JP2007244555A

JP2007244555A - ゴムたわし

Info

Publication number: JP2007244555A
Application number: JP2006070494A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Tanabe; 英昭田邊
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2006-03-15
Filing date: 2006-03-15
Publication date: 2007-09-27

Abstract

【課題】納豆等の粘りが付着した食器類を洗浄する場合、スポンジたわしと洗剤を併用しても洗浄に時間がかかり、スポンジたわし本体にも粘りが移ってしまう問題点がある。そこで、納豆等の粘りが付着した食器類の汚れを短時間で洗浄できて、たわし本体にも汚れが移らない特徴を持つゴムたわしを提供する。
【解決手段】柔軟性のあるシリコン等のゴム素材にＶ字型の突起レール（２）をいくつも設けて、食器類の表面から納豆やオクラ等の粘りを根元から強力に掻き落とすことができるゴムたわしを考案する。これは多数のヘラで一度に汚れを掻き落とす効果と同等であり、洗剤を使わなくとも水をかけながら軽くこするだけで十分な洗浄が可能である。さらに、ゴム素材の特性によりゴムたわ本体にも汚れが付着しにくく乾燥も早いので常に清潔に保てるという特徴がある。
【選択図】図３

Description

本発明は、食器類の洗浄に使用するゴムたわしに関するものである。

従来、納豆やオクラ等の粘りが付着した食器もスポンジたわし等に洗剤をつけて洗浄している。粘りはスポンジたわし本体にも付着するので、時間をかけてスポンジたわし本体の洗浄も必要である。

そして、スポンジたわしについては洗浄面にＶ型溝を設けて洗浄効果を高めたスポンジたわしがある。
特開平０１−２８４２２２号広報

前記従来の洗浄では、納豆やオクラ等の粘りが付着した食器類はスポンジたわしに洗剤をつけて洗浄しても、強固に付着した粘りを落とす効果が弱いため作業時間と水道水が無駄となっている。また、スポンジたわし本体にも粘りが移るため、スポンジたわしの洗浄も必要となる。

[特許文献１]に記載の発明は、表面に連接するＶ形溝にて洗浄効果を発揮するとあるが、素材が柔らかいスポンジゆえ、Ｖ形溝を食器類に密着させると大きく変形してしまい食器類に付着した納豆やオクラ等の粘りを掻き落とす効果が減少する。また、スポンジ素材の中に汚れを取り込むことになるので、特に粘りのある汚れはスポンジから取り除くのは困難である。

これに対し、本発明は、納豆やオクラ等の粘りのある汚れに対する洗浄力を高め、かつ、たわし本体の汚れも容易に除去できる簡易な洗浄用具を得ることを目的とする。

この目的を達成するために、汚れが付着しにくい柔軟性のあるシリコン等のゴム素材又は樹脂素材のシートに、先端をＶ字形に鋭利に加工した突起のレールを連続させていくつも設け、その突起で食器類の表面に付着した粘りを根元から掻き落とす事が出来るゴムたわしにより解決した。

本発明のゴムたわしは、ゴム素材のしなやかで密着力のある特性を生かしたＶ字型の突起のレールによって、食器類の表面から納豆やオクラ等の粘りを根元から強力に掻き落とすことが出来る。これは多数のヘラで一度に掻き落とす効果と同等である。また、洗剤を使わなくとも納豆やオクラ等の粘りに対しては食器類に水をかけながらゴムたわしで軽くこするだけで十分な洗浄が可能である。さらに、ゴムたわし本体には汚れが付着しにくいので、スポンジたわしと比較しても早く清潔にたわし本体の洗浄が可能である。よって、水道代や作業時間の削減にも効果がある。

本発明の実施の形態について、図を用いて説明するが、以下の実施形態に限定されることはない。

ゴムたわし本体（１）の大きさは片手で保持出来るものであり、外形に丸みを持たせることで、図４に示すように茶碗の様なえぐれた形状でも無理なく密着させて洗浄できる。また、外形の丸みを上下で変えて草履型にしているので、小さい丸みの方を使えば納豆の容器等の小さい器も洗浄することが出来て使い勝手に優れる。

納豆等の粘りのある汚れを掻き取るためのＶ字型の突起レール（２）をゴムたわし本体（１）の両面に一体成型で多数設けてある。両面に設けることで表裏を確認する事なく素早く洗浄作業が行えるのと、握った時の滑り止め効果及び、両面を交互に使う事で、Ｖ字型の突起の摩耗による洗浄効果減退の寿命を二倍に延ばす事が出来る。尚、Ｖ字型の突起レールの大きさ及び、レールの間隔は洗浄力に影響が出ない範囲で意匠を目的として変形も可能である。

ゴムたわしの厚みは、片手で茶碗等に押し付けた時にＶ字型の突起レール全体が容易に密着し、かつ、片手で握った時に保持し難いほど柔らかすぎない厚みとする。

ゴムたわしの製造は型成型または、Ｖ字型の突起レールも含めてシート状に一体成型された素材を型抜きして製作する。意匠面では素材の成型色、ゴムたわし本体の大きさや形、Ｖ字型の突起レールの形状を予算や市場の要求に基づいて多様化する。また、ゴムたわしのＶ字型の突起レールを片面だけに設けて、突起の無い面にスポンジたわしを接着した複合型の洗浄用具への展開も多様化の手法である。

石膏で型をおこし、シリコンにてゴムたわしを製作した。Ｖ字型の突起レールの高さは２ミリで、Ｖ字の角度は９０度とし、先端は鋭利に加工した。ゴムたわし本体（１）は手の平サイズで厚みは５ミリとし、６ミリ間隔で１１本のＶ字型の突起レール（２）を配置した。洗い方は、納豆を食した後の汚れた茶碗に水をかけながら、図４の様にゴムたわしを茶碗に押し付けながらＶ字型の突起レールを平行に移動させて汚れを掻き落とすように洗浄する。５秒も擦れば茶碗の粘りは綺麗に落とすことができ、ゴムたわしに汚れが移ることもなく非常に清潔であった。結果として、粘りのある汚れを落とすにはＶ字型の突起レールの先端を鋭利に加工することが最重要であり、突起の高さやＶ字の角度、レールの本数はある程度の自由度を設けても同じ洗浄効果を得ることが出来た。

本実施形態にかかる本発明を示す上面図である。本実施形態にかかる本発明の正面図である。本実施形態にかかる本発明の斜視図である。本実施形態にかかる本発明の使用方法である。

符号の説明

１ゴムたわし本体
２Ｖ字型の突起レール

Claims

柔軟性のあるシリコン等のゴム素材又は樹脂素材のシートに、先端をＶ字形に鋭利に加工した突起のレールを平行に連続させていくつも設け、粘りのある汚れを掻き落とす効果を設けたゴムたわしである。