JP2007214883A - 受話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量で装着が容易で使用者に負担を与えずに効果的な能動消音と同時に、必要な情報を明瞭に聴取できる受話装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 雑音受信部8により周囲の雑音を受信し、回路部14で雑音の位相と逆位相の信号をつくり、振動部材4を振動させることにより、雑音を減衰させた状態で、音声信号を骨伝導により聴取可能とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、騒音の激しい環境においても音声信号を明瞭に聴取するのに適した受話装置に関する。
近年、騒音の激しい環境で音声信号を聴取するための受話装置が種々開発されている。例えば、耳全体を覆い遮音するイヤーマフと、その内部に実装された電磁型のスピーカとで構成される受話装置等が提案されている。内部にスピーカを配置した一対のイヤーマフをヘッドバンドに取り付けて、さらにマイクロフォンをヘッドバンドに取り付けた装置を携帯電話機に接続することで、騒音下でも容易に携帯電話機による通話が可能なシステムも提案されている。このような受話装置は、特許文献1に開示されている。
また、イヤーマフと、イヤーマフの内部に取り付けられたスピーカと、イヤーマフの外側に配置された指向性マイクロフォンと、制御回路とからなり、使用者が相手と会話する際に、前記指向性マイクロフォンが拾う周囲の環境音の状況に応じてフィルタリング制御を行うことで、会話を容易にするイヤーデバイスも提案されている。このような受話装置は、特許文献2に開示されている。
さらに、高騒音下であるMRI装置の中にいる被検者が、外部にいるオペレータと会話をするための受話装置も提案されている。この受話装置は、イヤーマフの内部に骨伝導スピーカと骨伝導マイクロフォンを実装し、耳を完全に塞いだ状態で気導音ではなく骨導音で会話をする受話装置である。
図1は、従来の受話装置の斜視図である。従来の受話装置20は、送話用の圧電素子からなる骨伝導マイクロフォン21と、受話用の圧電素子からなる骨伝導スピーカ22が使用されている。骨伝導マイクロフォン21及び骨伝導スピーカ22がヘッドフォン形の遮音用イヤーマフ23に組み込まれた構成となっている。
このうち骨伝導マイクロフォン21は、遮音用イヤーマフ23のイヤーパッド24のほぼ中央部分、即ち、一般的な使用者の耳孔に対応する箇所に配置され、使用者が遮音用イヤーマフ23を装着したときに、骨伝導マイクロフォン21の先端部が使用者の耳孔内に挿入され得るように構成されている。また、骨伝導スピーカ22は、上記イヤーパッド24の内部の一般的な使用者の耳介周囲部分に対応する箇所に収められている。
骨伝導マイクロフォン21及び骨伝導スピーカ22は、遮音用イヤーマフ23装着時に、使用者の頭部に直接、又は保護カバーやクッション材等からなる保護部材(図示せず)を介してその各作動面が接触するように組み込まれている。また、その接触の圧力は、遮音用イヤーマフ23の左右のハウジング27を連結するヘッドバンド28の材質や構造により設定される。
図2は、従来の圧電型骨伝導スピーカの断面図である。図示するように、従来の骨伝導スピーカ22は、円板状の圧電バイモルフ素子71の全周囲をエラストマ材72で保持している。圧電バイモルフ素子71に電気音響信号を入力すると、撓みによる機械振動が生じる。この振動が伝達部材76を介して振動体73に伝達して振動体73を振動させる。エラストマ材72は、ケース74の内面に固着された支持部材75に支持されている。圧電バイモルフ素子71はケース74内に収められ振動体73の表面はケース74の外に位置するように配置されている。また、骨伝導マイクロフォン21も同様の構成を成し、機械振動を電気音響信号に変換する機能を有している。このような受話装置は特許文献3に開示されている。
登録実用新案第3023116号公報 特願平8−509472号公報 特開2005−245580号公報
前述したように、騒音下において必要な情報のみを送受信する音声情報の伝達システムとして、遮音用イヤーマフとその内部に実装されたスピーカを使用する受話装置が提案されている。しかしながら、これらの受話装置には、重厚な遮音壁を有するイヤーマフが使用される。そのため重量が増すという問題点がある。また、この重量にさらにスピーカの重量も加わり、ますます重くなるので、使用者にとって、長時間に渡り装着することは、負担が大きいという問題点がある。
従って、本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを課題とする。具体的には、軽量で装着が容易で使用者に負担を与えずに効果的な能動消音と同時に、必要な情報を明瞭に聴取できる受話装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記従来技術の課題を解決するために、以下の手段を採用した。即ち、本発明は、イヤフォン型の受話装置と周囲音を捉えるマイクロフォンとで構成される能動消音手段と、これに連結する有機材料で被覆した圧電バイモルフ型の振動体が成す音響振動手段とを採用することをその要旨とする。
本発明によれば、音声または電気変換された音声信号を受信して電気音声信号を出力する音声受信部と、前記電気音声信号を増幅して増幅電気音声信号を出力する受信音声信号増幅部と、前記増幅電気音声信号に応じて音声振動を発生する振動部材と、前記振動部材に接合し外耳道に挿入可能な形状を有する伝達部材とからなる受信経路と、雑音を受信して雑音信号を出力する雑音受信部と、前記雑音信号の位相と逆位相の逆相雑音信号を出力する位相反転制御部と、前記逆相雑音信号に応じて逆相雑音振動を発生する前記振動部材と、前記伝達部材とからなる消音経路と、使用者の発する音声により耳周辺に生じる骨導音を前記振動部材に伝達する前記伝達部材と、前記骨導音に応じた送信音声信号を出力する前記振動部材とからなる送信経路とを有することを特徴とする受話装置が得られる。
本発明は、相手の発する音声や、既に電気変換されている携帯電話機からの音声信号等を聴取する手段として、音声受信部と受信音声信号増幅部と振動部材と伝達部材とからなる受信経路を設ける。この受信経路において、音声受信部は、聴取を目的とする相手の発する音声や既に電気変換されている携帯電話機からの音声信号を受信し、電気音声信号として出力する機能を備える。受信音声信号増幅部は、前記音声受信部から出力される前記電気音声信号を、聴取するための最適な状態に変換及び増幅して増幅電気音声信号を出力する機能を有する。振動部材は、前記増幅電気音声信号を音声振動に変換する電気−機械変換デバイスであり、小型、軽量かつ変位量と発生力が大きいものが望ましい。伝達部材は、前記振動部材に接合されるとともに外耳道に挿入可能な形状を有する。前記振動部材が増幅電気音声信号によって発生する音声振動は、この伝達部材を介して外耳道に振動を付与する。この振動が骨導音となり、相手の発する音声や携帯電話機からの音声を使用者に聴取を可能とする。
通常の場合、前記受信経路のみでも音声の聴取は可能だが、騒音の激しい環境においては騒音が音声の聴取を妨げるので受話装置の性能としては不十分である。そこで、本発明では、騒音を積極的に低減させる能動消音手段として、雑音受信部と位相反転制御部とからなる消音経路を設ける。
消音経路において、雑音受信部は、使用者の耳近傍に装着されるマイクロフォンからなり、使用者の耳近傍に到達する周囲の環境に存在する雑音を検出し、電気信号として出力する。位相反転制御部は前記雑音受信部が出力する電気信号を分析して前記電気信号の有している電圧の位相に対して位相が180度異なる、逆位相の電圧を有する電気信号に変換した逆位相雑音信号を出力する。
この逆位相雑音信号は前記振動部材を振動させる。このとき前記振動部材が発生する振動は伝達部材を振動させるが、この振動は、周囲の環境から外耳道に入ってくる雑音の位相と逆位相の振動をするので、雑音と伝達部材の振動とが互いに打ち消し合う効果を奏し、雑音が低減或いは消去される。
さらに、本発明では、相手の発する音声や携帯電話機からの音声信号等を使用者に伝達する受信経路の他に、使用者が自ら発した音声を相手に伝達するための送信経路を設ける。この送信経路では、使用者が音声を発することで骨伝導により耳周辺に生じる振動を前記振動部材に前記伝達部材を介して伝達させる。前記振動部材は、前記振動に応じた送信音声信号を出力する機能を有する。
本発明によれば、前記受信経路と、前記消音経路と、前記送信経路とを有し、前記雑音受信部と前記振動部材と前記伝達部材とは一体の骨伝導イヤフォン部を成し、前記骨伝導イヤフォン部は、前記伝達部材を介して、前記振動部材の発生した前記音声振動を外耳道に伝達し、かつ、前記逆相雑音振動により前記雑音を低減することを特徴とする受話装置が得られる。
本発明は、前記受信経路と前記消音経路と前記送信経路における前記雑音受信部と前記振動部材と前記伝達部材とを一体にして、骨伝導イヤフォン部を構成することにより、小型で軽量な受話装置となる。前記雑音受信部と前記振動部材と前記伝達部材を一体とするには、接合部材を介して各部材を接合しても良いが、各部材を一緒に樹脂でモールドして一体としても良い。
本発明によれば、前記骨伝導イヤフォン部は、一対を成し、少なくとも一方が、前記送信経路であることを特徴とする受話装置が得られる。本発明では、相手の発する音声や携帯電話機からの音声信号等を使用者に伝達する受信経路の他に、使用者が自ら発した音声を相手に伝達するための送信経路を設ける。その手段として、前記骨伝導イヤフォン部を利用する。
使用者が音声を発した際に外耳道に伝わる骨導音を前記振動部材に前記伝達部材を介して伝達し、前記振動部材を振動させる。前記振動部材には機械−電気変換機能を持たせて、前記の骨導音に応じた電気信号の出力を得る。この電気信号を増幅し、スピーカや受信装置等に出力することで、使用者が自ら発した音声を相手に伝達することができる。即ち、骨伝導イヤフォン部が骨伝導マイクロフォンを兼ねる受話装置である。
また、前記骨伝導イヤフォン部は、1対にして使用者が左右の耳に装着できるようにする。その際、前記受信経路となる前記骨伝導マイクロフォンを兼用させる骨伝導イヤフォン部は左右のどちらか一方で良いが、両方としてもよい。
本発明によれば、前記骨伝導イヤフォン部は、有機材料で表面を覆われた圧電バイモルフ素子または圧電ユニモルフ素子からなる前記振動部材の端部に接合部材を介して前記伝達部材が接合され、前記雑音受信部は前記伝達部材の外耳道に挿入される面以外の表面に固定してなることを特徴とする受話装置が得られる。
本発明では、前記振動部材として、電気−機械変換機能と機械−電気変換機能とを備え持つ、小型・軽量かつ変位量と発生力が共に大きい圧電バイモルフ素子または圧電ユニモルフ素子を使用する。圧電バイモルフ素子は、弾性板を介して圧電セラミックス板を2枚接合して成る素子であり、圧電ユニモルフ素子は圧電セラミックス板を弾性板に接合してなる素子である。双方共に、電気信号に応じた撓み変形による変位と力を発生し、機械的な振動を付与するとその振動に応じた電気信号を出力する。この圧電バイモルフ素子または圧電ユニモルフ素子全体をウレタンやシリコーン等の有機材料で覆い、強度や耐候性を上げると共に、振動特性を制御して、振動部材とする。
本発明では、前記振動部材の端部に接合部材を介して前記伝達部材を接合し、かつ前記雑音受信部となるマイクロフォンも前記伝達部材に接合する。その際、マイクロフォンの接合位置は、前記伝達部材が外耳道に挿入される部分以外であれば良く、外耳道に挿入される部分と反対側に接合するのがより良い。本発明は、このように、雑音受信部と振動部材と伝達部材を一体とする受話装置である。
前述の如く、本発明によれば、軽量で装着が容易で使用者に負担を与えずに騒音環境にあっても能動消音手段により騒音を低減、消音すると同時に、必要な音声情報を明瞭に聴取、送信できる受話装置の提供が可能となる。
本発明による受話装置は、相手の発する音声や携帯電話機からの音声信号等を聴取する受信経路と、騒音を積極的に低減させる能動消音手段としての消音経路及び使用者が自ら発した音声を相手に伝達するための送信経路を有する。以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明による受話装置を示すブロック図である。本発明による受話装置13は、使用者が相手の音声を聴取するための受信経路を有する。まず、使用者が聴取を目的とする音声1を受信する音声受信部2を設ける。この音声受信部2に、音声を受信する場合であれば、マイクロフォンをはじめとする音響電気変換機能を有するデバイスを使用し、音声1を電気音声信号に変換して、受信音声信号増幅部3に出力する。また、携帯電話機やその他通信装置からの音声信号を受信する場合であれば、音声信号をインピーダンス変換し、或いはそのまま受信音声信号増幅部3に出力する機能を有するデバイスを使用すれば良い。
受信音声信号増幅部3は、前記電気音声信号を増幅して、振動部材4に増幅電気音声信号を出力する。その際、使用者が、最適な音量、音質で音声を聴取できるように受信音声信号増幅部3にはイコライザーやボリュームなどの制御回路を設けると良い。
振動部材4は増幅電気音声信号を音声振動に変換するデバイスである。このデバイスとしては、小型・軽量かつ変位量と発生力が共に大きい電気−機械変換機能を備えた圧電バイモルフ素子を使用するのが良い。振動部材4は、前記増幅電気音声信号に応じて音声振動を発生する。振動部材4は、外耳道に挿入可能な形状の伝達部材5に接合されており、前記音声振動は、外耳道に挿入された伝達部材5を介して、外耳道6周囲の軟骨に伝わり、使用者には、前記音声或いは音声信号が骨導音として聴取できる。即ち、振動部材4と伝達部材5は骨伝導イヤフォン部を構成する。
また、本発明による受話装置13は、使用者の外耳道6に侵入する周囲の騒音を積極的に減衰、消去する消音経路を有する。消音経路にはまず、雑音受信部8を設ける。雑音受信部8は使用者の周囲に存在する騒音や雑音7を使用者の耳近傍で受信して位相反転制御部9に電気信号として出力する機能を持つ。従って、雑音受信部8はマイクロフォンと呼ばれる音声を電気信号に変換できるデバイスであれば良い。
位相反転制御部9は、雑音受信部8が出力した電気信号を分析し、その電気信号が有している電圧の位相に対して位相が180度違う、逆位相の電圧を有する逆位相雑音信号を振動部材4に出力する。逆位相の電圧を有する逆位相雑音信号は、オペアンプを使用した反転増幅回路で作るのが良い。また位相反転制御部9には受信音声信号増幅部3同様にイコライザーやボリュームなどの制御回路を設けると良い。
振動部材4は、位相反転制御部9が出力する逆位相雑音信号に従い振動する。この振動は、伝達部材5に伝わり、使用者の外耳道6に侵入する周囲の騒音や雑音と逆の位相で伝達部材5を振動させる。そのため、外耳道6に侵入しようとする周囲の騒音や雑音の振動方向と伝達部材5の振動方向が互いに逆向きとなって互いに打ち消し合い、使用者の外耳道6に侵入する騒音は減衰或いは消滅する。
さらに、本発明による受話装置13は、使用者が自ら発した音声を相手に伝達するための送信経路を有する。送信経路は、振動部材4と伝達部材5とからなる前記骨伝導イヤフォン部を骨伝導マイクロフォンとして利用し、前記骨伝導イヤフォン部と兼用する構成とする。
使用者が自ら音声を発すると、その音声は骨伝導により、外耳道6周囲の軟骨を振動させる。本発明では、この振動を、前記伝達部材5を介して、振動部材4に伝えることで、使用者が発した音声を振動部材4が電気信号に変換して送信音声信号として出力する。従って、振動部材4には機械振動を電気信号に変換する機能も要求され、この点でも、振動部材4には圧電バイモルフ素子を使用することが好ましい。
本発明では、振動部材4が出力する前記送信音声信号を増幅して出力する送信音声信号増幅部10と、増幅された送信音声信号をスピーカや携帯電話機等に出力する音声信号送信部11を設けることで、受話装置としての利便性を高めている。また、受信音声信号増幅部3、位相反転制御部9、送信音声信号増幅部10、音声信号送信部11からなる回路部14は、一つの回路基板上に構成することができる。
以下、具体的な例を挙げ、本発明の受話装置についてさらに詳しく説明する。
図4は、実施例による受話装置の基本構成を示す説明図である。本実施例による受話装置13は、接合部材15により一体化された振動部材4と雑音受信部8と伝達部材5とからなる骨伝導イヤフォン部31と、回路部14と、音声受信部2とからなる。骨伝導イヤフォン部31と音声受信部2とは回路部14に接続している。骨伝導イヤフォン部31は使用者が両耳に装着できるように2個とした。
本実施例では、音声受信部2をコンデンサマイクロフォン及びFET増幅回路で構成し、使用者が聴取しようとする相手の音声1や携帯電話機や音響装置から出力される音声信号を受信できるようにした。音声1や音声信号は音声受信部2で受信され、受信音声信号として電気音声信号に変換され回路部14に出力される。この電気音声信号は、回路部14に設けた増幅回路で増幅されて増幅電気音声信号となり、接続コード16を通じて、振動部材4に出力される。
図5は、実施例による振動部材の断面図である。本実施例では振動部材4として、圧電バイモルフ素子19を使用した。この圧電バイモルフ素子19は、弾性板18を介して2枚の圧電セラミックス板17を接合したものである。具体的には、2枚の圧電セラミックス板17にはNECトーキン(株)製の圧電セラミックス(商品名ネペック10)を用い、その寸法は、長さ30mm、幅3mm、厚さ0.2mmとした。また、弾性板18は厚さ50μmの真鍮板を使用し、その長さと幅は圧電セラミックス板17とほぼ同寸法にした。これらをエポキシ系接着剤で貼り合わせ、圧電セラミックス板17の外側の主面には電極を設け、この電極と弾性板18との間に前記増幅電気音声信号が入力されるように配線した。尚、電極及び配線は図示しない。
本実施例では、圧電セラミックス板17は一層が50μmの内部電極を印刷したセラミックスシートを厚み方向に4層積層し、一体焼成した積層圧電セラミックス板を用いた。さらに、一層毎に内部電極を二つのグループに分けて層毎に分極と電圧印加が出来る構成とした。この構成は、駆動電圧を大幅に低減できる利点がある。
この圧電バイモルフ素子19の全表面を有機材料32で覆い、振動部材4とした。有機材料32には液状ウレタンゴムを使用し、厚さ方向の二面に約2mmの厚さで被覆層を形成した。
振動部材4は、前記増幅電気音声信号に応じて、撓みによる機械振動を発生する。この機械振動は図4に示した接合部材15を介して、音声振動として伝達部材5に伝わる。
図6は、実施例による骨伝導イヤフォン部の斜視図である。本実施例による骨伝導イヤフォン部31は、樹脂成形した接合部材15を介して、雑音受信部8と伝達部材5を振動部材4の一端に接合した。伝達部材5は外耳道に挿入しやすい曲面を持つ形状とした。
図7は、実施例による骨伝導イヤフォン部の使用状態を示す説明図である。骨伝導イヤフォン部31は、図7に示す如く、使用者の耳30に装着される。このとき、伝達部材5は、外耳道に挿入され、伝達部材5に伝達された振動部材4の振動は、外耳道周辺の軟骨を振動させる。この振動が、骨伝導により内耳に伝搬して使用者に相手の発する音声1或いは携帯電話機からの音声信号を認識させる。
一方、図4における、本実施例では、雑音受信部8に、小型のコンデンサマイクロフォンを使用した。雑音受信部8で受信された使用者の耳近傍に到達する周囲の雑音や騒音は、雑音信号としてコンデンサマイクロフォンで電気信号に変換されて接続コード16を通じて、回路部14に出力される。この雑音信号は、回路部14内のオペアンプを使用した反転増幅回路からなる位相反転制御回路で位相が反転・増幅されて逆位相雑音信号となり、接続コード16を通じて、振動部材4に出力される。尚、接続コード16は多芯線構造を有し、雑音信号を伝達する雑音信号線と逆位相雑音信号を伝達する逆位相雑音信号線は異なる芯線を使用している。
位相反転制御回路が出力した逆位相雑音信号は、振動部材4を励振させ、さらに接合部材15を介して伝達部材5を振動させる。この振動は、使用者の耳近傍に到達する周囲の雑音や騒音が持つ音の振動と丁度180度位相が異なるため、使用者の耳に到達する周囲の雑音や騒音を能動的に減衰、消滅させる効果を有する。従って、使用者は、前記音声または音声信号を明瞭に聴取することが可能となる。
さらに、本実施例では、使用者が発した音声により生じる頭部の振動を外耳道経由で、振動部材4に伝達部材5を介して伝達させることで、使用者が発した音声を第三者に伝える構成とした。伝達部材5は、外耳道内壁に密着するように成形することで、外耳道に伝わる使用者が発した音声により生じる頭部の振動を効率よく振動部材4に伝達することができる。振動部材4に伝わった振動は、振動部材4を構成する圧電バイモルフ素子19に圧電現象を生じさせ、圧電バイモルフ素子19は、伝わった振動に応じた電圧を発生する。接続コード16を通じて、この電圧を回路部14に設けた送信音声信号増幅回路で増幅し、音声信号として、音声信号送信部から出力する。この音声信号は、例えばスピーカや音響装置などの音声出力部12へ出力され音声に変換されることで、使用者の発した音声が第三者に伝えられる。
本実施例では、伝達部材5が外耳道に挿入されているので、振動部材4は伝達部材5を介して使用者が発する骨導音のみを音声信号に変換し、周囲環境音は変換しない。従って、第三者は使用者の発する音声を明瞭に聞き取ることができる。
本実施例では、圧電バイモルフ素子は、駆動電圧を低下させるために積層構造としてあるが、電圧の問題がなければ単板構造でも良い。振動部材が音声信号を受ける状態と、使用者の発する音声信号を出力する状態の使い分けは、使用者の発する音声による振動を検知して、自動的に換えることができる。或いは、手動により切換えることも可能である。また、左右2個ある骨伝導イヤフォン部のうち、一方を受話専用とし、他方を送話専用として設定しても良い。
本実施例では、振動部材と雑音受信部と伝達部材とを一体にして、骨伝導イヤフォン部としたが、場合によっては、雑音受信部を切り離して、使用者の耳近傍以外の場所に取り付けても良い。また、使用者の発する音声は別の骨伝導マイクロフォンを用意し、使用者の発する音声による骨伝導音が受信できる部位へ装着しても良い。
以上述べた如く、本発明によれば、軽量で装着が容易で使用者に負担を与えず、騒音環境にあっても能動消音手段により騒音を低減または消音すると同時に、必要な音声情報を明瞭に聴取および送信ができる受話装置の提供が可能となる。
本発明による受話装置は、特に、騒音の激しい環境において音声信号を送受信する受話装置として利用できるほか、オーディオ装置や携帯端末機器等の音声の送受信に利用できる。
従来の受話装置の斜視図。 従来の圧電型骨伝導スピーカの断面図。 本発明による受話装置を示すブロック図。 実施例による受話装置の基本構成を示す説明図。 実施例による振動部材の断面図。 実施例による骨伝導イヤフォン部の斜視図。 実施例による骨伝導イヤフォン部の使用状態を示す説明図。
符号の説明
1 音声
2 音声受信部
3 受信音声信号増幅部
4 振動部材
5 伝達部材
6 外耳道
7 雑音
8 雑音受信部
9 位相反転制御部
10 送信音声信号増幅部
11 音声信号送信部
12 音声出力部
13、20 受話装置
14 回路部
15 接合部材
16 接続コード
17 圧電セラミックス板
18 弾性板
19、71 圧電バイモルフ素子
21 骨伝導マイクロフォン
22 骨伝導スピーカ
23 遮音用イヤーマフ
24 イヤーパッド
27 ハウジング
28 ヘッドバンド
30 耳
31 骨伝導イヤフォン部
32 有機材料
72 エラストマ材
73 振動体
74 ケース
75 支持部材
76 伝達部材

Claims (4)

  1. 音声または電気変換された音声信号を受信して電気音声信号を出力する音声受信部と、前記電気音声信号を増幅して増幅電気音声信号を出力する受信音声信号増幅部と、前記増幅電気音声信号に応じて音声振動を発生する振動部材と、前記振動部材に接合し外耳道に挿入可能な形状を有する伝達部材とからなる受信経路と、雑音を受信して雑音信号を出力する雑音受信部と、前記雑音信号の位相と逆位相の逆相雑音信号を出力する位相反転制御部と、前記逆相雑音信号に応じて逆相雑音振動を発生する前記振動部材と、前記伝達部材とからなる消音経路と、使用者の発する音声により耳周辺に生じる骨導音を前記振動部材に伝達する前記伝達部材と、前記骨導音に応じた送信音声信号を出力する前記振動部材とからなる送信経路とを有することを特徴とする受話装置。
  2. 前記受信経路と、前記消音経路と、前記送信経路とを有し、前記雑音受信部と前記振動部材と前記伝達部材とは一体の骨伝導イヤフォン部を成し、前記骨伝導イヤフォン部は、前記伝達部材を介して、前記振動部材の発生した前記音声振動を外耳道に伝達し、かつ、前記逆相雑音振動により前記雑音を低減することを特徴とする受話装置。
  3. 前記骨伝導イヤフォン部は、一対を成し、少なくとも一方が、前記送信経路であることを特徴とする請求項2に記載の受話装置。
  4. 前記骨伝導イヤフォン部は、有機材料で表面を覆われた圧電バイモルフ素子または圧電ユニモルフ素子からなる前記振動部材の端部に接合部材を介して前記伝達部材が接合され、前記雑音受信部は前記伝達部材の外耳道に挿入される面以外の表面に固定してなることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の受話装置。
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