JP2007232878A - 画像形成装置およびその画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー濃度が均一でトナーかぶりやトナーかすれなどの発生を有効に、かつ、未然に防止でき、良質な画像を形成することができるようにする。
【解決手段】本発明の画像形成装置においては、トナー補給量設定部は、用紙サイズ判定部の判定結果に基づいて用紙サイズを認識し、定型紙トナー補給量データベースまたは不定型紙トナー補給量データベースに管理されているデータベースを参照して、トナー濃度検知部からのトナー濃度検知信号に基づいて補給すべきトナー補給量を設定し、トナー補給部は設定された補給量のトナーを現像器に供給する。印字データ有無判定部は、印刷関連データに基づいて印字が実行されていない印字データがあるか否かを判定し、印字が実行されていない印字データがあると判定された場合、同様のトナー補給処理が所定の時間ごとに繰り返される。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像形成装置および画像形成方法に係り、特に、トナー濃度が均一でトナーかぶりやトナーかすれなどの発生を有効に、かつ、未然に防止でき、良質な画像を形成することができるようにした画像形成装置および画像形成方法に関する。
トナーとキャリアからなる2成分現像剤を使用する画像形成装置においては、現像器内のトナー濃度が高過ぎると、用紙上にトナーかぶり(現像器から感光体表面の非画像領域にトナーが付着してしまうことをいう。以下、同様に用いる)やトナー飛散(現像器からトナーが噴き出し、飛び散ってしまうことをいう。以下、同様に用いる)が発生してしまう。一方、現像器内のトナー濃度が低すぎると、画像かすれ(トナー濃度不足のため形成される画像が部分的にかすれてしまうことをいう。以下、同様に用いる)やキャリアの付着による白抜け画像などが発生してしまう。
このような問題を生じさせないようにするため、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を使用する画像形成装置においては、現像器内のトナー濃度(トナーの重量/(トナーの重量+キャリアの重量))が許容範囲内で一定に保持されている必要がある。
ところで、用紙ごとのトナーの消費量は、印刷する原稿の印字面積(あるいは画像面積)に依存する。すなわち、原稿の印字面積が大きければトナーの消費量も多くなり、原稿の印字面積が小さければトナーの消費量も少なくなる。従って、印字面積が小さい原稿を印刷しても、現像器内のトナー濃度は印刷前に比べてそれほど低下しないが、印字面積が大きい原稿を印刷すると、現像器内のトナー濃度は印刷前に比べて大きく低下してしまう。
そこで、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を使用する画像形成装置においては、現像器内のトナー濃度を許容範囲内で一定に保持するために、現像器内のトナー濃度を検出するためのトナー濃度検出部と、トナー濃度検出部により検出されたトナー濃度に基づく所定量のトナーを現像器に補給するトナー補給部を備える画像形成装置が提案されている。
この画像形成装置によれば、現像器の回転開始やトナー濃度検出部であるセンサの立ち上がりなどの一定時間後に現像器内のトナー濃度を検出し、検出されたトナー濃度が低い場合、検出されたトナー濃度と印字用紙のサイズ(例えば、A4/LTやA3/LDなどのサイズ)に基づいて所定量のトナーを現像器に補給することができる。
最近では、印刷が終了した後感光体上に基準トナー像を形成し、形成された基準トナー像の画像濃度をセンサにより検出し、その検出値に基づいて次の印刷のためのトナー補給回数を設定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に提案されているトナー補給方法によれば、1コピーあたりの最低補給量が大きい場合にも、過度のトナー濃度上昇のない適正なトナー補給を行うことができる。
また、コピー動作開始時にトナー消費量に基づいてトナー補給時間を算出し、算出されたトナー補給時間を逐次加算し、加算されたトナー補給時間が所定の基準値以上である場合のみ、トナーを現像器に補給する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に提案されているトナー補給方法によれば、所定の基準値未満の短いトナー補給時間ごとの補給は行わず、所定の基準値以上のトナー補給時間の補給のみを行うようにしたので、正確なトナー補給を行うことができる。これにより、画像濃度を適正に維持することができる。
さらに、トナーの補給動作の履歴を一定時間分だけ逐次記憶し、記憶されている情報と検出されたトナー濃度に基づいてトナーの補給動作の時間を決定し、決定されたトナーの補給動作時間でトナーを補給することによりトナー濃度を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3に提案されているトナー補給方法では、複雑な制御テーブルを用いることなく、印刷密度によらずに現像器内のトナー濃度を安定させ、高品質な画像を得ることができる。
特開平6−230670号公報 特開2000−162862号公報 特開2005−84205号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に提案されているトナー補給方法によれば、A4/LTやA3/LDなどの一般的な定型の用紙サイズの用紙を用いる場合、印刷開始後所定の時間内などに1回トナーの補給処理を行うことで現像器内のトナー濃度を許容範囲内で一定に保持することはできるが、例えば、カラープリンタなどで印刷されるポップアートに用いられる長さ900mmや1200mmの不定型の用紙サイズの用紙を用いる場合、印刷開始後所定の時間内などに1回トナーの補給処理を行うだけでは現像器内のトナー濃度を許容範囲内で一定に保持することはできない。
具体的には、一般に現像器内のトナー濃度は印刷中に徐々に低下するが、ポップアートに用いられる長さ900mmや1200mmの不定型の用紙サイズの用紙は定型の用紙サイズよりも大きいため、用紙の後端においては現像器内のトナー濃度がかなり低下してしまい、用紙の後端ではトナー濃度不足となり、その結果、画像かすれが発生してしまう。そこで、印刷開始後所定の時間内に行うトナーの補給処理において補給されるトナーの補給量を、A4/LTやA3/LDなどの一般的な定型の用紙サイズの用紙を用いる場合よりも多くすることにより、用紙の後端においては現像器内のトナー濃度の低下を防止する方法も考えられる。
しかし、印刷開始後所定の時間内に行うトナーの補給処理において補給されるトナーの補給量を単に多くすると、用紙の先端において現像器内のトナー濃度が過剰となってしまい、用紙の先端においてトナーかぶりなどが発生してしまう。
図1[A]乃至[C]は、長さ1200mmの長尺紙について印刷開始後所定の時間内に1回トナー補給処理を行った後の印刷時におけるトナー濃度推移の実験結果を表している。この実験では、原稿印字面積率が10%のA4の定型用紙を印刷するときトナー消費量が0.12gとなる画像形成装置を用い、現像剤は印刷処理開始前において総重量280gでトナー濃度7.5wt%のものを用いた。
このような条件下においては、トナー濃度が8wt%より大きくなるとトナーかぶりが発生し、トナー濃度が7wt%より小さくなると画像かすれが発生する。従って、図1[A]乃至[C]の例の場合、現像器内のトナー濃度の許容範囲は、7.0wt%乃至8.0wt%である。なお、この実験では、原稿印字面積率が10%、20%、30%、40%、および50%の全面均一な原稿を用いて行われている。
図1[A]の例の場合、印刷開始前における現像器内のトナー濃度は7.5wt%であり、用紙先端においてトナー0.5gのトナー補給処理が行われている。点線a、1点鎖線b、破線c、2点鎖線d、および実線eは、原稿印字面積率が10%、20%、30%、40%、および50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度の経時変化を示している。
図1[A]の点線a、1点鎖線b、および破線cに示されるように、原稿印字面積率が10%、20%、および30%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度は、用紙先端から用紙後端まで現像器内のトナー濃度が7.0wt%乃至8.0wt%の許容範囲に収まっている。しかし、図1[A]の2点鎖線dと実線eに示されるように、原稿印字面積率が40%と50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度は、原稿印字面積が大きいことからトナー消費量が大きいため、用紙後端において現像器内のトナー濃度が7.0wt%未満となり、画像かすれなどが発生してしまっている。
図1[B]の例の場合、印刷開始前における現像器内のトナー濃度は7.5wt%であり、用紙先端においてトナー1.0gのトナー補給処理が行われている。点線f、1点鎖線g、破線h、2点鎖線i、および実線jは、原稿印字面積率が10%、20%、30%、40%、および50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度の経時変化を示している。なお、図1[A]の例の場合と比べて、用紙先端においてトナー0.5g多めにトナー補給処理が行われている。
図1[B]の点線f、1点鎖線g、破線h、および2点鎖線iに示されるように、原稿印字面積率が10%、20%、30%、および40%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度は、用紙先端から用紙後端まで現像器内のトナー濃度が7.0wt%乃至8.0wt%の許容範囲に収まっている。すなわち、図1[A]の例の場合と比べて、用紙先端においてトナー0.5g多めにトナー補給処理が行われているため、原稿印字面積率が40%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度が用紙後端においてもほぼ7.0wt%未満になっておらず、画像かすれなどがほとんど発生していない。しかし、図1[B]の実線jに示されるように、原稿印字面積率が50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度は、原稿印字面積が大きいことからトナー消費量が大きいため、依然として用紙後端において現像器内のトナー濃度が7.0wt%未満となり、画像かすれなどが発生してしまっている。
図1[C]の例の場合、印刷開始前における現像器内のトナー濃度は7.5%であり、用紙先端においてトナー1.5gのトナー補給処理が行われている。点線k、1点鎖線l、破線m、2点鎖線n、および実線oは、原稿印字面積率が10%、20%、30%、40%、および50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度の経時変化を示している。なお、図1[A]の例の場合と比べて、用紙先端においてトナー1.0g多めにトナー補給処理が行われている。
図1[C]の点線k、1点鎖線l、破線m、2点鎖線n、および実線oに示されるように、原稿印字面積率が10%、20%、30%、および40%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度は、用紙先端から用紙後端まで現像器内のトナー濃度が7.0wt%乃至8.0wt%の許容範囲に収まっている。すなわち、図1[A]の例の場合と比べて、用紙先端においてトナー1.0g多めにトナー補給処理が行われているため、原稿印字面積率が50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度が用紙後端においても7.0wt%未満になっておらず、画像かすれなどが発生していない。
しかし、反対に、図1[C]の点線k、1点鎖線l、および破線mなどに示されるように、原稿印字面積率が10%、20%、および30%などの原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度は、用紙先端において現像器内のトナー濃度が8.0%wtより大きくなり、トナーかぶりなどが発生してしまっている。
このように、ポップアートに用いられる長さ900mmや1200mmの不定型の用紙サイズの用紙を用いる場合、画像かすれなどのトナー濃度低下による不具合と、トナーかぶりなどのトナー濃度過剰による不具合を同時に発生させることなく、用紙全体として現像器内のトナー濃度を許容範囲内で一定に保持することは困難であるという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされてものであり、トナー濃度が均一でトナーかぶりやトナーかすれなどの発生を有効に、かつ、未然に防止でき、良質な画像を形成することができる画像形成装置およびその画像形成方法を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、上述した課題を解決するために、画像の形成に用いる印刷関連データに基づいて、画像が形成される転写材のサイズを判定する転写材サイズ判定手段と、現像器におけるトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、トナー濃度と現像器へのトナー補給量が対応付けて予め登録されているトナー補給量データベースを参照して、トナー濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいてトナー補給量を設定するトナー補給量設定手段と、トナー補給量設定手段により設定されたトナー補給量に基づいて現像器にトナーを補給するトナー補給手段とを備えることを特徴とする。
トナー補給量データベースは、定型の転写材サイズに関するトナー補給量のデータベースである定型紙トナー補給量データベースと、不定型の転写材サイズに関するトナー補給量のデータベースである不定型紙トナー補給量データベースとからなり、トナー補給量設定手段は、転写材サイズ判定手段により画像が形成される転写材のサイズが定型の転写材サイズであると判定された場合、定型紙トナー補給量データベースを参照して、トナー濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいてトナー補給量を設定し、転写材サイズ判定手段により画像が形成される転写材のサイズが不定型の転写材サイズであると判定された場合、不定型紙トナー補給量データベースを参照して、トナー濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいてトナー補給量を設定するようにすることができる。
この画像形成装置は、印刷関連データに基づいて、予め設定された所定の時間ごとに画像が形成されていない印刷データがあるか否かを判定する印刷データ有無判定手段をさらに備え、トナー補給手段は、前記印刷データ有無判定手段により画像が形成されていない印刷データがないと判定されるまで、前記トナー補給処理を繰り返すようにすることができる。
本発明の画像形成方法は、上述した課題を解決するために、画像の形成に用いる印刷関連データに基づいて、画像が形成される転写材のサイズを判定する転写材サイズ判定ステップと、現像器におけるトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知ステップと、トナー濃度と現像器へのトナー補給量が対応付けて予め登録されているトナー補給量データベースを参照して、トナー濃度検知手段により検知されたトナー濃度に基づいてトナー補給量を設定するトナー補給量設定ステップと、設定されたトナー補給量に基づいて現像器にトナーを補給するトナー補給ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の画像形成装置および画像形成方法においては、画像の形成に用いる印刷関連データに基づいて、画像が形成される転写材のサイズが判定され、現像器におけるトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナー濃度が検知され、トナー濃度と現像器へのトナー補給量が対応付けて予め登録されているトナー補給量データベースを参照して、検知されたトナー濃度に基づいてトナー補給量が設定され、設定されたトナー補給量に基づいて現像器にトナーを補給される。
本発明によれば、トナー濃度が均一でトナーかぶりやトナーかすれなどの発生を有効に、かつ、未然に防止でき、良質な画像を形成することができる。
本発明の実施形態の説明にあたり、請求項に記載の発明と、「発明の実施形態」との対応関係を例示する。この例示は、請求項に記載されている発明をサポートする実施形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、「発明の実施形態」中に、発明に対応するものとして、積極的には記載されていない実施形態があったとしても、そのことは、その実施形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
請求項1に記載の画像形成装置(例えば、図2の画像形成装置1)は、画像の形成に用いる印刷関連データに基づいて、画像が形成される転写材のサイズを判定する転写材サイズ判定手段(例えば、図4の用紙サイズ判定部44)と、現像器(例えば、図2の現像器15a乃至15d)におけるトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段(例えば、図4のトナー濃度検知部40)と、前記トナー濃度と前記現像器へのトナー補給量が対応付けて予め登録されているトナー補給量データベース(例えば、図4の定型紙トナー補給量データベース49と不定型紙トナー補給量データベース50)を参照して、前記トナー濃度検知手段により検知された前記トナー濃度に基づいて前記トナー補給量を設定するトナー補給量設定手段(例えば、図4のトナー濃度設定部45)と、前記トナー補給量設定手段により設定された前記トナー補給量に基づいて前記現像器にトナーを補給するトナー補給手段(例えば、図4のトナー補給部39)とを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成方法は、画像の形成に用いる印刷関連データに基づいて、画像が形成される転写材のサイズを判定する転写材サイズ判定ステップ(例えば、図5のステップS5)と、現像器におけるトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知ステップ(例えば、図5のステップS8とステップS16)と、前記トナー濃度と前記現像器へのトナー補給量が対応付けて予め登録されているトナー補給量データベースを参照して、前記トナー濃度検知手段により検知された前記トナー濃度に基づいて前記トナー補給量を設定するトナー補給量設定ステップ(例えば、図5のステップS10とステップS18)と、設定された前記トナー補給量に基づいて前記現像器にトナーを補給するトナー補給ステップ(例えば、図5のステップ12とステップS20)とを含むことを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明を適用した画像形成装置1の断面の概略的な機械的構成を表している。
図2に示されるように、画像形成装置1は、スキャナ部2、画像形成部3、および給紙部4により構成されている。
スキャナ部2は、原稿台にセットした原稿に光を照射し、原稿からの反射光を複数の光学部材を介して受光素子へ導き、光電変換して画像信号を画像形成部3に供給する。
画像形成部3には、プロセスカートリッジ11a、11b、11c、および11dが設けられる。プロセスカートリッジ11a、11b、11c、および11dは、それぞれ、像担持体である感光体ドラム12a、12b、12c、および12dを有し、これらの感光体ドラムに現像剤の像を形成する。
感光体ドラム12aは例えば、直径30mmの円筒状であり、図示矢印方向へ回転可能に設けられる。感光体ドラム12aの周囲には回転方向に沿って付設装置が配置される。まず、付設装置として帯電チャージャ13aが感光体ドラム12aの表面に対向して設けられる。帯電チャージャ13aは、感光体ドラム12aを一様に負(−)帯電させる。帯電チャージャ13aの下流には、帯電した感光体ドラム12aを露光して静電潜像を形成する露光装置14aが設けられる。露光装置14aは、感光体ドラム12aに、スキャナ部2から供給される画像信号に対応して光変調されたレーザービームを露光する。なお、露光装置14aは、レーザービームの代わりにLED(Light Emitting Diode)を用いてもよい。
また、露光装置14aの下流には黄色(イエロー)の現像剤を収容し、この現像剤で露光装置14aにより形成された静電潜像を反転現像する現像器15aが設けられる。さらに、感光体ドラム12aに対して当接するように被画像形成媒体である中間転写ベルト17が設置される。
感光体ドラム12aと中間転写ベルト17との当接位置よりも上流側にはクリーナ16aが設けられる。クリーナ16aは転写後の感光体上の残留トナーを除去収容する。除電ランプ(後述する図3の除電ランプ31)は感光体ドラム12aの表面電荷を一様な光照射によって除電する。これにより画像形成の1サイクルが完了し、次の画像形成プロセスにおいて、再び帯電チャージャ13aが未帯電の感光体ドラム12aを一様に帯電させる。
中間転写ベルト17は搬送方向と直交する方向(図面奥行き方向)において、感光体ドラム12aの長さ寸法とほぼ等しい長さ(幅)を有する。中間転写ベルト17は、無端状(シームレス)ベルトの形状をしており、ベルトを所定の速度で回動させる駆動ローラ18と従動ローラである2次転写対向ローラ19上に掛渡され、担持される。なお、符号27は、中間転写ベルト17を一定のテンションに保持するためのテンションローラである。
中間転写ベルト17は、カーボンが均一に分散された厚さ例えば100μmのポリイミドにより形成されている。中間転写ベルト17は10−9Ωcmの電気抵抗を有し、半導電性を示す。中間転写ベルト17の材料としては、体積抵抗値が10−8〜10−11Ωcmの半導電性を示す材料であればよい。例えば、カーボンを分散したポリイミドの他に、ポリエチレンテフタレート、ポリカーボネイト、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなどにカーボンなどの導電粒子を分散させたものでもよい。導電粒子を用いず、組成調整によって電気抵抗を調整した高分子フィルムを用いてもよい。さらにはこのような高分子フィルムにイオン導電性物質を混入したもの、あるいは比較的電気抵抗が低いシリコンゴム、ウレタンゴム等のゴム材でもよい。
中間転写ベルト17上には、駆動ローラ18と2次転写対向ローラ19との間に中間転写ベルト17の搬送方向に沿ってプロセスカートリッジ11aの他、プロセスカートリッジ11b、11c、および11dが順次配置されている。各プロセスカートリッジ11b、11c、および11dは、いずれもプロセスカートリッジ11aと同じ構成を有する。
すなわち、感光体ドラム12b、12c、および12dが各々のプロセスカートリッジのほぼ中心に設けられる。感光体ドラム12b、12c、および12dの表面に対向して、帯電チャージャ13b、13c、および13dがそれぞれ設けられる。帯電チャージャ13b、13c、および13dの下流には、帯電した感光体ドラム12b、12c、および12dを露光して静電潜像を形成する露光装置14b、14c、および14dが設けられる。露光装置14b、14c、および14dの下流には、露光装置14b、14c、および14dにより形成された静電潜像を反転現像する現像器15b、15c、および15dが設けられる。感光体ドラム12b、12c、および12dと中間転写ベルト17との当接位置よりも上流側には、クリーナ16b、16c、および16dが設けられる。なお、現像器15b、15c、および15dには、それぞれ、マゼンタの現像剤、シアンの現像剤、およびブラックの現像剤が収容されている。
中間転写ベルト17はそれぞれの感光体ドラム(感光体12a乃至12d)と順次当接する。この中間転写ベルト17とそれぞれの感光体ドラムとの当接位置近傍には、1次転写ローラ20a、20b、20c、および20dがそれぞれの感光体ドラムに対応して設けられる。すなわち、1次転写ローラ20a乃至20dは、対応する感光体ドラム上方で中間転写ベルト17に背面接触して設けられ、中間転写ベルト17を介してプロセスカートリッジ11a乃至11dと対向する。1次転写ローラ20a乃至20dは、電圧印加手段である正(+)の図示しない直流電源に接続されている。
また、駆動ローラ18の近傍には、中間転写ベルト17を中間転写ベルト17上の残留トナーを除去収容する中間転写ベルトクリーナ21が設けられる。
一方、画像形成部3の下部に用紙(転写材)を収容する給紙部4の給紙カセット23が設けられる。給紙部4には、給紙カセット23から用紙を1枚ずつピックアップするピックアップローラ24がさらに設けられる。画像形成部3の2次転写ローラ22付近には、レジストローラ対25が回転可能に設けられる。レジストローラ対25は、2次転写ローラ22と2次転写対向ローラ19が中間転写ベルト17を挟んで対峙する2次転写部へ用紙を所定のタイミングで供給する。
また、中間転写ベルト17の上部には、現像剤を用紙上に定着する定着器26が設けられる。定着器26は、トナー像を保持する用紙に所定の熱と圧力をかけて、溶融されたトナー像を用紙に定着させる。
なお、各プロセスカートリッジ11a乃至11dは、同じ構成を有するので、以下において、個々に区別する必要がない場合、プロセスカートリッジ11と総称する。また、プロセスカートリッジ11(11a乃至11d)に設けられた各部についても同様とする。
次に、画像形成装置1のカラー画像形成動作(印刷処理)について説明する。
画像形成動作開始の指示がなされると(すなわち、印刷を開始するとの指示がなされると)、感光体ドラム12aは図示しない駆動機構から駆動力を受けて回転を始める。帯電チャージャ13aは、感光体ドラム12aを一様に例えば−600Vに帯電させる。露光装置14aは、帯電チャージャ13aによって一様に帯電された感光体ドラム12に、印刷すべき画像(文字)に応じた光を照射し静電潜像を形成する。現像器15aは現像剤(イエローのYトナー+フェライトキャリア:2成分現像剤)を収容し、図示しない現像バイアス電源により、バイアス値例えば―380Vを現像スリ−ブ(図3を参照して後述する現像スリーブ35)に与え、現像電界を感光体ドラム12aとの間に形成する。負に帯電したYトナーは、感光体12aの静電潜像の画像部電位(高電位部:符号を考慮)の領域に付着する反転現像である。
次に、現像器15bはマジェンダ現像剤により静電潜像を現像し、マジェンダのMトナー像を感光体ドラム12b上に形成する。このとき、MトナーはYトナー同様数ミクロン(例えば7ミクロン)程度の平均粒径をもち、平均粒子径が60ミクロン程度のフェライト磁性キャリア粒子(図示しない)と摩擦帯電により負に帯電している。現像バイアス値は、現像器15bと同様に例えばー380V程度であり、現像スリーブ35に図示しないバイアス電源により印加する。現像電界の方向は画像部で感光体ドラム12b表面から現像スリーブ35に向かい、潜像の高電位部に負帯電Mトナーが付着する。
現像器15cはシアン現像剤により静電潜像を現像し、シアンのCトナー像を感光体ドラム12c上に形成する。このとき、CトナーはYトナー同様数ミクロン(例えば7ミクロン)程度の平均粒径をもち、平均粒子径が数10ミクロン(60ミクロン)程度のフェライト磁性キャリア粒子(図示しない)と摩擦帯電により負に帯電している。現像バイアス値は、現像器15cと同様に例えばー380V程度であり、現像スリーブ35に図示しないバイアス電源により印加する。現像電界の方向は画像部で感光体ドラム12c表面から現像スリーブ35に向かい、潜像の高電位部に負帯電Cトナーが付着する。
現像器15dはブラック現像剤により静電潜像を現像し、ブラックのBトナー像を感光体ドラム12d上に形成する。このとき、BトナーはYトナー同様数ミクロン(例えば7ミクロン)程度の平均粒径をもち、平均粒子径が数10ミクロン(例えば60ミクロン)程度のフェライト磁性キャリア粒子(図示しない)と摩擦帯電により負に帯電している。現像バイアス値は、現像器15dと同様に例えばー380V程度であり、現像スリーブ35に図示しないバイアス電源により印加する。現像電界の方向は画像部で感光体ドラム12d表面から現像スリーブ35に向かい、潜像の高電位部に負帯電Bトナーが付着する。
感光体ドラム12aと中間転写ベルト17,および1次転写ローラ20aにより形成される転写領域Taでは、1次転写ローラ20aには所要電圧例えば約+1000Vのバイアス電圧が印加される。1次転写ローラ20aと感光体ドラム12aとの間には転写電界が形成され、感光体ドラム12a上のYトナー像は、この転写電界に従って、中間転写ベルト17上に転写される。
1次転写ローラ20b、20c、および20dの構成は1次転写ローラ20aと基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
転写領域TaにおいてYトナー像が転写された中間転写ベルト17上の画像は転写領域Tbに向けて搬送される。転写領域Tbでは、1次転写ローラ20bに直流電源から所要電圧例えば約+1200Vのバイアス電圧を印加する事により、Yトナー像上に重ねてマゼンタのMトナー像を転写する。転写領域Tcにおいて1次転写ローラ20cに所要電圧例えば約+1400Vのバイアス電圧を印加することにより、また、転写領域Tdにおいて1次転写ローラ20dに所要電圧例えば約+1600Vの電圧を印加することにより、既に転写されている現像剤像の上に重ねてシアンの現像剤像、ブラックの現像剤像を順次多重転写する。一方、ピックアップローラ24は給紙カセット23から用紙を取り出し、レジストローラ対25は、用紙を2次転写部へ供給する。
2次転写部では、所要のバイアス電圧が2次転写対向ローラ19に印加され、中間転写ベルト17を挟んで2次転写ローラ22との間に転写電界を形成し、中間転写ベルト17上の多重カラートナー画像を用紙に一括転写する。このように一括転写された各色の現像剤像は、定着器26により用紙上に定着され、カラー画像が形成される。定着済みの用紙は胴内排紙部(図示せず)上に排出される。
図3は、図2のプロセスカートリッジ11の内部の概略的な機械的構成を表している。
図3に示されるように、プロセスカートリッジ11は、感光体ドラム12、帯電チャージャ13、現像器15、クリーナ16などで一体的に構成されており、画像形成装置1本体に対して着脱自在となっている。
現像器15は、所定の位置で感光体ドラム12に対向して設けられる。感光体ドラム12の現像器15と対向する現像位置より回転方向下流側には、クリーナ16、除電ランプ31、および帯電チャージャ13が順に配置される。フレッシュトナーを格納するトナーカートリッジ32は、画像形成装置1に対して着脱自在に設けられており、画像形成装置1内で現像器15と供給モータ・オーガ33を介して接続されることにより現像器15にフレッシュトナーを供給する。供給モータ・オーガ33は、トナーカートリッジ32から所定の量のトナーを現像器15に供給する。
現像器15の内部には、供給モータ・オーガ33を介してトナーカートリッジ32から供給されたトナーと、予め現像器15内に収納されたキャリアを攪拌帯電させるミキサ34−1とミキサ34−2が設けられる。現像器15内部のミキサ34−1とミキサ34−2の上部には、ミキサ34−1とミキサ34−2により攪拌帯電されてトナーとキャリアからなる2成分現像剤を現像位置に搬送するマグネット内包の現像スリーブ35が設けられる。現像器15の下部近傍には、現像器15内のトナー濃度を検知するセンサ、例えば磁気センサ36が設けられる。
制御装置37は、画像形成装置1の駆動を総括的に制御する。入力部38は、画像形成装置1の上部などに設けられており、ユーザの種々の指示を入力するための表示パネルやボタンなどの入力デバイスを有している。
なお、画像形成装置1では、例えば、感光体ドラム12の回転速度と、給紙カセット23からの用紙搬送速度が共に所要速度例えば200mm/secであり、現像スリーブ35の対感光体比2.0倍の周速で回転させ、現像剤を感光体ドラム12上の静電潜像まで搬送して像を形成させる。
図4は、図2の画像形成装置1の内部における制御系の概略的な機能的構成を表している。なお、図3の構成と対応するものについては、同一の符号を付してあり、その説明は繰り返しになるので省略する。
図4に示されるように、制御装置37に入力部38、トナー補給部39、およびトナー濃度検知部40が接続されている。
制御装置37は、主制御部41、印刷関連データ取得部42、記憶部43、用紙サイズ判定部44、トナー補給量設定部45、および印字データ有無判定部46が入出力インタフェース47を介して相互に接続されて構成されている。
主制御部41は、CPU(Central Processing Unit) またはMPU(Micro Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、種々の制御信号を生成し、供給することにより画像形成装置1を総括的に制御する。
印刷関連データ取得部42は、ユーザが表示パネルやボタンなどを操作することにより入力部38から、あるいは、電気ケーブルなどを介して外部装置(図示せず)から印刷関連データを取得し、取得された印刷関連データを記憶部43のデータ記憶部48に供給する。印刷関連データには、例えば、画像や文字などを印刷する用紙(転写材)のサイズに関するデータや、印刷する画像や文字の印刷データなどが含まれている。
記憶部43は、データ記憶部48、定型紙トナー補給量データベース49、および不定型紙トナー補給量データベース50により構成されている。
データ記憶部48は、印刷関連データ取得部42から供給された印刷関連データを取得し、取得された印刷関連データを記憶する。また、データ記憶部48は、主制御部41の指示に従い、適宜、画像形成装置1の各部に記憶されている各種のデータを供給する。
定型紙トナー補給量データベース49には、定型の用紙に関するトナー濃度と、そのトナー濃度のときに補給すべきトナー補給量が対応付けて予め登録されており、不定型紙トナー補給量データベース50には、不定型の用紙に関するトナー濃度と、そのトナー濃度のときに補給すべきトナー補給量が対応付けて登録されている。
用紙サイズ判定部44は、主制御部41の指示に従い、データ記憶部48に記憶されている印刷関連データを読み出し、読み出された印刷関連データに基づいて印刷に用いる用紙サイズが長尺紙であるか否かを判定し、その判定結果をトナー補給量設定部45に供給する。
トナー補給量設定部45は、主制御部41の指示に従い、用紙サイズ判定部44から供給された判定結果に基づいて印刷に用いられる用紙サイズを認識し、定型紙トナー補給量データベース49または不定型紙トナー補給量データベース50に管理されているデータベースを読み出す。トナー補給量設定部45は、読み出された定型紙トナー補給量データベース49または不定型紙トナー補給量データベース50に管理されているデータベースを参照して、トナー濃度検知部40から供給されたトナー濃度検知信号に基づいて補給すべきトナー補給量を設定する。また、トナー補給設定部45は、設定されたトナー補給量のデータであるトナー補給量データをトナー補給部39に供給する。
印字データ有無判定部46は、データ記憶部48に記憶されている印刷関連データを読み出し、読み出された印刷関連データに基づいて印字が実行されていない印字データがあるか否かを判定し、印刷が実行されていない印刷データがあると判定された場合、印刷が実行されていない印刷データがある旨の通知を主制御部41に供給する。
トナー補給部39は、例えば、図3のトナーカートリッジ32と供給モータ・オーガ33などからなり、制御装置37の指示に従い、制御装置37から供給されたトナー補給量データを取得し、取得されたトナー補給量データに基づいて、トナーカートリッジ32から所定の量のトナーを現像器15に補給する。
トナー濃度検知部40は、例えば、図3の磁気センサ36などからなり、制御装置37の指示に従い、現像器15内のトナー濃度を検知し、検知されたトナー濃度に基づいてトナー濃度指示信号を生成し、制御装置37に供給する。なお、このトナー濃度指示信号には、トナー濃度検知部40により検知された現像器内のトナー濃度のデータが含まれている。
図5は、図4の画像形成装置1におけるトナー補給処理について説明する。
ステップS1において、主制御部41は、ユーザが入力部38を操作することにより印刷を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、ユーザが入力部38を操作することにより印刷を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS1においてユーザが入力部38を操作することにより印刷を開始するとの指示がなされたと判定された場合、印刷関連データ取得部42はステップS2で、ユーザが表示パネルやボタンなどを操作することにより入力部38から、あるいは、電気ケーブルなどを介して外部装置(図示せず)から印刷関連データを取得し、取得された印刷関連データをデータ記憶部48に供給する。データ記憶部48は、印刷関連データ取得部42から供給された印刷関連データを取得し、取得された印刷関連データを記憶する。
ステップS3において、主制御部41は、印刷処理を開始する。すなわち、感光体ドラム12は、主制御部41の指示に従い、図示しない駆動機構から駆動力を受けて回転を始める。その後、図2を参照して説明した画像形成装置1における画像形成動作が開始される。
ステップS4において、主制御部41は、用紙サイズの判定を開始する用紙サイズ判定開始制御信号を生成し、用紙サイズ判定部44に供給する。
ステップS5において、用紙サイズ判定部44は、主制御部41から供給された用紙サイズ判定開始制御信号に基づいてデータ記憶部48に記憶されている印刷関連データを読み出し、読み出された印刷関連データに基づいて用紙サイズが長尺紙であるか否かを判定する。
ステップS5において用紙サイズが長尺紙ではないと判定された場合(すなわち、定型紙であると判定された場合)、用紙サイズ判定部44はステップS6で、判定結果をトナー補給量設定部45に供給する。
ステップS7において、主制御部41は、現像器15内のトナー濃度の検知を開始させるトナー濃度検知開始制御信号を生成し、トナー濃度検知部40に供給する。
ステップS8において、トナー濃度検知部40は、主制御部41から供給されたトナー濃度検知開始制御信号に基づいて現像器15のトナー濃度を検知し、検知されたトナー濃度に基づいてトナー濃度検知指示信号を生成し、トナー補給量設定部45に供給する。
ステップS9において、トナー補給量設定部45は、主制御部41の指示に従い、用紙サイズ判定部44から供給された判定結果に基づいて用紙サイズが長尺紙ではない(すなわち、定型紙である)と認識し、定型紙トナー補給量データベース49に管理されているデータベースを読み出す。
図6[A]乃至[C]は、図4の定型紙トナー補給量データベース49に管理されているデータベースの構成例を表している。なお、図6[A]乃至[C]は、それぞれ、用紙サイズがA4/LTである場合におけるデータベース、用紙サイズがB4/LGである場合におけるデータベース、および用紙サイズがA3/LDである場合におけるデータベースである。
図6[A]乃至[C]の第1列目と第2列目には、「トナー濃度帯域(wt%)」と「トナー補給量(g)」が記載されており、それぞれ、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域と、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量を示している。
図6[A]の第1行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XA1〜XA2(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XA1〜XA2(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「A1(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「A1(g)」であることを示している。
図6[A]の第2行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XA2〜XA3(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XA2〜XA3(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「A2(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「A2(g)」であることを示している。
図6[A]の第3行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XA3〜XA4(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XA3〜XA4(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「A3(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「A3(g)」であることを示している。
次に、図6[B]の第1行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XB1〜XB2(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XB1〜XB2(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「B1(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「B1(g)」であることを示している。
図6[B]の第2行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XB2〜XB3(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XB2〜XB3(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「B2(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「B2(g)」であることを示している。
図6[B]の第3行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XB3〜XB4(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XB3〜XB4(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「B3(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「B3(g)」であることを示している。
図6[C]の第1行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XC1〜XC2(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XC1〜XC2(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「C1(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「C1(g)」であることを示している。
図6[C]の第2行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XC2〜XC3(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XC2〜XC3(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「C2(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「C2(g)」であることを示している。
図6[C]の第3行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XC3〜XC4(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XC3〜XC4(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「C3(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「C3(g)」であることを示している。
ステップS10において、トナー補給量設定部45は、読み出された定型紙トナー補給量データベース49に管理されているデータベースを参照して、トナー濃度検知部40から供給されたトナー濃度検知信号に基づいて現像器15に補給すべきトナー補給量を設定する。
具体的には、図6[A]の例の場合(用紙サイズがA4/LTである場合)、検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XA1〜XA2(wt%)」であるとき、現像器15に補給すべきトナー補給量は「A1(g)」に設定される。また、図6[B]の例の場合(用紙サイズがB4/LGである場合)、検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XB1〜XB2(wt%)」であるとき、現像器15に補給すべきトナー補給量は「B1(g)」に設定される。図6[C]の例の場合(用紙サイズがA3/LDである場合)、検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XC1〜XC2(wt%)」であるとき、現像器15に補給すべきトナー補給量は「C1(g)」に設定される。
ステップS11において、トナー補給設定部45は、設定されたトナー補給量のデータであるトナー補給量データをトナー補給部39に供給する。
ステップS12において、トナー補給部39は、トナー補給量設定部40から供給されたトナー補給量データを取得し、取得されたトナー補給量データに基づいて、トナーカートリッジ32から所定の量のトナーを現像器15に補給する。
ステップS13において、主制御部41は、印刷処理を終了する。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返される。
このように、本発明の実施形態に示された画像形成装置1においては、用紙サイズが定型紙である場合、印刷開始後所定の時間内に現像器15内のトナー濃度を検知し、定型紙トナー補給量データベース49を参照して、検知されたトナー濃度に基づいてトナー補給量を設定し、設定されたトナー補給量に基づいて現像器15にトナーを補給するようにしたので、トナー濃度が均一でトナーかぶりやトナーかすれなどの発生を有効に、かつ、未然に防止でき、良質な画像を形成することができる。
ステップS5において用紙サイズが長尺紙であると判定された場合、用紙サイズ判定部44はステップS14で、判定結果をトナー補給量設定部45に供給する。
ステップS15において、主制御部41は、現像器15内のトナー濃度の検知を開始させるトナー濃度検知開始制御信号を生成し、トナー濃度検知部40に供給する。
ステップS16において、トナー濃度検知部40は、主制御部41から供給されたトナー濃度検知開始制御信号に基づいて現像器15のトナー濃度を検知し、検知されたトナー濃度に基づいてトナー濃度検知指示信号を生成し、トナー補給量設定部45に供給する。
ステップS17において、トナー補給量設定部45は、主制御部41の指示に従い、用紙サイズ判定部44から供給された判定結果に基づいて用紙サイズが長尺紙であると認識し、不定型紙トナー補給量データベース50に管理されているデータベースを読み出す。
図7は、図4の不定型紙トナー補給量データベース50に管理されているデータベースの構成例を表している。なお、図7の第1列目と第2列目の「トナー濃度帯域(wt%)」と「トナー補給量(g)」は、図6[A]乃至[C]の第1列目と第2列目の「トナー濃度帯域(wt%)」と「トナー補給量(g)」と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
図7の第1行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「Xy1〜XY2(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XY1〜XY2(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「Y1(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「Y1(g)」であることを示している。
図7の第2行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XY2〜XY3(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XY2〜XY3(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「Y2(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「Y2(g)」であることを示している。
図7の第3行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「XY3〜XY4(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XY3〜XY4(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「Y3(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「Y3(g)」であることを示している。
ステップS18において、トナー補給量設定部45は、読み出された不定型紙トナー補給量データベース50に管理されているデータベースを参照して、トナー濃度検知部40から供給されたトナー濃度検知信号に基づいて現像器15に補給すべきトナー補給量を設定する。
具体的には、図7の例の場合、検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「XY1〜XY2(wt%)」であるとき、現像器15に補給すべきトナー補給量は「Y1(g)」に設定される。
ステップS19において、トナー補給設定部45は、設定されたトナー補給量のデータであるトナー補給量データをトナー補給部39に供給する。
ステップS20において、トナー補給部39は、トナー補給量設定部40から供給されたトナー補給量データを取得し、取得されたトナー補給量データに基づいて、トナーカートリッジ32から所定の量のトナーを現像器15に補給する。ステップS21において、主制御部41は、印刷の実行を開始する。
ステップS22において、主制御部41は、内蔵されたタイマ(図示せず)により予め設定された所定の時間経過したか否かを判定し、予め設定された所定の時間経過したと判定するまで待機する。
ステップS22において予め設定された所定の時間経過したと判定された場合、印字データ有無判定部46はステップS23で、主制御部41の指示に従い、データ記憶部482記憶されている印刷関連データを読み出し、読み出された印刷関連データに基づいて印刷が実行されていない印刷データがあるか否かを判定する。
ステップS23において印刷が実行されていない印刷データがあると判定された場合、印刷データ有無判定部46はステップS24で、印刷が実行されていない印刷データがある旨の通知を主制御部41に供給する。
ステップS25において、主制御部41は、印刷データ有無判定部46から供給された印刷が実行されていない印刷データがある旨の通知を取得し、現像器15内のトナー濃度の検知を開始するトナー濃度検知開始制御信号を生成し、トナー濃度検知部40に供給する。その後、処理はステップS16に戻り、ステップS16以降の処理が繰り返される。
図8は、本発明を適用した画像形成装置1を用いた場合における長さ1200mmの長尺紙についての印刷時におけるトナー濃度推移の実験結果を表している。なお、この実験では、原稿印字面積率が10%、20%、30%、40%、および50%の全面均一な原稿を用いて行われている。
図8の例の場合、印刷開始前における現像器15内のトナー濃度は例えば7.5w%であり、用紙先端0mm乃至10mm、400mm乃至410mm、および600mm乃至610mmに相当する時刻に3回トナー補給処理が行われている。点線p、1点鎖線q、破線r、2点鎖線s、および実線tは、原稿印字面積率が10%、20%、30%、40%、および50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度の経時変化を示している。なお、図8の例の場合、図9に示されるような不定型紙トナー補給量データベース50を用いてトナー補給処理を行った。
図9は、図4の不定型紙トナー補給量データベース50に管理されているデータベースの構成例を表している。なお、図9の第1列目と第2列目の「トナー濃度帯域(wt%)」と「トナー補給量(g)」は、図6[A]乃至[C]の第1列目と第2列目の「トナー濃度帯域(wt%)」と「トナー補給量(g)」と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
図9の第1行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「7.45〜7.50(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「7.45〜7.50(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「0.1(g)」であり、そのトナー濃度帯域の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「0.1(g)」であることを示している。
図9の第2行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「7.40〜7.45(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「7.40〜7.45(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「0.3(g)」であり、そのトナー濃度の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「0.3(g)」であることを示している。
図9の第3行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「7.30〜7.40(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「7.30〜7.40(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「0.5(g)」であり、そのトナー濃度の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「0.5(g)」であることを示している。
図9の第4行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「7.20〜7.30(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「7.20〜7.30(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「0.9(g)」であり、そのトナー濃度の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「0.9(g)」であることを示している。
図9の第5行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「7.10〜7.20(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「7.10〜7.20(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「1.2(g)」であり、そのトナー濃度の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「1.2(g)」であることを示している。
図9の第6行目の場合、「トナー濃度帯域(wt%)」は「6.10〜7.10(wt%)」であり、トナー濃度検知部40により検知された現像器15内のトナー濃度が含まれるトナー濃度帯域が「6.10〜7.10(wt%)」であることを示している。「トナー補給量(g)」は「1.5(g)」であり、そのトナー濃度の場合における現像器15に補給すべきトナー補給量が「1.5(g)」であることを示している。
図8の点線p、1点鎖線q、破線r、2点鎖線s、および実線tに示されるように、原稿印字面積率が10%、20%、30%、40%、および50%の原稿を印刷した場合における印刷時のトナー濃度は、用紙先端から用紙後端まで現像器内のトナー濃度が7.0wt%乃至8.0wt%の許容範囲に収まっている。すなわち、画像かすれなどのトナー濃度低下による不具合と、トナーかぶりなどのトナー濃度過剰による不具合を同時に発生させることなく、トナー濃度が均一で、かつ、良質な画像を形成することができたことを示している。
なお、図8と図9を参照して説明したトナー補給処理においては、長さ900mmや1200mmの不定型の用紙サイズの用紙に印刷を行う場合、印刷中にトナー補給処理を3回行うようにしているが、回数は3回に限定されず、3回以上の回数を行うようにしてもよい。これにより、用紙の先端から後端までの用紙全体としてよりトナー濃度が均一で、かつ、より良質な画像を形成することができる。
ステップS23において印刷が実行されていない印刷データがないと判定された場合、主制御部41はステップS26で、印刷処理を終了する。
本発明の実施形態に示された画像形成装置1においては、用紙サイズが不定型紙である場合、印刷開始後所定の時間ごとに現像器15内のトナー濃度を検知し、不定型紙トナー補給量データベース49を参照して、検知されたトナー濃度に基づいてトナー補給量を設定し、設定されたトナー補給量に基づいて所定の時間ごとに現像器15にトナーを補給することができる。これにより、ポップアートに用いられる長さ900mmや1200mmの不定型の用紙サイズの用紙を用いる場合であっても、画像かすれなどのトナー濃度低下による不具合と、トナーかぶりなどのトナー濃度過剰による不具合を同時に発生させることなく、用紙の先端から後端までの用紙全体としてトナー濃度が均一で、かつ、良質な画像を形成することができる。
なお、本発明の実施形態に示された画像形成装置1においては、原稿の印字面積率(画像面積率)が一枚の用紙を通して一定の場合について用いるようにしたが、勿論、原稿印字率(画像面積率)が一枚の用紙中において変化するような場合(例えば、用紙の先端に大きな画像があり、その他に用紙の後端に少し文字があるような場合)にも用いるようにしてもよい。
原稿印字率(画像面積率)が一枚の用紙中において変化するような場合には、現像器15内のトナー濃度が大きく変化しやすいため、印刷処理開始後所定の時間内の1回トナー補給処理を行うだけでは、原稿の印字面積率(画像面積率)が一枚の用紙を通して一定の場合よりも画像かすれやトナーかぶりが発生しやすい。そこで、原稿の印字面積率(画像面積率)の変化に伴い大きく変化する現像器15内のトナー濃度を所定の時間ごとに検知し、検知されたトナー濃度に基づいて所定の量のトナーを所定の時間ごとに現像器15内に補給することにより、一枚の原稿での原稿印字率(画像面積率)の変化に応じて現像器15内にトナーを補給することができ、画像かすれなどのトナー濃度低下による不具合と、トナーかぶりなどのトナー濃度過剰による不具合を同時に発生させることなく、用紙の先端から後端までの用紙全体としてよりトナー濃度が均一で、かつ、より良質な画像を形成することができる。
また、本発明の実施形態に示された画像形成装置1においては、所定の時間ごとに現像器15内にトナーを補給するようにしているが、例えば、印刷する用紙における所定の長さごとに現像器15内にトナーを補給するようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
長さ1200mmの長尺紙について印刷開始後所定の時間内に1回トナー補給処理を行った後の印刷時におけるトナー濃度推移の実験結果を示す図。 本発明を適用した画像形成装置の断面の概略的な機械的構成を示すブロック図。 図2のプロセスカートリッジの内部の概略的な機械的構成を示すブロック図。 図2の画像形成装置の内部における制御系の概略的な機能的構成を示すブロック図。 図4の画像形成装置におけるトナー補給処理について説明するフローチャート。 図4の定型紙トナー補給量データベースに管理されているデータベースの構成例を示す図。 図4の不定型紙トナー補給量データベースに管理されているデータベースの構成例を示す図。 本発明を適用した画像形成装置を用いた場合における長さ1200mmの長尺紙についての印刷時におけるトナー濃度推移の実験結果を示す図。 図4の不定型紙トナー補給量データベースに管理されているデータベースの具体的な構成例を示す図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 スキャナ部
3 画像形成部
4 給紙部
11a乃至11d プロセスカートリッジ
12a乃至12d 感光体ドラム
13a乃至13d 帯電チャージャ
14a乃至14d 露光装置
15a乃至15d 現像器
16a乃至16d クリーナ
17 中間転写ベルト
18 駆動ローラ
19 2次転写対向ローラ
20a乃至20d 1次転写ローラ
21 中間転写ベルトクリーナ
22 2次転写ローラ
23 給紙カセット
24 ピックアップローラ
25 レジストローラ対
26 定着器
27 テンションローラ
31 除電ランプ
32 トナーカートリッジ
33 供給モータ・オーガ
34−1乃至34−2 ミキサ
35 現像スリーブ
36 磁気センサ
37 制御装置
38 入力部
39 トナー補給部
40 トナー濃度検知部
41 主制御部
42 印刷関連データ取得部
43 記憶部
44 用紙サイズ判定部
45 トナー補給量設定部
46 印刷データ有無判定部
47 入出力インタフェース
48 データ記憶部
49 定型紙トナー補給量データベース
50 不定型紙トナー補給量データベース

Claims (4)

  1. 画像の形成に用いる印刷関連データに基づいて、画像が形成される転写材のサイズを判定する転写材サイズ判定手段と、
    現像器におけるトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、
    前記トナー濃度と前記現像器へのトナー補給量が対応付けて予め登録されているトナー補給量データベースを参照して、前記トナー濃度検知手段により検知された前記トナー濃度に基づいて前記トナー補給量を設定するトナー補給量設定手段と、
    前記トナー補給量設定手段により設定された前記トナー補給量に基づいて前記現像器にトナーを補給するトナー補給手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー補給量データベースは、定型の転写材サイズに関するトナー補給量のデータベースである定型紙トナー補給量データベースと、不定型の転写材サイズに関するトナー補給量のデータベースである不定型紙トナー補給量データベースとからなり、
    前記トナー補給量設定手段は、
    前記転写材サイズ判定手段により画像が形成される転写材のサイズが定型の転写材サイズであると判定された場合、定型紙トナー補給量データベースを参照して、前記トナー濃度検知手段により検知された前記トナー濃度に基づいて前記トナー補給量を設定し、
    前記転写材サイズ判定手段により画像が形成される転写材のサイズが不定型の転写材サイズであると判定された場合、不定型紙トナー補給量データベースを参照して、前記トナー濃度検知手段により検知された前記トナー濃度に基づいて前記トナー補給量を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷関連データに基づいて、予め設定された所定の時間ごとに画像が形成されていない印刷データがあるか否かを判定する印刷データ有無判定手段をさらに備え、
    前記トナー補給手段は、前記印刷データ有無判定手段により画像が形成されていない印刷データがないと判定されるまで、前記トナー補給処理を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 画像の形成に用いる印刷関連データに基づいて、画像が形成される転写材のサイズを判定する転写材サイズ判定ステップと、
    現像器におけるトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知ステップと、
    前記トナー濃度と前記現像器へのトナー補給量が対応付けて予め登録されているトナー補給量データベースを参照して、前記トナー濃度検知手段により検知された前記トナー濃度に基づいて前記トナー補給量を設定するトナー補給量設定ステップと、
    設定された前記トナー補給量に基づいて前記現像器にトナーを補給するトナー補給ステップとを含むことを特徴とする画像形成方法。
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