JP2007225658A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛散するトナーによる画像不良等を防止し、高速で高画質な画像形成ができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像情報に基づきトナー像を形成する像担持体と、前記像担持体に接触する転写ベルトと、前記転写ベルト表面に付着したトナーをクリーニングするためのクリーニング手段と、前記クリーニング手段が設けられた転写ベルトクリーニング室と、を有する画像形成装置において、少なくとも前記転写ベルトクリーニング室の内部に空気を排出する排気口を有する空気流路形成手段を設けたこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像情報に基づき形成されたトナー像を記録媒体に定着することにより画像形成を行う複写機、プリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
近年、IT化の進歩によりインターネット等の情報網が普及し、取得できる情報量が飛躍的に増加している。この多量の情報はパーソナルコンピュータに接続された表示手段で確認されるだけでなく、画像形成装置で印刷(コピー、プリントともいう)されることが多い。この多量の情報には文字や数字、あるいは記号等の情報のみでなく、写真や図等の情報を含む、いわゆる画像情報を高速で高画質に画像形成できる画像形成装置が求められている。
そこで、画像情報を高速で高画質に画像形成できる画像形成装置として、静電写真方式による画像形成装置が使用されることが多いが、このような画像形成装置を使用する場合は、画像情報に基づき形成されたトナー像を像担持体から転写する手段として、接触状態が安定して得られる転写ベルトが用いられることが多くなっている。
転写ベルトには、像担持体に形成されたトナー像を転写ベルト上に転写した後に記録媒体に転写するようにした中間転写体としての転写ベルトや、記録媒体を搬送して像担持体からトナー像を記録媒体に転写するための搬送ベルトとしての転写ベルト等がある。
従来では、いずれの転写ベルトを用いる場合でも、画像形成を行う場合に発生するオゾンの問題や転写ベルトの速度変動等に係る画像不良等の発生を防止して高画質な画像を形成することが最大の課題であった。
例えば、接触型帯電装置や接触型転写装置においては、オゾンを発生させ、発生したオゾンは感光体ドラムの表面あるいは、帯電部材および転写部材の特性の劣化および短寿命化を引き起こす。また、オゾンに依って生成される低抵抗物質は画像流れ、あるいは画像ボケ等の不良を引き起こす可能性があるので、転写ベルト周りの空間に連通した通風路にファンを具備し、機内のオゾン等を排出するために機内の気体を機外に排出するようにした技術が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
また、中間転写体としてのベルトあるいはシートの搬送体としての転写ベルトが熱膨張による寸法変化が発生すると画像ズレや色ずれ等の画像不良を起こすので、転写ベルトが掛け回されているローラの軸方向に沿ってファンによる冷却用空気の流路を形成して、ローラやベルトを冷却し、温度差が生じないようにした技術が公開されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−199607号公報 特開2004−184450号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載のように、発生するオゾンや転写ベルトの熱膨張により生じる画像不良を解決するために、オゾンを機外に排出したり、転写ベルトを冷却するための空気の流路を設ける等の技術は知られていたが、従来では、このように大量の画像情報を高速に画像形成しようとすればするほど、像担持体や転写ベルトの搬送速度を速くする必要があり、例えば、転写ベルト上に付着したトナー等が飛散し易くなることにより画像不良を多発させるようになるというような高速化に係る問題に関しては、着目されていなかった。
つまり、高速で画像を形成するためには、像担持体に高速に画像を形成すると共に、転写ベルトの移動速度を速くする必要があり、また、転写ベルトから定着装置を介して排紙するまでの記録媒体の搬送経路を短くする必要がある。
転写ベルトの移動速度を速くすると、転写ベルト近傍の空気の流れが早くなり、転写ベルト上に付着した不要なトナーが飛散しやすくなる。転写ベルトをクリーニングするための転写ベルトクリーニング部では、移動速度の速い転写ベルト上の不要なトナーをブラシローラ等でクリーニングしようとすると、一層トナーが飛散し易くなる。
そこで、転写ベルトクリーニング部を囲うように壁を設けて転写ベルトクリーニング室としても、壁と転写ベルトとの間に隙間が生じ、完全密閉ができないので、クリーニングされたトナーが隙間から機外に流出して飛散したトナーによる画像汚れ等の画像不良が発生した。
また、搬送路を短くするために、定着装置に近いところに配置された転写ベルトクリーニング室で飛散するトナーは、定着装置の熱で壁が熱せられ、転写ベルトクリーニング室の壁に付着し融着して堆積し、堆積したトナーが外部に掻き出せなくなったりする不具合や、熱で軟らかくなったトナーが転写ベルトクリーニング室外へ飛散して、画像汚れ等の画像不良を発生させたり、機内で付着し堆積して様々な不良を誘発することにより画像形成が実行できなくなるという問題が生じていた。
特に、近年では、高速でトナー像を定着させるようにするために、トナーも従来より速く軟化するようになっている。例えば、従来ではトナーの軟化する温度(軟化温度ともいう)が「通常トナー」と称されるもので約130℃程度であったが、近年では、「低温定着トナー」と称するトナーの軟化温度が約100℃程度の低いものを使用する傾向にあり、前述のように熱で軟らかくなったトナーの飛散による問題は一層深刻な問題となっていた。
本発明は、上記問題に鑑み、飛散するトナーによる画像不良等を防止し、高速で高画質な画像形成ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることで上記目的を達成できる。
1.画像情報に基づきトナー像を形成する像担持体と、
前記像担持体に接触する転写ベルトと、
前記転写ベルト表面に付着したトナーをクリーニングするためのクリーニング手段と、
前記クリーニング手段が設けられた転写ベルトクリーニング室と、
を有する画像形成装置において、
少なくとも前記転写ベルトクリーニング室の内部に空気を排出する排気口を有する空気流路形成手段を設けたこと
を特徴とする画像形成装置。
2.前記空気流路形成手段は、
少なくとも前記転写ベルトクリーニング室の内部の気圧を負圧にする負圧形成手段を有すること
を特徴とする1に記載の画像形成装置。
3.前記空気流路形成手段は、
前記転写ベルトクリーニング室の内部に冷気を導入する
冷気導入手段を備えたこと
を特徴とする1または2に記載の画像形成装置。
4.前記冷気導入手段は、
外気を導入する吸気口を備えていること
を特徴とする3に記載の画像形成装置。
5.前記負圧形成手段は、
送風手段と、
送風される気体を浄化するフィルター手段を備えていること
を特徴とする2に記載の画像形成装置。
本発明は、少なくとも転写ベルトクリーニング室の内部に空気を排出する排気口を有する空気流路形成手段を設けたことにより、画像形成装置の機内に飛散するトナーを形成された空気流路により集め空気を浄化することができると共に、転写ベルトクリーニング室から飛散するトナーも集めることができるので、画像形成装置の機内に飛散するトナーを逆流させることがなく、飛散するトナーによる画像汚れ等を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できる。
また、空気流路形成手段が、少なくとも転写ベルトクリーニング室の内部の気圧を負圧にする負圧形成手段を有することにより、画像形成装置の機内の空気を吸い取る空気流路を形成することにより、飛散するトナーを集め空気を浄化することができると共に、転写ベルトクリーニング室から飛散するトナーを画像形成装置の機内に逆流させることがないので、飛散するトナーによる画像汚れ等を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できる。
また、転写ベルトクリーニング室の内部に冷気を導入する冷気導入手段を備えたことにより、転写ベルトクリーニング室の内部を冷却することができ、熱で軟化したトナーが飛散して固着する画像汚れ等の画像不良を発生させたり、機内で付着し堆積して様々な不良を誘発することにより画像形成が実行できなくなるという問題の発生を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できる。
また、冷気導入手段は、外気を導入する吸気口を備えていることにより、外気により冷却できるので、熱で軟化したトナーが飛散して固着する画像汚れ等の画像不良を発生させたり、機内で付着し堆積して様々な不良を誘発することにより画像形成が実行できなくなるという問題の発生を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できる。
また、負圧形成手段は、送風手段と、送風される気体を浄化するフィルター手段を備えていることにより、簡単に画像形成装置の機内の空気を浄化できるので、容易に飛散するトナーによる画像汚れ等を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、各図面において、同一符号のものは同一の物を示すものとし、適宜、関連する他の図面を参照して、詳細に説明するものとする。
図1は本発明に係る画像形成装置の画像形成部を示す模式図、図2は本実施の形態における空気流路形成手段を説明するための模式図である。
図1により本発明に係る画像形成装置の画像形成部の構成と作動について説明する。
本発明の実施の形態における画像形成装置は、説明を簡単にするために電子写真方式の複写機とする。電子写真方式の複写機はよく知られているので、本発明と直接関わりのない部分に関しては簡単に説明する。
画像形成部は画像形成装置(図示せず)の筐体内に配置されている。画像形成部は画像情報に基づき像担持体にトナー像を形成し、形成されたトナー像を記録媒体に転写し、記録媒体に転写されたトナー像を定着装置で記録媒体に定着することにより画像を形成する一連の画像形成作動を実行するように構成されている。
5は像担持体としての感光体ドラムである。画像形成を行う場合は、例えば、画像情報を読み取る読取手段や画像情報を記憶する記憶手段、画像情報に基づき感光体ドラム5の表面に露光光Eを照射する露光手段等を備え、画像形成装置全体の作動を制御する制御手段ECが、まず、図示せぬ駆動源により矢印Y1方向に感光体ドラム5を回転させる。
引き続いて、感光体ドラム帯電電手段6を作動させ感光体ドラム5の表面に一様な帯電を行い、露光手段が画像情報に基づき感光体ドラム5の表面に露光光Eを照射する。露光光Eの照射により感光体ドラム5の表面に形成された潜像を現像手段7がトナーにより現像してトナー像を形成する。
一方、感光体ドラム5におけるトナー像の形成にタイミングを合わせて、図示せぬ給紙カセットから予め選択された記録媒体Pが搬送され、搬送ガイドHG1から感光体ドラム5に向けて搬送される。
転写ベルトTBは、駆動ローラTR2と従動ローラTR1との間に張架されている。図示せぬ駆動源により駆動ローラTR2が矢印Y3方向に回転すると従動ローラTR1は矢印Y2方向に回転し、転写ベルトTBは駆動ローラTR2と従動ローラTR1との間を循環して回転する。
転写ベルトTBに対して転写ベルト帯電手段8により所定の電荷が付与されると、搬送ガイドHG1から感光体ドラム5に向けて搬送されてきた記録媒体Pを転写ベルトTB上に静電気の作用により吸着して搬送する。
転写ベルトTB上に吸着して搬送される記録媒体Pが、感光体ドラム5に接触して矢印X1方向に搬送されるとき、感光体ドラム5に形成されたトナー像が記録媒体Pに転写される。
感光体ドラム5はトナー像を記録媒体Pに転写した後も回転を続け、次の画像形成に支障がないように、感光体ドラムクリーニング手段9により感光体ドラム5の表面がクリーニングされる。
トナー像が転写された記録媒体Pは、転写ベルトTBにより搬送ガイドHG2を介して定着装置10に搬送される。
転写ベルトTBは、記録媒体Pを定着装置10に搬送すると、壁KRで囲まれた転写ベルトクリーニング室CRに設けられたブラシローラBRやブレードBG等のクリーニング手段により表面がクリーニングされる。転写ベルトTBの表面から取り除かれたトナーは転写ベルトクリーニング室CRの底部に堆積する。堆積したトナーは、例えば、スクリュウ搬送手段SCにより図1の紙面の表から裏の方向に移動させられ、図示せぬ残留トナー室に集められ、後日、廃棄されるようになっている。
定着装置10は、例えば、ハロゲンヒータ等の加熱手段(図示せず)を内蔵する加熱ローラ10aと加圧ローラ10bとにより構成されている。加熱ローラ10aが矢印Y4方向に回転し加圧ローラ10bが矢印Y5方向に回転すると共に、加熱ローラ10aと加圧ローラ10bとが当接して形成されるニップ部に、トナー像が転写された記録媒体Pが挿通されると、ニップ部の熱と圧力とによりトナーが溶融して記録媒体Pに固着する定着作動が行われる。
定着作動が終了した記録媒体は、その後、図示せぬ排紙皿等に排紙され積載されることにより、一連の画像形成作動を終了する。なお、複数の画像情報に基づき複数の記録媒体Pに画像形成作動を行う場合は、前述の一連の画像形成作動が繰り返されることになっている。
次に、図2により、本発明に係る転写ベルトクリーニング室に関して説明する。
本実施の形態においては、前述のような、一連の画像形成作動が高速で繰り返されることにより、転写ベルトTBの作動に関連して飛散するトナーが引き起こす様々な問題に着目している。
つまり、転写ベルトTBの表面には、例えば、記録媒体Pの紙粉やホコリ等の他に、記録媒体の全体に縁なしの印刷が行われたときに、記録媒体からはみ出した画像を形成していたトナーや感光体ドラムクリーニング手段9のブレード(図示せず)を損傷させないために、感光体ドラム5の表面にわずかに付着させたトナー、あるいは、記録媒体Pに完全に転写されなかったトナー等が残留トナーとして付着している。
転写ベルトTBの速度が速くなると、転写ベルトTBの周囲の空気の流れも速くなり、転写ベルトTBに付着した紙粉やホコリ、残留トナー等が舞い上がり飛散して、画像形成装置の内部に付着して堆積して、様々な問題を引き起こすことがある。
また、転写ベルトクリーニング室CRで転写ベルトTBの表面をクリーニング手段によりクリーニングする際に、紙粉やホコリ、残留トナー等が舞い上がり、例えば、転写ベルトクリーニング室CRと転写ベルトBTや搬送ガイドHG2戸の隙間から飛散して、同様に、画像形成装置の内部に付着して堆積して、様々な問題を引き起こすことがある。
また、前述のように、画像形成を高速に行うために、転写ベルトクリーニング室CRが定着装置10の近傍に設けられた場合は、転写ベルトTBの表面がクリーニング手段によりクリーニングされて、転写ベルトクリーニング室CRの測壁や底部に堆積したトナーが、定着装置10の熱により軟らかくなり付着して堆積すると、後日、廃棄しようとした場合にとれなくなってしまうという問題を引き起こすことがあった。
そこで、本実施の形態においては、これらの問題を解決するために、飛散するトナーを集めて排出することができるように、転写ベルトクリーニング室に空気流路形成手段を設けている。
図2は本実施の形態における空気流路形成手段を説明するための模式図で、図1と同符号のものは同一のものを示すものとする。
図2の(A)図は、図1の2点鎖線部Mを拡大して示したもので、空気流路形成手段が作動したとき、特に、転写ベルトクリーニング室CRの隙間から飛散しているトナーを含む画像形成装置の機内の空気W1と空気W2の流入する様子を示し、また、転写ベルトクリーニング室CRで転写ベルトTBがクリーニングされて堆積した不要トナーTNを排出するためのスクリュウ搬送手段SCとの関係を示した模式図である。図2の(B)図は、図2の(A)図の側面の構成を示した模式図である。
図2の(B)図において、画像形成装置の筐体1の内部に、転写ベルトクリーニング室CRが壁KRに区切られて形成されている。転写ベルトクリーニング室CRの内部には、転写ベルトTBの表面をクリーニングするブラシローラBRやブレードBG等のクリーニング手段が設けられている。また、クリーニング手段でクリーニングされ底部に溜まった不要トナーTNを搬送するためのスクリュウ搬送手段SCが設けられている。
スクリュウ搬送手段SCは、軸方向に形成されたスクリュウと呼ばれるネジ状の羽根部材を回転することにより、例えば、トナーを軸方向の一端から他端方向に搬送することができるようにしたものである。
図2の(B)図に向かって転写ベルトクリーニング室CRの左隣に、不要トナー排出室CR2が壁KRを隔て転写ベルトクリーニング室CRと一体的に設けられている。この壁には、転写ベルトクリーニング室CRからスクリュウ搬送手段SCにより不要トナー排出室CR2に不要トナーを搬送するための排出口KR3が設けられている。
また、不要トナー排出室CR2に集められた不要トナーTNは、例えば、使用者やサービスマンが定期点検作業のときなどに、不要トナー排出室CR2に設けられた図示せぬ排出口を開いて取り出され、廃棄されるようになっている。
空気流路形成手段としては、図2の(B)図に向かって右側の筐体1には、外気を取り入れるための吸気口AP1が設けられている。吸気口AP1には外気の取り入れを禁止したり、外気を取り入れる量を調整することができる開閉可能な蓋Dが設けられている。
また、吸気口AP1から取り入れられた外気が転写ベルトクリーニング室CR内部に流入しやすいように転写ベルトクリーニング室CRの壁KRに吸気口としての開口KR1が設けられている。
更に、本実施の形態においては、特に、吸気口AP1の左側には、取り入れた外気を冷却することができる冷却手段CLが設けられている。
図2の(B)図に向かって左側の筐体1には、不要トナー排出室CR2からの空気を排出するための排気口AP2が設けられ、不要トナー排出室CR2には排気口AP2に向けて空気を排出するためのファンFAと、例えば、排出する空気を浄化する集塵フィルタF2や流体を旋回させ、その遠心力を利用して粉塵を分離するサイクロンと呼ばれるフィルタF1手段が設けられている。
また、転写ベルトクリーニング室CRと不要トナー排出室CR2を区切っている壁KRには、転写ベルトクリーニング室CRから不要トナー排出室CR2に空気を流入させるための排気口としての開口KR2が設けられている。前述の不要トナーTNを不要トナー排出室CR2に搬送するための排出口KR3も、不要トナーTNで塞がれていない場合は、排気口KR2と同様に空気を流入させることができる排気口として機能する。
本実施の形態における空気流路形成手段は、上流側に吸気口AP1を有し、下流側の不要トナー排出室CR2に設けられたファンFAを作動させることにより、吸気口AP1や転写ベルトクリーニング室CRの隙間から、また、転写ベルトクリーニング室CRの内部から飛散するトナーを含む空気を不要トナー排出室CR2へと吸い込む空気流路を形成することにより、飛散するトナーを集め、フィルタ手段で浄化した空気を排気口AP2から排気するようになっている。
したがって、機内の空気を吸い取ることで飛散する不要なトナーは不要トナー排出室CR2に集められて廃棄しやすくなり、また、機内の空気は浄化され、しかも、転写ベルトクリーニング室CRの内部から機内に向けて空気が逆流することがないので、一層、画像汚れ等の不良を防止できるようになっている。
ここで、空気流路形成手段の3通りの作動について説明する。
まず、第1の作動として、吸気口AP1の蓋Dを閉じてファンFAを作動させた場合は、転写ベルトクリーニング室CRの隙間から画像形成装置の機内の空気W1、W2、W3やW4を吸い込んで、転写ベルトクリーニング室CRを通り排気口KR2や排出口KR3を通って、不要トナー排出室CR2に飛散しているトナーを含む空気を流入させ、不要トナー排出室CR2に流入した空気をフィルタ手段で浄化した後に、ファンFAにより画像形成装置の機外に排出することで、不要トナー排出室CR2に飛散しているトナーを集めるようにしている。
このとき、吸気口AP1の蓋Dは閉じられ外気を取り入れることができないが、負圧形成手段としてのファンFAがフィルタ手段を介して空気を排気口AP2から排気することにより、転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2の内部が強い負圧になり、完全に密閉されていない画像形成装置の隙間からわずかに外気を取り込みながら機内の空気W1、W2、W3やW4を転写ベルトクリーニング室CRの隙間から強く吸い込むことで、機内に飛散するトナーを含め転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2で飛散するトナーを吸い込み、不要トナー排出室CR2に飛散していたトナーを集めると共に、不要トナー排出室CR2からは浄化された空気を排出することができる空気流路が形成されて、機内の空気を浄化して、機内に飛散するトナーによる画像不良を防止できるようになっている。
また、同時に、前述のように、転写ベルトクリーニング室CRの隙間から機内の空気W1、W2、W3やW4を強く吸い込み、転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2を通って排気口AP2から排気する空気流路を形成したことにより、転写ベルトクリーニング室CRの内部でクリーニング手段が転写ベルトTBをクリーニングする際にトナーを飛散させても、転写ベルトクリーニング室CRの隙間から画像形成装置の機内に向けてトナーを飛散させることを防止できるので、転写ベルトクリーニング室CRの内部で飛散するトナーが機内に向けて飛散することによる画像不良を防止できるようになっている。
第2の作動として、冷気導入手段としての吸気口AP1の蓋Dを開いてファンFAを作動させた場合は、吸気口AP1から外気を取り込むことにより、転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2の内部の負圧が減少し、転写ベルトクリーニング室CRの隙間から空気W1、W2、W3やW4を吸い込む吸引力は若干減少するが、取り込んだ外気により転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2が冷却され、また、堆積したり飛散しているトナーが冷却されるので、例えば、定着装置10に近い転写ベルトクリーニング室CRの内部において、熱で軟化したトナーが飛散して転写ベルトTBに固着して画像汚れ等の画像不良を発生させたり、熱で軟化したトナーが転写ベルトTBに付着して、転写ベルトと接触する感光体ドラム等に付着することで、次々に機内で付着して堆積して様々な不良を誘発することにより画像形成が実行できなくなるという問題の発生を防止したりする問題を防止することができる。
なお、第2の作動においても、吸気口AP1から外気を取り込むと共に、機内の空気W1、W2、W3やW4を吸い込み、転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2を通って排気口AP2から排気する空気流路は形成されているので、前述のような機内の空気の浄化も行われるし、転写ベルトクリーニング室CRの隙間から画像形成装置の機内に向けてトナーを飛散させることを防止できるので、転写ベルトクリーニング室CRの内部で飛散するトナーが機内に向けて飛散することによる画像不良を防止できる。
第3の作動として、冷気導入手段としての蓋Dを開いて外気を導入した場合に、外気が暖かいとき、または、転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2等の内部を急速に冷却したい場合など、外気だけでは冷却できないときには冷気導入手段の補助手段としての冷却手段CLを作動させ、取り込む外気を急速に冷却できるようにして、堆積したり飛散しているトナーが、定着装置10の熱等により軟化して転写ベルトクリーニング室CRや不要トナー排出室CR2の測壁や底部等に固着することを防止している。
そして、形成された空気流路により、最終的に、飛散するトナーは不要トナー排出室CR2に集められ、容易に廃棄することができるので、常に画像形成装置の機内を汚すことなく綺麗に保つことができ、高速で高画質な画像が形成できる画像形成装置を提供できる。
したがって、本実施の形態においては、転写ベルトクリーニング室CRの内部で飛散するトナーは、形成された空気流路により機内に逆流しないし、例えば、感光体ドラム5から記録媒体Pにトナー像が転写される際にトナーが飛散したり、転写ベルトTB上に付着したトナーが飛散した場合でも、形成された空気流路により飛散したトナーは吸い寄せられるので、機内の空気が浄化され、飛散するトナーによる従来の様々な問題の発生が防止される。
なお、空気流路形成手段の第1の作動乃至第3の作動は、適宜に切り換えて作動できるようにしても良いし、画像形成装置の設置環境等に応じて何れか一つが作動するようにしても良い。
また、本実施の形態においては、冷却手段CLは、蓋Dを開いて外気を導入した場合に使用する一例について説明したが、蓋Dを閉じて機内の空気を冷却するようにしても良い。
また、不要トナー排出室CR2の室内長dが長い場合は、転写ベルトクリーニング室CRから搬送されてきたトナーをよりフィルタ手段側に搬送するために、転写ベルトクリーニング室CRに設けたスクリュウ搬送手段SCを設けても良い。
また、画像形成装置の配置構成によっては、本実施の形態のように、不要トナー排出室CR2を転写ベルトクリーニング室CRに隣接させずに、離れた位置に配置しても良いことは言うまでもない。
また、空気流路形成手段により形成された空気流路を活用することで、転写ベルトクリーニング室CRから不要トナー排出室CR2への不要トナーの搬送手段とすることも可能である。
また、本実施の形態における空気流路形成手段は画像形成装置の機内の飛散するトナーを含む空気の浄化と、転写ベルトクリーニング室CRの内部で飛散するトナーを、機内に逆流させないようにする機能を有するものであれば良く、本実施の形態に限定するものではない。
以上のように、本発明の実施の形態における画像形成装置は、画像形成装置の機内の飛散するトナーを含む空気の浄化と、転写ベルトクリーニング室CRの内部で飛散するトナーを、機内に逆流させないようにすることにより、高速で高画質な画像形成装置を提供することができるようにしたものである。
そして、本実施の形態においては、少なくとも転写ベルトクリーニング室の内部に空気を排出する排気口を有する空気流路形成手段を設けたことにより、画像形成装置の機内に飛散するトナーを形成された空気流路により集め空気を浄化することができると共に、転写ベルトクリーニング室から飛散するトナーも集めることができるので、画像形成装置の機内に飛散するトナーを逆流させることがなく、飛散するトナーによる画像汚れ等を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できるようになった。
また、空気流路形成手段が、少なくとも転写ベルトクリーニング室の内部の気圧を負圧にする負圧形成手段を有することにより、画像形成装置の機内の空気を吸い取る空気流路を形成することにより、飛散するトナーを集め空気を浄化することができると共に、転写ベルトクリーニング室から飛散するトナーを画像形成装置の機内に逆流させることがないので、飛散するトナーによる画像汚れ等を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できるようになった。
また、転写ベルトクリーニング室の内部に冷気を導入する冷気導入手段を備えたことにより、転写ベルトクリーニング室の内部を冷却することができ、熱で軟化したトナーが飛散して固着する画像汚れ等の画像不良を発生させたり、機内で付着し堆積して様々な不良を誘発することにより画像形成が実行できなくなるという問題の発生を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できるようになった。
また、冷気導入手段は、外気を導入する吸気口を備えていることにより、外気により冷却できるので、熱で軟化したトナーが飛散して固着する画像汚れ等の画像不良を発生させたり、機内で付着し堆積して様々な不良を誘発することにより画像形成が実行できなくなるという問題の発生を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できるようになった。
また、負圧形成手段は、送風手段と、送風される気体を浄化するフィルター手段を備えていることにより、簡単に画像形成装置の機内の空気を浄化できるので、容易に飛散するトナーによる画像汚れ等を防止し、高速で高画質な画像形成装置を提供できるようになった。
なお、本実施の形態においては、画像形成装置は複写機として説明したが、画像形成装置は複写機に限定するものではなく、プリンタやファクシミリ装置であっても良いことは言うまでもない。
本発明に係る画像形成装置の画像形成部を示す模式図。 本実施の形態における空気流路形成手段を説明するための模式図。
符号の説明
1 筐体
5 感光体ドラム
6 感光体ドラム帯電手段
7 現像手段
8 転写ベルト帯電手段
9 感光体ドラムクリーニング手段
10 定着装置
TB 転写ベルト

Claims (5)

  1. 画像情報に基づきトナー像を形成する像担持体と、
    前記像担持体に接触する転写ベルトと、
    前記転写ベルト表面に付着したトナーをクリーニングするためのクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段が設けられた転写ベルトクリーニング室と、
    を有する画像形成装置において、
    少なくとも前記転写ベルトクリーニング室の内部に空気を排出する排気口を有する空気流路形成手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記空気流路形成手段は、
    少なくとも前記転写ベルトクリーニング室の内部の気圧を負圧にする負圧形成手段を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記空気流路形成手段は、
    前記転写ベルトクリーニング室の内部に冷気を導入する
    冷気導入手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記冷気導入手段は、
    外気を導入する吸気口を備えていること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記負圧形成手段は、
    送風手段と、
    送風される気体を浄化するフィルター手段を備えていること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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