JP2007223252A - 光学素子射出成形金型およびその成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂の流動に悪影響を与えずに、樹脂収縮による成形品への影響を低減させることができる光学素子射出成形金型を提供することを目的とする。
【解決手段】ランナ8とキャビティ3とを接続する主樹脂流路13とは別に主樹脂流路13から分岐させた溜まり部15aを形成し、溜まり部15aに突起手段としての固定ピン12を設けたことによって、主樹脂流路を細く絞ったりしなくても、ゲート9の近傍の歪みを緩和することができ、成形品の精度が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラスチック樹脂を材料とする光学関連製品を射出成形し、高精度な光学素子を得るプラスチック製品の射出成形金型およびその成形方法に関するものである。
樹脂成形で製造される光学素子は、樹脂が金型のスプル、ランナ、ゲートの順に流れ、キャビティに流入し成形される。このスプル、ランナ、キャビティで成形されて連なっている成形品は取り出し器により取り出され、成形品のゲート部分をカットして製品となる。
金型は固定側金型と可動側金型に別れて開かれて、一般には、スプル部、ランナ部、ゲート部と製品部分(光学素子)が一体となった状態で可動側金型に残るが、型を開く際に、成形された光学形成面が熱収縮し、これによって成形品に反りや変形・歪みを生じて、光学特性を損なう。特に、スプル部からランナ部、ゲート部へ連通する製品ゲート部の近傍の歪みが大きくなる。
そこで、従来ではスプルやランナが完全に冷却するまで成形サイクルを長くしている。また、一般的な成形品であれば、ゲート,ランナの形状を変えて収縮を抑えている(特許文献1、特許文献2)。
図6は特許文献に記載された従来の射出成形金型を示している。
固定側金型1と可動側金型2の各金型間には、キャビティ3へ樹脂を流し込む流路となるスプル5及びランナ8が形成されている。キャビティ3とランナ8の間はゲート9により接続されている。このような射出成形金型では、ランナ8の途中に、キャビティ3内の樹脂の逆流を阻止する逆流阻止手段100が設けられている。10はスプルロックピン、11は突き出しピンである。
この逆流阻止手段100を設けることによって、ランナ8内の樹脂が冷えて体積収縮しても、キャビティ3内の樹脂を引き込むことがないので成形品の歪みが発生しない。
一般的な製品の突き出しおよび取り出し方法の模式図を図7に示す。
図7(a)は型開き工程、図7(b)は突き出し工程、図7(c)は取り出し工程を示しており、型開き後の突き出し工程では、可動側インサート18、スプルロックピン10、突き出しピン11を可動側金型2から突き出して、製品部19及びランナ8を可動側金型2から離型させる。その後、取り出し工程では、取り出し器22を用い成形品を取り出す。ランナ8から分離させた製品部19を図8に示す。
特開平11−170306号公報 特開昭60−127128号公報
しかしながら、前記従来の金型構成では樹脂が射出されるノズル部から成形品空間(キャビティ)までの樹脂流路に径を狭めた形状や樹脂の逆流を阻止する逆流阻止手段100を設けていたため、その箇所を樹脂が通過する時に流れが乱れ、結果的に製品に対してウエルド等の外観上の問題や成形条件の裕度が狭く、安定成形できないという課題を有している。
また、取り出し工程において成形品を取り出す際には、製品部19が可動側インサート18に張り付いた状態で取り出すため、スプルロックピン10から成形品を抜く反動でランナ8が逆傘状に変形し、製品部19が可動側レンズインサートに衝突し、外観上の問題を生じる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ランナにおける樹脂の収縮や、スプルにおける樹脂の収縮による成形品への影響を、射出された樹脂の流動に悪影響を与えずに低減させることができ、しかも、成形品の外観を向上させることが期待できる光学素子射出成形金型を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の射出成形用金型は製品を成形する時に、樹脂の流動を妨げない位置に樹脂収縮阻止手段を設ける。この樹脂収縮阻止手段により、製品のゲート部近傍の歪みを緩和する。また、突き出しのタイミングをコバ部と製品部に分けることにより、製品がレンズインサートに衝突しないようにする。
本発明の請求項1記載の光学素子射出成形金型は、固定側金型と、前記固定側金型に接して前記固定側金型とでキャビティを形成する可動側金型を備え、前記固定側金型と前記可動側金型との少なくとも前記可動側金型には、前記固定側金型に形成されたスプルから前記キャビティに向かって連なるランナおよびゲートからなる主樹脂流路を備え、かつ、前記ランナと前記キャビティとを接続する主樹脂流路とは別に主樹脂流路から分岐させた溜まり部を形成し、前記溜まり部に、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に突出した突起手段を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の光学素子射出成形金型は、請求項1において、突起手段を、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に配設され基端が前記可動側金型に固定されて先端が前記溜まり部に突出した固定ピンで構成したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の光学素子射出成形金型は、請求項1において、突起手段を、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に延び前記可動側金型と一体で前記溜まり部に突出した凸部で構成したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の光学素子射出成形金型は、請求項1において、突起手段を、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に配設され基端が前記可動側金型に固定されて先端が前記溜まり部に突出したセンターピンで構成し、かつ前記可動側金型には前記センターピンと前記可動側金型との相対移動をガイドするスリーブを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の光学素子射出成形金型は、請求項1において、前記キャビティがコバ部を有するレンズを樹脂成形するに必要な形状であり、前記突起手段の先端の位置を、前記キャビティの前記可動側金型に形成された部分の前記コバ部に対応する位置よりも深くしたことを特徴とする。
本発明の請求項6記載の光学素子射出成形方法は、固定側金型と、前記固定側金型に接して前記固定側金型とでキャビティを形成する可動側金型を備え、前記固定側金型と前記可動側金型との少なくとも前記可動側金型に、前記キャビティに向かって連なるランナおよびゲートからなる樹脂流路へ前記固定側金型に形成されたスプルから樹脂を射出して成形するに際し、前記ランナと前記キャビティとを接続する主樹脂流路とは別に主樹脂流路から分岐させた溜まり部に、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に突起手段が突出した状態で樹脂を前記キャビティに射出し、前記突起手段によって樹脂の収縮を阻止しながら硬化させることを特徴とする。
本発明の請求項7記載の光学素子射出成形方法は、請求項6において、前記樹脂の硬化後に、前記可動側金型を可動させて前記キャビティを開放し、前記ランナと前記ゲートおよび前記キャビティによって形成された前記溜まり部に係合した前記突起手段を中央にしてその両側をスプルロックピンと前記可動側インサートとで規制しながら前記可動側金型と前記突起手段を前記離型方向に相対移動させる第1工程と、前記スプルロックピンと前記可動側インサートのうちの前記スプルロックピンを前記可動側金型に対してさらに相対移動させて製品部を前記可動側インサートから離型させた後に前記スプルロックピンを前記ランナから離脱させる第2工程とを有することを特徴とする。
本発明の請求項8記載の光学素子射出成形方法は、請求項7において、前記キャビティがコバ部を有するレンズを製品部として樹脂成形するに必要な形状であり、前記突起手段の先端の位置を、前記キャビティの前記可動側金型に形成された部分の前記コバ部に対応する位置よりも深くし、第1工程では、製品部が前記可動側金型の前記コバ部より離型する位置まで、前記可動側金型と前記突起手段を前記離型方向に相対移動させ、第2工程では、前記可動側金型から離型していないランナ部を離型させることを特徴とする。
本発明の請求項9記載の光学素子射出成形方法は、請求項6において、第1工程と第2工程は連続して進行し、その間に待機時間がないことを特徴とする。
この構成によると、成形品のゲート近傍の歪みを緩和することができ、成形品の精度を向上させることができる。更に、取り出し時に発生するレンズ面の傷を防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における光学素子射出成形金型を示す。
この光学素子射出成形金型は、固定側金型1と可動側金型2との間にキャビティ3を形成している。固定側金型1には、固定側金型1を貫通するノズル4と、このノズル4に接続されたスプル5が形成されている。
キャビティ3の形状は、図8に示したように、コバ部6を有するレンズ7を製品部として樹脂成形するに必要な形状である。
固定側金型1に対して進退自在の可動側金型2には、スプル5と前記キャビティ3との間にランナ8と、ゲート9が形成されている。更に、可動側金型2には、スプルロックピン10と突き出しピン11(図2を参照)の他に、固定側金型1と可動側金型2の離型方向に突出した突起手段としての固定ピン12が設けられている。
スプル5からキャビティ3への主樹脂流路13には、この実施の形態1では各流路コーナ部14a,14b,14c,14dにそれぞれランナ8から分岐させた2つの溜まり部15a,15bが接続されている。固定ピン12の先端は溜まり部15aに突出して設けられている。
固定ピン12の先端は、キャビティ3のうちで前記可動側金型2に形成された部における前記コバ部6に対応する位置16よりも深くなるように形成されている。
この図1に示すように、固定側金型1と可動側金型2を型締めした状態で、ノズル4から樹脂17が射出され、ランナ8から2つの溜まり部15a,15bに樹脂が充填されると共に、ゲート9を介してキャビティ3に樹脂が充填される。スプルロックピン10の先端と固定ピン12の先端とは、樹脂の中に差し込まれている。
なお、突き出しピン11は充填された樹脂が硬化するまでは、主樹脂流路13には突出しないように、図2に示すように流路コーナ部14a,14b,14c,14dに臨む位置に後退して待機している。
したがって、ランナ8とキャビティ3とを接続する主樹脂流路13には、図6に示した従来例に見られたような、樹脂流路の径を狭める形状の逆流阻止手段100が設けていたため、キャビティ3への樹脂の流れに乱れが無く、キャビティ3内に樹脂をスムーズに充填できる。
さらに、充填完了後の冷却工程中では、溜まり部15aに突出した固定ピン12により成形品の収縮を抑えることができ、ランナ8、スプル5の樹脂が体積収縮を起こしても、キャビティ3内への影響を防ぐことができ、品質良好で高精度な成形品を提供できる。実験の結果では、成形品から分離した製品としてのレンズの光学特性は、トータル波面収差が40mλから25mλに良化することができた。
図3(a),図3(b),図3(c),図3(d)は、冷却工程が完了した後の成形品の具体的な取り出し工程を示している。
図3(a)は型開きの直後の状態である。次に、図3(b)に示す第1工程では、可動側インサート18、スプルロックピン10、突き出しピン11を、可動側金型2から突き出す。
これによって、スプル部とランナ部および製品部19などからなる成形品20は、溜まり部15aに係合した固定ピン12を中央にしてその両側をスプルロックピン10と可動側インサート18とで規制しながら、固定側金型1と可動側金型2の離型方向に突き出される。この第1工程では、製品部19が前記可動側金型2の前記コバ部より離型する位置まで、製品部19が可動側インサート18から離型しないように、スプルロックピン10と可動側インサート18を突き出している。
なお、この第1工程では、スプルロックピン10と可動側インサート18の突き出しによって、固定ピン12の先端が溜まり部15aから次第に引き抜かれるが、第1工程の終了状態では、固定ピン12の先端は溜まり部15aに係合した部分が残されている。
図3(c)に示す第2工程では、スプルロックピン10と可動側インサート18のうちのスプルロックピン10を可動側金型2に対して更に突き出して、製品部19を可動側インサート11から離型させる。
このように、製品部19を可動側インサート18から離型させた後に、図3(d)に示すように硬化した成形品20のスプル部21を取り出し器22で掴んで、可動側金型2に対して持ち上げることによって、スプルロックピン10から成形品20のランナ部23が外れる。このスプルロックピン10から成形品20が外れるタイミングには、製品部19は可動側インサート18から既に離れているため、取り出すときの反動によって製品部がインサートに当たり傷が付くと言うような従来の問題を回避できる。
なお、ここでは、第1工程と第2工程に分けて説明したが、第1工程と第2工程は連続して進行し、その間に待機時間がないように実施することもできる。
また、本実施の形態において、第1工程と第2工程は連続して進行し、間に待機時間がなくてもよい。
また、固定ピン12の幅をランナ幅とほぼ同じ断面丸形としたが、角形状や長角、長円形状でもよい。
また、固定ピン12は収縮中心とレンズ成形品中心までの距離の半分よりも、レンズ成形品中心に近い方に配置される。
このように、樹脂の流動を妨げない溜まり部15aに突起手段を設けた金型を使用して、突き出しのタイミングをコバ部と製品部に分ける成形方法によると、成形品のゲート近傍の歪みを緩和することができ、成形品の精度を向上させることができる。更に、取り出し時に発生するレンズ面の傷を防止することができる。したがって、レンズ等の光学素子の用途に有用である。
この実施の形態の第1工程では、可動側インサート18、スプルロックピン10、突き出しピン11を、可動側金型2から突き出したが、可動側インサート18、スプルロックピン10、突き出しピン11と、可動側金型2とを相対移動させても同様に実施できる。
(実施の形態2)
図4(a)と図4(b)は別の実施形態を示している。
実施の形態1では、溜まり部15aに、固定側金型1と可動側金型2の離型方向に突出した突起手段として固定ピン12を設けたが、図4(a)では、固定側金型1と可動側金型2の離型方向に配設され基端が可動側金型2に固定されて先端が溜まり部15aに突出したセンターピン24で構成し、かつ可動側金型2にはセンターピン24と可動側金型2との相対移動をガイドするスリーブ25が設けられている。図4(b)にセンターピン24とスリーブ25の斜視図を示す。その他は(実施の形態1)と同じである。
(実施の形態3)
図5は更に別の実施形態を示している。
実施の形態1では、溜まり部15aに、固定側金型1と可動側金型2の離型方向に突出した突起手段として固定ピン12を設けたが、図5では、可動側金型2に溜まり部15aを形成する際に、可動側金型2と一体に、例えば、彫り残し加工によって固定側金型1と可動側金型2の離型方向に延びる凸部26によって突起手段が形成されている。その他は(実施の形態1)と同じである。
レンズ等の光学素子の品質が向上し、光学素子を使用した各種機器の性能の向上に寄与できる。
本発明の(実施の形態1)における金型断面図 同実施の形態におけるランナレイアウト図 同実施の形態における製品の突き出しおよび取り出し方法の工程図 本発明の(実施の形態2)における金型断面図と要部の斜視図 本発明の(実施の形態3)における金型断面図 従来の金型断面図 一般的な製品の突き出しおよび取り出し方法の工程図 製品例の拡大斜視図
符号の説明
1 固定側金型
2 可動側金型
3 キャビティ
4 ノズル
5 スプル
7 コバ部6を有するレンズ
8 ランナ
9 ゲート
10 スプルロックピン
11 突き出しピン
12 固定ピン(突起手段)
13 主樹脂流路
14a,14b,14c,14d 流路コーナ部
15a,15b 溜まり部
26 凸部(突起手段)
24 センターピン(突起手段)
25 スリーブ

Claims (9)

  1. 固定側金型と、前記固定側金型に接して前記固定側金型とでキャビティを形成する可動側金型を備え、
    前記固定側金型と前記可動側金型との少なくとも前記可動側金型には、前記固定側金型に形成されたスプルから前記キャビティに向かって連なるランナおよびゲートからなる主樹脂流路を備え、
    かつ、前記ランナと前記キャビティとを接続する主樹脂流路とは別に主樹脂流路から分岐させた溜まり部を形成し、
    前記溜まり部に、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に突出した突起手段を設けた
    光学素子射出成形金型。
  2. 突起手段を、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に配設され基端が前記可動側金型に固定されて先端が前記溜まり部に突出した固定ピンで構成した
    請求項1記載の光学素子射出成形金型。
  3. 突起手段を、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に延び前記可動側金型と一体で前記溜まり部に突出した凸部で構成した
    請求項1記載の光学素子射出成形金型。
  4. 突起手段を、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に配設され基端が前記可動側金型に固定されて先端が前記溜まり部に突出したセンターピンで構成し、
    かつ前記可動側金型には前記センターピンと前記可動側金型との相対移動をガイドするスリーブを設けた
    請求項1記載の光学素子射出成形金型。
  5. 前記キャビティがコバ部を有するレンズを樹脂成形するに必要な形状であり、前記突起手段の先端の位置を、前記キャビティの前記可動側金型に形成された部分の前記コバ部に対応する位置よりも深くした
    請求項1記載の光学素子射出成形金型。
  6. 固定側金型と、前記固定側金型に接して前記固定側金型とでキャビティを形成する可動側金型を備え、前記固定側金型と前記可動側金型との少なくとも前記可動側金型に、前記キャビティに向かって連なるランナおよびゲートからなる樹脂流路へ前記固定側金型に形成されたスプルから樹脂を射出して成形するに際し、
    前記ランナと前記キャビティとを接続する主樹脂流路とは別に主樹脂流路から分岐させた溜まり部に、前記固定側金型と前記可動側金型の離型方向に突起手段が突出した状態で樹脂を前記キャビティに射出し、前記突起手段によって樹脂の収縮を阻止しながら硬化させる
    光学素子射出成形方法。
  7. 前記樹脂の硬化後に、前記可動側金型を可動させて前記キャビティを開放し、前記ランナと前記ゲートおよび前記キャビティによって形成された前記溜まり部に係合した前記突起手段を中央にしてその両側をスプルロックピンと前記可動側インサートとで規制しながら前記可動側金型と前記突起手段を前記離型方向に相対移動させる第1工程と、
    前記スプルロックピンと前記可動側インサートのうちの前記スプルロックピンを前記可動側金型に対してさらに相対移動させて製品部を前記可動側インサートから離型させた後に前記スプルロックピンを前記ランナから離脱させる第2工程とを有する
    請求項6記載の光学素子射出成形方法。
  8. 前記キャビティがコバ部を有するレンズを製品部として樹脂成形するに必要な形状であり、前記突起手段の先端の位置を、前記キャビティの前記可動側金型に形成された部分の前記コバ部に対応する位置よりも深くし、第1工程では、製品部が前記可動側金型の前記コバ部より離型する位置まで、前記可動側金型と前記突起手段を前記離型方向に相対移動させ、
    第2工程では、前記可動側金型から離型していないランナ部を離型させる
    請求項7記載の光学素子射出成形方法。
  9. 第1工程と第2工程は連続して進行し、その間に待機時間がないことを特徴とする
    請求項6記載の光学素子射出成形方法。
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CN104890188A (zh) * 2015-05-03 2015-09-09 陈伟娅 一种眼镜片镜面注塑浇注结构及其模具

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