JP2007234988A - 半導体素子の実装基板及び実装方法 - Google Patents
半導体素子の実装基板及び実装方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007234988A JP2007234988A JP2006056774A JP2006056774A JP2007234988A JP 2007234988 A JP2007234988 A JP 2007234988A JP 2006056774 A JP2006056774 A JP 2006056774A JP 2006056774 A JP2006056774 A JP 2006056774A JP 2007234988 A JP2007234988 A JP 2007234988A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- semiconductor element
- substrate
- opening
- resist film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/15—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
- H01L2224/16—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
- H01L2224/161—Disposition
- H01L2224/16151—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/16221—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/16225—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
- H01L2224/16227—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation the bump connector connecting to a bond pad of the item
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/26—Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/2612—Auxiliary members for layer connectors, e.g. spacers
- H01L2224/26152—Auxiliary members for layer connectors, e.g. spacers being formed on an item to be connected not being a semiconductor or solid-state body
- H01L2224/26175—Flow barriers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/26—Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/31—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
- H01L2224/32—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
- H01L2224/321—Disposition
- H01L2224/32151—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/32221—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/32225—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73201—Location after the connecting process on the same surface
- H01L2224/73203—Bump and layer connectors
- H01L2224/73204—Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector
Abstract
【課題】アンダーフィル材がICの周囲に漏れ出さず、均一に充填することができる半導体素子の実装基板を提供する。
【解決手段】IC20を実装するための実装パッド16と、実装パッド16が配置された基板本体12と、基板本体12の表面に被覆され、実装パッド16配置部に実装パッド16に対して実装されるIC20のダイサイズよりも大きな開口部15を備えたソルダーレジスト膜14とを有することを特徴とする。また、このような構成の実装基板10では、実装パッド16に対するIC20の実装はバンプ22を介して行うこととし、ソルダーレジスト膜14に備えられる開口部15はIC20の外周形状と相似な形状とし、IC20を構成する1対の辺に対応する開口部15の辺の幅L0はバンプ22の直径をD、IC20における一対の辺の幅をLとした場合に、L+(2/3)D≦L0<L+Dの範囲で定めると良い。
【選択図】図1
【解決手段】IC20を実装するための実装パッド16と、実装パッド16が配置された基板本体12と、基板本体12の表面に被覆され、実装パッド16配置部に実装パッド16に対して実装されるIC20のダイサイズよりも大きな開口部15を備えたソルダーレジスト膜14とを有することを特徴とする。また、このような構成の実装基板10では、実装パッド16に対するIC20の実装はバンプ22を介して行うこととし、ソルダーレジスト膜14に備えられる開口部15はIC20の外周形状と相似な形状とし、IC20を構成する1対の辺に対応する開口部15の辺の幅L0はバンプ22の直径をD、IC20における一対の辺の幅をLとした場合に、L+(2/3)D≦L0<L+Dの範囲で定めると良い。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体素子の実装基板、及び実装基板に対する半導体素子の実装方法に係り、特に実装基板に対してバンプを介して半導体素子を実装する際に用いられる実装基板、及び実装方法に関する。
半導体素子(IC)を実装基板に実装する際、図6に示すように、実装基板に対してバンプを介して実装されることがある。いわゆるフリップチップボンディングといわれる実装方法である。ここで、図6において、図6(A)は実装基板の平面図、図6(B)は半導体素子を実装した実装基板の側断面図を示す。
このような実装方法では、実装基板1とIC2との接続がバンプ3の配置部分のみとなることから、実装強度に不安が持たれる。特に、実装基板1が可撓性のものである場合には、接続部分であるバンプ3には過度の応力が負荷されることとなる。このため上記のような実装を行う場合には、IC2と実装基板1との間に硬化性の樹脂(アンダーフィル材)4を注入し、実装強度の向上が図られている。
IC2と実装基板1との間に対するアンダーフィル材4の注入は、微小な隙間に対する毛細管現象を利用して行われるが、単純に注入するだけではIC2の下部に均一にアンダーフィル材4を行き渡らせることは困難であり、IC2の下部に注入しきれないアンダーフィル材4がIC2の周囲に漏れ出すといった事態が生じていた。
このような実状を鑑み、特許文献1に開示されているような技術が開発されている。特許文献1に開示されている技術は図7に示すようなものである。なお、図7において、図7(A)は実装基板の平面図、図7(B)は半導体素子を実装した実装基板の側断面図を示す。一般的に実装基板1には、種々の配線パターンを保護するために、ソルダーレジスト膜5と呼ばれる保護膜が付されており、IC2を実装するための実装パッド6が配置された部分等、外部との接続に使用される部分においては、このソルダーレジスト膜5に開口部が設けられ、そのパターンが外部に晒される構成が取られている。特許文献1に開示されている実装基板1は、前記ソルダーレジスト膜5のうち、IC2を実装する部分の周囲に、枠状の溝7あるいは凸部を形成し、注入時に余ったアンダーフィル材4(不図示)が、この溝7、あるいは凸部を越えて外部へ漏れ出ることを防止する構成を採っている。このような構成とすることによりアンダーフィル材4はIC2の下部に均等に行き渡るというのである。
特開平11−150206号公報
しかし、上記特許文献1に開示されているような基板の構造において、ICと実装基板との間と、溝あるいは凸部とでは、注入されたアンダーフィル材が流動する速度が異なることとなる。このため、余剰なアンダーフィル材が溝から溢れ出たり、溝を流動したアンダーフィル材がICと実装基板との間を流動するアンダーフィル材の先に回りこみ、この結果としてアンダーフィル材の間に空気を噛み込むこととなる可能性がある。このような原因によるボイドの発生や、アンダーフィル材の漏れ出しは、不良品の発生に大きく起因するため、避けることが望ましい。また、ICの周囲に凸部を形成する場合には、凸部の形成という余分な工程を経ることとなると共に、高集積化が進む実装基板上にて余計なスペースを取ることは得策では無い。
そこで本発明では、充填したアンダーフィル材がICの周囲に漏れ出す虞が無く、ICと実装基板との間に均一に充填することができる半導体素子の実装基板及び実装方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体素子の実装基板は、半導体素子を実装するための実装パッドと、前記実装パッドが配置された基板本体と、前記基板本体の表面に被覆され、前記実装パッド配置部に前記実装パッドに対して実装される半導体素子のダイサイズよりも大きな開口部を備えたソルダーレジスト膜と、を有することを特徴とする。このような構成の実装基板であれば、半導体素子実装後にアンダーフィル材を充填する際、アンダーフィル材が半導体素子の下部に行き渡る前に、半導体素子の周囲に漏れ出す虞が無い。また、ソルダーレジスト膜に形成された開口部が、プール状の堰となるため、充填されたアンダーフィル材は半導体素子と実装基板との間に均一に広がることとなる。
また、上記構成の半導体素子の実装基板では、前記実装パッドに対する前記半導体素子の実装はバンプを介して行うこととし、前記ソルダーレジスト膜に備えられる前記開口部は前記半導体素子の外周形状と相似な形状とし、前記半導体素子を構成する辺に対応した前記開口部の幅L0は前記バンプの直径をD、前記半導体素子における一対の辺の幅をLとした場合に、L+(2/3)D≦L0<L+Dの範囲で定めるようにすると良い。形成する開口部の幅を上記のように定めることにより、半導体素子と開口部の辺との垂直方向の重なり具合を見ることで、半導体素子の実装状態の良否を判定することが可能となる。
また、上記構成の半導体素子の実装基板では、前記開口部の外周の一部にソルダーレジスト膜に切欠きを設けて形成したポケットを備えるようにすると良い。開口部の外周部にポケットを形成することにより、アンダーフィル材の充填に使用するニードルの直径が半導体素子の外周と開口部の外周との間の隙間よりも太い場合であっても、アンダーフィル材の充填を実施することができる。
また、上記構成の半導体素子の実装基板では、前記基板本体の表面に、前記実装パッドに接続されるパターン配線を配置し、前記開口部に配置された前記パターン配線をソルダーレジスト膜で被覆する構成とすると良い。このような構成とすることにより、基板本体を単層基板とした場合であっても、パターン配線間にブリッジ等が生じることを防止することができる。
また、上記構成の半導体素子の実装基板では、前記基板本体をフレキシブル基板としても良い。基板本体をフレキシブル基板とした場合であっても、半導体素子実装後にアンダーフィル材を充填する際、アンダーフィル材が半導体素子の下部に行き渡る前に、半導体素子の周囲に漏れ出す虞が無い。また、ソルダーレジスト膜に形成された開口部が、プール状の堰となるため、充填されたアンダーフィル材は半導体素子と実装基板との間に均一に広がることとなる。また、アンダーフィル材を充填して半導体素子を固定した場合には、半導体素子の実装強度が向上すると共に実装状態が安定し、基板本体に撓みが生じた場合であってもその撓みによる応力が半導体素子に伝達され難くなる。
また、上記目的を達成するための本発明に係る半導体素子の実装方法は、上記いずれかに記載の半導体素子の実装基板に対して半導体素子を実装する方法であって、前記実装パッドに対して、バンプを介して前記半導体素子を実装し、前記ソルダーレジスト膜の開口部に対してアンダーフィル材を注入して硬化させ、前記半導体素子の実装強度の向上を図ることを特徴とする。上記のような実装基板に対してこのような実装方法を実施すれば、アンダーフィル材が半導体素子と実装基板との間に充填される前に、半導体素子の周囲に漏れ出る虞が無い。また、アンダーフィル材は半導体素子と実装基板との間に均一に広がることとなるため、半導体素子の実装強度の向上を図ることができると共に、実装状態が安定する。
また、上記実装方法を実施するにあたり、前記ソルダーレジスト膜に設けられる前記開口部の幅L0をL+(2/3)D≦L0<L+Dの範囲で定めた場合において、半導体素子を実装する際、前記半導体素子は、外周が前記開口部の外周より内側に位置するように前記開口部内に配置すると良い。このような位置関係で半導体素子を開口部内に配置すれば、半導体素子の実装状態を適正なものに保つことができることとなる。
以下、本発明の半導体素子の実装基板、および半導体素子の実装方法に係る実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明に係る一部の実施形態に過ぎず、本発明はその主要部を変えない限度において種々の形態を採るものとする。
まず、図1を参照して本発明の半導体素子の実装基板に係る第1の実施形態について説明する。なお、図1において図1(A)は実装基板の平面図、図1(B)は半導体素子を実装した実装基板の側断面図、図1(C)は、実装した半導体素子をアンダーフィル材によって固定した状態における実装基板の側断面図をそれぞれ示す。
本実施形態における半導体素子の実装基板(以下単に、実装基板という)10は、基板本体12と、この基板本体12の少なくとも1主面に配置された実装パッド16と、基板本体12の主面に被覆されたソルダーレジスト膜14とから構成されることを基本とする。
前記基板本体12は、一般的なプリント基板に用いられるガラス−エポキシ、フッ化樹脂(4フッ化エチレン樹脂)等によって構成されるいわゆるリジッド基板であれば良い。また、本実施形態における基板本体12は、多層基板として構成されることが望ましい。例えば基板本体12が、図1(B)、(C)に示すように、第1層基板12aと第2層基板12bとから構成される場合には、第1層基板12aの一主面(表面)に実装パッド16を配置し、第1層基板12aの裏面と第2層基板12bとの間に導通を図るためのパターン配線(不図示)を配置し、前記実装パッド16と前記パターン配線とをスルーホール18によって接続するというような構成とすると良い。このような構成とすることにより、実装パッド16以外のパターン配線が外部に晒されることが無くなり、ハンダブリッジ等によってパターン配線間に短絡が生じるといった事態を避けることが可能となる。
基板本体12の主面(第1層基板12aの表面)に被覆されるソルダーレジスト膜14は、前記実装パッド16の配置範囲、及びその周囲にかけて形成された開口部15を有する。半導体素子(IC)20を前記実装パッド16へ実装する際には、ハンダボール等のバンプ22を介したフリップチップボンディングが成される。フリップチップボンディングによってIC20を実装パッド16へ実装した後、IC20と基板本体12の主面との間には、非導電性のアンダーフィル材30が充填される。そして充填されたアンダーフィル材30がIC20と基板本体12との間で固着することにより、IC20の実装強度が確保されると共に、実装パッド16間における短絡をも防止することが可能となる。
前記ソルダーレジスト膜14に形成した開口部15は、前記アンダーフィル材30を前記IC20と前記基板本体12との間に充填しやすくするためのプール(堰)の役割を担う。開口部15中にはアンダーフィル材30の進行を妨げるものが殆ど無いため、開口部15へ注入したアンダーフィル材30が、開口部15全域に広がる前に当該開口部15の外部へ漏れ出すといった虞が無い。また、アンダーフィル材30が漏れ出すことなく開口部15内に広がって行くことより、効率的にIC20と基板本体12との間にアンダーフィル材30が充填されることとなる。また、開口部15に充填されたアンダーフィル材30は、規定の方向に向かって徐々にIC20と基板本体12との間に広がって行くこととなるため、進行速度の遅い箇所に進行速度の速い箇所のアンダーフィル材30が回り込むという事態が生じる虞も無い。このため、充填されたアンダーフィル材30の中にボイドが生じる確率が低くなり、リフロー時等加熱工程における不具合の発生を防止することができる。
ソルダーレジスト膜14に設ける開口部15は、基板本体12に実装するIC20のダイサイズよりも僅かに大きな相似形状とすることが望ましい。ソルダーレジスト膜14は基板本体12の表面に配置されたパターン配線等を保護する役割を担うものであるため、無用に開口部15を大型化することは望ましくないからである。
実装パッドに対してIC20を実装する際、実装許容値の範囲内であれば実装パッド16に対してバンプ22の接触位置がずれていた場合であっても、リフロー時に溶融したハンダが実装パッド16の配置範囲を外れることが無い。この実装位置の実装許容値は、図2(B)に示すように、ハンダボール(バンプ)22の直径をDとした場合にD/3〜D/2程度となる。そして、矩形状のIC20における一対の辺の間の幅(ダイサイズの幅)をLとすると、ソルダーレジスト膜14の開口部15における前記一対の辺に対応する各辺間の幅L0は、
と表すことができる。ソルダーレジスト膜14の開口部15の開口幅L0をこの程度の範囲に規定しておくことにより、IC20を実装する際、目視によりIC20の実装位置が実装許容差の範囲内にあるか否かを判断することが可能となる。具体的には、図2(B)に示すように、IC20の実装ズレが実装許容差dに達すると、IC20の一側端部とソルダーレジスト膜14における開口部15の一側端部とが垂直方向に重なるように位置することとなる。このように、IC20の実装状態がソルダーレジスト膜14の一部と重なる状態となった場合には、IC20の実装状態は良好なものでないということができるのである。したがって、IC20がこのような実装状態であった場合には、目視、あるいは機械的な自動検査により、不良と判定することができ、IC20の実装のやりなおし等の措置を講ずることができるようになる。なお、図2において、図2(A)はIC20の理想的な実装状態を示す側断面図であり、実装パッド16の中心とバンプ22の中心とが重なるようにIC20が実装されている状態を示す。
実装基板10に対してIC20が適正に実装された後、アンダーフィル材30の充填が行われる。ここで、例えば図2(A)に示すように実装基板10に対して理想的な状態でIC20が実装された場合、IC20とソルダーレジスト膜14における開口部15の辺との間には僅かな隙間が形成される。上述したアンダーフィル材30はニードルという針状の冶具を介して前記隙間からIC20と基板本体12との間に注入、充填されるのである。
上記のような実装基板10は例えば、銅箔等のパターン配線材料により、基板本体12に実装パッド16を含むパターン配線を形成する。パターン配線の形成は、基板本体12の主面に被覆した銅箔(パターン配線材料薄膜)上にレジスト膜を形成し、パターン配線の形状に合ったマスクを用いて前記レジスト膜を露光・現像し、前記銅箔をエッチングすることによって行う。その後、パターン配線上に残留するレジスト膜を除去し、基板本体の主面にソルダーレジスト膜14を被覆する。ソルダーレジスト膜14の被覆には、スクリーン印刷、カーテンコート、スプレーコート、ロールコート、及びドライフィルムを使ったラミネート等が一般的である。スクリーン印刷等によってソルダーレジスト膜14を形成する場合、ソルダーレジスト膜14を形成するためのソルダーレジストインキは感光性のものが良い。例えばポジ型のインキの場合、前述した開口部、及び実装に使用する部分を被覆するソルダーレジスト膜14を露光・現像することによって除去し、前記開口部15を形成する。このように、開口部15を形成する工程は、従来の実装基板を製造する工程と同一な工程の中で行うことができるため、スループットが低下することは無い。
上記のような実装基板10によれば、IC20と基板本体12との間に均一にアンダーフィル材30を充填することができる。また、ソルダーレジスト膜14がプール状に抜かれているため、充填されるアンダーフィル材30の進行速度に大差が生じることが無く、アンダーフィル材30がIC20の下面に充填される前に開口部15からアンダーフィル材30が溢れるという事態が生じ無い。また、IC20の下面とIC20の周囲との間においてアンダーフィル材30の進行速度に大差が無いため、アンダーフィル材30の回り込みによるボイドの発生を防止することができる。なお、上記構成の実装基板10では、実装パッド16以外のパターン配線は第1層基板12aと第2層基板12bとの間に配置する旨を記載したが、基板本体12として単層の基板を採用する場合には、実装パッド16と同一表面にパターン配線を配置するようにしても良い。
次に、図3を参照して本発明の半導体素子の実装基板に係る第2の実施形態について説明する。本実施形態の実装基板における殆どの構成は、上述した第1の実施形態に係る実装基板と同様である。したがって、その機能を同様とする箇所には図1と同様の符号を附してその詳細な説明は省略することとする。
本実施形態の実装基板の特徴は、ソルダーレジスト膜14の開口部15にポケット15aを形成したことである。前記ポケット15aは、前記開口部15の周囲に位置するソルダーレジスト膜14に切欠きを形成することによって構成される。
IC20(不図示)を基板本体12に実装した後には、上述したようにIC20と基板本体12との間にアンダーフィル材30(不図示)が充填される。アンダーフィル材30の充填は、ニードルと呼ばれる針状の冶具を用いて行われるが、アンダーフィル材30を短時間で充填する場合には、前記ニードルとして径の太いものを用いることもできる。この際、図3中、2点鎖線で示すIC20のダイサイズと、ソルダーレジスト膜14の開口部15の各辺との間の間隔(隙間)が、前記ニードルの径よりも狭くなってしまうことがある。前記ポケット15aは、このようにニードルの直径がIC20のダイサイズとソルダーレジスト膜14の開口部15の各辺との間の隙間よりも太い場合に用いられる。
このようなポケット15aを利用したアンダーフィル材30の充填は、前記ポケット15aにニードルをあてがい、アンダーフィル材30をポケット15aへ注入し、注入したアンダーフィル材30をポケット15aから開口部15側へ流動させ、IC20と基板本体12との間に流し込むことによって行う。
他の構成作用、効果については、上述した第1の実施形態に係る実装基板と同様である。なお、図3においては、ポケット15aの形成位置を開口部15の角部としているが、ポケット15aの形成位置はこれに限定されるものでは無い。例えばポケット15aを開口部15を構成する矩形のいずれかの辺の中央に形成した場合であっても同様の作用を担うことができる。
次に、図4を参照して、本発明の半導体素子の実装基板に係る第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態の実装基板における殆どの構成は、上述した第1の実施形態に係る実装基板と同様である。したがって、その機能を同様とする箇所には図1と同様の符号を附してその詳細な説明は省略することとする。また、本実施形態の実装基板を示す図4では、説明を簡単化するために、上述した第1、第2の実施形態に比べて実装パッド16の数を減らして記載しているが、実装パッド16の多寡は本実施形態に係る実装基板10を形成する上で大きな問題では無い。
本実施形態の実装基板10は、基板本体12の主面に実装パッド16及び前記実装パッド16に接続されたパターン配線(不図示)を配置する構成とした。そして、本実施形態の実装基板10では、配線間のブリッジや酸化等を防止するため、実装パッド16から矩形状に形成された開口部15の各辺までの間に配置されたパターン配線の形状に沿ってソルダーレジスト膜14aを形成する(残す)構成とした。このような構成とすることにより、開口部15中におけるソルダーレジスト膜の被覆範囲はパターン配線の配置位置のみとなるため、アンダーフィル材30(不図示)の充填時における抵抗差を小さく抑えることができる。このため、IC20(不図示)と基板本体12との間にアンダーフィル材30を均一に充填することができる。
また、パターン配線形状に沿ってソルダーレジスト膜14aが配置されているものの、IC20の下面ではソルダーレジスト膜14aの無い部分(開口部)の割合の方が大きいことにより、アンダーフィル材30を充填する際、当該アンダーフィル材30が開口部15に十分に広がる前に、前記開口部15から漏れ出すという虞も少ない。
また、実装パッド16から開口部15の各辺にかけて配置されたパターン配線を基板本体12の表面に配置する構成としているため、基板本体12として単層の基板を採用する場合であっても実施することができる。またこのような実施を行ったとしても、パターン配線間に短絡が生じる虞は無い。その他の構成、作用、効果については、上述した第1の実施形態に係る実装基板と同様である。
次に、図5を参照して本発明のICの実装基板に係る第4の実施形態について説明する。なお、図5において図5(A)は実装基板の平面図、図5(B)はICを実装した状態における実装基板の側断面図をそれぞれ示す。
本実施形態に係る実装基板110における基板本体112は、可撓性を有するフレキシブル基板(Flexible Printed Circuit Board)である。フレキシブル基板は一般的に、ポリエステルやポリイミドによって構成されたフィルムにパターン配線の材料となる銅箔を接着させて構成される基板である。
このようにして構成される基板本体112の表面には、上述した第1〜第3の実施形態に係る実装基板10と同様に、ソルダーレジスト膜114が被覆されている。そして、IC20の実装部位には、ソルダーレジスト膜114に開口部115が形成され、実装パッド116が外部に晒される構成とされている。開口部115の形成範囲は、上述した第1の実施形態に係る実装基板10に準ずる。なお、図5(A)において2点鎖線で示す範囲がICを理想的に実装した場合におけるダイサイズである。
実装基板に対するIC20の実装は、バンプ22を介したフリップチップボンディングで行う。本実施形態のように基板本体112にフレキシブル基板を採用する場合、一般にバンプ22を金(Au)によって構成し、超音波接合によって実装が成される。
IC20を実装基板110に実装した後、IC20とソルダーレジスト膜114に形成した開口部115のいずれかの辺との間に形成された隙間から前記開口部115内にアンダーフィル材30を注入し、IC20と基板本体112との間に充填する。充填したアンダーフィル材30が硬化することによりIC20の実装強度が増加される。また、アンダーフィル材30は硬化性の樹脂によって構成されるため、硬化後はフレキシブル基板である基板本体112に比べて剛性が高くなる。このため、IC20の実装状態が安定し、基板本体112に撓みが生じた場合であっても、その応力がIC20に伝達され難くなる。
なお、実施形態中にてソルダーレジスト膜に形成する開口部のサイズについて規定しているが、この大きさの規定は数式1からも解るようにバンプの大きさなど設定条件によっても変化する値であり、好適な設定範囲の1つであると考えることができる。
10………実装基板、12………基板本体、12a………第1層基板、12b………第2層基板、14………ソルダーレジスト膜、15………開口部、16………実装パッド、18………スルーホール、20………半導体素子、22………バンプ、30………アンダーフィル材。
Claims (7)
- 半導体素子を実装するための実装パッドと、
前記実装パッドが配置された基板本体と、
前記基板本体の表面に被覆され、前記実装パッド配置部に前記実装パッドに対して実装される半導体素子のダイサイズよりも大きな開口部を備えたソルダーレジスト膜と、
を有することを特徴とする半導体素子の実装基板。 - 前記実装パッドに対する前記半導体素子の実装はバンプを介して行うこととし、
前記ソルダーレジスト膜に備えられる前記開口部は前記半導体素子の外周形状と相似な形状とし、前記半導体素子を構成する辺に対応した前記開口部の幅L0は前記バンプの直径をD、前記半導体素子における一対の辺の幅をLとした場合に、
の範囲で定めることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の実装基板。 - 前記開口部の外周の一部にソルダーレジスト膜に切欠きを設けて形成したポケットを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体素子の実装基板。
- 前記基板本体の表面に、前記実装パッドに接続されるパターン配線を配置し、前記開口部に配置された前記パターン配線をソルダーレジスト膜で被覆したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体素子の実装基板。
- 前記基板本体をフレキシブル基板としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の半導体素子の実装基板。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の半導体素子の実装基板に対して半導体素子を実装する方法であって、
前記実装パッドに対して、バンプを介して前記半導体素子を実装し、
前記ソルダーレジスト膜の開口部に対してアンダーフィル材を注入して硬化させ、前記半導体素子の実装強度の向上を図ることを特徴とする半導体素子の実装方法。 - 前記ソルダーレジスト膜に設けられる前記開口部の幅L0を
の範囲で定めた場合において、
半導体素子を実装する際、前記半導体素子は、外周が前記開口部の外周より内側に位置するように前記開口部内に配置することを特徴とする請求項6に記載の半導体素子の実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006056774A JP2007234988A (ja) | 2006-03-02 | 2006-03-02 | 半導体素子の実装基板及び実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006056774A JP2007234988A (ja) | 2006-03-02 | 2006-03-02 | 半導体素子の実装基板及び実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007234988A true JP2007234988A (ja) | 2007-09-13 |
Family
ID=38555244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006056774A Pending JP2007234988A (ja) | 2006-03-02 | 2006-03-02 | 半導体素子の実装基板及び実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007234988A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010245280A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 配線基板の製造方法及び配線基板 |
JP2012186385A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Fujitsu Component Ltd | アンダーフィルが塗布される配線基板の製造方法、及び該製造方法により製造される配線基板 |
JP2013537365A (ja) * | 2010-09-09 | 2013-09-30 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | ポリマー充填剤溝を有する半導体チップデバイス |
JP2014150213A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
CN104134651A (zh) * | 2013-05-01 | 2014-11-05 | 瑞萨电子株式会社 | 半导体装置 |
JP2016149517A (ja) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 新光電気工業株式会社 | 配線基板及びその製造方法 |
-
2006
- 2006-03-02 JP JP2006056774A patent/JP2007234988A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010245280A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 配線基板の製造方法及び配線基板 |
JP2013537365A (ja) * | 2010-09-09 | 2013-09-30 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | ポリマー充填剤溝を有する半導体チップデバイス |
JP2012186385A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Fujitsu Component Ltd | アンダーフィルが塗布される配線基板の製造方法、及び該製造方法により製造される配線基板 |
JP2014150213A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
CN104134651A (zh) * | 2013-05-01 | 2014-11-05 | 瑞萨电子株式会社 | 半导体装置 |
JP2014220278A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
JP2016149517A (ja) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 新光電気工業株式会社 | 配線基板及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6368895B1 (en) | Method of producing an electronic circuit device | |
JP5113114B2 (ja) | 配線基板の製造方法及び配線基板 | |
US8039761B2 (en) | Printed circuit board with solder bump on solder pad and flow preventing dam | |
JP4438006B2 (ja) | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 | |
JP4536603B2 (ja) | 半導体装置の製造方法及び半導体装置用実装基板及び半導体装置 | |
TWI520664B (zh) | Wiring substrate and manufacturing method thereof | |
US20080135279A1 (en) | Printed wiring board having plural solder resist layers and method for production thereof | |
KR20090063117A (ko) | 배선 기판 및 반도체 장치 | |
JP2012156257A (ja) | 回路基板及び電子装置 | |
JP2007234988A (ja) | 半導体素子の実装基板及び実装方法 | |
TWI501369B (zh) | 銲料安裝基板及其製造方法,以及半導體裝置 | |
JP2006140327A (ja) | 配線基板およびこれを用いた電子部品の実装方法 | |
JP4416776B2 (ja) | パッケージ基板、半導体パッケージ及び半導体パッケージ作製方法 | |
JP2009164435A (ja) | 半導体装置の製造方法および半導体装置 | |
JP2002151833A (ja) | 電子部品実装用基板の製造方法 | |
JPH10163608A (ja) | プリント配線板及びその製造方法 | |
KR20160140174A (ko) | 솔더 브릿지를 억제할 수 있는 전기적 패턴을 갖는 전기적 장치 | |
JPH11251472A (ja) | 半導体装置およびその製造方法ならびに半導体実装装置 | |
JPH11191673A (ja) | はんだプリコート方法 | |
JP2006237367A (ja) | プリント配線板 | |
JP3821426B2 (ja) | 電子部品実装用基板 | |
JP2012134318A (ja) | 配線基板及び半導体装置と半導体装置の製造方法 | |
JP2003133714A (ja) | プリント配線板及びその製造方法 | |
JP2006245187A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2016021482A (ja) | 配線基板、配線基板を用いた半導体装置およびこれらの製造方法 |