JP2007232889A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズを移動させる動作の際のガタつきを抑制でき、かつ構造が簡単なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ3を保持すると共に、ガイド軸8を受ける軸受け9を有し、ガイド軸8に案内されて光軸L方向に移動するレンズ保持部材2を備え、ガイド軸8とレンズ保持部材2との間に付勢部材(板ばね11)を設ける。ここで板ばね11による付勢方向を、ガイド軸8a中心に向かう方向とする。また、板ばね11によってガイド軸8aと軸受け9Aが押さえられる箇所を、光軸方向に離れた複数箇所とするのが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒に関する。
レンズ鏡筒、特にズームレンズ鏡筒は、焦点距離を変動させるズーミング動作等、レンズを移動させる動作の際の滑らかさが要求される。その理由は、ズーミング動作等にガタつきがあると、動画の撮影の場合は撮影された画像がぶれる等の悪影響があり、静止画の撮影であっても、繰り返しのズーミング動作等により、ズームレンズ鏡筒の各種部品が磨耗し、ズーミング機構等が機能しなくなるおそれがあるためである。
そこでレンズが光軸方向へ移動するズーミング動作の際に、レンズを保持する部材に設けられた嵌合穴と、その嵌合穴へ挿通される、光軸方向と平行に設置されたガイド軸との摺動を安定化させる技術が提案されている(特許文献1参照)。その技術は、レンズを保持する部材に対して、光軸方向と直行する一定方向の力を付与するための機構を、レンズを保持する部材に取り付け、その力により嵌合穴とガイド軸との摺動位置を安定に保つ技術である。
特開2004−94172号公報
特許文献1の技術の場合、ガイド軸となるガイドバーに係合するスリーブ部とは別の位置となるラック部分に付勢手段の力が加わり、それをガイドバーへと伝達させる構成、すなわち、付勢力の伝達経路が複雑な構成となっているため、レンズ鏡筒全体としての構造が複雑となる。
そこで発明が解決しようとする課題は、レンズを移動させる動作の際のガタつきを抑制でき、かつ構造が簡単なレンズ鏡筒を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持すると共に、ガイド軸を受ける軸受けを有し、ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備え、ガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設けている。
この発明によれば、付勢部材は、レンズ保持部材の軸受けがガイド軸に沿って摺動する動作(レンズを移動させる動作)の際に、軸受けがガイド軸に対して斜め方向に摺動しようとするのを、付勢力によってガイド軸に沿って摺動するようにさせる。よって、レンズ保持部材がガイド軸へ斜め方向に摺動することに起因して生ずる、たとえばガタつきを抑制することができる。また、この発明によれば、レンズを移動させる動作を担うガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設けるため、従来の特許文献1のように、付勢力の伝達経路が複雑にならず、レンズ鏡筒全体の構造を複雑にしない。
また、上述した課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持すると共に、ガイド軸を受ける軸受けを有し、ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備えるレンズ鏡筒において、ガイド軸と上記レンズ保持部材との間に付勢部材を設け、付勢部材による付勢方向を、ガイド軸中心に向かう方向としている。
この発明によれば、上述の発明同様にガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設け、さらに、付勢部材による付勢方向を、ガイド軸中心に向かう方向としているため、レンズ保持部材の軸受けとガイド軸とのガタつきを抑制することができ、かつレンズ鏡筒全体の構造を複雑にしない。
また上述した課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持すると共に、ガイド軸を受ける軸受けを有し、ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備えるレンズ鏡筒において、軸受けおよび/またはガイド軸が、軸受けとガイド軸との摺動摩擦力を高める付勢部材を有し、付勢部材によってガイド軸とレンズ保持部材とが当接する箇所を、光軸方向に離れた複数箇所としている。
この発明によれば、上述の発明同様に、ガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設けているため、レンズ保持部材の軸受けとガイド軸とのガタつきを抑制することができ、かつレンズ鏡筒全体の構造を複雑にしない。さらに、光軸方向に離れた複数箇所に付勢部材によってガイド軸と軸受けとが当接する箇所を設けることにより、付勢部材が設置された1箇所を支点としてその周りのガイド軸がシーソーのように動こうとする場合に、その支点から光軸方向に離れた位置では、そのシーソーのような動きを抑えるように作用する。その結果、そのシーソーのような動きに起因した軸受けとガイド軸とのガタつきを抑制することができる。
また上述した課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持すると共に、ガイド軸が挿通される挿通部を有する軸受けを有し、ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備え、ガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設け、付勢部材によってガイド軸と軸受けとが当接した状態で、挿通部内には付勢部材による付勢力を与える側が、付勢力を受ける側より大きくされた隙間を設けている。
この発明によれば、上述の発明同様に、ガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設けているため、レンズ保持部材の軸受けとガイド軸とのガタつきを抑制することができ、かつレンズ鏡筒全体の構造を複雑にしない。さらに、ガイド軸が挿通部に挿通し、かつ付勢部材によってガイド軸と軸受けとが当接した状態で、挿通部内には大きな隙間を有することとなり、レンズ鏡筒内で発生した粉塵が挿通部内に入り込んでも、それを容易に排出することができ、その粉塵が軸受けとガイド軸との円滑な摺動を妨げるのを抑制できる。
また上述した課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持すると共に、レンズの光軸方向へ伸びる断面円形の円柱状ガイド軸を受ける軸受けを有し、ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備え、ガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設け、付勢部材によってガイド軸と上記軸受けとの当接箇所を、ガイド軸の外周に沿った2箇所とし、また、付勢部材とガイド軸との当接箇所を、ガイド軸の外周に沿った1箇所とし、当接箇所でガイド軸を3点支持することとしている。
この発明によれば、上述の発明同様に、ガイド軸とレンズ保持部材との間に付勢部材を設けているため、レンズ保持部材の軸受けとガイド軸とのガタつきを抑制することができ、かつレンズ鏡筒全体の構造を複雑にしない。さらに、付勢部材によって断面円形の円柱状ガイド軸とレンズ保持部材との当接箇所を、ガイド軸の外周に沿った2箇所とし、また、付勢部材とガイド軸との当接箇所を、ガイド軸の外周に沿った1箇所とし、上記当接箇所で上記ガイド軸を3点支持することで、ガイド軸を、光軸方向と直行する方向に安定的にでき、さらなるガタつき抑制効果を得ることができる。
他の発明は、上述の発明に加え、付勢部材が、レンズ保持部材に一体化された弾性体としている。ばねおよびゴム等の弾性体は、付勢部材として好適に機能する。
また、他の発明は、上述の発明に加え、付勢部材が板ばねであり、この板ばねがガイド軸を挟んでレンズとは反対側となるように配置されている。板ばねを付勢部材に用いることにより、付勢部材の取り扱い性が向上し、レンズ鏡筒の製造が容易になる。また、板ばねがガイド軸を挟んでレンズとは反対側となるように配置されることにより、レンズがその機能を果たす領域に板ばねが存在しないため、レンズの有効面積を最大限に確保することができる。
本発明のレンズ鏡筒は、レンズを移動させる動作の際のガタつきを抑制でき、かつ構造が簡単なものとなる。
以下、図1を参照しながら本発明の第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1を説明する。図1(A)は、第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1の要部断面図を示し、図1(B)は、図1(A)におけるA−A断面図を示している。
第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1は、鏡胴本体7と、レンズ保持部材2と、レンズ3と、ガイド軸8aおよび軸12から主に構成される。レンズ鏡筒1は、レンズ3を保護する鏡胴本体7によって囲まれている。以下、この明細書では、鏡胴本体7を含めてレンズ鏡筒と言うが、鏡胴本体7を含まないものをレンズ鏡筒としても良い。レンズ保持部材2は、レンズ3を保持した状態で、かつガイド軸8aおよび軸12によって支持された状態で、円筒状の鏡胴本体7内に収容されている。ここでレンズ保持部材2は、レンズ3を保持する枠体4と、その枠体4の外側であって、光軸Lに対して垂直方向且つガイド軸8aに向かう方向に伸びる第1のアーム5a、および第1のアーム5aとは反対方向且つ軸12に向かう方向に伸びる第2のアーム5bと、第1のアーム5aの先端に配置され、光軸L方向に伸びる軸受け支持部9aと、軸受け支持部9aの両端に配置される2つの軸受け筒状部9bと、第2のアーム5bの先端にあるU字溝6とを有する。なお、軸受け筒状部9bと軸受け支持部9aとから軸受け9Aが構成される。なお、軸受け9Aの光軸L方向の長さは、6mmとされている。
枠体4には、レンズ3を構成する2枚のレンズが、光軸Lがその中心位置にくるように嵌め込まれ、固定・保持されている。円筒状の鏡胴本体7の内側には、ガイド軸8aおよび軸12が光軸L方向と平行に配置・固定されている。円柱状のガイド軸8aは、軸受け9Aの光軸方向への摺動時における先端と後端の最大間隔が40mmとなるよう鏡胴本体7に配置・固定されている。すなわち、レンズ保持部材2が図1(A)で最も下方に動いた状態での軸受け9Aの先端位置と、最も上方に動いた状態での軸受け9Aの後端位置との距離が40mmとされている。そして、ガイド軸8aは、2つの軸受け筒状部9bにそれぞれ設けられた挿通孔14の双方に挿通されている。挿通孔14は、図1(B)に示すように、光軸Lから離れた側が四角形状で、光軸Lに近い側が三角形状となり、その四角と三角が連通した五角形とされている。円柱状の軸12は、U字溝6に係合し、軸受け9Aがガイド軸8aを中心として回動するのを防止している。また、挿通孔14に隣接して後述する板ばね11が挿入されるバネ係止穴15が設けられている。ここで、軸受け9Aとレンズ3とが一体となっていることから、軸受け9Aがレンズ3を保持していることとなる。
また、軸受け筒状部9bの挿通孔14内には、上述した五角形の挿通孔14の一部として、断面V字状をなしている溝(V字溝10)があり、そのV字溝10の2つの壁面に、それぞれ断面円形の円柱状のガイド軸8aの側面が当接している。そしてガイド軸8aは、V字溝10の2つの内側面(両端で計4箇所の側面)に、付勢部材としての板ばね11で付勢されている。板ばね11は、中間部分がU字状に湾曲した湾曲部11aと、その湾曲部11aとは逆側に折り返された2つの平面部11bと、その平面部11bのさらに先端側に、光軸Lとは垂直となる方向にかつ光軸Lから遠ざかる方向に伸ばされた係止部11cとを有している。板ばね11は、その両端がバネ係止孔15に挿入され、係止部11cが軸受け筒状部9bのそれぞれ外側面に当接することで、軸受け筒状部9bに係合・固定される。このとき、U字状の湾曲部11aがガイド軸8a側面に当接し、ガイド軸8aを光軸L方向に付勢している。なお、板ばね11とガイド軸8aとの摺動摩擦係数は0.5となるようにされているが、この値の±20%以内や、その他の値としても良い。
この板ばね11は、レンズ3が光軸L方向へ移動するズーミング動作等の際に、軸受け筒状部9bの挿通孔14内のガイド軸8aが常時、両端のV字溝10の壁面に当接するように付勢力を働かせる。この結果、軸受け9Aがガイド軸8aに対して斜めとなるのを防止する。そのため、レンズ3を光軸L方向に移動する際のガタつきを抑制することができる。ここでの付勢力発生機構は、その付勢力伝達経路を複雑にせず、直接的に軸受け9Aがガイド軸8aに沿って摺動するようにしている。そのために軸受け9Aとガイド軸8aとの摺動摩擦力が高まるが、この摺動摩擦は低く抑えられており、レンズ保持部材2は、スムーズに光軸L方向に移動する。また、この板ばね11の付勢方向は、ガイド軸8a中心に向かう方向としている。
また、板ばね11の付勢力によってガイド軸8aと軸受け9Aとが当接した状態で、軸受け筒状部9bの挿通孔14内には、光軸Lとは遠くなる側に大きな隙間14aが発生する。この隙間14aは、断面五角形の挿通孔14内に板ばね11を有していないこともあり、反対側の隙間14bよりも大きな隙間14aとなっている。このため、粉塵が隙間14a内に入り込んでも、その粉塵は挿通孔14中にとどまることはなく、容易に排出される。粉塵が軸受け9Aとガイド軸8aとの間に入り込み、そこにとどまった場合、レンズ保持部材2の円滑な摺動を妨げるが、この実施の形態ではその問題を抑制できる効果がある。また、挿通孔14には、V字溝10の底の部分にも隙間14bを有しているため、その効果は、より大きい。
ここで、ガイド軸8aは、断面円形の円柱状であり、その外周に沿って120度離れた箇所が、V字溝10の2つの内側面に各々当接している。また、この2つの当接箇所のガイド軸8aの外周に沿った中間位置から、ガイド軸8aの外周に沿って180度離れた箇所には、板ばね11が当接している。よって、V字溝10の2つの内側面と板ばね11により、ガイド軸8aを、光軸L方向と直交する方向に120度間隔で三点支持していることから、光軸L方向と直交するあらゆる方向からのガイド軸8aに対する意図せずに加えられる力に十分対抗できる。この結果、レンズ保持部材2を移動させる動作の際のガタつきが、さらに抑制される。なお、V字溝10の内側面に当接するガイド軸8aの箇所が120度ではなく、90度等他の角度としても良い。その場合においても2つの当接箇所の中間位置から180度離れた位置で板ばね11を当接させるようにするのが好ましい。なお、V字溝10は、軸受け筒状部9bのみに形成されているが、軸受け9Aの光軸方向全体に亘って形成しても良い。
次に、図2を参照しながら第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Aを説明する。図2(A)は、第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Aの要部断面図を示し、図2(B)は、図2(A)におけるA−A断面図を示している。第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Aは、軸受け9Bおよび付勢手段の形状・構造以外は、上述の第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1と同様である。よって、第1の実施の形態のレンズ鏡筒1と同一となる部材には、同一符号を付し、その説明を省略または簡略化することとする。
第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Aの付勢手段は、板ばね21からなる。この板ばね21は、側面から見て、図2(A)に示すように、W字状に成形されており、その中間部分(板ばね中間部21a)の膨らみ部分が押されると、その膨らみとは逆側に膨らんでいる板ばね両端部21bは、ガイド軸8aに強く当接する。円筒状の軸受け9Bは、軸受け9Bの光軸L方向の両端が板ばね両端部21の係止部21cに係合されることのできる長さ(6mmを若干超える長さ)とされると共に、板ばね21とガイド軸8aが挿通可能な断面五角形の挿通孔14を有するものとされている。ここでの挿通孔14は、第1の実施の形態と異なり、軸受け9Bの長さ方向(光軸L方向)全体に亘って形成されている。
板ばね21の設置・固定は、軸受け9Bの光軸L方向の両端が板ばね両端部21bの係止部21cに係合されることによる。ここで、軸受け9Bとガイド軸8aとの摺動の際に両者が当接する部分の最大長さ(6mm)が、軸受け9Bの光軸L方向への摺動時における先端と後端の最大間隔(40mm)の1/2以下となっている。よって、レンズ3の移動距離を十分に確保することができている。また、板ばね21は、ガイド軸8aと軸受け9Bとの間に、ガイド軸8aを挟んでレンズ3とは反対側に設置されている。よって、レンズ3がその機能を果たす領域には板ばね21が存在しなくなり、レンズ3の有効面積を最大限に確保することができる。
図2における、板ばね21とガイド軸8aと軸受け9Bとの設置状態では、軸受け9Bの挿通孔14の内壁面が、板ばね中間部21aの膨らみ部分を押圧し、その押圧力が板ばね両端部21bの膨らみ部分に伝達している。そして、その押圧力を受けた板ばね両端部21bの各々の膨らみ部分が、光軸L方向に相互に6mm離れてガイド軸8aに当接する。よって、レンズ保持部材2は、ガイド軸8aに沿って安定的に摺動する。また、板ばね21によって、ガイド軸8aに対するレンズ保持部材2の摺動摩擦力が高まるが、この摩擦力は、第1の実施形態と同様、その値を0.5としたり、他の値としたりしてレンズ保持部材2の移動を停止させるほどに大きいものとはしていないので、レンズ保持部材2は停止することなくスムーズに移動する。なお、板ばね21による付勢力は、ガイド軸8a中心に向かう方向となっている。
また、板ばね21の付勢力によってガイド軸8aと軸受け9Bとが当接した状態で、挿通孔14内には板ばね21が配置される側に充分に大きな隙間14aが発生する。この断面五角形の挿通孔14内には、板ばね21とガイド軸8aとが配置され、かつ、板ばね21が挿通孔14内でW字状に曲がりくねった状態で配置されていることから、隙間14aが反対側の隙間14bより、かなり大きくされている。このため、上述の第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1同様に、粉塵が挿通孔14内の大きな隙間14aに入り込んでも、それを容易に排出することができ、その粉塵が軸受け9Bとガイド軸8aとの円滑な摺動を妨げるのを抑制できる効果がある。また、挿通孔14には、V字溝10の底の部分にも隙間14bを有しているため、その効果はより大きい。
板ばね両端部21bの2つの膨らみ部分によって、光軸L方向に6mm離れた位置でガイド軸8aを押圧することにより、その押圧する一方の位置を支点としてその周りのガイド軸8aがシーソーのように動こうとしても、他方の押圧する位置の押圧力で、そのシーソーのような動きを抑えるように作用する。ここで、押圧部(当接部)の位置が、光軸L方向で6mm離れていることは、シーソーのような動きを抑える作用をより効果的としている。その結果、軸受け9Bとガイド軸8aとのガタつきをさらに抑制することができる。また、この構成により当接面積を大きくした場合には、単位面積当たりの摺動摩擦力が小さくなり、よりスムーズに軸受け9Bとガイド軸8aとの摺動がなされる。
次に、図3を参照しながら第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bを説明する。図3(A)は、第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bの要部断面図を示し、図3(B)は、図3(A)におけるA−A断面図を示している。第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bは、軸受け9Cおよび付勢手段の形状・構造以外は、上述の第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1と同様である。よって、第1の実施の形態のレンズ鏡筒1と同一となる部材には、同一符号を付し、その説明を省略または簡略化することとする。
第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bの付勢手段は、コイルばね31、ばね押さえ32および突起物33からなる。コイルばね31は、ガイド軸8aと軸受け9Cとの間に、ガイド軸8aを挟んでレンズ3とは反対側に設置されている。そしてこのコイルばね31は、ばね押さえ32の押圧力を受け、その押圧力を突起物33に伝達している。そしてその押圧力を受けた、樹脂成形物等からなる突起物33の、若干尖った円形の先端部が、ガイド軸8a中心に向かう方向に付勢している。ばね押さえ32は、軸受け9Cに形成された雌ねじに係合する雄ねじを有し、このねじが締められることで、コイルばね31に対して押圧力を付与している。またコイルばね31は、上述の第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Aと同様に、光軸方向に6mm離れた2つの位置でガイド軸8aを付勢している。よって、第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Aと同様に、軸受け9Cとガイド軸8aとのガタつきをさらに抑制することができる。ここで、軸受け9Cは、軸受け筒状部9dと軸受け支持部9cとから構成される。なお、この突起物33は、軸受け筒状部9dに設けられた光軸Lとは垂直となる方向に沿って開けられた貫通孔、すなわちばね押さえ32が配置される空間と、挿通孔14とをつなぐ貫通孔内に、その後端(ガイド軸8aとは逆側)が配置される。また、その貫通孔内には、コイルばね31が配置される。よって、コイルばね31の伸縮方向が光軸L方向となるようガイドされることとなり、また、突起物33は、貫通孔内を移動することとなるため、ばね押さえ32およびコイルばね31による押圧力を、光軸L方向以外の方向に向かわせないようにガイド軸8aに伝達する。
また、コイルばね31の付勢力によってガイド軸8aと軸受け9Cとが当接した状態で、挿通孔14内にはコイルばね31が配置される側に充分大きな隙間14aが発生する。この断面五角形の挿通孔14内には、突起物33が配置されるが、この突起物33によって、ガイド軸8aがレンズ3側に付勢されるため、隙間14aが大きく得られている。このため、上述の第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1同様に、粉塵が挿通孔14内の大きな隙間14aに入り込んでも、それを容易に排出することができ、その粉塵が軸受け9Cとガイド軸8aとの円滑な摺動を妨げるのを抑制できる効果がある。また、挿通孔14にはV字溝10の底の部分にも隙間14bを有しているため、その効果はより大きい。
以下、図4を参照しながら第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Cを説明する。図4(A)は、第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Cの要部断面図を示し、図4(B)は、図4(A)におけるA−A断面図を示している。第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Cは、軸受け9Dおよび付勢手段の形状・構造の形状以外は、上述の第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bと同様である。よって、第3の実施の形態のレンズ鏡筒1Bと同一となる部材には、同一符号を付し、その説明を省略または簡略化することとする。
第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Cの付勢手段は、コイルばね31、ばね押さえ32および押圧部材41からなる。コイルばね31は、ガイド軸8aと軸受け9Dとの間に、ガイド軸8aを挟んでレンズ3とは反対側に設置されている。そしてこのコイルばね31は、ばね押さえ32の押圧力を受け、その押圧力を押圧部材41に伝達している。そしてその押圧力を受けた押圧部材41が、ガイド軸8a中心に向かう方向に付勢している。ばね押さえ32は、軸受け9Dに形成された雌ねじに係合する雄ねじを有し、このねじが締められることで、コイルばね31に対して押圧力を付与している。またコイルばね31は、上述の第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bと同様に、光軸L方向に6mm離れた2つの位置でガイド軸8aを付勢している。よって、第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bと同様に、軸受け9Dとガイド軸8aとのガタつきをさらに抑制することができる。ここで、軸受け9Dは、軸受け筒状部9fと軸受け支持部9eと押圧部材ガイド9gとから構成される。
第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Cの押圧部材41は、全体が円柱形で、ばね押さえ32側に、コイルばね31が入る円柱形の凹部を有し、ガイド軸8a側にガイド軸8aの周面が当接するV字溝を有しているものである。この構成により、コイルばね31が押圧部材41を、ガイド軸8aの側面が押圧部材41のV字溝に嵌る方向に付勢する。この結果、軸受け9Dは、ガイド軸8aに沿ってスムーズに摺動することとなる。またこの構成により、ガイド軸8aと軸受け9Dとの接触面積が大きくなるが、単位面積当たりの両者の摺動摩擦力が低下し、よりスムーズに光軸L方向へレンズ保持部材2を移動させることができる効果を有する。なお、この押圧部材41は、軸受け筒状部9fが有する押圧部材ガイド9gにより、ばね押さえ32およびコイルばね31による押圧力を光軸L方向以外の方向に向かわせないように伝達させる。
以上、各実施の形態に係るレンズ鏡筒1,1A,1B,1Cを説明したが、本発明の要旨を変更しない限り、種々変更することができる。たとえば、ガイド軸8aと当接する付勢部材の表面には、摺動性を増すと共に磨耗を防止する保護材を設けるようにしても良い。その理由は、ガイド軸8aとの摺動の繰り返しにより、付勢部材が磨耗するのを抑制することができるためである。たとえば第1および第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1,1Aでは、付勢部材に板ばね11を用いているため、モールド技術等を活用して板ばね11の表面に保護材としての樹脂層を形成することが好ましい。
第2、3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1A,1B,1Cでは、付勢部材によってガイド軸8aを押さえる箇所を、光軸L方向に離れた2箇所とした。しかし、レンズ3を保持すると共に、ガイド軸8aを受ける軸受け9B,9C,9Dを有し、ガイド軸8aに案内されて光軸L方向に移動するレンズ保持部材2を備え、ガイド軸8とレンズ保持部材2との間に付勢部材を設けているレンズ鏡筒においては、付勢部材によってガイド軸8aを押さえつける箇所を、光軸L方向に離れた2を越える箇所とすることができる。なお、付勢部材によりガイド軸8aと軸受け9とが当接する箇所や、付勢部材側とガイド軸8aとが当接する箇所が多くなれば、個々の当接箇所における単位面積当たりの摺動摩擦力を小さくでき、よりスムーズに光軸L方向へレンズ3を移動させることができる。
また、第1、第3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1,1B,1Cでは、V字溝10は、軸受け9A,9C,9Dの両端の2箇所のみとしているが、軸受け9A,9C,9Dの光軸L方向全体に亘るものとしても良い。さらに、第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Aでは、V字溝10は、軸受け9Bの光軸L方向全体に亘るものとなっているが、その一部(好ましくは両端部)のみにV字溝10を形成するようにしても良い。
また、第2、第3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1A,1B,1Cは、付勢部材によってガイド軸8aを押さえつける箇所を、光軸方向に離れた2箇所としている。しかし、ガタつき抑制手段により、その抑制効果が十分に得られるなら、第2第3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1A,1B,1Cにおいて、付勢部材によってガイド軸8aを押さえつける箇所を1箇所とすることができる。また、付勢部材によって、ガイド軸8aとレンズ保持部材2との間に働く力の方向を光軸Lと直交する方向としたが、必ずしもこの方向に力が働くようにしなくても良い。
ガイド軸8aを付勢部材によって押さえつける箇所を、光軸L方向に離れた複数箇所にする場合、それぞれの当接箇所(押さえつけ箇所)における付勢力は等しくなくてもよい。その理由は、一の当接位置(押さえつけ箇所)を支点としてその周りのガイド軸8aがシーソーのように動こうとしても、他の当接位置で、そのシーソーのような動きを抑えることができる程度の付勢力を有していれば、レンズ保持部材2とガイド軸8aとのガタつきの抑制効果を得ることができるためである。
第2、3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1A,1B,1Cでは、付勢部材によってガイド軸8aを押さえつける箇所を、光軸方向に6mm離れた2箇所とした。また、第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒1では、軸受け9Aの光軸L方向の長さを6mmとし、ガイド軸8aとレンズ保持部材2との当接箇所を、最も離れた距離で6mmで、その間隔を3〜4mmとした。また、板ばね11とガイド軸8aとの当接距離を、この3〜4mmの間隔の中央の1箇所とした。これらの6mmは、押圧する一の当接位置を支点としてその周りのガイド軸8aがシーソーのように動こうとしても、他の当接位置で、そのシーソーのような動きを抑えるのに十分な距離としての意義を有している。同様の意義を有するのであれば、その距離は大きい方が好ましい。仮にその距離を15mm以上確保できるならば、ガイド軸8aとレンズ保持部材2との間に付勢部材を設けなくても、その間の隙間を15μm程度にすれば、ある程度軸受けとガイド軸8aとのガタつきを抑制可能である。しかし、近年のレンズ鏡筒の小型化要求に応えるためには、その距離を15mmのように大きくできない。そこで、ガイド軸8aとレンズ保持部材2との間に付勢部材を設けることで、第1、第2、第3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1,1A,1B,1Cのように、その距離を6mmと小さくしても、レンズ保持部材2とガイド軸8aとのガタつきを抑制可能としている。
第1、第2、第3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1,1A,1B,1Cでは、軸受け9A,9B.9C,9Dの挿通孔14内にV字溝10を設けることで、安定的な三点支持を実現するための二点を確保している。ここで、その二点を確保するためなら、溝形状はV字に限らない。たとえば、断面半円の溝の内壁面にガイド軸8aを支持する突起状物を2個設ける等で、その二点を確保できる。すなわち、V字溝10が当接している箇所と同一箇所に、突起状物を設けることで2点支持が可能となる。また、V字溝10を設ける場合であっても、ガイド軸8aの側面がV字溝10の2つの内壁面に当接していることを条件に、V字の先端形状に丸みを設ける、またはV字の先端を尖らせずに、隣り合う溝の内壁面で構成される角度を全て鈍角にする等とすることができる。その場合、その溝の成形を容易にすることができる利点がある。
また、ガイド軸8aとレンズ保持部材2とが当接する箇所を、光軸L方向に離れた2箇所としたり、軸受け全長に亘るようにし、かつその両者が付勢部材により強く当接させる等の、レンズ保持部材2とガイド軸8aとのガタつき抑制手段により、その抑制効果が十分に得られるなら、安定的な三点支持を実現する必要はない。たとえば、第1、第2、第3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1,1A,1B,1CにおけるV字溝10に代え、丸みを帯びた溝形状等とすることができる。このようにすると軸受け9A,9B,9C,9Dの挿通孔14内の成形が容易になる利点がある。
また、付勢部材は、ばね材を用いずに構成できる。たとえばゴム材をばね材に代えて付勢部材を構成する。そして、たとえば第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒1Bのコイルばね31に代えて、ゴム材を軸受け筒状部9dの挿通孔14の内壁に接着剤を用いた貼付等の手段で配置する。するとガイド軸8aは、ゴム材の弾発力によりV字溝10方向へと付勢され、その付勢力によって軸受け9Cがガイド軸8aに沿って摺動するようになる。
第1、第2、第3および第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒1,1A,1B,1Cでは、付勢部材が固定される部材は、軸受け9A,9B,9C,9Dである。しかし、ガイド軸8aが付勢部材を備えていてもよい。たとえば、ガイド軸8aの側面長さ方向に連続してゴム材を接着剤を用いて貼付する。そして、そのガイド軸8aが軸受けに挿通された状態で、ゴム材の付勢力によって軸受けがガイド軸8aに沿って摺動するように構成することができる。またゴム材等の付勢部材は、レンズ保持部材2およびガイド軸8aの双方に備えていてもよい。
上述の各実施の形態では、軸受け9A,9B,9C,9Dの光軸L方向の長さを6mmや6mm前後としているが、その長さを4mm、7mm、10mm等、他の長さとしても良い。また、摺動時の光軸L方向の軸受け9A,9B,9C,9Dの先端と後端の長さを40mmとしているが、その長さを30mm、15mm、50mm等、他の長さとしても良い。なお、軸受けの光軸L方向の長さは、上述したように4mm以上とするのが好ましく、6mm以上とするとさらに好ましい。また、摺動時の先端と後端の長さに対して、軸受けの長さを1/2以下とするのが好ましく、1/3以下とするのがさらに好ましい。なお、上述の各実施の形態では、6mm:40mmで、約1/7となっており、1/6以下とすると、大きな摺動動作が得られて好ましい。
各レンズ鏡筒1,1A,1B,1Cは、カメラ付き携帯用電話のカメラ部分に適用して好適だが、小型カメラ、監視カメラ、モバイルカメラ等、種々のレンズ使用製品に適用できる。また、軸受け9A,9B,9C,9Dの長さが15mm未満のもの等、極めて小型のものに適用するのが好ましいが、15mm以上のものにも適用できる。
レンズ保持部材2は、樹脂を射出成形して形成することができる。また、軸受け9A,9B,9C,9Dのみを、樹脂を射出成形して形成することができる。これらの場合には、軸受け9A,9B,9C,9Dの一部を、弾性を発揮できる形状に成形し、レンズ保持部材2と付勢部材とが一体化したものとすることができる。そしてその付勢部材がガイド軸8aを付勢することにより、レンズ保持部材2とガイド軸8aとのガタつき抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るズームレンズ鏡筒を示す図で、(A)はその要部縦断面図で、(B)は、(A)におけるA−A断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るズームレンズ鏡筒を示す図で、(A)はその要部縦断面図で、(B)は、(A)におけるA−A断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るズームレンズ鏡筒を示す図で、(A)はその要部縦断面図で、(B)は、(A)におけるA−A断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るズームレンズ鏡筒を示す図で、(A)はその要部縦断面図で、(B)は、(A)におけるA−A断面図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C レンズ鏡筒
2 レンズ保持部材
3 レンズ
4 枠体
5a 第1のアーム
5b 第2のアーム
6 U字溝
7 鏡胴本体
8a ガイド軸
9A,9B,9C,9D 軸受け
9a,9c,9e 軸受け支持部
9b,9d,9f 軸受け筒状部
10 V字溝
11 板ばね
11a 湾曲部
11b 平面部
11c 係止部
12 軸
14 挿通孔
14a,14b 隙間
15 バネ係止穴
21 板ばね
21a 板ばね中間部
21b 板ばね両端部
21c 係止部
31 コイルばね
32 ばね押さえ
33 突起物
41 押圧部材

Claims (7)

  1. レンズを保持すると共に、ガイド軸を受ける軸受けを有し、上記ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備えるレンズ鏡筒において、
    上記ガイド軸と上記レンズ保持部材との間に付勢部材を設けることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. レンズを保持すると共に、ガイド軸を受ける軸受けを有し、上記ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備えるレンズ鏡筒において、
    上記ガイド軸と上記レンズ保持部材との間に付勢部材を設け、上記付勢部材による付勢方向を、上記ガイド軸中心に向かう方向としたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. レンズを保持すると共に、ガイド軸を受ける軸受けを有し、上記ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備えるレンズ鏡筒において、
    上記ガイド軸と上記レンズ保持部材との間に付勢部材を設け、上記付勢部材によって上記ガイド軸と上記レンズ保持部材とが当接する箇所を、上記光軸方向に離れた複数箇所としたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. レンズを保持すると共に、ガイド軸が挿通される挿通部を有する軸受けを有し、上記ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備えるレンズ鏡筒において、
    上記ガイド軸と上記レンズ保持部材との間に付勢部材を設け、上記付勢部材によって上記ガイド軸と上記軸受けとが当接した状態で、上記挿通部内には上記付勢部材による付勢力を与える側が、付勢力を受ける側より大きくされた隙間を設けたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. レンズを保持すると共に、上記レンズの光軸方向へ伸びる断面円形の円柱状ガイド軸を受ける軸受けを有し、上記ガイド軸に案内されて光軸方向に移動するレンズ保持部材を備えるレンズ鏡筒において、
    上記ガイド軸と上記レンズ保持部材との間に付勢部材を設け、上記付勢部材によって上記ガイド軸と上記軸受けとの当接箇所を、上記ガイド軸の外周に沿った2箇所とし、また、上記付勢部材と上記ガイド軸との当接箇所を、上記ガイド軸の外周に沿った1箇所とし、上記当接箇所で上記ガイド軸を3点支持することを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 前記付勢部材が、レンズ保持部材に一体化された弾性体であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記付勢部材が板ばねであり、この板ばねが前記ガイド軸を挟んで前記レンズとは反対側となるように配置されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載のレンズ鏡筒。
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