JP2007211058A - 水系顔料インクの製造方法及びこれを用いた画像形成装置、画像形成体 - Google Patents

水系顔料インクの製造方法及びこれを用いた画像形成装置、画像形成体 Download PDF

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裕二 名取
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圭司 谷口
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稔 羽切
Yasuyuki Hosoki
靖之 細木
Shigeo Hatada
茂雄 旗田
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慎 長谷川
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Abstract

【課題】顔料系インクジェット用インクで形成される画像の彩度が高く、吐出安定性が良好で、特に印字曲がりの無い、インクジェット方式のプリンタで印字することができるインクジェット用インクを提供すること。
【解決手段】少なくとも顔料、分散剤、水よりなる顔料分散体にポリウレタンエマルジョンを添加して調合した構成物を作成し、10分以上攪拌操作を行なった後、湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、滲み防止剤、PH緩衝剤、防腐剤からなる群れから選ばれた添加剤を添加する順序で作成したものであることを特徴とするインクジェット用インク。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリウレタンエマルジョンを含んでなる、画像彩度が高く、更に吐出安定性にも優れたインクジェット記録方式に使用するインクジェット用インクに関する。
従来、インクジェット記録方式に用いるインクとしては、各種の水溶性染料を水単体もしくは水と水溶性溶剤からなる溶媒中に溶解し、必要に応じて各種添加剤を添加したものが主流であった。
しかし、このような染料系インクを用いて印字を行なった場合、被記録材上での記録画像の耐水性が悪く、水をこぼしたりすると容易に記録部分の染料のにじみが生ずるという問題や、耐光性が悪いため、記録部分に光が当ると色調変化や濃度低下が発生するという問題があった。
染料系インクの上記問題を改良するため、着色剤として染料の替りにカーボンブラックや各種有機顔料を用いた、いわゆる顔料系インクをインクジェット記録方式に適用することが知られている。
顔料系インクを用いて印字を行なった場合、被記録材上で乾燥したインクは着色剤が顔料であるため、水がかかっても染料のように溶解してにじみが発生することはなく、耐水性が良好である。
また、顔料は染料に比較して光に対する反応性が低いため、顔料系インクの耐光性は染料系インクに較べ優れている。
このような顔料系インクは、一般に顔料と液媒体と分散剤よりなる混合物をボールミル、サンドミル等の分散機で分散処理を行ない製造した顔料分散液に必要に応じて各種添加剤を添加して製造するが、インクジェット記録用インクに使用する顔料分散液は印刷装置(インクジェットプリンタ)のノズル詰まり防止、印字画像の鮮明性、2次色再現性、透明性確保のため、通常200nm以下の粒子径レベルまで顔料分散液中の顔料粒子を微粒子化分散する必要がある。更に50nm以下のレベルにまで微粒子化すれば、染料インクに近い、高彩度で透明性の高い画像が形成し得ることが知られている。
しかし、上記顔料インクを光沢紙等、インクの浸透性の低い紙に印刷した場合、画像部が擦過されると表面から顔料が脱落して画像が薄くなったり、消えてしまう等の問題があった。本現象は定着性不良と呼称されているが、定着性改善のためには、インク中に水溶性樹脂や樹脂エマルジョンを添加することが知られている。
例えば、特許文献1(特開平3−160068号公報)、特許文献2(特開平11−302583号公報)等に記載されているが、特に特許文献3(特開2003−96342号公報)では、顔料、水系分散媒体、顔料分散剤に更にポリウレタン系樹脂を主体とするエマルジョン粒子を添加したインクジェット用水系顔料インク組成物が開示されている。
しかし、特許文献3記載の技術では、顔料、分散剤、水の3成分を必須とする顔料分散体液(1)を作成しておき、ポリカーボネート型ポリウレタンエマルションに、保湿剤であるグリセリン、次いでジエチレングリコールを攪拌下に徐々に添加してエマルション液を調製した溶液(2)中に顔料分散体液(1)を添加することによりインクジェット用インクを作成している。
しかし、この順序で添加を行なった場合のインクは、不安定な分散状態の液組成物となり、インク液の長期保存安定性に劣り、このインクを用いてインクジェットプリンタで印字評価を行った場合、いずれの組み合わせにおいても、「印字曲がり」が発生することを知見した。
本発明で言う「印字曲がり」とは、ノズルから吐出されたインク滴が時々真っ直ぐに飛ばず、曲がって飛ぶため、ベタ画像を印字した際、ベタ画像中に白い線、あるいは薄い線がスジ状に観察される現象を言う。
特開平3−160068号公報 特開平11−302583号公報 特開2003−96342号公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、顔料系インクジェット用インクで形成される画像の彩度が高く、吐出安定性が良好で、特に印字曲がりの無い、インクジェット方式のプリンタで印字することができるインクジェット用インクを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る顔料系インクジェット用インクは、少なくとも顔料、分散剤、水よりなる顔料分散体にポリウレタンエマルジョンを添加して調合した構成物を作成し、10分以上攪拌操作を行なった後、湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、滲み防止剤、PH緩衝剤、防腐剤からなる群れから選ばれた添加剤を添加する順序で作成したものであることを特徴とすることにより、インクジェット方式のプリンタでの吐出安定性を良好なものとし、印字曲がりが無く、画像彩度を高くし得たものである。
上記課題は、本発明の下記(1)〜(35)の構成によって解決される。
(1)「少なくとも顔料、分散剤、水よりなる顔料分散体にポリウレタンエマルジョンを添加して調合した構成物を作成し、10分以上攪拌操作を行なった後、湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、滲み防止剤、PH緩衝剤、防腐剤からなる群れから選ばれた添加剤を添加する順序で作成したものであることを特徴とするインクジェット用インク」、
(2)「前記ポリウレタン固形分を0.01〜7重量%含んでなることを特徴とする前記第(1)項に記載のインクジェット用インク」、
(3)「前記ポリウレタンエマルジョンの平均粒子径が50nm以下であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載のインクジェット用インク」、
(4)「前記顔料の平均粒子径が10〜200nmであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(5)「前記顔料を1〜15重量%含んでなることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(6)「前記顔料が界面活性剤で分散されていることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(7)「前記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であることを特徴とする前記第(6)項に記載のインクジェット用インク」、
(8)「前記界面活性剤が、下記一般式(I)で表わされる化合物であることを特徴とする前記第(7)項に記載のインクジェット用インク;
Figure 2007211058
(式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリル基、アラルキル基を表わし、lは0〜7の整数を表わし、nは20〜200の整数を表わす。)」、
(9)「前記界面活性剤が、POE(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする前記第(8)項に記載のインクジェット用インク」、
(10)「アルカンジオールをさらに含んでなることを特徴とする前記第(1)項乃至第(9)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(11)「前記アルカンジオールが2−エチル−1.3−ヘキサンジオールであることを特徴とする前記第(10)項に記載のインクジェット用インク」、
(12)「前記アルカンジオールを0.2〜15重量%含んでなることを特徴とする前記第(10)項又は第(11)項に記載のインクジェット用インク」、
(13)「アセチレングリコール系界面活性剤をさらに含んでなることを特徴とする前記第(1)項乃至第(12)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(14)「少なくとも顔料、分散剤、水よりなる顔料分散体にポリウレタンエマルジョンを添加して調合した構成物を作成し、10分以上攪拌操作を行なった後、湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、滲み防止剤、PH緩衝剤、防腐剤からなる群れから選ばれた添加剤を添加する順序で作成することを特徴とするインクジェット用インクの製造方法」、
(15)「前記ポリウレタン固形分を0.01〜7重量%添加することを特徴とする前記第(14)項に記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(16)「前記ポリウレタンエマルジョンの平均粒子径が50nm以下であることを特徴とする前記第(14)項又は第(15)項に記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(17)「前記顔料の平均粒子径が10〜200nmであることを特徴とする前記第(14)項乃至第(16)項のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(18)「前記顔料を1〜15重量%含んでなることを特徴とする前記第(14)項乃至第(17)項のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(19)「前記顔料が界面活性剤で分散されることを特徴とする前記第(14)項乃至第(18)項のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(20)「前記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であることを特徴とする前記第(19)項に記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(21)「前記界面活性剤が、下記一般式(I)で表わされる化合物であることを特徴とする前記第(20)項に記載のインクジェット用インクの製造方法;
Figure 2007211058
(式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリル基、アラルキル基を表わし、lは0〜7の整数を表わし、nは20〜200の整数を表わす。)」、
(22)「前記界面活性剤が、POE(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする前記第(21)項に記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(23)「アルカンジオールをさらに添加することを特徴とする前記第(14)項乃至第(22)項のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(24)「前記アルカンジオールが2−エチル−1.3−ヘキサンジオールであることを特徴とする前記第(23)項に記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(25)「前記アルカンジオールを0.2〜15重量%添加することを特徴とする前記第(23)項又は第(24)項に記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(26)「アセチレングリコール系界面活性剤をさらに添加することを特徴とする前記第(14)項乃至第(25)項のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法」、
(27)「前記第(1)項乃至第(13)項のいずれかに記載のインクジェット用インクを含有することを特徴とするインクカートリッジ」、
(28)「画像形成装置に着脱可能であることを特徴とする前記第(27)項に記載のインクカートリッジ」、
(29)「前記第(1)項乃至第(13)項のいずれかに記載のインクジェット用インクを用いて受容体に画像が形成されていることを特徴とする画像形成体」、
(30)「前記第(1)項乃至第(13)項のいずれかに記載のインクジェット用インクを用いて受容体に画像を形成することを特徴とする画像形成方法」、
(31)「画像形成装置がインクジェットプリンタであることを特徴とする前記第(27)項に記載のインクカートリッジ」、
(32)「前記インクジェットプリンタから受容体に前記インクジェット用インクを吐出させることを特徴とする前記第(30)項に記載の画像形成方法」、
(33)「前記インクジェットプリンタが、ピエゾ方式のインクジェットプリンタであることを特徴とする前記第(32)項に記載の画像形成方法」、
(34)「前記インクジェットプリンタが、サーマル方式のインクジェットプリンタであることを特徴とする前記第(33)項に記載の画像形成方法」、
(35)「前記受容体が紙であることを特徴とする前記第(29)項に記載の画像形成体」
本発明のインクジェット用インクは画像彩度が高く、かつ印字曲がりが無く吐出安定性に優れている。
以下、本発明をより具体的に説明する。
前記第(1)項乃至第(3)項によれば、印字曲がりの無い顔料系インクジェット用インクが提供される。
顔料を界面活性剤で分散するには、顔料粉体と水と界面活性剤をプレミックス後、サンドミル、ダイノーミル等の分散機を用いて公知の方法で分散する。
このようにして得られた顔料分散体にポリウレタンエマルジョンを添加して調合した構成物を作成し、10分以上攪拌操作を行なった後必要に応じた添加剤(湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、滲み防止剤、PH緩衝剤、防腐剤)を添加する順序で作成することにより、理由は定かではないが顔料が樹脂で被覆され、長期間におけるインク安定性が保たれ、安定な分散状態の液組成物が得られる。
このような順序の方法を採らなかったそれ以外の順序において作成された混合物によるインクジェットインクは、不安定な分散状態の液組成物となり、印字曲がりを発生する。
ポリウレタン系樹脂のエマルジョンは、比較的親水性の通常のポリウレタン系樹脂を外部に乳化剤を使用してエマルジョン化したものと、樹脂自体に乳化剤の働きをする官能基を共重合等の手段で導入した自己乳化型のエマルジョンがある。
顔料や分散剤との各種組み合わせにおいて、常に分散安定性に優れているのはアニオン型自己乳化型ポリウレタンのエマルジョン樹脂である。その際、顔料の固着性・分散安定性の面でポリウレタン系樹脂はポリエステル型、ポリカーボネート型よりエーテル型である場合の方が好ましい。
ポリウレタンエマルジョンの添加量は、ポリウレタン固形分として0.01〜7重量%が好ましい。
ポリウレタンエマルジョンの平均粒子径は50nm以下であることが好ましい。
前記第(4)項によれば、吐出安定性が良好で、特に印字曲がりが無く、更に画像彩度の高い顔料系インクジェット用インクが提供される。
顔料の平均粒子径は10〜200nmであることが好ましく、より好ましくは20〜100nmである。
平均粒子径を10nmより小さくすることは、長時間分散が必要であり、かつインクの保存安定性も悪くなる。平均粒子径が200nmを超えると、画像彩度が低くなるばかりでなく、ノズル詰まりが多くなり、インクの吐出安定性が悪くなる。
なお、本発明における顔料の平均粒子径は、日機装(株)製マイクロトラックUPAで測定した値を示している。
前記第(5)項によれば、より吐出安定性の良い顔料系インクジェット用インクが提供される。
顔料の含有量は1〜15重量%が好ましく、より好ましくは3〜12重量%である。
顔料の含有量が1重量%より少ないと、画像濃度が低くなり、15重量%より多いとノズル詰まりが多くなり、インクの吐出安定性が悪くなる。
前記第(6)項乃至第(9)項によれば、よりインクの泡立ちが抑制され、かつ画像彩度の高い顔料系インクジェット用インクが提供される。
界面活性剤としては、アニオン系、ノニオン系、カチオン系、両イオン系の界面活性剤を用いることができる。
アニオン系界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルジアリールエーテルジスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ナフタレンスルホン酸フォルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル塩、グリセロールボレイト脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセロール脂肪酸エステル等が例示される。
ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、フッ素系、シリコン系等が例示される。
カチオン系界面活性剤としては、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイミダゾリウム塩等が例示される。
両イオン系界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミンオキサイド、ホスファジルコリン等が例示される。
このうち、より好ましく使用されるのは、ノニオン系界面活性剤であり、特に前記一般式(I)の化合物、その中でもPOE(n=40)βナフチルエーテルが特に好ましく使用できる。
前記第(10)項乃至第(13)項によれば、よりインクの泡立ちが抑制され、かつ画像彩度の高い顔料系インクジェット用インクが提供される。
アルカンジオールの含有量は0.2〜15重量%が好ましく、より好ましくは0.3〜10重量%である。
アルカンジオールの含有量が0.2重量%より少ないと画像彩度が低くなり、15重量%より多いとインクの保存安定性が悪くなる。
アルカンジオールとしては特に限定されるものではないが、好ましくは、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,3−ヘプタンジオール、2−メチル−1,3−ヘキサンジオール、2−ブチル−2−エチル−プロパンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール等が挙げられる。
この内、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールがより画像彩度が高くなるので好ましい。
アセチレングリコール系界面活性剤を含むことで、より画像彩度が高くなるので好ましい。
アセチレングリコール系界面活性剤の含有量は、好ましくは0.1〜12重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量%である。アセチレングリコール系界面活性剤としては特に限定されるものではないが、好ましくは、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オールの他、市販品としては、サーフィノール104、82、465、485、またはTG(以上、Air Products and Chemicals. Incより入手可)、オルフィンSTG、オルフィンE1010(以上、日信化学社製 商品名)等が挙げられる。
本発明のインクジェット用インクは、着色剤として顔料を含んでなる。
顔料としては、無機顔料、有機顔料のいずれも使用することができる。
無機顔料の具体例としては、酸化チタン、酸化鉄の他、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法等の公知の方法によって製造されたカーボンブラック等がある。
有機顔料の具体例としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタノン顔料、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等がある。
顔料の具体例としては、カーボンブラックとして、三菱化学社製のNo.2300、No.2200B、No.900、No.33、No.40、No.45、No.45L、No.52、HCF88、MA7、MA8、MA100等が、コロンビア社製のRaven5750、Raven5250、Raven5000、Raven3500、Raven1255、Raven700等が、キャボット社製のRegal 400R、Regal 330R、Regal 660R、Mogul L、Mogul 700、Monarch800、Monarch880、Monarch900、Monarch1000、Monarch1100、Monarch1300、Monarch1400等が、デグサ社製のColor Black FW1、同FW2、同FW2V、同FW18、同FW200、同S150、同S160、同S170、Printex 35、同U、同V、同140U、Special Black 6、同5、同4、同4A、NIPEX150、NIPEX160、NIPEX170、NIPEX180等が挙げられる。
イエローインクに使用される顔料の具体例としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、109、110、114、120、128、129、138、150、151、154、155、174、180、185等が挙げられる。
マゼンタインクに使用される顔料の具体例としては、C.I.ピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、146、168、176、184、185、202、209、ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
シアンインクに使用される顔料の具体例としては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15、15:3、15:4、16、22、60、63、66等が挙げられる。
本発明において、顔料はその表面に水分散性付与基を有し、分散剤が無くとも安定に分散状態が維持できる、いわゆる自己分散型顔料(表面処理顔料)でも良いし、顔料表面の全体をポリマーで被覆し、これにより分散剤が無くとも安定に分散状態が維持できる、いわゆるカプセル型顔料(水分散性ポリマー包含顔料)でも良いし、分散剤により分散された顔料でも良い。
本発明においては、顔料は界面活性剤によって分散された顔料分散液としてインクに添加されるのが好ましい。
界面活性剤としてはノニオン系界面活性剤が好ましく、更に好ましくは下記一般式(I)で表わされる化合物である。
Figure 2007211058
(式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリル基、アラルキル基を表わし、lは0〜7の整数を表わし、nは20〜200の整数を表わす。)
本発明のインクジェット用インクにおいて、水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、または超純水を用いることができる。
また、紫外線照射、または過酸化水素添加等により滅菌した水を用いることにより、インクを長期間保存する場合にカビやバクテリアの発生を防ぐことができるので好適である。
本発明においてインクジェット用インクに含有する水溶性有機溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イロプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、メチルエチルケトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類;N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
なお、インクジェット用インクの水溶性有機溶剤の含有量としては、環境性等の点も考慮すると50重量%以下が好ましい。
本発明に用いるPH緩衝剤としては、アミノエタンスルホン酸、2−アミノエタンスルホン酸、2−アミノエチル硫酸エステル、N−アセチル−L−システイン、カテコール、ピロガロール、o−フェノールスルホン酸、p−フェノールスルホン酸、フロログルシノール、レソルシノール、アスパラギン、アルギニン、L−アロトレオニン、オルニチン、オルニチン塩酸塩、グルタチオン(還元型)、グルタチオン(酸化型)、グルタミン、シスチン、システイン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、シトルニン、L−セリン、DL−セリン、チロシン、トリプトファン、L−トレオニン、DL−トレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、ホモシステイン、DL−メチオニン、L−メチオニン、リシン、リシン塩酸塩、4−アミノピリジン、ピリドキサール、ピリドキシン塩酸塩、モルホリン、イノシン、ウラシル、グアニン、グアノシン、ヒポキサンチン、プリン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸、3−モルホリノプロパンスルホン酸、[Nトリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノ]エタンスルホン酸、N−2−ヒドキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸、ピペラジン−N−N’−ビス(2−ヒドキシプロパン)−3−スルホン酸、3−[N−(トリスヒドロキシメチル)メチルアミノ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、3−[N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−ヒドキシプロパンスルホン酸、N−2’−ヒドロキシエチルピペラジン−N−2−ヒドキシプロパン−3−スルホン酸、N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸、トリス(ヒドキシメチル)アミノメタン、N−[トリス(ヒドキシメチル)メチル]グリシン、グリシルグルシン、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)グリシン、N−[トリス(ヒドキシメチル)メチル]−3−アミノプロパンスルホン酸、ジエタノールアミン、エタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール3−[(1.1ジメチル−2ヒドロキシエチル)アミノ]−2ヒドロキシプロパンスルホン酸、2−シクロヘキシルアミノエタンスルホン酸、N−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸、3−シクロヘキシルアミノプロパンスルホン酸等が挙げられるが、特に、3−[(1.1ジメチル−2ヒドロキシエチル)アミノ]−2ヒドロキシプロパンスルホン酸、2−シクロヘキシルアミノエタンスルホン酸、N−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸、3−シクロヘキシルアミノプロパンスルホン酸が特に好ましい。
PH緩衝剤の添加量としては0.001%以上10%以下、好ましくは0.005%以上5%以下、より好ましくは0.05%以上2%以下である。PH緩衝剤の量が0.001%未満だとPHの変化を抑制する効果が小さく、10%より多いとインクの粘度が大きくなる傾向にある。
本発明のインクジェット用インクを用いて印字する手段としては、連続噴射型あるいはオンデマンド型の記録ヘッドを有するインクジェット方式のプリンタ(インクジェットプリンタ)による印刷方法が挙げられる。なお、オンデマンド型としては、例えばピエゾ方式、サーマルインクジェット方式、静電方式等が例示される。
さらに、本発明のインク組成物を収容したインクカートリッジの構成、本発明のインク組成物を吐出させて記録を行なうインクジェットプリント装置の構成、該プリント装置での画像形成方法に関しては、本発明が関連する技術分野における公知技術、例えば特開2000−198958号公報に開示されたものなどを参照することで、容易に実施することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は何らこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の部数は重量部を表わすものである。
実施例1
ピグメントレッド122 151部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガフォアマゼンタDMQ)
POE(n=40)βナフチルエーテル 57部
蒸留水 796部
上記の混合物をプレミックスした後、ディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社KDL型、メディア:0.3mmφジルコニアボール使用)で20時間循環分散し、平均粒子径63.5nmの顔料分散液(A)を得た。
上記の方法で得られた(i)顔料分散液(A)に(ii)の自己乳化アニオン型ポリエーテル型ポリウレタンエマルジョンを添加した後30分間充分に攪拌を行なった。
(i)顔料分散液(A) 40.1部
(ii)自己乳化アニオン型ポリエーテル型ポリウレタンエマルジョン 2.4部
(三井武田ケミカル社製 タケラックW−5661
固形分=35.2% 平均粒子径=20.4nm)
その後、下記インク材料(1)によりインク液を調製し、30分攪拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターで濾過、真空脱気して本発明のインクジェット用インク(a)を得た。
インク材料(1)
(iii)グリセリン 7.6部
(iv)1,3−ブタンジオール 22.6部
(v )蒸留水 27.7部
添加の順は、(i)に(ii)を添加し30分攪拌後、(iii)+(iv)+(v)の混合液を添加の順で作成した。
実施例2
実施例1においてピグメントレッド122を下記の材料に変更し、分散時間を23時間にした他は、実施例1と同様にして、平均粒子径68.8nmの顔料分散液(B)を得た。
ピグメントブルー15:3 151部
(東洋インキ社製、LIONOL BLUE FG−7351)
上記の方法で得られた顔料分散液(B)を前記インク処方1の顔料分散液(A)の代わりに使用してインク液を調製し、60分攪拌後、孔径1.2μmのメンブランフィルターで濾過、真空脱気して本発明のインクジェット用インク(b)を得た。
実施例3
実施例1においてピグメントレッド122を下記の材料に変更し、分散時間を14時間にした他は、実施例1と同様にして、平均粒子径12.5nmの顔料分散液(C)を得た。
ピグメントイエロー74 151部
(大日精化社製、エローNo.43)
上記の方法で得られた顔料分散液(C)を前記インク処方1の顔料分散液(A)の代わりに使用してインク液を調製し、60分攪拌後、孔径1.2μmのメンブランフィルターで濾過、真空脱気して本発明のインクジェット用インク(c)を得た。
実施例4
実施例1においてインク処方1中のポリエーテル型ポリウレタンエマルジョン(三井武田ケミカル社製 タケラックW−5661)の代わりに別種自己乳化アニオン型ポリエーテル型ポリウレタンエマルジョン(三井武田ケミカル社製 タケラックW−5025 固形分=30.0%、平均粒子径=20.3nm)を使用した他は、実施例1と同様にして、本発明のインクジェット用インク(d)を得た。
実施例5
実施例1においてインク処方1に更に2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを3部加え、蒸留水の使用量を24.7部とした他は、実施例1と同様にして、本発明のインクジェット用インク(e)を得た。
実施例6
実施例1においてインク処方1に更にアセチレングリコール系界面活性剤(日信化学社製 オルフィンSTG)を0.1部加え、蒸留水の使用量を27.6部とした他は、実施例1と同様にして、本発明のインクジェット用インク(f)を得た。
実施例7
実施例1においてインク処方1に更に2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを3部とアセチレングリコール系界面活性剤(日信化学社製 オルフィンSTG)を0.1部加え、蒸留水の使用量を24.6部とした他は、実施例1と同様にして、本発明のインクジェット用インク(g)を得た。
比較例1
実施例1の添加順番を、(ii)+(iii)+(iv)+(v)を混合した液に(i)を添加して作成した他は、実施例1と同様にして、インクジェット用インク(h)を得た。
比較例2
実施例1の添加順番を(i)に(ii)+(iii)+(iv)+(v)の混合液を添加した他は、実施例1と同様にして、インクジェット用インク(i)を得た。
比較例3
実施例1の添加順番を(iii)+(iv)+(v)混合液に(ii)を添加した混合液に(i)を添加した他は、実施例1と同様にして、インクジェット用インク(j)を得た。
比較例4
実施例1の添加順番を(i)に〔(iii)+(iv)+(v)混合液に(ii)を添加した混合液〕を添加した他は、実施例1と同様にして、インクジェット用インク(k)を得た。
このようにして得られたインクジェット用インク(a)〜(k)をEPSON社製のピエゾ方式のインクジェットプリンタ EM−930C及びHP社製のサーマル方式のインクジェットプリンタ Desk Jet 880Cで普通紙(X−4024)と光沢紙(エプソン社フォト光沢紙)に印字した。
次に、EM−930Cでの普通紙印字画像をXrite濃度計にて測定し、画像彩度を算出した。結果を表1に示す。
なお、表1において、画像の彩度とは、画像サンプルのベタ画像の測色をXrite濃度計にて行ない、色度図上にプロットしたときの、色度図上の原点からの距離(単位は色度図上の1目盛り)をいう。
次に、面積率5%のベタ画像テストパターンをインクジェットプリンタ EM−930C及びインクジェットプリンタ Desk Jet 880CでA4サイズの普通紙に連続で200枚印字し、印字終了後、200枚目のベタ印字画像をルーペで観察し、印字曲がりによる白スジまたは低濃度スジの本数を確認した。その結果を表1に示す。この結果から、本発明のインクジェット用インクであるか否かは、インク組成と上記定義による「印字曲がり数」の有無により判断することができることが明らかである。
Figure 2007211058



Claims (35)

  1. 少なくとも顔料、分散剤、水よりなる顔料分散体にポリウレタンエマルジョンを添加して調合した構成物を作成し、10分以上攪拌操作を行なった後、湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、滲み防止剤、PH緩衝剤、防腐剤からなる群れから選ばれた添加剤を添加する順序で作成したものであることを特徴とするインクジェット用インク。
  2. 前記ポリウレタン固形分を0.01〜7重量%含んでなることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. 前記ポリウレタンエマルジョンの平均粒子径が50nm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット用インク。
  4. 前記顔料の平均粒子径が10〜200nmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  5. 前記顔料を1〜15重量%含んでなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  6. 前記顔料が界面活性剤で分散されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  7. 前記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット用インク。
  8. 前記界面活性剤が、下記一般式(I)で表わされる化合物であることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット用インク。
    Figure 2007211058
    (式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリル基、アラルキル基を表わし、lは0〜7の整数を表わし、nは20〜200の整数を表わす。)
  9. 前記界面活性剤が、POE(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット用インク。
  10. アルカンジオールをさらに含んでなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  11. 前記アルカンジオールが2−エチル−1.3−ヘキサンジオールであることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット用インク。
  12. 前記アルカンジオールを0.2〜15重量%含んでなることを特徴とする請求項10又は11に記載のインクジェット用インク。
  13. アセチレングリコール系界面活性剤をさらに含んでなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  14. 少なくとも顔料、分散剤、水よりなる顔料分散体にポリウレタンエマルジョンを添加して調合した構成物を作成し、10分以上攪拌操作を行なった後、湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、滲み防止剤、PH緩衝剤、防腐剤からなる群れから選ばれた添加剤を添加する順序で作成することを特徴とするインクジェット用インクの製造方法。
  15. 前記ポリウレタン固形分を0.01〜7重量%添加することを特徴とする請求項14に記載のインクジェット用インクの製造方法。
  16. 前記ポリウレタンエマルジョンの平均粒子径が50nm以下であることを特徴とする請求項14又は15に記載のインクジェット用インクの製造方法。
  17. 前記顔料の平均粒子径が10〜200nmであることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法。
  18. 前記顔料を1〜15重量%含んでなることを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法。
  19. 前記顔料が界面活性剤で分散されることを特徴とする請求項14乃至18のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法。
  20. 前記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項19に記載のインクジェット用インクの製造方法。
  21. 前記界面活性剤が、下記一般式(I)で表わされる化合物であることを特徴とする請求項20に記載のインクジェット用インクの製造方法。
    Figure 2007211058
    (式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリル基、アラルキル基を表わし、lは0〜7の整数を表わし、nは20〜200の整数を表わす。)
  22. 前記界面活性剤が、POE(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする請求項21に記載のインクジェット用インクの製造方法。
  23. アルカンジオールをさらに添加することを特徴とする請求項14乃至22のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法。
  24. 前記アルカンジオールが2−エチル−1.3−ヘキサンジオールであることを特徴とする請求項23に記載のインクジェット用インクの製造方法。
  25. 前記アルカンジオールを0.2〜15重量%添加することを特徴とする請求項23又は24に記載のインクジェット用インクの製造方法。
  26. アセチレングリコール系界面活性剤をさらに添加することを特徴とする請求項14乃至25のいずれかに記載のインクジェット用インクの製造方法。
  27. 請求項1乃至13のいずれかに記載のインクジェット用インクを含有することを特徴とするインクカートリッジ。
  28. 画像形成装置に着脱可能であることを特徴とする請求項27に記載のインクカートリッジ。
  29. 請求項1乃至13のいずれかに記載のインクジェット用インクを用いて受容体に画像が形成されていることを特徴とする画像形成体。
  30. 請求項1乃至13のいずれかに記載のインクジェット用インクを用いて受容体に画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  31. 画像形成装置がインクジェットプリンタであることを特徴とする請求項27に記載のインクカートリッジ。
  32. 前記インクジェットプリンタから受容体に前記インクジェット用インクを吐出させることを特徴とする請求項30に記載の画像形成方法。
  33. 前記インクジェットプリンタが、ピエゾ方式のインクジェットプリンタであることを特徴とする請求項32に記載の画像形成方法。
  34. 前記インクジェットプリンタが、サーマル方式のインクジェットプリンタであることを特徴とする請求項33に記載の画像形成方法。
  35. 前記受容体が紙であることを特徴とする請求項29に記載の画像形成体。
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