JP2007239504A - 自動車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転フィーリングをより向上させると共に運転者による大きな動力による走行の要求に対応する。
【解決手段】キックダウンスイッチKswのオフ時には駆動軸の回転数に対するエンジンの回転数の比の上限としての減速比制限γmaxに小さな所定値γ1を設定し(S130)、キックダウンスイッチKswのオン時には減速比制限γmaxに所定値γ1よりも大きな所定値γ2を設定し(S140)、減速比制限γmaxの範囲内でエンジンを効率よく動作させる動作ライン上でエンジンを運転する際にエンジンから出力してもよいパワーの上限としてのパワー制限Pemaxを設定し(S150)、パワー制限Pemaxで車両要求パワーP*を制限してエンジンの目標パワーPe*を設定し(S160)、設定した目標パワーPe*と動作ラインとに基づいてエンジンの目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(S170)。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車およびその制御方法に関する。
従来、この種の自動車としては、エンジンからの動力をベルト式無段変速機を介して車軸側に出力して走行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、運転者によるシフト操作やアクセル操作,キックダウンスイッチの操作に基づいて選択される変速比をもって無段変速機を制御している。
特開2002−243031号公報
こうした構成の自動車では、無段変速機が車軸側の回転数に対してエンジンを任意の回転数で運転させることができることから、無段変速機で選択される変速比によっては運転者が予期しない回転数でエンジンが運転される場合がある。予期しない回転数でのエンジンの運転は運転者に違和感を与えるから、これを抑制することが望ましい。一方、キックダウンスイッチが操作されるなど、運転者が急加速を要求しているときにはこれに迅速に対応する必要がある。こうした問題は、例えばエンジンとこのエンジンのクランクシャフトにキャリアが接続されると共に車軸側にリングギヤが接続された遊星歯車とこの遊星歯車のサンギヤに接続された第1モータと車軸側に動力を入出力する第2モータとを備える自動車など、任意の運転ポイントで運転されるエンジンからの動力をトルク変換して車軸側に出力可能な自動車であれば同様に考えることができる。
本発明の自動車およびその制御方法は、運転フィーリングをより向上させると共に運転者による大きな動力の要求に対応することを目的とする。
本発明の自動車およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
内燃機関と、
任意の運転ポイントで運転される前記内燃機関からの動力をトルク変換して車軸側に出力可能なトルク変換手段と、
運転者のアクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、
前記検出されたアクセル操作の操作量に基づいて車両に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段と、
前記検出されたアクセル操作に基づいて運転者が車両に対して大きな駆動力の出力を要求する大駆動力要求を判定する大駆動力要求判定手段と、
前記内燃機関の運転状態に対して課した所定の制約と前記設定された要求パワーと前記大駆動力要求判定手段の判定結果とに基づいて前記内燃機関の目標回転数と目標トルクとからなる目標運転ポイントを設定する目標運転ポイント設定手段と、
前記設定された目標運転ポイントで前記内燃機関が運転されるよう前記内燃機関と前記トルク変換手段とを駆動制御する制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、アクセル操作の操作量に基づいて車両に要求される要求パワーを設定し、アクセル操作に基づいて運転者が車両に対して大きな駆動力の出力を要求する大駆動力要求を判定し、内燃機関の運転状態に対して課した所定の制約と設定された要求パワーと大駆動力要求の判定結果とに基づいて内燃機関の目標回転数と目標トルクとからなる目標運転ポイントを設定し、設定された目標運転ポイントで内燃機関が運転されるよう内燃機関とトルク変換手段とを駆動制御する。したがって、大駆動力要求の判定結果に応じた目標運転ポイントで内燃機関を運転することができるから、運転フィーリングをより向上させると共に運転者による大きな動力の要求に対応することができる。ここで、「所定の制約」には、内燃機関を効率よく運転するための制約が含まれる。また、前記大駆動力要求判定手段は、前記アクセル操作の操作量と操作速度とに基づいて前記大駆動力要求を判定する手段であるものとすることもできるし、前記アクセル操作の操作量が所定操作量以上でオンし、前記所定操作量未満でオフするスイッチを備え、前記大駆動力要求判定手段は、前記スイッチのオンオフ状態に基づいて前記大駆動力要求を判定する手段であるものとすることもできる。
こうした本発明の自動車において、前記目標運転ポイント設定手段は、前記設定された要求パワーを前記大駆動力要求判定手段の判定結果に基づいて制限して前記内燃機関の目標パワーを設定し、前記所定の制約を用いて前記設定した目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する手段であるものとすることもできる。
要求パワーを制限して目標パワーを設定する態様の本発明の自動車において、前記目標運転ポイント設定手段は、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されないときには前記所定の制約を用いて前記内燃機関の目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する際に前記車軸側の回転数に対する前記内燃機関の回転数の比が第1所定値未満となる条件をもって前記設定された要求パワーを制限して前記目標パワーを設定し、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されたときには前記所定の制約を用いて前記内燃機関の目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する際に前記車軸側の回転数に対する前記内燃機関の回転数の比が前記第1所定値よりも大きな第2所定値未満となる条件をもって前記設定された要求パワーを制限して前記目標パワーを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、大駆動力要求の有無により車軸側の回転数に対する内燃機関の回転数の比を適切なものとすることができるから、予期しない回転数で内燃機関が運転されるのを抑制することができると共に大駆動力要求により確実に対応することができる。この場合、前記目標運転ポイント設定手段は、前記大駆動力要求判定手段により運転者が要求する駆動力が大きいと判定されるほど大きな値を前記第2所定値として前記目標パワーを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、車軸側の回転数に対する内燃機関の回転数の比を大駆動力要求の程度に応じたより適切なものとすることができる。
また、要求パワーを制限して目標パワーを設定する態様の本発明の自動車において、前記目標運転ポイント設定手段は、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されないときには前記所定の制約を用いて前記内燃機関の目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する際に前記車軸側の回転数に対する前記内燃機関の回転数の比が所定値未満となる条件をもって前記設定された要求パワーを制限して前記目標パワーを設定し、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されたときには前記設定された要求パワーを前記目標パワーに設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、大駆動力要求の有無により車軸側の回転数に対する内燃機関の回転数の比を適切なものとすることができるから、予期しない回転数で内燃機関が運転されるのを抑制することができると共に大駆動力要求により確実に対応することができる。
また、本発明の自動車において、前記トルク変換手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸側とに接続され電力と動力の入出力により該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、前記車軸側に動力を入出力可能な電動機と、前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段とを備える手段であり、前記制御手段は、前記設定された目標運転ポイントで前記内燃機関が運転されると共に前記検出されたアクセル操作の操作量に応じた駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、運転者による駆動力の要求により確実に対応することができる。この場合、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸側と第3の軸の3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備える手段であるものとすることもできるし、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記車軸側に接続された第2の回転子とを有し電磁的な作用により該第1の回転子と該第2の回転子とを相対的に回転させる対回転子電動機であるものとすることもできる。
さらに、本発明の自動車において、前記トルク変換手段は、無段変速機であり、前記制御手段は、前記設定された目標運転ポイントにおける回転数で前記内燃機関が回転するよう前記無段変速機の変速比を制御する手段であるものとすることもできる。
本発明の自動車の制御方法は、
内燃機関と、任意の運転ポイントで運転される前記内燃機関からの動力をトルク変換を伴って車軸側に出力可能なトルク変換手段とを備える自動車の制御方法であって、
(a)アクセル操作の操作量に基づいて車両に要求される要求パワーを設定し、
(b)アクセル操作に基づいて運転者が車両に対して大きな駆動力の出力を要求する大駆動力要求を判定し、
(c)前記内燃機関の運転状態に対して課した所定の制約と前記設定された要求パワーと前記ステップ(b)の判定結果とに基づいて前記内燃機関が運転すべき目標運転ポイントを設定し、
(d)前記設定された目標運転ポイントで前記内燃機関が運転されるよう前記内燃機関と前記トルク変換手段とを駆動制御する
ことを要旨とする。
この本発明の自動車の制御方法によれば、アクセル操作の操作量に基づいて車両に要求される要求パワーを設定し、アクセル操作に基づいて運転者が車両に対して大きな駆動力の出力を要求する大駆動力要求を判定し、内燃機関の運転状態に対して課した所定の制約と設定された要求パワーと大駆動力要求の判定結果とに基づいて内燃機関の目標回転数と目標トルクとからなる目標運転ポイントを設定し、設定された目標運転ポイントで内燃機関が運転されるよう内燃機関とトルク変換手段とを駆動制御する。したがって、大駆動力要求の判定結果に応じた目標運転ポイントで内燃機関を運転することができるから、運転フィーリングをより向上させると共に運転者による大きな動力の要求に対応することができる。ここで、「所定の制約」には、内燃機関を効率よく運転するための制約が含まれる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,アクセルペダル83を大きく踏み込んだときに当接してオンするキックダウンスイッチ84aからのキックダウンスイッチKsw,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ここで、キックダウンスイッチ84aは、アクセルペダル83の踏み込み量が全体の約80%となるときに当接するようその位置が調節されており、キックダウンスイッチ84aにアクセルペダル83が当接した以降のアクセル操作感がそれまでよりも重くなるようキックダウンスイッチ84aに図示しないバネが取り付けられている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の入出力制限Win,Wout,キックダウンスイッチ84aからのキックダウンスイッチKswなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*と車両全体に要求される車両要求パワーP*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図3に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーP*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
続いて、キックダウンスイッチKswの値を調べる(ステップS120)。キックダウンスイッチKswがオフと判定されると、運転者が大きな動力による走行を要求していると判断し、リングギヤ軸32aの回転数Nrに対するエンジン22の回転数Neの比(Ne/Nr)の上限としての減速比制限γmaxに所定値γ1を設定し(ステップS130)、キックダウンスイッチKswがオンと判定されると、運転者が大きな動力による走行を要求していないと判断し、減速比制限γmaxに所定値γ1よりも大きな所定値γ2を設定する(ステップS140)。ここで、所定値γ1はエンジン22が予期しない大きな回転数で運転されたり動力分配統合機構30における動力の伝達効率が小さくなって車両全体のエネルギ効率が低下したりするのを抑制するための減速比として設定され、所定値γ2はエンジン22からの大きなパワーの出力に対応するための減速比として設定されるものであり、これらはエンジン22や動力分配統合機構30の特性などにより予め定められている。なお、動力分配統合機構30における動力の伝達効率と減速比γの関係の一例を図4に示す。
減速比制限γmaxを設定すると、設定した減速比制限γmaxにリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)を乗じることによりエンジン22の回転数Neの上限としての回転数制限Nemaxを計算すると共に計算した回転数制限Nemaxに基づいてエンジン22から出力してもよいパワーの上限としてのパワー制限Pemaxを設定し(ステップS150)、設定したパワー制限Pemaxと設定した車両要求パワーP*とのうち大きい方をエンジン22から出力すべき目標パワーPe*に設定する(ステップS160)。ここで、パワー制限Pemaxは、エンジン22の運転ポイントを設定するための制約としてエンジン22を効率よく動作させる動作ラインと回転数制限Nemaxとに基づいて設定することができる。エンジン22の動作ラインの一例およびパワー制限Pemaxを設定する様子を図5に示す。図示するように、パワー制限Pemaxは、動作ラインとエンジンパワーが一定の曲線との交点(Ne×Te)における回転数Neが回転数制限Nemaxに一致するときのエンジンパワーとして求めることができる。このように、回転数制限Nemaxに基づくパワー制限Pemaxによって車両要求パワーP*を制限してエンジン22の目標パワーPe*を設定するのは、エンジン22の運転ポイント(目標回転数Ne*と目標トルクTe*)をエンジン22を効率よく動作させる動作ライン上に設定するためである。
エンジン22の目標パワーPe*を設定すると、設定した目標パワーPe*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS170)。この設定は、上述したエンジン22の動作ラインと目標パワーPe*とに基づいて行なうことができる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*を設定する様子を図6に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと目標パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS180)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図7に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および式(4)により計算すると共に(ステップS190)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(5)により計算し(ステップS200)、計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS210)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。ステップS160で車両要求パワーP*がパワー制限Pemaxよりも大きいときには、車両要求パワーP*がパワー制限Pemaxによって制限されてエンジン22の目標パワーPe*が設定されるから、エンジン22から出力されるパワーに不足が生じるが、この不足分のパワーは出力制限Woutの範囲内でバッテリ50からのパワーを用いてモータMG2から出力されることになる。なお、式(5)は、前述した図7の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (5)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS220)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、キックダウンスイッチ84aがオフのときには減速比制限γmaxに所定値γ1を設定し、キックダウンスイッチ84aがオンのときには減速比制限γmaxに所定値γ1よりも大きな所定値γ2を設定し、この減速比制限γmaxの範囲内でエンジン22を効率よく運転するための動作ライン上でエンジン22を運転する際にエンジン22から出力してもよいパワーの上限としてのパワー制限Pemaxを設定し、アクセル開度Accに基づく車両要求パワーP*をパワー制限Pemaxによって制限してエンジン22の目標パワーPe*を設定し、設定したエンジン22の目標パワーPe*と動作ラインとに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、設定した目標回転数Ne*と目標トルクTe*でエンジン22が運転されると共に要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22とモータMG1,MG2とを制御するから、エンジン22が予期しない回転数で回転するのを抑制して運転フィーリングを向上させることができると共に運転者の大きな動力による走行の要求により確実に対応することができる。また、キックダウンスイッチ84aがオフのときには減速比制限γmaxとして小さな所定値γ1を設定するから、動力分配統合機構30における動力の伝達効率が小さくなるのを抑制することができ、装置全体のエネルギ効率をより向上させることができる。さらに、キックダウンスイッチ84aがオフのときでもバッテリ50の出力制限Woutの範囲内で要求トルクTr*をリングギヤ軸32aに出力することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図8における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしたり、図9の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしたりしてもよい。
次に、本発明の第2の実施例としての自動車320について説明する。図10は、本発明の第2の実施例としての自動車320の構成の概略を示す構成図である。第2実施例の自動車320は、図10および図1に示すように、第1実施例のハイブリッド自動車20における動力分配統合機構30やモータMG1,モータMG2に代えてトルクコンバータ340とベルト式の無段変速機であるCVT350とを備えるハード構成をしている。重複した説明を回避するため、第2実施例の自動車320の構成のうち第1実施例のハイブリッド自動車20の構成と同一の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施例の自動車320は、図10に示すように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された周知の流体式のトルクコンバータ340と、このトルクコンバータ340にインプットシャフト351が接続されると共にギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して駆動輪63a,63bにアウトプットシャフト352が接続されたベルト式の無段変速機としてのCVT350と、車両全体をコントロールする電子制御ユニット370とを備える。
CVT350は、溝幅が変更可能でインプットシャフト351に接続されたプライマリープーリー353と、同じく溝幅が変更可能で駆動軸としてのアウトプットシャフト352に接続されたセカンダリープーリー354と、プライマリープーリー353およびセカンダリープーリー354の溝に架けられたベルト355と、プライマリープーリー353およびセカンダリープーリー354の溝幅を変更する第1アクチュエータ356および第2アクチュエータ357とを備え、第1アクチュエータ356および第2アクチュエータ357を用いてプライマリープーリー353およびセカンダリープーリー354の溝幅を変更することによりインプットシャフト351の動力を無段階に変速してアウトプットシャフト352に出力する。ここで、第1アクチュエータ356は変速比の制御に用いられ、油圧式のアクチュエータとして構成されており、第2アクチュエータ357はCVT350の伝達トルク容量を調節するためのベルト355の狭圧力の制御に用いられ、油圧式のアクチュエータとして構成されている。なお、第1アクチュエータ356および第2アクチュエータ357の駆動に必要な油圧は、エンジン22のクランクシャフト26に取り付けられた図示しない機械式のポンプにより発生する。CVT350の変速制御やベルト狭圧力制御は、CVT用電子制御ユニット(以下、CVTECUという)359により行なわれる。このCVTECU359には、インプットシャフト351に取り付けられた回転数センサ361からのインプットシャフト351の回転数Ninやアウトプットシャフト352に取り付けられた回転数センサ362からのアウトプットシャフト352の回転数Noutなどが入力されており、CVTECU359からは第1アクチュエータ356および第2アクチュエータ357への駆動信号などが出力されている。また、CVTECU359は、電子制御ユニット370と通信しており、電子制御ユニット370からの制御信号によってCVT350の変速比(ギヤ比)γを制御すると共に必要に応じてインプットシャフト351の回転数Ninやアウトプットシャフト352の回転数NoutなどCVT350の運転状態に関するデータを電子制御ユニット370に出力する。
電子制御ユニット370は、第1実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70と同様に、CPU372を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU372の他に処理プログラムを記憶するROM374と、データを一時的に記憶するRAM376と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。電子制御ユニット370には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,キックダウンスイッチ84aからのキックダウンスイッチKsw,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット370は、前述したように、エンジンECU24やCVTECU359と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やCVTECU359と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
次に、こうして構成された第2実施例の自動車320の動作について説明する。図11は、第2実施例の電子制御ユニット370により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット370のCPU372は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,インプットシャフト351の回転数Nin,アウトプットシャフト352の回転数Nout,キックダウンスイッチ84aからのキックダウンスイッチKswなどのデータを入力する処理を実行する(ステップS200)。ここで、インプットシャフト351の回転数Ninとアウトプットシャフト352の回転数Noutは、回転数センサ361や回転数センサ362により検出されたものをCVTECU359から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのアウトプットシャフト352に出力すべき要求トルクTout*と車両全体に要求される車両要求パワーP*とを設定する(ステップS210)。ここで、要求トルクTout*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTout*との関係を予め求めて要求トルク設定用マップとしてROM374に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶しているマップから対応する要求トルクTout*を導出することにより設定するものとした。この要求トルク設定用マップの一例は図3に例示したものと同様である。また、車両要求パワーP*は、導出した要求トルクTout*にアウトプットシャフト352の回転数Noutを乗じたものとして設定するものとした。
続いて、リングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)に代えてアウトプットシャフト352の回転数Noutを用いて図2の駆動制御ルーチンのステップS120〜S170の処理と同様の処理を行なう。即ち、キックダウンスイッチKswがオフのときには(ステップS220)、アウトプットシャフト352の回転数Noutに対するエンジン22の回転数Neの比(Ne/Nout)の上限としての減速比制限γmaxに所定値γ1を設定し(ステップS230)、キックダウンスイッチKswがオンのときには減速比制限γmaxに所定値γ2を設定し(ステップS240)、設定した減速比制限γmaxにアウトプットシャフト352の回転数Noutを乗じることによりエンジン22の回転数制限Nemaxを計算すると共に計算した回転数制限Nemaxに基づいてエンジン22のパワー制限Pemaxを設定し(ステップS250)、設定したパワー制限Pemaxと設定した車両要求パワーP*とのうち大きい方をエンジン22の目標パワーPe*に設定し(ステップS260)、設定した目標パワーPe*と図6に例示するエンジン22の動作ラインとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS270)。そして、設定したエンジン22の目標回転数Ne*をインプットシャフト351の目標回転数Ni*に設定し(ステップS280)、設定した目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信し、設定した目標回転数Ni*についてはCVTECU359に送信して(ステップS290)、本ルーチンを終了する。目標トルクTe*を受信したエンジンECU24は、第1実施例と同様に、エンジン22が目標回転数Ne*で回転したときに目標トルクTe*のトルクが出力されるよう吸入空気量調節制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。目標回転数Nin*を受信したCVTECU359は、インプットシャフト351の回転数Ninが目標回転数Ni*になるように第1アクチュエータ356および第2アクチュエータ357を駆動制御する。
以上説明した第2実施例の自動車320によれば、キックダウンスイッチ84aがオフのときには減速比制限γmaxに所定値γ1を設定し、キックダウンスイッチ84aがオンのときには減速比制限γmaxに所定値γ1よりも大きな所定値γ2を設定し、この減速比制限γmaxの範囲内でエンジン22を効率よく運転するための動作ライン上でエンジン22を運転する際にエンジン22から出力してもよいパワーの上限としてのパワー制限Pemaxを設定し、アクセル開度Accに基づく車両要求パワーP*をパワー制限Pemaxによって制限してエンジン22の目標パワーPe*を設定し、設定したエンジン22の目標パワーPe*と動作ラインとに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、設定した目標回転数Ne*と目標トルクTe*でエンジン22が運転されるようエンジン22とCVT350とを制御するから、エンジン22が予期しない回転数で回転するのを抑制して運転フィーリングを向上させることができると共に運転者の大きな動力による走行の要求により確実に対応することができる。
第2実施例の自動車320では、無段変速機としてベルト式のCVT350を用いるものとしたが、トロイダル式の無段変速機など種々の無段変速機を用いるものとしてもよい。
第2実施例の自動車320では、設定したエンジン22の目標回転数Ne*をインプットシャフト351の目標回転数Ni*に設定し、インプットシャフト351の回転数Ninが目標回転数Ni*になるように第1アクチュエータ356および第2アクチュエータ357を駆動制御するものとしたが、設定したエンジン22の目標回転数Ne*をインプットシャフト351の目標回転数Ni*に設定すると共に設定した目標回転数Ni*をアウトプットシャフト352の回転数Noutで除して目標ギヤ比γ*を求め、この目標ギヤ比γ*となるように第1アクチュエータ356および第2アクチュエータ357を駆動制御するものとしてもよい。
第1実施例のハイブリッド自動車20や第2実施例の自動車320では、キックダウンスイッチKswがオフのときには減速比制限γmaxに所定値γ1を設定しキックダウンスイッチKswがオンのときには減速比制限γmaxに所定値γ1よりも大きな所定値γ2を設定するものとしたが、キックダウンスイッチKswがオンのときには減速比制限γmaxを設定しないものとしてもよい。この場合、図2の駆動制御ルーチンにおいてステップS120や図11の駆動制御ルーチンのステップS320でキックダウンスイッチKswがオンと判定されたときには、ステップS110やステップS310で設定した車両要求パワーP*をそのままエンジン22の目標パワーPe*に設定するものとすればよい。
第1実施例のハイブリッド自動車20や第2実施例の自動車320では、キックダウンスイッチKswがオフのときには減速比制限γmaxに所定値γ1を設定しキックダウンスイッチKswがオンのときには減速比制限γmaxに所定値γ1よりも大きな所定値γ2を設定するものとしたが、所定時間以内にキックダウンスイッチ84aが再オンされたときには所定値γ2よりも大きい値を減速比制限γmaxに設定するものとしてもよい。この場合の変形例の駆動制御ルーチンの一例の一部を図12に示す。なお、この変形例の駆動制御ルーチンのうち図12に表示していない部分は図2の駆動制御ルーチンと同一である。勿論、図11の駆動制御ルーチンにもそのまま適用することができる。図12の駆動制御ルーチンでは、キックダウンスイッチKswがオンと判定されると、前回にキックダウンスイッチKswがオンからオフとされたときから所定時間以内にキックダウンスイッチKswが再オンされたか否かを判定し(ステップS300)、所定時間以内にキックダウンスイッチKswが再オンされなかったときには減速比制限γmaxに所定値γ2を設定し(ステップS140)、所定時間以内にキックダウンスイッチKswが再オンされたときには運転者が更に大きな動力による走行を要求していると判断し減速比制限γmaxに所定値γ2よりも大きな所定値γ3を設定する(ステップS310)。なお、この変形例の駆動制御ルーチンでは、所定時間以内にキックダウンスイッチKswが再オンされたときに減速比制限γmaxに所定値γ3を設定するものとしたが、キックダウンスイッチKswが再オンされたときには減速比制限γmaxを設けないで車両要求パワーP*をそのままエンジン22の目標パワーPe*に設定するものとしてもよい。また、変形例の駆動制御ルーチンでは、所定時間以内にキックダウンスイッチKswが再オンされたときに減速比制限γmaxに所定値γ3を設定したが、再オンされた回数が多いほど大きな値を減速比制限γmaxに設定するものとしてもい。
第1実施例のハイブリッド自動車20や第2実施例の自動車320では、キックダウンスイッチ84aのオンオフ状態に基づいて減速比制限γmaxを設定すると共に設定した減速比制限γmaxとリングギヤ軸32aの回転数Nr(アウトプットシャフト352の回転数Nout)とに基づいて回転数制限Nemax(パワー制限Pemax)を設定するものとしたが、リングギヤ軸32aの回転数Nr(アウトプットシャフト352の回転数Nout)を考慮しないでキックダウンスイッチ84aのオンオフ状態に基づいて回転数制限Nemax(パワー制限Pemax)を設定するものとしてもよい。
第1実施例のハイブリッド自動車20や第2実施例の自動車320では、アクセルペダル83を大きく踏み込んだときに当接してオンするキックダウンスイッチ84aを設けると共にキックダウンスイッチ84aのオンオフ状態に基づいて運転者が大きな動力による走行を要求しているか否かを判定するものとしたが、キックダウンスイッチ84aを設けることなく、アクセル開度Accやアクセル開度Accの時間変化量(例えば、図2の駆動制御ルーチンで入力されたアクセル開度Accの今回値と前回値との偏差)に基づいて運転者が大きな動力による走行を要求しているか否かを判定するものとしてもよい。例えば、アクセル開度Accが所定開度Aref以上で且つアクセル開度Accの時間変化量が所定量ΔAref以上のときにキックダウンスイッチ84aがオンされたときと同様に運転者が大きな動力による走行を要求していると判断し、アクセル開度Accが所定開度Aref未満のときやアクセル開度Accの時間変化量が所定量ΔAref未満のときにキックダウンスイッチ84aがオフされたときと同様に運転者が大きな動力による走行を要求していないと判断することができる。
第1実施例や第2実施例に示したように、任意の運転ポイントで運転されるエンジン22からの動力をトルク変換して車軸側に伝達する装置や機構を備える自動車であれば如何なる構成の自動車としてもよい。また、自動車の形態だけでなく自動車の制御方法の形態としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30における動力の伝達効率と減速比γとの関係の一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例とパワー制限Pemaxを設定する様子を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 第2実施例の自動車320の構成の概略を示す構成図である。 第2実施例の電子制御ユニット370により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例の駆動制御ルーチンの一例の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
20,120,220,320 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、84a キックダウンスイッチ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、340 トルクコンバータ、350 CVT 351 インプットシャフト、352 アウトプットシャフト、353 プライマリープーリー、354 セカンダリープーリー、355 ベルト、356 第1アクチュエータ、357 第2アクチュエータ、361,362 回転数センサ、370 電子制御ユニット、372 CPU、374 ROM、376 RAM、MG1,MG2 モータ。

Claims (12)

  1. 内燃機関と、
    任意の運転ポイントで運転される前記内燃機関からの動力をトルク変換して車軸側に出力可能なトルク変換手段と、
    運転者のアクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、
    前記検出されたアクセル操作の操作量に基づいて車両に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段と、
    前記検出されたアクセル操作に基づいて運転者が車両に対して大きな駆動力の出力を要求する大駆動力要求を判定する大駆動力要求判定手段と、
    前記内燃機関の運転状態に対して課した所定の制約と前記設定された要求パワーと前記大駆動力要求判定手段の判定結果とに基づいて前記内燃機関の目標回転数と目標トルクとからなる目標運転ポイントを設定する目標運転ポイント設定手段と、
    前記設定された目標運転ポイントで前記内燃機関が運転されるよう前記内燃機関と前記トルク変換手段とを駆動制御する制御手段と
    を備える自動車。
  2. 前記目標運転ポイント設定手段は、前記設定された要求パワーを前記大駆動力要求判定手段の判定結果に基づいて制限して前記内燃機関の目標パワーを設定し、前記所定の制約を用いて前記設定した目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する手段である請求項1記載の自動車。
  3. 前記目標運転ポイント設定手段は、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されないときには前記所定の制約を用いて前記内燃機関の目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する際に前記車軸側の回転数に対する前記内燃機関の回転数の比が第1所定値未満となる条件をもって前記設定された要求パワーを制限して前記目標パワーを設定し、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されたときには前記所定の制約を用いて前記内燃機関の目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する際に前記車軸側の回転数に対する前記内燃機関の回転数の比が前記第1所定値よりも大きな第2所定値未満となる条件をもって前記設定された要求パワーを制限して前記目標パワーを設定する手段である請求項2記載の自動車。
  4. 前記目標運転ポイント設定手段は、前記大駆動力要求判定手段により運転者が要求する駆動力が大きいと判定されるほど大きな値を前記第2所定値として前記目標パワーを設定する手段である請求項3記載の自動車。
  5. 前記目標運転ポイント設定手段は、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されないときには前記所定の制約を用いて前記内燃機関の目標パワーに基づいて前記目標運転ポイントを設定する際に前記車軸側の回転数に対する前記内燃機関の回転数の比が所定値未満となる条件をもって前記設定された要求パワーを制限して前記目標パワーを設定し、前記大駆動力要求判定手段により前記大駆動力要求が判定されたときには前記設定された要求パワーを前記目標パワーに設定する手段である請求項2記載の自動車。
  6. 前記大駆動力要求判定手段は、前記アクセル操作の操作量と操作速度とに基づいて前記大駆動力要求を判定する手段である請求項1ないし5いずれか記載の自動車。
  7. 請求項1ないし5いずれか記載の自動車であって、
    前記アクセル操作の操作量が所定操作量以上でオンし、前記所定操作量未満でオフするスイッチを備え、
    前記大駆動力要求判定手段は、前記スイッチのオンオフ状態に基づいて前記大駆動力要求を判定する手段である
    自動車。
  8. 請求項1ないし7いずれか記載の自動車であって、
    前記トルク変換手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸側とに接続され電力と動力の入出力により該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、前記車軸側に動力を入出力可能な電動機と、前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段とを備える手段であり、
    前記制御手段は、前記設定された目標運転ポイントで前記内燃機関が運転されると共に前記検出されたアクセル操作の操作量に応じた駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段である
    自動車。
  9. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸側と第3の軸の3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備える手段である請求項8記載の自動車。
  10. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記車軸側に接続された第2の回転子とを有し電磁的な作用により該第1の回転子と該第2の回転子とを相対的に回転させる対回転子電動機である請求項8記載の自動車。
  11. 請求項1ないし7いずれか記載の自動車であって、
    前記トルク変換手段は、無段変速機であり、
    前記制御手段は、前記設定された目標運転ポイントにおける回転数で前記内燃機関が回転するよう前記無段変速機の変速比を制御する手段である
    自動車。
  12. 内燃機関と、任意の運転ポイントで運転される前記内燃機関からの動力をトルク変換を伴って車軸側に出力可能なトルク変換手段とを備える自動車の制御方法であって、
    (a)アクセル操作の操作量に基づいて車両に要求される要求パワーを設定し、
    (b)アクセル操作に基づいて運転者が車両に対して大きな駆動力の出力を要求する大駆動力要求を判定し、
    (c)前記内燃機関の運転状態に対して課した所定の制約と前記設定された要求パワーと前記ステップ(b)の判定結果とに基づいて前記内燃機関の目標回転数と目標トルクとからなる目標運転ポイントを設定し、
    (d)前記設定された目標運転ポイントで前記内燃機関が運転されるよう前記内燃機関と前記トルク変換手段とを駆動制御する
    自動車の制御方法。
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