JP2007203881A - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングコラムの成形時に軸挿通部を同時に形成することができるステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングシャフト3を回転自在に支持するステアリングコラム1の位置調整が可能なステアリング装置であって、前記ステアリングコラム1に、外方に膨出成形され幅方向両端に一対の取付板部15,31を有する車体取付部11,12を形成し、該一対の取付板部の一方及び他方に、側方から見た重なり合い部が軸挿通部17,33となるように第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b,32bを形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの位置調整が可能なステアリング装置に関する。
この種のステアリング装置としては、例えば本出願人が先に提案したアッパブラケット及びロアブラケットで、ハイドロフォーミング成形によって単一ブランクである鋼管状の素材から一体成形したステアリングコラムを支持し、アッパブラケットに形成したチルト調整用長孔とステアリングコラムに形成したテレスコ位置調整用のコラム支持孔を通じて締付ボルトを挿通すると共に、ロアブラケットに形成したブラケット支持孔及びステアリングコラムに形成したテレスコ位置調整用のブラケット支持孔を通じてヒンジピンを挿通することにより、このヒンジピンを中心としてステアリングコラムをチルト及びテレスコ位置調整するようにした車両用ステアリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第WO2004/043766号パンフレット
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、ステアリングコラムをハイドロフォーミング成形によって単一の鋼管状素材から一体成形するので、ステアリングコラムに形成する支持孔としてテレスコ位置調整用長孔のように大きな平面部に長孔を穿設する場合には、ハイドロフォーミング成形による成形後にスライド工具を使用したハイドロピアシング加工で容易に穿設することができるものであるが、大きな面積の平面部に小さい丸孔を形成する場合には、スライド工具を使用してハイドロピアシング加工を行っても丸孔周囲の平面部が撓んで正確な丸孔形状を形成することができず、ハイドロフォーミング成形を完了した後に、ミーリング加工やプレス加工によって丸孔を形成しなければないないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、ステアリングコラムの成形時に軸挿通部を同時に形成することができるステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るステアリング装置は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの位置調整が可能なステアリング装置であって、
前記ステアリングコラムに、外方に膨出成形され幅方向両端に一対の取付板部を有する車体取付部を形成し、該一対の取付板部の一方及び他方に、側方から見た重なり合い部が軸挿通部となるように第1の長孔及び第2の長孔を形成したことを特徴としている。
また、請求項2に係るステアリング装置は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの位置調整が可能なステアリング装置であって、前記ステアリングコラムに、外方に膨出成形され幅方向両端に一対の取付板部を有する車体取付部を形成し、該一対の取付板部の一方及び他方に、側方から見たときに軸挿通部を中心として異なる方向に延長する第1の長孔及び第2の長孔を形成したことを特徴としている。
さらに、請求項3に係るステアリング装置は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの位置調整が可能なステアリング装置であって、前記ステアリングコラムに、外方に膨出成形され幅方向両端に一対の取付板部を有する車体取付部を形成し、該一対の取付板部の一方及び他方に、側方から見たときに交差部に軸挿通部を形成するように交差する第1の長孔及び第2の長孔を形成したことを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係るステアリング装置は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、前記一対の取付板部は平面に形成されていることを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係るステアリング装置は、請求項1乃至4の何れか1つの発明において、前記車体取付部はステアリングコラムの軸方向における中央部側位置に形成されていることを特徴としている。
また、請求項6に係るステアリング装置は、請求項1乃至4の何れか1つの発明において、前記車体取付部はステアリングコラムの軸方向端部側に形成されていることを特徴としている。
さらに、請求項7に係るステアリング装置は、請求項1乃至6の何れか1つの発明において、前記車体取付部の成形加工と第1及び第2の長孔の成形加工はステアリングコラムのハイドロフォーム成形時に行うようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、ステアリングコラムの一対の取付板部に、第1の長孔及び第2の長孔を夫々側方から見た重なり合い部が軸挿通部となるように形成したので、例えばハイドロフォーミング成形による成形時にスライド工具を使用したハイドロピアシング加工によって第1及び第2の長孔を同時に形成することができ、両長孔の重なり合い部の軸挿通部に軸を挿通することにより、丸孔と等価な位置決めを行うことができるという効果が得られる。
この場合、第1及び第2の長孔に側方から見て重なり合い部を持たせるには、第1及び第2の長孔を、軸挿通部を中心として異なる方向に延長させて形成するか、交差部に軸挿通部を形成するように交差させて形成することが望ましい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す車両の模式的構成図であって、ステアリングコラム1には、車両後端にステアリングホイール2を装着したステアリングシャフト3が回転自在に支持されている。ステアリングシャフト3の前端には、自在継手4を介して、伸縮可能な中間シャフト5が連結されている。
この中間シャフト5の下端には、自在継手6を介してラック・ピニオン式のステアリングギヤ7が連結され、このステアリングギヤ7にはタイロッド8等を介して転舵輪9が連結され、ステアリングホイール2を操舵することにより転舵輪9を転舵することができる。なお、ステアリングコラム1の車両後方部位には、コンビスイッチやコラムカバー等の周辺部品Pが配設されている。
図2は本発明によるステアリング装置をチルト式ステアリング装置に適用した場合の一例を示す側面図である。
ステアリングコラム1は、図2に示すように、単一ブランクである薄肉の鋼管を金型内に収納し、鋼管内に圧力水又は油を充填し、鋼管を膨らませて所望形状に成型するハイドロフォーミング成形によって、軸方向中央部の下方及び外方に膨出するアッパブラケット装着部11及び軸方向前端の幅方向外方に膨出するロアブラケット装着部12が一体に形成されている。このハイドロフォーミング成形を適用することにより、プレス成型の後に溶接して閉断面構造の部材を製造する場合に比べて、溶接箇所が無いことから強度や剛性に優れ、加工コストの削減や軽量化を図ることができる。この図2においてステアリングコラム1の左端側を前方とし、右端側を後方とする。
そして、ステアリングコラム1は、アッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12に夫々車体側に固定された車体取付アッパブラケット13及び車体取付ロアブラケット14が装着されている。
アッパブラケット装着部11には、図2のA−A線断面図である図4に示すように、車体取付アッパブラケット13に接触する幅方向外方及び下方に膨出した平坦面を有する一対の垂直接触板部15が形成されている。これら一対の垂直接触板部15にステアリングコラムの側面図である図3に示すように軸方向に延長する第1の長孔16a及び第2の長孔16bが個別に形成されている。つまり、図4で見て左側の垂直接触板部15に第1の長孔16aが形成され、右側の垂直接触板部15に第2の長孔16aが形成されている。
ここで、第1の長孔16aはその後端部が軸挿通部17となるように形成され、第2の長孔16bはその前端部が軸挿通部17と中心軸線が一致する軸挿通部17となるように、図3のように側方から見たときに、第1の長孔16a及び第2の長孔16bの互いの軸挿通部17が重なり合うように形成されている。すなわち、第1の長孔16a及び第2の長孔16bはそれらの軸挿通部17の中心を中心として180度異なる方向(つまり前後方向で互いに異なる方向)に延長形成されている。
一方、車体取付アッパブラケット13は、図4で特に明らかなように、ステアリングコラム1を挟んで線対称に形成された左右一対の分割ブラケット部20A及び20Bで構成されている。
各分割ブラケット部20A及び20Bは、車体側に取付けられる車体取付板部21とこの車体取付板部21に対して直角に折り曲げられてステアリングコラム1を支持する垂直板部22とでL字状に形成され、水平板部(車体取付板部)21及び垂直板部22の後端面に補強用板部23が一体に形成された構成を有する。そして、垂直板部22にステアリングコラム1の軸方向に対してステアリングコラム1の車体装着時の傾斜角に応じた例えば80度程度に斜め上方に延長するチルト調整用長孔24が形成されている。このチルト調整用長孔24としては直線状に形成する場合に限らず後述するピボットピン34の中心軸を中心とする円弧形状の長孔とするようにしてもよい。
そして、ステアリングコラム1に形成された第1の長孔16a及び第2の長孔16bの軸挿通部17と分割ブラケット部20A及び20Bに形成されたチルト調整用長孔24を通じて頭部を有する位置調整用ボルト26が挿通され、この位置調整用ボルト26の頭部と分割ブラケット部20Aとの間に、操作レバー27が回動可能に取付けられていると共に、クランプ機構28が設けられ、位置調整用ボルト26の分割ブラケット部20Bの右端から突出する先端にナット26aが螺合されてナット締めされている。
この分割ブラケット部20A及び20Bの装着状態で、ステアリングコラム1の軸方向前方側への移動に対しては位置調整用ボルト26が第1の長孔16aの後端縁に当接することによりその移動が規制され、ステアリングコラム1の軸方向後方側への移動に対しては位置調整用ボルト26が第2の長孔16bの前端縁に当接することによりその移動が規制される。結局、位置調整用ボルト26を垂直接触板部15に形成した丸孔に挿通した場合と同様にステアリングコラム1と位置調整用ボルト26との軸方向の相対移動が規制される。
ここで、クランプ機構28は、操作レバー27と一体に回動する可動カム部28aと分割ブラケット部20Aの可動カム部28aと対向する位置にチルト調整用長孔24に沿って摺動可能で且つ相対回転不能に固定された固定カム28bとで構成されるそれ自体公知の機構である。
また、分割ブラケット部20A及び20Bの補強用板部23に形成された引掛け部29に図2で見て略L字状に形成された例えばバネ鋼で形成された弾性体30がそのフック部30aを引掛けて保持され、この弾性体30の下端30bがステアリングコラム1の下端に当接して、操作レバー27を解除した時にステアリングコラム1が落下することを防止している。
なお、車体取付アッパブラケット13としては、分割ブラケット部20A及び20Bで構成する場合に限らず分割ブラケット部20A及び20Bを連結部材で連結して一体化するようにしてもよい。
また、ロアブラケット装着部12には、図3及び図2のB−B線断面図である図5に示すように、ステアリングコラム1の軸方向に延在する平坦な一対の垂直接触板部31が形成されている。この一対の垂直接触板部31に個別に軸方向に延長する第1の長孔32a及び第2の長孔32bが形成されている。つまり、図5で見て左側の垂直接触板部31に第1の長孔32aが形成され、右側の垂直接触板部31に第2の長孔32bが形成されている。
ここで、第1の長孔32aはその後端部が軸挿通部33となるように形成され、第2の長孔32bはその前端部が軸挿通部33と中心軸線が一致する軸挿通部33となるように、図3のように側方から見たときに、第1の長孔32a及び第2の長孔32bの互いの軸挿通部33が重なり合うように形成されている。すなわち、第1の長孔32a及び第2の長孔32bはそれらの軸挿通部33の中心を中心として180度異なる方向(つまり前後方向で互いに異なる方向)に延長形成されている。
そして、ロアブラケット装着部12に、車体取付ロアブラケット14が頭部を有するピボットピン34によって回動可能に装着されている。
車体取付ロアブラケット14は、図5に示すように、ステアリングコラム1のロアブラケット装着部12を挟んで対称的に配設された左右一対の分割ブラケット部40A及び40Bを有する。これら分割ブラケット部40A及び40Bの夫々は、車体側に取付けられる車体取付板部41と、この車体取付板部41の内方端から垂直に折り曲げられたロアブラケット装着部12に対向する垂直板部42とでL字状に形成されている。そして、分割ブラケット部40A及び40Bの垂直板部42にピボットピン34を挿通する挿通孔43が形成されている。 なお、車体取付ロアブラケット14としては、分割ブラケット部40A及び40Bで構成する場合に限らず分割ブラケット部40A及び40Bを連結部材で連結して一体化するようにしてもよい。
そして、ステアリングコラム1のロアブラケット装着部12における左側(図5で見て)の垂直接触板部31に、車体取付ロアブラケット14の分割ブラケット部40Aが、ステアリングコラム1の内側から皿ばね35及びワッシャ36をその順に挿通したピボットピン34を、それらの第1の長孔32aの軸挿通部33、ワッシャ37及び分割ブラケット部40Aの挿通孔43を通じて挿通し、ピボットピン34を外方に押して皿ばね35を弾性変形させた状態で、その分割ブラケット部40Aより外方に突出した先端部をかしめることにより、装着されている。
同様に、ステアリングコラム1のロアブラケット装着部12における右側(図5で見て)の垂直接触板部31に、車体取付ロアブラケット14の分割ブラケット部40Bが、ステアリングコラム1の内側から皿ばね35及びワッシャ36をその順に挿通したピボットピン34を、それらの第2の長孔32aの軸挿通部33、ワッシャ38及び分割ブラケット部40Bの挿通孔43を通じて挿通し、ピボットピン34を外方に押して皿ばね35を弾性変形させた状態で、その分割ブラケット部40Bより外方に突出した先端部をかしめることにより、装着されている。
この分割ブラケット部40A及び40Bの装着状態で、ステアリングコラム1の軸方向前方側への移動に対してはピポットピン34が第1の長孔32aの後端縁に当接することによりその移動が規制され、ステアリングコラム1の軸方向後方側への移動に対してはピポットピン34が第2の長孔32bの前端縁に当接することによりその移動が規制される。結局、ピポットピン34が垂直接触板部31に形成された丸孔に挿通した場合と同様にステアリングコラム1の軸方向の移動が規制されてチルト調整操作時の回動中心となる。
このように、上記実施形態では、ステアリングコラム1のアッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12における一対の垂直接触板部15及び31に第1の長孔16a及び32aと第2の長孔16b及び32bとを形成して丸孔の代用とするようにしたので、ステアリングコラム1をハイドロフォーミング成形によって一体成形する際に、ハイドロフォーミング成形に続けてハイドロピアシング加工を行うことにより第1の長孔16a及び32aと第2の長孔16b及び32bとを同一金型内で一連の作業として効率的に行うことができる。
すなわち、上記ハイドロフォーミング成形に際しては、図6及び図7に示すように、軸方向中間部及び前端部を除く部分で断面が円形とされた内孔部50を持つ金型51が使用される。この金型51は、素材の出し入れのために図7に示すように両側の金型素子52a,52bに分割されている。内孔部50の軸方向中間部は、膨出部を形成するために周方向の一部(図では上部)で径方向外側(図では上側)へ凹状に膨出している。この凹部53の両側の内側面には、金型51の外側面に達する直角方向の抜き孔54a,54bが夫々設けられている。抜き孔54a,54bは内孔部50の中心軸方向に伸びる長孔である。抜き孔54a,54bには、スライド工具55a,55bが夫々密に挿入されている。ここで、スライド工具55a,55bの先端面は図7及び図8に示すように、上方側半部が金型51の側面と平行な垂直平坦面56に形成され、この垂直平坦面56の下端縁から下方に行くに従い垂直平坦面56から徐々に離れるように傾斜した傾斜面57とされている。
そして、このスライド工具55a,55bが、ハイドロフォーミング成形時に、図9に示すように、金型51の凹部53の垂直な側面53aから垂直平坦面56が型内の方向へ若干の突出量Sだけ突出し、傾斜面57の最も垂直平坦面56から離れた端部が凹部53の垂直な側面から型外の方向へ若干入り込むように抜き孔54a,54b内にセットされる。
フォーミング加工では、素材である金属管MTを金型51の内孔部50にセットし、内孔部50の両端部をプラグ状の軸押し工具58a,58bで閉塞する。軸押し工具58a,58bの中心孔59a,59bの一方又は両方を通して金属管MT内に所定の液圧(通常は油圧)を付加する。その結果、図10及び図11に示すように、金属管MTの一部(凹部53に対応する部分)が凹部53内に膨出し、アッパブラケット装着部11が形成されると共に、左右方向に膨出されたロアブラケット装着部12が形成される。この膨出部に材料を供給し薄肉化を防止するために、軸押し工具58a,58bで金属管MTを軸方向に圧縮する。
このとき、凹部53内に形成された膨出部は、図9に示すように、金属管MTの周方向一部(図では上部)が径方向外側(図で上側)へ凸状に膨出した断面U字状であり、両側の垂直接触板部15は、図9に示すように、高さ方向即ち金属管MTの本体部に近い下部(付け根部)から反対側の上部(頂部側)へかけて肉厚が漸次減少する不均一な肉厚分布となっている。この結果、抜き孔54a,54bの厚肉側(下側)の刃部に対応するB部の肉厚をT2、抜き孔54a,54bの薄肉側(上側)の刃部に対応するA部の肉厚をT3とすれば、T2>T3となる。
ハイドロフォーミング成形が終了した段階では、アッパブラケット装着部11の垂直接触板部15の孔開け予定部分近傍は図9に示すようになる。すなわち、形成されたブラケット装着部11の垂直接触板部15が内圧で凹部53の側面に押し付けられる結果、抜き孔54a,54bの薄肉部(上側)の刃部に対応するA部の近傍は、突出部である平坦面56で型内側へ折り曲げられて突出し、抜き孔54a,54bの厚肉部(下側)の刃部に対応するB部の近傍は、傾斜面57によって形成された空隙部60のため、型外側へ若干膨出変形し、抜き孔54a,54bの厚肉側(下側)の刃部に接触する。
ハイドロフォーミング成形が終了し、膨出部となるアッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12が形成されると、引き続いてハイドロピアシング加工が行われる。ハイドロピアシングでは、金属管MT内に所定の液圧を付加したままで両側の抜き孔54a,54b内のスライド工具55a,55bを金型51の外側へ向けてスライドさせる。
そうすると、図12(a)に示すように、垂直平坦面56が凹部53の側面53aと面一となるまでスライド工具が後退すると、薄肉であるA部の近傍は、型内側へ折り曲げられた状態から平坦になる。その結果、この部分は剪断方向に直角な方向の圧縮応力を付加される。また、剪断加工も始まっていない。一方、厚肉であるB部の近傍は、空隙部58が深くなり、ここに金属管MTがさらに進入する。その結果、この部分は剪断方向に直角な方向の引張応力を付加される。また、抜き孔54a,54bの下側の刃部による剪断力を受け始め、剪断加工が始まる。
スライド工具55a,55bがさらに後退すると、図12(b)及び図13(a)に示すように、薄肉であるA部の近傍も抜き孔54a,54b内に進入し始め、抜き孔54a,54bの上側の刃部による剪断力を受け始め、剪断加工が始まる。しかし、この部分は、前述した通り、圧縮応力を付加された状態であるために剪断が進行しにくく、剪断によるクラックも生じにくい。一方、厚肉であるB部の近傍は、抜き孔54a,54b内にさらに深く進入し、剪断加工が進む。しかも、この部分は引張応力を付加された状態であるために剪断が進行し易く、且つ剪断によるクラックが生じやすい。
このように、アッパブラケット装着部11の垂直接触板部15の孔開け予定部分の厚肉部に対向する部分では、先端面が金型51の内側方向へ突出し、薄肉側に対応する部分では、先端面が金型51の外側方向へ窪んだ異形のフライド工具55a,55bを使用することにより、薄肉のA部近傍と比べて、厚肉のB部近傍で剪断加工開始タイミングを速くすることができる。しかも、圧縮応力と引張応力の分別付加により、破断に至るクラック発生のタイミングも調整することができる。これらのタイミング調整、その調整のための先端面の形状設計をA部の肉厚T3とB部の肉厚T2との差に応じて行うことにより、形成すべき貫通孔の周囲全体で剪断現象を同一時期に終了させることができる。その結果、図13(b)に示すように、貫通孔の形成予定部が抜き取られるまで圧洩れが回避された状態で貫通孔が形成される。すなわち、肉厚が変化する垂直接触板部15に対しても、切れ残りのない完全な外抜きハイドロピアシングが可能となる。
ロアブラケット装着部12についても、上記アッパブラケット装着部11のハイドロフォーミング成形及びハイドロピアシング加工と同様の加工が行われて、第1の長孔32a及び第2の長孔32bが形成される。
なお、ハイドロピアシングが開始される前の段階におけるスライド工具55a,55bの初期位置は、図9のように垂直平坦面56を型内に突出量Sだけ突出させる場合に限らず、図14(a)に示すように、垂直平坦面56を金型51の側面と面一状態としたり、図14(b)に示すように垂直平坦面56を金型51の側面より型外の方向へ若干退避させる突出量Sをマイナスの値となるようにしたりしてもよい。この場合、垂直接触板部15における薄肉のA部と厚肉のB部との間において、応力の状況に大きな差はない。スライド工具55a,55bの退避に伴い、何れの部分も引張応力を受けた状態となる。しかし、剪断加工開始タイミングは、薄肉のA部より厚肉のB部の方で確実に早くすることができる。形成すべき貫通孔の周囲全体で剪断現象を同一時期に終了させるのに必要なタイミング差が得られるように、A部とB部の肉厚差に応じてスライド工具55a,55bの先端面の形状を設計すれば、切れ残りのない完全な外抜きハイドロピアシングが可能になる。
なお、スライド工具55a,55bの先端形状としては傾斜面57とする場合に限らず、図15(a)及び(b)に示すように、中心点が先端より外側にある円弧面57aや中心点が先端より内側にある円弧面57bとすることができる。
次に上記実施形態の動作を説明する。
ステアリングコラム1を車体に取付けるには、先ず、ステアリングコラム1のアッパブラケット装着部11に車体取付アッパブラケット13を装着する。この車体取付アッパブラケット13の装着は、この車体取付アッパブラケット13が分割ブラケット部20A及び20Bで構成されているが、例えば分割ブラケット部20Aのチルト調整用長孔24に、操作レバー27及びクランプ機構28の可動カム部28aを挿通した位置調整用ボルト26を挿通し、この状態で、位置調整用ボルト26をアッパブラケット装着部11の垂直接触板部15に形成した第1の長孔16a及び第2の長孔16bに挿通する。その後、アッパブラケット装着部11の右端側に突出した位置調整用ボルト26の先端に分割ブラケット部20Bのチルト調整用長孔24を挿通してからナット26aを螺合させて締めつけることで容易に装着することができる。
一方、ロアブラケット装着部12に車体取付ロアブラケット14を装着する場合には、先ず、ステアリングコラム1のロアブラケット装着部12における図5で見て左側の垂直接触板部31に形成した第1の長孔32aの軸挿通部33に内側から皿ばね35及びワッシャ36をその順に挿通したピボットピン34を挿通し、垂直接触板部31から突出したピボットピン34にワッシャ37を挿通してからピボットピン34の先端に分割ブラケット部40Aの挿通孔43を挿通した状態で、ピボットピン34を皿ばね35の弾性に抗して押圧しながら分割ブラケット部40Aから突出した先端をかしめることにより、ロアブラケット装着部12に車体取付ロアブラケット14の分割ブラケット部40Aを容易に装着することができる。
同様にして、ステアリングコラム1のロアブラケット装着部12における図5で見て右側の垂直接触板部31に形成した第2の長孔32bの軸挿通部33に内側から皿ばね35及びワッシャ36をその順に挿通したピボットピン34を挿通し、垂直接触板部31から突出したピボットピン34にワッシャ37を挿通してからピボットピン34の先端に分割ブラケット部40Bの挿通孔43を挿通した状態で、ピボットピン34を皿ばね37の弾性に抗して押圧しながら分割ブラケット部40Aから突出した先端をかしめることにより、ロアブラケット装着部12に車体取付ロアブラケット14の分割ブラケット部40Bを容易に装着することができる。
そして、車体取付アッパブラケット13及び車体取付ロアブラケット14を車体側に取付けることにより、ステアリングコラム1が車体に固定される。このように、車体取付アッパブラケット13及び車体取付ロアブラケット14を車体側に取付けた状態では、ステアリングコラム1にその軸方向の前方に移動させる外力が付加された場合には、前述したように、アッパブラケット装着部11では、位置調整用ボルト26が第1の長孔16aの後端に接触してステアリングコラム1の軸方向前方への移動が規制され、ロアブラケット装着部12では、ピボットピン34が第1の長孔32aの後端に接触してステアリングコラム1の軸方向前方への移動が規制される。逆に、ステアリングコラム1に軸方向後方に移動させる外力が付加された場合には、アッパブラケット装着部11では、位置調整用ボルト26が第2の長孔16bの前端に接触してステアリングコラム1の軸方向後方への移動が規制され、ロアブラケット装着部12では、ピボットピン34が第2の長孔32bの前端に接触してステアリングコラム1の軸方向後方への移動が規制される。アッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12の垂直接触板部15及び31に丸孔を形成した場合と略等価な位置規制機能を持たすことができる。
このように、上記実施形態では、丸孔に代えてアッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12に第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b,32bを形成するので、ハイドロフォーミング成形でステアリングコラム1を成形した後に、ハイドロピアシング加工を行って、第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b及び32bを容易に且つ正確に形成することができ、ステアリングコラム1を廉価な加工方法で正確に形成することができ、加工時間も短縮することができる。
しかも、第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b,32bを軸挿通部17,33を中心として180度異なる方向に延長させて形成したので、前述した実施形態のようにチルト式のステアリングコラム1とこのチルト式のステアリングコラム1にテレスコ位置調整機能を付加したチルト及びテレスコ位置調整式のステアリングコラム1とを同一の金型で形成することができる。
すなわち、チルト及びテレスコ位置調整式のステアリングコラム1には、図16に示すように、アッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12に、側方から見て前述した実施形態の第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b,32bを足し合わせた長さで軸方向に延長するテレスコ位置調整用長孔61及び62を第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b,32bと同一位置に形成する。
そして、チルト式のステアリングコラム1とチルト及びテレスコ位置調整式のステアリングコラム1とを共通の金型51で形成する場合には、金型51に、図17(a)及び(b)に示すように、テレスコ位置調整用長孔61,62に対応する形状の抜け孔62a,62bを形成し、これら抜け孔62a,62b内に上記実施形態におけるスライド工具55a,55bと残りの抜け孔を塞ぐスライド工具63a,63bとを配置する。
この金型51を使用して上記実施形態のチルト式ステアリングコラム1を形成する場合には、ハイドロピアシング加工時にスライド工具55a,55bのみを外方にスライドさせて第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b,32bを形成する。
また、チルト及びテレスコ位置調整式のステアリングコラム1を形成する場合には、ハイドロピアシング加工時にスライド用工具55a,55b及び63a,63bの双方を同時に外方にスライドさせることにより、長いテレスコ位置調整用長孔61を形成するようにすることができる。したがって、同一の金型51を使用して、チルト式ステアリングコラム1とチルト及びテレスコ位置調整式ステアリングコラム1とを形成することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、アッパブラケット装着部12に第1及び第2の長孔16a及び16bを形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図18に示すように、第1及び第2の長孔16a及び16bの全長に亘って内向きに突出するフランジ又はフレアと称される突出部71a及び71bを残存させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ステアリングコラム1のアッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12に個別に第1の長孔16a,32a及び第2の長孔16b,32bを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図19(a)及びこの図19(a)のE−E線断面図である図19(b)に示すように、ロアブラケット装着部12については下端を開放した形状とすると共に、第1及び第2の長孔32a及び32bに代えてドリル加工、プレス加工等で丸孔72を形成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、アッパブラケット装着部11及びロアブラケット装着部12において、第1の長孔16a及び32aが軸挿通部17,33から互いに同一方向の前方に延長し、第2の長孔16b及び32bが軸挿通部17,33から互いに同一方向の後方に延長して設けられている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アッパブラケット装着部11とロアブラケット装着部12とで第1の長孔16a,32aの延長方向を例えばアッパブラケット装着部11の第1の長孔16aを軸挿通部17から前方に延長させ、ロアブラケット装着部12の第1の長孔32aを軸挿通部33から後方に延長させ、これらに応じてアッパブラケット装着部11の第2の長孔16bを軸挿通部17から後方に延長させ、ロアブラケット装着部12の第2の長孔32bを軸挿通部33から前方に延長させるようにしてもよい。要は、第1の長孔16a,32aの軸挿通部17,33からの延長方向は任意に設定することができ、これに応じて第2の長孔16b,32bの軸挿通部17,33からの延長方向を第1の長孔16a,32aとは逆方向とすればよいものである。
さらに、上記実施形態においては、アッパブラケット装着部11の第1の長孔16aと第2の長孔16bとを軸挿通部17を中心として180度異なる方向即ち前後方向に異なる方向に延長させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図20に示すように、第1の長孔16a,及び第2の長孔16bの何れか一方例えば第1の長孔16aを、軸挿通部17を中心として半時計方向に90度回転させて第2の長孔16bに対して90度異なる方向に形成することもでき、その他任意の異なる方向に形成することができ、要は第1の長孔16a及び第2の長孔16bで軸を支持し得る軸挿通部17が形成されればよいものである。また、ロアブラケット装着部12についても同様にアッパブラケット装着部11の長孔配置を適用してもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、アッパブラケット装着部11の第1の長孔16a及び第2の長孔16bの端部に軸挿通部17を形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図21(a)に示すように、第1の長孔16a及び第2の長孔16bを任意の交差角でX字状に交差させたり、図21(b)に示すように十字状に交差させたりして、任意の位置で且つ任意の角度で交差する長孔として形成し、両者の交差位置に軸挿通部17を形成するようにしてもよく、また、アッパブラケット装着部11を上側に膨出させるようにしてもよい。さらに、ロアブラケット装着部12についても第1の長孔32aと第2の長孔32bを交差させて、交差位置に軸挿通部を形成するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、ロアブラケット装着部12への分割ブラケット部40A及び40Bの装着を、ピボットピン34を使用して行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アッパブラケット装着部11のように締付ボルトを使用して分割ブラケット部40A及び40Bを固定するようにしてもよい。
本発明のステアリング装置を備えた車両を示す模式的斜視図である。 本発明のステアリング装置を示す側面図である。 ステアリングコラムの側面図である。 図2のA−A線上の拡大断面図である。 図2のB−B線上の拡大断面図である。 ハイドロフォーミング成形及びハイドロピアシング加工により一体型ステアリングコラムを形成する複合加工法を説明するための、ハイドロフォーミング成形前の段階を示す断面図である。 図6のC−C線断面図である。 ハイドロピアシング加工に使用するスライド工具の形状を示す拡大断面図である。 孔開け加工付を、加工前の段階で示す拡大断面図である。 ハイドロフォーミング成形後の段階を示す図6に対応する断面図である。 図10のD−D線断面図である。 ハイドロピアシング加工の進行状況を段階的に示す孔開け加工部の断面図である。 ハイドロピアシング加工のさらに進行状況を示す孔開け加工部の断面図である。 ハイドロピアシング加工の他の初期状態を示す孔開け加工部の断面図である。 スライド工具の先端形状の他の例を示す断面図である。 テレスコ位置調整機能を有するステアリングコラムを示す側面図である。 チルト式ステアリングコラムとチルト及びテレスコ位置調整式ステアリングコラムとを同一金型を使用して製作する場合のスライド工具を示す説明図である。 アッパブラケット装着部の第1の長孔及び第2の長孔の変形例を示す断面図である。 ステアリングコラムの他の例を示す図であって、(a)は側面図、(b)は側面図のE−E線断面図である。 アッパブラケット装着部の第1の長孔及び第2の長孔の変形例を示す要部の側面図である。 アッパブラケット装着部の第1の長孔及び第2の長孔のさらに他の変形例を示すステアリングコラムの側面図である。
符号の説明
1…ステアリングコラム、2…ステアリングホイール、3…ステアリングシャフト、11…アッパブラケット装着部、12…ロアブラケット装着部、13…車体取付アッパブラケット、14…車体取付ロアブラケット、15…垂直接触板部、16a…第1の長孔、16b…第2の長孔、17…軸挿通部、20A,20B…分割ブラケット部、24…チルト調整用長孔、26…位置調整用ボルト、26a…ナット、27…操作レバー、28…クランプ機構、31…垂直接触板部、32a…第1の長孔、32b…第2の長孔、33…軸挿通部、34…ピボットピン、40A,40B…分割ブラケット部、43…挿通孔

Claims (7)

  1. ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの位置調整が可能なステアリング装置であって、
    前記ステアリングコラムに、外方に膨出成形され幅方向両端に一対の取付板部を有する車体取付部を形成し、該一対の取付板部の一方及び他方に、側方から見た重なり合い部が軸挿通部となるように第1の長孔及び第2の長孔を形成したことを特徴とするステアリング装置。
  2. ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの位置調整が可能なステアリング装置であって、
    前記ステアリングコラムに、外方に膨出成形され幅方向両端に一対の取付板部を有する車体取付部を形成し、該一対の取付板部の一方及び他方に、側方から見たときに軸挿通部を中心として異なる方向に延長する第1の長孔及び第2の長孔を形成したことを特徴とするステアリング装置。
  3. ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムの位置調整が可能なステアリング装置であって、
    前記ステアリングコラムに、外方に膨出成形され幅方向両端に一対の取付板部を有する車体取付部を形成し、該一対の取付板部の一方及び他方に、側方から見たときに交差部に軸挿通部を形成するように交差する第1の長孔及び第2の長孔を形成したことを特徴とするステアリング装置。
  4. 前記一対の取付板部は平面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のステアリング装置。
  5. 前記車体取付部はステアリングコラムの軸方向における中央部側位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のステアリング装置。
  6. 前記車体取付部はステアリングコラムの軸方向端部側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のステアリング装置。
  7. 前記車体取付部の成形加工と第1及び第2の長孔の成形加工はステアリングコラムのハイドロフォーミング成形時に行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のステアリング装置。
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