JP2007205597A - 熱交換器 - Google Patents

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JP2007205597A JP2006022584A JP2006022584A JP2007205597A JP 2007205597 A JP2007205597 A JP 2007205597A JP 2006022584 A JP2006022584 A JP 2006022584A JP 2006022584 A JP2006022584 A JP 2006022584A JP 2007205597 A JP2007205597 A JP 2007205597A
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Abstract

【課題】チューブの熱歪を吸収することが容易な熱交換器を提供する。
【解決手段】この熱交換器41は、複数本のチューブ43とこの複数本のチューブの両端部に設けられた一対のヘッダタンク45とを備え、前記ヘッダタンク45は、コアプレート47とこのコアプレートとともにタンク内空間を形成するタンク本体55とを有する熱交換器において、コアプレート47は、複数のチューブ端部が嵌挿接合された厚肉の内壁49と、この内壁の両縁部からチューブの長手方向に延びる薄肉の側壁53とを有し、タンク本体55は、厚肉に形成され、コアプレートの開口部を覆うようにコアプレートに接合されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、チューブの熱歪を吸収できるヘッダタンクを有する熱交換器に関する。
今日、薄肉化、リサイクル性の向上、軽量化等のメリットからタンクラジエータにアルミニウムが使用されるようになっている。しかしながら、このアルミニウム製のタンクは剛性が高く従って熱による歪を吸収しにくい。また、このアルミニウム製のタンクは、小型軽量を目的としているため、図7に示すようにチューブ11に対してヘッダタンク13の厚さTが小さく設定されている。したがって、図8に示すプラスチックタンクのチューブ21とタンク本体23の間のかしめ部25のように、応力吸収部を設定しにくい。このため、チューブに熱歪が発生すると、ヘッダタンク13とチューブ11との接合部15に応力が集中し、亀裂が生じる可能性があるという問題点があった。
また、このような熱歪を吸収できる熱交換器としては特許文献1に示すようなものが知られている。これは図9に示すようなもので、コアプレート31とチューブ33との間に傾斜部35と薄肉部37を有する接続部39を介装して熱歪を吸収するようにしている。しかしながら、この熱交換器にあっては、チューブの熱歪による応力が集中する部分に薄肉部37が形成されているため耐久性が低下するという問題点があった。また、チューブ33の外周に傾斜部35を形成しているため、チューブ間隔をつめることができずタンクの厚さも小さくできない。このため、ヘッダタンクを小型化することができないという問題点があった。
特開2004−286358号公報
本発明は、上記問題点を解決することその課題とし、チューブの熱歪を吸収することが容易な熱交換器を提供する。
上記課題を解決するため、コアプレート(47)は、複数のチューブ(43)端部が接合された厚肉の内壁(49)と、この内壁(49)の縁部からチューブの長手方向に延びる薄肉の側壁(53)とを有し、タンク本体(55)は、厚肉に形成され、コアプレート(47)の開口部を覆うようにコアプレート(47)に接合されている手段を採用することができる。
この手段によると、薄肉の側壁でチューブの熱歪を吸収することができ、したがって、歪がヘッダタンク全体に及ぶのを防止し、耐久性、信頼性を向上させることができる。
また、上記課題を課題を解決するため、内壁(49)から延びる側壁(53)には、前記チューブ(43)の歪を吸収する屈曲部(67)が形成されている手段を採用することができる。
この手段によると、チューブの熱歪をさらに容易に吸収することができ、耐久性、信頼性を向上させることができる。
また、上記課題を解決するため、コアプレート(47)の側壁(53)には、チューブの歪を吸収可能な蛇腹部(73)が形成されている手段を採用することができる。したがって、チューブの熱歪をさらに容易に吸収することができる。
また、上記課題を解決するため、コアプレート(47)には、複数のチューブ(43)が接続された根付部(83)の間に、ヘッダタンク(45)内部に向かって窪んだ溝部(85,87)が形成されている。したがって、複数のチューブの熱歪がそれぞれ異なっていても、その異なる変位を側壁溝部および底壁溝部で吸収することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態について、図1ないし図6を参照して説明する。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施の形態を示す図であって、図1はその全体図、図2はその組立図である。これらの図において、符号41はアルミニウム製の熱交換器を示す。この熱交換器41は、左右方向に平行に配設された複数のチューブ43,…を有している。このチューブ43,…の両端部には、上下方向に配設された一対のヘッダタンク45,45が設けられている。なお、これ以降、図1に示すように、チューブ43の長手方向を左右方向、ヘッダタンク45の長手方向を上下方向、複数のチューブ43間を通り抜ける冷却空気の流れ方向(図1において紙面と直交する方向)を前後方向として説明する。
このヘッダタンク45は、図3に示すように、平面視断面略コ字状に形成されたコアプレート47を有しており、このコアプレート47はチューブ43が挿入固定された内壁49を有している。この内壁49の中央部にはチューブ43を挿入するチューブ挿入孔51が形成されており、このチューブ挿入孔51にチューブ43が挿入されてろう付けされている。また、内壁49の前後方向両端部には、この両端部から左右方向にチューブ43から離間する方向に延びる側壁53が設けられている。このような断面略コ字状のコアプレート47は、左右方向外側と上下方向に開口部を有しているが、これら開口部を覆ってヘッダタンク45を構成するためタンク本体55が設けられている。このタンク本体55は、コアプレート47の左右方向外側の開口を覆う外壁57を有しており、この外壁57の上下方向両端部には、前記コアプレート47の上下方向の開口を覆う頂壁59と底壁61が設けられている。そして、コアプレート47とタンク本体55はろう付けによって接合されている。また、頂壁59と底壁61には、この熱交換器41を車体に取り付けるための車体取付部63がそれぞれ設けられている。また、複数のチューブ43,…の上方および下方には、左右両タンク本体55を連結して固定する補強板65、65が設けられている。
このような構成において、コアプレート47の内壁49は、側壁47に比して厚肉に形成されている。これは、この内壁49が薄肉に形成されていると、図3(b)に示すようにチューブ43が熱歪によって長手方向に変位した場合、内壁49がチューブ43との接続点を中心として回動してしまい、この部分に曲げモーメントが集中する。このため、ろう付け部に亀裂が生じる可能性があり信頼性が低下してしまう。そこで、この熱交換器41にあっては、この内壁49を厚肉に形成することによって内壁49周辺部分の剛性を向上させ、チューブ43に熱歪による変位が生じても、この変位を内壁49の周辺部分で吸収しないようにしている。
そして、この変位を吸収するため、この熱交換器41にあっては、側壁53を薄肉に形成するとともに側壁53の端部に屈曲部67を形成している。このようにすることによって、図4(a)に示すように、熱歪によってチューブ43が圧縮方向に変位しても、薄肉に形成された側壁53と屈曲部67が変形することによってこの歪を吸収することができる。また、図4(b)に示すように、熱歪によってチューブ43が引っ張り方向に変位しても、屈曲部67が変形して歪を吸収することができる。
なお、この熱交換器41にあっては、コアプレート47の側壁53を薄肉に形成してるが、タンク本体55を厚肉に形成しているので、ヘッダタンク45全体の剛性は十分維持されている。また、両サイドのタンク本体55同士を補強板65で連結しているので、熱交換器全体の剛性、強度も十分維持することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。この熱交換器71においては、側壁53が薄肉に形成され屈曲部67が設けられているとともに、側壁53にチューブ43の長手方向に伸縮可能な蛇腹部73が形成されている。この蛇腹部73が設けられていることによって、チューブ43の熱歪をさらに容易に吸収することができ、熱交換器全体の耐久性および信頼性を向上させることができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。この熱交換器81のコアプレート47の側壁53には、複数のチューブ43の根付部83の間の位置にヘッダタンク45の内部に向かって窪む側壁溝部85が形成されている。また、内壁49にも、複数の根付部83の間の位置にヘッダタンク45の内部に向かって窪む内壁溝部87が形成されている。このように、この熱交換器にあっては、複数のチューブ43の根付部83の間の位置に、側壁溝部85および内壁溝部87を形成しているから、複数のチューブ53の熱歪がそれぞれ異なっていても、その異なる変位を側壁溝部85および底壁溝部87で吸収することができる。したがって、熱歪が熱交換器全体に及ぶのを防止し信頼性を向上させることができる。
なお、上記実施の形態にあっては、蛇腹部73として、側壁が断面折れ線状に屈曲している例が示されているが、これに限る必要はなく、側壁断面が曲線状に蛇行している場合でもよい。
また、上記実施の形態にあっては、屈曲部67として、断面が直角に折れ曲っている場合を図示しているが、これに限る必要はなく、断面が曲線上になっている場合を含むのは勿論である。
本発明の第1の実施の形態である熱交換器を示す正面図。 図1に示す熱交換器の組立を示す正面図。 (a)は図1中A−A線に沿う断面を示す図、(b)はコアプレートの内壁が薄肉である場合を示し、かかる場合にチューブに変位が生じたときの内壁の挙動を示す図。 図1中A−A線に沿う断面を示す図であって、(a)はヘッダタンクに圧縮力が加わった場合を示し、(b)はヘッダタンクに引張り力が加わった場合を示す。 本発明の第2の実施の形態である熱交換器のヘッダタンクを示す断面図。 本発明の第3の実施の形態である熱交換器のヘッダタンクの一部を示す正面図。 従来のアルミニウム製熱交換器のヘッダタンクを示す断面図。 従来のプラスチックタンクを示す断面図。 従来のチューブとヘッダタンクとの接合方法を示す図。
符号の説明
41 熱交換器
43 チューブ
45 ヘッダタンク
47 コアプレート
49 内壁
53 側壁
55 タンク本体
67 屈曲部
71 熱交換器
73 蛇腹部
81 熱交換器
85 側壁溝部
87 内壁溝部

Claims (4)

  1. 複数本のチューブ(43)と、このチューブ(43)の長手方向に交わる方向に延在し、前記複数本のチューブ(43)の両端部に設けられた一対のヘッダタンク(45)とを備え、前記ヘッダタンク(45)は、前記複数本のチューブ(43)が接合されたコアプレート(47)と、このコアプレート(47)とともにタンク内空間を形成するタンク本体(55)とを有する熱交換器(41)において、
    前記コアプレート(47)は、前記複数のチューブ(43)端部が接合された厚肉の内壁(49)と、この内壁(49)の縁部からチューブの長手方向に延びる薄肉の側壁(53)とを有し、前記タンク本体(55)は、厚肉に形成され、前記コアプレート(47)の開口部を覆うように前記コアプレート(47)に接合されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記内壁(49)から延びる側壁(53)には、前記チューブ(43)の歪を吸収する屈曲部(67)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記コアプレート(47)の側壁(53)には、前記チューブの歪を吸収可能な蛇腹部(73)が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記コアプレート(47)には、前記複数のチューブ(43)が接続された根付部(83)の間に、前記ヘッダタンク(45)内部に向かって窪んだ溝部(85,87)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013238391A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Visteon Global Technologies Inc ヘッド収集タンク
JP2014513264A (ja) * 2011-05-02 2014-05-29 ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 熱交換器、特に給気冷却器

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