JP2007208417A - デジタルスチルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮データのサイズのばらつきを抑えつつ、高速に画像データを固定長圧縮可能なデジタルスチルカメラを提供する。
【解決手段】撮影手段によって撮影されたデジタル静止画像を表す画像データを圧縮して記録するデジタルスチルカメラにおいて、入力画像データを所定の第1の圧縮パラメータを適用して圧縮する第1の圧縮手段と、入力画像データを第1の圧縮パラメータとは異なる第2の圧縮パラメータを適用して圧縮する第2の圧縮手段と、圧縮データに関する目標サイズを含む所定の範囲との関係に基づいて、第1の圧縮手段による圧縮結果および第2の圧縮手段による圧縮結果を評価する評価手段と、評価手段により高い評価が得られた圧縮結果を選択的に記録処理に供する選択手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影した画像を表す画像データを圧縮した後に記録するデジタルスチルカメラに関する。
デジタルスチルカメラでは、ユーザによる画質設定(例えば、FINE:高精細、NORMAL:標準、BASIC:基本)に合わせて、予め、画像データを記録する際の目標ファイルサイズが決定されている場合が多い。
このようなデジタルスチルカメラでは、撮影によって得られた画像データに対して、圧縮パラメータを変化させながらテスト圧縮を繰り返すことにより、最適な圧縮パラメータを探索し、画質設定に対応する目標ファイルサイズについて認められた許容範囲内に収まるように画像データの圧縮を行っている。
なぜなら、デジタルスチルカメラにおける静止画像の圧縮処理に広く用いられているJPEG方式では、撮影されたシーンの特徴によって圧縮後に得られる圧縮データのサイズが大きく変化するので、様々なシーンを撮影した画像データについて得られる圧縮データのサイズを所定の範囲に収めるためには、個々の画像データについて適切な量子化パラメータを適用して圧縮の調整を行う必要があるからである。
このような圧縮率の調整は、画像データをJPEG方式に従って符号化する際に用いられる量子化パラメータをスケールファクタSFによって調整することによって行われており、これにより、圧縮データの固定長化が実現されている。
従来の一般的な固定長化技術では、スケールファクタを変えながら2、3回の予備圧縮を行い、このときに得られた圧縮データのサイズの変化に基づいて最適なスケールファクタを推定し、推定されたスケールファクタの最適値を適用して最終的な圧縮データを得ている(特許文献1参照)。
また、スケールファクタの大きさの変化に対応する圧縮データのサイズの変化に関するモデルを用いて、1回の予備圧縮結果に基づいて、スケールファクタの最適値を求める方法も提案されている(特許文献2参照)。
このようにして、圧縮データのサイズをほぼ固定長化することにより、フラッシュカードなどのメディアに圧縮画像を記録する段階では、画質に対応して見込まれる枚数がメディアに記録される画像の枚数として保証されている。
特開2001−169280号広報 特開2004−56680号公報
ところで、デジタルスチルカメラに適用される記録媒体の大容量化は著しく進展しており、これに伴って、1つの記録媒体に記録可能な圧縮データの数も多くなってきている。このため、個々の圧縮データのサイズに関するばらつきがあまり大きくなければ、多数の圧縮データを同一の記録媒体に記録していく過程で平均化され、画質設定から割り出された数の圧縮データが記録されることを十分に期待できるようになってきた。
その一方で、高画質化への要求に応えた近年の著しい画素数の増大に伴って、デジタルカメラに搭載される画像処理回路やデータ圧縮回路への負担が増大しており、ハードウェアの高速化による画像処理や画像データ圧縮の高速化は限界にきている。なぜなら、処理の高速化のために画像処理用LSIのクロックの周波数を上げると消費電力が増大し、バッテリの消耗が激しくなって十分な作動時間を確保できなくなってしまうからである。また、クロック周波数にも上限があり、単純にハードウェアを高速に動作させることによって達成できる画像処理および画像圧縮処理の高速化には限界がある。
しかしながら、画素数が多くなったからといって、画像処理や画像圧縮処理に要する時間が増大したのでは、利用者の要求に応えることができない。
このような傾向から、幅広い利用者の要望に応えるためには、個々の圧縮データのサイズを極めて高い精度で固定長化する技術よりも、むしろ、個々の圧縮データのサイズに関するばらつきをある程度許容しつつ、固定長圧縮処理の高速化を図る技術が必要とされている。
本発明は、圧縮データのサイズのばらつきを抑えつつ、高速に画像データを固定長圧縮可能なデジタルスチルカメラを提供することを目的とする。
本発明にかかわる第1のデジタルスチルカメラの原理は、以下の通りである。
撮影手段によって撮影されたデジタル静止画像を表す画像データを圧縮して記録するデジタルスチルカメラにおいて、第1の圧縮手段と、入力画像データを所定の第1の圧縮パラメータを適用して圧縮する。第2の圧縮手段は、入力画像データを第1の圧縮パラメータとは異なる第2の圧縮パラメータを適用して圧縮する。評価手段は、圧縮データに関する目標サイズを含む所定の範囲との関係に基づいて、第1の圧縮手段による圧縮結果および第2の圧縮手段による圧縮結果を評価する。選択手段は、評価手段により高い評価が得られた圧縮結果を選択的に記録処理に供する。
本発明にかかわる第2のデジタルスチルカメラの原理は、以下の通りである。
上述した第1のデジタルスチルカメラにおいて、第1の圧縮手段は、標準的な情報量を持つ標準画像に対応する画像データに適用することによって目標サイズの圧縮データが得られる標準圧縮パラメータを適用して撮影手段によって得られた画像データの圧縮処理を行う。また、第2の圧縮手段は、標準圧縮パラメータに対応する標準スケールファクタ以上であって、標準画像に適用することによって目標サイズを含む所定の範囲の下限に相当するサイズの圧縮データが得られる圧縮パラメータに対応する上限スケールファクタよりも小さい所定の予備スケールファクタに対応する圧縮パラメータを適用して撮影手段によって得られた画像データの圧縮を行う。
本発明にかかわる第3のデジタルスチルカメラの原理は、以下の通りである。
上述した第1のデジタルスチルカメラにおいて、第1の圧縮手段は、標準よりも少ない情報量を持つ低密度画像の典型例に対応する画像データに適用することによって目標サイズの圧縮データが得られる低密度用圧縮パラメータを適用して撮影手段によって得られた画像データの圧縮処理を行う。第2の圧縮手段は、低密度画像の典型例に適用することによって目標サイズを含む所定の範囲の下限に相当するサイズの圧縮データが得られる上限圧縮パラメータを適用して撮影手段によって得られた画像データの圧縮を行う。
本発明にかかわる第4のデジタルスチルカメラの原理は、以下の通りである。
上述した第1のデジタルスチルカメラにおいて、第1の圧縮手段は、標準よりも多い情報量を持つ高密度画像の典型例に対応する画像データに適用することによって目標サイズの圧縮データが得られる高密度用圧縮パラメータを適用して撮影手段によって得られた画像データの圧縮処理を行う。第2の圧縮手段は、高密度画像の典型例に適用することによって目標サイズを含む所定の範囲の上限に相当するサイズの圧縮データが得られる下限圧縮パラメータを適用して撮影手段によって得られた画像データの圧縮を行う。
本発明にかかわる第5のデジタルスチルカメラの原理は、以下の通りである。
上述した第1のデジタルスチルカメラにおいて、パラメータ算出手段は、撮影手段によって連続的に画像が撮影されている旨の連写モードを示すモード設定指示に応じて、直前フレームにおいて選択手段によって選択された圧縮データに対応する圧縮パラメータおよび圧縮データのサイズと目標サイズとに基づいて、現フレームの画像データについて第1の圧縮手段において適用する第1の圧縮パラメータを算出し、第1の圧縮手段の処理に供する。パラメータ決定手段は、パラメータ算出手段によって算出された第1の圧縮パラメータに基づいて、第2の圧縮パラメータの値を決定し、第2の圧縮手段の処理に供する。
本発明にかかわる第6のデジタルスチルカメラの原理は、以下の通りである。
上述した第1のデジタルスチルカメラに備えられた選択手段において、2つのメモリは、第1の圧縮手段および第2の圧縮手段によって得られた圧縮データをそれぞれ格納する。破棄手段は、現フレームの画像について、2つのメモリに並行して書き込まれた2つの圧縮データのうち、評価手段による評価結果が低い方を破棄する。割当手段は、破棄手段によって破棄された圧縮データが格納されていた方のメモリを、現フレームにおいて評価手段によって高く評価された圧縮データを生成した圧縮手段によって次のフレームにおいて生成される圧縮データの格納先として割り当てる。
本発明にかかわるデジタルスチルカメラでは、2つの圧縮手段によって並行して得られる圧縮データの一方を選択することにより、圧縮データのサイズのばらつきを抑えつつ、極めて高速に画像データを固定長圧縮することが可能である。
特に、一方の圧縮手段により、撮影モード設定や測光結果などから推定される撮影シーンに適合する標準的な圧縮パラメータを適用した圧縮処理を行い、他方の圧縮手段により、上述した撮影シーンに対応する画像データの傾向を考慮して決定された別の圧縮パラメータを適用した圧縮処理を行うことにより、これらの圧縮手段の少なくとも一方によって得られる圧縮データのサイズが、目標サイズを含む所定の範囲内に収まることをほぼ確実にすることができる。
このようにして、個々の圧縮データのサイズを許容範囲内に収めていけば、多数の画像を撮影する過程で圧縮データのサイズのばらつきは平均化されるので、画質設定に対応して規定された枚数の画像に対応する圧縮データがメディアに記録されることを確実に保証することができる。
これにより、例えば、連続撮影で取得された画像に対応する圧縮データの一部がメディアに記録されないといった不具合を完全に防ぐとともに、極めて短い撮影間隔にも対応することが可能となる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明にかかわるデジタルスチルカメラの第1の実施形態を示す。
図1に示したデジタルスチルカメラにおいて、撮影光学系11によって撮像素子12上に形成された像は、この撮像素子12によって電気信号に変換され、信号処理部13およびA/D変換部14の処理により、デジタル静止画像を表す画像データに変換される。このようにして取得された画像データは、画像処理部15によって画質調整処理が施された後に、メモリ20を介して圧縮処理部16に渡され、この圧縮処理部16により、画質設定に対応するサイズに圧縮され、記録部17を介してメモリカードなどの記憶媒体に記録される。
図1に示した操作パネル19を介して利用者が入力した指示に応じて、制御部18により、上述した各部の動作の制御が行われる。例えば、操作パネル19に備えられたボタンの操作などによって設定された画質(FINE,NORMAL,BASICなど)を示す情報および撮影条件にかかわる情報は、制御部18を介して圧縮処理部16に渡され、これに応じて、圧縮処理部16により、受け取った画質設定情報に対応して予め決定された目標サイズを基準として、後述する固定長圧縮が行われる。
また、図1において、画像処理部15から渡された画像データは、圧縮処理部16に備えられた2つの圧縮モジュール211,212により、それぞれ異なる圧縮パラメータを適用して圧縮され、得られた2つの圧縮データは、転送制御部22により、メモリ20に設けられた2つのバッファ231,232に格納される。
この圧縮処理部16において、圧縮制御部24は、制御部18からの指示と、上述した2つの圧縮モジュール211,212によって得られた圧縮データに関する評価処理(後述する)結果とに基づいて、転送制御部22および圧縮モジュール21の動作を制御する。
図2に、圧縮処理部16の詳細構成を示す。
図2において、操作パネル19を操作することによって入力された画質設定情報は、制御部18に備えられた画質設定検出部25によって検出され、圧縮処理部16に備えられた圧縮制御部24に渡され、これに応じて目標サイズが決定される。また、図2に示した制御部18に備えられた撮影間隔計測部26により、例えば、信号処理部13から収集された個々の画像データが取得された時刻に関する情報に基づいて、画像データの取得間隔が計測され、この計測結果もまた圧縮制御部24に渡される。更に、信号処理部13などから収集される個々の撮影に関する撮影感度を示す情報は、図2に示した感度情報収集部27を介して、上述した圧縮制御部24に渡される。
図2に示した圧縮制御部24において、設定処理部31は、上述した画質設定検出部25から通知された画質設定情報と、モード判定部32による判定結果および後述する評価処理部34による評価結果とに基づいて、パラメータ決定部33によるスケールファクタの算出動作を制御し、このパラメータ決定部33によって得られる2つのスケールファクタSF1、SF2をそれぞれ2つの圧縮モジュール211,212に設定する。また、この圧縮制御部24において、評価処理部34は、上述した2つの圧縮モジュール211,212によって得られた圧縮データを、これらの圧縮データのサイズと目標サイズとの比較結果に基づいて評価し、評価結果を転送制御部22、廃棄制御部35および設定処理部31に渡し、これらの各部の処理に供する。図2に示した廃棄制御部35は、評価処理部34から受け取った評価結果に基づいて、低く評価された圧縮データをバッファ231あるいはバッファ232において廃棄し、廃棄された圧縮データが格納されていた記憶領域を解放する。
また、図2に示したモード判定部32により、上述した制御部18から入力される撮影条件に関する情報に基づいて、新たに入力される画像データが、後述する連写モードの圧縮処理を適用可能な画像データであるか否かが判定され、この判定結果が設定処理部31に渡される。
以下に、このように構成された圧縮処理部16の動作を詳細に説明する。
図3に、圧縮処理部16の動作を表す流れ図を示す。また、図4に、圧縮データの管理動作を説明する図を示す。
まず、図に示した制御部18から撮影条件にかかわる情報(例えば、撮影間隔および撮影感度)を受け取り、この情報に基づいて、モード判定部32により、圧縮対象の画像データに連写モードを適用すべきか否かを判定する(図3のステップ301,302)。このとき、図2に示したモード判定部32は、例えば、撮影間隔Dについて、撮影間隔Dが所定の閾値Dth以下であるか否かを判定するとともに、撮影感度Vについて、直前フレームの撮影感度Voldと現フレームの撮影感度Vとの差が所定の閾値Vth以下であるか否かを判定し、双方の条件を満たすときに、連写モードを適用すべきであると判定する。これにより、直前フレームの画像と現フレームの画像との間に高い類似性が期待できるときにのみ、連写モードを適用することができる。
例えば、デジタルスチルカメラに電源が投入されてから最初に撮影されたフレームでは、上述した撮影間隔に関する条件も撮影感度に関する条件のいずれも満たされないので、モード判定部32により、連写モードを適用しない旨の判定結果が設定処理部31に渡される(図3のステップ302の否定判定)。これに応じて、図2に示した圧縮処理部31は、現フレームの画像データは個別に圧縮すべきであると判断し、個々の画像データを独立に圧縮する場合(以下、個別モードの圧縮と称する)について予め決定しておいた標準的なスケールファクタSFstを圧縮モジュール211において適用するスケールファクタSF1として設定し、一方、圧縮モジュール212には、例えば、上述したスケールファクタSFstに基づいて予め決定された予備的なスケールファクタSFALTをSF2として設定する(図3のステップ303)。なお、上述した予備的なスケールファクタSFALTは、例えば、標準的なスケールファクタSFSTに所定の係数C1を乗じ、その値をスケールファクタに関する上限値(あるいは下限値)によって制限して得ることができる。
このようにして設定されたスケールファクタを用いて、図2に示した圧縮モジュール211,212により、画像データの圧縮処理が行われ(図3のステップ304)、得られた2つの圧縮データが転送制御部22を介してメモリ20に渡され、図4に示すように、2つのバッファ231,232にそれぞれ格納される。なお、図4(a)に示した例では、最初のフレームの画像データについて、スケールファクタSF1、SF2をそれぞれ適用して得られた圧縮データA1(1)、A2(1)が、それぞれバッファ231,232に格納されている。
次いで、図2に示した評価処理部34により、これらの圧縮モジュール211,212でそれぞれ得られた圧縮データA1(1),A2(1)のサイズS1、S2が画質設定に対応する目標サイズTsについて設定した許容範囲内に収まっているか否かが判定される(図3のステップ305)。
このとき、図2に示した評価処理部34は、目標サイズTsに基づいて予め設定した圧縮データのサイズの下限値Sminおよび上限値Smaxと2つの圧縮データのサイズS1、S2とをそれぞれ比較することにより、これらの圧縮データの固定長圧縮処理結果としての適切性を評価する。例えば、サイズS1、S2の少なくとも一方が上限値Smaxと下限値Sminとで示される許容範囲内である場合に、ステップ305の肯定判定として、該当する圧縮データを適切な圧縮データとして選択すべきである旨の評価結果を設定処理部31、転送制御部22および廃棄処理部35に通知する(図3のステップ306)。なお、上述した2つの圧縮モジュール211,212によって得られた圧縮データのサイズS1,S2がともに許容範囲内であった場合に、評価処理部34は、目標サイズTsにより近いサイズが得られた圧縮データについて最も適切である旨を評価結果として通知することができる。また、圧縮モジュール211において適用されるスケールファクタSF1は、標準的な値であることから、このような場合に、圧縮モジュール211によって得られた圧縮データについて優先的に高い評価を与えることもできる。
例えば、図4(a)に示した圧縮データA1(1)が固定長圧縮結果として最も適切である旨の評価結果に応じて、廃棄処理部35は、選択されなかった圧縮データA2(1)をこの圧縮データが格納されているバッファ232から廃棄し、この圧縮データA2(1)の格納に割り当てられたバッファ232の記憶領域を解放する(図3のステップ307)。
また、上述した評価結果の通知に応じて、図2に示した設定処理部31は、選択された圧縮データに対応するスケールファクタおよび圧縮データのサイズ(図4に示した例では、それぞれSF1、S1)を前フレームのスケールファクタSF(old)およびサイズS(old)として保存する(図3のステップ308)。また、このとき、図2に示した転送制御部22は、上述した評価結果の通知に応じて、図3に示したステップ307において記憶領域が解放されたバッファ(図4に示した例では、バッファ232)に、固定長圧縮結果として選択圧縮データが得られた圧縮モジュール211,212によって次のフレームにおいて得られる圧縮データが格納されるように、2つの圧縮モジュール211,212からの転送先を切り替える(ステップ309)。
ここで、様々なシーンを撮影して得られた画像データに様々なスケールファクタを適用して圧縮処理を行う実験結果の蓄積から、標準的な情報量を有する画像データを目標サイズに圧縮するために適用すべき標準的なスケールファクタSFstの値をかなり高い精度で推定することが可能である。このようにして推定された値を標準的なスケールファクタSFstを圧縮モジュール211において適用されるスケールファクタSF1として利用することにより、この圧縮モジュール211により、非常に高い確率で、固定長圧縮結果として適切な圧縮データを得ることが可能である。また、上述した実験結果から、標準的な撮影モードが設定されているときに、上述した標準的なスケールファクタSFstを適用してもサイズが許容範囲内となる圧縮データが得られない場合は、圧縮対象の画像データの情報量が標準的な画像よりも多い可能性が高いことが知られている。このことを考慮して、圧縮モジュール212に適用するスケールファクタSF2として、上述した標準的なスケールファクタSFSTよりも大きい値を持つ予備的なスケールファクタSFALTを設定することにより、圧縮モジュール211,212によって並行して行われる1度の圧縮処理によって、ほぼ確実に目標サイズを含む許容範囲内のサイズを有する圧縮データを得ることができる。
このように、図2に示した圧縮処理部16においては、2つの圧縮モジュール211,212において適用するスケールファクタSF1,SF2の値を適切に定め、これらの圧縮モジュール211,212を並行に動作させることにより、極めて高速に、固定長圧縮結果として適切な圧縮データをほぼ確実に得ることができる。
一方、2つの圧縮モジュール211,212によって得られた圧縮データA1,A2のいずれも上述した許容範囲内でなかった場合に(ステップ305の否定判定)、評価処理部34により、これらの圧縮データA1、A2のサイズS1、S2と目標サイズTsとの差分が求められ、より小さい差分値を与える圧縮データを固定長圧縮結果としてより適切な圧縮結果として選択する旨の評価結果が、設定処理部31、廃棄処理部35および転送制御部22に通知される(ステップ311)。これに応じて、上述したステップ307からステップ309の処理が行われる。
このようにしてサイズが許容範囲外であるような圧縮データが採用される確率は非常に小さいので、記憶媒体に記録可能な多数の圧縮データのサイズに関するばらつきによって吸収可能である。
このように、本発明にかかわるデジタルスチルカメラでは、予備圧縮の繰り返しによるスケールファクタの最適化処理を廃して、固定長化処理を大部分の圧縮データのサイズに関するばらつきを抑えるにとどめることにより、固定長化処理の大幅な高速化を達成することができる。
その後、制御部18を介して撮影を終了する旨が指示されない限り、設定処理部31は、ステップ310の否定判定としてステップ301に戻り、新たなフレームに対応する撮影条件に関する情報を受け取って、このフレームについての圧縮処理を開始する。
この新たなフレームに対応して受け取った情報に基づいて、モード判定部32により、連写モードを適用すべきである旨の判定結果が得られた場合に(ステップ302の肯定判定)、設定処理部31からの指示に応じて、パラメータ決定部33により、圧縮モジュール211において適用すべきスケールファクタSF1の値を推定する処理が行われる(ステップ312)。
このときパラメータ決定部33は、まず、直前フレームの圧縮処理のステップ308において保存されたスケールファクタSF(old)およびサイズS(old)と、目標サイズTsと、適切に決定された係数aとを用いて、式(1)のように表される現フレームにおいて圧縮モジュール211において適用されるスケールファクタSF1を算出する。
SF1=(S(old)/Ts)(-1/a)・SF(old) ・・・(1)
ここで、上述した係数aの値は、様々な特徴を持つ画像について予め集積された情報を統計的に解析することによってスケールファクタと圧縮データのサイズとについて得られた関係に基づいて、例えば、個々の画像について得られた関係を示すパラメータの平均値を算出することによって決定され、スケールファクタSF1の算出処理に供されている。
次いで、パラメータ決定部33は、上述したようにして得られた圧縮モジュール211に対応するSF1に適切な係数C2を乗じて、圧縮モジュール212に対応するスケールファクタSF2を算出する(ステップ312)。なお、このステップ312において、上述したスケールファクタSF1に所定の定数kを加算して、圧縮モジュール212において適用するスケールファクタSF2算出することもできるし、また、このスケールファクタSF2の値を上述したスケールファクタSFに関する上限値SFmax(あるいは下限値SFmin)によって制限することもできる。
このようにして、連写モードにおいて、前のフレームにおいて採用された圧縮結果と目標サイズとのずれを考慮して決定されたスケールファクタSF1、SF2を適用して、2つの圧縮モジュール211,212がそれぞれ圧縮処理を行うことにより、連続的に撮影される複数フレームの画像の類似性を利用して、固定長圧縮における圧縮データのサイズに関する精度を向上させるとともに、連写中のシーンの変化による画像データに含まれる情報量の変動にも対応することができる。
また、前のフレームの画像データに関する圧縮処理のステップ309において、2つの圧縮データに関する評価結果に応じて転送先の切り替えが行われているので、例えば、図4(a)に示したように、第1フレームの圧縮データA1(1)が選択され、圧縮データA2(1)が廃棄された場合に、これに続く第2フレームでは、図4(b)に示すように、圧縮モジュール211によって得られた圧縮データA1(2)はバッファ232に格納され、代わって、圧縮モジュール212によって得られた圧縮データA2(2)はバッファ231に格納される。
ここで、上述したように、圧縮モジュール211において適用されるスケールファクタSF1は、標準的な画像データに適合するように定めてあるので、連写モードが適用されるか否かにかかわらず、圧縮モジュール211によって得られる圧縮データが固定長圧縮結果として適切であるとして採用される確率は高い。特に、連写モードでは、上述したようにして、圧縮モジュール211に設定するスケールファクタSF1の値を前のフレームの圧縮結果に基づいて定めているので、連続的に撮影されるシーンに大きな変化が現れない限りは、この圧縮モジュール211によって得られる圧縮データが連続的に選択され、結果的に、2つのバッファ231,232に圧縮モジュール211による圧縮データが交互に書き込まれていくことになるので、この2つのバッファ231,232の記憶領域を極めて効率よく利用することができる。
一方、新たに撮影された第2フレームが標準的なシーンから外れていた場合には、図4(c)に示すように、圧縮モジュール211によって得られた圧縮データA1(2)よりも圧縮モジュール212によって得られた圧縮データA2(2)のほうが固定長圧縮結果として適切であると判定される場合がある。この場合は、バッファ232に格納された圧縮データA1(2)が廃棄され、次のフレームでも、このバッファ232に圧縮モジュール211による圧縮データが書き込まれることになるが、2つのバッファ231,232の記憶領域を効率的に利用可能である点では変わりはない。
また、図2に示した評価処理部34において圧縮データに関する評価結果を導くアルゴリズムは、圧縮データのサイズが目標サイズを含む所定の範囲内であるか否かおよび目標サイズとの差の大小などに基づいて、それぞれの圧縮データが固定長化処理結果として適切である度合いを評価するものであればよい。
(第2の実施形態)
図5に、本発明にかかわる圧縮処理部の別構成例を示す。
図5に示した制御部18において、測光情報収集部28により、デジタルスチルカメラに備えられた測光処理部(図示せず)によって得られる測光情報が収集され、この測光情報は、圧縮制御部24に備えられたシーン判定部36に渡される。
このシーン判定部36には、上述した感度情報収集部27によって収集された感度情報も入力され、測光情報および感度情報が、シーン判定部36による撮影対象シーンの種類に関する判定処理に供される。
シーン判定部36は、例えば、感度情報に含まれるISO感度設定値および測光情報に含まれる測光スポット間の測光値の差などにそれぞれ少なくとも一つの適切な閾値を予め設けておき、これらの閾値と感度情報および測光情報との比較結果に基づいて、標準的なスケールファクタを適用することにより標準的なサイズの圧縮データが生成されることが期待できる標準画像と、この標準画像よりも符号量が多い高密度画像と、逆に符号量が少ない低密度画像とに、撮影対象シーンを分類し、この分類結果を判定結果として設定処理部31の処理に供する。
なお、上述した測光値の差分値およびISO感度設定値に関する閾値は、様々な撮影シーンとそれぞれの撮影シーンにおいて適用された感度設定や撮影に際して得られた測光データとの関係について蓄積された知見に基づいて、それぞれ適切に設定することが可能である。例えば、符号量が多い高密度画像では、ISO800程度の極めて高い感度設定が適用される場合が多いことや、ポートレート撮影や風景撮影では、一般に低密度画像が得られることが多いことが知られている。
また、様々な撮影シーンにおいて得られた画像データに適用した様々なスケールファクタと、そのスケールファクタを適用した圧縮によって得られる圧縮データのサイズとの関係に関して蓄積された知見から、標準画像、高密度画像および低密度画像の典型例について、それぞれ目標サイズに圧縮するために適用すべきスケールファクタの基準値およびこの目標サイズを含む許容範囲内のサイズに圧縮するためのスケールファクタの上限値あるいは下限値を導くことができる。例えば、上述した標準画像に対応するスケールファクタの基準値は、標準的なシーン設定が利用者によって選択されると想定される様々なシーンを撮影して得られた画像データを、様々なスケールファクタを適用して圧縮する実験を繰り返し、この実験結果から圧縮データとスケールファクタとの関係を統計的な手法を用いて導くことにより、適切な値に決定しておくことができる。同様に、上述した高密度画像に対応するスケールファクタの基準値は、感度設定を高ISO感度とした撮影が適したシーンのように情報量の多い画像データが得られるシーンを撮影した様々な画像データを、様々なスケールファクタを適用して圧縮する実験を繰り返し、この実験結果から圧縮データとスケールファクタとの関係を統計的な手法を用いて導くことにより、適切な値に決定しておくことができる。また、上述した低密度画像に対応するスケールファクタの基準値は、ポートレートなどのように比較的情報量の少ない画像データが得られるシーンを撮影した様々な画像データを、様々なスケールファクタを適用して圧縮する実験を繰り返し、この実験結果から圧縮データとスケールファクタとの関係を統計的な手法を用いて導くことにより、適切な値に決定しておくことができる。
このような実験に基づいて、標準画像、高密度画像および低密度画像の典型例について得られたスケールファクタと圧縮データのサイズとの関係を、図6に、それぞれ実線、一点鎖線および破線で示す。
図6において、画質設定で示される目標サイズTsに対応する圧縮データの許容範囲(図6において、符号Rmax、Rminを付して示す)は、網掛けを付して示した領域として示され、スケールファクタの基準値SFST、上限値SFmax及び下限値SFminは、それぞれ、標準画像に関する関係を示すグラフと、目標値Ts、許容範囲の下限Rminおよび許容範囲の上限Rmaxとの交点によって示される。同様にして、高密度画像および低密度画像についても、それぞれの基準値、上限値および下限値を導くことができる。
このようにして、撮影シーンの種類事に得られたスケールファクタの基準値、上限値および下限値を図5に示した基準値テーブル37に格納しておき、パラメータ決定部33によるスケールファクタの決定処理に供することにより、上述したようにしてシーン判定部36によって得られた撮影シーンに関する判定結果を、設定処理部31によって圧縮モジュール211,212に設定されるスケールファクタの値に反映することができる。
例えば、パラメータ決定部33は、設定処理部31を介して撮影シーンが標準画像である旨の判定結果を受け取ったときに、基準値テーブル37から標準画像に対応する基準値SFstと上限値SFmaxとを読み出し、この基準値SFstと上限値SFmaxとをそれぞれ圧縮モジュール211,212に対応するSF1、SF2として返せばよい。また、基準値SFstに数値「1」よりも大きい所定の係数を乗じてSF2を求め、この値が上限値SFmax以下である限りは、算出したSF2を上限値SFmaxの代わりに設定処理部31に返すこともできる。
一方、撮影シーンが高密度画像である場合に、パラメータ決定部33は、基準値テーブル37から高密度画像に対応する基準値SFstと下限値SFminとを読み出し、この基準値SFstと下限値SFminとをそれぞれ圧縮モジュール211,212に対応するSF1、SF2として返せばよい。また、撮影シーンが低密度画像である場合に、パラメータ決定部33は、基準値テーブル37から低密度画像に対応する基準値SFstと上限値SFmaxとを読み出し、この基準値SFstと上限値SFmaxとをそれぞれ圧縮モジュール211,212に対応するSF1、SF2として返せばよい。
このようにして、撮影シーンに合わせて2つの圧縮モジュール211,212において適用されるスケールファクタの値を切り替えることにより、更に高い確率で許容範囲内のサイズを持つ圧縮データが得られるので、圧縮処理の高速性を維持しつつ、固定長圧縮における圧縮データのサイズに関する精度を向上することができる。
以上に説明したように、本発明にかかわるデジタルスチルカメラは、ごく一部の圧縮データについてサイズの許容範囲越えを許容する代わりに、圧縮処理を大幅に高速化し、撮像素子の高画素化にもかかわらず、連続撮影時などに必要とされる高速動作を実現することができる。また、連続撮影時は、前のフレームにおける圧縮結果を反映して前のフレームで適用されたスケールファクタを補正して得られるスケールファクタを適用することにより、連続的に撮影される画像データの類似性を利用して、圧縮データのサイズをより高精度に目標サイズに収束させることができる。
また、更に、2つの圧縮モジュールによって並行して得られる圧縮データの格納処理を工夫することにより、圧縮データを一時的に保持するメモリの記憶領域を効率的に利用することが可能となる。このようなメモリにおける記憶領域管理に要する処理負担の軽減もまた、画像データの圧縮処理の高速化に寄与している。
これにより、銀塩フィルムカメラに劣るとされてきた連写性能を格段に向上し、プロやセミプロのユーザの高度な要求にも十分に応える高速な連続撮影を実現することができる。
本発明にかかわるデジタルスチルカメラでは、大部分の圧縮データのサイズに関するばらつきは許容範囲内に抑えられており、ごく一部の圧縮データに現れるサイズのばらつきは、記憶媒体の大容量化に伴う記録可能な画像の数の増大によって充分に解消可能である。したがって、ごく一部の撮影画像について圧縮データサイズにばらつきを許容したことによるデメリットよりも、圧縮処理の高速化によって得られる連写性能の向上がもたらすメリットのほうが大きいことは明らかである。
このような特徴は、一般的な利用者が趣味で撮影する際の要求はもちろん、セミプロやプロが職業的な撮影をする際の厳しい要求にも十分に応える特徴であるので、コンパクトカメラ型デジタルスチルカメラのみならず、一眼レフ型デジタルスチルカメラのような高級機種や高速度撮影のような特殊用途向けのデジタルスチルカメラにおいても極めて有用である。
本発明にかかわるデジタルスチルカメラの第1の実施形態を示す図である。 圧縮処理部の詳細構成を示す図である。 圧縮処理部の動作を表す流れ図である。 圧縮データの管理動作を説明する図である。 圧縮処理部の別構成例を示す図である。 スケールファクタの基準値を説明する図である。
符号の説明
11…撮像光学系、12…撮像素子、13…信号処理部、14…A/D変換部、15…画像処理部、16…圧縮処理部、17…記録部、18…制御部、19…操作パネル、20…メモリ、21…圧縮モジュール、22…転送制御部、23…バッファ、24…圧縮制御部、25…画質設定検出部、26…撮影間隔計測部、27…感度情報収集部、28…測光情報収集部、31…設定処理部、32…モード判定部、33…パラメータ決定部、34…評価処理部、35…廃棄制御部、36…シーン判定部、37…基準値テーブル。

Claims (6)

  1. 撮影手段によって撮影されたデジタル静止画像を表す画像データを圧縮して記録するデジタルスチルカメラにおいて、
    入力画像データを所定の第1の圧縮パラメータを適用して圧縮する第1の圧縮手段と、
    前記入力画像データを前記第1の圧縮パラメータとは異なる第2の圧縮パラメータを適用して圧縮する第2の圧縮手段と、
    圧縮データに関する目標サイズを含む所定の範囲との関係に基づいて、前記第1の圧縮手段による圧縮結果および前記第2の圧縮手段による圧縮結果を評価する評価手段と、
    前記評価手段により高い評価が得られた圧縮結果を選択的に記録処理に供する選択手段と
    を備えたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  2. 請求項1に記載のデジタルスチルカメラにおいて、
    前記第1の圧縮手段は、標準的な情報量を持つ標準画像に対応する画像データに適用することによって前記目標サイズの圧縮データが得られる標準圧縮パラメータを適用して前記撮影手段によって得られた画像データの圧縮処理を行い、
    前記第2の圧縮手段は、前記標準圧縮パラメータに対応する標準スケールファクタ以上であって、前記標準画像に適用することによって前記目標サイズを含む所定の範囲の下限に相当するサイズの圧縮データが得られる圧縮パラメータに対応する上限スケールファクタよりも小さい所定の予備スケールファクタに対応する圧縮パラメータを適用して前記撮影手段によって得られた画像データの圧縮を行う
    ことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  3. 請求項1に記載のデジタルスチルカメラにおいて、
    前記第1の圧縮手段は、標準よりも少ない情報量を持つ低密度画像の典型例に対応する画像データに適用することによって前記目標サイズの圧縮データが得られる低密度用圧縮パラメータを適用して前記撮影手段によって得られた画像データの圧縮処理を行い、
    前記第2の圧縮手段は、前記低密度画像の典型例に適用することによって前記目標サイズを含む所定の範囲の下限に相当するサイズの圧縮データが得られる上限圧縮パラメータを適用して前記撮影手段によって得られた画像データの圧縮を行う
    ことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  4. 請求項1に記載のデジタルスチルカメラにおいて、
    前記第1の圧縮手段は、標準よりも多い情報量を持つ高密度画像の典型例に対応する画像データに適用することによって前記目標サイズの圧縮データが得られる高密度用圧縮パラメータを適用して前記撮影手段によって得られた画像データの圧縮処理を行い、
    前記第2の圧縮手段は、前記高密度画像の典型例に適用することによって前記目標サイズを含む所定の範囲の上限に相当するサイズの圧縮データが得られる下限圧縮パラメータを適用して前記撮影手段によって得られた画像データの圧縮を行う
    ことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  5. 請求項1に記載のデジタルスチルカメラにおいて、
    前記撮影手段によって連続的に画像が撮影されている旨の連写モードを示すモード設定指示に応じて、直前フレームにおいて前記選択手段によって選択された圧縮データに対応する圧縮パラメータおよび前記圧縮データのサイズと前記目標サイズとに基づいて、現フレームの画像データについて前記第1の圧縮手段において適用する第1の圧縮パラメータを算出し、前記第1の圧縮手段の処理に供するパラメータ算出手段と、
    前記パラメータ算出手段によって算出された第1の圧縮パラメータに基づいて、第2の圧縮パラメータの値を決定し、前記第2の圧縮手段の処理に供するパラメータ決定手段と
    を備えたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  6. 請求項1に記載のデジタルスチルカメラにおいて、
    前記選択手段は、
    前記第1の圧縮手段および前記第2の圧縮手段によって得られた圧縮データをそれぞれ格納する2つのメモリと、
    現フレームの画像について、前記2つのメモリに並行して書き込まれた2つの圧縮データのうち、前記評価手段による評価結果が低い方を破棄する破棄手段と、
    前記破棄手段によって破棄された圧縮データが格納されていた方のメモリを、前記現フレームにおいて前記評価手段によって高く評価された圧縮データを生成した圧縮手段によって次のフレームにおいて生成される圧縮データの格納先として割り当てる割当手段とを備えた
    ことを特徴とするデジタルスチルカメラ。

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