JP2007215354A - 電力負荷予測方法、及び電力負荷予測処理プログラム - Google Patents

電力負荷予測方法、及び電力負荷予測処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力負荷予測の上下限を求めることができ、電力負荷を効率よく推定することが可能な電力負荷予測方法を提供する。
【解決手段】記憶装置に記憶された事前分布に基づいて、MAP推定またはハイブリッドモンテカルロ法により演算装置が構築したガウシアンプロセスにより、演算装置が予測分布の平均と分散を算出するステップと、算出した予測分布の平均と分散とを出力装置を介して出力するステップとを有する。このようにして予測すると、GP(MAP)及びGP(HMC)の何れも、比較手法であるMLPとRBFNと比べて、平均誤差及び最大誤差において上回る結果を残すことができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、階層的ベイズ推定を用いたガウシアンプロセスにより電力負荷予測の上下限値と平均値とを求める電力負荷予測方法、及び電力負荷予測処理プログラムに関する。
電力システムにおいて、需要と供給のバランスをとるため、発電計画は、電力システムの安定度と経済性が重要である。従来から、未来の事象を予測するための手法として、過去の実データである事前プロセスをモデル化し、そのモデルの内部変数を推定するといった手法が知られている(特許文献1)。
特開2005−78519号公報
近年、電力自由化や気象条件の変動により、電力システムにおける不確定性の要因が増大している。電力自由化の新しい環境では、余分な発電量を回避し、利益最大化・リスク最小化を目指す傾向にある。その結果、発電計画の元となる電力負荷予測においても、不確定性を考慮した新しい電力負荷予測手法が切望されている。しかしながら、従来の手法では、電力負荷予測の上下限は系統的に求めることができないため、電力負荷を効率よく推定することができないという課題があった。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、電力負荷予測の上下限を求めることができ、電力負荷を効率よく推定することが可能な電力負荷予測方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電力負荷予測方法は、記憶装置、演算装置及び出力装置を備えたコンピュータを用い電力負荷を予測する電力負荷予測方法であって、前記記憶装置に記憶された事前分布に基づいて、MAP推定またはハイブリッドモンテカルロ法により前記演算装置が構築したガウシアンプロセスにより、前記演算装置が予測分布の平均と分散を算出するステップと、算出した予測分布の平均と分散とを前記出力装置を介して出力するステップとを備えたことを特徴とする。
前記演算装置は、MAP推定によりMAP推定値を求めることで、ガウシアンプロセスを構築する。
前記演算装置は、ハイブリッドモンテカルロ法により、サンプリングによって予測分布の平均と分散を算出する。
本発明に係る電力負荷予測処理プログラムは、記憶装置、演算装置及び出力装置を備えたコンピュータに用い電力負荷を予測させる電力負荷予測処理プログラムであって、前記コンピュータに、前記記憶装置に記憶された事前分布に基づいて、MAP推定またはハイブリッドモンテカルロ法により前記演算装置が構築したガウシアンプロセスにより、前記演算装置が予測分布の平均と分散を算出するステップと、算出した予測分布の平均と分散とを前記出力装置を介して出力するステップとを実行させるためのものである。
本発明によれば、電力負荷予測の上下限を求めることができ、電力負荷を精度よく推定することが可能な電力負荷予測方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態の電力負荷予測方法では、階層的ベイズ推定を用いたガウシアンプロセスを用いて電力負荷予測の上下限値と平均値とを求める。この際、本実施形態では、後述するMAP推定あるいはハイブリッドモンテカルロ法により、ガウシアンプロセスの平均値と分散を求める。
図1は、本実施形態に係る電力負荷予測方法を実現するためのコンピュータシステムを示す図である。このシステムは、入力装置(又は受信装置)1、演算装置2、記憶装置3及び出力装置(又は送信装置)4を備えて構成されている。入力装置1は、事前分布などの電力負荷予測に用いられる各種の情報を入力する際に用いられる。演算装置2は、MAP推定またはハイブリッドモンテカルロ法によりガウシアンプロセスを構築し、予測分布の平均と分散を算出する処理などを行う。出力装置4は、予測分布の平均と分散を表示あるいは送信する際に用いられる。
ここで、各用語について簡単に説明する。
「ベイズモデル」とは、パラメータとデータを確率変数とみなして予測値を点で推定することではなく、分布として推定するためのモデルである。また、「ガウシアンプロセス(以下、「GP」という。)」とは、ベイズモデルにおけるパラメータの事前分布として正規分布を過程するモデルである。階層的ベイズ推定モデルとはパラメータについても事前分布を仮定して、即ち、パラメータの分布のパラメータ(ハイパーパラメ−タ)を考慮したベイズモデルである。なお、階層的ベイズ推定は、特定分布の影響を緩和する働きをする。「MAP推定」は、勾配情報を用いて事後確率が最大化するようにハイパーパラメータを決定する推定手法である。そして、「ハイブリッドモンテカルロ法」は、マルコフ連鎖モンテカルロ法の一種であり、サンプリングにより事後分布の平均と分散を決定する手法である。
次に、GPについて詳しく説明する。ここでは、ベイズモデルにおける線形回帰と,近年研究が活発なカーネルマシンとの関連性からのGPの定義について説明する。
まず、ニューラルネットワークと同様に、H個の基底関数Φ={Φ(・)},(h=1,…,H)を用い、その重み付き総和で回帰を行うことを考える。但し、Hは非常に大きい値であるとする。さらに、N個の説明変数x={x},(n=1,…,N)が与えられているものとする。これらの基底関数と入力変数より、Φ(x)を要素に持つ行列Rを定義する。この行列Rの要素Rnhは、次式のようになる。
Figure 2007215354
よって、基底関数の重み付き総和をy(x)={y},(n=1,…, N) とすると、次式(式2)のように書くことができる。なお、式2において、u={u}, (h=1,…,H)は、基底関数に対応する重みである。
Figure 2007215354
さらに、{u}に事前分布を設定する。この事前分布は、次式(式3)に示すような、それぞれの重みに独立に平均「0」であり、かつ分散「σ 」の正規分布であると仮定する。なお、式3において、「I」は単位行列を意味する。
Figure 2007215354
すると、式2より「y」も同様に平均ゼロの正規分布に従うことが分かる。「y」の分散共分散行列を「Q」とすると、次式(式4)のようになる。
Figure 2007215354
「y」の分散共分散行列「Q」が式4のようになるので、「y」の事前分布P(y)は、次式(式5)のように表すことができる。
Figure 2007215354
次に、目的変数t={t},(n=1,…,N)について考える。「t」が対応する「y」に平均0、分散「σν 」の正規雑音が加わったものとすると、やはり「t」の事前分布も、次式(式6)に示すように正規分布となる。
Figure 2007215354
ここで、式6の分散共分散行列を「C」と表すことにすると、この分散共分散行列「C」は、次式(式7)のようになる。
Figure 2007215354
もし、基底関数の数Hがデータ数Nよりも小さければ、RRは必ず正則ではなくなる。しかし、ノイズ項「σν 」はフルランクであることから、「C」は必ず正則となり、数値的な安定性が得られる。このよう通常の設定に何らかの条件を加えて不良設定を解消しようという試みのことは「正則化」と呼ばれ、ラジアル基底関数ネットワークの導出の背景となった概念でもある。
さて、分散共分散行列である「Q」について考える。「Q」の(i,j)番目の要素「Qij」は、次式(式8)のようになる。
Figure 2007215354
この式8から、実際に「Q」を計算するために必要なことはΦ(x)同士の内積計算であることが分かる。ここで、この内積計算が、次式(式9)のようなカーネル関数で表すことができると仮定する。
Figure 2007215354
もちろん、式9は任意の関数について成り立つわけではない。式9が成り立つための必要十分条件は、カーネル関数が対称半正定値を満たすことである。このような条件のことを「Mercer条件」といい、「Mercer条件」を満たすカーネルを特に「Mercerカーネル」という。また、このようにΦ(x)の内積をカーネルで置き換え、Φ(x)のような計算を回避することを「カーネルトリック」という。
対称半正定値性は通常の分散共分散行列についても当てはまるため、GPは通常の線形回帰をカーネルにより拡張したモデルと見なすことができる。「Mercerカーネル」としては、例えば次式(式10)に示す「ガウシアンカーネル」がある。但し、式10において、「ω」はガウシアンカーネルの幅である。
Figure 2007215354
以上のことから、式7の要素は次式(式11)のように表すことができる。
Figure 2007215354
次に、得られた「t」から新たな目標値「tN+1」を予測する問題を考える。「tN+1」の条件付き分布P(tN+1|t)は、ベイズの定理から次式(式12)に示すように表される。
Figure 2007215354
式12における右辺の分子は仮定より正規分布である。また、「t」はすでに得られているので、分母は定数となる。よって、分布P(tN+1|t)は、次式(式13)のように表すことができる。なお、式13において、「R」は、「t」から「tN+1」までの分散共分散行列である。
Figure 2007215354
ここで、「R」と「R−1」を次式(式14)のように分割する。
Figure 2007215354
分割逆行列の一般公式により、「R−1」の各要素は次式(式15)により「C−1」で表すことができ、「R−1」を「C−1」を用いて表すことができる。
Figure 2007215354
式14および式15から、式13の分布における平均「μn+1」と分散「σ n+1」は、次式(式16)のようになる。
Figure 2007215354
上記のように、ベイズモデルにおける線形回帰と、近年研究が活発なカーネルマシンとの関連性からGPが定義される。
上述したように、共分散関数の形式が決定すれば、GPにおける予測分布は行列・ベクトル演算により簡単に求めることができる。よって、GPにおける予測には共分散関数が重要な役割を果たす。しかし、このままでは共分散関数におけるパラメータ(例えば,式10における「w」)を決定することができない。GPでは共分散関数のパラメータもさらに確率変数とみなし、事前分布を設定してベイズの定理より事後分布を求めることでパラメータを決定する。
上述したモデルは全て共分散関数のパラメータが決定した下での議論であったため、これらは共分散関数のパラメータの確率分布に依存することになる。このように、通常のパラメータよりもさらに上位に設定されたパラメータを「ハイパーパラメータ」といい、これらをベイズの枠組みでとらえることを「階層ベイズモデル」という。
次に、ハイパーパラメータを決定し、予測を行う方法について述べる。
ここでは、ハイパーパラメータθ={θ}, (k=1,…,K)に事前分布P(θ)を設定した場合の予測分布の算出法について述べる。この場合、予測分布は、ベイズの定理から次式(式17)の様になる。なお、式17において、「D」は与えられたデータである。
Figure 2007215354
さらに、P(θ|D)については、ベイズの定理より次式(式18)が成り立つ。
Figure 2007215354
ここで、P(θ|D)は、ハイパーパラメータでデータをどれだけ尤もらしく表現できるかを表す量(ハイパーパラメータ周辺尤度)であり、「ABIC」や「evidence」と呼ばれることもある。この項の対数は次式(式19)で表される。なお、式19において、「det」は、行列の行列式である。
Figure 2007215354
式19から分かるように、式17の積分は非常に複雑となり、解析的に行うことは不可能である。そのため、近似計算が必要となる。以下、近似を行うための2つの手法について説明する。
「MAP(Maximum A Posteriori)推定」
先ず、MAP推定について説明する。MAP推定とは、事後確率が最大となる値を点推定する手法である。すなわち、MAP推定値を「θMAP」とすると、P(tN+1|xN+1,D)をP(tN+1|xN+1,D,θMAP)とする近似を行う。「θ」を固定するので、予測分布は正規分布となる。これを行うためには式19とハイパーパラメータ事前分布の対数を用いて式18の最大化を行うようにすればよい。式19の偏導関数は次式(式20)で与えられる。なお、式20において、Trは行列のトレースである。
Figure 2007215354
よって、lnP(θ)の偏導関数を求めることができれば、共役勾配法などの最適化法を用いて式18の最大化を行うことができるようになる。
「ハイブリッドモンテカルロによるサンプリング」
次に、ハイブリッドモンテカルロによるサンプリングについて説明する。式17の予測分布を近似するもう1つの方法として、マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いたサンプリングにより期待値などを計算する方法がある。高い確率を持つ領域から効率よくサンプルをとることができれば、サンプルが少数であっても十分に精度の高い近似値が得られる。
しかし、この領域は高次元領域におけるごく小さな領域であり、単純なランダムウォークではこの領域からサンプルをとること自体が難しくなる。本例では、式19のように導関数を計算できる。この場合は、マルコフ連鎖モンテカルロ法の1種であるハイブリッドモンテカルロ(以下、「HMC」という。)を用いるのが効果的である。「HMC」は,Metropolis基準とハミルトニアンダイナミカルシステムのシミュレートを組み合わせたハイブリッド手法である。一般に、モンテカルロ法では事後分布からのサンプルを得て、それから次式(式21)を用いて式17の近似を行う。
Figure 2007215354
なお、式21において、「S」は予測に用いるサンプル数であり、「θ(S)」はs番目のθのサンプルである。
「HMC」では勾配情報を高い確率をもつ領域を見つけ出すために進むべき方向の決定に用いる。一方、モーメント変数p={p},(k=1,…,K)を導入し、探索する運動の様子を決定する。モーメント変数より、運動エネルギーki(p)が次式(式22)で定まる。但し、式22において、「m={m},(k=1,…,K)」は、仮想的質量を意味する。
Figure 2007215354
そして、この運動エネルギーの確率分布P(p)は次式(式23)に示すように、ギブス分布でモデル化できる。なお、式23において、「Z」は規格化定数である。
Figure 2007215354
また、式22における「m」は便宜上全て「1」と置いてよく、「1」と置いた場合には式23の確率分布は標準正規分布となる。一方、「θ」を位置変数に対応させ、位置エネルギーをE(θ)=−lnP(θ|D)とし、その確率分布をP(θ|D)に比例するexp(−E(θ))とする。すると、位置エネルギーと運動エネルギーから、次式(式24)のように、総エネルギーであるハミルトニアンが決定できる。
Figure 2007215354
このハミルトニアンを元に仮想時間「τ」を用いたダイナミカルシステムのシミュレーションを行う。このシステムは次式(式25)の微分方程式により支配される。
Figure 2007215354
しかし、この微分方程式は一般に複雑な方程式となり、直接これを解くことはできない。通常は、次式(式26)のleapfrogと呼ばれる離散近似法がとられている。なお、式26において、「ε」はステップサイズである。
Figure 2007215354
これをL回繰り返し、現在の状態(θ,p)から時間ετ後の提案状態(θ,p)を作り出す。これをMetropolis基準に従ってこの状態の受容・棄却を決定する。Metropolis基準は次式(式27)の確率により提案状態を受容する方法である。
Figure 2007215354
さらに、今回は目的の分布により早く収束させるため、Horowitsによるpersistenceパラメータα(0≦α≦1)を導入する。通常のHMCではL回の反復を行うごとに新しいモーメント変数のサンプリングを行うが、パラメータαを導入する場合は次式(式28)によりモーメントを更新する。なお、式28において、「ν」はN(0,m)から得られる確率変数である。
Figure 2007215354
このパラメータαの導入により、θ空間における次の状態への探索する方向が類似することになり、従ってランダムウォークを避けることに貢献している。得られたサンプルから、予測平均の推定値の事後分布の平均と分散を次式(式29,式30)により推定する。
Figure 2007215354
Figure 2007215354
s番目の予測分散のサンプルアルゴリズムの初期は目的の分布に収束していないと考えられるため、通常は初期サンプルの何%かは予測に用いずに捨てる。これをburn-inという。
以下、本例の電力負荷予測のための処理方法について説明する。
本例では、GPを用いて短期電力負荷予測を行い、負荷の不確定性をエラーバーにより表現可能な電力負荷予測方法を提供する。電力負荷予測問題では季節変動などの不確定要素が含まれるため、ある程度の誤差は必ず発生する。その誤差を抑えることも確かに重要だが、観測値が取り得るであろう範囲を予測して不確定性を表現し、観測値の傾向をつかむことも重要であると思われる。また、これらの情報は運用者にとっても有用な情報となりえると考えられる。GPのモデル構築には、MAP推定とHMCを用いる。それぞれの手法の流れを以下に示す。
「MAP推定の手順」
図2は、MAP推定による電力負荷予測処理の例を示すフローチャートである。電力負荷予測処理において、演算装置2は、先ず、ハイパーパラメータの事前分布の形式とそのパラメータ、及び共分散関数の形式を決定する(ステップS11)。次いで、演算装置2は、適当な初期値から出発して式18を最大化し、θMAPを得る(ステップS12)。さらに、演算装置2は、θMAPを用いて予測分布の平均と分散を式16により求める(ステップS13)。
「HMCの手順」
図3は、HMCによる電力負荷予測処理の例を示すフローチャートである。電力負荷予測処理において、演算装置2は、先ず、ハイパーパラメータの事前分布の形式とそのパラメータ、及び共分散関数の形式を決定する(ステップS21a)。また、演算装置2は、HMCの反復回数、leapfrogの反復回数、ステップサイズ、persistence,burn-inの割合を決定する(ステップS21b)。なお、θの初期値については、乱数などの適当な方法で決定する。また,演算装置2は、モーメント変数pの初期値を標準正規乱数により発生させる(ステップS22)。そして、演算装置2は、ステップS21で決定したHMCの反復回数を満たすまで、以下(ステップS23〜S28)を実行する。
ステップS23〜S28では、演算装置2は、先ず、現在の状態を(θ,p)とし,ステップサイズ「ε」のleapfrogをL回行い、提案状態(θ,p)を作成する(ステップS23)。次いで、演算装置2は、−(H(θ,p)−H(θ,p))<0であれば提案状態を受容し、(θ,p)←(θ,p)とする(ステップS24)。
また、演算装置2は、rnd()<esp[−(H(θ,p)−H(θ,p))]であれば提案状態を受容し、(θ,p)←(θ,p)とする(ステップS25)。そうでなければ、演算装置2は、提案状態を棄却し、(θ,p)←(θ,−p)とする(ステップS26)。なお、rnd()は、区間[0,1]の一様乱数とする。
次いで、演算装置2は、式28によりモーメントを更新する(ステップS27)。そして、演算装置2は、burn-inを行わないのであれば、θをサンプルとして採用する(ステップS28)。
そして、演算装置2は、ステップS21で決定したHMCの反復回数を満たしていれば(ステップS29)、式29と式30を用いて事後分布の予測平均と予測分散を評価する(ステップS30)。
以下、本実施形態によるGPを用いて短期電力負荷予測を行い負荷の不確定性をエラーバーにより表現する電力価格予測のシミュレーション結果について説明する。
「シミュレーション条件」
先ず、シミュレーション条件について説明する。本シミュレーションでは、サンプルデータとして、平成11年から平成14年の夏季(6月〜9月)の平日データの最大電力負荷を用い、そのうち平成14年のデータをテストデータとして用いた。ただし、お盆などの特異日のデータはデータから除いてある。図4は、使用する入力変数を示す図である。なお、曜日については、図5に示すようにビット化した。よって、入力次元は11次元である。
また、GPに用いる共分散関数として、次式(式31)の関数を用いた。なお、式31において、「G」は入力次元であり、lnv,lnw,lnaはハイパーパラメータであり、「δij」はクロネッカーのデルタである。
Figure 2007215354
式31の共分散関数は「v」,「w」,「a」が正の場合に対称半正定値となる。よって、lnv,lnw,lnaをハイパーパラメータとすることで「v」,「w」,「a」の正値性が自然に満たされるよう設計してある。
また、各入力次元に独立に重み「w」を設けてある。こうすることで,予測に高く寄与した変数の「w」は大きな値を、一方で予測にあまり寄与しない変数の「w」は小さな値をとることになる。すなわち、予測に柔軟性を持たせることができる。また,曜日を前述の様にビット化したため、どの曜日が予測に高く寄与したかの知見を得られることが期待できる。
上記の「w」の事前分布はそれぞれ独立なガンマ分布とし、「v」と「a」の事前分布はそれぞれ独立な正規分布とした。ガンマ分布は式32で表され、正規分布は式33で表される。なお、「α」は形状母数、「β」は尺度母数、「μ」は平均、「σ」は標準偏差、「Γ()」はガンマ関数を示す。
Figure 2007215354
Figure 2007215354
図6は、GPのハイパーパラメータの事前分布に関する母数を示す説明図である。また、図7は、HMCを用いたGP(以下、GP(HMC)という。)におけるパラメータを示す説明図である。なお、MAP推定を用いたGP(以下、GP(MAP)という。)の最適化には、共役勾配法を用いた。また、誤差を計算する際には、GP(MAP)・GP(HMC)における誤差の計算には得られた分布の平均値を用いた。
一方、比較手法としては中間層が1層の多層パーセプトロン(以下、MLPという。)とラジアル基底関数ネットワーク(以下、RBFNという。)を用いた。MLPの学習アルゴリズムは誤差逆伝播法を用い、RBFNの学習アルゴリズムは、基底関数の中心と幅の初期値をまずK-meansで与え、その更新と結合加重の計算を交互に行った。中心と幅の更新は共役勾配法を、結合加重の計算には最小二乗法を用いた。また、MLP・RBFN共に結合加重の二乗和をペナルティとして評価関数に加える正則化を施した(ペナルティ係数:λ)。これら比較手法のパラメータを図8に示す。ただし、入出力変数は、全ての手法において平均0、分散1に標準化して用いた。
「シミュレーション結果」
上記のシミュレーション条件によるシミュレーション結果について説明する。先ず、図9に各手法の平均誤差と最大誤差をそれぞれ示す。図9により、GP(MAP)は比較手法であるMLPとRBFNと比べて、平均誤差において0.4063%と0.3512%、最大誤差において1.2796%と0.9535%を上回る結果を残した。
同様に、GP(HMC)は平均誤差において0.4086%と0.3535%、最大誤差において1.3038%と1.2437%上回る結果を示した。よって、GPがMLPとRBFNよりも短期電力負荷予測において高い予測能力を持つことが分かる。また、GPに注目すると、平均誤差・最大誤差共に若干だがGP(HMC)がGP(MAP)を上回る結果となった。
また、GP(MAP)とGP(HMC)における平成14年度全日の予測結果と不確定性の指標であるエラーバー(3σ)を図10と図11にそれぞれ示す。これらの図に示されている様に、エラーバーを用いて不確定性を表現可能な点が本例の特徴である。
誤差の報告で述べたことと同様に、1日ごとの予測結果も両手法の差異は若干であった。エラーバーに注目すると、全日において両手法とも観測値が±3σ内に入っていることが見て取れる。実際、観測値が±nσに入っている割合は、±σ内が73.42%、±2σが93.67%、±3σが100.00%であった。これらの結果より、GPは翌日最大電力の予測結果だけではなく、その不確定性の算出に関しても高い能力を示すことがわかる。
最後に、 GP(MAP)におけるハイパーパラメータ「w」の平均値を図12に示す。同図より、GP(MAP)においては最高気温・平均気温・不快指数・当日最大電力が予測に高く寄与していることが読み取れる。一方で,ビット化した曜日に注目すると,どの曜日もハイパーパラメータ「w」の値は小さいものの月曜日と金曜日が他の曜日よりも高い値を示した。よって、曜日の特色として週明けと週末は他の曜日よりも重要な情報をもっているといえる。
以上より、GPは従来法と比べて予測能力が高いだけでなく、予測値の上下限値であるエラーバーに関し付加的な情報が得られる点でも優れていることが示された。
上述したように、本実施形態では、GPを適用して短期電力負荷予測を行うようにしたので、以下のような効果が得られる。すなわち、GPにより共分散関数において各次元に重みを決定し,それをベイズの定理から決定したので、従来よりも柔軟な予測を行うことができる。また、GPによる短期電力負荷予測により電力負荷予測を行うこととしたので、実データと比較した結果、平均誤差及び最大誤差を共に削減することができ、精度の高い予測を行うことができる。さらに、予測を点推定ではなく予測分布を用いて行うこととしたので、エラーバーの算出が可能となり、短期電力負荷予測における不確定性を表現することができるようになった。
本発明の一実施形態に係る電力負荷予測システムのブロック図である。 MAP推定による電力負荷予測処理の例を示すフローチャートである。 HMCによる電力負荷予測処理の例を示すフローチャートである。 入力変数の例を示す説明図である。 曜日についてビット化した情報の例を示す説明図である。 GPのハイパーパラメータの事前分布に関する母数を示す説明図である。 GP(HMC)におけるパラメータを示す説明図である。 比較手法のパラメータの例を示す説明図である。 各手法の平均誤差と最大誤差を示す説明図である。 GP(MAP)における予測結果とエラーバーを示す説明図である。 GP(HMC)における予測結果とエラーバーを示す説明図である。 GP(MAP)におけるハイパーパラメータの平均値を示す説明図である。
符号の説明
1…入力装置
2…演算装置
3…記憶装置
4…出力装置

Claims (4)

  1. 記憶装置、演算装置及び出力装置を備えたコンピュータを用い電力負荷を予測する電力負荷予測方法であって、
    前記記憶装置に記憶された事前分布に基づいて、MAP推定またはハイブリッドモンテカルロ法により前記演算装置が構築したガウシアンプロセスにより、前記演算装置が予測分布の平均と分散を算出するステップと、
    算出した予測分布の平均と分散とを前記出力装置を介して出力するステップと
    を備えたことを特徴とする電力負荷予測方法。
  2. 前記演算装置は、MAP推定によりMAP推定値を求めることで、ガウシアンプロセスを構築する
    請求項1記載の電力負荷予測方法。
  3. 前記演算装置は、ハイブリッドモンテカルロ法により、サンプリングによって予測分布の平均と分散を算出する
    請求項1記載の電力負荷予測方法。
  4. 記憶装置、演算装置及び出力装置を備えたコンピュータに用い電力負荷を予測させる電力負荷予測処理プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記記憶装置に記憶された事前分布に基づいて、MAP推定またはハイブリッドモンテカルロ法により前記演算装置が構築したガウシアンプロセスにより、前記演算装置が予測分布の平均と分散を算出するステップと、
    算出した予測分布の平均と分散とを前記出力装置を介して出力するステップと
    を実行させるための電力負荷予測処理プログラム。
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