JP2007213634A - デジタル情報記録器 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル情報記録器において、取り外し可能な記録媒体に直接記録を行なう場合に、記録時間を保証できるようにする。
【解決手段】内部コントローラ108は、番組の総ビット量と記録媒体の残り容量に応じて受信したビットストリームおよび情報再圧縮部で新たに生成したビットストリームのうちの何れかを記録するかを決定し、さらに情報記録部107を制御して番組の記録を開始させる。そして、内部コントローラ108は、番組の記録が終了するまでの間に、番組の未記録部分のビット量と記録媒体の残り容量に応じて、解像度、フレームレート、および符号化方式を変更して、番組の記録方式を修正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送を取り外し可能な記録媒体に記録するデジタル情報記録器に関するものである。
近年では、受信したアナログ放送の番組をデジタル化して、DVD−RAM等の光ディスクやハードディスク装置に記録するアナログレコーダが広く一般に普及している(例えば特許文献1を参照)。
上記のようなアナログレコーダでは、記録レートの違いによってXPモード、SPモード、LPモード、EPモードと称される種々の記録モードで記録が可能なものがある。例えば記録媒体としてDVD−RAMのディスクを使用すれば、記録レートの最も高いXPモードでは1時間記録でき、次に記録レートの高いSPモードでは2時間記録でき、LPモードでは4時間記録でき、EPモードでは6時間記録できる。これは、VHSテープに記録するレコーダの記録モードが、通常記録モードでは2時間記録でき、3倍記録モードでは6時間記録できるのと比較的良く似ている。すなわち、記録レートごとに、録画時間が保証され、ユーザに差ほど違和感なく記録モードを選択できる。
一方、昨今の地上波デジタル放送の普及とともに、受信したデジタル信号をそのままハードディスク装置に記録するデジタルレコーダが登場している。地上波デジタル放送等のデジタル放送は、デジタル化されて圧縮されたビットストリームが送信されるものである。例えば地上波デジタル放送では、画質等が互いに異なるSD(標準画質)とHD(高品位画質)の放送モードがある。デジタル放送の番組を記録するデジタルレコーダにおいても、それぞれの放送モードに応じた記録レートで、ハードディスク装置に番組の記録を行なえるようになっている。
特開平11−339374号公報
しかしながら、デジタルレコーダにおいては、アナログレコーダのように、記録レートごとに、デジタル放送の録画時間が保証されているわけではない。これは、デジタル放送では、同じSD同士の番組でも、あるいは同じHD同士の番組でも、番組の内容によっては同じ時間の番組を記録するために必要な情報量(ビット量)に差が発生するので、記録モードと番組の録画時間からは、単純に記録すべきビット量を決定できないためである。
それゆえ、録画開始時に記録モードと録画時間から記録すべきビット量を予想しても、実際には予想したよりも多くのビット量の記録が必要になる場合が起こり得る。そのような場合、例えばDVD−RAMのような取り外し可能な記録媒体では、設定した記録モードによっては、十分な記録容量を確保できないことも起こり得る。
したがって、デジタル放送の番組を取り外し可能な記録媒体に対して直接記録できるようにデジタルレコーダを構成した場合には、記録モードの選択が不適切だと、ハードディスク装置に記録する場合と比べ、番組の記録に失敗する(番組を最後まで記録できない)可能性が大きい。
また、デジタル放送において、画質がSDである番組の標準的な圧縮レート(ビットレート)は、4Mbpsから6Mbpsである。すなわち、SDには固定的に決まった圧縮レートはない。一方、画質がHDの番組の圧縮レートは、20Mbps程度である。そのため、番組内容が同じでもSDかHDかによって、記録媒体に記録できる時間が5倍も異なる。
また、近年では、主にモバイル機器に用いられる半導体メモリカード(例えばSDメモリカードやメモリースティック)や、据え置きの機器に用いられる様々な光ディスク(例えば、DVD−RAM、Blu−Ray Disc、HD−DVD)等のような取り外し可能な記録媒体の種類が増えている。さらに、すでに携帯電話でサービスが始まっている記録レートの低いMPEG4−SPを採用した第3世代携帯電話のFOMAに加え、圧縮規格にMPEG4−AVCを採用した1セグ(セグメント)のモバイル向けデジタル放送が2006年から始まり、まさに圧縮規格についても乱立状態と言える。
このような状況では、今までのアナログレコーダになれた人にとっては、何れの記録モードが適切なのか極めてわかりづらく、かつ使いにくいと言える。これに対しては、例えば番組の最大のビットレート(例えば画質がSDの番組では6Mbps)を想定し、記録媒体の容量に応じて、記録モードを自動的に選択するようにデジタルレコーダを構成することが考えられるが、これでは、記録された番組の画質が必要以上に劣化したり、記録媒体の記録容量が無駄に余ったりする可能性がある。
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、取り外し可能な記録媒体に対して直接記録を行なう場合に確実に番組の記録を行なえる(すなわち記録時間を保証できる)デジタルレコーダ(以下、デジタル情報記録器とも呼ぶ)を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するため、請求項1の発明は、
デジタル放送の番組を受信して得られたビットストリームを、取り外し可能な記録媒体に記録するデジタル情報記録器であって、
前記ビットストリームのビットレートを示すビットレート情報を求めるとともに、前記ビットストリームを復号化してベースバンド信号に戻すデコード部と、
前記ベースバンド信号を所定の符号化方式で符号化して、新たなビットストリームを生成する情報再圧縮部と、
前記番組を受信して得られたビットストリームおよび前記新たなビットストリームのうちの何れかを前記記録媒体に記録する情報記録部と、
前記番組の記録の開始時に、前記ビットレート情報が示すビットレートで前記番組を記録した場合の総ビット量を求め、前記総ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報記録部が何れのビットストリームを記録するかを制御し、さらに、前記番組の記録が終了するまでの間に、前記番組の未記録部分を所定のビットレートで記録した場合の未記録ビット量を求め、前記未記録ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報記録部が何れのビットストリームを記録するかを再制御する内部コントローラと、
を備えたことを特徴とする。
これにより、番組の記録が終了するまでの間に、未記録ビット量と記録媒体の残り容量に応じ、記録方式が修正されるので、取り外し可能な記録媒体に対して直接記録を行なう場合に記録時間を保証できる。
また、請求項2の発明は、
請求項1のデジタル情報記録器であって、
前記情報再圧縮部は、前記デコード部によって復号化されたビットストリームの解像度、またはフレームレートの少なくとも一方を変更した後に、前記符号化を行なうように構成されていることを特徴とする。
これにより、番組を受信して得られたビットストリームの解像度、またはフレームレートが変更されるので、記録すべきビット量を減らすことができる。
また、請求項3の発明は、
請求項1のデジタル情報記録器であって、
前記情報再圧縮部は、複数種類の符号化方法に対応するように構成され、
前記内部コントローラは、前記番組の記録の開始時に、前記総ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報再圧縮部が行なう符号化方法を決定して、決定した符号化方式で符号化が行なわれるように前記情報再圧縮部を制御し、さらに、前記番組の記録が終了するまでの間に、前記未記録ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報再圧縮部が行なう符号化方法を決定し、決定した符号化方式で符号化が行なわれるように前記情報再圧縮部を再制御するように構成されていることを特徴とする。
これにより、番組の記録が終了するまでの間に、未記録ビット量と記録媒体の残り容量に応じ、符号化方法(圧縮方法)が修正される。
また、請求項4の発明は、
請求項1のデジタル情報記録器であって、
さらに、前記番組を記録可能な容量を有する記録媒体が2以上存在する場合に、何れの記録媒体に記録するかをユーザが選択できるユーザインターフェースを備えていることを特徴とする。
これにより、番組を記録するための記録媒体をユーザが容易に選択できる。
また、請求項5の発明は、
請求項1のデジタル情報記録器であって、
前記内部コントローラは、前記番組を記録可能な容量を有する記録媒体が2以上存在する場合に、予め定められた優先順位に従って選択した記録媒体に対して、前記情報記録部が記録を行なうように制御するように構成されていることを特徴とする。
これにより、番組を記録するための記録媒体が自動的に選択される。
また、請求項6の発明は、
請求項1のデジタル情報記録器であって、
前記取り外し可能な記録媒体は、消去可能な記録媒体であり、
前記内部コントローラは、前記取り外し可能な記録媒体の現在の残り容量が、前記総ビット量に満たない場合には、すでに記録済みのデータを消去するように構成されていることを特徴とする。
これにより、後から記録される番組が優先して記録される。
また、請求項7の発明は、
請求項1のデジタル情報記録器であって、
前記内部コントローラは、前記取り外し可能な記録媒体の現在の残り容量が、前記総ビット量に満たない場合には、前記番組の記録を中止するように構成されていることを特徴とする。
これにより、十分な空き容量がないにも係わらず、一度しか書き込みのできない記録媒体に対して書き込みが行なわれて、記録媒体が無駄になるのを防止できる。
また、請求項8の発明は、
請求項1のデジタル情報記録器であって、
前記内部コントローラは、記録媒体が2以上存在する場合に、前記総ビット量の記録が可能な容量を有する記録媒体を選択し、選択した記録媒体に対して、前記情報記録部が記録を行なうように制御するように構成されていることを特徴とする。
これにより、番組を記録可能な容量を有する記録媒体が自動的に選択される。
本発明によれば、番組の記録が終了するまでの間に、未記録ビット量と記録媒体の残り容量に応じ、記録方式が修正されるので、取り外し可能な記録媒体に対して直接記録を行なう場合に記録時間を保証できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデジタル情報記録器100の構成を示すブロック図である。デジタル情報記録器100は、ユーザインターフェース10を介したユーザからの指示に応じ、デジタル化されて圧縮されたビットストリームを、取り外し可能な記録媒体(同図に示す半導体メモリカード20、および光ディスク30)に記録するようになっている。ビットストリームは、例えば地上波デジタル放送などを受信して得た番組のデータ(映像データ、および音声データ等のデータ)である。また、半導体メモリカード20は、例えばSDメモリカード(SD:Secure Digital)などの半導体メモリであり、光ディスク30は、例えばDVD−RAM(Digital Versatile Disc−RAM)等の光ディスクである。本実施形態では、何れの記録媒体に記録するかは、ユーザが、番組の録画を予約する際に、当該情報を番組予約情報に含め、ユーザインターフェース10を介してデジタル情報記録器100に指示する。
(デジタル情報記録器100の構成)
デジタル情報記録器100は、図1に示すように、バッファ101、デコード部102、解像度・フレームレート変換部103、MPEG4AVC用符号化部104、MPEG4SP用符号化部105、MPEG2用符号化部106、情報記録部107、および内部コントローラ108を備えている。
バッファ101は、入力されたビットストリームを一定時間分だけ格納するようになっている。バッファ101としては、例えばDRAM(Dynamic RAM)などの半導体メモリや、ハードディスク装置を用いることができる。
デコード部102は、ビットストリームを復号化してベースバンドに戻し、解像度・フレームレート変換部103に出力するようになっている。さらに、デコード部102は、復号化の過程で、符号化パラメータを抽出して、内部コントローラ108に出力するようになっている。ここで符号化パラメータとは、復号化したビットストリームのビットレート、フレームレート、および解像度である。
解像度・フレームレート変換部103は、内部コントローラ108の制御に応じ、バッファ101に格納されているビットストリームに対して、解像度変換、およびフレームレート変換を行なうようになっている。ここで、解像度変換とは、例えば画質がHDである画像を、画質がSDである画像に変換して、圧縮効果を期待するものである。また、フレームレート変換とは、例えば、1秒間に30枚の画像を、1秒間に24枚の画像に変換して、圧縮効果を期待するものである。
MPEG4AVC用符号化部104は、解像度・フレームレート変換部103の出力を、MPEG4AVC方式で再圧縮するようになっている。
MPEG4SP用符号化部105は、解像度・フレームレート変換部103の出力を、MPEG4SP方式で再圧縮するようになっている。
MPEG2用符号化部106は、解像度・フレームレート変換部103の出力を、MPEG2方式で再圧縮するようになっている。以上のMPEG4AVC用符号化部104、MPEG4SP用符号化部105、およびMPEG2用符号化部106を総称して符号化部と呼ぶ。また、解像度・フレームレート変換部103と各符号化部を合わせて情報再圧縮部と呼ぶ。
情報記録部107は、内部コントローラ108の制御に応じ、MPEG4AVC用符号化部104等の符号化部によって再圧縮されたビットストリームおよびバッファ101に格納されているビットストリーム自体の何れかを選択して、取り外し可能な記録媒体に記録するようになっている。
内部コントローラ108は、符号化パラメータに基づいて、情報記録部107が記録媒体に記録を行なう際の記録方式(解像度・フレームレート、および符号化(圧縮)の方法)を決定するとともに、決定した記録方式に応じて、解像度・フレームレート変換部103、MPEG4AVC用符号化部104、MPEG4SP用符号化部105、MPEG2用符号化部106、および情報記録部107を制御し、指示された番組(ビットストリーム)を、取り外し可能な記録媒体に記録させるようになっている。詳しくは、内部コントローラ108は、図2に示すフローチャートのように、記録方式の決定および解像度・フレームレート変換部103等の制御を行なう。
まず、ステップS001では、ユーザインターフェース10を介して取得済みの番組予約情報から録画時間情報を取得する。次に、ステップS002では、符号化パラメータに含まれるビットレートを抽出する。
ステップS003では、ビットレートと録画時間から、録画すべきビット量を算出する。ここで、録画すべきビット量とは、番組記録の開始時は、入力されたビットストリームをそのまま番組全体分だけ記録する際に生じると予想されるビット量(総ビット量)である。具体的に総ビット量は、デコード部102が抽出した符号化パラメータに含まれるビットレートと、番組予約情報から取得した録画時間情報から求める。また、後述するように番組の一部がすでに記録されている場合は、録画すべきビット量は、所定のビットレートで番組の残りを記録する際に生じると予想されるビット量(未記録ビット量)である。なお、所定のビットレートとは、符号化パラメータに含まれたビットレート、または各符号化部におけるビットレートである。
ステップS004では、記録方式を決定する。詳しくは、記録媒体の残り容量から見て、S003で求めたビット量のデータを記録可能か否か判断し、記録できると判断した場合は、バッファ101に格納されているビットストリームを取り外し可能な記録媒体に記録する。記録できない場合には、番組が取り外し可能な記録媒体に収まるように、解像度や圧縮方式(すなわち、MPEG4AVC用符号化部104、MPEG4SP用符号化部105、MPEG2用符号化部106のうちの何れの符号化部を採用するか)を決定する。
決定の方法としては、例えば、MPEG4AVC用符号化部104は、画質がHDの入力に対して、8Mbpsのエンコードが可能な符号化ツールとし、MPEG4SP用符号化部105は、QCIFの入力に対して、384kbpsのエンコードが可能な符号化ツールとし、MPEG2用符号化部106は、画質がSDの入力に対して、4Mbpsのエンコードが可能な符号化ツールとして、なるべく記録媒体の容量を使い切るようにこれらのツールから選択することが考えられる。なお、この選択基準は例示である。本来それぞれの符号化方式が上記のビットレートに固定されるものではないが、一般的に上記のような使われ方をすることが実際のアプリケーションでは多い。
ステップS005では、解像度・フレームレート変換部103、および選択した符号化部を制御して、情報記録部107を介して、新たに生成されたビットストリームを取り外し可能な記録媒体に所定時間分だけ記録する。
ステップS006では、番組の記録が終了していなければ、ステップS002に制御を移行する。
以上のように、内部コントローラ108は、記録方式の決定および解像度・フレームレート変換部103等の制御を、ビットストリームの記録を終えるまでの間に、所定の時間間隔で複数回行なう。すなわち、デジタル情報記録器100では、ビットストリームの記録を終えるまでの間に、解像度や圧縮の方法が複数回にわたり修正される場合がある。
(デジタル情報記録器100の動作)
バッファ101は、入力されたビットストリームを一定時間分だけ格納する。デコード部102は、バッファ101に格納されているビットストリームを復号化して、ベースバンドに戻す。さらに、デコード部102は、符号化パラメータを抽出し、内部コントローラ108に出力する。内部コントローラ108は、ビットレートと録画時間から録画すべきビット量を算出する。ここで、例えば記録媒体の残り容量から見て、求めたビット量を記録できる場合は、情報記録部107は、バッファ101に格納されているビットストリームを取り外し可能な記録媒体に所定時間だけ記録する。その後、内部コントローラ108は、再び符号化パラメータに含まれるビットレートを抽出して、番組の残りを記録する際に生じると予想されるビット量を算出する。
デジタル放送では、実際にビットストリームを受信するまでは情報量が確定しないので、記録媒体に番組全体を記録できると番組の開始直後に判断した場合であっても、予想したよりも記録すべきビット量が大きくなってしまう場合がある。その場合は、記録媒体の残り容量によっては、番組を最後まで記録媒体に記録できない可能性がある。そこで、デジタル情報記録器100では、ビットストリームの記録を終えるまでの間に、所定の時間間隔で記録方式の修正を行なう。
内部コントローラ108は、記録媒体の残り容量から見て、求めたビット量を記録できないと判断した場合は、番組の残り部分が、取り外し可能な記録媒体に収まるように、解像度や圧縮方式を決定する。例えば、記録媒体の残り容量が1GBで、MPEG2方式(MPEG2用符号化部106における符号化方式)で番組の残り部分を圧縮した場合に予想されるビット量が2GBであるような場合には、内部コントローラ108は、解像度・フレームレート変換部103における解像度が現状の半分以下になるように変更する。その後、内部コントローラ108は、解像度・フレームレート変換部103、選択した符号化部(例えばMPEG2用符号化部106)、および情報記録部107を制御して、新たに決定した解像度と圧縮方式で、番組の残り部分を所定時間だけ記録する。デジタル情報記録器100においては、上記の記録方式の決定と所定時間の記録が、指定された番組の記録が終了するまで繰り返される。
上記のように、本実施形態によれば、番組の記録が終了するまでの間に、未記録ビット量と記録媒体の残り容量に応じ、ビットストリームの記録方式が修正されるので、デジタル放送の記録時間を保証できる。
なお、上記のように、必ずしも解像度を変換した上で、再圧縮する必要は無く、例えば再圧縮のみを行なうようにしてもよい。
また、フレームレートのみを変更してから再圧縮して記録したり、フレームレートと解像度の両方を変更してから再圧縮して記録したりするようにしてもよい。
また、解像度の変換や再圧縮を行なっても、記録媒体に記録できない場合には、記録を中止するようにしてもよい。これにより、十分な空き容量がないにも係わらず、一度しか書き込みのできない記録媒体に対して書き込みが行なわれて、記録媒体が無駄になるのを防止できる。
また、記録媒体として複数種類のものを選択できる場合には、何れの記録媒体に記録できるかを内部コントローラ108で判断してもよい。例えば、取り外し可能な記録媒体として、DVD−Rの2層記録(9.4GB)のディスク、およびBlu−Rayディスク(50GB)が選択可能とする。また、入力されたビットストリーム(番組)が、画質がHDの2時間の映画であり、デコード部102でデコードした後のビットレートが25Mbpsであるとする。ここ例では、Blu−Rayディスクには、この記録レートでは4時間以上記録できるので、問題なくBlu−Rayディスクに対して直接記録が可能である。また、DVD−Rの2層記録のディスクには、デコード部102でデコードした後に、MPEG4AVC用符号化部104によって8Mbpsに再圧縮(符号化)すれば、2時間以上記録できるので、選択肢の1つとなる。このように、ビットレートと記録時間と記録媒体の空き容量が確定すれば、最適な符号化ツールと記録媒体の組み合わせを求めることができる。なお、符号化部をパラレルに動作できるように実装すれば、例えば、上記のような2つの記録媒体に同時に記録することも可能である。
また、2種類以上の記録媒体に対して記録可能と判断された場合には、例えばユーザインターフェース10を介して、何れの記録媒体に記録できるかを伝え、記録を行なう記録媒体をユーザが選択できるようにしてもよいし、予め使用する記録媒体の優先順位を定めておき、その優先順位に従って、使用する記録媒体を選択するようにしてもよい。
また、記録媒体がデータを消去可能な記録媒体であり、現在の残り容量が、記録すべきビット量に満たない場合には、すでに記録済みのデータを消去するようにしてもよい。
また、内部コントローラ108は、例えば所定容量のデータを記録するごとに、記録方式の修正等を行なうように構成してもよい。
本発明に係るデジタル情報記録器は、番組の記録が終了するまでの間に、未記録ビット量と記録媒体の残り容量に応じ、記録方式が修正されるので、取り外し可能な記録媒体の対して直接記録を行なう場合に記録時間を保証できるという効果を有し、デジタル放送を取り外し可能な記録媒体に記録するデジタル情報記録器等として有用である。
本発明の実施形態に係るデジタル情報記録器の構成を示すブロック図である。 内部コントローラ108の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ユーザインターフェース
20 半導体メモリカード
30 光ディスク
100 デジタル情報記録器
101 バッファ
102 デコード部
103 解像度・フレームレート変換部
104 MPEG4AVC用符号化部
105 MPEG4SP用符号化部
106 MPEG2用符号化部
107 情報記録部
108 内部コントローラ

Claims (8)

  1. デジタル放送の番組を受信して得られたビットストリームを、取り外し可能な記録媒体に記録するデジタル情報記録器であって、
    前記ビットストリームのビットレートを示すビットレート情報を求めるとともに、前記ビットストリームを復号化してベースバンド信号に戻すデコード部と、
    前記ベースバンド信号を所定の符号化方式で符号化して、新たなビットストリームを生成する情報再圧縮部と、
    前記番組を受信して得られたビットストリームおよび前記新たなビットストリームのうちの何れかを前記記録媒体に記録する情報記録部と、
    前記番組の記録の開始時に、前記ビットレート情報が示すビットレートで前記番組を記録した場合の総ビット量を求め、前記総ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報記録部が何れのビットストリームを記録するかを制御し、さらに、前記番組の記録が終了するまでの間に、前記番組の未記録部分を所定のビットレートで記録した場合の未記録ビット量を求め、前記未記録ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報記録部が何れのビットストリームを記録するかを再制御する内部コントローラと、
    を備えたことを特徴とするデジタル情報記録器。
  2. 請求項1のデジタル情報記録器であって、
    前記情報再圧縮部は、前記デコード部によって復号化されたビットストリームの解像度、またはフレームレートの少なくとも一方を変更した後に、前記符号化を行なうように構成されていることを特徴とするデジタル情報記録器。
  3. 請求項1のデジタル情報記録器であって、
    前記情報再圧縮部は、複数種類の符号化方法に対応するように構成され、
    前記内部コントローラは、前記番組の記録の開始時に、前記総ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報再圧縮部が行なう符号化方法を決定して、決定した符号化方式で符号化が行なわれるように前記情報再圧縮部を制御し、さらに、前記番組の記録が終了するまでの間に、前記未記録ビット量と前記記録媒体の残り容量に応じて、前記情報再圧縮部が行なう符号化方法を決定し、決定した符号化方式で符号化が行なわれるように前記情報再圧縮部を再制御するように構成されていることを特徴とするデジタル情報記録器。
  4. 請求項1のデジタル情報記録器であって、
    さらに、前記番組を記録可能な容量を有する記録媒体が2以上存在する場合に、何れの記録媒体に記録するかをユーザが選択できるユーザインターフェースを備えていることを特徴とするデジタル情報記録器。
  5. 請求項1のデジタル情報記録器であって、
    前記内部コントローラは、前記番組を記録可能な容量を有する記録媒体が2以上存在する場合に、予め定められた優先順位に従って選択した記録媒体に対して、前記情報記録部が記録を行なうように制御するように構成されていることを特徴とするデジタル情報記録器。
  6. 請求項1のデジタル情報記録器であって、
    前記取り外し可能な記録媒体は、消去可能な記録媒体であり、
    前記内部コントローラは、前記取り外し可能な記録媒体の現在の残り容量が、前記総ビット量に満たない場合には、すでに記録済みのデータを消去するように構成されていることを特徴とするデジタル情報記録器。
  7. 請求項1のデジタル情報記録器であって、
    前記内部コントローラは、前記取り外し可能な記録媒体の現在の残り容量が、前記総ビット量に満たない場合には、前記番組の記録を中止するように構成されていることを特徴とするデジタル情報記録器。
  8. 請求項1のデジタル情報記録器であって、
    前記内部コントローラは、記録媒体が2以上存在する場合に、前記総ビット量の記録が可能な容量を有する記録媒体を選択し、選択した記録媒体に対して、前記情報記録部が記録を行なうように制御するように構成されていることを特徴とするデジタル情報記録器。
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