JP2007206395A - リアプロジェクタ - Google Patents

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JP2007206395A
JP2007206395A JP2006025348A JP2006025348A JP2007206395A JP 2007206395 A JP2007206395 A JP 2007206395A JP 2006025348 A JP2006025348 A JP 2006025348A JP 2006025348 A JP2006025348 A JP 2006025348A JP 2007206395 A JP2007206395 A JP 2007206395A
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Akira Shinpo
晃 真保
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Abstract

【課題】高い位置精度で各光学要素を配置することを可能とし、薄型な構成により高品質
な画像を表示することが可能なリアプロジェクタを提供すること。
【解決手段】画像信号に応じた光を供給する光学エンジン部と、画像信号に応じた光を出
射するスクリーンと、少なくとも光学エンジン部を収容する筐体と、を有し、筐体は、ス
クリーンを備える正面部21と、正面部21及び光学エンジン部を固定する構造体22と
、を有し、構造体22は、正面部21の外縁に沿って形成された枠部である正面側枠部2
5を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像信号に応じた光をスクリーンに透過させることにより画像を表示するリ
アプロジェクタの技術に関する。
画像信号に応じた光をスクリーンに透過させることにより画像を表示するリアプロジェ
クタの筐体に関して、例えば特許文献1及び2に記載されている。
特開平8−314003号公報 特開2005−10568号公報
リアプロジェクタは、薄型な構成によって大きな画像を表示するために、スクリーンに
対して斜め方向に光を入射させる技術が開示されている。筐体を薄型とし、スクリーンに
対して光を斜めに入射させる場合、リアプロジェクタは、各光学要素、例えば光学エンジ
ン部、スクリーン、光を折り返すミラー等の位置決めに関して高い精度が要求されること
となる。例えば、光学要素の位置ずれにより顕著なフォーカスずれを生じる場合や、スク
リーンの少しの撓みによって映像の歪曲を生じる場合が考えられる。これに対して、従来
のリアプロジェクタは、画像信号に応じた光を供給する光学エンジン部を格納する下部筐
体と、スクリーン及びミラーを格納する上部筐体により主に構成されている。かかる構成
の場合、各光学要素の相対位置の細かい調整が難しいため、各光学要素の位置精度を高め
ることが困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので
あり、高い位置精度で各光学要素を配置することを可能とし、薄型な構成により高品質な
画像を表示可能なリアプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、画像信号に応じた光
を供給する光学エンジン部と、画像信号に応じた光を出射するスクリーンと、少なくとも
光学エンジン部を収容する筐体と、を有し、筐体は、スクリーンを備える正面部と、正面
部及び光学エンジン部を固定する構造体と、を有することを特徴とするリアプロジェクタ
を提供することができる。
構造体において正面部と光学エンジン部とを固定する構成とすることにより、構造体を
基準としてスクリーンと光学エンジン部の相対位置を正確に決定することができる。また
、構造体を強固な構成とすることにより、スクリーンと光学エンジン部とを高い精度で位
置決めすることを可能とし、リアプロジェクタを薄型な構成としても高品質な画像を表示
することが可能となる。これにより、高い位置精度で各光学要素を配置することを可能と
し、薄型な構成により高品質な画像を表示可能なリアプロジェクタを得られる。また、筐
体全体の剛性を高めることを可能とし、長期に渡る信頼性を確保することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、構造体は、正面部の外縁に沿って形成された枠
部を有することが望ましい。構造体は、正面部の外縁に沿って形成された枠部に正面部を
固定することにより、高い位置精度でスクリーンを配置することができる。また、枠部を
強固な構成とすることにより、スクリーンの撓みや歪みを低減し、高品質な画像を表示す
ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光学エンジン部からの画像信号に応じた光を折
り返してスクリーンへ導く反射部を有し、構造体は、反射部を固定することが望ましい。
構造体において正面部、光学エンジン部の他反射部を固定する構成とすることにより、ス
クリーン、反射部、光学エンジン部の相対位置を正確に決定することができる。これによ
り、高い位置精度でスクリーン、反射部、光学エンジン部を配置することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、構造体は、骨組構造を有することが望ましい。
骨組構造を有する構造体を用いることにより、構造体を軽量かつ強固な構成とすることが
できる。これにより、軽量な構成により、高い位置精度で各光学要素を配置することがで
きる。また、薄型な筐体において十分な剛性を確保することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、正面部は、スクリーンを支持するスクリーン支
持部を有することが望ましい。各光学要素の位置精度を高めることが要求される場合、各
光学要素の組み付け後に細かい位置調整が必要となることが考えられる。スクリーン支持
部を着脱可能な構成とすることにより、スクリーンを容易に着脱することができる。スク
リーンを容易に着脱可能とすることにより、各光学要素の組み付け後の筐体内部のメンテ
ナンスや各光学要素の細かい位置調整を容易に行うことが可能となる。これにより、各光
学要素の組み付け後のメンテナンスを容易に行うことを可能とし、各光学要素の位置精度
をさらに高めることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、スクリーン支持部は、正面部のうち画像信号に
応じた光の出射側においてスクリーンを支持することが望ましい。これにより、スクリー
ンを筐体外部側へ取り外すことを可能とし、筐体内部のメンテナンスを容易に行うことが
できる。
また、本発明の好ましい態様としては、正面部は、画像信号に応じた光を透過する透過
部を有し、スクリーンは、透過部を含むことが望ましい。例えば、開口部分に板状のスク
リーンをはめ込む構成の場合、スクリーン及びその周辺部の収縮率差等により歪みやガタ
つきを生じる場合が考えられる。正面部の透過部をスクリーンとして用いることにより、
正面部の強度をさらに高め、スクリーンの撓み、歪みを低減することができる。また、ス
クリーン及びその周辺部の収縮率差を生じさせない点でも、スクリーンの撓み、歪みが低
減される。これにより、さらに高い信頼性を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、スクリーンは、少なくとも画像信号に応じた光
を角度変換する光学部を有し、光学部は、透過部上に設けられることが望ましい。透過部
上に光学部を設けることで、透過部を含むスクリーンを形成することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、透過部は、少なくとも画像信号に応じた光を角
度変換する光学部を有することが望ましい。透過部に光学部を設けることで、透過部自体
をスクリーンとすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、正面部は、スクリーンの外縁近傍を補強する補
強部を有することが望ましい。補強部を設けることで、スクリーンの撓み、歪みを低減す
ることができる。これにより、さらに高い信頼性を得ることができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るリアプロジェクタ100の概略構成を示す。リアプロジ
ェクタ100は、スクリーン14の一方の面に光を投写し、スクリーン14の他方の面か
ら出射する光を観察することで画像を鑑賞するものである。光学エンジン部10は、画像
信号に応じて変調された光を供給する。
図2は、光学エンジン部10の構成を説明するものである。光源部である超高圧水銀ラ
ンプ101は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光である緑色
光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」という。)
を含む光を供給する。インテグレータ102は、超高圧水銀ランプ101からの光の照度
分布を空間光変調装置上で均一化させる。インテグレータ102を経た光は、偏光変換素
子103にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。
s偏光光に変換された光は、反射ミラー104で光路を90度折り曲げられた後、R光
透過ダイクロイックミラー105Rに入射する。R光透過ダイクロイックミラー105R
は、R光を透過させ、G光、B光を反射する。R光透過ダイクロイックミラー105Rを
透過したR光は、反射ミラー105で光路を90度折り曲げられ、R光用空間光変調装置
107Rに入射する。R光用空間光変調装置107Rは、R光を画像信号に応じて変調す
る透過型の液晶表示装置である。なお、ダイクロイックミラーを透過しても光の偏光方向
は変化しないため、R光用空間光変調装置107Rに入射するR光は、s偏光光のままの
状態である。
R光用空間光変調装置107Rに入射したs偏光光は、不図示の液晶パネルに入射する
。液晶パネルは、2つの透明基板の間に、画像表示のための液晶層を封入している。液晶
パネルに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調によりp偏光光に変換される。R光
用空間光変調装置107Rは、変調によりp偏光光に変換されたR光を出射する。このよ
うにして、R光用空間光変調装置107Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロ
スダイクロイックプリズム108に入射する。
R光透過ダイクロイックミラー105Rで反射されたG光及びB光は、光路を90度折
り曲げられた後、B光透過ダイクロイックミラー105Gに入射する。B光透過ダイクロ
イックミラー105Gは、G光を反射し、B光を透過させる。B光透過ダイクロイックミ
ラー105Gで反射されたG光は、G光用空間光変調装置107Gに入射する。G光用空
間光変調装置107Gは、G光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である
。G光用空間光変調装置107Gに入射したs偏光光は、液晶パネルでの変調によりp偏
光光に変換される。G光用空間光変調装置107Gは、変調によりp偏光光に変換された
G光を出射する。このようにして、G光用空間光変調装置107Gで変調されたG光は、
クロスダイクロイックプリズム108に入射する。
B光透過ダイクロイックミラー105Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ106
と、2枚の反射ミラー105とを経由して、B光用空間光変調装置107Bに入射する。
B光用空間光変調装置107Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装
置である。なお、B光にリレーレンズ106を経由させるのは、B光の光路がR光及びG
光の光路よりも長いためである。リレーレンズ106を用いることにより、B光透過ダイ
クロイックミラー105Gを透過したB光を、そのままB光用空間光変調装置107Bへ
導くことができる。
B光用空間光変調装置107Bに入射したs偏光光は、液晶パネルでの変調によりp偏
光光に変換される。B光用空間光変調装置107Bは、変調によりp偏光光に変換された
B光を出射する。このようにして、B光用空間光変調装置107Bで変調されたB光は、
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム108に入射する。なお、各空間光変
調装置107R、107G、107Bは、変調によりs偏光光をp偏光光に変換するほか
、p偏光光をs偏光光に変換することとしても良い。
クロスダイクロイックプリズム108は、互いに略直交するように配置された2つのダ
イクロイック膜108a、108bを有する。第1ダイクロイック膜108aは、B光を
反射し、R光、G光を透過する。第2ダイクロイック膜108bは、R光を反射し、B光
、G光を透過する。かかる構成により、クロスダイクロイックプリズム108は、R光、
G光及びB光を合成する。投写レンズ11は、クロスダイクロイックプリズム108で合
成された光を曲面ミラー12(図1参照)の方向へ投写する。
図1に戻って、曲面ミラー12は、投写レンズ11及び平面ミラー13に対向する位置
に設けられている。曲面ミラー12は、非球面形状とすることにより、光の折り返しと広
角化とを同時に行う。平面ミラー13は、リアプロジェクタ100の背面側に形成されて
いる。平面ミラー13は、光学エンジン部10からの画像信号に応じた光を折り返してス
クリーン14へ導く反射部である。平面ミラー13は、平面形状を有する。曲面ミラー1
2及び平面ミラー13は、基材上に反射膜を形成することにより構成できる。反射膜とし
ては、高反射性の部材の層、例えばアルミニウム等の金属部材の層や誘電体多層膜等を用
いることができる。また、反射膜の上には、透明部材を有する保護膜を形成することとし
ても良い。
スクリーン14は、正面部21に形成されている。スクリーン14は、画像信号に応じ
た光を出射する。スクリーン14は、例えば、光を観察者側へ角度変換するフレネルレン
ズや、光を拡散させるレンズアレイ、光拡散性を備える拡散板(いずれも不図示。)等を
有する。リアプロジェクタ100は、スクリーン14に対して斜め方向へ画像信号に応じ
た光を入射させる構成とすることで、薄型にすることができる。リアプロジェクタ100
の筐体は、正面部21、構造体22、背面部23、底面部24を有する。筐体は、光学エ
ンジン部10、曲面ミラー12、平面ミラー13を収容する。
図3は、リアプロジェクタ100の筐体の構成を説明するものである。構造体22は、
筐体全体を縁取るような骨組構造を有する。構造体22は、例えば、アルミニウム等の金
属部材により形成することができる。構造体22は、骨組構造とすることにより、軽量か
つ強固な構成とすることができる。構造体22は、正面部21の外縁に沿って形成された
枠部である正面側枠部25を有する。正面部21は、構造体22の正面側を覆うように、
構造体22の正面側枠部25に固定されている。背面部23は、4つの板状部材を組み合
わせて構成されている。背面部23は、構造体22の背面側、天井側、及び2つの側面側
を覆うように設けられている。底面部24は、板状部材で構成されている。底面部24は
、構造体22の底面側を覆うように設けられる。筐体は、正面部21、背面部23、及び
底面部24により筐体内部を密閉している。
図4は、光学エンジン部10及び平面ミラー13の配置について説明するものである。
平面ミラー13は、構造体22のうち背面側に形成された背面側枠部26の一部に固定さ
れている。光学エンジン部10は、背面側枠部26の底面側部分、及び背面側枠部26の
底面側部分の近傍の構造体補強部27に固定されている。構造体補強部27は、構造体2
2の骨組構造を補強するために、光学エンジン部10の下部において正面側枠部25及び
背面側枠部26を繋ぎ合わせる。
このように、構造体22は、正面部21、光学エンジン部10、及び平面ミラー13を
固定する。正面部21、光学エンジン部10、及び平面ミラー13を構造体22に固定す
る構成とすることにより、構造体22を基準としてスクリーン14、光学エンジン部10
、平面ミラー13の相対位置を正確に決定することができる。また、構造体22を強固な
構成とすることにより、スクリーン14、光学エンジン部10、平面ミラー13の各位置
精度を高め、薄型なリアプロジェクタ100により高品質な画像を表示することが可能と
なる。
構造体22の正面側枠部25の全体に正面部21を固定させることで、スクリーン14
の位置精度を高めることができる、また、正面側枠部25を強固な構成とすることにより
、スクリーン14の撓みや歪みを低減し、高品質な画像を表示することができる。以上に
より、高い位置精度で各光学要素を配置することを可能とし、薄型な構成により高品質な
画像を表示できるという効果を奏する。また、骨組構造の構造体22により筐体を補強す
る構成とするため、筐体全体の剛性を高め、長期に渡る信頼性を確保することができる。
また、骨組構造の構造体22を用いることにより、筐体を構成する全パーツを強固なもの
とする場合の重量増や、筐体の厚みの増大の回避も可能となる。
構造体22は、図4等にて図示する形状とする場合に限られず、図示するものとは異な
る形状としても良い。また、構造体22は、骨組構造のみにより構成する場合に限られず
、構造体22の背面側、天井側、2つの側面側、底面側の少なくとも1つの側を筐体の一
部をなす板状部材で構成することとしても良い。例えば、構造体22の底面側を板状部材
とすることで、筐体の底面についてさらに強度を確保することが可能となる。構造体22
の一部を構成する板状部材としては、金属部材により構成されるものや、断面を凹凸形状
として補強されたものを用いることができる。また、構造体22は、筐体の一部をなす板
状部材と骨組構造とを一体として構成することとしても良い。この場合、例えば樹脂によ
り構成された板状部材と、金属部材により構成された骨組部材とを組み合わせることとし
ても良い。光学エンジン部10や平面ミラー13は、骨組構造と一体とされた板状部材に
固定することとしても良い。
また、光学エンジン部10及び平面ミラー13は、構造体22のいずれかの位置に固定
されていれば良く、図4にて図示する位置に固定される場合に限られない。さらに、リア
プロジェクタ100は、光学エンジン部10からスクリーン14までの光路中に設けられ
る他の要素、例えば、曲面ミラー12や本実施例で説明する以外の光学素子を構造体22
に固定することとしても良い。これにより、光学エンジン部10からスクリーン14まで
の光路中の各部の位置精度を高め、高品質な画像を表示することができる。
図5は、正面部21の断面構成を示す。スクリーン14は、スクリーン枠部31及びス
クリーン押さえ部32により挟持されている。スクリーン枠部31は、正面部21のうち
画像信号に応じた光の出射側においてスクリーン14を支持するスクリーン支持部である
。正面部21は、固定部34により、構造体22(図4参照)に固定されている。スクリ
ーン枠部31は、筐体外部側から差し込まれたネジ33により、固定部34に固定されて
いる。スクリーン枠部31は、筐体外部側のネジ33を緩めることにより、固定部34か
ら取り外すことができる。
リアプロジェクタ100の各光学要素の位置精度を高めることが要求される場合、各光
学要素の組み付け後に細かい位置調整が必要となることが考えられる。筐体外部側にてス
クリーン枠部31を着脱可能な構成とすることにより、スクリーン14を容易に着脱する
ことができる。スクリーン14を容易に着脱可能とすることにより、各光学要素の組み付
け後の筐体内部のメンテナンスや各光学要素の細かい位置調整を容易に行うことが可能と
なる。これにより、各光学要素の組み付け後のメンテナンスを容易に行うことを可能とし
、各光学要素の位置精度をさらに高めることができる。リアプロジェクタ100は、背面
部23や底面部24を構造体22から取り外し可能な構成としても良い。この場合も、各
光学要素の組み付け後のメンテナンスや位置調整を容易に行うことが可能である。
図6は、本実施例の変形例に係る正面部41の断面構成を示す。本変形例の正面部41
は、上記のリアプロジェクタ100に適用することができる。本変形例の正面部41は、
透過部42と、透過部42の周囲に設けられたスクリーン周辺部45とを有する。透過部
42は、正面部41の略平坦な部分に形成されている。透過部42は、画像信号に応じた
光を透過する。透過部42とスクリーン周辺部45とは、一体構造をなしている。例えば
、透過部42及びスクリーン周辺部45は、透明樹脂により一体構造を形成した後、スク
リーン周辺部45の部分を所望の色調に着色し透過部42の部分を無色のままとする二色
成形法を用いて形成できる。
透過部42の筐体内部側には、光学フィルム43が貼り合わされている。スクリーン4
4は、光学フィルム43及び透過部42を用いて構成されている。光学フィルム43は、
スクリーン44に対して斜めに入射する画像信号に応じた光を観察者側へ角度変換する機
能、及び観察者側にて光を拡散させる機能を有する光学部である。光学フィルム43を用
いることにより、透過部42を含むスクリーン44を形成することができる。透過部42
は、光学フィルム43を保護する透明基板として機能する。
光学フィルム43は、例えばフレネルレンズと同様の構成を備えることにより、光を角
度変換することができる。また、光学フィルム43は、レンズアレイと同様の構成を備え
ることにより、光を拡散させることができる。光学フィルム43は、光を拡散させる拡散
剤を分散させる他、微小な凹凸を施した拡散面を有する構成としても良い。光学フィルム
43は、少なくとも光を角度変換させるものであれば良く、レンズアレイと同様に光を拡
散させる他の光学フィルムや、光を拡散させる拡散板を併せて用いることとしても良い。
例えば、開口部分に板状のスクリーンをはめ込む構成の場合、スクリーン及びその周辺
部の収縮率差等により歪みやガタつきを生じる場合が考えられる。正面部41の透過部4
2をスクリーン44として用いることにより、正面部41の強度をさらに高め、スクリー
ン44の撓み、歪みを低減することができる。また、スクリーン及びその周辺部の収縮率
差を生じさせない点でも、スクリーン44の撓み、歪みが低減される。これにより、さら
に高い信頼性を得ることができる。
また、正面部は、透過部自体に光学部を形成する構成としても良い。図7に示す正面部
51のスクリーン54は、筐体内部側に光学部53が形成された透過部である。光学部5
3は、画像信号に応じた光の角度変換、及び光の拡散を行う。この場合も、透過部自体を
スクリーン54とし、高い信頼性を得ることができる。光学部53は、金型を用いた型転
写や型押し、射出成形等により形成することができる。
さらに、正面部は、スクリーンの撓み、歪みを低減するための補強部を設けることとし
ても良い。図8に示す正面部61は、図5に示す正面部21の構成に補強部62を追加し
た構成を有する。補強部62は、正面部61のうちスクリーン14の外縁近傍を補強する
ものである。補強部62としては、アルミニウム等の金属部材、又は金属部材を芯とする
樹脂部材により構成された棒状部材を用いることができる。補強部62を用いることで、
スクリーン14の撓みや歪みを低減し、さらに高い信頼性を得ることができる。なお、正
面部61は、固定部34のうちスクリーン14の外縁近傍の部分に厚みを持たせて補強部
として機能させることとしても良く、厚みを持たせた部分にさらに金属部材の芯を埋め込
む構成としても良い。
リアプロジェクタ100は、光源部として超高圧水銀ランプを用いる他、例えば、発光
ダイオード素子(LED)等の固体発光素子を用いても良い。また、リアプロジェクタ1
00は、3つの透過型液晶表示装置を設ける場合に限らず、例えば、1つの透過型液晶表
示装置や、反射型液晶表示装置、微小ミラーアレイデバイスを設けることとしても良い。
さらに、リアプロジェクタ100は、画像信号に応じたレーザ光を走査させることで画像
を表示するレーザプロジェクタであっても良い。
以上のように、本発明に係るリアプロジェクタは、薄型な構成により高品質な画像を表
示する場合に適している。
本発明の実施例に係るリアプロジェクタの概略構成を示す図。 光学エンジン部の構成を説明する図。 リアプロジェクタの筐体の構成を説明する図。 光学エンジン部及び平面ミラーの配置について説明する図。 正面部の断面構成を示す図。 実施例の変形例に係る正面部の断面構成を示す図。 透過部自体に光学部を形成する正面部の構成を説明する図。 補強部が設けられた正面部の構成を説明する図。
符号の説明
10 光学エンジン部、11 投写レンズ、12 曲面ミラー、13 平面ミラー、1
4 スクリーン、21 正面部、22 構造体、23 背面部、24 底面部、100
リアプロジェクタ、101 超高圧水銀ランプ、102 インテグレータ、103 偏光
変換素子、104 反射ミラー、105R R光透過ダイクロイックミラー、105G
B光透過ダイクロイックミラー、105 反射ミラー、106 リレーレンズ、107R
R光用空間光変調装置、107G G光用空間光変調装置、107B B光用空間光変
調装置、108 クロスダイクロイックプリズム、108a 第1ダイクロイック膜、1
08b 第2ダイクロイック膜、25 正面側枠部、26 背面側枠部、27 構造体補
強部、31 スクリーン枠部、32 スクリーン押さえ部、33 ネジ、34 固定部、
41 正面部、42 透過部、43 光学フィルム、44 スクリーン、45 スクリー
ン周辺部、51 正面部、53 光学部、54 スクリーン、61 正面部、62 補強

Claims (10)

  1. 画像信号に応じた光を供給する光学エンジン部と、
    前記画像信号に応じた光を出射するスクリーンと、
    少なくとも前記光学エンジン部を収容する筐体と、を有し、
    前記筐体は、前記スクリーンを備える正面部と、前記正面部及び前記光学エンジン部を
    固定する構造体と、を有することを特徴とするリアプロジェクタ。
  2. 前記構造体は、前記正面部の外縁に沿って形成された枠部を有することを特徴とする請
    求項1に記載のリアプロジェクタ。
  3. 前記光学エンジン部からの前記画像信号に応じた光を折り返して前記スクリーンへ導く
    反射部を有し、
    前記構造体は、前記反射部を固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のリアプ
    ロジェクタ。
  4. 前記構造体は、骨組構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載
    のリアプロジェクタ。
  5. 前記正面部は、前記スクリーンを支持するスクリーン支持部を有することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のリアプロジェクタ。
  6. 前記スクリーン支持部は、前記正面部のうち前記画像信号に応じた光の出射側において
    前記スクリーンを支持することを特徴とする請求項5に記載のリアプロジェクタ。
  7. 前記正面部は、前記画像信号に応じた光を透過する透過部を有し、
    前記スクリーンは、前記透過部を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に
    記載のリアプロジェクタ。
  8. 前記スクリーンは、少なくとも前記画像信号に応じた光を角度変換する光学部を有し、
    前記光学部は、前記透過部上に設けられることを特徴とする請求項7に記載のリアプロ
    ジェクタ。
  9. 前記透過部は、少なくとも前記画像信号に応じた光を角度変換する光学部を有すること
    を特徴とする請求項7に記載のリアプロジェクタ。
  10. 前記正面部は、前記スクリーンの外縁近傍を補強する補強部を有することを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のリアプロジェクタ。
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