JP2007219248A - 画像ディスプレイ回路および画像表示処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自然画とOSDのそれぞれに最適な画像表示処理を施す。
【解決手段】自然画面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施す(23)とともに、OSD(On Screen Display)面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施し(24)、水平変倍処理後の自然画面とOSD面とを重ね合わせて表示用画像を生成する(29)。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラなどで撮像した画像に表示用処理を施す画像ディスプレイ回路と画像表示処理方法に関する。
VGA(Video Graphics Array)方式に準じた画素数の輝度色差系のデジタル画像データに対し、NTSC(National Television Standard Committee)方式の水平走査周期に対応した水平方向の画素数に変換する画像ディスプレイ回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。この画像ディスプレイ回路ではまた、5ラインに1ラインの割合で同じラインを繰り返すことによって垂直方向のライン数を6/5倍に変倍している。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2004−194286号公報
デジタルカメラで撮像された画像は多数の階層調データを有する自然画の表示面であるが、デジタルカメラで扱う画像には自然画の他に、アイコンやフォントとして種々の情報を表示するためのOSD(On Screen Display)などの複数の表示面があり、自然画の表示面にOSDの表示面を重ねて表示することがある。自然画の表示面は比較的滑らかなエッジを有しているが、OSDの表示面は自然画のような比較的滑らかなエッジを有する多階調データではなく、カラーパレット画像の表示面であり、自然画に比べてエッジが先鋭である。
このような性質の異なる自然画表示面とOSD表示面とを重ね合わせてから水平画素数変換処理を施すと、OSD面の画像であるアイコンやフォントのエッジに色つきが発生したり、逆にエッジの色つきを避けるような水平画素数変換処理を施すと自然画の滑らかさが失われてしまうという問題がある。また、5ラインに1ラインの割合で同じラインを繰り返しライン数を6/5倍に変倍するというライン数変換処理では、汎用のDMAコントローラーで実現するのは困難であり、専用のライン数変換処理回路を設けなければならないという問題がある。
(1) 本発明によれば、自然画面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施すとともに、OSD(On Screen Display)面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施し、水平変倍処理後の自然画面とOSD面とを重ね合わせて表示用画像を生成する。
(2) また、本発明によれば、水平変倍処理後の自然画面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加するとともに、水平変倍処理後のOSD面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加し、ダミー画素付加後の自然画面とOSD面とを重ね合わせて表示用画像を生成する。
(3) なお、重ね合わされた自然画面とOSD面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加してもよい。
(4) 本発明によれば、自然画面とOSD面に対する水平変倍処理において、それぞれ別個に変倍率を選択可能としてよい。
(5) 本発明によれば、自然画面とOSD面に対する水平変倍処理において、それぞれ別個の方式の水平変倍処理を行うようにしてもよい。
(6) なお、自然画面とOSD面に対する水平変倍処理において、ともに1/1、11/10および22/10の3種類の変倍率を有するようにしてもよい。
(7) また、輝度値0のダミー画素を付加するようにしてもよい。
(8) さらに、本発明によれば、自然画面およびOSD面の表示データに対して垂直方向のライン数を変換するためのライン数変換処理を施す。すなわち、自然画面およびOSD面におけるインターレース走査の第1フィールドと第2フィールドをそれぞれ5ラインのブロックn(nはブロック番号でn=1,2,・・)に分割し、第1フィールドでは、各ブロックnの上位3ラインの下に、対応する第2フィールドのブロックnの下位3ラインを加えて6ラインの新ブロックnを形成するとともに、第2フィールドでは、各ブロックnの上位3ラインの下に、対応する第1フィールドのブロックnの下位2ラインと次のブロックn+1の最上位の1ラインを加えて6ラインの新ブロックnを形成し、自然画面およびOSD面のライン数を6/5倍にする。
本発明によれば、自然画面とOSD面のそれぞれに最適な画像表示処理を施すことができる。
《発明の第1の実施の形態》
図1はデジタルカメラの構成を示す図である。なお、図1では本願発明と直接に関係のあるデジタルカメラの機器および回路のみを表し、説明する。撮像素子1はCCDやCMOSなどから構成され、撮影レンズ2により結像された被写体像を受光して画像信号に変換する。A/Dコンバーター3は画像信号をデジタル画像データに変換する。画像処理回路4は、画像データに対して欠陥補正、ゲイン調整、ホワイトバランス調整、γ補正、色補正、解像度変換などの各種処理を施す。JPEG回路5は画像処理後の画像データを圧縮し、圧縮後の画像データはバス7を介してメモリカード9に記録されたりSDRAM6に記憶される。
CPU8はカメラの各種制御と演算を行う。画像ディスプレイ回路10は電子ビューファインダー(不図示)における被写体の確認や、画像再生モードにおける外部モニター11やLCD12への再生画像の表示の他、メニューなどのカメラ情報の表示などを行う。この画像ディスプレイ回路10の詳細については後述する。DMAコントローラー13はSDRAM6と画像ディスプレイ回路10、あるいはSDRAM6と画像処理回路4、JPEG回路5、メモリカード9などとの間でDMAによるデータ転送を行う。このデータ転送については詳細を後述する。
図2は画像ディスプレイ回路10の詳細な構成を示す図である。
SDRAM6上に置かれた自然画表示データと、OSD面表示データ(カラーパレットデータ)は、SDRAM6から1ラインずつインターレース順に読み出され、バス7を介してそれぞれのバッファメモリー21,22に入る。SDRAM6から画像ディスプレイ回路10へ画像データを送るときは、DMAコントローラー13によるDMA転送が行われる。LCD12などの表示器への画像表示は約30フレーム/秒で繰り返されるので、表示が続く限りこのレートで表示データを転送し続けなければならない。
自然画表示データはYCbCr=4:2:2の画像データから構成され、OSD面表示データはカラーパレット(LUT)のアドレス情報から構成される。カラーパレットが256色であればカラーパレットデータは「8ビット/画素」、16色あれば「4ビット/画素」のデータとなる。通常、これらの表示データは正方画素からなる。なお、図示を省略するが画像ディスプレイ回路10には画像データを1画素ずつ回路に流すクロック(Pixel Clock)が供給されている。
ここで、TV信号の正方画素の基本画像サイズは、NTSC方式が水平画素数640×垂直ライン数480であり、PAL方式が水平画素数768×垂直ライン数576である。また、インターレース走査における1フレーム期間の映像信号は、NTSC方式が図3(a)に示す構成となり、PAL方式が図3(b)に示す構成となる。
この画像ディスプレイ回路10では、NTSCとPAL(Phase Alternating Line)で同じ13.5MHzのクロック(Pixel Clock)を使用している。自然画面とOSD面のバッファメモリー21,22の後段にはそれぞれ水平(H)変倍回路23,24が配置されるが、この水平変倍回路23,24はそれぞれ複数の固定変倍率を有する。この第1の実施の形態では、自然画面とOSD面にそれぞれ1/1、11/10、22/10の複数の変倍率を設定した例を示すが、変倍率の種類および内容についてはこの一実施の形態に限定されない。
バッファメモリー21,22に取り込まれた2種類の表示データは、1画素ずつクロック(Pixel Clock)にしたがってそれぞれの水平変倍回路23,24へ送られる。水平変倍回路23,24は、上述した複数の返倍率の中から選択された変倍率でこの表示データに変倍処理(拡大)を施す。このとき、自然画面とOSD面では表示データの形式が異なるため、それぞれの水平変倍回路23,24で行われる変倍処理の方式(アルゴリズム)も異なる。
自然画面の表示データは濃淡を表す画像データであるから、それらの画素値を滑らかに結ぶような変倍処理が望ましい。そのため、隣り合う2つの画素の画素値(振幅)を直線で結び、その直線上の値をそれらの間の画素値とする線形補間法を自然画面の変倍処理として用いる。この線形補間法による画像処理は簡単であり、回路規模の増大を抑制できる。
一方、OSD面の表示データは、画素の濃淡を表す画像データではなく、カラーパレット(LUT)によって実際の画像データに変換されるようなアドレス情報である。したがって、そのようなデータの変倍処理に画素値を滑らかに結ぶような線形補間法を用いると、OSD面に表示される文字やアイコンのエッジがボケたり偽色が発生したりするおそれがある。そのため、OSD面の水平変倍回路24では、中間の画素をそれに最も近い隣の画素で補間するような補間法を用いている。この補間法では元の画素値以外の値は発生しないため、エッジ部のボケや偽色の発生はない。この補間法は線形補間法以上に簡単であり、回路規模の増大を抑制できる。
複数の変倍率の中からどの変倍率を選択するかは、画像ディスプレイ回路10へ入力される画像のサイズによって決まる。具体的には、画像データの水平画素数が640の場合は、変倍率11/10を選択する。変倍後の水平画素数は704になる。また、画像データの水平画素数が320の場合は、変倍率22/10を選択する。変倍後の水平画素数は704になる。さらに、画像データの水平画素数が704や720の場合は、変倍率1/1すなわち等倍を選択する。この場合は当然、変倍後の水平画素数は704や720である。11/10という変倍率は、VGA(640×480)の画像データを画像ディスプレイ回路10へ入力する場合を想定している。
図4は、NTSC方式とPAL方式の正方画素サンプリングとITU−R601サンプリングにおける1水平走査期間(1H)の映像信号を示す。11/10という変倍率は、図4(a)に示すNTSC方式における正方画素サンプリング(12.2727MHz)の水平走査期間1Hに対する、図4(b)に示すNTSC方式におけるITU−R601サンプリング(13.5MHz)の水平走査期間1Hの比、すなわち858/780=11/10である。つまり、VGA(640×480)の正方画素データを入力して変倍率11/10という水平変倍処理を施せば、ITU−R601サンプリングモードと等価であることが分かる。したがって、13.5MHzのクロック(Pixel Clock)からNTSCのTV信号を作成することができる。
また、この水平変倍後の画像データをデジタルLCDインタフェース(図2に示される画像ディスプレイ回路10のデジタルLCD IF32)へ送っても、NTSCのタイミングでLCD12に画像を表示することができる。この場合は、外部TVモニター11と内蔵LCD12への同時表示が可能となる。
一方、PAL方式のTV信号を作成する場合に、768×576の正方画素データを画像ディスプレイ回路10へ入力するとしたら、図4(c)に示すPAL方式における平方画素サンプリング(14.75MHz)の水平走査期間1Hに対する、図4(d)に示すPAL方式におけるITU−R601サンプリング(13.5MHz)の水平走査期間1Hの比、すなわち864/944=54/59という変倍率(縮小)が必要になることが分かる。しかし、54/59という変倍率は分母と分子の数が大きいため、変倍率が11/10の場合よりも水平変倍回路が複雑になると思われる。
また、水平変倍回路が有する変倍率を増やすのは回路規模が増大するので好ましくない。そもそも、PALのTV信号を作成するために576ラインの画像データを用意するのであれば、何も正方画素の画像データにこだわる必要はない。デジタルカメラではVGA(640×480)の正方画素の画像を記録することはあるが、768×576というサイズの正方画素の画像を記録することはまずない。つまり、768×576の画像データを用意するとしたら、それは記録されている画像から作成しなければならないのである。それなら、最初から水平変倍処理の必要がない非正方画素の画像データを作成した方が得策である。この非正方画素の画像データを作成する場合は当然、画像処理回路4の解像度変換機能が利用される。
ところで、6/5倍という簡易的なライン数変換によってVGA(640×480)の画像からPALと同じライン数の画像を作成することができる。したがって、この簡易的なライン数変換と11/10倍の水平変倍とを組み合わせれば、704/576というITU−R601サンプリングモードのPAL画像を得ることができる。なお、ITU−R601サンプリングモードの場合のPAL画像の水平画素数“704”というのは正確な値ではない。その正確な水平画素数は、図4(c)、(d)に示されるように、PAL方式における平方画素サンプリング(14.75MHz)の水平走査期間に対する、PAL方式におけるITU−R601サンプリング(13.5MHz)の水平走査期間の比、すなわち864/944=54/59から、768*54/59=702.915≒703が正しい値である。
つまり、図4(d)に示されるPAL方式の水平有効画素数“704”は近似値であり、上述したように“703”の方が正確である。水平有効画素数は偶数の方が都合よいので“704”の値を採用する。なお、“702”ではなく“704”を採用したのは、640を11/10倍すれば容易に得られるからである。この誤差は僅かであるため、640を11/10倍すればITU−R601サンプリングモードのPAL画像と同一水平画素数の画像データが得られるとしてよい。
VGA(640×480)という単一の正方画素の画像データから、ITU−R601サンプリングモードのNTSCとPAL両方の表示データを得ることができる。また、OSD面に表示する文字やアイコンのデータをNTSC用とPAL用の2種類持つことは考えられないため、VGA(640×480)のOSD面表示データ1つからNTSCとPAL両方の表示ができることは大変便利である。
ただし、この簡易的なライン数変換は垂直方向に均一でないため、表示器に表示された画像の品質が多少劣ることが考えられる。これが問題なのであれば、自然画については画像処理回路4の解像度変換機能を利用して704×576、あるいは720×576のPAL用の非正方画素表示データを用意すればよい。その場合は、水平変倍回路の変倍率として1/1を選択することになる。
一方、OSD面の表示データは画像処理回路4の解像度変換機能が使えないので、11/10倍の水平変倍と6/5倍の簡易的なライン数変換を使うことになる。あるいは、この垂直方向に不均一なライン数変換を使いたくないのであれば、文字やアイコンの縦間隔を広げて1画面のライン数が576となるようにOSD面の表示データを配置してもよい。その場合は、文字やアイコンの縦サイズが5/6に縮むが、文字やアイコンの横線に太いものや細いものが混じるという問題は起こらない。
また、11/10倍の水平変倍は均一な拡大なので、OSD面でもそのまま利用することができる。しかし、11/10倍の水平変倍を利用せずに文字やアイコンの横間隔を広げ、1ラインの有効画素数が704となるようにOSD面の表示データを配置することもできる。その場合は文字やアイコンの横サイズが10/11に縮むが、文字やアイコンには水平変倍処理が施されないため歪みはまったく起こらない。ただし、縦5/6と横10/11の縮小率が同一でないため横長となる。この場合も、水平変倍回路の変倍率として1/1を選択する。
このように、システム(カメラ)の都合に応じて自由に変倍率を選択できるという特徴がある。また、自然画面とOSD面ではそれぞれ独立に変倍率が選択できるので、自然画面とOSD面とで異なる水平画素数の表示データを用意してもそれらを正しく重ねて表示することができる。
次に、22/10という変倍率であるが、これは容易に想像することができるように、QVGA(320×240)の画像データを画像ディスプレイ回路10へ入力することを想定している。この変倍率は11/10の2倍であるから、11/10倍が実装されているならば11/10も容易に実装される。したがって、この変倍率を追加しても回路規模の増大は少ない。水平方向の画素数はこの変倍率で合わせることはできるが、ライン数の方は未だ240のままである。
しかし、幸いNTSCもPALもインターレース走査が標準であるため、第1フィールド(ODD)と第2フィールド(EVEN)で同じ240ラインの画像データを利用することによって、簡単に“縦2倍拡大”が実現される。PALのTV信号を作成する場合は、この240ラインの画像データに対して6/5倍の簡易的ライン数変換を行えばよい。この簡易的ライン数変換を2つのフィールドで繰り返せば、PALの場合も容易に縦2倍拡大が達成される。このように変換された表示データをデジタルLCDインタフェース(不図示)へ送れば、NTSCとPALそれぞれのタイミングでLCD12に画像を表示することができる。
ここでは水平変倍回路の変倍率としてよく使われそうな値を上げたが、もちろんそれ以外の変倍率を含めることもできる。しかし、余りに多くの変倍率や複雑な値の変倍率を含めると、回路規模が増大してしまうという問題が起こる。したがって、単純な値の変倍率を少ない数だけ実装する方が好ましい。
なお、画像ディスプレイ回路10の中では画像データが1画素ずつ13.5MHzのクロック(Pixel Clock)に載って流れると述べたが、正確には、「ITU−R601サンプリングモードの水平画素数に変換された画像データが、1画素ずつ13.5MHzのクロック(Pixel Clock)に載って画像ディスプレイ回路10を流れる」と言うべきである。つまり、1画素/Pixel Clockのレートでデータが流れるのは水平変倍回路の出力から後の回路である。
一方、水平変倍回路の入力側の回路は必ずしもそのレートでデータを流すことができない。その理由は、上述した複数の変倍率が等倍1/1と拡大から成るためである。等倍の場合は、入力側のデータもITU−R601サンプリングモードの水平画素数から成るので、水平変倍回路には13.5MHzのクロック(Pixel Clock)ごとに1画素のデータが送られてくる。然るに拡大の場合は、13.5MHzのクロックごとに1画素のデータが水平変倍回路に入力されてしまうと、入力レートの方が出力レートよりも高くなってしまうので、水平変倍回路がデータのオーバーフローを起こす。
それを避けるため、水平変倍回路がデータの入力を受け付けられなくなった場合は、BUSY信号を発生してバッファーメモリから水平変倍回路にデータが送られるのを停止するようになっている。BUSY信号が発生した場合もクロック(Pixel Clock)は停止しないが、データ(表示データ)の流れが停止するため、その期間はデータを伴わないアイドルクロックとなる。そのため、水平変倍回路の入力側の回路は必ずしも1画素/Pixel Clockのレートでデータが流れない。なお、水平帰線期間のデータ停止のことは除外している。
次に、水平変倍回路から出力されたデータ(表示データ)の説明に移る。この出力データは、図4(b)、(d)に示される水平画素数(水平有効画素)に変換されている。図2において、自然画面とOSD面の水平変倍回路23,24の後にはそれぞれダミー画素付加回路25,26が置かれている。これらのダミー画素付加回路25,26は水平変倍後のデータ(表示データ)の両端に、指定された画素値のダミー画素を指定された数だけ付加する。また、この付加されるダミー画素は自然画面とOSD面それぞれ独立に指定することができる。
さらに、このダミー画素は水平変倍後のデータの左端と右端それぞれ独立に指定することができるようにもなっている。例えば、VGA(640×480)の正方画素の表示データを水平変倍回路で11/10倍に拡大した場合は、704/480というサイズの非正方画素の表示データに変換される。これはNTSCのITU−R601サンプリングモードのデータとなるが、通常は720×480の方が正規のITU−R601サンプリングモードのデータと言われている。
しかし、サンプリングクロック(Pixel Clock)の周波数比から求められた704×480の方がスケーリングは正しいと思われる。水平画素数が704の場合は、720−704=16の部分が表示デバイス上でどのように表示されるか予測できない。この16画素の部分に見苦しい模様や色が表示されることは意図しない。このダミー画素付加回路25,26は不足分の16画素を埋めるために使用される。通常、この部分には何も表示しないはずなので、付加するダミー画素の値は“黒”に設定する。YCbCrデータで表すとY=0、Cb=128、Cr=128となる。OSD面のダミー画素の値としては、上記のYCbCrデータが格納されているカラーパレットLUTのアドレスを設定することになる。
しかし、この16画素の部分にある色を意図的に表示させることもできる。その場合は希望する色彩値(YCbCrデータ)や、その色彩値が格納されているカラーパレットLUTのアドレスを設定する。一方、付加するダミー画素の数であるが、常識的には704×480の画像が画面の中央に表示されるようにするので、左端に8画素、右端にも8画素付加することになる。しかし、左右方向の表示位置を意図的にずらすため、左端と右端にそれぞれ異なる数のダミー画素を付加することもできる。
自然画面には720×480に表示データ、OSD面には640×480の表示データを置くような使い方をした場合は、OSD面だけ11/10倍の水平変倍処理を施すことになる。したがって、このような場合はOSD面だけダミー画素を付加することになる。このダミー画素付加回路25,26は、自然画面とOSD面それぞれ独立に付加するダミー画素が設定できるようになっているため、一方の表示面だけにダミー画素を付加し、もう一方の表示面にはダミー画素を付加しないようにすることもできる。
一方、このダミー画素付加回路25,26を自然画面とOSD面それぞれに持つのではなく、図5に示すように重ね合わせ回路(MIX)29の後段に共用のダミー画素付加回路33を配置することも考えられる。なお、図5において、図2に示す機器と同様な機器に対しては同一の符号を付して説明を省略する。図5に示す画像ディスプレイ回路10Aではダミー画素付加回路33が1つですむため、図2に示す画像ディスプレイ回路10に比べて回路規模が少ないというメリットがある。
しかし、自然画面とOSD面の表示データの水平画素数が異なるような場合は、自然画面とOSD面では付加するダミー画素のサイズが異なるため、図5に示す回路構成では困ることになる。OSD面の表示データはカラーパレットデータであるため、ビット数は少ない。したがって、ダミー画素付加回路を自然画面とOSD面それぞれに持ったとしても、回路規模はそれ程大きくはならない。つまり、システム(カメラ)にとって使い方の自由度が高い図2に示す回路構成の方が望ましいことになる。
ダミー画素付加回路25,26でダミー画素が付加された表示データは、次に自然画面の方が遅延回路(Delay)27に入り、OSD面の方はカラーパレットLUT28へ送られる。これ以降は従来の画像ディスプレイ回路と全く同様に処理され、さらに重ね合わせ回路29で自然画面とOSD面とが重ね合わされた映像信号が生成される。そして、その映像信号は外部TVモニター11やLCD12に送られて画像が表示される。
第1の実施の形態の画像ディスプレイ回路は、複数の固定変倍率を有する水平変倍手段を備えており、選択された1つの変倍率で画像ディスプレイ回路に入力された表示データに水平変倍処理を施す。そのため、異なる水平画素数の表示データが画像ディスプレイ回路に入力されても、それを適切な水平画素数の表示データに変換して表示デバイスに表示することができる。したがって、表示デバイスには適切なアスペクト比の画像が表示される。
さらに、第1の実施の形態の画像ディスプレイ回路は、水平変倍回路の後にダミー画素付加回路を備えており、水平変倍回路によって水平画素数の変換された表示データの両端に、指定された画素値を持つダミー画素を指定された数だけ付加する。そのため、水平変倍後の水平画素数が規定の数より少なくても、付加されたダミー画素によって不足していた画素を補うことができる。したがって、その不足していた画素の部分に意図せぬ模様や色が表示されること防ぐことができる。
また、第1の実施の形態の画像ディスプレイ回路は、自然画を表示するための自然画面と、文字やアイコンなどを表示するOSD面を少なくとも1つずつ備え、それらの表示面を1つに重ねて表示することができるととともに、自然画面とOSD面にそれぞれ水平変倍回路とダミー画素付加回路を備えている。そのため、自然画面とOSD面では異なる方式(アルゴリズム)の水平変倍処理を施すことができる。したがって、自然画面の画像は滑らかに変倍されると共に、OSD面の文字やアイコンのエッジ部にボケや偽色が発生したりすることが少ない。
さらに、自然画面とOSD面の水平変倍回路はそれぞれ独立に変倍率が選択できるため、自然画面の表示データとOSD面の表示データの水平画素数が異なっていても、それらを正しく重ね合わせて表示することができる。また、ダミー画素付加回路で付加されるダミー画素の数も自然画表示面とOSD面それぞれ独立に指定することができる。そのため、自然画面の表示データとOSD面の表示データの水平画素数が異なっていても、ダミー画素が付加された後の2面の表示データを正しく重ね合わせて表示することができる。さらに、ダミー画素付加回路は水平変倍後の表示データの左端と右端にそれぞれ独立に指定した数のダミー画素を付加することができる。そのため、表示デバイスに表示される画像の左右方向の位置を調製することができる。
《発明の第2の実施の形態》
次に、ブロック転送機能を持った汎用のDMAコントローラー13(図1参照)によって、NTSCテレビ方式に適したライン数の画像データをPALテレビ方式に適したライン数の画像データに変換する第2の実施の形態を説明する。デジタルカメラが元々持っている機能を利用するだけで、比較的品質のよいPALテレビ方式に適したライン数の画像データが得られる。
NTSCテレビ方式に適した画像データのサイズはVGA(640×480)である。これをデジタルカメラの表示装置に内蔵された水平変倍回路によって704×480、もしくは720×480のサイズに変換してNTSCテレビ信号を生成する。一方、PALテレビ方式に適した画像データは576ラインから成る。両テレビ方式で共通の画像データ640×480を利用したいという事情があるため、PALテレビ信号を生成するには上述した640から704または720への水平変倍に加え、垂直方向にも480ラインから576ラインへの6/5の変倍が必要となる。
上述した従来の装置(特許文献1参照)では、6/5倍の垂直拡大を5ラインに1ラインの割合で同じラインを繰り返すという簡易的な方法で実現している。つまり、480ラインの画像データをPALテレビ方式に適した576ラインの画像データに変換するために、5ラインごとにビデオメモリ(VRAM)から1ラインの画像データを2回重複して読み出している。この重複してVRAMから読み出された画像データをライン番号で表すと、1,2,3,4,5,5,6,7,8,9,10,10,11,12,13,14,15,15,16,17,18,19,20,20,・・・となる。
つまり、1から始まるライン番号を5ライン単位のブロックに区切り、各ブロックの最後のラインだけ2回繰り返して読み出される。元の画像データの5ラインから6ラインが生成されるので、480ラインの画像データは垂直方向に6/5倍されて576ライン(480×6/5=576)に変換される。重複して読み出されるのはライン番号の下一桁が5と0のラインである。なお、上述した特許文献1には、この重複読み出しをどのように実現するかについては開示がない。一方、上述した重複読み出しパターンは、ブロック転送機能(2次元アドレシング)を持った汎用のDMAコントローラーで実現するのは困難である。
ここで、DMAコントローラー13のブロック転送機能について説明する。ブロック転送機能を持つDMAコントローラー13は、図6、図7に示すように、指定されたメモリ領域を小さな均一のブロックに分け、そのブロック単位でデータ転送を行う。つまり、DMAコントローラー13はデータ転送にともなって変化するメモリアドレスが指定の値に達するたびに、アドレスをジャンプさせる2次元的なアドレシングを行い、メモリと回路機器との間でデータ転送を行う。
ブロックは連続したアドレス領域である小ラインを複数寄せ集めたものであり、ある小ラインの最終アドレスと同一ブロック内の次の小ラインの先頭アドレスは連続ではなく、一定のオフセットを持っている。図6に示す例では、小ラインの最終アドレス(右端)に達した場合は同一ブロック内の次の小ラインの先頭アドレス(左端)にジャンプし、ブロック内の最終小ラインの最終アドレス(右端)に達した場合は右隣のブロックの先頭小ラインの先頭アドレス(左端)にジャンプし、そのブロック行の右端のブロックの最終小ラインの最終アドレス(右端)に達した場合はさらにその下のブロック行の左端のブロックの先頭小ラインの先頭アドレス(左端)にジャンプし、この手順をすべてのブロックが終わるまで継続する。このような2次元アドレシングでは、それぞれのアドレスジャンプに対応した3つのアドレスオフセット値を持つ。なお、図7に示す例では、同一ブロック列の上端のブロックから下端のブロックまで順次ジャンプし、下端のブロックに達したら右隣のブロック列の上端ブロックへジャンプする。
JPEGの圧縮伸長処理も8×8画素のブロック単位で行われるため、このブロック転送機能(2次元アドレシング)が必須となる。画像サイズは一定ではないため、これら3つのアドレスオフセット値は可変である。
次に、このDMAコントローラー13のブロック転送機能を用いて、上述した重複読み出しパターンの実現を試みる。しかしながら、画像データの5ライン目まではライン順に読み出しておきながら、最後の5ライン目だけラインの先頭アドレスに戻って二重に読み出すことは、1ブロック内のライン間オフセットが一定にならないため、先に述べたDMAコントローラーのブロック転送機能(図6、図7参照)と相性が悪い。DMAコントローラーのブロック転送機能を利用するのであれば、次のブロックの先頭ラインを前のブロックの最終ラインと一致させるのがよい。
このように、隣接した上下のブロックの境界1ラインが重なるようにすれば、次のブロックにジャンプするだけで自動的に重なった1ラインが二重に読み出される。この場合は、ブロック内の各ライン間のオフセットが一定となり、先に述べたDMAコントローラーのブロック転送機能の条件を満たす。しかし、単純にライン番号5が重なるようにすると、1ブロックのライン数が5となって、6/5倍ではなく5/4倍というライン数変換になってしまう。ブロック境界の1ラインが重なるようにして二重読み出しを行うのであれば、1ブロックを6ラインで構成する必要がある。そのようにしたのが図8に示すブロック転送である。これはライン番号の下一桁が6と1であるラインを二重に読み出すもので、上述した重複読み出しパターンとは少し異なる。しかし、その違いは大きなものではなく本質的には同じと考えられる。
上述した読み出しパターンを実現するのであれば、ライン番号1の前にダミーライン(ライン番号0)を付加し、ダミーラインを含めた6ラインから成るブロックを構成してブロックの境界の1ラインが重なるようにする。そのようにしたのが図9のブロック転送である。ダミーラインが付加されたことにより、ライン番号の下一桁が5と0であるラインを二重に読み出すので、上述した重複読み出しパターンを実現することができる。実は、この事情は図8のブロック転送の場合も同じであって、ライン番号480の後にダミーライン(ライン番号481)を付加する必要がある。
ところで、実際のテレビ信号の場合はさらにインターレース走査について考慮しなければならない。NTSCテレビ方式の場合もPALテレビ方式の場合も、1ライン置きに走査した2つのフィールドを合成して1つの表示画面(フレーム)を構成している。したがって、ライン数を6/5倍する重複読み出しにおいても、そのライン番号は第1フィールド(Odd Field)と第2フィールド(Even Field)それぞれのライン番号を表していると考えるべきである。つまり、PALテレビ方式に適するようにライン数を6/5倍するには、図8、図9とは異なりそれぞれのフィールドのライン数を6/5倍する。
ビデオメモリVRAM(表示データを格納しておくSDRAM6上の記憶領域)上の画像データはVGA(640×480)なので各フィールドのライン数は240であり、それが各々6/5倍されて288ラインとなり、1画面(フレーム)ではPALテレビ信号の576ラインが実現される。それぞれのフィールドは1ライン置きの画像データから構成されているので、同一フィールド内で次のラインに移るときはメモリアドレスのジャンプが起こる。したがって、その点を考慮してDMAコントローラー13のブロック転送の設定を行わなければならない。幸いなことにインターレース走査の場合でも、DMAコントローラー13が持つ汎用のブロック転送機能を使って、インターレース走査における6/5倍のライン数変換を達成することができる。
先ず、ライン数変換のないNTSCのインターレース走査を図10に示す。図10では、混乱を避けるために走査順に従って第1フィールドと第2フィールドで通しのライン番号を付している。ライン番号1から走査(画像データ読み出し)が始まりライン番号2,3,・・・,240と続いて第1フィールドの走査が終わり、次いでライン番号241に移り、ライン番号242,243,・・・,480と続いて第2フィールドの走査が終わる。これで1画面(フレーム)分の画像データ読み出しが完了する。
それぞれのフィールド内では1ラインという一定のアドレスジャンプ(オフセット)が発生するので、1フィールドをDMAコントローラー13のブロック転送機能における1ブロックと考えることができる。また、第1フィールドから第2フィールドに移る際は、前のブロックから次のブロックに移るためのアドレスジャンプ(オフセット)を利用する。これで1フレームの走査が完了するので、3つ目のアドレスジャンプ(オフセット)を使う必要がない。
次に、PALテレビ方式に適したライン数を6/5倍する走査(画像データ読み出し)を図11に示す。図11ではそれぞれのフィールドにおいて図8に示すような6/5倍のライン数変換を行っているが、図8に示すライン数変換とはインターレース走査(1ライン置き)である点が異なる。この6/5倍ライン数変換の走査ではそれぞれのフィールドを6ラインから成るブロックに分割し、それをDMAコントローラー13のブロック転送機能における1ブロックに対応させている。このブロックの最後のライン(6番目)は次のブロックの先頭ラインと重なっており、この関係がそれぞれのフィールドのブロックについて成り立っている。
したがって、それぞれのブロック内では1ラインの画像データ読み出しが終わるたびにアドレスを+1ライン分ジャンプ(オフセット)させて次のラインに移り、次いで1ブロック(6ライン)の画像データ読み出しが終わるたびにアドレスを−1ライン分ジャンプ(オフセット)させて次のブロックに移り、最後は第1フィールドの画像データ読み出しが終わったときに3番目のアドレスジャンプを起こして第2フィールドに移り、同様に6ラインのブロック読み出しを行う。よって、インターレース走査の場合もDMAコントローラー13の汎用ブロック転送機能を用いて6/5倍のライン数変換を実現することができる。つまり、元々カメラが備えている機能を利用するだけで6/5倍のライン数変換を実現することができるという大きなメリットがある。
この6/5倍のライン数変換を行った場合の各走査線の空間的配置を図12に示す。この図から、第1フィールドの走査線と第2フィールドの走査線相互の空間的位置関係が理解できる。なお、DMAコントローラー13のブロック転送機能を利用するために、図11ではそれぞれのフィールドの最後にダミーライン(ライン番号240’と480’)を付加したが、図9に対応してそれぞれのフィールドの先頭にダミーラインを付加した場合も、DMAコントローラー13のブロック転送機能を使って同様にインターレース走査の6/5倍ライン数変換を実現することができる。
ところで、図12ではライン番号の下一桁が1と6であるラインが二重に読み出されているが、これは第1フィールド、第2フィールドそれぞれに当てはまる。例えば、第2フィールドのライン番号6や11、第2フィールドのライン番号246や251がそれぞれ二重に読み出されている。これらのラインを空間的に上のものから順に並べると、・・・,5,245,6,246,6,246,7,247,・・・,10,250,11,251,11,251,12,252,・・・となる。
これを見ると6→246→6→246や11→251→11→251のように、二重に読み出されるラインは空間のある箇所に集中していることが分かる。したがって、図12に示す6/5倍のライン数変換は空間的に余り均一ではない。そのため、表示画面中のこれらのラインの部分が他に比べて太めに表示されたり、斜め方向のエッジのこれらのライン部分に段差(ジャギー)が生じたりする。さらに、ライン番号246のラインはライン番号6のラインよりも、またライン番号251のラインはライン番号11のラインよりも空間的には下に位置しているにも関わらず、6/5倍のライン数変換を行った後では246→6や251→11のように上下関係が逆転してしまうラインが生ずる。よって、PAL方式のテレビ信号の場合はNTSC方式のテレビ信号の場合よりも表示画質が劣化してしまう。そのため、図12に示すような方式よりも均一な6/5倍のライン数変換が求められる。
図13は、第2の実施の形態の6/5倍ライン数変換方式を説明するための図である。図11と図12に示す例では、元画像データ(VGA640×480)のそれぞれのフィールドを連続した6ラインのブロックに分割し、かつ隣接するブロックの境界の1ラインが重なり合うようにしている。重なり合うのはライン番号の下一桁が1と6のラインである。例えば、第1フィールドではライン番号が6,11,16,21,・・・、第2フィールドでは246,251,256,261,・・・などのラインである。
このように、ブロック分割する場合は最初から6ラインごとに区切るのではなく、先ず元画像データ(VGA640×480)のそれぞれのフィールドを連続した5ラインのブロックに区切るとよい。ただし、分割されたそれぞれのブロックは重なり合わないようにする。元画像データ(VGA640×480)の各フィールドは240ラインから成るので、240/5=48という計算からそれぞれ48個のブロックに分割される。これらの各ブロックの先頭ラインが同時に1つ前のブロックの最終ラインとなるよう再構成すると、図11や図12のように境界の1ラインが重なり合った6ラインから成るブロックが形成される。
しかし、各フィールド最後の5ラインから成るブロックには次のブロックが存在しないので、6ラインから成るブロックを構成することができない。そのため、元画像データ(VGA640×480)の各フィールドの最後にそれぞれダミーラインを付加しているのである。ライン番号の下一桁が1のラインはブロックの境界の重なり合うラインであることを先に述べたが、各フィールド先頭の1と241のラインは例外である。本来なら重複するはずのこれらのラインが単独であることから、それを補償するためにダミーラインが付加されているのである。48個の5ラインから成るブロックがそれぞれ6ラインのブロックに変換されるので、各フィールドの総ライン数は6×48=288となり、これを合わせたフレームでは576ラインというPALテレビ方式に適したサイズとなる。
一方、図9に示す6/5倍ライン数変換方式も同様の考えで実現することができる。図9はノンインターレース(プログレシブ)走査の場合であるが、インターレース走査の場合はそれぞれのフィールドにおいて図9に示すようなブロック分割を行えばよい。ただし、フィールドの総ライン数は240である点に注意する。図9に示すブロック分割では、初め5ラインごとに区切られていた各ブロックの最終ラインが同時に次のブロックの先頭ラインとなるよう再構成している。その結果、ブロック境界の重なり合うラインは1つずつずれて、ライン番号の下一桁が0と5のラインが重なり合う。しかし、各フィールドの先頭ブロックには1つ前のブロックが存在しないので、6ラインから成るブロックを形成するために各フィールドの先頭にダミーラインを付加している。つまり、図8と図9に示す6/5倍のライン数変換方式には本質的な違いがない。
第2の実施の形態の6/5倍ライン数変換方式も従来と同様、元画像データ(VGA640×480)の各フィールドを5ラインから成るブロックに分割することから始める。次に、この5ラインから成る各ブロックを上の3ラインと下の2ラインの2つに分け、このうち下の2ラインをもう一方のフィールドの対応するブロックの下3ラインで置き換える。例えば、第1フィールドの先頭ブロックは1,2,3,4,5の5ラインから成るので、これを1,2,3の3ラインと4,5の2ラインの2つに分ける。一方、これに対応する第2フィールドの先頭ブロックは241,242,243,244,245の5ラインから成るので、これも241,242,243の3ラインと244,245の2ラインの2つに分ける。そして、第1フィールドの先頭ブロックは4,5の2ラインを243,244,245の3ラインで置き換え、第2フィールドの先頭ブロックは244,245の2ラインを4,5,6の3ラインで置き換える。
このような2ラインから3ラインへの置き換えを、それ以降のブロックすべてついて行う。このような置き換えの結果、それぞれのフィールドは図13に示すようなラインから構成されることになる。2ラインから3ラインへの置き換えであるから6/5倍のライン数変換を行ったことになり、置き換え後のそれぞれのフィールドの総ライン数は288となって、PALテレビ方式に適したライン数576の画像データが得られる。この2ラインから3ラインへの置き換えが行われた後の各フィールドでは、同じラインが繰り返されていない。これは図12に示す従来の方式と大きく異なる点である。
一方、図13において第1フィールドと第2フィールドのラインを比較すると、元画像データ(VGA640×480)の第1フィールドにおけるライン番号の下一桁が1と6のラインが重複しており、同様に元画像データの第2フィールドにおけるライン番号の下一桁が3と8のラインが重複していることが分かる。つまり、図12に示す方式と比較して重複しているラインの種類が2倍に増えており、しかもこれらの重複しているラインは2つのフィールドに分散されている点が大きく異なる。図12に示す方式では重複するラインが空間のある箇所に集中しているのに対して、図13に示す第2の実施の形態の方式ではそれらの重複するラインが空間的に分散していることになる。
これにより、図12に示す方式では空間の特定の部分が太めに表示されていたものが、図13に示す第2の実施の形態の方式ではそのような欠点が改善され、空間的には比較的均一な表示画像が得られることになる。さらに、第1フィールドと第2フィールドを合わせたフレームにおける各ラインの空間的上下関係が図12に示す方式では6→246→6→246や11→251→11→251のように逆転している部分があるのに対して、図13に示す第2の実施の形態の方式ではこのような重複しているラインを含めても上下関係が逆転している部分はない。よって、第2の実施の形態の6/5倍ライン数変換方式を用いれば、従来の方式に比べてPAL方式のTVモニターへより高品質な表示を行うことができる。
次に、図13に示す第2の実施の形態の6/5倍ライン数変換をDMAコントローラー13の汎用ブロック転送機能を用いて実現する方法を説明する。先ず、図13に示す各フィールドのラインを3ラインずつのブロックに再分割する。すると、元画像データ(VGA640×480)のそれぞれのフィールドから抽出した3ラインから成るブロックが交互に並ぶ。これらの3ラインから成るブロック内部では、ラインが1ライン置きの等間隔となる。よって、メモリ上でブロック内のラインから次のラインに移動する際のアドレスジャンプ量(オフセット)は一定となる。よって、この3ラインから成るブロックはDMAコントローラー13のブロック転送機能におけるブロックの条件を満たしている。
一方、メモリ上でブロックから次のブロックへ移動する際のアドレスジャンプ量(オフセット)は、ブロック内のラインから次のラインへ移動する際のアドレスジャンプ量(オフセット)と異なる。それは、ブロックの最終ラインと次のブロックの先頭ラインが空間的に隣接しているからである(1ライン置きではない)。よって、ブロックからブロックへ移動するには、DMAコントローラー13のブロック転送機能における2つ目のアドレスジャンプ(オフセット)を利用する必要がある。
図13から明らかなように、同一フィールド内の隣接するブロックからブロックへの移動に必要なアドレスジャンプ量(オフセット)は同一である。よって、この2つ目のアドレスジャンプ(オフセット)を利用して、それぞれのフィールド内の隣接するブロック間の移動を行うことができる。最後に、DMAコントローラー13のブロック転送機能における3つ目のアドレスジャンプ(オフセット)を利用して第1フィールドから第2フィールドへの移動を行うことができる。
このように、図13に示す6/5倍ライン数変換方式も、DMAコントローラー13の汎用ブロック転送機能を用いて実現することができる。つまり、何も新しい機能を追加することなくこれを実現することができる。
第2の実施の形態の6/5倍ライン数変換方式では、従来の方式のように一つのフィールド内で同じラインを繰り返して使うことはせず、一方のフィールドの一部のラインをもう一方のフィールドの空間的に近いより数の多いラインで置き換えるようにしている。その結果、重複しているラインが2つのフィールドに分散されるとともに、それらのラインが空間的にも分散されることになる。さらに、2つのフィールドを合わせたフレームにおいては、従来の方式のようにラインの空間的上下関係が逆転することもなくなる。
以上説明したように、PAL方式のTVモニターへの表示において、第2の実施の形態の6/5倍ライン数変換方式を用いれば、従来の方式よりも高品質な表示を行うことができる。また、従来からカメラが備えていたDMAコントローラー13のブロック転送機能を利用するだけでこれが実現できるというメリットもある。
なお、上述した一実施の形態では本願発明の画像ディスプレイ回路および画像表示処理方法をデジタルカメラに適用した例を説明したが、本願発明はデジタルカメラに限定されず、画像データに対して水平画素数変倍処理およびライン数変換処理を施すあらゆる機器に適用することができる。
一実施の形態のデジタルカメラの構成を示す図 画像ディスプレイ回路の詳細な構成を示す図 インターレース走査における1フレーム期間の映像信号を示す図 NTSC方式とPAL方式の正方画素サンプリングとITU−R601サンプリングにおける1水平走査期間(1H)の映像信号を示す図 他の画像ディスプレイ回路の詳細な構成を示す図 DMAコントローラーのブロック転送を説明するための図 DMAコントローラーのブロック転送を説明するための図 ライン数変換方法の参考例を説明するための図 ライン数変換方法の参考例を説明するための図 ライン数変換のないNTSCのインターレース走査を示す図 PALテレビ方式に適したライン数を6/5倍する走査を示す図 6/5倍のライン数変換を行った場合の各走査線の空間的配置を示す図 第2の実施の形態の6/5倍ライン数変換方式を説明するための図
符号の説明
10,10A 画像ディスプレイ回路
11 外部モニター
12 LCD
13 DMAコントローラー
23,24 水平変倍回路
25,26,33 ダミー画素付加回路
29 重ね合わせ回路

Claims (12)

  1. 自然画面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施す第1水平変倍手段と、
    OSD(On Screen Display)面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施す第2水平変倍手段と、
    前記第1水平変倍手段による水平変倍処理後の自然画面と、前記第2水平変倍手段による水平変倍処理後のOSD面とを重ね合わせる重ね合わせ手段とを備え、
    表示用画像を生成することを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  2. 請求項1に記載の画像ディスプレイ回路において、
    前記第1水平変倍手段による水平変倍処理後の自然画面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加する第1ダミー画素付加手段と、
    前記第2水平変倍手段による水平変倍処理後のOSD面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加する第2ダミー画素付加手段とを備え、
    前記重ね合わせ手段は、前記第1ダミー画素付加手段によるダミー画素付加後の自然画面と、前記第2ダミー画素付加手段によるダミー画素付加後のOSD面とを重ね合わせることを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  3. 請求項1に記載の画像ディスプレイ回路において、
    前記重ね合わせ手段により重ね合わされた自然画面とOSD面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加するダミー画素付加手段を備えることを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像ディスプレイ回路において、
    前記第1水平変倍手段と前記第2水平変倍手段は、それぞれ別個に変倍率を選択可能とすることを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像ディスプレイ回路において、
    前記第1水平変倍手段と前記第2水平変倍手段は、それぞれ別個の方式の水平変倍処理を行うことを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像ディスプレイ回路において、
    前記第1水平変倍手段と前記第2水平変倍手段は、ともに1/1、11/10および22/10の3種類の変倍率を有することを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像ディスプレイ回路において、
    前記第1ダミー画素付加手段、前記第2ダミー画素付加手段および前記ダミー画素付加手段は、輝度値0のダミー画素を付加することを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像ディスプレイ回路において、
    自然画面およびOSD面の表示データに対して垂直方向のライン数を変換するためのライン数変換処理を施す垂直変倍手段を備え、
    前記垂直変倍手段は、自然画面およびOSD面におけるインターレース走査の第1フィールドと第2フィールドをそれぞれ5ラインのブロックn(nはブロック番号でn=1,2,・・)に分割し、第1フィールドでは、各ブロックnの上位3ラインの下に、対応する第2フィールドのブロックnの下位3ラインを加えて6ラインの新ブロックnを形成するとともに、第2フィールドでは、各ブロックnの上位3ラインの下に、対応する第1フィールドのブロックnの下位2ラインと次のブロックn+1の最上位の1ラインを加えて6ラインの新ブロックnを形成し、自然画面およびOSD面のライン数を6/5倍にすることを特徴とする画像ディスプレイ回路。
  9. 自然画面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施す第1水平変倍処理と、
    OSD(On Screen Display)面の表示データに対して水平方向の画素数を変換するための水平変倍処理を施す第2水平変倍処理と、
    前記第1水平変倍処理による水平変倍処理後の自然画面と、前記第2水平変倍処理による水平変倍処理後のOSD面とを重ね合わせる重ね合わせ処理とを行い、表示用画像を生成することを特徴とする画像表示処理方法。
  10. 請求項9に記載の画像表示処理方法において、
    前記第1水平変倍処理による水平変倍処理後の自然画面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加する第1ダミー画素付加処理と、
    前記第2水平変倍処理による水平変倍処理後のOSD面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加する第2ダミー画素付加処理とを行い、
    前記第1ダミー画素付加処理によるダミー画素付加後の自然画面と、前記第2ダミー画素付加処理によるダミー画素付加後のOSD面とを重ね合わせることを特徴とする画像表示処理方法。
  11. 請求項9に記載の画像表示処理方法において、
    前記重ね合わせ処理により重ね合わされた自然画面とOSD面の片端または両端に、任意の個数の任意の画素値を有するダミー画素を付加するダミー画素付加処理を行うことを特徴とする画像表示処理方法。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の画像表示処理方法において、
    自然画面およびOSD面の表示データに対して垂直方向のライン数を変換するためのライン数変換処理を施す垂直変倍処理を有し、
    前記垂直変倍処理では、自然画面およびOSD面におけるインターレース走査の第1フィールドと第2フィールドをそれぞれ5ラインのブロックn(n=1,2,・・)に分割し、第1フィールドでは、各ブロックnの上位3ラインの下に、対応する第2フィールドのブロックnの下位3ラインを加えて6ラインの新ブロックnを形成するとともに、第2フィールドでは、各ブロックnの上位3ラインの下に、対応する第1フィールドのブロックnの下位2ラインと次のブロックn+1の最上位の1ラインを加えて6ラインの新ブロックnを形成し、自然画面およびOSD面のライン数を6/5倍にすることを特徴とする画像表示処理方法。
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