JP2007248538A - 画像情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル複写機など画像情報機器において、使用時間や印刷枚数など使用履歴データを記録しておく交換ユニット搭載の記録媒体の書き換え回数を低減することにより記録媒体の寿命を長くできるようにする。
【解決手段】不揮発性メモリ1を搭載した着脱可能なカートリッジを備えたデジタル複写機において、エンジン制御部26は、当該デジタル複写機が操作部からの指示で前記カートリッジを交換させるためのユニット交換モードになったときのみ非接触通信部58を介して非接触通信回路10へ使用履歴データを転送し、制御回路2により不揮発性メモリ1内に記憶される使用履歴データを更新するように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロセスカートリッジやトナーカートリッジなど交換ユニットを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など画像情報機器に係わり、特に、交換ユニット内に使用履歴データを記録しておく記録媒体を搭載した画像情報機器に関する。
電子写真方式で画像を形成する、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など、画像情報機器においては、使用することにより感光体やトナー(特にトナー)が消耗する。そのため、従来、利用者やサービス担当者がそのような消耗部品を容易に交換できるようにカートリッジ方式にしたものが広く用いられている。例えば、トナー収納部を交換可能にしたトナーカートリッジ、トナー収納部を含む現像部全体を交換可能にしたプロセスカートリッジ、さらに感光体まで含めて交換可能にしたプロセスカートリッジなどである。
このようなカートリッジでは、使用限界に近づくと、印刷される画像の品質に影響が現れるので、その前の適切な時期に交換できるように、近年では、リサイクル情報や管理用情報などを記録した記録媒体を搭載したカートリッジも使用されるようになってきた。具体的には、カートリッジの使用時間や印刷枚数、内蔵されているトナーの残量データなどを記録媒体に記憶し、カートリッジの交換時期の判断に使用したりする。例えば、印刷枚数を管理する方法では、カートリッジを使用して印刷した枚数をカートリッジごとに計数することによりカートリッジごとの累積印刷枚数を算出し、算出した印刷枚数をカートリッジに内蔵した記録媒体に記録するようにし、その累積印刷枚数が所定の限界印刷枚数に達したとき、カートリッジが交換時期に達したことを報知する。なお、記録媒体への記録の更新は通常、プリントジョブ終了時に行っている。
特許文献1に示された画像形成装置はこのような従来技術の一つであり、カートリッジの限界印刷枚数を画像形成装置本体内の不揮発メモリに、また、印刷動作ごとに計数される累積印刷枚数をカートリッジ内の不揮発メモリに保存する。そして、印刷終了後、累積印刷枚数を限界印刷枚数と比較し、累積印刷枚数が限界印刷枚数を超えた場合、その旨を報知し、その後の印刷動作を禁止させる。限界印刷枚数を画像形成装置本体内の不揮発メモリに保存するようにした1つの理由は限界印刷枚数の変更を容易にするためである。また、複数のカートリッジについて限界印刷枚数を保存するとともに、限界印刷枚数に対応付けて累積印刷枚数を本体内にも保存すればカートリッジの選択使用が可能になるとしている。
特開2002−182532公報
しかしながら、前記した従来技術では、カートリッジ内の記録媒体に記録する使用履歴データをプリントジョブ終了ごとに更新するので、記録媒体への書き換え回数が多くなり、記録媒体の寿命が短縮するという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、使用時間や印刷枚数など使用履歴データを記録しておく交換ユニット搭載の記録媒体の書き換え回数を低減することにより記録媒体の寿命を長くすることができる画像情報機器を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、請求項1記載の画像情報機器は、不揮発性記憶手段を搭載した着脱可能な交換ユニットを備えた画像情報機器において、当該画像情報機器が前記交換ユニットを交換させるためのユニット交換モードになったときに前記不揮発性記憶手段内に記憶される使用履歴データを更新するデータ更新手段を備える。
請求項2記載の画像情報機器は、請求項1記載の画像情報機器において、ユニット交換を指示する操作が検出されたときにユニット交換モードにする交換モード設定手段を備える。
請求項3記載の画像情報機器は、請求項1または2記載の画像情報機器において、前記交換ユニットの使用期限を示す期限情報を記憶しておく記憶手段と、前記期限情報を基に前記交換ユニットが前記使用期限か否かを判定する期限判定手段とを備え、該期限判定手段により前記交換ユニットが前記使用期限であると判定されたときに前記データ更新手段が前記使用履歴データを更新する構成とする。
請求項4記載の画像情報機器は、請求項3記載の画像情報機器において、前記記憶手段は使用期限が近づいていることを示す近期限情報を記憶しておき、前記期限判定手段が前記近期限情報により前記交換ユニットが前記使用期限に近づいていると判定したときに前記データ更新手段が前記使用履歴データを更新する構成とする。
請求項5記載の画像情報機器は、請求項4記載の画像情報機器において、前記データ更新手段が前記使用履歴データ中の一部のデータのみ更新する構成とする。
請求項6記載の画像情報機器は、請求項1、2または3記載の画像情報機器において、前記交換ユニットの交換を促す交換提示手段を備え、前記データ更新手段により前記使用履歴データが更新されたとき、前記交換提示手段が交換ユニットの交換を促す構成とする。
請求項7記載の画像情報機器は、請求項1または2記載の画像情報機器において、装着された前記交換ユニットを取り外せない状態にロックするロック機構と、前記交換ユニットの交換に当たって前記不揮発性記憶手段内の前記使用履歴データが更新されたときに前記ロック機構によりロックされている前記交換ユニットのロック状態を解除させる制御手段とを備える。
請求項8記載の画像情報機器は、請求項7記載の画像情報機器において、前記交換ユニットを複数備え、前記ロック機構を交換ユニットごとに設ける。
請求項9記載の画像情報機器は、請求項8記載の画像情報機器において、ロック解除時、前記制御手段が該当する交換ユニットのロック状態のみを解除する構成とする。
請求項10記載の画像情報機器は、請求項7記載の画像情報機器において、前記交換ユニットを複数備え、前記ロック機構が1つの機構で複数の交換ユニットをロック状態にする構成とする。
請求項11記載の画像情報機器は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像情報機器において、前記不揮発性記憶手段を非接触メモリタグ内に備える。
請求項12記載の画像情報機器は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像情報機器において、前記不揮発性記憶手段をメモリタグ内に備え、該メモリタグの電源を本体側から供給する構成とし、且つ、前記交換ユニットの抜き取り時に、前記不揮発性記憶手段内の前記使用履歴データを更新した後に前記メモリタグへの電源を遮断する電源遮断手段を備える。
請求項13記載の画像情報機器は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像情報機器において、前記交換ユニットが、電子写真方式により画像を形成する際に用いるプロセスカートリッジまたはトナーカートリッジである構成とする。
本発明によれば、例えばユニット交換モードになったときのみ不揮発性記憶手段内に記憶される使用履歴データを更新するので、使用履歴データを記録しておく記録媒体の書き換え回数を低減することができ、したがって、記録媒体の寿命を長くすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対位置などは特定的な記載がない限りこの説明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図3は、本発明の一実施形態として電子写真方式のデジタル複写機機構系の要部を示す説明図である。図示したように、この複写機は、回転する感光体ドラム61を備え、その周面には、感光体ドラム61の感光面を帯電させる帯電部62、帯電した感光面を露光させて感光面に静電潜像を形成する露光部63、トナーを供給して静電潜像をトナー像にする現像部64、そのトナー像を用紙上に転写する転写部65などを備えている。なお、トナーなど消耗品の交換を容易にするために、図示しないトナー収納部、または現像部64、または一体化された感光体ドラム61と現像部64はカートリッジ化されている。
図1は本実施形態のデジタル複写機制御系の構成を示すブロック図である。図示したように、本実施形態のデジタル複写機は、この複写機全体を制御するコントローラボード21、そのコントローラボード21に接続され操作部19を制御する操作部制御ボード22、画像データを記憶しておくハードディスク記憶装置(HDD)23、LANインタフェースボード24、汎用PCIバスでコントローラボード21に接続されファクシミリ通信を行うファクシミリ通信制御ユニット(FCU)25、汎用PCIバスでコントローラボード21に接続されたエンジン制御ボード26、原稿からの反射光を画像データとして取り込むスキャナボード(ステップBU)27、およびエンジン制御ボード26に接続されレーザ光により静電潜像を感光体ドラム上に書き込む制御を行うレーザダイオード制御ボード(LDB;Laser Diode control Board)29などを備えている。
前記スキャナボードを内蔵した読み取りユニット20では、光源により原稿上を照射する光走査を行い、カラーCCD28に原稿像を結像する。そして、カラーCCD28において、結像された光像を画素ごとに光電変換してR、G、B画像信号を生成し、その画像信号をSBU27内のR、G、BそれぞれのアナログASIC42に入力させる。SBU27は、アナログASIC42、アナログASIC42の駆動タイミングを発生する回路43などを備えていて、カラーCCD28の出力を、アナログASIC42内でR、G、Bの画像データに変換し、且つシェーディング補正を行い、出力I/F(インタフェース)44から画像データバスを介して画像データ処理器(IPP;Image Processing Processor)52へ送出する。IPP52は画像処理を行うプログラマブルな演算処理手段であり、階調処理などを行う。
SBU27からIPP52へ転送された画像データはIPP52において光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、CPU51によりコントローラボード21内のフレームメモリ32に書き込まれる。
コントローラボード21は、前記フレームメモリ32のほかに、プログラムに従って動作するCPU31、そのプログラムが記憶されているROM33、CPU31が作業用メモリとして用いるRAM34、SRAM35、リチウム電池を内蔵してSRAM35のバックアップを行う時計内蔵のNV−RAM36、このコントローラボード21内のシステバス制御やフレームメモリ制御およびFIFOなどCPU周辺の制御を行うASIC37、そのインタフェース回路などを備える。そして、コントローラボード21は、この複写機全体を制御して、スキャナアプリケーション、ファクシミリアプリケーション、プリンタアプリケーションおよびコピーアプリケーションなど、複数アプリケーションを実行する。
なお、PCIバスは画像データと制御コマンドが時分割で転送される画像データ/制御コマンドバスを有している。このPCIバスは図示しない他のユニットとも接続されている。
また、操作部制御ボード22は、CPU38、ROM39、RAM40、操作部19内のLCD(液晶表示装置)およびキー入力を制御するASIC(LCDC)41などを備える。ROM39には入力読み込みや表示出力など操作部制御ボード22の行う制御プログラムが書き込まれている。RAM40はCPU38が使用する作業用メモリである。このような構成で、入力内容を解読してこの複写機への設定を行うとともに、この複写機の状態内容をLCDに表示する。具体的には、コントローラボード21との通信により、利用者が操作部19を操作して行うシステム設定のための入力制御、および利用者に対してシステムの設定内容や状態を提示するための表示制御を行う。
HDD23は、アプリケーションプログラム、作像関連の情報を格納するアプリケーションデータベース、読み取った画像データや書き込む画像データおよび文書データを蓄える画像データベースとして用いる。
LANインタフェースボード24は社内LANに接続されている。外部機器との通信はこのLANインタフェースボード24を経由して実行される。
コントローラボード21のRAM34から出力されたブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)各色の書き込み信号は、LDB29のB、Y、M、CのLD書き込み回路に入力される。LD書き込み回路でLD電流制御(変調制御)が行われ、各レーザダイオード(LD)に出力される。
エンジン制御部26は、前記したCPU51およびIPP52のほかに、制御プログラムを内蔵したROM53、制御に用いるRAM54、NV−RAM55、他のブロックのCPUとの間でデータ送受信を行うインタフェース回路56、I/OASIC57などを備え、主として作像制御を行う。NV−RAM55にはSRAMとEEPROMを備え、通常はSRAMに書き込み、電源断時にSRAMのデータをEEPROMへ移して保存することによりEEPROMへの書き込み回数を減らし、それによりEEPROMの長寿命化を図っている。I/OASIC57はI/O(ソレノイド59、カウンタ、ファン、モーターなど)を制御するASICである。
インタフェース回路56は、後述するカートリッジに搭載されたメモリタグとのインタフェース回路で、接触式のメモリタグを用いる場合、このインタフェースを介してカートリッジ内のメモリタグへアクセスする。また、非接触通信部58は、非接触式のメモリタグを使用する場合のインタフェース部で、送受信用アンテナを搭載している。エンジン制御部26との通信は非同期のシリアルインタフェースで行われる。この非接触通信部58はエンジン制御部側から出力された信号を伝送用の所定の信号に変調して送受信用アンテナに送る。後述するカートリッジ側の非接触通信部(図2)は受信用アンテナ8(図2)で受けた受信信号を伝送用の所定信号から復調した後、パラレル信号に変化して内部メモリへ送る。
前記したように、この実施形態のデジタル複写機では、請求項記載の交換ユニットであるトナー収納部、または現像部64、または一体化された感光体ドラム61と現像部64を着脱可能なカートリッジにしている。トナーなど消耗品や、寿命に達した部品の交換を容易にするためである。
このようなカートリッジの寿命を管理する場合、従来は、カートリッジに搭載した記録媒体への使用時間や印刷枚数など使用履歴データの書き込みは印刷(プリント)ごとまたは一連のプリントジョブ終了ごとに行っている。しかし、この場合、記録媒体へのアクセス回数が増加し記憶媒体の使用期間が短縮されてしまう。そこで、この実施形態のデジタル複写機では記録媒体への使用履歴データの書き込みを制限する。
図2にカートリッジに搭載される非接触式メモリタグの構成例を示す。図2において、本体側のエンジン制御部26と本体側の非接触通信部58はシリアルインタフェースにより信号の送受信を行う。なお、この非接触通信部58はカートリッジ側の非接触通信部と同じ構成になっている。
非接触通信部58は本体側のエンジン制御部26から出力された信号を伝送用の所定信号に変調して送信用アンテナへ送る。これにより、カートリッジ側の非接触通信回路10では、受信用アンテナ8で受けた受信信号を受信回路9で増幅し、復調回路4へ送る。復調回路4は伝送用の所定信号に復調後、その信号を制御回路2へ送る。制御回路2は、その信号をパラレルデータに変換し、そのデータが使用履歴データであれば、その使用履歴データを記録媒体である不揮発性メモリ(例えばEEPROM)1へ送る。
一方、本体からの受信データが不揮発性メモリ1の内容を送信する指令であれば、制御回路2は不揮発性メモリ1の内容を変調回路3へ送り、変調回路3は伝送用の所定信号に変調して送信用アンテナ7へ送る。これにより、本体側の非接触通信部58は、受信用アンテナで受けた受信信号を受信回路で増幅し復調回路へ送る。復調回路は伝送用の所定信号に復調後、制御回路へ送り、エンジン制御部26へ送る。なお、図2において、電源回路5は受信用アンテナ8の電磁波を整流して非接触式メモリタグ内の各部へ電源を供給する。
なお、前記した不揮発性メモリ1には、使用履歴データ(カートリッジの制御に必要な情報を含む)として、露光量や帯電量や現像バイアスなど作像条件に関する情報、カートリッジロット、製造年月日、種類、識別番号、使用開始年月日、コピー枚数、リサイクル回数、リサイクル回数の上限、カートリッジの構成部品の交換時期、トナーロット、トナー製造年月日、トナー充填量、トナー種類、トナー保存期間などを記憶しておく。
また、本実施形態のデジタル複写機では、請求項記載の不揮発性記憶手段が不揮発性メモリ1により実現され、データ更新手段が制御回路2およびCPU51などにより実現され、交換モード設定手段が操作部19、CPU31、CPU38などにより実現され、交換提示手段がCPU31、CPU38、LCDC41、操作部19内のLCDなどにより実現される。
以下、本発明の実施例を説明する。
(第1実施例)
図4に、第1実施例の動作フローを示す。以下、この動作フローを説明する。
第1実施例では、例えば当該複写機の起動時に、不揮発性メモリ1の搭載されたカートリッジが正常にセットされているか否かをエンジン制御部26が確認する(ステップ1)。そして、正常にセットされていれば(ステップ1でYES)、エンジン制御部26は当該複写機がユニット交換モードか否かを周期的に確認する(ステップ2)。なお、ユニット交換モードは、カートリッジ交換のための利用者の交換スイッチ操作により、またはユニット故障発生時などに、それらを検出したCPU31またはCPU51により設定される。
ユニット交換モードを検知すると(ステップ2でYES)、エンジン制御部26はNV−RAM55に保存してあるカートリッジ関連の使用履歴データを取得し、カートリッジ内の非接触通信回路10へ送り、制御回路2が不揮発性メモリ1内の使用履歴データを更新する(ステップ3)。
カートリッジ内の非接触通信回路10への転送終了後、エンジン制御部26はその旨をコントローラボード21へ通知し、それによりCPU31はLCDにカートリッジの交換を促す表示を行う(ステップ4)。
こうして、この実施例によれば、使用時間や印刷枚数など使用履歴データを記録しておく不揮発性メモリ1の書き換え回数を低減することができ、それにより不揮発性メモリの寿命を長くすることができる。
また、非接触式メモリタグを用いているので、挿抜の際のノイズ発生をなくすることができ、したがって、カートリッジに保存される使用履歴データがノイズにより破壊される事態を回避できる。
(第2実施例)
図5は第2実施例を示すカートリッジ交換の動作フロー図である。以下、この動作フローを説明する。なお、第2実施例では、記憶手段がNV−RAM55により実現され、期限判定手段がCPU51などにより実現される。
第2実施例では、例えば当該複写機の起動時に、不揮発性メモリ1の搭載されたカートリッジが正常にセットされているか否かをエンジン制御部26が確認する(ステップ11)。そして、正常にセットされていれば(ステップ11でYES)、エンジン制御部26は当該複写機がユニット交換モードか否かを周期的に確認する(ステップ12)。
その結果、ユニット交換モードを検知すると(ステップ12でYES)、実施例1と同様にしてエンジン制御部26はカートリッジ内の非接触通信回路10へ使用履歴データを送り、不揮発性メモリ1に保存されている使用履歴データを更新する(ステップ16)。そして、使用履歴データの転送終了後、カートリッジの交換を促す表示を行う(ステップ17)。
一方、ユニット交換モードでなかったならば(ステップ12でNO)、エンジン制御部26はトナーの残量検出を行い(ステップ13)、トナー残量Xがエンド状態を示すトナー残量E(請求項記載の期限情報で、あらかじめNV−RAM55に設定しておく)以下の値になった場合(X≦E)(ステップ13でYES)、カートリッジ内の非接触通信回路10へ使用履歴データを送り、不揮発性メモリ1に保存されている使用履歴データを更新する(ステップ16)。そして、使用履歴データの転送終了後、カートリッジの交換を促す表示を行う(ステップ17)。
それに対して、トナー残量Xがエンド状態にはなっていないが(ステップ13でNO)、エンド状態に近い設定値A(請近期限情報で、予めNV−RAM55に設定しておく)以下であったならば(X≦A)(ステップ14でYES)、使用履歴データ(使用時間やトナー残量データなど一部の使用履歴データでもよい)をカートリッジへ転送し、その使用履歴データを用いて更新し(ステップ15)、ステップ12から繰り返す。また、設定値A以下でもないならば(ステップ14でNO)、使用履歴データの更新を行わずにステップ12から繰り返す。
こうして、第2実施例によれば、トナー残量がエンド状態を示す所定量以下になると、ユニット交換モードにしなくても使用履歴データが更新され、カートリッジの交換を促す表示が行われるので、不揮発性メモリのデータ更新をカートリッジ交換時期のみに制限することができ、したがって、実施例1と同様に不揮発性メモリの長寿命化を図ることができる。また、印刷中にトナー切れが生じカートリッジを交換せねばならなくなることにより使用履歴情報が更新されないままカートリッジが交換される事態を回避できる。
また、エンド状態に近づいたときも使用履歴データが更新されるので、そのような際にユニット交換モードにせずにカートリッジを交換しても使用履歴情報が更新されないまま交換される事態を回避できる。さらに、エンド状態に近づいた際の使用履歴データ更新は一部のデータに制限できるので、長寿命化の妨げにならず、またデータ書き込みのための待ち時間を低減できる。
(第3実施例)
第3実施例では、カートリッジにロックを掛けることにより、カートリッジ内のデータ更新を行わない状態でカートリッジが容易に抜かれないようにして、カートリッジに搭載された不揮発性メモリ1のデータ更新が確実に行われるようにする。なお、第3実施例では制御手段がCPU51などにより実現される。
図6に、この実施例のロック機構を示す。図示したような構成で、カートリッジ12がセットされているとき、電源断時も含め通常、軸13を回転軸として回転可能なアーム14の一端(図示の例では右端)がバネ15に引っ張られて上がり、アーム14の他端側に設けられた爪16がカートリッジ12の溝(図示せず)に掛かり、カートリッジ12はロック状態になる。それに対して、ソレノイド59が励磁状態になると、図示の例ではアーム14の右端側がソレノイド側へ移動し、これにより、爪16がカートリッジ12の溝からはずれ、カートリッジ12はロック解除状態になる。
なお、利用者はキー操作によりユニット交換モードにする場合、交換するカートリッジも指定する。例えば、交換スイッチが押されたとき、CPU31はカートリッジ一覧とメッセージを表示させて交換カートリッジを選択させるのである。
図7に第3実施例におけるカートリッジ交換の動作フローを示す。以下、この動作フローを説明する。
第3実施例では、例えば当該複写機の起動時に、不揮発性メモリ1の搭載されたカートリッジが正常にセットされているか否かをエンジン制御部26が確認する(ステップ21)。そして、正常にセットされていれば(ステップ21でYES)、その後、エンジン制御部26は当該複写機がユニット交換モードか否かを周期的に確認する(ステップ22)。
こうして、ユニット交換モードを検知すると(ステップ22でYES)、実施例1と同様にしてエンジン制御部26はカートリッジ内の非接触通信回路10へ使用履歴データを送り、不揮発性メモリ1に保存されている使用履歴データを更新する(ステップ26)。そして、エンジン制御部26は使用履歴データの転送終了後、カートリッジの交換を促す表示を行うとともに指定されたカートリッジに対応するソレノイド59を励磁状態にしてロック機構のロック状態を解除させる(ステップ27)。なお、電源断時を含め、ソレノイド59が励磁されていないとき、ロック機構はロック状態になる。
こうして利用者は、電源が投入されている、このロック解除状態のときに、当該カートリッジを交換する。逆に言えば、後述するトナーエンド状態などカートリッジが使用期限状態に達していない限り、ユニット交換モードにして当該カートリッジ内のデータ更新を行ったときにしかカートリッジが容易に外れないので、カートリッジを外す際、そのカートリッジに搭載された不揮発性メモリのデータ更新を確実に行わせることがきる。また、交換対象カートリッジ以外はロック状態が保持されるので、利用者による交換対象カートリッジの取り違えも発生しない。
一方、ユニット交換モードでなかったならば(ステップ22でNO)、エンジン制御部26はトナーの残量検出を行い(ステップ23)、トナー残量Xがエンド状態になった場合(X≦E)(ステップ23でYES)、カートリッジ内の非接触通信回路10へ使用履歴データを送り、不揮発性メモリ1に保存されている使用履歴データを更新する(ステップ26)。そして、使用履歴データの転送終了後、当該カートリッジの交換を促す表示を行うとともに当該ソレノイド59を励磁状態にしてロック機構のロック状態を解除させる(ステップ27)。
それに対して、トナー残量Xがエンド状態にはなっていないが(ステップ23でNO)、エンド状態に近い設定値A以下であったならば(X≦A)(ステップ24でYES)、トナー残量データなどをカートリッジへ転送し、使用履歴データを更新し(ステップ25)、ステップ22から繰り返す。また、設定値A以下でもないならば(ステップ24でNO)、使用履歴データの更新を行わずにステップ22から繰り返す。
(第4実施例)
第4実施例ではロック機構を複数のカートリッジで共有することによりソレノイド59の個数を低減させる。
図8に、第4実施例のロック機構を示す。図示したように、このロック機構では、バネ15とソレノイド59は1個であるが、アーム14はカートリッジ12の数だけ備える。そして、この複数のアーム14を1本の軸13により連結する。
このような構成で、カートリッジ12がセットされているとき、電源断時も含め通常、軸13を回転軸として回転可能な各アーム14の一端(図示の例では右端)が1つのバネ15に引っ張られて上がり、各アーム14の他端側に設けられたそれぞれの爪16がカートリッジ12の溝(図示せず)に掛かり、各カートリッジ12はロック状態になる。それに対して、ソレノイド59が励磁状態になると、図示の例では各アーム14の右端側(各右端は棒17で連結されている)がソレノイド側へ移動し、これにより、それぞれの爪16が各カートリッジ12の溝からはずれ、各カートリッジ12はロック解除状態になる。
なお、キー操作によりユニット交換モードにする場合、交換するカートリッジの指定は不要である。
また、第4実施例におけるカートリッジ交換の動作フローは図7に示した第3実施例の動作フローと同じである。但し、ステップ27では、1つの該当カートリッジの交換を促す表示を行うが、複数のカートリッジはすべてロック解除状態になる。
このように、この実施例では、バネ15およびソレノイド59が1個でよいので、コストを低減させることができる。
(第5実施例)
第1〜第4実施例では電源投入状態でカートリッジの交換を行う必要がある。このように通電状態でカートリッジの挿抜を行った場合、ノイズなどによりカートリッジに搭載された不揮発性メモリ1のデータが壊れる可能性もある。そのため、この実施例ではメモリタグ内にノイズ除去回路を設ける。または、メモリタグへ本体側から電源を供給する構成の場合、カートリッジの抜き取り時の不揮発性メモリ1のデータ更新後に、電源遮断手段としても動作するエンジン制御部26がメモリタグへの電源を遮断する構成にする。
以上、交換ユニットがプロセスカートリッジやトナーカートリッジなどカートリッジの場合で説明したが、本発明は交換ユニットがカートリッジ以外の着脱交換可能な寿命部品である場合にも適用される。また、デジタル複写機を例に説明したが、プリンタやファクシミリ装置など、着脱交換可能なユニットを持つ他の画像情報機器にも適用される。
本発明の一実施形態にかかるデジタル複写機制御系の構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態にかかるカートリッジに搭載される非接触式メモリタグの構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態にかかる電子写真方式デジタル複写機の機構系要部を示す説明図。 本発明の第1実施例にかかるデジタル複写機要部の動作フローを示す図。 本発明の第2実施例にかかるデジタル複写機要部の動作フローを示す図。 本発明の第3実施例にかかるデジタル複写機要部のロック機構を示す説明図。 本発明の第3実施例にかかるデジタル複写機要部の動作フローを示す図。 本発明の第4実施例としてデジタル複写機要部のロック機構を示す説明図。
符号の説明
1 不揮発性メモリ、2 制御回路、10 非接触通信回路、12 カートリッジ、14 アーム、15 バネ、16 爪、17 棒、19 操作部、21 コントローラボード、26 エンジン制御部、31 CPU、51 CPU、55 NV−RAM、58 非接触通信部、59 ソレノイド、61 感光体ドラム、64 現像部

Claims (13)

  1. 不揮発性記憶手段を搭載した着脱可能な交換ユニットを備えた画像情報機器において、当該画像情報機器が前記交換ユニットを交換させるためのユニット交換モードになったときに前記不揮発性記憶手段内に記憶される使用履歴データを更新するデータ更新手段を備えたことを特徴とする画像情報機器。
  2. 請求項1記載の画像情報機器において、ユニット交換を指示する操作が検出されたときにユニット交換モードにする交換モード設定手段を備えたことを特徴とする画像情報機器。
  3. 請求項1又は2記載の画像情報機器において、前記交換ユニットの使用期限を示す期限情報を記憶しておく記憶手段と、前記期限情報を基に前記交換ユニットが前記使用期限か否かを判定する期限判定手段とを備え、該期限判定手段により前記交換ユニットが前記使用期限であると判定されたときに前記データ更新手段は前記使用履歴データを更新することを特徴とする画像情報機器。
  4. 請求項3記載の画像情報機器において、前記記憶手段は使用期限が近づいていることを示す近期限情報を記憶しておき、前記期限判定手段が前記近期限情報により前記交換ユニットが前記使用期限に近づいていると判定したときに前記データ更新手段は前記使用履歴データを更新することを特徴とする画像情報機器。
  5. 請求項4記載の画像情報機器において、前記データ更新手段は前記使用履歴データ中の一部のデータのみ更新することを特徴とする画像情報機器。
  6. 請求項1、2又は3記載の画像情報機器において、前記交換ユニットの交換を促す交換提示手段を備え、前記データ更新手段により前記使用履歴データが更新されたとき、前記交換提示手段は交換ユニットの交換を促すことを特徴とする画像情報機器。
  7. 請求項1又は2記載の画像情報機器において、装着された前記交換ユニットを取り外せない状態にロックするロック機構と、前記交換ユニットの交換に当たって前記不揮発性記憶手段内の前記使用履歴データが更新されたときに前記ロック機構によりロックされている前記交換ユニットのロック状態を解除させる制御手段とを備えたことを特徴とする画像情報機器。
  8. 請求項7記載の画像情報機器において、前記交換ユニットを複数備え、前記ロック機構を交換ユニットごとに設けたことを特徴とする画像情報機器。
  9. 請求項8記載の画像情報機器において、前記制御手段は、ロック解除時、該当する交換ユニットのロック状態のみを解除することを特徴とする画像情報機器。
  10. 請求項7記載の画像情報機器において、前記交換ユニットを複数備え、前記ロック機構は1つの機構で複数の交換ユニットをロック状態にすることを特徴とする画像情報機器。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の画像情報機器において、前記不揮発性記憶手段を非接触メモリタグ内に備えたことを特徴とする画像情報機器。
  12. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の画像情報機器において、前記不揮発性記憶手段をメモリタグ内に備え、該メモリタグの電源を本体側から供給する構成とし、且つ、前記交換ユニットの抜き取り時に、前記不揮発性記憶手段内の前記使用履歴データを更新した後に前記メモリタグへの電源を遮断する電源遮断手段を備えたことを特徴とする画像情報機器。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の画像情報機器において、前記交換ユニットが電子写真方式により画像を形成する際に用いるプロセスカートリッジ又はトナーカートリッジであることを特徴とする画像情報機器。
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