JP2007221945A - テンション装置,巻線巻回装置および巻線巻回方法 - Google Patents

テンション装置,巻線巻回装置および巻線巻回方法 Download PDF

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Abstract

【課題】急激な線材速度の加減速に追従可能であり、広い設定範囲で線材に所定のテンションを付与することができるテンション装置,巻線巻回装置,巻線巻回方法を提供する。
【解決手段】線材3をワーク側へ送り出す線材送出手段は、線材3を送り出す送りプーリ11と、これを回動させる送り速度制御用モータ12と、その回動速度を制御する速度制御部43を有し、線材3のテンションを所定値に制御するテンション制御手段は、シャトルプーリ13を移動させて線材3の移動経路長を変更するスライド用モータ15と、シャトルプーリ13の位置を検出する絶対値エンコーダ16と、線材3に掛かるテンションを検出するトルクセンサ17と、テンションを所定値に保持するように送り速度制御用モータ12を制御するテンション制御部42を有し、速度制御部43はシャトルプーリ13の位置に基づき送り速度制御用モータ12の回動速度を制御する。
【選択図】図7

Description

本発明はテンション装置,巻線巻回装置および巻線巻回方法に係り、特に巻線巻回時に線材に所定のテンションを付与するためのテンション装置,巻線巻回装置および巻線巻回方法に関する。
従来、電機子コア等の巻芯に巻線(線材)を巻回する巻線巻回装置には、巻回時に線材に所定の張力(テンション)を付与するためのテンション装置が備えられている。
例えば、特許文献1に記載のテンション装置では、線材源から供給される線材をテンションプーリに巻付けて、テンションプーリを介して巻線ノズル側へ送り出す構成である。このテンションプーリには、サーボモータ(テンション用モータ)が連結されている。テンション用モータは、線材に所定のテンションが掛かるように、送出し方向とは逆方向にテンションプーリのトルク制御を行う。これにより、線材には、所定のテンションが付与される。
また、特許文献2のテンション装置では、線材源から供給される線材を送りプーリに巻付け、送りプーリからテンションバーの先端部を経由して、巻線ノズル側へ送り出す構成である。送りプーリには、サーボモータが連結されている。また、テンションバーは、回動可能に保持されており、テンションバーには線材にテンションを掛けるべく、弾性部材(バネ等)によって所定の回動方向に付勢力が与えられている。
線材のテンションに変動があると、テンションバーがその変動に追従して回動すると共に、サーボモータがテンションバーの回動位置を元の位置に戻すように速度制御を行うため、線材には過剰なテンションが掛からないようになっている。
特開平8−33292号公報(第3−4頁、図1) 特開2000−128433号公報(第3−4頁、図1−2)
しかしながら、特許文献1に記載のテンション装置では、線材の供給時にテンションプーリをテンション用モータによって回転させる構成であり、巻始め時にはトルク設定を0としてもテンション用モータやテンションプーリといった大きな慣性負荷によって、テンションが比較的大きくなってしまう。このため、線材に細線を用いる場合や、急激な加速を行う場合には、線材に掛かるテンションが過大となり、断線のおそれがあった。
また、特許文献1に記載のテンション装置では、テンションプーリと線材に少しでもすべりが発生すると、正確にテンションを掛けることができなくなるという問題があった。
また、特許文献2に記載のテンション装置では、テンションバーに掛かる回動方向の付勢力により線材にテンションを付与する構成であり、テンション変動時に一定位置までテンションバーが回動するまでの間は、設定したテンションを線材に掛けることができず緩みが発生し、断線してしまうおそれがあった。
また、特許文献2に記載のテンション装置では、弾性部材によってテンションバーに付勢力を付与するため、テンションの設定範囲が狭かったり、初期設定時に弾性部材を手動で付け替えなくてはならなかったりするという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、巻始め時等の急激な線材速度の加減速に追従可能であると共に、広い設定範囲で線材に所定のテンションを付与することができるテンション装置およびこのテンション装置を用いた巻線巻回装置ならびに巻線巻回方法を提供することにある。
本発明は、巻芯に線材を巻回する巻線巻回装置に備えられるテンション装置であって、線材源から供給される線材を巻芯側へ送り出す線材送出手段と、該線材送出手段から送り出された線材に掛かるテンションを所定値に制御するテンション制御手段と、を備え、前記テンション制御手段は、線材との当接部を移動させて巻芯と前記線材送出手段との間の線材の移動経路長を変更する移動経路長変更部と、前記当接部を介して線材に掛かるテンションを検出するテンション検出部と、該テンション検出部によって検出されたテンションを所定値に保持するように前記移動経路長変更部を制御するテンション制御部と、を有し、前記線材送出手段は、線材を送り出す送りプーリと、該送りプーリを回動させる送り速度制御用モータと、前記当接部の位置を検出する位置検出部と、前記送り速度制御用モータの回動速度を制御するモータ速度制御部と、を有し、前記モータ速度制御部は、前記位置検出部によって検出された前記当接部の位置に基づいて前記送り速度制御用モータの回動速度を制御することを特徴とする。
このように、本発明では、線材源から巻芯側へ線材を送り出す線材送出手段と、線材のテンションを所定値に制御するテンション制御手段とを備えている。そして、テンション制御手段は、線材のテンションを検出しており、その変動に応じて線材との当接部を移動させることにより、線材の移動経路長を変更して線材のテンションを所定値に保持することが可能である。さらに、本発明では、線材送出手段は、線材との当接部の移動位置に基づいて線材の送り速度を制御するので、巻芯側の線材移動速度と線材源側の線材移動速度が等しくなると、当接部の移動が停止する。このように、本発明では、テンション制御装置による線材のテンション保持を補償するように、線材送出手段が設けられているので、巻芯の形状等よって巻芯側と線材源側の線材の移動速度に差が生じたり、巻始めに慣性負荷等によって線材のテンションに変動が生じたりするような場合であっても、変動に追従して確実に線材のテンションを所定値に保持することが可能となる。
また、テンション制御手段は、弾性部材によって線材に所定のテンションを付与する構成ではなく、テンション変動に応じて当接部を移動させてテンションを所定値に維持する構成であるので、線分に付与するテンションを広い設定範囲で設定することが可能となる。
また、前記モータ速度制御部は、前記位置検出部によって検出された前記当接部の位置に基づいて、該当接部の基準位置からの変動量を算出し、算出された変動量の大きさに応じて前記送り速度制御用モータの回動速度を制御する構成とすることができる。このように、当接部の基準位置からの変動量の大きさに応じて送り速度制御用モータの回動速度を制御すると、変動量の大きさに対応させて線材のテンション変動をすばやく吸収させることができる。
また、具体的には、前記移動経路長変更部は、線材と当接するシャトルプーリと、該シャトルプーリを摺動可能に保持するレール機構と、前記シャトルプーリを前記レール機構に沿ってスライドさせるスライド用モータと、を備える構成とすることができる。
また、具体的には、前記移動経路長変更部は、線材と当接するシャトルプーリと、該シャトルプーリが先端部に取着されると共に基端部が回動軸を中心に所定角度範囲で回動可能なダンサーアームと、該ダンサーアームを回動させる回動用モータと、を備える構成とすることができる。
また、本発明は、上記テンション装置を、巻芯に線材を巻回するための巻線巻回装置に適用したことを特徴とする。
また、本発明は、線材源から移動経路に沿って巻芯まで案内した線材を巻芯に巻回する巻線巻回方法であって、巻芯に線材を巻回する際に、線材のテンションの変動を検出して、線材のテンションが所定値を保持するように線材の移動経路長を変更すると共に、前記移動経路長の変動量を検出して、該変動量に応じて線材源から巻芯側への線材の送り速度を変更することを特徴とする。
このように巻線巻回時に、線材のテンション変動を検出してこの検出されたテンションを所定値に保持するように線分移動経路長を変更するフィードバック制御を行うことに加えて、移動経路長の変動量に応じて線材の送り速度を可変とすれば、巻芯の形状等よって巻芯側と線材源側の線材の移動速度に差が生じたり、巻始めに慣性負荷等によって線材のテンションに変動が生じたりするような場合であっても、変動に追従して確実に線材のテンションを所定値に保持することが可能となる。
また、上記方法を用いて前記巻芯を回転電機の電機子コアとするとよい。これにより、電機子コアに巻線を略所定のテンションで安定して巻回することができる。
本発明によれば、巻線巻回時に、線材のテンション変動を検出してこの検出されたテンションを所定値に保持するように線分移動経路長を変更すると共に、移動経路長の変動量に応じて線材の送り速度を可変としたので、巻始め時等の急激な線材速度の加減速に追従可能となると共に、広い設定範囲で線材に所定のテンションを付与することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図8は本発明の一実施形態を示すものであり、図1は巻線巻回装置の説明図、図2は図1の巻線巻回装置の電気構成図、図3はモータの断面説明図、図4は図3のモータの電機子およびロータの説明図、図5は図3のモータの電機子製造工程の説明図、図6はワークへの線分巻回動作の説明図、図7は図1の巻線巻回装置のテンション制御機構の正面説明図、図8は図1の巻線巻回装置のテンション制御機構の側面説明図である。
図9〜図11は改変例に係るものであり、図9はテンション制御機構の正面説明図、図10は図9のテンション制御機構の背面説明図、図11は図9のテンション制御機構の側面説明図である。
本発明をモータの電機子コアに巻線を巻回するための巻線巻回装置1(以下、「装置1」という)に適用した一実施形態を示す。
図1,図2に示すように、本例の装置1は、線材源としての巻線パック2から供給される線材3のテンションを所定値に保持するテンション制御機構(テンション装置)10と、テンション制御機構10から送り出された線材3を、巻線ノズル33を用いて巻芯であるワーク(本例では電機子コア61)に巻回する巻線巻回機構30と、これらを制御するコントローラ40とを主要構成要素としている。
本例の巻線巻回機構30は、公知の構成であり、巻線ノズル33を巻回動作に合わせて移動させるノズル移動部31と、ワークを保持すると共に巻線動作に合わせてワークを移動させるワーク移動部35等を備えている。また、巻線巻回機構30は、線材3の端部を保持する線材保持部や、線材を切断する線材切断部等(不図示)を有している。ノズル移動部31は駆動源としてノズル移動用モータ32を有しており、ワーク移動部35は駆動源としてワーク移動用モータ36を有している。
ここで、図3,図4に基づいて、本例の装置1を用いて製造される電機子(ステータ)60を備えたモータMについて概略説明する。本例では、モータMが有する電機子60は、装置1によって電機子コア61に線材3が巻回されることにより製造される。
本例のモータMは、図3に示すように、電機子60と、ロータ65と、これらを収容するハウジング66aおよびエンドプレート66bと、回転制御基板68等から構成される。
図4に示すように、電機子60は、電機子コア61と、電機子コア61に巻回された巻線64とを備えている。電機子コア61は、インナーコア62と、アウターコア63とが嵌着されて構成されている。インナーコア62とアウターコア63は、それぞれケイ素鋼板等の薄肉の磁性材料からなるコアシートを積層して形成されている。
インナーコア62は、放射状に配設された複数(本例では12つ)の突極部62aと、その径方向内側端部を周状に連結する橋絡部62bによって構成されている。アウターコア63は環状の部材であり、内周面に突極部62aの径方向外側端部(ダブテール部)を嵌着させるための取付部が形成されている。
巻線64は、線材3が各突極部62aに整列した状態で巻回され、端部が接続処理されたものである。
ロータ65は、シャフト65aと、シャフト65aが挿入固定された略円筒形状のマグネット支持部材65bと、その外周面に配設されたリング状のマグネット65cから構成されている。シャフト65aの両端部は、ハウジング66aおよびエンドプレート66bに配設された軸受67a,67bによって回転可能に支承されている。
回転制御基板68は、ハウジング66aの開口側に取付けられた環状の基板であり、ロータ65の回転位置をホール素子(不図示)によって検出し、図外の駆動電源から供給される駆動電流を、各突極部62aに巻回された巻線64に順次に切換えて供給する。これにより電機子60には回転磁界が発生し、この回転磁界とマグネット65cとの磁気作用によって、内部のロータ65は所定回転速度で回転する。
エンドプレート66bは、ハウジング66aの開口を塞いだ状態に取付けられ、これらはネジ等の締結部材69によって一体に固定される。
本例のモータMの組付け工程では、まず、シャフト65a,マグネット支持部材65b,マグネット65cを組付けてロータ65を形成すると共に、ハウジング66aおよびエンドプレート66bにそれぞれ軸受67a,67bを取付け、ハウジング66aの内周面に電機子60を圧入固定する。
その後、ハウジング66aにロータ65および回転制御基板68を配設する。そして、エンドプレート66bでハウジング66aの開口を塞ぎ、締結部材69でハウジング66aとエンドプレート66bを一体に固定する。これにより、モータMが組付けられる。
図5に示すように、ハウジング66aの内周面に固定される電機子60を製造するには、まず、所定形状のコアシートを一体に積層してインナーコア62を形成する(図5(A))。そして、次工程では、このインナーコア62を装置1の巻線巻回機構30にセットし、装置1によって線材3を各突極部62aに巻回して、巻線64を取付ける(図5(B))。その後、巻線64が取付けられたインナーコア62に、別途形成したアウターコア63を圧入固定する(図5(C))。これにより、電機子60が形成される。
図6は、装置1によって線材3を突極部62aに巻回している動作を表している。図6に示すように、突極部62aは断面略矩形状であり、その断面は長辺と短辺を有している。突極部62aに線材3を巻回するために巻線ノズル33(図6では不図示)が突極部62aを周回すると、巻線ノズル33の方向変換毎に突極部62aに巻付く線材3の巻付き速度(移動速度)が変動する。すなわち、巻線ノズル33が突極部62aを周回すると、線材3の巻付き速度が規則的に増減速される。この線材3の移動速度変動は、線材3のテンションの変動要因となる。
本例の装置1では、テンション制御機構10によって、このような巻線巻回動作時の巻付き速度変動や、巻始め時の慣性負荷等によって、線材3のテンションが変動しないように構成されている。
次に、このような線材3のテンション制御を行う装置1のテンション制御機構10と、これを制御するコントローラ40について説明する。
図7,図8に示すように、本例のテンション制御機構10は、巻線パック2から供給された線材3が巻付けられた送りプーリ11と、この送りプーリ11に出力軸12aがカップリングを介して連結された送り速度制御用モータ(サーボモータ)12と、送りプーリ11よりも巻線ノズル33側に配設されたシャトルプーリ13と、このシャトルプーリ13をスライド可能に保持するスライド機構14と、シャトルプーリ13をスライド機構14に沿ってスライドさせるスライド用モータ(サーボモータ)15と、スライド用モータ15の出力軸15aの回転位置を検出する絶対値エンコーダ16と、スライド用モータ15の出力軸15aに掛かるトルクを検出するトルクセンサ17を主要構成要素としている。
送り速度制御用モータ12,スライド機構14,スライド用モータ15は、取付板10aに固定されている。また、取付板10aには、上記構成要素以外に、線材3を所定方向へ案内するガイドプーリ10b,10c,10d,10e,10fが配設されている。
送りプーリ11には線材3が滑らないように巻付けられており、送り速度制御用モータ12は、送りプーリ11を送出方向(図中矢印方向)へ所定回動速度で駆動することにより、線材3をワーク側(巻線ノズル33側,シャトルプーリ13側)へ送出している。
シャトルプーリ13は、スライド機構14に案内されるスライド部13aを有しており、スライド部13aがスライド機構14によって摺動保持されることにより、スライド機構14の延出方向に沿って所定範囲(図7の範囲x)内を移動可能となっている。
線材3の移動経路において、シャトルプーリ13の前後にはガイドプーリ10e,10fが配設されており、線材3はガイドプーリ10eで移動方向が変更され、シャトルプーリ13で折り返されて、ガイドプーリ10fへ導かれている。ガイドプーリ10e,10fは、ともにスライド機構14の一端外側(右端外側)に配設されているので、シャトルプーリ13がスライド機構14に沿って移動すると、線材3の折り返し長さが変更される。
このように本例では、当接部としてのシャトルプーリ13が、スライド機構14に沿って移動することにより、巻線ノズル33(または電機子コア61)と送りプーリ11との間の線材3の移動経路長が変更されるようになっている。本例では、移動経路長は最大で範囲xの2倍程度の長さ分変更可能となっている。
スライド用モータ15の出力軸15aには、プーリ15bが取付けられている。このプーリ15bには制御用ワイヤ15cの一端が固着されており、制御用ワイヤ15cの他端はシャトルプーリ13のスライド部13aに取付けられている。
巻線巻回動作時、シャトルプーリ13には、線材3に掛かるテンションによって、図中右方向(巻線ノズル33側)への引張力が掛かる。スライド用モータ15は、この引張力につり合わせるように、プーリ15bに連結された制御用ワイヤ15cを介してシャトルプーリ13に図中左方向へ引張力を掛けている。そして、スライド用モータ15は、シャトルプーリ13を右方向へスライドさせる場合には、制御用ワイヤ15cを繰り出す方向へプーリ15bを回動させ、シャトルプーリ13を左方向スライドさせる場合には、制御用ワイヤ15cを巻き取る方向へプーリ15bを回動させる。
このように移動経路長変更部としてのスライド用モータ15は、プーリ15bを回動させてシャトルプーリ13をスライド機構14に沿ってスライドさせることによって、巻線ノズル33と送りプーリ11との間の線材3の移動経路長を変更するものである。
位置検出部としての絶対値エンコーダ16は、出力軸15aの回転位置を検出しており、この回転位置信号をコントローラ40へ出力している。後述するように、コントローラ40は、出力軸15aの回転位置からスライド機構14のスライド範囲内でのシャトルプーリ13の位置を算出している。詳しくは、コントローラ40は、シャトルプーリ13の基準位置からの移動量を算出している。
なお、本例では、絶対値エンコーダ16からの回転位置信号を用いて間接的にシャトルプーリ13の位置を算出しているが、これに限らず、他の検出手段によってシャトルプーリ13のスライド範囲内の位置を検出するようにしてもよい。例えば、スライド機構14に位置検出センサを配設して、スライド部13aの位置を検出し、この検出信号をコントローラ40へ出力するように構成してもよい。
トルクセンサ17はスライド用モータ15に内蔵されている。トルクセンサ17は、出力軸15aに掛かるトルクを検出して、検出したトルク信号をコントローラ40へ出力している。コントローラ40は、トルク信号からシャトルプーリ13または線材3に掛かるテンションを算出している。トルクセンサ17およびコントローラ40は、テンション検出部として機能する。
本例のコントローラ40は、ノズル移動用モータ32やワーク移動用モータ36等を所定制御パターンにしたがって駆動制御して、電機子コア61に線材3を巻回させる巻回制御部41と、スライド用モータ15を駆動制御するテンション制御部42と、送り速度制御用モータ12を駆動制御する送り速度制御部43を備えて構成されている。
巻回制御部41は、ノズル移動用モータ32を駆動して、巻線ノズル33を電機子コア61の突極部に周回させて線材3を巻回する。また、巻回制御部41は、ワーク移動用モータ36を駆動して、電機子コア61の突極部を順に巻線ノズル33の巻線巻回動作位置に臨ませるように電機子コア61を周方向に回動させたり、巻線ノズル33の動きに合わせて電機子コア61を巻線ノズル33に対して上下左右に移動させたりする。
テンション制御部42は、トルクセンサ17からのトルク信号を受けて、このトルク信号が予め設定された設定トルク値に等しくなるように、スライド用モータ15をフィードバック制御する。本例では、テンション制御部42は予め設定された設定トルク値を無段階で調整可能となっている。つまり、不図示のテンション設定手段によって設定したいトルク値を入力し、テンション制御部42に読み込ませることができる。これにより、変更した線材3の線径に合わせて、テンションを設定可能となる。
また、本例のテンション制御部42では、巻線動作中の動作パターンに合わせてテンションパターンを設定することも可能である。例えば、設定テンション値を一定値とするのではなく、巻回時の巻線ノズル33の突極部62aに対する位置に応じて、設定テンション値を連動させて変化させるように設定することも可能である。
線材3に掛かるテンションが設定テンションよりもわずかに大きくなると、シャトルプーリ13を右方向へ引っ張る引張力が設定値よりも大きくなるから、これによりトルク信号で表されるトルク値が設定トルク値よりも大きくなる。このときテンション制御部42は、スライド用モータ15によって制御用ワイヤ15cを緩める方向(つまり、制御用ワイヤ15cを繰り出す方向)へプーリ15bを回動させる。制御用ワイヤ15cが繰り出されることにより、シャトルプーリ13は、線材3のテンションに引っ張られてスライド機構14に沿って右方向へ移動し、線材3の移動経路長が長くなる。これにより、線材3のテンションは設定テンションと等しくなるまで減少する。
一方、線材3に掛かるテンションが設定テンションよりもわずかに小さくなると、シャトルプーリ13を右方向へ引っ張る引張力が設定値よりも小さくなるから、これによりトルク信号で表されるトルク値が設定トルク値よりも小さくなる。このときテンション制御部42は、スライド用モータ15によって制御用ワイヤ15cを巻き取る方向へプーリ15bを回動させる。制御用ワイヤ15cが巻き取られることにより、シャトルプーリ13は、スライド機構14に沿って左方向へ移動し、線材3の移動経路長が短くなる。これにより、線材3のテンションは設定テンションと等しくなるまで増大する。
このように、本例では、コントローラ40(テンション制御部42)は、スライド機構14に沿ってシャトルプーリ13を移動させることにより、送りプーリ11と巻線ノズル33(またはワーク)との間の線材3の移動経路長を変更して、線材3に掛かるテンションをフィードバック制御により設定テンションに保持することができる。
シャトルプーリ13と、スライド機構14と、スライド用モータ15と、トルクセンサ17と、テンション制御部42は、本発明のテンション制御手段を構成する。
モータ速度制御部としての送り速度制御部43は、絶対値エンコーダ16からの回転位置信号を受けて、この回転位置信号によってシャトルプーリ13の位置を算出している。詳しくは、送り速度制御部43は、シャトルプーリ13の基準位置からの変動量(変動距離、またはこれに対応する移動経路長の変動量)を算出している。そして、この変動量に基づいて、送り速度制御用モータ12を駆動制御している。
すなわち、線材3に掛かるテンションが設定テンション値よりもわずかに大きくなると、テンション制御部42の制御によってシャトルプーリ13が基準位置から右方向へ移動して変動量が正方向に変化するが、このとき、送り速度制御部43は、送り速度制御用モータ12の回転速度を基準回転速度よりも増速して送りプーリ11からの送出速度を大きくする。
本例では、変動量に略比例して増速分が設定されている。このように設定すると、変動量の大きさに対応して線材3のテンション変動をすばやく吸収させることができる。
一方、送り速度制御用モータ12の回転速度が基準回転速度よりも増速され送りプーリ11からの送出速度が大きくなった後、線材3のテンションを増大させる要因がなくなると、送りプーリ11の回転速度が増速されているため、線材3のテンションは、設定テンション値よりも小さくなろうとする。
このとき、本例では、線材3のテンションの減少傾向に対応して、テンション制御部42はスライド用モータ15を駆動して、シャトルプーリ13を左方向へ移動させ始める(すなわち、シャトルプーリ13は基準位置方向へ戻り始める)。これにより、シャトルプーリ13の変動量が小さくなるので、送り速度制御部43は、送り速度制御用モータ12の回転速度を減速していく。このようにして、最終的にシャトルプーリ13は基準位置に戻り、送り速度制御用モータ12の回転速度は基準回転速度に戻る。
このように、本例の装置1では、線材3のテンションが変動しようとすると、これに伴ってテンション制御部42の制御によってシャトルプーリ13が移動し、送り速度制御部43は、シャトルプーリ13の変動量に応じて送り速度制御用モータ12の回転速度を増減速して送りプーリ11からの送出速度を変化させる。
送りプーリ11と、送り速度制御用モータ12と、絶対値エンコーダ16と、送り速度制御部43は、本発明の線材送出手段を構成する。
巻始め時を例にとって説明すると、巻始め時は、テンション制御部42に設定された線材3のテンションよりも、シャトルプーリ13から巻線パック2までの経路抵抗の方が大きくなる。このとき、テンション制御部42は、線材3のテンションを設定テンション値に保持するため、スライド用モータ15を回転駆動してシャトルプーリ13を右方向へ移動させる。
シャトルプーリ13の移動(またはスライド用モータ15の回動)に伴い、送り速度制御部43は、絶対値エンコーダ16からの回転位置信号に基づいてシャトルプーリ13の位置(または移動経路長の変動量)を算出する。送り速度制御部43は、算出したシャトルプーリ13の位置(または移動経路長の変動量)に基づいて送り速度制御用モータ12の回転速度を増速する。
送り速度制御用モータ12の回転速度増速により、送りプーリ11の線材3の送出速度と、ワーク側での線材3の移動速度とが等しくなると、シャトルプーリ13はスライド機構14に沿ったスライド動作を停止する。
そして、本例では、テンション制御部42によって、常に線材3のテンションが設定テンション値になるようにトルク制御されているから、シャトルプーリ13のスライド動作中および送りプーリ11の回転速度変化中も、線材3のテンションは設定テンションに保持される。
また、安定的に線材3が移動し始めてテンション増大要因がなくなると、上述のように、シャトルプーリ13はもとの位置に戻り、送りプーリ11は基準回転速度に戻る。
このように本例の装置1では、上述のように巻線ノズル33の周回動作に起因する線材3のテンション変動や巻始め時の大きな慣性負荷によるテンション変動を、テンション制御機構10で吸収し、線材3のテンションを設定テンション値に保持することが可能である。すなわち、本例では、テンション制御部42によるテンション制御に加えて、送り速度制御部43による送出速度の制御を行うことによって、巻線巻回動作開始時等に線材3に掛かる大きな慣性負荷にも対応して、線材3のテンションを設定テンション値に安定的に保持することができる。
つまり、本例の装置1では、テンション制御部42によるテンション制御の他に、速度制御部43による線材3の送り速度制御により、テンション制御部42によるテンション制御を補償して、外的な変動要因の大きさにかかわらず確実に設定テンション値に追従させることが可能である。
このように、本例の装置1では、経路抵抗や慣性負荷等の線材3のテンション変動要因を排除できるので、線材3のテンションを安定的に保持することができるため、高速な巻線巻回加工が可能となる。
本例では、テンション制御部42および速度制御部43による線材3のテンション制御が、従来のように弾性部材による制御ではないので、設定テンション値を変更する際に、弾性部材を交換する手間が不要であり、線材3の設定テンション値の変更および設定範囲を拡げることが容易である。
なお、絶対値エンコーダ16からの回転位置信号が所定範囲値を超えた場合には、送り速度制御部43は、線材3の断線と判断して、作動を自動停止すると共に、巻回制御部41やテンション制御部42へ自動停止信号を出力するように構成されている。
次に、上記実施形態のテンション制御機構10の改変例について説明する。なお、上記実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本例のテンション制御機構100は、巻線パック2から供給された線材3が巻付けられた送りプーリ111と、この送りプーリ111に出力軸112aがカップリングを介して連結された送り速度制御用モータ(サーボモータ)112と、送りプーリ111よりも巻線ノズル33側に配設されたシャトルプーリ113と、このシャトルプーリ113が先端部に取付けられると共に基端部が回動軸114aを中心に所定角度範囲で回動可能なダンサーアーム114と、ダンサーアーム114を回動軸114aを中心に回動させる回動用モータ(サーボモータ)115と、回動用モータ115の出力軸115aの回転位置を検出する絶対値エンコーダ116と、回動用モータ115の出力軸115aに掛かるトルクを検出するトルクセンサ117を主要構成要素としている。
ダンサーアーム114の回動軸114a,送りプーリ111は、取付板100aに回動可能に取付けられている。また、送り速度制御用モータ112,回動用モータ115は、取付板100aに取付けられた取付枠100bに固定されている。また、取付板100aには、上記構成要素以外に、線材3を所定方向へ案内するガイドプーリ100c,100dが配設されている。
また、回動軸114aにはプーリ114bが取付けられ、出力軸115aにはプーリ115bが取付けられている。そして、これらプーリ114b,115bには、制御用ワイヤ115cの端部がそれぞれ取付けられており、回動用モータ115が回動すると、制御用ワイヤ115cがプーリ115bに巻取られ、またはプーリ115bから繰り出されて、プーリ114bに連結されたダンサーアーム114が回動するようになっている。
以上のように、本例の装置100は、上記実施形態のスライド用モータ15,スライド機構14等を回動用モータ115,ダンサーアーム114等に変更した構成である。したがって、本例の送り速度制御用モータ112,送りプーリ111の動作は、上記実施形態の送り速度制御用モータ12,送りプーリ11の動作とそれぞれ同じであるので説明を省略する。また、コントローラ40は図2で示した構成と同じ構成とすることができる。ただし、本例では、図2において、スライド用モータ15,絶対値エンコーダ16,トルクセンサ17が、それぞれ回動用モータ115,絶対値エンコーダ116,トルクセンサ117に置き換えられた構成となる。
本例では、シャトルプーリ113が送りプーリ111と巻線ノズル33(またはワーク)とを結ぶ線分よりも図9,図10の左側で移動するように、ダンサーアーム114が回動可能となっている。
すなわち、送りプーリ111からダンサーアーム114の先端部に取付けられたシャトルプーリ113を経由して巻線ノズル33側へ導かれる線材3のテンションによって、ダンサーアーム114には、図中、R1方向の回動力が付与される。
そして、回動用モータ115は、ダンサーアーム114に掛かるR1方向の回動力とつり合わせるように、ダンサーアーム114に逆方向(R2方向)の同じ大きさの回動力を付与すべく、プーリ115bに所定のトルクを付与している。
すなわち、ダンサーアーム114に掛かるR1方向の回動力によって、プーリ114b,制御用ワイヤ115c,プーリ115bを介して、回動用モータ115の出力軸115aにはトルクが掛かるが、テンション制御部42は、トルクセンサ117によって検知されたトルク値が、予め設定された設定トルク値と等しくなるように回動用モータ115をフィードバック制御する。
線材3のテンションが設定テンション値に対して大きくなるように変動しようとすると、テンション制御部42は、トルクセンサ117によって検知されたトルク値が、予め設定された設定トルク値と等しくなるように回動用モータ115をフィードバック制御して、ダンサーアーム114をR1方向に回動させる。これにより、線材3の移動経路長が短くなる。
このとき、絶対値エンコーダ116は、ダンサーアーム114の回動角度(出力軸115aの回動角度)を検出して、回動角度検出信号を送り速度制御部43へ送出する。送り速度制御部43は、回動角度検出信号からダンサーアーム114の基準角度からの回動角度(またはシャトルプーリ113の基準位置からの移動量)を算出して、この算出量に応じて送り速度制御用モータ112の回転速度を増速する。これにより、ワーク側の線速度と、送りプーリ111の送出速度が等しくなった段階で、ダンサーアーム114の回動が停止する。
このように、本例の装置100では、シャトルプーリ113をスライドさせるのではなく、ダンサーアーム114によって円周軌道上を回動させ、送りプーリ111とワーク間の線材3の移動経路長を変更する構成としており、このような構成としても上記実施形態と同様に、線材3のテンションを安定的に保持することができる。
本発明の一実施形態に係る巻線巻回装置の説明図である。 図1の巻線巻回装置の電気構成図である。 モータの断面説明図である。 図3のモータの電機子およびロータの説明図である。 図3のモータの電機子製造工程の説明図である。 ワークへの線分巻回動作の説明図である。 図1の巻線巻回装置のテンション制御機構の正面説明図である。 図1の巻線巻回装置のテンション制御機構の側面説明図である。 改変例に係るテンション制御機構の正面説明図である。 図9のテンション制御機構の背面説明図である。 図9のテンション制御機構の側面説明図である。
符号の説明
1‥巻線巻回装置、2‥巻線パック、3‥線材、10‥テンション制御機構、
10a‥取付板、10b〜10f‥ガイドプーリ、11‥送りプーリ、
12‥送り速度制御用モータ、12a‥出力軸、13‥シャトルプーリ(当接部)、
13a‥スライド部、14‥スライド機構、15‥スライド用モータ、
15a‥出力軸、15b‥プーリ、15c‥制御用ワイヤ、
16‥絶対値エンコーダ、17‥トルクセンサ、30‥巻線巻回機構、
31‥ノズル移動部、32‥ノズル移動用モータ、33‥巻線ノズル、
35‥ワーク移動部、36‥ワーク移動用モータ、40‥コントローラ、
41‥巻回制御部、42‥テンション制御部、43‥送り速度制御部、
60‥電機子、61‥電機子コア、62‥インナーコア、62a‥突極部、
62b‥橋絡部、63‥アウターコア、64‥巻線、65‥ロータ、
65a‥シャフト、65b‥マグネット支持部材、65c‥マグネット、
66a‥ハウジング、66b‥エンドプレート、67a,67b‥軸受、
68‥回転制御基板、69‥締結部材、
100‥テンション制御機構、100a‥取付板、100b‥取付枠、
100c,100d‥ガイドプーリ、111‥送りプーリ、
112‥速度制御用モータ、112a‥出力軸、113‥シャトルプーリ(当接部)、
114‥ダンサーアーム、114a‥回動軸、114b‥プーリ、
115‥回動用モータ、115a‥出力軸、115b‥プーリ、
115c‥制御用ワイヤ、116‥絶対値エンコーダ、117‥トルクセンサ、
M‥モータ

Claims (7)

  1. 巻芯に線材を巻回する巻線巻回装置に備えられるテンション装置であって、
    線材源から供給される線材を巻芯側へ送り出す線材送出手段と、
    該線材送出手段から送り出された線材に掛かるテンションを所定値に制御するテンション制御手段と、を備え、
    前記テンション制御手段は、
    線材との当接部を移動させて巻芯と前記線材送出手段との間の線材の移動経路長を変更する移動経路長変更部と、
    前記当接部を介して線材に掛かるテンションを検出するテンション検出部と、
    該テンション検出部によって検出されたテンションを所定値に保持するように前記移動経路長変更部を制御するテンション制御部と、を有し、
    前記線材送出手段は、線材を送り出す送りプーリと、該送りプーリを回動させる送り速度制御用モータと、前記当接部の位置を検出する位置検出部と、前記送り速度制御用モータの回動速度を制御するモータ速度制御部と、を有し、
    前記モータ速度制御部は、前記位置検出部によって検出された前記当接部の位置に基づいて前記送り速度制御用モータの回動速度を制御することを特徴とするテンション装置。
  2. 前記モータ速度制御部は、前記位置検出部によって検出された前記当接部の位置に基づいて、該当接部の基準位置からの変動量を算出し、算出された変動量の大きさに応じて前記送り速度制御用モータの回動速度を制御することを特徴とする請求項1に記載のテンション装置。
  3. 前記移動経路長変更部は、線材と当接するシャトルプーリと、該シャトルプーリを摺動可能に保持するレール機構と、前記シャトルプーリを前記レール機構に沿ってスライドさせるスライド用モータと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のテンション装置。
  4. 前記移動経路長変更部は、線材と当接するシャトルプーリと、該シャトルプーリが先端部に取着されると共に基端部が回動軸を中心に所定角度範囲で回動可能なダンサーアームと、該ダンサーアームを回動させる回動用モータと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のテンション装置。
  5. 巻芯に線材を巻回するための巻線巻回装置であって、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のテンション装置を備えたことを特徴とする巻線巻回装置。
  6. 線材源から移動経路に沿って巻芯まで案内した線材を巻芯に巻回する巻線巻回方法であって、
    巻芯に線材を巻回する際に、線材のテンションの変動を検出して、線材のテンションが所定値を保持するように線材の移動経路長を変更すると共に、前記移動経路長の変動量を検出して、該変動量に応じて線材源から巻芯側への線材の送り速度を変更することを特徴とする巻線巻回方法。
  7. 前記巻芯は、回転電機の電機子コアであることを特徴とする請求項6に記載の巻線巻回方法。
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