JP2018099795A - コアを備えた積層成形用金型 - Google Patents

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Keigo Susa
圭呉 須佐
孝治 松崎
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孝治 松崎
惟由 山本
Iyoshi Yamamoto
惟由 山本
粋和 河本
Kiyokazu Kawamoto
粋和 河本
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Abstract

【課題】1次成形品の内側に2次成形用の樹脂が積層されている複雑な形状の積層成形品を成形できる金型を提供する。
【解決手段】コア(17)を所定の位置にして第1の樹脂を射出する1次成形を実施し、次いでコア(17)を後退させてキャビティを形成し、第2の樹脂を射出する2次成形を実施して積層成形品を成形する積層成形品の成形用金型を対象とする。金型(1)には所定のコア制止板(18)を設ける。コア(17)の背部に固着されている所定の部材(22)がコア制止板(18)に当接し、板厚の分だけコア(17)の後退が規制されるようにする。コア制止板(18)は板厚が変化しており、これをスライドさせてコア(17)の後退位置を変化させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、キャビティ内で進退自在なコアを備え、1次成形で第1の樹脂を射出し、その後コアを待避させて2次成形用のキャビティを形成し、2次成形で第2の樹脂を射出して2種類の樹脂からなる積層成形品を成形する積層成形用金型に関するものである。
型締めされた金型に溶融樹脂を射出して成形品を得る射出成形は、色々な形状の成形品を得ることができ、そして色々な種類の樹脂から成形することができる。中空成形品のような複雑な形状の成形品を射出成形することもでき、いわゆるダイ・スライド・インジェクション法によって成形することができる。この成形方法は、例えば特許文献1において詳しく記載されているが、一方の金型に対して他方が相対的にスライドして、2つのスライド位置においてそれぞれ型締めできるようになっている金型を使用する。この金型は、第1のスライド位置で型締めするとキャビティが2カ所形成され、1次成形により樹脂を射出すると、それぞれのキャビティにおいて中空成形品を二つ割りした半中空成形品が成形される。すなわち一対の半中空成形品が得られる。これらの半中空成形品には、他方の半中空成形品と接合される接合端面が形成されている。一方の半中空成形品を一方の金型に、そして他方の半中空成形品を他方の金型に残すようにして金型を開く。次いでこれらの一対の半中空成形品が対向する位置、つまり第2のスライド位置に金型をスライドさせ型締めする。そうすると一対の半中空成形品がそれぞれの接合端面において互いに突き合わされる。2次成形により樹脂を射出して一対の半中空成形品を接合する。金型を開くと中空成形品が得られる。
特昭開62−87315号公報
2種類の樹脂からなる積層成形品を射出成形により成形することもできる。積層成形品の形状や種類によっては、ダイ・スライド・インジェクション法を応用して成形できる。具体的には、金型を第1の位置にスライドして1次成形により第1の樹脂を射出して1次成形品を成形する。1次成形品を一方の金型に残して金型を開き、金型を第2の位置にスライドして型締めする。そうすると1次成形品と金型との間にキャビティが形成される。2次成形によりこのキャビティに第2の樹脂を射出すれば、第1、2の樹脂からなる積層成形品が得られる。しかしながらダイ・スライド・インジェクション法を採用すると若干の制約もある。具体的には、2次成形で射出する第2の樹脂は、1次成形品の第1の樹脂に比して少量にする必要がある。2次成形において射出される第2の樹脂によって1次成形品が一部溶融してその後一体化するからであり、もし2次成形において1次成形品に比して大量の樹脂を射出すると、1次成形品が必要以上に溶融して良品が得られないからである。しかしながら、2次成形において1次成形より少量の樹脂を射出するようにしても、積層成形品の形状によってはダイ・スライド・インジェクション法による成形が困難な場合もある。例えば、そのような形状の例として容器の開口部を閉鎖する樹脂製の蓋をあげることができる。樹脂製の蓋は、容器の開口部を閉鎖するように開口部の周囲を包み込むような形状になっていて、その内側には液漏れ等を防止するシールが一体的に設けられている。すなわち樹脂製の蓋は、硬質の樹脂材からなる蓋本体と、この蓋本体の内側に設けられている軟質の樹脂材のシールとからなる積層成形品になっている。このような積層成形品をダイ・スライド・インジェクションにより成形する場合には、容量の大きい蓋本体を1次成形で成形し、2次成形においてシールを成形する必要がある。1次成形により蓋本体を成形後、蓋本体を金型に残して型開きするとき、蓋本体の内側を露出するようにして型開きする。第2の位置に金型をスライドして型締めすると、蓋本体の内側にキャビティが形成される。このキャビティに第2の樹脂を射出すれば蓋が成形できるはずである。しかしながら、1次成形によって成形された蓋本体は冷却によって収縮するので、蓋本体の外側の方が離型されやすく、蓋本体の内側は離型し難い。そうすると蓋本体の内側を露出するようにして型開きするのは技術的に困難であり、成形サイクルが安定しない。つまり樹脂製の蓋のような形状の積層成形品はダイ・スライド・インジェクション法によっては成形が困難であると言える。
このような積層成形品は、コアを備えた金型により成形することができる。図5の(ア)、(イ)には、容器用の樹脂製の蓋50が示されている。蓋50は硬質材からなる蓋本体51と、軟質材からなるシール52とからなる。このような蓋50を成形する金型53、54が、図5の(ウ)に示されている。固定盤55に設けられている固定側金型54には、パーティング面に蓋50の外周面が形成される円筒状の凹部56が形成されており、背面に第1、2の射出装置58、59のノズルがタッチしている。可動側金型53は可動盤60に設けられ、そのパーティング面には凸部61が形成されている。凸部61には、その中央に円筒状の穴が明けられており、この円筒状の穴内でコア63が摺動自在にスライドするようになっている。可動側金型53の内部には、コア63を駆動する油圧シリンダ64が設けられている。油圧シリンダ64を駆動してコア63を前進させ、図5の(エ)に示されているように、金型53、54を型締めする。そうするとコア63は凹部56に当接し、金型53、54内に1次成形用のキャビティが形成される。第1の射出装置58から射出する。冷却固化を待って油圧シリンダ64を駆動してコア63を待避させる。コア63を待避したことにより2次成形用のキャビティが形成される。図5の(オ)に示されているように第2の射出装置59から射出する。そうすると、図5の(ア)、(イ)に示されている蓋50が得られる。
図5の(ウ)に示されているような、コアを備えた金型を使用すれば、樹脂製の蓋のような形状であっても積層成形品を成形できる。しかしながら成形できる積層成形品の形状には依然として制約がある。コアは一般的に油圧シリンダで駆動されるようになっているが、コアに射出圧が作用するときコアの位置を維持することはできない。油圧が負けてしまうからである。そこで図5に示されている金型53、54においては、図5の(エ)に示されているように、1次成形においてはコア63を凹部56に当接させ、それによってコア63に射出圧が作用しないようにしてコア63の後退を防止している。また2次成形においては、図5の(オ)に示されているように、コア63を待避させたとき、油圧シリンダ64のピストン68は、シリンダ室の底面69に当接するようにしている。これによってコア63に射出圧が作用してもコア63の後退は防止される。このようにコア63は、1次成形において射出圧が作用しないように凹部56に当接しなければならないので、必然的に成形される蓋50は、蓋本体51に貫通孔が形成され、シール52がこの貫通孔を塞ぐような形状になる。蓋本体の中央に貫通孔が形成されないようにし、つまり所定の厚さだけ中央に樹脂を形成するようにし、この所定厚さの樹脂にシールを重ねた形状の蓋を成形したいが、図5に示されている金型53、54によっては成形することができない。蓋本体51の中央部を所定厚さの樹脂で成形しようとすると、1次成形においてコア63に射出圧が作用することになり、油圧シリンダ64によってはコア63を制止させられないからである。つまり、コアを備えた金型を使用しても、成形できる積層成形品の形状には制約がある。
本発明は、上記したような問題点を解決した積層成形品の成形用金型を提供することを目的とし、樹脂製の蓋のような、1次成形品の内側に2次成形用の樹脂が積層されている複雑な形状の積層成形品であっても安定的に成形できる、積層成形品の成形用金型を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、キャビティ内において進退するコアを備え、コアを所定の位置にして第1の樹脂を射出する1次成形を実施し、次いでコアを後退させてキャビティを形成し、第2の樹脂を射出する2次成形を実施し、第1、2の樹脂が一体化した積層成形品を成形するようになっている積層成形品の成形用金型を対象とする。金型には板厚が変化している所定のコア制止板を設ける。コアの背部に固着されている所定の部材がコア制止板に当接し、それによってコアの後退が規制されるようにする。コア制止板をスライドするとコアの部材が当接している箇所の板厚が変化してコアの後退位置が変化するように構成する。
かくして、請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、キャビティ内において進退するコアを備え、該コアを所定の位置にして第1の樹脂を射出する1次成形を実施し、次いで前記コアを後退させてキャビティを形成し、第2の樹脂を射出する2次成形を実施し、第1、2の樹脂が一体化した積層成形品を成形するようになっている金型であって、前記金型は所定のコア制止板を備え、前記コアの背部に固着されている所定の部材が前記コア制止板に当接し、前記コア制止板の板厚の分だけ前記コアの後退が規制されており、前記コア制止板は板厚が変化しており、前記コア制止板をスライドすると前記部材が当接している箇所の板厚が変化して前記コアの後退量が変化するようになっていることを特徴とする積層成形品の成形用金型として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の成形用金型において、前記コアは所定の弾性部材によって後退方向に付勢されていることを特徴とする積層成形品の成形用金型として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の成形用金型において、前記コア制止板は板厚が一定で厚い第1の板厚部と、板厚が一定で薄い第2の板厚部と、前記第1、2の板厚部の間に形成されて緩やかに板厚が変化している傾斜部とからなることを特徴とする積層成形品の成形用金型として構成される。
以上のように、本発明は、キャビティ内において進退するコアを備え、該コアを所定の位置にして第1の樹脂を射出する1次成形を実施し、次いでコアを後退させてキャビティを形成し、第2の樹脂を射出する2次成形を実施し、第1、2の樹脂が一体化した積層成形品を成形するようになっている金型を対象としている。本発明によると、金型は所定のコア制止板を備え、コアの背部に固着されている所定の部材がコア制止板に当接し、コア制止板の板厚の分だけコアの後退が規制されている。つまりコアに射出圧が作用しても、コア制止板によってコアが後退しないようになっている。そして本発明は、コア制止板は板厚が変化しており、コア制止板をスライドすると部材が当接している箇所の板厚が変化してコアの後退量が変化するようになっている。つまりコア制止板をスライドしてコアを所定の位置にして1次成形を実施し、コア制止板をスライドしてコアを後退させて2次成形を実施することができ、コアはいずれにおいてもコア制止板によって後退が防止されることになる。そうすると容器を閉鎖する樹脂製の蓋のように、1次成形品の裏面側に2次成形による樹脂を射出しなければ成形できないような複雑な形状の積層成形品であっても、射出圧によるコアの後退を確実に防止して、品質の高い積層成形品が得られることになる。他の発明によると、コアは所定の弾性部材によって後退方向に付勢されている。そうするとコアの背部に固定されている所定の部材は常にコア制止板に当接されることになる。コア制止板をスライドするだけでコアの後退位置を変化させることができる。
本発明の実施の形態に係る成形方法で成形される積層成形品を示す図で、その(ア)は積層成形品の斜視図、その(イ)は(ア)において断面X−X’で切断した積層成形品の正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る金型と射出装置の一部を示す図で、金型はその断面を、射出装置はその一部を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る金型によって積層成形品を成形する方法を模式的に示す図で、その(ア)〜(エ)は各工程における金型の正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る金型によって積層成形品を成形する方法を模式的に示す図で、その(ア)、(イ)は各工程における金型の正面断面図である。 従来例を示す図で、その(ア)は成形対象である積層成形品を示す斜視図、その(イ)はその(ア)において断面Z−Z’で切断した積層成形品の断面図、その(ウ)は積層成形用金型の正面断面図、その(エ)、(オ)は積層成形品を成形する各段階を示す積層成形用金型の正面断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態に係る成形方法によって成形される積層成形品は、図1の(ア)に示されているように、樹脂製の蓋Fである。蓋Fは、比較的硬質の第1の樹脂からなる蓋本体F1と、軟質の第2の樹脂からなり蓋本体F1の内側に設けられているシールF2とから構成されている。蓋本体F1は図1の(イ)から明らかなように、円盤状の部分が所定の厚さで形成され、この円盤状の内側にシールF2が設けられている。
蓋Fを成形する本実施の形態に係る積層成形品の成形用金型1を説明する。本実施の形態に係る金型1は、図2に示されているように、射出成形機2の固定盤3に設けられている固定側金型5と、可動盤6に設けられている可動側金型7とから構成されている。射出成形機2には第1、2の射出装置9、10が設けられており、それぞれから第1、2の樹脂が射出されるようになっている。第1、2の射出装置9、10の射出ノズルは、それぞれ固定側金型5の背面のスプルに当接している。
固定側金型5には、そのパーティングラインに凹部12が形成されている。この凹部12は蓋本体F2の外側を成形するための凹部12になっている。固定側金型5において第1の射出装置9が当接しているスプルからランナ14が延び、ランナ14は凹部12においてゲートとして開口している。第2の射出装置10が当接しているスプルから延びるランナ15は、詳しくは説明しないが、固定側金型5と可動側金型7とが型締めされたときに形成される所定のランナに接続され、2次成形において1次成形品の内側に第2の樹脂を射出できるようになっている。
本実施の形態に係る金型1は、可動側金型7に、進退自在に設けられている円柱状のコア17と、このコア17の後退を規制するコア制止板18とが設けられている点に特徴がある。コア17は、固定側金型5の凹部12より小径で蓋本体F1の内側を成形するようになっており、可動側金型7に明けられた所定の穴に収納されている。具体的には、可動側金型7のパーティングラインの中央部にはコア17とほぼ同径で所定深さの円柱状のコア収納穴20と、コア収納穴20と同心円状の小径のピン挿入孔21とが形成されている。コア17はその背部にピン22が固着されており、コア17がコア収納穴20に、ピン22がピン挿入孔21にそれぞれ入れられ、滑らかに前進・後退するようになっている。ピン挿入孔21は貫通しており、ピン22の端面は次に説明するコア制止板18に当接するようになっている。コア収納穴20にはバネ24が設けられ、コア17は符号25で示されている後退方向に付勢されている。従ってピン22の端面は、所定の力で常にコア制止板18に当接することになる。
コア制止板18は、2段階に板厚が変化している。具体的には、比較的厚さが厚い第1の板厚部27と、比較的厚さが薄い第2の板厚部28と、第1、2の板厚部27、28の間に形成され、ピン22の端面が当接する面が緩やかに傾斜している傾斜部29とから構成されている。コア制止板18は所定の駆動機構31によって、可動盤6と並行に、つまり可動側金型7のパーティングラインと並行にスライドされるようになっている。
次に本実施の形態に係る金型1を備えた射出成形機2によって、本実施の形態に係る蓋Fを成形する方法を説明する。コア制止板18を、図3の(ア)に示されているように上向きにスライドすると、ピン22の端面は第1の板厚部27に当接してコア17は図において右方に前進する。この状態で可動盤6を駆動して金型1を型締めする。金型1内に1次成形用のキャビティ33が形成される。図3の(イ)に示されているように、第1の射出装置9から第1の樹脂を射出すると、蓋本体F1が成形される。冷却固化を待って、図3の(ウ)に示されているように、コア制止板18を下向きにスライドさせる。そうするとピン22の端面は傾斜部29に当接しながら滑って第2の板厚部28に達する。第2の板厚部28は薄いので、その分だけコア17が図において左方に後退する。これによって蓋本体F1の内側に2次成形用のキャビティ34が形成される。図3の(エ)に示されているように、第2の射出装置10から第2の樹脂を射出する。そうすると第2の樹脂は蓋本体F1の内側に充填され、シールF2が形成される。冷却固化を待って、図4の(ア)に示されているように、金型1を型開きすると、積層成形品である蓋Fが得られる。次の成形のために、図4の(イ)に示されているように、コア制止板18を上向きにスライドしてピン22の端面を第2の板厚部27に当接させ、コア17を前進させる。以下同様にして成形を繰り返す。
本実施の形態に係る成形用金型1は色々な変形が可能である。例えば、コア制止板18はその板厚が2段に変化しているように説明したが、3段に変化するようにすることもできる。そうするとコア17の後退量は3段に変化させることができ、3層からなる積層成形品を成形できる。具体的には、コア制止板18をスライドさせてコア17を最前進させておき1次成形で第1の樹脂を射出し、次にコア制止板18をスライドしてコア17を後退させて2次成形で第2の樹脂を射出し、さらにコア制止板18をスライドしてコア17を最後退させて3次成形で第3の樹脂を射出するようにする。また本実施の形態に係る金型1の説明では、コア制止板18は直線方向にスライドされるように説明した。しかしながらコア制止板18は回転的にスライドするようにしてもよい。つまりコア制止板18を円盤状に構成し、その板厚が円周方向に変化するようにする。コア制止板18を回転的にスライドさせると、ピン22が当接している部分の板厚が変化して、それによってコア17の後退量を変化させることができる。
1 成形用金型 2 射出成形機
3 固定盤 5 固定側金型
6 可動盤 7 可動側金型
9 第1の射出装置 10 第2の射出装置
12 凹部 17 コア
18 コア制止板 20 コア収納穴
21 ピン挿入孔 22 ピン
24 バネ 27 第1の板厚部
28 第2の板厚部 29 傾斜部
33、34 キャビティ
F 蓋 F1 蓋本体
F2 シール

Claims (3)

  1. キャビティ内において進退するコアを備え、該コアを所定の位置にして第1の樹脂を射出する1次成形を実施し、次いで前記コアを後退させてキャビティを形成し、第2の樹脂を射出する2次成形を実施し、第1、2の樹脂が一体化した積層成形品を成形するようになっている金型であって、
    前記金型は所定のコア制止板を備え、前記コアの背部に固着されている所定の部材が前記コア制止板に当接し、前記コア制止板の板厚の分だけ前記コアの後退が規制されており、前記コア制止板は板厚が変化しており、前記コア制止板をスライドすると前記部材が当接している箇所の板厚が変化して前記コアの後退量が変化するようになっていることを特徴とする積層成形品の成形用金型。
  2. 請求項1に記載の成形用金型において、前記コアは所定の弾性部材によって後退方向に付勢されていることを特徴とする積層成形品の成形用金型。
  3. 請求項1または2に記載の成形用金型において、前記コア制止板は板厚が一定で厚い第1の板厚部と、板厚が一定で薄い第2の板厚部と、前記第1、2の板厚部の間に形成されて緩やかに板厚が変化している傾斜部とからなることを特徴とする積層成形品の成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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