JP2007221921A - 電動モータ及びファンユニット - Google Patents

電動モータ及びファンユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2007221921A
JP2007221921A JP2006039869A JP2006039869A JP2007221921A JP 2007221921 A JP2007221921 A JP 2007221921A JP 2006039869 A JP2006039869 A JP 2006039869A JP 2006039869 A JP2006039869 A JP 2006039869A JP 2007221921 A JP2007221921 A JP 2007221921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring member
sleeve
outer diameter
electric motor
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006039869A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirosuke Yoshida
裕亮 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2006039869A priority Critical patent/JP2007221921A/ja
Priority to CN200710079173.7A priority patent/CN101026321B/zh
Priority to US11/706,285 priority patent/US20070188034A1/en
Publication of JP2007221921A publication Critical patent/JP2007221921A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/167Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings
    • H02K5/1675Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D25/0606Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
    • F04D25/0613Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump the electric motor being of the inside-out type, i.e. the rotor is arranged radially outside a central stator
    • F04D25/062Details of the bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D25/0606Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
    • F04D25/0613Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump the electric motor being of the inside-out type, i.e. the rotor is arranged radially outside a central stator
    • F04D25/0626Details of the lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/06Lubrication
    • F04D29/063Lubrication specially adapted for elastic fluid pumps
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/08Structural association with bearings
    • H02K7/085Structural association with bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

【課題】スリーブから軸方向に出た潤滑油が外部に漏れ出ることを効果的に防止し、かつ、抜け止め機構としても機能する新規な構造を有する電動モータを提供する。
【解決手段】シャフト36とロータハブ37との締結部とスリーブ35の端面との間において、ハウジング11の円筒部17の内周面に対向する外周面を有するリング部材41がシャフト36に固定され、リング部材41の外周面はスリーブ側の第1外径が締結部側の第2外径より小さい形状を有し、第1外径より大きく第2外径より小さい内径の貫通孔を有する抜け止め部33bが締結部とリング部材41との間に位置するようにハウジング11側に備えられ、抜け止め部33bなりたの弾性変形によってリング部材41が貫通孔を通過可能である。リング部材41にはスリーブから出た潤滑油をはじき返す撥油剤が塗布されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロータに締結されたシャフトと、シャフトを回転自在に支持するすべり軸受を構成する含油焼結材からなるスリーブと、スリーブを収容する円筒部を有するハウジングとを備えた電動モータ、及び、それを用いたファンユニットに関する。
電動ファンのインペラやディスク等を回転駆動する電動モータとして、含油焼結材からなるスリーブを用いてシャフトを回転自在に支持するすべり軸受を構成したものがある。この種の電動モータでは、すべり軸受に保持されている潤滑油が外部に飛散したり漏れ出たりするのを防ぐ必要がある。例えば特許文献1に記載されているモータでは、スリーブの端面に向かって凹面の形状を有する座金状のオイル返却部がシャフトの回りに装着され、スリーブから軸方向に出た潤滑油がオイル返却部に当たってスリーブへ戻されるように構成されている。
また、インペラやディスクが固定されるロータに締結されたシャフトがすべり軸受から軸方向に抜けるのを防止するための機構として、シャフトの先端近くに全周溝を設け、この全周溝に遊嵌する抜け止め用リングをハウジング側に設ける構造が知られている(例えば特許文献2又は特許文献3参照)。
特開2001−25200号公報 特許第3003763号公報 特開2000−102210号公報
特許文献2又は特許文献3に記載されている従来のモータでは、抜け止め用リングがシャフトの先端部の全周溝に係合する構造であるため、特にシャフトの径が小さい場合に十分な抜け止め強度(保持力)を確保することが難しい。また、シャフトの先端部に抜け止め用の全周溝を形成する必要があるので、その分だけシャフトが長くなり、ひいては電動モータの軸方向の寸法が大きくなる。さらに、抜け止め用リングの内周縁とシャフト先端部の全周溝とが定常的に接触することがないように、各部品の寸法精度及び組立精度を高くする必要があるので、部品コスト及び組立コストが高くなる。
また、特許文献3には、抜け止め用のリングばねが潤滑油の漏れを防ぐ機能を兼ねていることが記載されているが、これは、シャフトの先端側における油漏れ防止機能であり、特許文献1に記載されているようなシャフトの基端側、つまりロータが締結されている側における油漏れ防止機能ではない。通常は、シャフトの先端側はハウジングが袋状に形成され、又はハウジングの開口部にキャップが装着されて密封されるので、スリーブから軸方向に出た潤滑油が先端側から外部に漏れ出る可能性は小さい。むしろ、シャフト基端側におけるハウジング円筒部の開口から潤滑油が外部に漏れ出ることを効果的に防ぐ必要がある。
本発明は、上記のような課題に鑑み、スリーブから軸方向に出た潤滑油が外部に漏れ出ることを効果的に防止し、かつ、抜け止め機構としても機能する新規な構造を有する電動モータを提供することを目的とする。
本発明による電動モータは、ロータに締結されたシャフトと、前記シャフトを回転自在に支持するすべり軸受を構成する含油焼結材からなるスリーブと、前記スリーブを収容する円筒部を有するハウジングとを備えた電動モータであって、前記シャフトと前記ロータとの締結部と前記スリーブの端面との間において、前記ハウジングの円筒部の内周面に対向する外周面を有するリング部材が前記シャフトに固定され、前記リング部材の外周面は、前記スリーブ側の第1外径が前記締結部側の第2外径より小さい形状を有し、前記第1外径より大きく前記第2外径より小さい内径の貫通孔を有する抜け止め部が前記締結部と前記リング部材との間に位置するように前記ハウジング側に備えられ、前記抜け止め部又は前記リング部材の弾性変形によって前記リング部材が前記貫通孔を通過可能であり、前記スリーブに保持された潤滑油に対する撥油効果を有する撥油剤が前記リング部材に塗布されていることを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、シャフトとロータとの締結部とスリーブの端面との間でシャフトに固定されたリング部材が、スリーブから軸方向に出た潤滑油が外部に漏れ出ることを防止する油漏れ防止機能とシャフトがスリーブから軸方向に抜け出ることを防止する抜け止め機能の両方を発揮する。リング部材には、潤滑油をはじき返す撥油剤が塗布されているが、ハウジング側の抜け止め部又はリング部材の弾性変形によってリング部材が抜け止め部の貫通孔を無理に通過する際に、リング部材の基端側(締結部側)の第2外径が抜け止め部の貫通孔の内径より大きいので、その部分が貫通孔の内周に当接して表面の撥油剤が剥がれる可能性がある。しかし、リング部材のスリーブ側の第1外径はハウジング側の抜け止め部の貫通孔の内径より小さいので、少なくともリング部材の外周面のスリーブ側部分の撥油剤とスリーブ側の面の撥油剤は剥がれない。これにより、スリーブから軸方向に出た潤滑油を効果的にスリーブ側へはじき返して、外部に漏れるのを防止することができる。
本発明の別の好ましい実施形態では、前記リング部材の外周面は、前記第1外径が前記第2外径より小さくなるようなテーパー面を有する(請求項2)。外周面をテーパー面とすることにより、リング部材を抜け止め部の貫通孔に通しやすくなる。あるいは、前記リング部材の外周面を、前記第1外径が前記第2外径より小さくなるような段差を有するように形成してもよい(請求項3)。
また、前記ハウジングの円筒部の外周面に固定されたモータのステータコアとコイルとを絶縁するインシュレータの端部に前記抜け止め部が形成されていることが好ましい(請求項4)。シャフトに固定されたリング部材を挿通させる貫通孔を有するハウジング側の抜け止め部を一つの部材として構成してもよいが、上記のようにインシュレータにその機能を兼ねさせることにより、部品点数を低減し、コストを抑えることができる。
また、前記リング部材は、プレス成形された金属製の部材であることが好ましい(請求項5)。この場合は、ハウジング側の抜け止め部が弾性変形可能に構成されている必要がある。
更に、前記リング部材は、前記撥油剤に浸漬されることによって、その表面に前記撥油剤の膜が形成されていることが好ましい(請求項6)。浸漬によって撥油剤の膜を形成する場合は、刷毛等を用いて撥油剤を塗布する場合に比べて、いわゆる塗布忘れ部分が生じないので、確実に撥油剤の膜を形成することができる。また、ディスペンサーを用いる場合に比べて、塗布面積が広いので、部材の大きさに関係なく撥油剤の膜を形成することができる。更に、刷毛やディスペンサーを用いる場合に比べて、浸漬の場合はより短い時間で撥油剤の膜を形成することができる。
また、前記リング部材の前記スリーブ側の面は、径方向に中心から離れるほど前記スリーブの端面に近づくテーパー面又は凹面であることが好ましい(請求項7)。このような構成によれば、スリーブから軸方向に出た潤滑油がリング部材のスリーブ側の面に付着することがあっても、その付着した潤滑油はシャフト(及びリング部材)の回転に伴って、リング部材のスリーブ側のテーパー面又は凹面に沿って遠心力で径方向外側へ移動し、その周縁部から離れる際にスリーブ側へ向かう。これにより、潤滑油がスリーブへ回収される。
また、本発明によるファンユニットは、上記のような構造を有する電動モータのシャフトに対して、回転によって空気流を発生させるインペラが直接又はロータハブを介して接続されていることを特徴とする(請求項8)。つまり、インペラがロータに相当し、あるいは、インペラとロータハブがロータに相当する。
本発明によれば、シャフトとロータとの締結部とスリーブの端面との間でシャフトに固定されたリング部材が、スリーブから軸方向に出た潤滑油が外部に漏れ出ることを防止する油漏れ防止機能と、シャフトがスリーブから軸方向に抜け出ることを防止する抜け止め機能との両方の機能を発揮するので、構造の簡素さやコスト面で優れた構造の電動モータ及びファンユニットを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。なお、以下の説明において各部材の位置関係や方向を上下左右で説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を意味し、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を意味するわけではない。
図1に、本発明の実施例に係る電動モータを用いたファンユニットの分解斜視図を示す。また、その断面図を図2に示す。このファンユニットは、平面視で略矩形の輪郭を有する樹脂製のハウジング11と、その中央部に固定された回路基板21と、モータを構成するステータ(電機子)31と、シャフト(回転軸)36が締結されたロータハブ37及びその外周に固定されたインペラ39を備えている。
ハウジング11は、平面視で略矩形の外周及び略円形の内周を有する外枠部12と、その中央に位置し、平面視で略円形の輪郭を有するモータ支持部13とが4本の支持脚14で連結された構造を有する。外枠部12の内周面とモータ支持部13の外周面との間の空間が空気流路を構成し、インペラ39の複数の羽根39aがこの空気流路に位置する。なお、図1では、見やすさのためにハウジング11の外枠部12の一部を切り欠いて示している。
モータ支持部13は、略円板形状を有する板状部15と、その中心に立設された円筒部17とを有する。円筒部17は、ステータ31及びシャフト36の軸受を構成するスリーブ35を保持する働きを有する。つまり、図2に示すように、円筒部17の外周面にはステータ31が装着され、内部にはスリーブ35が収容されている。スリーブ35は、含油焼結合金からなり、シャフト36を回転自在に保持するすべり軸受を構成している。このシャフト36の上端部(基端部)に金属製のロータハブ37の内側円筒部37aが外嵌し固定されている。
ロータハブ37は、シャフト36が締結された内側円筒部37aと、その上端部からつながる円板状部37cと、その外周縁から下方へ延びる外側円筒部37bとを備えている。外側円筒部37bの内周面にはモータを構成する円筒状のロータマグネット38が内嵌固定され、ステータ31のコア32の外周面とロータマグネット38の内周面とが一定のギャップを隔てて対向している。ロータハブ37の外側円筒部37bの外周面には、複数の羽根39aを有する樹脂製のインペラ39の円筒部39bが外嵌固定されている。
また、ロータハブ37の内側円筒部37aとシャフト36との締結部の直ぐ下において、リング部材41がシャフト36に外嵌固定されている。このリング部材41は、プレス成形された金属製の部材であり、撥油剤に浸漬されることによって、その表面に撥油剤の膜が形成されている。これにより、含油焼結合金であるスリーブ35から上方へ出た潤滑油をスリーブ35の方へはじき返して潤滑油の漏出を防止する油漏れ防止機能を奏する。また、シャフト36を含む回転側がスリーブ35を含む固定側から軸方向上方へ抜けるのを防止する抜け止め機能をも奏する。リング部材41のこれらの機能については、後で詳しく説明する。
ステータ31は、4極の歯を有するコア32の上下から樹脂製のインシュレータ33が被せられ、4極の歯の部分にコイル34が巻回された構造を有する。コイル34の巻き始め及び巻き終わりはインシュレータ33から下方へ突出する端子ピンに接続されている。端子ピンは回路基板21に設けられた貫通孔21aに挿通され、回路基板21の下面で銅箔パターンのランドに半田付で電気接続されると共に固定されている。このようにして、モータを構成するステータ31が回路基板21に直付けされ、固定されている。
回路基板21は、片面銅箔の紙フェノール基板であり、下面が銅箔面(パターン面)となっている。モータ(ステータ31)の駆動回路を構成する集積回路(チップIC)、チップ抵抗、チップコンデンサ等の表面実装型の電子部品が回路基板21の下面(パターン面)に実装され、回路基板に形成された導電パターンを介して互いに電気接続されている。
回路基板21の中央部には貫通孔21bが形成されており、この貫通孔21bにハウジング11の円筒部17を挿通させるようにして回路基板21がモータ支持部13に取り付けられる。上述のように、モータを構成するステータ31が回路基板21に直付け固定されているので、ステータ31がハウジング11の円筒部17に外嵌固定されると、回路基板21はステータ31を介してハウジング11に固定されることになる。図3は、本実施例のファンユニットのハウジング11に回路基板21及びステータ31を装着した状態を斜視図で示している。
回路基板21には、外部電源等との接続のためのワイヤーハーネス(コネクタ付きリード線)22が半田付によって接続される。このワイヤーハーネス22を逃がすために、あるいは回路基板21とワイヤーハーネス22との半田付を行うために、ハウジング11のモータ支持部13の板状部15周縁に切欠き部18が形成されている。
図1では、回路基板21にあらかじめワイヤーハーネス22が接続されたものがハウジング11のモータ支持部13に取り付けられる様子が示されている。この場合に、切欠き部18は、ワイヤーハーネス22(と回路基板21との半田付部)を逃げるためのものである。別の組立方法として、ワイヤーハーネス22が接続されていない回路基板21を先にモータ支持部13に取り付け、後でワイヤーハーネス22を回路基板21の接続用ランドに半田付によって接続することもある。この場合に、切欠き部18は、回路基板21とワイヤーハーネス22との半田付による接続を可能にするためのものである。なお、切欠き部18の近傍においてワイヤーハーネス22のリード線を保持するリード線保持部20が支持脚14から突出するように設けられている。
図4は、本実施例のファンユニットの回転側と固定側とを分離して示す断面図である。また、図5は、ステータを上面から見た模式図である。これらの図面に基づいて、本実施例のファンユニットの組立方法について説明する。
まず、図4の下側に示されている固定側ユニットは、前述のようにして回路基板21に実装されたモータのステータ31をハウジング11の円筒部17の外周面に固定し、すべり軸受を構成する含油焼結合金であるスリーブ35を円筒部17の内側に固定したものである。ステータ31のコア32とコイル34とを絶縁する樹脂製のインシュレータ33は、ハウジング11の円筒部17の上端面に被さるように中心に向かって折れ曲がる上端面(抜け止め部)33bを有し、その中心に貫通孔33aが形成されている。この貫通孔33aの径は、ハウジング11の円筒部17の内径より小さい。
他方、図4の上側に示されている固定側ユニットは、シャフト36の上端部にリング部材41及びロータハブ37を締結し、ロータハブ37の外側円筒部37bの内周面にロータマグネット38を固定すると共に外周面にインペラ39を固定したものである。リング部材41は、図2に示したファンユニットの組立状態において、シャフト36及びロータハブ37の締結部とスリーブ35の上端面との間に位置することになる。
詳しくは後述するが、リング部材41の外径(最大径)はステータ31のインシュレータ33の抜け止め部33bに形成された貫通孔33aよりも大きい。図4に破線の矢印で示すように、回転側ユニットのシャフト36を固定側ユニットのインシュレータ33の貫通孔33aからスリーブ35に挿入する。このとき、インシュレータ33の抜け止め部33bの弾性変形によって貫通孔33aが広がり、リング部材41を挿通させて図2に示した組立状態となる。したがって、インシュレータ33の少なくとも抜け止め部33bは弾性変形可能に構成されている。
次に、リング部材41の形状について説明を加える。図6は、本実施例のファンユニットにおけるリング部材及び抜け止め部とその周辺の部分拡大断面図である。この図から分かるように、リング部材41は、ハウジング11の円筒部17に対向する外周面41aがテーパー面となっており、スリーブ35側(下側)の第1外径d1がシャフト36とロータハブ37との締結部側(上側)の第2外径d2より小さい。また、インシュレータ33の抜け止め部33bに形成された貫通孔33aの径d3は第1外径d1より大きく第2外径より小さい。すなわち、d1<d3<d2の寸法関係が満たされている。
上記のような寸法関係が満たされているので、前述のように回転側ユニットのシャフト36を固定側ユニットのインシュレータ33の貫通孔33aからスリーブ35に挿入する際に、リング部材41が貫通孔33aを通過しやすい。このとき、リング部材41の外周面41aが抜け止め部33b(インシュレータ33の上端面)の貫通孔33aの周囲に当接して押し広げながら(弾性変形させながら)通過することになるが、その際にリング部材41の外周面41aに形成されている撥油剤の膜が部分的に剥がれる可能性がある。
しかし、外周面41aのスリーブ35側(下側)の第1外径d1が貫通孔33aの径d3より小さいので、外周面41aの少なくとも下側部分の撥油剤の膜は剥がれない。もちろん、リング部材41のスリーブ35側の面(下面)41bに形成されている撥油剤の膜も剥がれることはない。この撥油剤の膜の働きにより、スリーブ35から軸方向上方に出た潤滑油を効果的にスリーブ35側へはじき返して、外部に漏れるのを防止することができる。
また、図6から分かるように、リング部材41のスリーブ35側の面(下面)41bは、径方向に中心から離れるほどスリーブ35の上端面に近づくテーパー面となっている。スリーブ35から軸方向上方に出た潤滑油がリング部材41のスリーブ35側の面41bに付着することがあっても、その付着した潤滑油はシャフト36(及びリング部材41)の回転に伴って、リング部材41のスリーブ35側のテーパー面に沿って遠心力で径方向外側へ移動し、その周縁部から離れる際にスリーブ35側へ向かうことになる。これにより、潤滑油が効果的にスリーブ35へ回収され、外へ漏れ出なくなる。また、リング部材41の外周面41aとスリーブ35側の面(下面)41bとの間に形成されたエッジ部41cが、潤滑油をはじき飛ばす効果、いわゆる油切り効果に貢献している。
図7は、本実施例のファンユニットにおけるリング部材の形状について、いくつかの変形例を示す断面図である。(a)のリング部材41は、外周面41aがテーパー面ではなく凸面となっている。(b)のリング部材41は外周面41aがテーパー面ではなく凹面となっている。(c)のリング部材41は、外周面41aの上半分がテーパー面で下半分は円筒面である。(d)のリング部材41は、上半分が凸面で下半分は円筒面である。(e)のリング部材41は、外周面41aに段差が設けられている。いずれの変形例も、外周面41aのスリーブ35側(下側)の第1外径d1がシャフト36とロータハブ37との締結部側(上側)の第2外径d2より小さい関係、すなわちd1<d2を満たしている。また、(f)のリング部材41は、(e)のリング部材41と同じ外周面41aを有するが、スリーブ35側の面41bがテーパー面ではなく凹面となっている。この場合も、面41bに付着した潤滑油がリング部材41の回転に伴って径方向外側へ移動し、その周縁部から離れる際にスリーブ35側へ向かって返される。
なお、上記のような寸法関係d1<d2を満たす限り、図7(a)〜(f)の各変形例を適宜組み合わせたリング部材41、あるいは別の形状の外周面41a及びスリーブ35側の面41bを有するリング部材41を使用してもよい。
以上の実施例及び変形例で説明したように、本発明は種々の形態で実施することができる。実施例で説明した各部材の具体的な構造、形状、材料等は例示に過ぎず、種々の変更が可能である。例えば、ロータハブ37を省略し、インペラ39をシャフト36に直接固定する構造を採用してもよい。
また、上記の実施例では、インシュレータ33の上端面に形成した抜け止め部33bが弾性変形してリング部材41が貫通孔33aを通過できるようにしているが、逆に、リング部材41を弾性変形可能な材料(例えば合成樹脂)で構成してもよい。固定側(ハウジング11側)の抜け止め部33b又は回転側のリング部材41の少なくとも一方が弾性変形可能であって、抜け止め部33bの貫通孔33aにリング部材41を挿通させることができればよい。
また、上記の実施例ではステータ31のインシュレータ33に抜け止め部33bを設けているが、リング部材41を挿通させる貫通孔を有する抜け止め部材を別途設けてハウジング11の円筒部17の上部開口に固定してもよい。あるいは、ハウジング11の円筒部17の上部開口の内径を狭めて抜け止め部を形成するようにしてもよい。
本発明の実施例に係る電動モータを用いたファンユニットの分解斜視図である。 本発明の実施例に係るファンユニットの断面図である。 本発明の実施例に係るファンユニットのハウジングに回路基板及びステータを装着した状態を示す斜視図である。 本実施例のファンユニットの回転側と固定側とを分離して示す断面図である。 本実施例のファンユニットのステータを上面から見た模式図である。 本実施例のファンユニットにおけるリング部材及び抜け止め部とその周辺の部分拡大断面図である。 本実施例のファンユニットにおけるリング部材の形状について、いくつかの変形例を示す断面図である。
符号の説明
11 ハウジング
31 ステータ
32 ステータコア
33 インシュレータ
33a 貫通孔
33b 抜け止め部
34 コイル
35 スリーブ
36 シャフト
37 ロータハブ
38 ロータマグネット
39 インペラ
41 リング部材
41a リング部材の外周面
41b リング部材のスリーブ側の面

Claims (8)

  1. ロータに締結されたシャフトと、前記シャフトを回転自在に支持するすべり軸受を構成する含油焼結材からなるスリーブと、前記スリーブを収容する円筒部を有するハウジングとを備えた電動モータであって、
    前記シャフトと前記ロータとの締結部と前記スリーブの端面との間において、前記ハウジングの円筒部の内周面に対向する外周面を有するリング部材が前記シャフトに固定され、
    前記リング部材の外周面は、前記スリーブ側の第1外径が前記締結部側の第2外径より小さい形状を有し、
    前記第1外径より大きく前記第2外径より小さい内径の貫通孔を有する抜け止め部が前記締結部と前記リング部材との間に位置するように前記ハウジング側に備えられ、前記抜け止め部又は前記リング部材の弾性変形によって前記リング部材が前記貫通孔を通過可能であり、
    前記スリーブに保持された潤滑油に対する撥油効果を有する撥油剤が前記リング部材に塗布されていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記リング部材の外周面は、前記第1外径が前記第2外径より小さくなるようなテーパー面を有することを特徴とする
    請求項1記載の電動モータ。
  3. 前記リング部材の外周面は、前記第1外径が前記第2外径より小さくなるような段差を有することを特徴とする
    請求項1記載の電動モータ。
  4. 前記ハウジングの円筒部の外周面に固定されたモータのステータコアとコイルとを絶縁するインシュレータの端部に前記抜け止め部が形成されていることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の電動モータ。
  5. 前記リング部材は、プレス成形された金属製の部材であることを特徴とする
    請求項1から4のいずれか1項記載の電動モータ。
  6. 前記リング部材は、前記撥油剤に浸漬されることによって、その表面に前記撥油剤の膜が形成されていることを特徴とする
    請求項5記載の電動モータ。
  7. 前記リング部材の前記スリーブ側の面は、径方向に中心から離れるほど前記スリーブの端面に近づくテーパー面又は凹面であることを特徴とする
    請求項1から6のいずれか1項記載の電動モータ。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の電動モータを用いたファンユニットであって、回転によって空気流を発生させるインペラが直接又はロータハブを介して前記シャフトに接続されていることを特徴とするファンユニット。
JP2006039869A 2006-02-16 2006-02-16 電動モータ及びファンユニット Withdrawn JP2007221921A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039869A JP2007221921A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 電動モータ及びファンユニット
CN200710079173.7A CN101026321B (zh) 2006-02-16 2007-02-15 电机和使用该电机的风扇单元
US11/706,285 US20070188034A1 (en) 2006-02-16 2007-02-15 Electric motor and fan unit employing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039869A JP2007221921A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 電動モータ及びファンユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007221921A true JP2007221921A (ja) 2007-08-30

Family

ID=38367649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006039869A Withdrawn JP2007221921A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 電動モータ及びファンユニット

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20070188034A1 (ja)
JP (1) JP2007221921A (ja)
CN (1) CN101026321B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056363A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Nippon Keiki Works Ltd 表面実装用超小形ファンモータ
JP2016103872A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 ミネベア株式会社 ファンモータ

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8207643B2 (en) * 2008-07-16 2012-06-26 Sununwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. Motor including a stator bobbin having a bearing abutting member
TWI373192B (en) * 2008-06-11 2012-09-21 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Motor
US8057172B2 (en) * 2008-10-07 2011-11-15 Asia Vital Components Co., Ltd. Cooling fan with oil-impregnated bearing
US20100084932A1 (en) * 2008-10-07 2010-04-08 Asia Vital Components Co., Ltd. Cooling Fan having Oil-impregnated Bearing
TWI381613B (zh) * 2008-12-02 2013-01-01 Sunonwealth Electr Mach Ind Co 馬達轉子
JP2010239858A (ja) * 2009-03-12 2010-10-21 Nippon Densan Corp モータ
US20110243718A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Ta-Cheng Lee Reinforced fan frame structure
TWI418707B (zh) * 2010-09-03 2013-12-11 Delta Electronics Inc 風扇及其製造方法
US8690552B2 (en) * 2010-11-15 2014-04-08 Forcecon Technology Co., Ltd. Compact and strengthened rotor assembly of a radiator fan
EP4269806A3 (en) 2011-04-18 2024-01-17 ResMed Motor Technologies Inc. Pap system blower
JP5943291B2 (ja) 2011-06-30 2016-07-05 日本電産株式会社 軸受装置および送風ファン
JP5892375B2 (ja) 2011-06-30 2016-03-23 日本電産株式会社 動圧軸受装置およびファン
JP2013032769A (ja) * 2011-06-30 2013-02-14 Nippon Densan Corp ファン
TWI448048B (zh) * 2011-09-01 2014-08-01 Sunonwealth Electr Mach Ind Co 微型馬達及具有該微型馬達之散熱風扇
TWI443939B (zh) * 2011-09-14 2014-07-01 Sunonwealth Electr Mach Ind Co 馬達及其定子線圈組與散熱風扇
KR101328203B1 (ko) 2011-11-02 2013-11-14 삼성전기주식회사 모터용 베이스 어셈블리 및 이를 포함하는 팬 모터
DE102012201644A1 (de) * 2012-02-03 2013-08-08 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine
TWI526622B (zh) * 2012-05-04 2016-03-21 台達電子工業股份有限公司 風扇組裝機構
TWI546453B (zh) * 2012-12-11 2016-08-21 鴻準精密工業股份有限公司 散熱風扇
US9624929B2 (en) * 2012-12-21 2017-04-18 Lg Innotek Co., Ltd. Electric pump
JP2014145304A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Nippon Densan Corp 送風ファン
JP7063092B2 (ja) * 2018-04-27 2022-05-09 日本電産株式会社 ステータユニット、モータ、及び送風装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610462A (en) * 1993-06-22 1997-03-11 Nidec Corporation Brushless motor
CN2245299Y (zh) * 1995-07-05 1997-01-15 孙根晚 一种新型吊风扇电机
US6435722B1 (en) * 2001-01-26 2002-08-20 Sunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. Combination structure for oil-impregnated bearing
JP3994673B2 (ja) * 2001-02-28 2007-10-24 松下電器産業株式会社 ブラシレスモータ
US6799891B2 (en) * 2002-02-22 2004-10-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor device
JP2004040926A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Minebea Co Ltd ファンモータ
TW534241U (en) * 2002-07-10 2003-05-21 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Dustproof bearing structure
JP4655552B2 (ja) * 2004-08-31 2011-03-23 日本電産株式会社 ブラシレスモータ
TWM287879U (en) * 2005-06-15 2006-02-21 Global Win Technology Co Ltd Improved structure for lubricant preservation and lubrication of fan

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056363A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Nippon Keiki Works Ltd 表面実装用超小形ファンモータ
JP2016103872A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 ミネベア株式会社 ファンモータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN101026321A (zh) 2007-08-29
CN101026321B (zh) 2012-04-25
US20070188034A1 (en) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007221921A (ja) 電動モータ及びファンユニット
JP4463268B2 (ja) ファン及びそのモータ
US6104114A (en) Brushless motor
JP2011135627A (ja) モータ
DK2886871T3 (en) Waterproof axial fan
CN109958629B (zh) 送风机
JP2007209091A (ja) 送風ファン
JP2011163187A (ja) 電動ファン
KR101275472B1 (ko) 모터용 베이스 어셈블리 및 이를 포함하는 모터
US8134263B2 (en) Bearing unit, motor using the bearing unit, and electronic equipment using the motor
KR100539304B1 (ko) 개선된 회전축 지지구조를 갖는 광기기용 스핀들 모터
JP6515513B2 (ja) モータ
KR101188096B1 (ko) 베어링 조립체 및 이를 이용하는 모터
JP2009180294A (ja) 動圧軸受式モータ
JP5711950B2 (ja) ブラシレスモータ
CN111140538A (zh) 送风装置
JP2012177452A (ja) 流体動圧軸受およびこれを備えたモータ
JP2003032932A (ja) ディスク回転用モータの抜け止め構造及びそれを備えるディスク回転用モータ
US20130147294A1 (en) Spindle motor
EP3456976B1 (en) Blower device
JP2003230247A (ja) モータのステータ支持機構とこの支持機構の製造方法
CN103133373A (zh) 风扇
JP3856973B2 (ja) ファン装置
KR101171453B1 (ko) 유체 동압 베어링 어셈블리 및 이를 포함하는 모터
JP6843426B2 (ja) ブラシレスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20081219

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090512