JP2007205190A - 電動ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】インペラの回転軸周りの振動を低減し異音の発生を抑制する。
【解決手段】本発明の電動ポンプ100は、内部にポンプ室が形成されるポンプケース(110,150)と、ポンプ室内に回転可能に収容されており、着磁された円筒部145を有するインペラ143と、インペラに固定される回転軸146と、インペラの円筒部と対向して配置されており、インペラの円筒部に磁力を作用させることでインペラを回転駆動するステータ133と、を有している。回転軸146をポンプケース(110,150)に対して回転可能に支持すると共に、インペラ143と回転軸146とを一体に成形することで両者が結合されている。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明の電動ポンプ100は、内部にポンプ室が形成されるポンプケース(110,150)と、ポンプ室内に回転可能に収容されており、着磁された円筒部145を有するインペラ143と、インペラに固定される回転軸146と、インペラの円筒部と対向して配置されており、インペラの円筒部に磁力を作用させることでインペラを回転駆動するステータ133と、を有している。回転軸146をポンプケース(110,150)に対して回転可能に支持すると共に、インペラ143と回転軸146とを一体に成形することで両者が結合されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動車等のエンジンやインバータ等を冷却する冷却水を循環するために用いられる電動ポンプに関する。詳しくは、ポンプケース内に回転可能に収容されたインペラの回転軸周りの振れを抑制する技術に関する。
この種の電動ポンプは、通常、その内部にポンプ室が形成されたポンプケースを備えている。ポンプ室内にはインペラが収容され、インペラは着磁された円筒部を有している。インペラの中央には軸受が一体に成形され、軸受には回転軸が挿通されている。回転軸の一端はポンプケースに固定されている(すなわち、回転軸はポンプケースに片持ち支持されている)。ポンプケース外には、インペラを回転駆動するステータが配設されている。ステータの外周面はインペラの円筒部の内周面と対向している。ステータに電力が供給されると、ステータからインペラの円筒部に向かって磁力が発生し、これによってインペラが回転する。インペラが回転すると、ポンプケースの吸入口よりポンプ室内に流体が吸引され、吸引された流体はポンプケースの吐出口より吐出される。
なお、この種の電動ポンプに関する先行技術文献としては特許文献1がある。
特開2005−98163号公報
なお、この種の電動ポンプに関する先行技術文献としては特許文献1がある。
ところで、この種の電動ポンプでは、運転条件(例えば、吐出流量等)や取付条件(例えば、電動ポンプの取付位置等)によってインペラが回転軸周りに振れて、振動が発生することがあった。特に、電動ポンプが取り付けられる側の部材(例えば、電動ポンプが自動車等に搭載される場合にあっては自動車のエンジンルームのボディ)が振動すると、その振動が電動ポンプに伝達され、インペラの回転軸周りの振動を助長する。インペラが回転軸周りに振動すると、不快な異音が発生し、ひいては電動ポンプの耐久性を低下させるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて創作されたものであり、インペラの回転軸周りの振動を低減することができ、それによって異音の発生を抑制することができる電動ポンプを提供することを目的とする。
本発明の電動ポンプは、内部にポンプ室が形成されるポンプケースと、ポンプ室内に回転可能に収容されており、着磁された円筒部を有するインペラと、インペラに固定される回転軸と、インペラの円筒部と対向して配置されており、インペラの円筒部に磁力を作用させることでインペラを回転駆動するステータと、を有している。そして、回転軸をポンプケースに対して回転可能に支持すると共に、インペラと回転軸とを一体に成形することで両者が結合されていることを特徴とする。
この電動ポンプでは、回転軸がポンプケースに対して回転可能に支持され、インペラと回転軸とが一体に成形されている。このため、インペラと回転軸との間に相対的な運動はなく、その分だけインペラの回転軸周りの振動が抑えられる。これによって、異音の発生を抑制することができる。
すなわち、従来の電動ポンプでは、回転軸の一端がポンプケースに固定され、この回転軸に対してインペラが回転可能に取付けられていた。このため、回転軸とインペラ(詳しくは、インペラに一体成形した軸受)の間にはクリアランスがあり、このクリアランスによってインペラの回転軸周りの振れが誘引される。本発明の電動ポンプでは、インペラと回転軸とを一体に成形するため、両者の間にクリアランスはなく、インペラの回転軸周りの振動を抑制することができる。
この電動ポンプでは、回転軸がポンプケースに対して回転可能に支持され、インペラと回転軸とが一体に成形されている。このため、インペラと回転軸との間に相対的な運動はなく、その分だけインペラの回転軸周りの振動が抑えられる。これによって、異音の発生を抑制することができる。
すなわち、従来の電動ポンプでは、回転軸の一端がポンプケースに固定され、この回転軸に対してインペラが回転可能に取付けられていた。このため、回転軸とインペラ(詳しくは、インペラに一体成形した軸受)の間にはクリアランスがあり、このクリアランスによってインペラの回転軸周りの振れが誘引される。本発明の電動ポンプでは、インペラと回転軸とを一体に成形するため、両者の間にクリアランスはなく、インペラの回転軸周りの振動を抑制することができる。
上記の電動ポンプにおいては、ポンプ室内に回転軸の両端を支持する一対の軸受が配設されていることが好ましい。回転軸の両端をそれぞれ支持することで、インペラの回転軸周りの振動をより抑えることができる。
また、ステータとインペラとの間はポンプケースの壁によって区画されており、その壁とインペラとの間に形成される隙間にはポンプ室の流体が流入可能となっていることが好ましい。
このような構成によると、ステータで発生する熱がステータの外周面から壁を介してポンプ室の流体に伝達され、ステータを効率的に冷却することができる。
このような構成によると、ステータで発生する熱がステータの外周面から壁を介してポンプ室の流体に伝達され、ステータを効率的に冷却することができる。
さらには、回転軸はステータの中心を貫通して配置されており、回転軸とステータとの間はポンプケースの壁によって区画されており、その壁と回転軸との間に形成される隙間にはポンプ室の流体が流入可能となっていることが好ましい。
このような構成によると、ステータで発生する熱が回転軸側の壁を介してポンプ室の流体に伝達されるため、ステータをより効果的に冷却することができる。
このような構成によると、ステータで発生する熱が回転軸側の壁を介してポンプ室の流体に伝達されるため、ステータをより効果的に冷却することができる。
また、回転軸が中空軸であり、回転軸の中空部にポンプ室の流体が流入可能となっていることが好ましい。
このような構成によると、回転軸の内部(中空部)を流体が流れることでポンプ室の流体が循環されるため、ステータで発生する熱をポンプ室の流体に効果的に伝達することができる。
このような構成によると、回転軸の内部(中空部)を流体が流れることでポンプ室の流体が循環されるため、ステータで発生する熱をポンプ室の流体に効果的に伝達することができる。
また、回転軸のステータ側の端部を支持する軸受は、ラジアル荷重及びスラスト荷重を受けることが好ましい。回転軸にスラスト方向の荷重が作用しても、そのスラスト荷重を軸受で受けることができる。
なお、インペラと回転軸はインサート成形によって一体に成形することができる。
なお、インペラと回転軸はインサート成形によって一体に成形することができる。
また、本発明の第2の電動ポンプは、回転軸に対して回転可能にインペラを取付けた電動ポンプにおいて、インペラの回転中にインペラとポンプケーシング(詳しくは、ポンプケーシングの回転軸が固定される部位)とが接触し、その摩擦によってインペラの耐久性が低下することを防止する技術を提供する。すなわち、インペラの回転中は、通常、ポンプ室内に吸引される流体がインペラとポンプケーシングとの間に流入し、インペラとポンプケーシングが接触することはない。しかしながら、ポンプ室に吸入される流体中に空気や異物等が混入されている場合、インペラに作用する流体の圧力が変動し、インペラとポンプケーシングとが接触することがある。インペラが回転した状態でインペラとポンプケーシングとが接触すると、その摩擦によってインペラの耐久性が低下する。
そこで、本発明の第2の電動ポンプは、内部にポンプ室が形成されるポンプケースと、ポンプケースに固定される回転軸と、ポンプ室内に回転可能に収容されており、着磁された円筒部と回転軸が挿通される軸受とが一体に形成されたインペラと、インペラの円筒部と対向して配置されており、インペラの円筒部に磁力を作用させることでインペラを回転駆動するステータと、ステータに駆動電力を供給する回路基板と、を有している。そして、インペラに一体化された軸受とポンプケースの回転軸が固定される部位との間には、インペラの軸受とポンプケースとの間に生じる摩擦力を低減する手段が設けられている。
この電動ポンプでは、インペラに一体化された軸受とポンプケースの回転軸が固定される部位との間に摩擦力低減手段が設けられている。このため、インペラとポンプケーシングとの間に発生する摩擦力が低減され、これによって、インペラの耐久性を向上することができる。
そこで、本発明の第2の電動ポンプは、内部にポンプ室が形成されるポンプケースと、ポンプケースに固定される回転軸と、ポンプ室内に回転可能に収容されており、着磁された円筒部と回転軸が挿通される軸受とが一体に形成されたインペラと、インペラの円筒部と対向して配置されており、インペラの円筒部に磁力を作用させることでインペラを回転駆動するステータと、ステータに駆動電力を供給する回路基板と、を有している。そして、インペラに一体化された軸受とポンプケースの回転軸が固定される部位との間には、インペラの軸受とポンプケースとの間に生じる摩擦力を低減する手段が設けられている。
この電動ポンプでは、インペラに一体化された軸受とポンプケースの回転軸が固定される部位との間に摩擦力低減手段が設けられている。このため、インペラとポンプケーシングとの間に発生する摩擦力が低減され、これによって、インペラの耐久性を向上することができる。
上記の第2の電動ポンプでは、前記摩擦力低減手段は、軸受の回転軸が固定される側の端面に形成された複数の溝であることが好ましい。
このような構成によると、軸受の端面に形成された複数の溝内に流体が導入され、溝内に導入された流体の圧力によってインペラ(詳しくは、軸受)とポンプケーシングとの間に作用する摩擦力を低減することができる。
このような構成によると、軸受の端面に形成された複数の溝内に流体が導入され、溝内に導入された流体の圧力によってインペラ(詳しくは、軸受)とポンプケーシングとの間に作用する摩擦力を低減することができる。
また、摩擦力低減手段は、軸受とポンプケースの回転軸が固定される部位との間に配されたワッシャとしてもよい。ワッシャを用いることで摩擦力が接触面全体に均一に作用し、一部に過大な摩擦力が作用することを防止することができる。
なお、上述した電動ポンプにおいては、ポンプ回路基板にステータの温度を検知する温度センサが実装されており、温度センサは回路基板の実装面から離れてステータに近接した位置に配置されていることが好ましい。
このような構成によると、ステータの温度が精度よく検知されるため、ステータの温度が上昇し過ぎる前にステータへの駆動電力の供給を停止する等の処置を行うことができる。これによって、ステータが破壊(例えば、ショート)することをより確実に防止することができる。
このような構成によると、ステータの温度が精度よく検知されるため、ステータの温度が上昇し過ぎる前にステータへの駆動電力の供給を停止する等の処置を行うことができる。これによって、ステータが破壊(例えば、ショート)することをより確実に防止することができる。
(第1実施形態) 本発明の第1実施形態に係る電動ポンプについて、図面を参照しながら説明する。図1は第1実施形態に係る電動ポンプ10の縦断面図である。電動ポンプ10は、自動車等のエンジンを冷却する冷却水を循環するために用いられ、自動車のエンジンルーム内に設置される。
図1に示すように、電動ポンプ10は、ロワーボディ12と、ロワーボディ12に固定されたアッパーボディ50を備えている。ロワーボディ12及びアッパーボディ50はともに樹脂等の材料で一体に成形されている。ロワーボディ12の上部には円柱状の凸部15が形成されている(図中左側)。凸部15の中央にはシャフト取付穴16aが設けられている。シャフト取付穴16aにはシャフト46の下端部が固定されている。シャフト46の上端部は凸部15の上面より上方に突出している。シャフト46の上端部には、インペラ43(後で詳述する)が回転可能に取り付けられている。
図1に示すように、電動ポンプ10は、ロワーボディ12と、ロワーボディ12に固定されたアッパーボディ50を備えている。ロワーボディ12及びアッパーボディ50はともに樹脂等の材料で一体に成形されている。ロワーボディ12の上部には円柱状の凸部15が形成されている(図中左側)。凸部15の中央にはシャフト取付穴16aが設けられている。シャフト取付穴16aにはシャフト46の下端部が固定されている。シャフト46の上端部は凸部15の上面より上方に突出している。シャフト46の上端部には、インペラ43(後で詳述する)が回転可能に取り付けられている。
凸部15の外周には円筒状に外壁17が形成されている。凸部15と外壁17は同心状に配置されている。凸部15と外壁17によって、上方が開放された円環状の溝20が形成されている。溝20にはインペラ43の円筒部45が収容されるようになっている。
ロワーボディ12の上部にはコネクタ21が形成されている(図中右側)。コネクタ21には電気配線28が配されている。電気配線28の下端は回路基板23のターミナル26に接続されている。コネクタ21の上端には図示省略した外部電源が接続されるようになっている。外部電源からの電力は、電気配線28及びターミナル26を介して回路基板23に供給されるようになっている。
ロワーボディ12の上部にはコネクタ21が形成されている(図中右側)。コネクタ21には電気配線28が配されている。電気配線28の下端は回路基板23のターミナル26に接続されている。コネクタ21の上端には図示省略した外部電源が接続されるようになっている。外部電源からの電力は、電気配線28及びターミナル26を介して回路基板23に供給されるようになっている。
ロワーボディ12の外壁17の上端には、アッパーボディ50の下端が固定されている(例えば、溶着によって固定されている)。アッパーボディ50には吸入ポート51と吐出ポート(図示省略)が形成されている。ロワーボディ12とアッパーボディ50によって形成される内部空間(すなわち、外壁17,凸部15及びアッパーボディ50によって形成される内部空間)がポンプ室として機能する。したがって、アッパーボディ50とロワーボディ12が請求項でいうポンプケースに相当する。
ポンプ室にはインペラ43が配置される。インペラ43は合成樹脂によって一体成形されており、例えばプラスチックにフェライト粉を含有した材料を用いて製作することができる。インペラ43は、略円筒状の円筒部45と、円筒部45の一端を閉じる羽根部44を備えている。円筒部45は磁性粉を含有することによって磁化(着磁)されている。羽根部44には複数枚のフィンが設けられている。
羽根部44の中央には軸受47が配設されている。インペラ43と軸受47はインサート成形によって一体に成形されている。軸受47は、ポリフェニレンスルフィド材料(PPS材料)から形成されている。図2に示すように、軸受47の下端面(ロワーボディ12側の端面)には放射状に溝47aが形成されている。溝47aは、軸受47の外周面から軸受47の貫通孔47bまで伸びている。
軸受47の貫通孔47bにはシャフト46が挿通されており、インペラ43はシャフト46回りに回転自在とされている。軸受47と凸部15の間にはワッシャ52が配設されている。シャフト46の上端にはスクリュウネジ49によってワッシャ48が取り付けられている。ワッシャ48によって、インペラ43の回転時の浮き上がりが防止される。
インペラ43がシャフト46に取付けられた状態では、インペラ43の内面(円筒部45の内周面及び羽根部44の下面)とロワーボディ12の凸部15の間には隙間が形成される。また、インペラ43の円筒部45の外周面とロワーボディ12の外壁17の間にも隙間が形成される。このため、ポンプ室内の冷却水がこれらの隙間を通ってロワーボディ12の凸部15の表面に接触するようになっている。
羽根部44の中央には軸受47が配設されている。インペラ43と軸受47はインサート成形によって一体に成形されている。軸受47は、ポリフェニレンスルフィド材料(PPS材料)から形成されている。図2に示すように、軸受47の下端面(ロワーボディ12側の端面)には放射状に溝47aが形成されている。溝47aは、軸受47の外周面から軸受47の貫通孔47bまで伸びている。
軸受47の貫通孔47bにはシャフト46が挿通されており、インペラ43はシャフト46回りに回転自在とされている。軸受47と凸部15の間にはワッシャ52が配設されている。シャフト46の上端にはスクリュウネジ49によってワッシャ48が取り付けられている。ワッシャ48によって、インペラ43の回転時の浮き上がりが防止される。
インペラ43がシャフト46に取付けられた状態では、インペラ43の内面(円筒部45の内周面及び羽根部44の下面)とロワーボディ12の凸部15の間には隙間が形成される。また、インペラ43の円筒部45の外周面とロワーボディ12の外壁17の間にも隙間が形成される。このため、ポンプ室内の冷却水がこれらの隙間を通ってロワーボディ12の凸部15の表面に接触するようになっている。
ロワーボディ12の内部には基板収容部14が形成されている。凸部15の内部にはステータ収容部16が形成されている。ステータ収容部16の下方は基板収容部14と連通している。これによって、回路基板23を収容する1つの収容空間が形成されている。基板収容部14の下方は開放されており、基板収容部14の下方からロワーボディ12の内部に回路基板23が差し込まれる。基板収容部14及びステータ収容部16内には、ロワーボディ12の下端13からポッティング材41が充填される。回路基板23は、充填されたポッティング材41内に埋まっている。これによって、基板収容部14及びステータ収容部16内に外部からの液体の浸入が防止され、回路基板23の誤動作や破壊が防止されている。
ポッティング材41には熱伝導率の高い材料を用いることが好ましい。熱伝導率の高い材料を用いることで、ステータ33等からの熱を外部に放熱し、回路基板23の温度上昇を抑制することができる。ポッティング材41には、例えば、放熱シリコンや、レジン系又はエポキシ系樹脂を用いることができる。さらには、これらの樹脂にアルミナの繊維(フィラー)を混入することもできる。アルミナのフィラーを添加することで、熱伝導率を上げることができる。
回路基板23は、基板24と、基板24に固定されたステータ33を有する。ステータ33は、ステータコア34とステータコイル35を備えている。ステータコア34は、プレス加工などで得られた薄い鋼板(例えば、ケイ素鋼板)を積層することによって構成されている。ステータコア34には複数のスロットが形成されている。ステータコア34の中央には嵌合穴34aが形成されている。ステータ33がステータ収容部16に収容された状態では、嵌合穴34aにシャフト固定部16bが嵌合するようになっている。これによって、ステータ収容部16内の所定の位置にステータ33が位置決めされる。ステータ33がステータ収容部16内に位置決めされた状態では、ステータ33の外周面がインペラ43の円筒部45の内周面と対向している。
ステータコア34の下端にはターミナル37の上端が固定されている。ターミナル37の下端は、基板本体24のターミナル用ランド(図示省略)に半田付けされている。これによって、ステータ33はターミナル用ランドを介して基板24に固定されている。
ステータコイル35は、ステータコア34の各スロットに巻回されている。ステータコイル35の巻線の一端はターミナル37に接続されている。
ステータコア34の下端にはターミナル37の上端が固定されている。ターミナル37の下端は、基板本体24のターミナル用ランド(図示省略)に半田付けされている。これによって、ステータ33はターミナル用ランドを介して基板24に固定されている。
ステータコイル35は、ステータコア34の各スロットに巻回されている。ステータコイル35の巻線の一端はターミナル37に接続されている。
回路基板24の基板面には、ステータ33の他に電子部品(図示省略)が実装され、また、プリント配線(図示省略)が施されている。回路基板24に実装される電子部品には、パワートランジスタやパワーダイオードのようなパワー素子等がある。パワートランジスタはステータコイル35への電力供給を切り替え、パワーダイオードは電力供給切替時のサージ電圧吸収用素子である。
また、回路基板24の基板面には、スペーサ56を介して温度センサ54が実装されている。スペーサ56を介することで、温度センサ54がステータコイル35に近接した位置に配置されている。これによって、温度センサ54が雰囲気温度の影響を受け難くなり、ステータコイル35の温度を精度良く検知することができる。温度センサ54にはサーミスタを用いることができる。サーミスタは、温度が高くなると電気抵抗が小さくなる特性を有する。従って、サーミスタの電気抵抗によって、その温度を検知することができる。なお、温度センサ54には、上述したサーミスタ以外にも、温度によって電気的特性が変化するダイオード等を用いることもできる。
回路基板24には、温度センサ54で検知される温度が設定値を超えたときに、パワートランジスタをOFFする遮断回路(図示省略)が設けられている。遮断回路は、例えば、温度センサ54からの出力と基準電圧を比較して、その出力をON/OFFする比較器等によって構成することができる。遮断回路が作動すると、ステータコイル35への通電が遮断され、ステータコイルの破壊(ショート)等が防止される。
回路基板24には、温度センサ54で検知される温度が設定値を超えたときに、パワートランジスタをOFFする遮断回路(図示省略)が設けられている。遮断回路は、例えば、温度センサ54からの出力と基準電圧を比較して、その出力をON/OFFする比較器等によって構成することができる。遮断回路が作動すると、ステータコイル35への通電が遮断され、ステータコイルの破壊(ショート)等が防止される。
上述した電動ポンプ10では、回路基板23からステータ33の各ステータコイル35に順に電力が供給される。これによって、各ステータコイル35から順に磁力が発生し、その磁力がインペラ43の円筒部45に作用し、インペラ43が回転する。インペラ43が回転すると、吸入ポート51からポンプ室内に冷却水が吸入される。吸入された冷却水は、インペラ43の回転によって昇圧され、吐出ポートから吐出される。
ここで、インペラ43が回転すると、ポンプ室内の冷却水からインペラ43に上向きの力(揚力)が作用し、インペラ43がロワーボディ12の凸部15より浮き上がる。このため、インペラ43と凸部15の間には隙間が充分に確保され、この隙間内に冷却水が流入する。これによって、ステータ33で発生した熱が凸部15の壁を介してポンプ室内の冷却水に伝達され、ステータ33が効率的に冷却される。
なお、ポンプ室内に吸入される冷却水にエアが混入されると、インペラ43に作用する上向きの力が低減する。この際、軸受47と凸部15の間にはワッシャ52が介装されており、また、軸受47の下面には放射状の溝47aが形成されている。このため、インペラ43に作用する上向きの力が低減しても、軸受47と凸部15の間に作用する摩擦力は面内で均一化され、また、放射状の溝47a内に導入された冷却水によって軸受47と凸部15との間に発生する摩擦力が低減される。これによって、インペラ43の磨耗が抑制され、インペラの耐久性を向上することができる。
ここで、インペラ43が回転すると、ポンプ室内の冷却水からインペラ43に上向きの力(揚力)が作用し、インペラ43がロワーボディ12の凸部15より浮き上がる。このため、インペラ43と凸部15の間には隙間が充分に確保され、この隙間内に冷却水が流入する。これによって、ステータ33で発生した熱が凸部15の壁を介してポンプ室内の冷却水に伝達され、ステータ33が効率的に冷却される。
なお、ポンプ室内に吸入される冷却水にエアが混入されると、インペラ43に作用する上向きの力が低減する。この際、軸受47と凸部15の間にはワッシャ52が介装されており、また、軸受47の下面には放射状の溝47aが形成されている。このため、インペラ43に作用する上向きの力が低減しても、軸受47と凸部15の間に作用する摩擦力は面内で均一化され、また、放射状の溝47a内に導入された冷却水によって軸受47と凸部15との間に発生する摩擦力が低減される。これによって、インペラ43の磨耗が抑制され、インペラの耐久性を向上することができる。
(第2実施形態) 次に、第2実施形態に係る電動ポンプ100について説明する。図3は電動ポンプ100を側方から見た縦断面図である。電動ポンプ100も、自動車等のエンジンを冷却する冷却水を循環するために用いられる。
図3に示すように、電動ポンプ100は、ロワーボディ110と、そのロワーボディ110の上端に固定されたアッパーボディ150と、ロワーボディ110の下端に固定された蓋170を備えている。ロワーボディ110の上部には円柱状の凸部115が形成されている。凸部115の外周には円筒状に外壁118が形成されている。凸部115と外壁118は同心状に配置されている。凸部115と外壁118の間にはインペラ143の円筒部145が収容されるようになっている。
図3に示すように、電動ポンプ100は、ロワーボディ110と、そのロワーボディ110の上端に固定されたアッパーボディ150と、ロワーボディ110の下端に固定された蓋170を備えている。ロワーボディ110の上部には円柱状の凸部115が形成されている。凸部115の外周には円筒状に外壁118が形成されている。凸部115と外壁118は同心状に配置されている。凸部115と外壁118の間にはインペラ143の円筒部145が収容されるようになっている。
凸部115の中央には軸受取付穴117が設けられ、軸受取付穴117の最下部には軸受162が配設されている。軸受162には中空状のシャフト146の下端146bが挿し込まれている。軸受162はシャフト146の下端146bを支持している。軸受162は、有底カップ状を呈しており、シャフト146のラジアル方向の荷重とスラスト方向の荷重を受けることができる。軸受162は、ポリフェニレンスルフィド材料(PPS材料)等から形成され、インサート成形によってロワーボディ110に一体化されている。なお、軸受取付穴117を形成する壁は軸受162を越えて下方に伸び、凹部126を形成している。凹部126には蓋170の凸部172が挿し込まれる。
図4は軸受162の平面図である。図4に示すように、軸受162は、その中心にシャフト146が挿し込まれるシャフト取付穴162aと、シャフト146の下面が当接する面に形成された放射状の溝162cを有している。溝162cは、シャフト146と軸受162の隙間とシャフト146の中空部144とを連通し、両者の間を冷却水が流れ易くする機能を有している。溝162cを形成することによって、シャフト146と軸受162との間の潤滑が図られ、また、ステータ133の冷却が行われる。すなわち、溝162cを設けることで、インペラ143と凸部115との間の空間(インペラ143の下方に形成される空間)とインペラ143の上方の空間とが、シャフト146の外周面と軸受162との隙間→溝162c→シャフト146の中空部という流路により連通し、両者の間で冷却水の循環が行われる。このため、ロワーボディ110の凸部115の周りを流れる冷却水の流量が増大することでステータ133の冷却が効果的に行われ、また、シャフト146と軸受162の隙間を流れる冷却水が増量することでシャフト146と軸受け62の潤滑が良好に行われる。
なお、図5に示すように、軸受162の取付穴162aの内周面にも溝162dを形成するようにしてもよい。取付穴162aの内周面に溝162dを形成することで、シャフト146の中空部144を流れる冷却水量をより増大することができる。
図4は軸受162の平面図である。図4に示すように、軸受162は、その中心にシャフト146が挿し込まれるシャフト取付穴162aと、シャフト146の下面が当接する面に形成された放射状の溝162cを有している。溝162cは、シャフト146と軸受162の隙間とシャフト146の中空部144とを連通し、両者の間を冷却水が流れ易くする機能を有している。溝162cを形成することによって、シャフト146と軸受162との間の潤滑が図られ、また、ステータ133の冷却が行われる。すなわち、溝162cを設けることで、インペラ143と凸部115との間の空間(インペラ143の下方に形成される空間)とインペラ143の上方の空間とが、シャフト146の外周面と軸受162との隙間→溝162c→シャフト146の中空部という流路により連通し、両者の間で冷却水の循環が行われる。このため、ロワーボディ110の凸部115の周りを流れる冷却水の流量が増大することでステータ133の冷却が効果的に行われ、また、シャフト146と軸受162の隙間を流れる冷却水が増量することでシャフト146と軸受け62の潤滑が良好に行われる。
なお、図5に示すように、軸受162の取付穴162aの内周面にも溝162dを形成するようにしてもよい。取付穴162aの内周面に溝162dを形成することで、シャフト146の中空部144を流れる冷却水量をより増大することができる。
ロワーボディ110の外壁118の上端120には、アッパーボディ150の下端158が固定される。ロワーボディ110の上端120とアッパーボディ150の下端158との接合はレーザ溶接によって行われている。アッパーボディ50には吸入ポート152と吐出ポート154が形成されている。
アッパーボディ50には軸受160が配設されている。軸受160は、シャフト146の上端146aを支持している。軸受160はシャフト146のラジアル方向の荷重を受けることができる。軸受160の下端面には、放射状の溝(上述した第1実施例の軸受47の下端面に形成された溝と同様の溝)が形成されている。軸受160は、ポリフェニレンスルフィド材料(PPS材料)等から形成され、インサート成形によってアッパーボディ150に一体化されている。
アッパーボディ50には軸受160が配設されている。軸受160は、シャフト146の上端146aを支持している。軸受160はシャフト146のラジアル方向の荷重を受けることができる。軸受160の下端面には、放射状の溝(上述した第1実施例の軸受47の下端面に形成された溝と同様の溝)が形成されている。軸受160は、ポリフェニレンスルフィド材料(PPS材料)等から形成され、インサート成形によってアッパーボディ150に一体化されている。
ロワーボディ110とアッパーボディ150によって形成されるポンプ室(すなわち、外壁118,凸部115及びアッパーボディ150によって形成される内部空間)にはインペラ143が配置される。インペラ143は合成樹脂(例えば、プラスチックにフェライト粉を含有した材料)によって一体成形されている。インペラ143は、略円筒状の円筒部145と、円筒部145の一端を閉じる羽根部144を備えている。円筒部145は磁性粉を含有することによって磁化(着磁)されている。羽根部144には複数枚のフィンが設けられている。羽根部144の中央にはシャフト146が固定されている。インペラ143とシャフト146はインサート成形によって一体に成形されている。
インペラ143がポンプ室内に配置された状態では、シャフト146の上端146aはアッパーボディ150に一体化された軸受160に支持される。軸受160とインペラ143の間にはワッシャ153が配されている。ワッシャ153は、インペラ146が回転することによって浮き上がりが生じたときに、インペラ146と軸受160が直接接触することを防止する。これによって、インペラ146に過大な摩擦力が作用することが防止される。なお、軸受160の下端面に設けた溝も、インペラ146と軸受160との間に過大な摩擦力が発生することを防止するのに寄与する。
一方、シャフト146の下端146bは、ロワーボディ110に一体化された軸受162に支持される。軸受162は、シャフト146のラジアル方向の荷重だけでなくスラスト方向の荷重を受けることができる。このため、電動ポンプ10の作動中にポンプ室内にエアが吸引されインペラ143から下向きに作用する荷重が増大するときでも、そのスラスト方向の荷重を軸受162で受けることができる。
また、インペラ143がポンプ室内に配置された状態では、インペラ143の内面(円筒部145の内周面及び羽根部44の下面)とロワーボディ110の凸部115の間には隙間が形成される。また、シャフト146と凸部115(詳しくは、軸受取付穴117の壁)の間にも隙間が形成される。ポンプ室内の冷却水はこれらの隙間を流れるため、ステータ133はその外周面側、上端面側及び内周面側から冷却されることとなる。このため、ステータ133を効果的に冷却することができる。
一方、シャフト146の下端146bは、ロワーボディ110に一体化された軸受162に支持される。軸受162は、シャフト146のラジアル方向の荷重だけでなくスラスト方向の荷重を受けることができる。このため、電動ポンプ10の作動中にポンプ室内にエアが吸引されインペラ143から下向きに作用する荷重が増大するときでも、そのスラスト方向の荷重を軸受162で受けることができる。
また、インペラ143がポンプ室内に配置された状態では、インペラ143の内面(円筒部145の内周面及び羽根部44の下面)とロワーボディ110の凸部115の間には隙間が形成される。また、シャフト146と凸部115(詳しくは、軸受取付穴117の壁)の間にも隙間が形成される。ポンプ室内の冷却水はこれらの隙間を流れるため、ステータ133はその外周面側、上端面側及び内周面側から冷却されることとなる。このため、ステータ133を効果的に冷却することができる。
ロワーボディ110の下端には蓋170が固定されている。ロワーボディ110と蓋170とはレーザ溶接によって全周が接合され、両者の間がシールされている。蓋170の中央には凸部172が設けられている。蓋170の上面には補強用のリブ174が放射状に設けられている。ロワーボディ110に蓋170が固定されると、蓋170の凸部172がロワーボディ110の凹部126内に嵌合する。これによって、シャフト146のスラスト方向の荷重を凸部172で受けることができる。
ロワーボディ110と蓋170によって囲まれた内部空間(モータ室)には基板124が収容されている。基板124の上面にはステータ133が実装されている。ステータ133は、ステータコア134とステータコイル135を備えている。ステータコア134には複数のスロットが形成されており、各スロットにステータコイル135が巻回されている。ステータコア134の中央には嵌合穴134aが形成されている。ロワーボディ110内に基板124が収容された状態では、嵌合穴134aに凸部115の軸受取付穴117の部分が嵌合するようになっている。これによって、ロワーボディ110内の所定の位置にステータ133が位置決めされる。ステータ133が位置決めされた状態では、ステータ133の外周面がインペラ143の円筒部145の内周面と対向している。
基板124には、上述した第1実施例と同様に、パワートランジスタやパワーダイオードのような電子素子が配されている。また、基板124の裏面にはチョークコイル126等が配されている。
基板124には、上述した第1実施例と同様に、パワートランジスタやパワーダイオードのような電子素子が配されている。また、基板124の裏面にはチョークコイル126等が配されている。
なお、基板124の上方の空間124にはポッティング材が充填され、基板124の下方にはポッティング材が充填されていない。基板124の上方の空間124にのみポッティング材を充填するのは、ステータ133からの熱を効率的に放熱するためである。
上述した電動ポンプ100においては、基板124からステータ133に電力が供給されると、ステータコイル135から発生する磁力によってインペラ143が回転する。インペラ143が回転すると、吸入ポート152からポンプ室内に冷却水が吸入される。吸入された冷却水は、インペラ143の回転によって昇圧され、吐出ポート154から吐出される。
上述した説明から明らかなように、第2実施形態の電動ポンプ100では、インペラ143が回転する際にインペラ143をシャフト146周りに振れさせようとする力が作用しても、シャフト146はインペラ143と一体化され、さらに、シャフト146の両端が軸受160及び162で支持されている。このため、インペラのシャフト146軸周りの振動が抑制され、異音の発生が抑えられる。これによって、インペラの耐久性を向上することもできる。
また、本実施例では、シャフト146を中空とし、軸受162の底面に溝162cを設けることで、ポンプ室内の冷却水を積極的に循環させる。このため、ロワーボディ110の凸部115の周囲を冷却水が多量に流れ、ステータ133の冷却が効率的に行われる。
また、本実施例では、シャフト146を中空とし、軸受162の底面に溝162cを設けることで、ポンプ室内の冷却水を積極的に循環させる。このため、ロワーボディ110の凸部115の周囲を冷却水が多量に流れ、ステータ133の冷却が効率的に行われる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した各実施形態の電動ポンプは、アウターロータ型の電動ポンプの例であったが、本発明はインナーロータ型の電動ポンプに適用することもできる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
例えば、上述した各実施形態の電動ポンプは、アウターロータ型の電動ポンプの例であったが、本発明はインナーロータ型の電動ポンプに適用することもできる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10,100:電動ポンプ
12,110:ロワーボディ
33,133:ステータ
43,143:インペラ
45,145:円筒部
46,146:シャフト
47,160,162:軸受
12,110:ロワーボディ
33,133:ステータ
43,143:インペラ
45,145:円筒部
46,146:シャフト
47,160,162:軸受
Claims (11)
- 内部にポンプ室が形成されるポンプケースと、
ポンプ室内に回転可能に収容されており、着磁された円筒部を有するインペラと、
インペラに固定される回転軸と、
インペラの円筒部と対向して配置されており、インペラの円筒部に磁力を作用させることでインペラを回転駆動するステータと、を有しており、
回転軸をポンプケースに対して回転可能に支持すると共に、インペラと回転軸とを一体に成形することで両者が結合されていることを特徴とする電動ポンプ。 - ポンプ室内には回転軸の両端を支持する一対の軸受が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の電動ポンプ。
- ステータとインペラとの間はポンプケースの壁によって区画されており、その壁とインペラとの間に形成される隙間にはポンプ室の流体が流入可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動ポンプ。
- 回転軸はステータの中心を貫通して配置されており、回転軸とステータとの間はポンプケースの壁によって区画されており、その壁と回転軸との間に形成される隙間にはポンプ室の流体が流入可能となっていることを特徴とする請求項3に記載の電動ポンプ。
- 回転軸が中空軸であり、回転軸の中空部にポンプ室の流体が流入可能となっていることを特徴とする請求項4に記載の電動ポンプ。
- 回転軸のステータ側の端部を支持する軸受は、ラジアル荷重及びスラスト荷重を受けることができることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電動ポンプ。
- インペラと回転軸はインサート成形によって一体に成形されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電動ポンプ。
- 内部にポンプ室が形成されるポンプケースと、
ポンプケースに固定される回転軸と、
ポンプ室内に回転可能に収容されており、着磁された円筒部と回転軸が挿通される軸受とが一体に形成されたインペラと、
インペラの円筒部と対向して配置されており、インペラの円筒部に磁力を作用させることでインペラを回転駆動するステータと、
ステータに駆動電力を供給する回路基板と、を有しており、
前記軸受とポンプケースの回転軸が固定される部位との間には、インペラの軸受とポンプケースとの間に生じる摩擦力を低減する手段が設けられていることを特徴とする電動ポンプ。 - 前記摩擦力低減手段は、軸受の回転軸が固定される側の端面に形成された複数の溝であることを特徴とする請求項8に記載の電動ポンプ。
- 前記摩擦力低減手段は、軸受とポンプケースの回転軸が固定される部位との間に配されたワッシャであることを特徴とする請求項8に記載の電動ポンプ。
- 回路基板にはステータの温度を検知する温度センサが実装されており、温度センサは回路基板の実装面から離れてステータに近接した位置に配置されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の電動ポンプ。
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