JP2007219940A - メニュー制御装置、携帯電話、およびメニュー制御装置用プログラム - Google Patents
メニュー制御装置、携帯電話、およびメニュー制御装置用プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】メニューから機能を選択する行為のみならず、詳細情報の入力行為も重複入力操作を防ぎ効率化をはかる。
【解決手段】起動される機能コマンドの識別情報と当該機能コマンドごとに設定される設定情報とをテンプレート情報とし、このテンプレート情報と同じ機能コマンドが起動され、かつ同じ設定情報が設定される回数をテンプレート情報毎に計数するテンプレート情報設定回数計数手段、前記テンプレート情報と前記回数とを関連付けて記憶するテンプレート情報記憶手段、前記回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目をメニュー表示項目に含めるメニュー生成手段、前記メニュー表示項目から前記テンプレートメニュー項目が選択されると、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の前記機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の前記設定情報を自動設定するアプリケーション処理手段を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】起動される機能コマンドの識別情報と当該機能コマンドごとに設定される設定情報とをテンプレート情報とし、このテンプレート情報と同じ機能コマンドが起動され、かつ同じ設定情報が設定される回数をテンプレート情報毎に計数するテンプレート情報設定回数計数手段、前記テンプレート情報と前記回数とを関連付けて記憶するテンプレート情報記憶手段、前記回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目をメニュー表示項目に含めるメニュー生成手段、前記メニュー表示項目から前記テンプレートメニュー項目が選択されると、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の前記機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の前記設定情報を自動設定するアプリケーション処理手段を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、計算機、携帯端末、携帯電話など電子機器の表示および制御を行うメニュー制御装置、携帯電話、およびメニュー制御装置用プログラムに関し、特に操作の効率化を行うためのメニュー表示、およびメニュー選択後の制御に関するものである。
従来の電子機器における表示方式においては、使用者がメインメニュー又はサブメニューの中から使用する機能コマンドのメニュー項目を選択することで、使用する機能コマンドの選択回数をカウントし、頻度の高い機能を優先的にメインメニューよりも少ないメニュー数のサブメニューとして表示させるようにしたため、メニュー項目の数が少ないサブメニューから、よく使用する機能コマンドを使用者が選択できる(例えば特許文献1参照)。
従来の電子機器における表示方式は、単にメニュー表示項目から機能コマンドを選択する行為の効率化を図っているに過ぎず、機能コマンド選択後に行われる設定情報を入力する行為は、過去に行った設定情報と全く同じであっても、個別に新たに設定情報を入力する必要があり、操作に工数を要するという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、単なるメニュー表示項目から機能コマンドを選択する行為だけでなく、設定情報を入力する行為についても、過去に行った設定情報の重複入力を防ぎ、効率化をはかるものである。
本発明のメニュー制御装置においては、起動される機能コマンドの識別情報、および当該機能コマンド実行必要な情報として設定される設定情報をテンプレート情報とし、このテンプレート情報に含まれる機能コマンドと同じ機能コマンドが起動され、かつ同じ設定情報が設定される回数をテンプレート情報ごとに計数するテンプレート情報設定回数計数手段と、前記テンプレート情報と前記回数とを関連付けて記憶するテンプレート情報記憶手段と、前記回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目を、表示部に表示するメニュー表示項目に含めるメニュー生成手段と、前記メニュー表示項目から前記テンプレートメニュー項目が選択されたとき、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の前記機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の前記設定情報を自動設定するアプリケーション処理手段とを設けたものである。
本発明によれば、同じ機能コマンドに対して同じ設定情報が頻繁に入力されると、その頻繁に入力された設定情報が入力された状態で当該機能コマンドを呼び出すメニュー項目をメニュー表示に追加することによって、メニューからの機能選択工程だけでなく、設定情報を入力する工程までの操作の効率化を図ることができる。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1におけるメニュー制御装置のブロック構成図である。本実施の形態1のメニュー制御装置は、起動される機能コマンドの識別情報、および当該機能コマンドごとに当該機能コマンド実行に必要な情報として設定される設定情報をテンプレート情報とし、このテンプレート情報に含まれる機能コマンドと同じ機能コマンドが起動され、かつ同じ設定情報が設定される回数をテンプレート情報ごとに計数するテンプレート情報設定回数計数手段と、前記テンプレート情報と前記回数とを関連付けて記憶するテンプレート情報記憶手段と、前記回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目を表示部に表示するメニュー表示項目に含めるメニュー生成手段と、前記メニュー表示項目から前記テンプレートメニュー項目が選択されたとき、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の前記機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の前記設定情報を自動設定するアプリケーション処理手段と、テンプレートメニュー項目を含むメニュー表示項目を表示部に表示する表示手段と、前記メニュー表示項目から、1のメニュー項目が選択される入力手段とを備える。
図1は、本実施の形態1におけるメニュー制御装置のブロック構成図である。本実施の形態1のメニュー制御装置は、起動される機能コマンドの識別情報、および当該機能コマンドごとに当該機能コマンド実行に必要な情報として設定される設定情報をテンプレート情報とし、このテンプレート情報に含まれる機能コマンドと同じ機能コマンドが起動され、かつ同じ設定情報が設定される回数をテンプレート情報ごとに計数するテンプレート情報設定回数計数手段と、前記テンプレート情報と前記回数とを関連付けて記憶するテンプレート情報記憶手段と、前記回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目を表示部に表示するメニュー表示項目に含めるメニュー生成手段と、前記メニュー表示項目から前記テンプレートメニュー項目が選択されたとき、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の前記機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の前記設定情報を自動設定するアプリケーション処理手段と、テンプレートメニュー項目を含むメニュー表示項目を表示部に表示する表示手段と、前記メニュー表示項目から、1のメニュー項目が選択される入力手段とを備える。
さらに、実行可能な機能コマンドをツリー状の階層構造にしたメニュー階層を記憶するメニュー階層記憶手段101を設け、このメニュー階層情報に基づき、メニュー生成手段102が階層的にメニュー項目を生成し、このメニュー項目に上記テンプレートメニュー項目を追加するように構成することができる。
ここで、機能コマンドとは、1つの機能を実施する命令の単位である。設定情報とは、機能コマンドの実行過程で設定される情報である。設定情報は、機能コマンドごとに異なり、1つ以上の詳細設定情報で構成される。この詳細設定情報は、当該設定情報の詳細な種類を表す項目名と、その項目名の具体的な情報である設定内容とを情報として持つ。例えば、機能コマンドが「メール作成」、その詳細設定情報の項目名が「宛先」、この項目名に対する設定内容が「[email protected]」である。また、テンプレート情報とは、機能コマンドの起動および設定情報の設定のためのパターン情報であり、少なくとも機能コマンドの識別情報と設定情報とを有する。なお、メニュー項目とは、予め用意されている機能コマンドのメニューをいい、テンプレートメニュー項目とは、機能コマンドだけでなく、設定情報まで設定する機能を持つメニュー項目をいう。また、メニュー表示項目とは、テンプレートメニューを含む複数のメニュー項目を一覧にして一画面内に表示するものをいう。
本実施の形態1のメニュー制御装置において、機能コマンドを実行する場合は、まずアプリケーション処理手段103がその中に有する機能コマンドの処理を起動し、当該機能コマンドの設定情報がユーザ入力手段105によって入力され、この設定情報をアプリケーション処理手段103が設定する。この状態をテンプレート情報設定回数計数手段106が監視し、機能コマンドの識別情報と設定情報とをテンプレート情報とし、テンプレート情報ごとに設定される回数を計数し、その結果をテンプレート情報記憶手段107に記憶する。
次にメニュー表示をする場合は、アプリケーション処理手段103が、メニュー生成手段102にメニュー生成を指示する。メニュー生成手段102は、メニュー階層記憶手段101に記憶されているメニュー階層情報に基づき通常のメニュー項目を作成し、さらにテンプレート情報記憶手段107に記憶された回数の多いテンプレート情報を所定個数取り出し、これらテンプレート情報に対応したテンプレートメニュー項目を作成し、通常のメニュー項目と併せてメニュー表示項目とする。アプリケーション処理手段103が、このメニュー表示項目をユーザ表示手段104に表示するように指示することによって、テンプレートメニュー項目を含んだメニュー表示項目が表示される。
ユーザ入力手段105により、メニュー表示項目の中からテンプレートメニュー項目が選択されると、アプリケーション処理手段103は、選択されたテンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報をテンプレート情報記憶手段107から取得する。さらにアプリケーション処理手段103は、当該テンプレート情報の機能コマンドの識別情報からこれに対応する機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の設定情報に基づき、当該機能コマンドに設定情報を設定する。これによりメニュー選択だけで、頻繁に設定される情報については、単なる機能コマンドの選択のみならず、機能コマンドにおいてユーザが入力していた設定情報まで自動的に設定することができる。
図2は、本実施の形態1のハードウェアの構成図である。本実施の形態1のハードウェアは、パソコンなどの計算機、携帯端末などの電子機器である。キーボード、テンキー、カーソルキー、マウス、ジョイスティックから情報を入力する入力部201と、情報を記憶する記憶部202との情報に基づき演算処理を行う処理部203と、この演算処理結果を文字、画像などの表示情報として液晶ディスプレイ、CRTに表示する表示部204とから構成される。なお、処理部203は、伝送線、ネットワーク、無線通信により外部と通信を行う通信部を用いて外部と情報をやり取りするように構成しても良い。
ユーザ入力手段105は、入力部201において実現され、ユーザ表示手段104は、表示部204において実現され、メニュー階層記録手段101とテンプレート情報記憶手段107とは、記憶部202において実現される。なお、記憶部202には、電子機器を各手段として実行させるためのプログラムが記憶され、各手段はこのプログラムを読み出し、当該手段を実行する。残りの手段であるメニュー生成手段2と、アプリケーション処理手段103と、テンプレート情報設定回数計数手段106とは、処理部203において実現される。
以下、各手段について説明する。メニュー階層記憶手段101は、本実施の形態1におけるメニュー制御装置において実行可能な機能コマンドの情報をツリー状の階層構造として記憶したものである。このツリーの末端ノードには実行可能な機能コマンドを識別する情報が記憶される。機能コマンドは、その機能類似性、処理対象の同一又は類似性など、ユーザが理解しやすい意味を属性として持つグループにグループ分けできる。当該グループの意味を示す情報は、上記ツリーの中間ノードとして記憶され、この中間ノードの下位にはそのグループに属するノードが配置される。中間ノードの下位に属するノードは機能コマンドの情報を記憶する末端ノードでも、他の中間ノードでも良い。
メニュー生成手段102は、アプリケーション処理手段103から、メニュー階層記憶手段101に記憶されたメニュー階層のあるノードが指定され、当該ノードの情報を読み出し、下位のノードから構成されるメニュー項目を生成する。またテンプレート情報記憶手段107に記憶されている回数が所定値以上のテンプレート情報を呼び出すためのメニュー項目も併せて生成し、メニュー表示項目としてアプリケーション処理手段103へ提供する。また、メニュー生成手段102は、メニュー表示項目として予め用意された上記メニュー項目に対応する機能コマンドの識別情報と一致する識別情報を持つテンプレート情報を検索し、このテンプレート情報の中から、回数が多い順に前記テンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目をメニュー表示項目に含めても良い。
アプリケーション処理手段103は、本実施の形態1のメニュー制御装置において、ユーザ表示手段104に対して現在のアプリケーション処理内容に応じた表示を指示し、この表示内容とユーザ入力手段105を介して入力されたユーザ入力情報から、ユーザの意図に沿った機能コマンドを起動し、その後の処理を行う手段である。
メニューを表示する場合、メニュー生成手段102に対して最上位のノードを出力し、その下位に属するノード群と、回数が所定値以上のテンプレート情報とから生成したメニュー表示項目を取得し、ユーザ表示手段104に対してメニュー表示項目に従ったメニュー表示を指示する。その後、メニュー項目の選択を意味する情報をユーザ入力手段105から受け取る。このメニュー項目の選択が、末端ノードの場合には、該当する機能を実行する。このメニュー項目の選択が、中間ノードの場合には、再びその中間ノードをメニュー生成手段102に出力し、同様にメニュー表示項目を取得し、ユーザへの表示、メニュー項目の選択を受ける処理を繰り返す。
また、後述の回数が所定値以上のテンプレート情報に対応したテンプレートメニュー項目が選択された場合は、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の機能コマンドの識別情報に対応する機能コマンドを起動し、テンプレート情報の項目名の欄に対応した項目として、項目名に対応する設定内容を設定する。この設定後、機能コマンドの実行完了とはせず、入力待ち状態とし、ユーザに編集、実行などの操作を行わせることができる。
図1では、アプリケーション処理手段103は、本実施の形態1のメニュー制御装置で実現するアプリケーション全ての処理を実現するように表現したが、メーラー、電話、メモ帳、スケジューラーなど個別のアプリケーション処理について、それぞれを処理する処理手段を設け、アプリケーション処理手段103において、これら処理手段を切換えるような構成であっても良い。
ユーザ表示手段104は、例えば、液晶ディスプレイ、CRTのような表示装置であり、アプリケーション処理手段103の指示によって様々な情報をユーザへ表示するための手段である。
ユーザ入力手段105は、テンキー、カーソルボタン、キーボード、タッチパネル、ジョイスティック、音声認識装置など、ユーザの本実施の形態1のメニュー制御装置への操作意図を入力する手段である。
テンプレート情報設定回数計数手段106は、アプリケーション処理手段103から得られる選択された機能機能コマンドの識別情報、および当該機能コマンドに対して設定された情報を解析してテンプレート情報として分類する。この部分の処理についてはフローチャートにて後述する。
テンプレート情報記憶手段107は、テンプレート情報設定回数計数手段106によって解析されたテンプレート情報群を記憶し、メニュー生成手段102、アプリケーション処理手段103に提供する。また、テンプレート情報設定回数計数手段は、設定情報が2セット以上の前記詳細設定情報を有する場合は、この詳細設定情報の組合わせに基づきテンプレート情報を生成し、このテンプレート情報ごとに回数を計数しても良い。
図3は、図1におけるテンプレート情報設定回数計数手段106の処理のフローチャートの一例である。なお、テンプレート情報設定回数計数手段106のフローチャートの処理として電子機器を機能させるプログラムは、記憶部202に記憶される。記憶部202に記憶されたプログラムを読み出してこのフローチャートの処理を実行する。図3において、Step1は、アプリケーション処理手段103からユーザが選択し、起動した機能コマンドを識別する情報を取得する。
Step2は、Step1で取得した機能コマンドに応じた処理への分岐を行う。本実施の形態1では、機能コマンドとして、「メール作成」と「スケジュール設定」とを用いているが、その他の機能コマンドについても同様に分岐すればよい。以下は、Step2で判断した機能コマンドが「メール作成」であった場合について説明する。
Step3は、アプリケーション処理手段3から、「メール作成」機能コマンドにおいて設定された情報を取得する。この設定情報には、後のStep4、Step5において処理対象となる宛先情報や件名情報などの詳細設定情報が含まれているものとする。なお、Step3において、後のStepで生成されるテンプレート情報を管理するためのリスト(以下テンプレートリストと呼ぶ)を空にしておく。
Step4は、Step3で取得した「メール作成」機能コマンドにおいて設定された情報から「宛先」に該当する欄から、宛先となるメールアドレスを抽出して、テンプレート情報を生成する。図4に、例としてテンプレート情報を表形式で表した図である。テンプレート情報は、図4のように、機能コマンド名、回数(図中の出現数は、回数に相当する)、項目名、詳細内容による表形式で表わすことができる。機能名には、Step1で取得した機能コマンドを表す名称(または機能コマンドの識別情報)が入力され、回数には、Step4では必ず1が入力される。また、項目名として「宛先」が、設定内容として「メールアドレス」が入力される。Step4では、項目名とその項目名に対する設定内容とが1セットの詳細設定情報とし、テンプレート情報に登録される。この詳細設定情報を1つ含むテンプレート情報は、Step6において用いられる。Step4において生成されるテンプレート情報には、機能コマンド名として「メール作成」、出現数は1、項目名として「宛先」、詳細内容として「[email protected]」のようなメールアドレスが入力される。このテンプレート情報をテンプレートリストに追加登録する。
Step5は、Step3で取得した「メール作成」機能コマンドにおいて入力された情報から[件名」に該当する欄(Title)から件名となる文字列を抽出し、テンプレート情報を生成する。このテンプレート情報は、Step4と同様に、例えば図4のように、機能コマンド名、出現数(回数)、項目名、設定内容による表形式で表すことができる(図中の出現数は、回数にあたる)。具体的には、機能コマンドは「メール作成」、回数は1、項目名は「件名」、設定内容は「今から帰る」が入力される。このようにStep4、Step5では詳細設定情報を1つ有するテンプレート情報が生成される。このテンプレート情報をテンプレートリストに登録する。
Step6は、テンプレートリストに登録されているテンプレート情報の項目名と、項目名に対する設定内容の組である詳細設定情報の全ての組合わせによるテンプレート情報を生成する。たとえば、テンプレートリストに3個のテンプレート情報が登録されていた場合、項目名とその項目名に対応する設定内容との組である詳細設定情報も3個存在する。これら3個の詳細設定情報を項目名「宛先」のA,「件名」のB,「本文」のCとすると、全ての組合わせは、「A,B,C」、「A,B」、「A,C」、「B,C」の合計4通りの組合わせとなり、これら4通りの組合わせの新しいテンプレート情報が生成される。例えば、「A,B」の組合わせのテンプレート情報は、項目名「宛先」と「件名」との2個の詳細設定情報を持つことになる。ここで、「A],[B],[C]が組み合わせからはずれるのは、Step4、5などにおいて、既に詳細設定情報を1つ有するテンプレート情報が生成されており、重複を防ぐためである。
Step3からStep5を経てStep6に至った場合は、テンプレートリストにあるテンプレート情報は、Step4とStep5で生成されたものであり、機能コマンド名と、回数は、「メール作成」と「1」となる。項目名とこの項目名に対応する設定内容には、「宛先」と「[email protected]」、および「件名」と「今から帰る」の2組がある。組合わせとしては、この2個の項目名とこの項目名に対応する詳細内容との詳細情報をもつ新しいテンプレート情報1個が生成される。生成される新しいテンプレート情報を図6に示す。なお、上記ではテンプレート情報に回数を含めたが、回数をテンプレート情報に含めず、テンプレート情報に対応する回数として、テンプレート情報記憶手段107へ記憶し、他の手段をこれに対応させることもできる。
Step6において生成されたテンプレート情報は、全てテンプレートリストに登録される。なお、Step6において既にテンプレートリストにテンプレート情報が複数ある場合、Step6で新に生成される組合わせのテンプレート情報の数は以下の式で表される。
Step7は、上記の処理によって生成されたテンプレート情報が格納されたテンプレートリストから1つを選択して、そのテンプレート情報をテンプレートリストから取り出す。Step8は、Step7で選択したテンプレート情報について、テンプレート情報記憶手段7内に、回数以外の項目について一致するテンプレート情報検索を行う。Step9は、Step7において一致したテンプレート情報の有無を判断する。
Step10は、Step9の判断で一致するテンプレート情報がある場合の処理であり、テンプレート情報記憶手段7が記憶するテンプレート情報から検索されたテンプレート情報の出現数(回数)を1増加させる。Step11は、Step9の判断で一致するテンプレート情報がない場合の処理であり、Step7で選択したテンプレート情報を新たにテンプレート情報記録手段107に記憶する。
Step12は、テンプレートリスト内に残るテンプレート情報の有無を判断する。テンプレート情報がある場合には、再びStep7からの処理を繰り返す。残るテンプレート情報がない場合には、処理を終了する。
なお、「メール作成」の例では、宛先と件名についてのみを例示したが、さらに複写送り先(Cc)や非表示複写送り先(Bcc)をStep3から抽出する処理をStep4とStep5の間に同様に追加しても良い。どのような要素を抽出して分類するかは、システム設計者が適宜選択すればよい。
Step2で判断した機能が「スケジュール設定」の場合では、Step12で、アプリケーション処理手段3から、ユーザがスケジュール作成にて入力した情報を取得する。この情報には、後のStep13,14で処理対象となる件名情報や開始日時が含まれているものとする。Step13は、Step12で取得したスケジュール設定情報から、件名に該当する情報を抽出し、Step4と同様にテンプレート情報を生成する。Step14は、スケジュール開始の日、及び曜日を抽出し、Step4と同様にテンプレート情報を生成する。各テンプレート情報生成後、Step6に進み、詳細設定情報の組合わせによりテンプレート情報を作成する。
なお、上記「スケジュール作成」では、件名と開始日時についてのみ例示したが、さらに場所や終了日時、参加者を抽出する処理を加えても良い。どのような要素を抽出して分類するかは、システム設計者が適宜選択すればよい。また、Step2の分岐先の処理の種類の多様さについても、システム設計者が適宜選択すればよい。
次に、メニュー生成手段102の処理のフローチャートの一例を図7にて説明する。アプリケーション処理手段103がメニューの表示が必要な状況になった場合に、アプリケーション処理手段103がメニュー生成手段102を起動し、メニュー生成手段102はこのフローチャートを実行する。このとき、アプリケーション処理手段103より、表示が必要なメニューツリーのノードが指示される。なお、このノードはメニューを呼び出した直後であれば、最上位ノードが指示されるが、ユーザの入力によって順次階層を移動することになるため、その場合にはユーザの入力に応じたノードがメニュー生成手段102に対して指示される。
Step16は、上記のアプリケーション処理手段103によって指示される表示すべきメニューのノードを取得する処理である。Step17は、メニューツリー階層データを、メニュー階層記録手段101より読み出す処理である。
Step18は、Step16で得たノードと一致するノードをStep17で得たメニューツリー階層データから検索し、その一致するノードの直下のノードのリストを生成し、このノードのリストをメニュー項目リストと呼ぶ。なお、Step18の処理開始の際に、機能コマンドリストを空の状態にする。
Step18は、Step16で得たノードと一致するノードをStep17で得たメニューツリー階層データから検索し、その一致するノードの直下のノードのリストを生成し、このノードのリストをメニュー項目リストと呼ぶ。なお、Step18の処理開始の際に、機能コマンドリストを空の状態にする。
Step19は、Step18の表示すべきノードに一致するノードの下位に存在する全ての末端のノードをリストに登録する。この末端のノードは個別の機能コマンドを表現するノードである。このリストを、機能コマンドリストと呼ぶ。なお、Step19の処理開始の際に、機能コマンドリストを空の状態にする。
Step20は、機能コマンドリストから1つの機能を選択し、機能コマンドリストから取り出す。
Step21は、Step20で選択した機能コマンドリストの機能コマンド識別情報と一致する機能コマンド識別情報を持つテンプレート情報を、テンプレート情報記憶手段107から選択し、一致したテンプレート情報をリストに登録してゆく。このリストを候補テンプレート情報リストと呼ぶ。なお、この候補テンプレート情報リストは、Step19以前に、空の状態にしておく。
Step22は、機能コマンドリストが空か否かを判断し、機能コマンドリスト内に残っている機能コマンドがある場合には、Step20からの処理を繰り返す。機能コマンドリスト内に残っている機能コマンドが無い場合には、Step23へ進む。
Step21は、Step20で選択した機能コマンドリストの機能コマンド識別情報と一致する機能コマンド識別情報を持つテンプレート情報を、テンプレート情報記憶手段107から選択し、一致したテンプレート情報をリストに登録してゆく。このリストを候補テンプレート情報リストと呼ぶ。なお、この候補テンプレート情報リストは、Step19以前に、空の状態にしておく。
Step22は、機能コマンドリストが空か否かを判断し、機能コマンドリスト内に残っている機能コマンドがある場合には、Step20からの処理を繰り返す。機能コマンドリスト内に残っている機能コマンドが無い場合には、Step23へ進む。
Step23は、Step21において登録が行われた候補テンプレート情報リストの全てのテンプレート情報について、出現数(回数)の多い順番に並べ替える。
Step24は、Step18で生成されたメニュー項目リストと、Step23から得られる候補テンプレート情報リストから、ユーザに表示すべきメニューの全項目を示すメニュー表示項目の情報を生成する。
Step24は、Step18で生成されたメニュー項目リストと、Step23から得られる候補テンプレート情報リストから、ユーザに表示すべきメニューの全項目を示すメニュー表示項目の情報を生成する。
メニュー項目リストは、ユーザが選択したメニュー項目に対してメニューツリー階層における直下のメニュー項目群であり、これらメニュー項目群はメニュー表示項目情報に登録される。さらに、候補テンプレート情報リストの中から回数(出現数)の高いものから順にメニュー表示項目情報に登録する。なお、回数のしきい値を設けておき、一定の数(閾値)に達していないテンプレート情報はメニュー表示項目情報として登録しないような処理を設けても良い。
また、メニューに一度に表示できる最大表示数が限定されている場合には、最大表示数からメニュー項目リストの数を引いた数を、候補テンプレート情報として表示可能な数として、この数だけ候補テンプレート情報リストの上位からテンプレート情報を選び、メニュー表示項目情報に登録するような処理を設けても良い。また、個々のメニュー項目のメニュー上での表示位置についての情報を、このメニュー表示項目情報に加えても良い。
Step24で生成されたメニュー情報に基づき生成されたメニューの表示例を、図8に示す。図8のメニュー項目301「電話をかける」、302「発信履歴」、303「TV電話をかける」、304[着信履歴」は、機能コマンドツリーの「電話」のノードの直下のノードのメニュー項目であり、従来例でも表示されるメニュー項目である。テンプレートメニュー項目305「Aへ電話をかける」、306「AへTV電話をかける」は、候補テンプレート情報リストの中で回数の多い2つのテンプレート情報に基づき作成されたテンプレートメニュー項目である。
図8中のテンプレートメニュー項目305「Aへ電話をかける」がユーザ入力手段により選択されると、テンプレートメニュー項目305に対応するテンプレート情報がテンプレート情報記憶手段107から検索され、このテンプレート情報に記載されている機能コマンド識別情報によって、「電話をかける」機能コマンドが起動される。なお、上記テンプレート情報の例を図9に示す。さらに、図9のテンプレート情報にある詳細設定情報の項目名:電話番号、設定内容:012−345−6789が抽出されて、電話番号として012−345−6789が設定される。なお、電話番号が設定された状態でユーザに編集などを行わせても良いし、そのまま電話発信するように設定しても良い。また、これら設定情報設定後編集可能な状態とするか、そのまま機能コマンドを実行するか(この場合電話を発信する)のいずれにするかを設定できるようにしても良い。
メニュー生成手段102が、テンプレート情報が有する詳細設定情報の設定内容の全体、または一部をテンプレートメニュー項目の表示名称とし、ユーザ表示手段104が、前記表示名称の前記テンプレートメニュー項目が含まれたメニュー表示項目を表示することによって、意味が一目でわかり、ユーザが所望するメニュー選択を効率よく行うことができる。以下、テンプレートメニュー項目表示名称の作成方法について説明する。
図10は、別のメニュー項目を選択した場合のメニューの表示例である。図8は、「電話」メニューを選択したのちのメニュー表示であったが、図10は、「メール」メニューを選択したのちのメニュー表示である。この例では、メニュー項目308「センター問合せ」、309「受信メールBOX」、310「メール作成」、311「受信メールBOX」が機能コマンドツリーの「メール」のノードの直下のノードのメニュー項目である。この例では、機能コマンド「メール作成」に関連する2個のテンプレート情報「Nakaへメール」、「Nakaへ今から帰るメール」が回数が多いと判断され、テンプレートメニュー項目312,313としてメニュー表示項目に追加されている。このように、本実施の形態1によれば、同時に表示するメニュー項目の内容によって、追加されるテンプレートメニュー項目が、表示されるメニュー項目に関連するテンプレートメニュー項目に変わる。
なお、機能コマンド識別情報と設定内容の情報とを文字列処理して、テンプレートメニュー項目の表示名称とすることができる。例えば、本実施の形態1のテンプレートメニュー項目312は、図4に示すテンプレート情報に基づいて項目名が「宛先」、設定内容が「[email protected]」であるが、設定内容をテンプレートメニュー項目の表示名称としている。ただし、設定内容の情報全てを表示名称とすると表示が表示エリアに入りきらないので、その一部として最初の4文字を選択して「Naka」を表示名称とし、さらに「宛先」であることが判別できるよう「へ」を付加するとともに、機能コマンド「メール作成」に対応する文字列「メール」を追加する。結果「Nakaへメール」がテンプレートメニュー項目の表示名称となる。
上記は、設定内容を文字列処理してテンプレートメニュー項目の表示名称を作成したが、項目名に関連する情報テーブルから、設定内容に対応する情報を検索し、検索された情報を表示名称の一部としても良い。ここで情報テーブルとは、アドレス帳のようなデータ間の対応関係を示す表に対応する情報である。例えば、項目名「宛先」に関連する情報テーブルとして「氏名」、「宛先」を含むアドレス帳がある場合、アドレス帳から「宛先」が「[email protected]」である情報を検索し、対応する「氏名」の情報「中川」を抽出する。この設定内容に対応する情報「中川」を表示名称に追加し、表示名称を「中川へメール」とすることもできる。
また、テンプレートメニュー項目313は、同様に図5に示すテンプレート情報に基づいている。この場合、項目名が「件名」、設定内容が「今から帰る」であるので、上記表示名称に「件名」の「今から帰る」を追加し、「Nakaへ今から帰るメール」が表示名称となってる。このように項目名、設定内容に応じて文字列処理して、所定の文字数で意味が理解できるようなテンプレートメニュー項目の表示名称を作成することができる。
本実施の形態1によれば、通常のメニュー項目だけでなく使用頻度が高いテンプレートメニュー項目がメニュー表示項目に表示され、テンプレートメニュー項目を選択をするだけで、機能コマンドの起動のみならず、設定情報の自動設定が行われるので、ユーザ入力の重複を減らし、操作工数を削減することができる。
また、本実施の形態1によれば、メニュー項目を選択すると、選択したメニュー項目に関連し、かつユーザが頻繁に利用した機能コマンドと、この機能コマンドを実行するために必要な設定情報(属性情報)までも予め埋め込まれたテンプレート情報を呼び出すことができるので、ユーザの所望する行為を効率よく完結させることができる。
また、本実施の形態1によれば、テンプレート情報の項目名、設定内容を文字列処理し、テンプレートメニュー項目の表示名称を作成するので、意味が一目でわかりユーザの所望するメニューを効率よく選択することができる。
実施の形態2.
上記の実施の形態1は、能動的に機能コマンドを実行する場合に、機能コマンドのみならず設定情報の自動設定を行うメニュー制御装置であったが、本実施の形態2では、メール受信や電話着信など受動的な機能コマンド(発生したイベント)に応答して機能コマンドを実行する場合にも対応する例について説明する。
上記の実施の形態1は、能動的に機能コマンドを実行する場合に、機能コマンドのみならず設定情報の自動設定を行うメニュー制御装置であったが、本実施の形態2では、メール受信や電話着信など受動的な機能コマンド(発生したイベント)に応答して機能コマンドを実行する場合にも対応する例について説明する。
本実施の形態2のテンプレート情報設定回数計数手段105は、発生したイベントに応答して機能コマンドを実行したとき、発生したイベントに関する情報に基づき生成された設定内容を持つ詳細設定情報をテンプレート情報とする点で上記実施の形態と異なる。
本実施の形態2によるメニュー制御装置のブロック構成図は、実施の形態1の図1と同様であり、アプリケーション処理手段103、テンプレート情報設定回数計数手段106、テンプレート情報記憶手段107、メニュー生成手段102、ユーザ表示手段104、ユーザ入力手段105、メニュー階層記憶手段101を備える。
図11は、本実施の形態2のハードウェアの構成図である。本実施の形態2のハードウェアは、携帯電話であり、テンキー、カーソルキーから情報を入力する入力部203と、情報を記憶する記憶部202との情報に基づき演算処理を行う処理部203と、この演算処理結果を文字、画像などの表示情報として液晶ディスプレイに表示する表示部204とから構成される。さらに音声入力および出力する音声入力部207と、外部と無線により送受信する通信部205と、音声入出力部207および通信部205を使って音声の送受信を実現する信号処理部206とを備える。また、処理部203は信号処理部と連携して、テンキーによって入力された電話番号に電話発信したり、受信した電話の発信元を表示部204に表示したりするように構成する。なお、図11の符号の中で、図2と番号が同じ符号は、図2の当該部分と対応するハードウェアであることを表している。
ユーザ入力手段105は、入力部201において実現され、ユーザ表示手段104は、表示部204において実現され、メニュー階層記録手段101とテンプレート情報記憶手段107とは、記憶部202において実現される。残りの手段であるメニュー生成手段102と、アプリケーション処理手段103と、テンプレート情報設定回数計数手段106とは、処理部203において実現される。また、電話機能を使う「電話をかける」、「電話を受信する」、「メール作成」、「メール受信」などは、アプリケーション処理部103の各機能コマンドに対応した処理実行時に、適宜信号処理部206、通信部205、音声入出力部207にて実現される。
本実施の形態2は、受動的な機能コマンドに応答して機能コマンドを実行する場合であるので、テンプレート情報設定回数計数手段106以外の手段は、本実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。ただし、ハードウェアが携帯電話であることから、ユーザ表示手段104の表示装置が液晶ディスプレイ、ユーザ入力手段105の入力デバイスがテンキーである点が異なる。
図12は、本実施の形態2のテンプレート情報設定回数計数手段106の処理のフローチャートである。
図12は、図3を拡張したものであり、Step2からStep12までの各処理は図3と同様の処理であり、その説明を省略する。図12に固有の処理としては、Step25からStep29があり、以下これらの処理を中心に説明する。
図12は、図3を拡張したものであり、Step2からStep12までの各処理は図3と同様の処理であり、その説明を省略する。図12に固有の処理としては、Step25からStep29があり、以下これらの処理を中心に説明する。
本実施の形態2におけるテンプレート情報設定回数計数手段106の処理は、メール受信や電話着信といった受動的な機能が起動した場合に処理が行われる。
Step2において、図3と同様に、起動した機能コマンド毎の処理分岐が行われる。
Step2において、図3と同様に、起動した機能コマンド毎の処理分岐が行われる。
Step25は、起動した機能が「メール受信」の場合に、アプリケーション処理手段3より、受信したメールの情報を取得する。この情報には、後のStep26、Step27で処理対象となる差出人情報や件名情報が含まれているものとする。合わせて、後のStepで生成されたテンプレート情報を管理するためのリストを空にしておく。このリストをテンプレートリストと呼ぶ。
Step26では、Step25で取得したメール受信情報から差出人に該当する欄から、メールアドレスを抽出し、テンプレート情報を作成する。このテンプレート情報は、図3のような構造で表現されるが、実施例1のように宛先や件名をそのままテンプレート情報に登録するのではなく、受動的に実施した機能に対する反応に関するテンプレート情報を登録することになる。この例では、機能としては「メール作成」、回数は1、項目名は宛先、内容として差出人のメールアドレスが入る。「メール受信」に対する反応は必ずしも「メール作成」とは限らず、「電話をかける」でも、「メール受信拒否する」等のテンプレート情報を同時に作成してもよい。
Step27では、Step25で取得したメール受信情報から件名に該当する欄から、件名となる文字列を抽出し、テンプレート情報を生成する。このテンプレート情報は、Step26と同様受動的に実施した機能に対する反応に関するテンプレート情報となる。項目名と内容の組については、項目名を件名とし、内容はそのままの件名の文字列でも良いし、返信を表すRe:を頭に付けた文字列としても良い。
Step28は、起動した機能が「電話受信」の場合には、発信者の電話番号や、電話帳を具備している場合には、その電話帳から電話番号に基づいた検索により得られる発信者の名前やメールアドレスの情報等からなる受信電話情報を取得する。
Step29は、Step28で取得した受信電話情報から、発信者番号、メールアドレスを抽出し、テンプレート情報を生成する。Step27と同様に、受動的な機能に対する反応として、「電話をかける」、「メール作成」、「着信拒否」、「メール受信拒否」が考えられるので、これらについてそれぞれテンプレート情報の生成を行う。なお、Step2の分岐先の多様さについてはシステム設計者が適宜決定すればよい。また、実施の形態1と実施の形態2は組み合わせて用いても良い。
このような構成により、受動的な機能コマンドによっても、その機能に対する反応となる行為を効率よく完結することが可能となる。
本実施の形態2によれば、受動的な機能コマンド実行後に行った機能コマンドの実行についても、能動的な機能コマンドと同様にテンプレート情報とその回数を計数し、回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目をメニュー表示項目に含めるので、受動的な機能コマンドに対して反応する行為についても操作工数を効率化をすることができる。
また、本実施の形態2によれば、使用頻度が高いテンプレートメニュー項目がメニュー表示項目に付加されるメニュー制御装置を用いた携帯電話が構成できるので、表示域が少なく、キーボードもない携帯電話において、メニュー選択だけで設定情報まで自動設定でき、操作工数を大幅に削減できる。
実施の形態3.
上記の実施の形態1,2は、テンプレートメニュー項目がメニュー表示項目に配置される位置は任意であったが、本実施の形態3では、関連するメニュー項目、テンプレートメニュー項目を1まとまりにして表示し、差分のみを表示名称とすることで、1メニュー項目あたりの文字数を削減でき、より多くのメニューを表示する例について説明する。
上記の実施の形態1,2は、テンプレートメニュー項目がメニュー表示項目に配置される位置は任意であったが、本実施の形態3では、関連するメニュー項目、テンプレートメニュー項目を1まとまりにして表示し、差分のみを表示名称とすることで、1メニュー項目あたりの文字数を削減でき、より多くのメニューを表示する例について説明する。
本実施の形態3によるメニュー制御装置のブロック構成図は、実施の形態1の図1と同様であり、アプリケーション処理手段103、テンプレート情報設定回数計数手段106、テンプレート情報記憶手段107、メニュー生成手段102、ユーザ表示手段104、ユーザ入力手段105、メニュー階層記憶手段101を備える。
図13は、本実施の形態3のメニュー生成手段102は、実施の形態1の図7のフローチャートと同様の処理となる。ただし、Step24の「メニュー表示項目の情報の生成」処理は以下のように変わる。
Step24は、同じ機能コマンドに関連する機能コマンドリストに対応したメニュー項目と候補テンプレート情報リストのテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目とを1つのグループとする。具体的には、ユーザに表示すべきメニューの全項目を示すメニュ表示項目の情報を生成するときに、同じグループに属するメニュー項目をグループ化する情報を付加する。
Step24は、同じ機能コマンドに関連する機能コマンドリストに対応したメニュー項目と候補テンプレート情報リストのテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目とを1つのグループとする。具体的には、ユーザに表示すべきメニューの全項目を示すメニュ表示項目の情報を生成するときに、同じグループに属するメニュー項目をグループ化する情報を付加する。
また、テンプレートメニュー項目の表示名称については、機能コマンドとまとめて表示されるので機能コマンドの名称となる表示が不要となる。そこで上記実施の形態1とは異なり、テンプレートメニュー項目の表示名称は、機能コマンドの名称を付記せず、設定内容の情報のみから生成する。例えば、図9のテンプレート情報の場合、詳細設定情報の項目名「電話番号」、設定内容が「012−345−6789」であるので、アドレス帳から「012−345−6789」を検索し、その電話番号の氏名が「中川」であることを取得する。このとき項目名が「電話番号」であるので「へ」を追加した「中川へ」を表示名称とする文字列処理を行う。この結果をメニュー表示項目の情報へ反映させる。
このメニュー表示項目の情報を受けたアプリケーション処理手段103は、この情報をユーザ表示手段104へ出力する。
ユーザ表示手段104は、メニュー表示項目の情報を受け、同じ機能コマンド、または同じ詳細設定情報を有するテンプレートメニュー項目を1まとまりとして表示するように構成することができる。具体的には、メニュー表示項目の情報の中からグループ化されているメニュー項目、テンプレートメニュー項目を抽出し、これらメニュー項目がまとまるように表示する。
ユーザ表示手段104は、メニュー表示項目の情報を受け、同じ機能コマンド、または同じ詳細設定情報を有するテンプレートメニュー項目を1まとまりとして表示するように構成することができる。具体的には、メニュー表示項目の情報の中からグループ化されているメニュー項目、テンプレートメニュー項目を抽出し、これらメニュー項目がまとまるように表示する。
図13は、本実施の形態3で生成されたメニュー情報によって表示されたメニューの表示例を示したものである。実施の形態1や実施の形態2によるメニューの表示例は、図8のようにメニュー階層記録手段101によるメニュー項目301〜304の横に、テンプレートメニュー項目305〜306を並列に並べても良いが、テンプレートメニュー項目を限られた表示面積のディスプレイにコンパクトに表現するにはことはできない。
本実施の形態3によると、図13のように同じ機能コマンドに関連するテンプレートメニュー項目同士を関連づけて表示することができる。この例では、図6におけるテンプレートメニュー項目「Aへ電話をかける」305が、図13におけるテンプレートメニュー項目「Aへ」、「中川へ」、「Cへ」(314〜316)のように、関連する機能を持つメニュー項目「電話をかける」301と共に破線321の枠内に記載され、関連性を表現している。また、同様に図6におけるテンプレートメニュー項目「AへTV電話をかける」306が、図13におけるテンプレートメニュー項目「Aへ」317、「Bへ」318のように、関連する機能を持つメニュー項目「TV電話をかける」302と共に破線322の枠内に記載され、関連性を表現している。
本実施の形態3によると、図13のように同じ機能コマンドに関連するテンプレートメニュー項目同士を関連づけて表示することができる。この例では、図6におけるテンプレートメニュー項目「Aへ電話をかける」305が、図13におけるテンプレートメニュー項目「Aへ」、「中川へ」、「Cへ」(314〜316)のように、関連する機能を持つメニュー項目「電話をかける」301と共に破線321の枠内に記載され、関連性を表現している。また、同様に図6におけるテンプレートメニュー項目「AへTV電話をかける」306が、図13におけるテンプレートメニュー項目「Aへ」317、「Bへ」318のように、関連する機能を持つメニュー項目「TV電話をかける」302と共に破線322の枠内に記載され、関連性を表現している。
また、上記の文字列処理による表示名称は、テンプレートメニュー項目315に示すように、コンパクトに表示され、多数のテンプレートメニュー項目314〜318が表示されている。なお、この例では破線の枠内で機能の関連性を表現しているが、線によるメニュー項目間の連結や、背景色、枠の意匠などによって関連性を表現してもよい。
本実施の形態3によれば、上記の実施の形態の効果の他に、テンプレートメニュー項目を関連するメニュー項目とまとめて配置することによって、ユーザにとっても機能の関連性の理解を促す効果が得られる。
本実施の形態3によれば、テンプレートメニュー項目を関連するメニュー項目とまとめて配置し、関連する機能コマンド名称との差分から表示名称を作成するので、メニュー表示名称が短く、コンパクトに表示できるので、限られた表示領域に多くのメニュー項目を表示することができる。
101 メニュー階層記憶手段
102 メニュー生成手段
103 アプリケーション処理手段
104 ユーザ表示手段
105 ユーザ入力手段
106 テンプレート情報設定回数計数手段
102 メニュー生成手段
103 アプリケーション処理手段
104 ユーザ表示手段
105 ユーザ入力手段
106 テンプレート情報設定回数計数手段
Claims (9)
- 起動される機能コマンドの識別情報、および当該機能コマンド実行に必要な情報として設定される設定情報をテンプレート情報とし、このテンプレート情報に含まれる機能コマンドと同じ機能コマンドが起動され、かつ同じ設定情報が設定される回数をテンプレート情報ごとに計数するテンプレート情報設定回数計数手段と、
前記テンプレート情報と前記回数とを関連付けて記憶するテンプレート情報記憶手段と、
前記回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目を、表示部に表示するメニュー表示項目に含めるメニュー生成手段と、
前記メニュー表示項目から前記テンプレートメニュー項目が選択されたとき、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の前記機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の前記設定情報を自動設定するアプリケーション処理手段とを備えたことを特徴とするメニュー制御装置。 - テンプレートメニュー項目を含むメニュー表示項目を表示部に表示する表示手段と、
前記メニュー表示項目から、1のメニュー項目が選択される入力手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のメニュー制御装置。 - メニュー生成手段は、メニュー表示項目として予め用意されたメニュー項目に対応する機能コマンドの識別情報と一致する識別情報を持つテンプレート情報を検索し、このテンプレート情報の中から、回数が多い順に前記テンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目をメニュー表示項目に含めることを特徴とする請求項1または2に記載のメニュー制御装置。
- 設定情報は、当該設定情報の詳細な種類を表す項目名とこの項目名に対する設定内容とを1組とする詳細設定情報を少なくとも1セット有し、
テンプレート情報設定回数計数手段は、設定情報が2セット以上の前記詳細設定情報を有する場合は、この詳細設定情報の組合わせに基づきテンプレート情報を生成し、このテンプレート情報ごとに回数を計数することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のメニュー制御装置。 - テンプレート情報設定回数計数手段は、発生したイベントに応答して機能コマンドを実行したとき、発生したイベントに関する情報に基づき生成された設定内容を持つ詳細設定情報をテンプレート情報とすることを特徴とする請求項4に記載のメニュー制御装置。
- メニュー生成手段は、テンプレート情報が有する詳細設定情報の設定内容の全体、または一部をテンプレートメニュー項目の表示名称とし、
表示手段は、前記表示名称の前記テンプレートメニュー項目が含まれたメニュー表示項目を表示することを特徴とする請求項5に記載のメニュー制御装置。 - 表示手段は、同じ機能コマンド、または同じ詳細設定情報を有するテンプレートメニュー項目を1まとまりとして表示することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載のメニュー制御装置。
- 請求項2ないし7のいずれか1項に記載のメニュー制御装置を用いた携帯電話。
- 電子機器を
起動される機能コマンドの識別情報および当該機能コマンド実行に必要な情報として設定される設定情報をテンプレート情報とし、このテンプレート情報に含まれる機能コマンドと同じ機能コマンドが起動され、かつ同じ設定情報が設定される回数をテンプレート情報ごとに計数するテンプレート情報設定回数計数手段と、
前記テンプレート情報と前記回数とを関連付けて記憶するテンプレート情報記憶手段と、
前記回数が多い順にテンプレート情報に対応するテンプレートメニュー項目を、表示部に表示するメニュー表示項目に含めるメニュー生成手段と、
前記メニュー表示項目から前記テンプレートメニュー項目が選択されたとき、当該テンプレートメニュー項目に対応するテンプレート情報の前記機能コマンドを起動し、当該テンプレート情報の前記設定情報を自動設定するアプリケーション処理手段として機能させるためのメニュー制御装置用プログラム。
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2006
- 2006-02-17 JP JP2006041185A patent/JP2007219940A/ja active Pending
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