JP2007222506A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に入賞図柄を揃えることが可能であるとともに、コインやメダル等の遊技媒体の払い出し数について誤解を招かないようにすることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】外周面に第1の識別情報が配列された外リールと、外リールの直径よりも小さい直径を有し、外リールと同期して回転する内リールとからなる二重リールを備えた遊技機であって、外リールと内リールとを、回転軸方向に相対的にずらすことにより、内リールの外周面に配列された第2の識別情報の一部又は全部を露出させることが可能であることを特徴とする遊技機。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン等の遊技機に関する。
従来、パチスロ遊技装置には、正面の表示窓内に複数の図柄を表示する回転リールが備えられている。遊技者がスタートレバーを操作すると、各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が所定の組合せ(入賞図柄)になった場合に、当該組合せに応じた数のコイン、メダル等の遊技媒体が払出される。
現在主流のパチスロ遊技装置では、入賞が成立するには、内部的な抽籤処理(以下、「内部抽籤」ともいう)により入賞役に当籤(以下、「内部当籤」ともいう)し、且つ、その内部当籤した入賞役(以下、「当籤役」ともいう)の入賞成立を示す図柄の組合せを有効ライン上に停止させる操作を遊技者が行うことが要求される。
しかしながら、初心者にとっては、リールが高速で回転しているため、望みの図柄で停止させることができない場合が多く、遊技を充分に楽しむことができないといった問題があった。
一方、従来、リールに形成された図柄部分を半透明にする一方、リール照射装置は、複数の光源体を備えており、図柄の種類に応じて一部の光源体のみを点灯させて、いずれかの図柄のみを目立たせる遊技機が存在する。(例えば、特許文献1参照)。また、複数の図柄をスクロール表示するスクロール表示器の前方に配された透明ディスプレイにおいて、スクロール表示の回転周波数に応じた表示を行い、擬似的な微速スクロール表示を行う遊技機が存在する(例えば、特許文献2参照)。また、目押し表示部に、リールに配列された絵柄の一部又は全部を示す指示シンボルを表示させ、この指示シンボルをリールの回転速度に対応した速度で移動させる遊技機が存在する(例えば、特許文献3参照)。また、通常の回転リールの内側に、当該回転リールと別々に回転できる演出用の回転リールを備え、且つ、演出用の回転リールに光を通す部分と通さない部分とを設け、通常の回転リール上の任意の絵柄だけを光らせながら回転させることが可能な遊技機が存在する(例えば、特許文献4参照)。
特許文献1〜4に記載の遊技機によれば、遊技者にとって、所定の図柄(絵柄)で停止させ易く構成されているため、遊技者は、適切なタイミングで停止ボタンを操作することができ、容易に入賞図柄を揃えることが可能になる。
特開2003−339936号公報 特開2004−154492号公報 特開2004−298517号公報 特開2005−6996号公報
ところで、現在主流のパチスロ遊技装置は、停止させた図柄の組合せが、特定の図柄の組合せ(例えば、「7」−「7」−「7」や、「Bar」−「Bar」−「Bar」等)となったときに、通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するボーナス入賞役(例えば、BB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)を有している。
このようなパチスロ遊技装置のなかには、例えば、通常遊技状態時に、小役である「ベル」−「ベル」−「ベル」を有効ライン上に停止させた場合には、払い出し数が10枚である一方、特別遊技状態時に、「ベル」−「ベル」−「ベル」を有効ライン上に停止させた場合には、払い出し数が15枚であるといったように、同じ小役入賞図柄であっても、通常遊技状態と特別遊技状態とでは、遊技媒体の払い出し数が異なるパチスロ遊技装置が存在する。
しかしながら、一般的に、遊技状態に応じて遊技媒体の払い出し数が異なる旨を記載した注意書きは、筐体の隅に小さく書かれていることが多く、遊技者が気づくことができなかったり、また、気づかないために、払い出し数について誤解されてしまったりする場合があるといった問題があった。すなわち、払い出される遊技媒体の数が何に基づいたものであるのかがわからない、又は、払い出されると予想していた数と異なることとなると、遊技の内容がよくわからなくなることとなり、充分に楽しむことができなくなるといった問題があった。
特許文献1〜4の遊技機は、特に初心者に遊技を楽しんでもらえるように配慮した遊技機であり、容易に入賞図柄を揃えることは可能となっている。しかしながら、ただ単に入賞図柄を揃えることができたとしても、遊技媒体の増減を楽しむ遊技である以上、上述したように、払い出し数について誤解が生じると、結局のところ、遊技を充分に楽しむことはできないこととなるといった問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に入賞図柄を揃えることが可能であるとともに、コインやメダル等の遊技媒体の払い出し数について誤解を招かないようにすることが可能な遊技機を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 外周面に第1の識別情報が配列された外リールと、上記外リールの直径よりも小さい直径を有し、上記外リールと同期して回転する内リールとからなる二重リールを備えた遊技機であって、
上記外リールと上記内リールとを、回転軸方向に相対的にずらすことにより、上記内リールの外周面に配列された第2の識別情報の一部又は全部を露出させることが可能であることを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、外周面に第1の識別情報が配列された外リールと、上記外リールの直径よりも小さい直径を有し、上記外リールと同期して回転する内リールとからなる二重リールを備えており、外リールと内リールとを、回転軸方向に相対的にずらすことにより、上記内リールの外周面に配列された第2の識別情報の一部又は全部を露出させることが可能である。従って、二重リールの回転軸方向の幅を広くすることができ、各識別情報が形成されている各行を視認し易くすることができるため、遊技者にとって、所望の図柄を狙い易く、容易に入賞図柄を揃えることが可能になる。また、二重リールの回転軸方向の幅を広くしたり、狭くしたりすることができ、リール幅の広さに応じて識別情報の見え方を異ならせることができるため、リール幅の広い場合と狭い場合とで、各識別情報に対応する払い出し数が異なることを遊技者に対して充分に認識させることが可能となる。従って、払い出し数について誤解されてしまうことを防止することができ、遊技者が遊技の内容がわからなくなる可能性を減少させ、遊技者に遊技を充分に楽しんでもらうことが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)に記載の遊技機であって、
上記外リールは、第1の識別情報の配列方向に分割され、
分割された各外リールは、回転軸方向且つ互いに離隔する方向に移動可能であることを特徴とする。
(2)の発明によれば、外リールは、第1の識別情報の配列方向に分割され、分割された各外リールは、回転軸方向且つ互いに離隔する方向に移動可能であるため、内リールに配列された第2の識別情報が、分割された各外リールの間から視認可能となる。従って、内リールに配列された第2の識別情報が二重リールの回転軸方向中心位置に表示されるため、この第2の識別情報が新たな識別情報であることを確実に遊技者に認識させることが可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の遊技機であって、
上記内リールに配列された第2の識別情報の一部又は全部が露出した際、外リールに配列された第1の識別情報と、内リールに配列された第2の識別情報とが一体となって合成識別情報となることを特徴とする。
(3)の発明によれば、内リールに配列された第2の識別情報の一部又は全部が露出した際、外リールに配列された第1の識別情報と、内リールに配列された第2の識別情報とが一体となって合成識別情報となるため、当該合成識別情報は、第1の識別情報又は第2の識別情報に比して大きい。従って、合成識別情報が大きく視認し易いため、遊技者にとって、所望の図柄を狙い易く、より容易に入賞図柄を揃えることが可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1の遊技機であって、
特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
上記外リール及び/又は上記内リールを回転軸方向に移動させる駆動手段と、
上記特別遊技状態発生手段が、特別遊技状態を発生させたことに基づいて、上記駆動手段を駆動させ、上記内リールの外周面に配列された第2の識別情報の一部又は全部を露呈させる制御を行う制御手段と
を備えたことを特徴とする。
(4)の発明によれば、特別遊技状態が発生すると、外リール及び/又は内リールが回転軸方向に移動し、内リールの外周面に配列された第2の識別情報の一部又は全部を露出させる。従って、特別遊技状態である場合には、第2の識別情報が露出し、第2の識別情報に基づく入賞図柄に応じた数の遊技媒体の払い出しを行うことができる一方、特別遊技状態ではない場合(通常遊技状態である場合)には、第1の識別情報に基づく入賞図柄に応じた数の遊技媒体の払い出しを行うことができる。従って、特別遊技状態と通常遊技状態とで小役に基づく払い出し数が異なるような問題を招来することなく、各遊技状態に応じた遊技媒体の払い出しを行うことが容易になる。
本発明によれば、容易に入賞図柄を揃えることが可能であるとともに、コインやメダル等の遊技媒体の払い出し数について誤解を招かないようにすることが可能な遊技機を提供することが可能である。
図1は、本実施形態に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
パチスロ遊技装置1の全体を形成している筐体2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。この液晶表示装置5は、透明液晶パネル34(図示せず)を備えており、この透明液晶パネル34は、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることが可能であるとともに、攻略情報に応じた画像を表示することが可能である。
また、液晶表示装置5の背面側には、3個の回転リール3L、3C、3Rが設けられている。3個の回転リール3L、3C、3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄等の識別情報が表示されており、回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14とが設けられている。
また、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、パチスロ遊技装置1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM43等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
台座部10の前面部の右寄りには、決定ボタン26及び取消ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び取消ボタン27を操作することにより、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。
台座部10の前面部の右寄りには、さらに、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、このドア開閉及び打ち止め解除装置29は、所定の鍵を用いて、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
筐体2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。
図2、図3は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
図2に示すように、液晶表示装置5の背面側には、3個の回転リール3(3L、3C、3R)が回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5は、正面パネル31と、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34(図示せず)とを備えている。正面パネル31は、透明な表示窓31aと、絵柄が描かれた絵柄形成領域31bとからなり、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34に表示される画面画像は、正面パネル31の表示窓31aを介して視認可能である。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、WINランプ17、メダル投入ランプ24、最大BETランプ9c、2−BETランプ9b及び1−BETランプ9aの各種ランプと、払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19及び役物作動回数表示部20の各種表示部とが設けられている。なお、正面パネル31の絵柄形成領域31bは、上述した各種ランプと各種表示部との前方部分が透明であり、各種ランプと各種表示部とを視認可能となっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。一のゲームは、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。遊技メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
図3に示すように、回転リール3(以下、二重リール3ともいう)は、内リール92と、外リール93とから構成されている。通常遊技状態では、内リール92は、外リール93の直径よりも小さい直径を有し、2つの外リール93の内側に配置されているため、外リール93の外周面に描かれた第1の識別情報である第1図柄のみが正面から視認可能となっており、内リール92の外周面に描かれた第2の識別情報である第2図柄は、視認不可能となっている(図2、図3参照)。遊技状態が通常遊技状態からBB遊技状態に移行すると、内リール92の外側にある2つの外リール93が、第1図柄の配列方向に分割され、各外リール93が夫々回転軸方向且つ互いに離隔するように左右に移動し、内リール92に配列された第2図柄が視認可能となる(図3参照)。このとき、内リール92に描かれている第2図柄と、外リール93に描かれている第1図柄とが一体となり、合成識別情報である合成図柄となる。この合成図柄は、内リール92の第1図柄に比べて横長の図柄となっていることを示している。
なお、本実施形態では、BB遊技状態となると、内リール92に表示されている図柄が露出される場合について説明したが、本発明において内リールに配列された第2の識別情報が露出されるタイミングは、この例に限定されない。
図4(a)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える二重リールを構成する内リールの一例を模式的に示す側面図であり、図4(b)は、該内リールの正面図である。
図4(a)に示すように、内リール92の側面中央には、側面視略円形状の円筒部300が設けられていて、円筒部300には、貫通孔301が設けられている。貫通孔301には、二重リール3を回転させるモータの回転軸が挿通される。貫通孔301の外側には、内リール92の回転を外リール93と同期させるための溝302が設けられている。
また、円筒部300から、内リール92の外側に位置する中空円筒状の回転部303に向けて4つの支持部304が設けられている。
図5(a)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える二重リールを構成する外リールの一例を模式的に示す側面図であり、図5(b)は、該外リールの正面図である。
図6(a)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える二重リールの一例を模式的に示す側面図であり、(b)は、該二重リールの正面図である。
図5(a)に示すように、外リール93の側面中央には、側面視略円形状の中空円筒部330が設けられていて、中空円筒部330には、内側にレール331が設けられている。中空円筒部330には、内リール92の円筒部300を嵌め込むことが可能である(図6参照)。このとき、レール331が、内リール92に設けられている溝302に嵌まり込むため、外リール93を、内リール92の回転と同期させることができ、また、回転軸方向に移動可能とすることができる。また、中空円筒部330から、外リール93の外側に位置する中空円筒状の回転部332に向けて4つの支持部333が設けられている。
図5(b)に示すように、中空円筒部330には、外リール移動用の溝340と、外リール固定用の溝341が形成されている。外リール移動用の溝340と、外リール固定用の溝341とについては、図7〜図9を用いて後に説明する。
図7〜図9は、二重リールの動作を説明するための図である。
図7(a)、図7(c)、図8(a)は、二重リールの正面図であり、図7(b)、図7(d)、図8(b)は、当該右側面図である。なお、ここでは、2つの外リール93のうち、正面視右側の外リール93のみを図示し、左側の外リール93を省略している。
まず、図7(a)、図7(b)に示すように、内リール92が露出していない状態において、ギア401を備えた外リール移動用モータ400が上部から移動してくると、外リール93が備える中空円筒部330に形成されている外リール移動用の溝340に当接する(図7(c)、図7(d)参照)。この状態で外リール移動用モータ400が駆動し、ギア401が回転すると、外リール93全体が右側に移動する(図8(a)、図8(b)参照)。
図9(a)、図9(c)は、二重リールの正面図であり、図9(b)、図9(d)は、当該右側面図である。
次に、円盤状の回転体406が取り付けられた外リール固定部405(図9(a)、図9(b)参照)が上部から移動してくると、外リール93が備える中空円筒部330に形成されている外リール固定用の溝341に当接する(図9(c)、図9(d)参照)。これにより、外リール93は、内リール92を露出させた状態で回転することが可能となる。
図10は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。図11は、図10に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。
液晶表示装置5は、保護ガラス32と表示板33とからなる正面パネル31、透明液晶パネル34、導光板35、反射フィルム36、所謂白色光源である蛍光ランプ37a、37b、38a、38b、ランプホルダ39a〜39h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル34の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。
この液晶表示装置5は、回転リール3L、3C、3Rにより手前側に設けられている。また、この回転リール3L、3C、3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
保護ガラス32及び表示板33は、透明な部材で構成されている。表示板33には、BETランプ9a〜9cに対応する位置等に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板33の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル31における絵柄形成領域31bであり、表示板33の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル31における表示窓31aである(図3参照)。なお、正面パネル31に絵柄形成領域31bを形成せず、正面パネル31の全面を表示窓31aとしてもよい。この場合、表示板33に絵柄を形成しないか、又は、表示板33を省略すればよい。
なお、表示板33の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
透明液晶パネル34は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。
この透明液晶パネル34の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル34を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、回転リール3L、3C、3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、回転リール3L、3C、3Rに表示された識別情報の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
導光板35は、蛍光ランプ37a、37bからの光を透明液晶パネル34へ導き出す(透明液晶パネル34を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル34の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム36は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板35の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム36は、反射領域36A及び非反射領域(透過領域)36Bにより構成されている。
蛍光ランプ37a、37bは、導光板35の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ39(図10参照)により支持されている。この蛍光ランプ37a、37bから照射される光は、反射フィルム36の反射領域36Aで反射して透明液晶パネル34を照明する。
蛍光ランプ38a、38bは、反射フィルム36の裏側の上方位置及び下方位置に回転リール3L、3C、3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ38a、38bから出て回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光は、透明液晶パネル34を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ37a、37bから照射され、反射フィルム36の反射領域36Aで反射した光と、蛍光ランプ38a、38bから照射され、回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光とが、透明液晶パネル34を照明するのである。
従って、反射フィルム36の非反射領域36Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム36の反射領域36Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
パチスロ遊技装置1では、液晶表示装置の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、パチスロ遊技装置1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム36を全て非反射領域36Bとするか、反射フィルム36を省略すればよい。
図11は、図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンド等が格納されている。
液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンドとしては、例えば、演出開始コマンド、終了演出コマンド等を挙げることができる。
演出開始コマンドは、3つの回転リール3の回転開始時に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。終了演出コマンドは、3つの回転リール3が全て停止した際に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。
また、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドも、ROM42に格納されており、当該コマンドによってRB又はBBの設定又は解除が副制御回路82に通知される。なお、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドにかえて、液晶表示装置5に対する表示制御に関する各種のコマンドに、RB又はBBの実行中であることを示すデータを含めることとしてもよい。
上述したような各種のコマンドは、所定条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。
なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド等を入力することはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されており、また、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられた入賞図柄組合せテーブルや、内部当籤役を決定する抽籤を行うために必要な抽籤確率テーブル等が格納される。
RAM43には、上述したコマンド以外に、例えば、メダルの数に相当するクレジット数等、遊技進行に係る変数やフラグ等が格納される。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、遊技メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。さらに、駆動手段としての外リール移動用モータ400が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。外リール移動用モータ400は、外リールを移動させて内リールを露出することが可能である。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
図12に示した回路において、乱数発生器46は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路47は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役が決定される。内部当籤役が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(確率抽籤処理)により内部当籤した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当籤した役の入賞成立を示す停止態様となった場合、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択されているときには、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。
一方、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「クレジット」が選択されているときには、払い出されるべきメダルの数がクレジットとしてRAM43に記憶されることになる。
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。
副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
図13は、図12に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、決定ボタン26及び取消ボタン27が接続されている。
また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカ21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
サブCPU206には、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有し、CPU41から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路82の制御を行う。特に、サブCPU206は、表示制御回路250に対する表示制御を行う。
また、サブCPU206は、主制御回路81から終了演出コマンドを受信したタイミングで、当該遊技において入賞したか否かを判断する。サブCPU206は、入賞したと判断した場合には、当該遊技において入賞したことを示す入賞データを、ワークRAM210に設けられた入賞確率算出テーブルに記憶する。一方、サブCPU206は、入賞しなかったと判断した場合には、当該遊技において入賞しなかったことを示す入賞データを、入賞確率算出テーブルに記憶する。
プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の演出パターンと、全てのリール3が停止した際に液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の終了演出パターンとが記憶されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
この音源IC232は、サブCPU206、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ21から発生させる音声の制御を行う。
サブCPU206は、CPU41から供給されるコマンドに基づいて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ21(21L及び21R)から音声を発生させる。
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果、又は、各種ボタン26、27により入力された指示に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものであり、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218から構成されている。VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の各種の回路を含み、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置5に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像が表示されることとなる。
画像データROM216は、例えば、背景画像、キャラクタを表すキャラクタ画像等を記憶する。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令(コマンド)に応じて、画像データROM216から、演出画像を抽出する。
VDP212は、画像データROM216から抽出した各種画像データを、後方に位置する画像から順に、例えば、背景画像データ、キャラクタ画像データの順に、重ね合わせてバッファ(例えば、ビデオRAM等)に記憶することにより画面画像を合成し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。D/Aコンバータ218は、この画面画像を画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置5に供給する。
以下においては、パチスロ遊技装置1は起動しており、CPU41において用いられる変数は所定の値に初期化されるとともに、設定値も所定の値に設定された状態で定常動作しているものとする。
図14は、主制御回路において行われる遊技実行処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU41は、メダルの自動投入の要求があるか否かを判断する(ステップS120)。なお、自動投入の要求がある場合とは、先の遊技において再遊技(リプレイ)の入賞が成立した場合である。メダルの自動投入の要求があるときには、投入要求分のメダルを自動投入し(ステップS122)、副制御回路82にメダル投入コマンドを送信する(ステップS123)。
一方、ステップS120において、メダルの自動投入の要求がないと判断した場合、CPU41は、メダルが投入されたか否かを判断する(ステップS121)。すなわち、CPU41は、メダル投入口22にメダルが投入されたことを検知した投入メダルセンサ22Sにより発せられる検知信号を受信したか否か、又は、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検知信号を受信したか否かを判断することにより、メダルが投入されたか否かを判断する。なお、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検出信号を受信したと判断した場合、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数から、BETされたメダルの数に相当するクレジット数を減算する処理を行う。
ステップS121において、メダルが投入されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。
また、ステップS121において、メダルが投入されたと判断した場合、又は、ステップS123の処理が実行された場合には、CPU41は、スタートレバー6が操作されたか否かを判断する(ステップS124)。すなわち、CPU41は、スタートスイッチ6Sからの入力信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS124において、スタートレバー6が操作されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。一方、ステップS124において、スタートレバー6が操作されたと判断した場合、CPU41は、各種設定に係る処理を行う(ステップS125)。この各種設定処理では、スタートレバー6が操作されたタイミングで、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、当該サンプリングされた乱数値と、RAM43に設定されている抽籤確率テーブルとに基づいて内部当籤役(当籤フラグ)を生成する抽籤処理が行われる。また、この各種設定処理では、例えば、WINランプ点灯抽籤処理、回転リールを停止させるための停止制御テーブルの選択に係る処理、リール回転用に初期化する処理等を行い、回転リール3(3L、3C、3R)の回転を開始させる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に送信される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43に記憶される。回転リール3L、3C、3Rから一回転ごとにリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスに計数値が「0」にクリアされる。このようにすることにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについての一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
また、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるためにROM42に格納された図柄テーブルでは、上述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチごとに順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバーごとに対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。また、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブル(図16参照)は、各回転リール3L、3C、3Rの停止制御時、及び、全回転リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
ステップS125の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS126に移す。
ステップS126において、CPU41は、RAM43に演出開始コマンドをセットする。この演出開始コマンドは、液晶表示装置5への所定の演出画像の表示を開始させるためのコマンドであり、上記抽籤処理により決定された内部当籤役に関するデータを含んでいる。演出開始コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS126の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS128に移す。
ステップS128において、CPU41は、リール停止信号回路56からの入力信号の有無により、停止ボタン7(7L、7C、7R)が「オン」であるか否かを判断する(ステップS128)。停止ボタン7が「オン」ではないと判断した場合、CPU41は、自動停止タイマの値が「0」であるか否かを判断し(ステップS129)、「0」ではないと判断した場合には、処理をステップS128に戻す。
一方、ステップS128において、停止ボタン7が「オン」であると判断した場合、又は、ステップS129において、自動停止タイマの値が「0」であると判断した場合、CPU41は、停止ボタン7に対応した回転リール3の回転を停止させるのであるが、その際、当籤要求(内部当籤役のこと)、図柄位置(操作時における回転リール3の回転位置)、選択されている停止制御テーブル等から滑りコマ数を決定する(ステップS130)。
次に、CPU41は、ステップS130において決定された滑りコマ数分、回転リール3を回転させて停止させる処理を行い(ステップS131)、一の回転リール3についての停止要求をセットする(ステップS132)。
次に、CPU41は、3つの回転リール3(3L、3C、3R)の全てが停止したか否かを判断する(ステップS135)。全ての回転リール3が停止していないと判断した場合、処理をステップS128に戻す。一方、全ての回転リール3が停止したと判断した場合、CPU41は入賞検索を行う(ステップS136)。このとき、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブル等が参照されることになる。また、入賞フラグが正常であるか否かを判断し、正常でない場合には、イリーガルエラーの表示を行って処理を中断することとしてもよい。
次に、CPU41は、RAM43に終了演出コマンドをセットする(ステップS137)。この終了演出コマンドは、遊技結果に応じた遊技終了時の演出画像を表示させるためのコマンドであり、ステップS136における入賞検索の結果に関するデータを含む。終了演出コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
次に、CPU41は、メダルの払出があるか否か、すなわち、入賞枚数の有無を判断する(ステップS138)。
メダルの払出があると判断した場合、CPU41は、遊技状態及び入賞役に応じた枚数のメダルの貯留又は払出を行う(ステップS139)。メダルの貯留を行う場合には、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数を加算する処理を行う。一方、メダルの払出を行う場合には、CPU41は、払出指令信号をホッパー駆動回路51に送信してホッパー50から所定枚数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出処理を終了する。
次に、CPU41は、RBに入賞したか否かを判断する(ステップS140)。RBに入賞したと判断すると、CPU41は、RB設定に係る処理を行う(ステップS141)。このステップS141において、CPU41は、RB用の抽籤確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブルの設定に係る処理を行う。また、このステップS141において、CPU41は、RBゲーム入賞回数等の計数を開始し、その計数値を役物作動回数表示部20に表示させる処理を開始する。ステップS141の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS142に移す。
ステップS142において、CPU41は、RAM43にRB設定コマンドをセットする。RB設定コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS140においてRBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS142の処理が実行された場合、CPU41は、BBに入賞したか否かを判断する(ステップS143)。BBに入賞したと判断すると、CPU41は、BB設定処理を行う(ステップS144)。BB設定処理については、後述することにする(図15参照)。その後、CPU41は、処理をステップS145へ移す。
ステップS145において、CPU41は、RAM43にBB設定コマンドをセットする。BB設定コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS143において、BBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS145の処理を実行した場合、CPU41は、RBが終了したか否かを判断する(ステップS146)。RBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、RB設定解除に係る処理を行う(ステップS147)。ステップS148において、CPU41は、ステップS141の処理で設定したRB用の抽籤確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽籤確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS148へ移す。
ステップS148において、CPU41は、RAM43にRB解除コマンドをセットする。RB解除コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。RB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS146において、RBが終了したと判断されなかった場合、又は、ステップS148の処理を実行した場合、CPU41は、BBが終了したか否かを判断する(ステップS149)。BBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、BB設定解除処理を行う(ステップS150)。BB設定処理については、後述することにする(図17参照)。その後、CPU41は、処理をステップS151へ移す。
ステップS151において、CPU41は、RAM43にBB解除コマンドをセットする。BB解除コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。BB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS149において、RBが終了していないと判断した場合、又は、ステップS151の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
図15は、図14に示したサブルーチンのステップS144において呼び出されて実行されるBB設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU41は、BB用の抽籤確率テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等の設定に係る処理を行う(ステップS160)。このとき、CPU41は、特別遊技状態(BB)を発生させる特別遊技状態発生手段として機能する。
次に、ステップS161において、CPU41は、内リール露出用モータ400を駆動させ、内リール92を露出させ、本サブルーチンを終了する。ステップS161の処理を実行するとき、CPU41は、BBを発生させたことに基づいて、外リール移動用モータ400を駆動させ、内リール92の外周面に配列された第2図柄を露出させる制御を行う制御手段として機能する。
図16(a)、(b)は、入賞図柄組合せテーブルの一例を示す図である。
図16(a)は、通常遊技状態において参照される入賞図柄組合せテーブルであり、図16(b)は、BB(特別遊技状態)において参照される入賞図柄組合せテーブルである。
入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられているが、ここでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数のみを記載している。図中、(大)と記載してあるのは、内リール92の第2図柄と外リール93の第1図柄とが一体となった合成図柄を示している。
例えば、図16(a)の「ベル−ベル−ベル」では、配当枚数が10枚であるが、図16(b)の「ベル−ベル−ベル(大)」では、配当枚数が15枚である。このように、同じ図柄であっても、その大きさ(横幅)を変えることにより、配当枚数が異なることを遊技者に認識させることができる。
図17は、図14に示したサブルーチンのステップS150において呼び出されて実行されるBB設定解除処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU41は、ステップS144の処理で設定したBB用の抽籤テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽籤確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う(ステップS165)。
次に、ステップS166において、CPU41は、内リール露出用モータ400を駆動させ、内リール92を格納し、本サブルーチンを終了する。
図18は、副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、サブCPU206は、演出開始コマンドを受信したか否かを判断する。演出開始コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS210に移す。
一方、演出開始コマンドを受信したと判断した場合、ステップS201において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の演出パターンのなかから、当該コマンドに対応した演出パターンを選択する。
サブCPU206は、RBフラグがセットされている場合には、RB用の演出パターンを選択する。また、BBフラグがセットされている場合には、BB用の演出パターンを選択する。次に、ステップS202において、演出パターンを示すデータである演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。
ステップS202の処理を実行した後、ステップS210に処理を移す。
ステップS210において、サブCPU206は、終了演出コマンドを受信したか否かを判断する。終了演出コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS220に移す。
一方、終了演出コマンドを受信したと判断した場合、ステップS211において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の終了演出パターンのなかから、当該コマンドに対応した終了演出パターンを選択する。
次に、ステップS212において、終了演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。ステップS210の処理を実行した後、処理をステップS220に移す。
ステップS220において、サブCPU206は、RB設定コマンドを受信したか否かを判断する。RB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS230に移す。一方、RB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS221において、RBフラグをセットする。ステップS221の処理を実行した後、処理をステップS230に移す。なお、RBフラグは、RB開始時にセットされ、RB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、サブCPU206は、BB設定コマンドを受信したか否かを判断する。BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS240に移す。一方、BB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS231において、BBフラグをセットし、処理をステップS240に移す。BBフラグは、BB開始時にセットされ、BB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS231の処理を実行した場合、サブCPU206は、RB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS240)。RB解除コマンドを受信したと判断した場合、RBフラグをクリアする(ステップS241)。
ステップS240において、RB解除コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS241の処理を実行した場合、サブCPU206は、BB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS250)。BB解除コマンドを受信していないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。一方、BB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、BBフラグをクリアし(ステップS251)、本サブルーチンを終了する。
図19は、表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
VDP212は、サブCPU206から供給される各種のデータに対応した画面画像を生成する。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS300:NO)、画像データROM216からデモ画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS301)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けており(ステップS300:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS304:NO)、画像データROM216から演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS305)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受け(ステップS300:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けている場合(ステップS304:YES)、画像データROM216から、終了時の演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS306)。
ステップS301、S305又はS306の処理を実行した後、VDP212は、所定のタイミング毎(例えば、1/30秒毎)に、画面画像を液晶表示装置5に出力する(ステップS308)。
その後、演出が終了していない場合には(ステップS310:NO)、ステップS300に処理を戻す。一方、演出が終了した場合には(ステップS310:YES)、パターンデータをクリアして(ステップS311)、処理をステップS300に戻す。
以上、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1によれば、外周面に第1図柄が配列された外リール93と、外リール93の直径よりも小さい直径を有し、外リール93と同期して回転する内リール92とからなる二重リール3を備えており、外リール93と内リール92とを、回転軸方向に相対的にずらすことにより、内リール92の外周面に配列された第2図柄を露出させることが可能である。従って、二重リール3の回転軸方向の幅を広くすることができ、各図柄が形成されている各行を視認し易くすることができるため、遊技者にとって、所望の図柄を狙い易く、容易に入賞図柄を揃えることが可能になる。また、二重リール3の回転軸方向の幅を広くしたり、狭くしたりすることができ、リール幅の広さに応じて図柄の見え方を異ならせることができるため、リール幅の広い場合と狭い場合とで、各図柄に対応する配当枚数が異なることを遊技者に対して充分に認識させることが可能となる。従って、配当枚数について誤解されてしまうことを防止することができ、遊技者が遊技の内容がわからなくなる可能性を減少させ、遊技者に遊技を充分に楽しんでもらうことが可能となる。
また、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1によれば、内リール92に配列された第2図柄が露出した際、外リール93に配列された第1図柄と、内リール92に配列された第2図柄とが一体となって合成図柄となるため、当該合成図柄は、第1図柄又は第2図柄に比して大きい。従って、合成図柄が大きく視認し易いため、遊技者にとって、所望の図柄を狙い易く、より容易に入賞図柄を揃えることが可能になる。
また、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1によれば、BBが発生すると、外リール93が回転軸方向に移動し、内リール92の外周面に配列された第2図柄を露出させる。従って、BBである場合には、第2図柄が露出し、第2図柄に基づく入賞図柄に応じた数のメダルの払い出しを行うことができる一方、BBではない場合(通常遊技状態である場合)には、第1図柄に基づく入賞図柄に応じた数のメダルの払い出しを行うことができる。従って、BBと通常遊技状態とで小役に基づく払い出し数が異なるような問題を招来することなく、各遊技状態に応じた遊技媒体の払い出しを行うことが容易になる。
また、本実施形態では、外リール93が移動する場合について説明したが、本発明においてはこの例に限定されず、内リールが移動してもよく、外リールと内リールとの双方が移動してもよく、外リールと内リールとが、回転軸方向に相対的にずれることが可能であればよい。
また、本実施形態では、内リール92の外周面に描かれた第2図柄が露出した際、外リール93の外周面に描かれた第1図柄と一体になって合成図柄となる場合について説明したが、本発明においてはこの例に限定されず、例えば、合成識別情報とならなくてもよく、第1識別情報とは異なる第2識別情報が露出することとしてもよい。このように構成した場合、内リール92に配列された第2図柄が二重リール3の回転軸方向中心位置に表示されるため、この第2図柄が新たな図柄であることを確実に遊技者に認識させることが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 (a)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える二重リールを構成する内リールの一例を模式的に示す側面図であり、(b)は、該内リールの正面図である。 (a)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える二重リールを構成する外リールの一例を模式的に示す側面図であり、(b)は、該外リールの正面図である。 (a)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える二重リールの一例を模式的に示す側面図であり、(b)は、該二重リールの正面図である。 (a)〜(d)は、二重リールの動作を説明するための図である。 (a)、(b)は、二重リールの動作を説明するための図である。 (a)〜(d)は、二重リールの動作を説明するための図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図10に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。 図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。 図12に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。 主制御回路において行われる遊技実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図14に示したサブルーチンのステップS144において呼び出されて実行されるBB設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)、(b)は、入賞図柄組合せテーブルの一例を示す図である。 図14に示したサブルーチンのステップS150において呼び出されて実行されるBB設定解除処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ遊技装置
2 筐体
3(3L、3C、3R) 二重リール
5 液晶表示装置
34 透明液晶パネル
36 反射フィルム
41 CPU
42 ROM
43 RAM
82 副制御回路
92 内リール
93 外リール
206 サブCPU
208 プログラムROM
210 ワークRAM
400 外リール移動用モータ
401 ギア
405 外リール固定部

Claims (4)

  1. 外周面に第1の識別情報が配列された外リールと、前記外リールの直径よりも小さい直径を有し、前記外リールと同期して回転する内リールとからなる二重リールを備えた遊技機であって、
    前記外リールと前記内リールとを、回転軸方向に相対的にずらすことにより、前記内リールの外周面に配列された第2の識別情報の一部又は全部を露出させることが可能であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記外リールは、第1の識別情報の配列方向に分割され、
    分割された各外リールは、回転軸方向且つ互いに離隔する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記内リールに配列された第2の識別情報の一部又は全部が露出した際、外リールに配列された第1の識別情報と、内リールに配列された第2の識別情報とが一体となって合成識別情報となることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
    前記外リール及び/又は前記内リールを回転軸方向に移動させる駆動手段と、
    前記特別遊技状態発生手段が、特別遊技状態を発生させたことに基づいて、前記駆動手段を駆動させ、前記内リールの外周面に配列された第2の識別情報の一部又は全部を露出させる制御を行う制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機。
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