4(a)参照)。
このとき、ログ廃棄部219は、構成表を参照する代わりにモジュールコールを順次に保持しているスタックを参照し、収集対象ではないとされたログ情報に対応するプログラムモジュールの呼出元のプログラムエントリから発行されたモジュールコールの数を取得し、このモジュールコールの数分だけバッファ218の書込ポインタの位置を戻すことにより、これらのモジュールコールに対応するログ情報を一括して廃棄することができる。
このようにして、エラーが表出するプログラムモジュールに至る経路と類似した経路を辿る処理の流れに対応するログ情報を含めて不要なログ情報を廃棄することができるので、障害の表出に応じてステップ306の肯定判定となり、ログ収集処理が終了したときには、図4(b)に示すように、障害が表出するプログラムモジュールに至る経路を辿る処理の流れに対応するログ情報のみが、バッファ218に残されている。
したがって、バッファ218に現実的な容量を割り当てておくことにより、ソフトウェアの規模やその複雑さにかかわらず、確実に、障害の原因となる事象の発生から障害の表出に至るまでの過程を示すログ情報をこのバッファ218から得ることができる。
(第2の実施形態)
図5に、本発明にかかわる障害ログ自動選択収集装置の第2の実施形態を示す。
なお、図5に示す構成要素のうち、図1に示した各部と同等のものについては、図1に示した符号を付して示し、その説明を省略する。
図5に示したエラー情報収集部221は、モジュール処理部201からのエラー通知に応じて、通知されたエラーに関するエラー情報を収集し、ログ種別判定部222の処理に供する。
このログ種別判定部222は、障害を解析する上で注目すべき履歴情報の様々な組み合わせについて予め複数のログ種別を用意しておき、エラー情報収集部221から渡されたエラー情報に基づいて、これらのログ種別から最適なログ種別を判定し、このログ種別を示す種別フラグを種別フラグ保持部223に設定する。
例えば、ログ種別判定部222は、アクセス先のアドレスの履歴に注目するログ種別や書込データの履歴に注目するログ種別とこれらのログ種別ごとに収集対象の要素情報を示す種別フラグを用意しておき、エラー情報に基づいて、必要とされる要素情報の組み合わせに最も近い組み合わせに対応する種別フラグを種別フラグ保持部223に格納する。
また、図5に示したログ編成部224は、ログ取得部215によって取得されたログ情報に含まれる要素情報の中から、上述した種別フラグによって収集対象とされた要素情報を抽出し、抽出した要素情報のみからなるログ情報を生成してログ選択収集部216に渡す。
このようにして、障害の解析に必要とされる要素情報のみからなるログ情報をログ選択収集部216に渡すことにより、このログ選択収集部216に備えられたバッファ218に蓄積されるログ情報の情報量を更に圧縮することが可能となる。
これにより、極めて大規模なソフトウェアにおける複雑なエラー解析を行う場合でも、バッファ218の容量を有効に利用して、真に必要なログ情報を確実に得ることができるので、障害解析作業の効率を大幅に向上させることができる。
以上に説明したように、本発明にかかわる障害ログ自動選択収集方法および装置によれば、障害の発生にかかわるログ情報のみを選択的に収集することが可能であるので、ソフトウェアの規模や複雑さにかかわらず、確実に、障害解析に必要とされる情報を確実に取得し、ソフトウェアの開発および障害に対する対策のための作業を協力に支援することができる。
このような特徴は、大規模化なソフトウェアの開発およびそのようなソフトウェアの保守を行う様々な産業分野において極めて有用である。
本発明にかかわる障害ログ自動選択収集装置の第1の実施形態を示す図である。 選択フラグ設定処理の説明図である。 ログ情報の選択収集動作を表す流れ図である。 ログ情報の選択収集処理を説明する図である。 本発明にかかわる障害ログ自動選択収集装置の第2の実施形態を示す図である。
符号の説明
201 モジュール処理部
210 障害ログ自動選択収集装置
211 モジュール特定部
212 ルート追跡処理部
213 構成表保持部
214 選択フラグ保持部
215 ログ取得部
216 ログ選択収集部
217 ログ判別部
218 バッファ
219 ログ廃棄部
221 エラー情報収集部
222 ログ種別判定部
223 種別フラグ保持部
224 ログ編成部

Claims (4)

  1. 情報処理システムによって実行されるソフトウェアにかかわる障害の原因を特定するための再現試験で障害にかかわる過程を表す障害ログ情報を収集する障害ログ自動選択収集方法において、
    前記ソフトウェアの実行にかかわる障害の表出に応じて、前記障害の表出した時点で実行されていた障害モジュールが前記ソフトウェアを構成する複数のプログラムエントリおよびこれらのプログラムエントリを構成する複数のモジュール相互の関係を示す構成表において占める位置を特定する障害位置特定手順と、
    前記障害モジュールに対応する節点から遡って前記構成表を探索することにより、前記障害モジュールに至る経路を前記構成表上の節点の連なりとして推定し、前記経路上に位置する前記構成表の節点をログ収集対象の節点として選択する選択手順と、
    再現試験の際に、前記ソフトウェアを構成する各モジュールの実行に応じて前記モジュールにかかわるログ情報を収集するログ収集手順と、
    前記ログ収集手順で収集されたログ情報が前記ログ収集対象の節点に対応するか否かを判定する判定手順と、
    収集されたログ情報が前記ログ収集対象の節点に対応しない旨の判定結果に応じて、前記ログ情報に至るまでの経路について収集されたログ情報を廃棄するログ廃棄手順と
    を備えたことを特徴とする障害ログ自動選択収集方法。
  2. 情報処理システムによって実行されるソフトウェアにかかわる障害の原因を特定するための再現試験で障害にかかわる過程を表す障害ログ情報を収集する障害ログ自動選択収集装置において、
    前記ソフトウェアを構成する複数のプログラムエントリおよびこれらのプログラムエントリを構成する複数のモジュール相互の関係を示す構成表と、
    前記ソフトウェアの実行にかかわる障害の表出に応じて、前記障害の表出した時点で実行されていた障害モジュールが前記構成表において占める位置を特定する情報を取得する障害位置特定手段と、
    前記障害モジュールに対応する節点から遡って前記構成表を探索することにより、前記障害モジュールに至る経路を前記構成表上の節点の連なりとして推定し、前記経路上に位置する前記構成表の節点をログ収集対象の節点として選択する選択手段と、
    前記構成表を構成する各節点について、前記選択手段によってログ収集対象として選択されたか否かを示す選択情報を保持する選択情報保持手段と、
    再現試験の際に、前記ソフトウェアを構成する各モジュールの実行に応じて前記モジュールにかかわるログ情報を収集し、バッファに蓄積するログ収集手段と、
    前記選択情報保持手段に保持された選択情報に基づいて、前記ログ収集手段で収集されたログ情報が前記ログ収集対象の節点に対応するか否かを判定する判定手段と、
    収集されたログ情報が前記ログ収集対象の節点に対応しない旨の判定結果に応じて、前記ログ情報に至るまでの経路について前記バッファに蓄積されたログ情報を廃棄するログ廃棄手段と
    を備えたことを特徴とする障害ログ自動選択収集装置。
  3. 請求項2に記載の障害ログ自動選択収集装置において、
    前記選択情報保持手段は、設定レジスタの一部を用いて構成される
    ことを特徴とする障害ログ自動選択収集装置。
  4. 請求項2に記載の障害ログ自動選択収集装置において、
    障害の発生に応じて、前記障害に関するエラー情報を収集するエラー情報収集手段と、
    前記エラー情報収集手段によって収集されたエラー情報に基づいて、それぞれ要素情報の組み合わせが異なる複数種類のログ情報セットから適切なログ情報セットを決定し、決定したログ情報セットを示す情報を前記ログ収集手段に通知する種類決定手段とを備え、
    前記ログ収集手段は、前記種類決定手段からの通知で指定された情報によって示されるログ情報セットに含まれる各要素情報をそれぞれ収集する要素情報収集手段を備えた
    ことを特徴とする障害ログ自動選択収集装置。
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