JP2007202682A - 空調装置付きベッド - Google Patents

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Tetsuya Matsuura
哲哉 松浦
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Abstract

【課題】就寝者の頭側及び脚側の空気調和を行う空調装置付きベッドにおいて、頭側空調手段が就寝者の頭側の空気調和を行う際に発生する熱ロスの低減及び送風ファンの必要動力の低減を行って、省エネルギーと空調制御の容易化とを図ることである。
【解決手段】
空調装置付きベッド(1)は、寝台部(11)とヘッドボード(20)とを備えている。寝台部(11)には、就寝者の脚側の空気調和を行う脚側空調ユニット(51)が収納されている。ヘッドボード(20)のボード本体(20a)には、就寝者の頭側の空気調和を行う頭側空調ユニット(60)が収納されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、就寝者の頭側及び脚側の空気調和を行う空調装置付きベッドに関するものである。
従来から、就寝者の頭側の空気調和を行う頭側空調手段と就寝者の脚側の空気調和行う脚側空調手段とを備えた空調装置付きベッドが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のベッドは、ベッド本体(寝台部)と空調ユニットとヘッドボードとフッドボードとを備えている。上記空調ユニットは、上記ベッド本体に収納され、上記ヘッドボードは、上記ベッド本体の前端部(頭側の端部)に立設し、上記フットボードは、上記ベッド本体の後端部(脚側の端部)に立設している。上記ベッド本体の上面には、ヘッドボードに当接して配置される通気用の頭部グリルと上記フットボードに当接して配置される通気用の足部グリルとが設けられる一方、上記両グリルの間に就寝者が横臥するためのマットレスが設けられている。
上記空調ユニットは、頭側の空気調和を行う第1空調部と脚側の空気調和を行う第2空調部とを備えている。上記第1空調部は、マットレスの下方の前端部側に配置され、第1送風ファンと熱源である第1熱電素子とを備えている。また、頭部グリルの内部には、第1吸込口と第1吹出口とが形成されている。一方、上記第2空調部は、マットレスの下方の後端部側に配置され、第2送付ファンと熱源である第2熱電素子とを備えている。また、足部グリルの内部には、第2吸込口と第2吹出口とが形成されいている。
就寝者が上記ベッド本体のマットレスに横臥して就寝し、空調ユニットを起動すると、就寝者の頭側では、第1吸込口から空気が吸い込まれ、該空気を第1熱電素子が熱処理して頭側の調和空気を生成する。該頭側の調和空気は、上記第1吹出口から吹き出され、就寝者の頭側の空間へ供給される。一方、就寝者の脚側では、第2吸込口から空気が吸い込まれ、該空気を第2熱電素子が熱処理して脚側の調和空気を生成する。該脚側の調和空気は、上記第2吹出口から吹き出され、就寝者の脚側の空間へ吹き出される。
特許第3456206号公報
ところで、上記特許文献1の空調装置付きベッドでは、第1熱電素子がベッド本体の下方に配置されているために、該熱電素子で熱処理された調和空気は、前端側に向かって流れた後に上昇し、上記第1吹出口から供給される。このように、上記空調装置付きベッドでは、熱源である第1熱電素子から空調対象の就寝者の頭側までの距離が長いために、頭側の調和空気の送風距離が長くなり、該調和空気の熱ロスが多くなるという問題点があった。また、送風距離が長いと、送風ファンの必要動力が大きくなるので、ファンの消費電力の上昇、ファン自体の大型化、ファンの騒音の増大といった問題点があった。
つまり、熱ロス及びファンの消費電力上昇により省エネルギーを図れないという問題点と熱ロスが多くなる一方でファンの消費電力の上昇による余分な熱が発生して空調温度制御が容易に行えないという問題点があった。さらに、ファン自体の大型化やファンの騒音の増大により、ベッドへの収納性や就寝時における運転という点で適さないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、就寝者の頭側及び脚側の空気調和を行う空調装置付きベッドにおいて、頭側空調手段の熱ロスの低減及び送風ファンの必要動力の低減を行って省エネルギーと空調制御の容易化とを図ることを目的とする。
第1の発明は、就寝者が就寝するための寝台部(11)と、上記寝台部(11)の就寝者の頭側の端部に配置されるヘッドボード(20)と、上記寝台部(11)に収納され、上記就寝者の脚側の空気調和を行う脚側空調手段(51)と、上記ヘッドボード(20)に収納され、上記就寝者の頭側の空気調和を行う頭側空調手段(60)とを備えている。
この第1の発明では、上記ヘッドボード(20)に頭側空調手段(60)を収納することにより、該頭側空調手段(60)の熱源(91)から就寝者の頭側の空間までの距離が短くなるので、該頭側空調手段(60)が就寝者の頭側の空気調和を行う際に発生する熱ロスが低減すると共に、送風ファン(95)の必要動力が小さくなる。
第2の発明は、第1の発明において、上記寝台部(11)の上方を覆って就寝空間(14)を形成する覆い部材(40)を備えている。
この第2の発明では、上記覆い部材(40)によって、上記各空調手段(51,60)により空気調和された適温の空気が上記就寝空間(14)から流出することを防止し、該就寝空間(14)を快適な空調状態に維持する。
第3の発明は、第1の発明において、上記就寝者の脚側の温度を頭側の温度より高くなるように、上記脚側空調手段(51)及び上記頭側空調手段(60)の少なくとも何れか一方を制御する制御手段(81)を備えている。
この第3の発明では、上記就寝者の脚側の温度が頭側の温度より高くすることにより、人体の頭側の温度が最も低く、脚側にいくに従って漸次高くなる「頭寒足熱」という部位別な快適性に適した空調制御を行う。
第4の発明は、第3の発明において、上記ヘッドボード(20)には、上記頭側空調手段(60)により生成された調和空気(SA1)を供給するための頭側吹出口(32a)と、上記頭側吹出口(32a)の下方に配置され、空気を吸い込むための頭側吸込口(33b)とが形成されている。
この第4の発明では、第3の発明により、頭側の調和空気(SA1)は、寝台部(11)の上方全体の平均温度よりも低くなっているので、上記調和空気(SA1)は就寝者の頭側に供給されると、上方から下方へ向かって流れる。そこで、上記頭側吹出口(32a)の下方に上記頭側吸込口(33b)を形成して、上記頭側吹出口(32a)から吹き出した調和空気(SA1)が上方から下方へ流れ、就寝者の頭側の空気調和を行った後に、上記頭側吸込口(33b)にスムーズに吸い込まれるようにする。
第5の発明は、第4の発明において、上記頭側吹出口(32a)は、上記調和空気(SA1)が上方に向かって供給されるように、上方に向かって開口している。
この第5の発明では、上記頭側吹出口(32a)から吹き出した調和空気(SA1)が、一旦上方に流れた後に就寝者の上方から下方へ向かって流れるので、上記頭側吹出口(32a)から吹き出した調和空気(SA1)が就寝者に直接当たることがない。
第6の発明は、第4の発明において、上記頭側吹出口(32a)は、上記ヘッドボード(20)の横方向の中央部に設けられる一方、上記頭側吸込口(33b)は、上記ヘッドボード(20)の横方向の両側部に設けられている。
この第6の発明では、上記調和空気(SA1)は、上記ヘッドボード(20)の中央部から供給された後、下方へ流れて上記ヘッドボード(20)の両側部に吸い込まれるので、上記調和空気(SA1)は、就寝者の頭側の上方から下方へ流れる際に寝台部(11)の幅方向に広がるように流れる気流が形成され、調和空気(SA1)により就寝者の頭側全体が覆われる。
第7の発明は、第3の発明において、上記寝台部(11)の上面には、就寝者の脚側の両側部(17)に配置され、上記脚側空調手段(51)により生成された調和空気(SA2)を供給するための脚側吹出口(18)と、就寝者の脚側の端部(16)の中央部に配置され、空気を吸い込むための脚側吸込口(19)とが形成されている。
この第7の発明では、第3の発明により、脚側の調和空気(SA2)は、寝台部(11)の上方全体の平均温度よりも高くなっているので、上記調和空気(SA2)は寝台部(11)の上面から上方へ向かって流れる。つまり、上記脚側吹出口(18)を寝台部(11)の上面の両側部に、上記脚側吸込口(19)を寝台部(11)の脚側の端部(16)の中央部に配置することにより、脚側吹出口(19)から流出した調和空気(SA2)は、寝台部(11)の上方へ向かって流れた後、内側に向かって流れて脚側吸込口(19)に吸い込まれ、該調和空気(SA2)により就寝者の脚側全体が覆われる。
第8の発明は、第1の発明において、上記各空調手段(51,60)の少なくとも何れか一方は、熱源(91)がペルチェ素子で構成されている。
この第8の発明では、熱源(91)がペルチェ素子であるので、空調手段(51,60)をコンパクトに形成することができる。
第9の発明は、第3の発明において、上記脚側空調手段(51)は、熱源(54)が電気ヒータで構成されている。
この第9の発明では、熱源(54)が電気ヒータであるので、排熱処理が不要になる。
上記第1の発明によれば、上記ヘッドボード(20)に上記頭側空調手段(60)を収納したために、該頭側空調手段(60)の熱源(91)から就寝者の頭側の空間までの距離が短くなるので、該頭側空調手段(60)が就寝者の頭側の空気調和を行う際に発生する熱ロス及び送風ファン(95)の必要動力を小さくすることができる。これにより、頭側の空気調和省エネルギーと温度制御等の容易化とを図ることができる。さらに、送風ファン(95)の小型化や騒音の低減を図ることができるので、頭側空調手段(60)をベッド(1)に収納にするのに適したものとすることができる。
また、上記第2の発明によれば、上記覆い部材(40)を備えるようにしたために、上記各空調手段(51,60)により空気調和された適温の空気が上記就寝空間(14)から流出することを防止することができるので、該就寝空間(14)を快適な空調状態に維持することができる。これにより、就寝者の就寝時における快適性が向上する。
また、上記第3の発明によれば、上記就寝者の脚側の温度を頭側の温度より高くなるようにしたために、人体の部位的別な快適性に適した「頭寒足熱」という温度分布を形成することができるので、就寝者の就寝時における快適性が向上する。
また、上記第4の発明によれば、上記頭側吹出口(32a)の下方に上記頭側吹出口(32a)を配置したために、上記頭側吹出口(32a)から吹き出した調和空気(SA1)が、就寝者の上方から下方へ流れて空気調和を行った後、上記頭側吸込口(33b)にスムーズに吸い込まれるようにすることができる。これにより、就寝者の頭側の空間に安定した気流を形成することができる。
また、上記第5の発明によれば、上記頭側吹出口(32a)から調和空気(SA1)が上方に向かって供給されるようにしたために、該調和空気(SA1)は、一旦上方に流れた後に就寝者の上方から下方へ向かって流れるので、上記頭側吹出口(32a)から吹き出した調和空気(SA1)が就寝者に直接当たることがない。これにより、就寝者が調和空気(SA1)により感じるドラフト感を低減することができるので、就寝者の就寝時における快適性が向上する。
また、上記第6の発明によれば、上記ヘッドボード(20)において、上記頭側吹出口(32a)を横方向の中央部に、上記頭側吸込口(33b)を横方向の両側部に設けるようにしたために、上記調和空気(SA1)は、就寝者の頭側の上方から下方へ寝台部(11)の幅方向に広がるように流れた後に、頭側吸込口(33b)から吸い込まれる。これにより、就寝者の頭側の全体が、上記調和空気(SA1)により覆われることから、就寝者の頭側において局所的な空気調和が行われることを防止し、就寝者の頭側全体を均一に空気調和することができる。
また、上記第7の発明によれば、上記寝台部(11)の上面(24)において、就寝者の脚側の両側部(17)に脚側吹出口(18)を配置し、就寝者の脚側の端部(16)の中央部に脚側吸込口(19)を配置したために、上記脚側吹出口(18)から流出した調和空気(SA2)は、一旦上昇した後に脚側の端部の中央部に向かって上記寝台部(11)を横切るように流れる。これにより、就寝者の脚側の空間の全体が、上記調和空気(SA2)により覆われるので、就寝者の脚側の空気調和を確実に行うことができる。
また、上記第8の発明によれば、第1の発明において、上記各空調手段(51,60)の少なくとも何れか一方の熱源(91)をペルチェ素子で構成したために、空調手段(51,60)をコンパクトに形成することができる。これにより、寝台部(11)やヘッドボード(20)に収納しやすくなる。
また、上記第9の発明によれば、上記脚側空調手段(51)の熱源(54)を電気ヒータで構成したために、排熱処理が不要になる。つまり、排熱通路や排熱用の機器などが不要になる。これにより、脚側空調手段(51)をコンパクトに形成することができるので、寝台部(11)に収納しやすくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の空調装置付きベッド(1)は、就寝者の頭側及び脚側の空気調和を行うベッドであって、ベッド本体(10)と天蓋(40)と空調装置(50)とを備えている。
〈ベッド本体の構成〉
ベッド本体(10)は、図1に示すように、寝台部(11)とヘッドボード(20)とを備えている。
上記寝台部(11)は、扁平な直方体の台状に形成されている。寝台部(11)の上には、就寝者が横たわるためのマットレス(13)が載せられている。上記マットレス(13)は、上記寝台部(10)の上面の面積よりも一回り小さく形成され、寝台部(11)の上面には、マットレス(13)より露出した両側スペース(17)及び脚側スペース(16)が形成されている。上記両側スペース(17)には、就寝者の脚側に対応する位置に脚側吹出口(18)が形成されている。一方、上記脚側スペース(16)には、中央部に脚側吸込口(19)が形成されている。また、上記脚側スペース(16)には、カーテン保持棒(15)が設けられている。該カーテン保持棒(15)は、寝台部(11)の上面と所定間隔を保って寝台部(11)の幅方向に延び、両側が下方に屈曲して寝台部(11)の脚側スペース(16)の両側に固定されている。該カーテン保持棒(15)は、後述する天蓋(40)のカーテン(47)が脚側スペース(16)の脚側吸込口(19)を塞いだりしないようにカーテン(47)を保持するものである。
上記ヘッドボード(20)は、上記寝台部(11)の頭側の端部に立設されている。上記ヘッドボード(20)は、図3に示すように、ボード本体(20a)と調和空気を導くダクト部材(30)とを備えている。
上記ボード本体(20a)は、前面板(21)と背面板(22)と上面板(25)と下面板(24)と2枚の側面板(23)とを備え、横長の扁平な矩形状の箱形に形成されている。
上記前面板(21)は、下側平板部(21a)と上側平板部(21b)とから構成され、上記上側平板部(21b)は、下端が上記下側平板部(21a)の上端に連続して形成され、下端から上端へ向かって上記寝台部(11)と反対の方向に傾斜している。また、上記前面板(21)の上側平板部(21b)には、略中央部に第1通風グリル(21c)が設けられている。上記背面板(22)の上部の両側には、第2通風グリル(22a)が設けられている。上記各側面板(23)の下部には、第3通風グリル(23b)が設けられている。
上記ダクト部材(30)は、図3に示すように、上記ボード本体(20a)内において、上記第1通風グリル(21c)の後方に収納されている。また、該ダクト部材(30)は、後述する頭側空調ユニット(60)に載置されている。該ダクト部材(30)は、前面が開口し、側面視台形状の扁平な横長の矩形体に形成され、背板(36)と左右の側板(35)と該左右の側板(35)との間に設けられる上側板(31)下側板(33)とを備えている。また、上側板(31)と下側板(33)と間に仕切板(32)が設けられている。
また、上記ダクト部材(30)には、頭側吹出口(32a)及び頭側吸込口(33b)が形成されている。上記頭側吹出口(32a)は、上記仕切板(32)の中央部に横長の長方形状に形成され、上記頭側吸込口(33b)は、上記下側板(33)の両側部に略正方形状に形成されている。上記上側板(31)の下面には、上記頭側吹出口(32a)に対応した位置に、風向板(31a)が取り付けられている。 また、上記下側板(33)の中央部に頭側中間吹出口(33a)が形成されており、上記仕切板(32)と上記下側板(33)との間には、上記下側板(33)上記頭側吸込口(33b)と上記頭側中間吹出口(33a)とを区画し且つ上記頭側中間吹出口(33a)と上記頭側吹出口(32a)とを連通させる連通板(34)が形成されている。
〈天蓋の構成〉
上記天蓋(40)は、図2に示すように、カーテン(47)と該カーテン(47)を吊す天井部(43)と該天井部(43)を支持紐(42)を介して支持する支持部(41)とを備えている。
上記支持部(41)は、湾曲した棒状に形成され、一端が、ボード本体(20a)の上面(25)の右側に固定され、他端が寝台部(11)の中央部上方に位置している。また、上記支持部(41)の他端には、支持紐(42)を保持する保持部(41a)が設けられている。
上記天井部(43)は、天井枠(44)と天井蓋(45)とを備えている。上記天井枠(44)は、環状に形成されている。上記天井枠(44)は、上記支持部(41)の保持部(41a)に保持された4本の支持紐(42)を介して上記支持部(41)にぶらさがるように支持されている。なお、天井枠(44)を支持部(41)により支持する方法は、特に限定されず、連結棒のようなものを介して支持するようにしてもよい。また、上記天井蓋(45)は、上記天井枠(44)と同じ大きさの外周を有する円形状に形成され、上記天井枠(44)の上に配置されて天井枠(44)の枠内部を閉塞している。
上記カーテン(47)は、略長方形状の布材からなり、短辺方向が上下方向となるように、上記天井部(43)の天井枠(44)に吊されている。なお、カーテン(47)の吊し方は、特に限定されず、例えば、天井枠(44)にカーテンレールなどを介して吊してもよい。
一方、上記カーテン(47)は、下端側が、上記寝台部(11)の両側の側面及び脚側の端部側面、ヘッドボード(20)の背面板(22)に接触するように、上記天井枠(44)からベッド本体(10)の外側に向かって広がっている。このように、該天蓋(40)は、ベッド本体(10)の寝台部(11)の上方が覆って就寝空間(14)を形成し、覆い部材に構成されている。
〈空調装置の構成〉
上記空調装置(50)は、上記ベッド本体(1)に収納されて上記就寝空間(14)の空調制御を行うものであり、頭側空調ユニット(60)と脚側空調ユニット(51)とコントローラ(80)とを備えている。
(頭側空調ユニット)
上記頭側空ユニット(60)は、ヘッドボード(20)のボード本体(20a)に収納され、就寝者の頭側の空気調和を行うものであり、頭側空調手段に構成されている。上記頭側空調ユニット(60)は、図4及び図5に示すように、頭側ケーシング(70)と頭側空調系統(61)とを備えている。
上記頭側ケーシング(70)は、上記ボード本体(20a)の内部において、上記ダクト部材(30)の下方の空間に配置される下部ケーシング(70a)と、両側方に位置するダクトケーシング(70b)とからなり、背面パネル(71)、前面パネル(72)、2つの側面パネル(73)、下面パネル(74)、2つのカバーパネル(76)及び上面パネル(75)を備えている。
上記下部ケーシング(70a)は、ボード本体(20a)の下部に収納され、内部に頭側空調系統(61)が収納されており、下面パネル(74)の下面には脚部(74a)が設けられている。上記ダクトケーシング(70b)は、下部ケーシング(70a)の両側部の上方に設けられ、側面パネル(73)の上部とカバーパネル(76)とによって形成されている。そして左右のダクトケーシング(70b)の間には、下部ケーシング(70a)に載置された状態で、ダクト部材(30)が設けられている。
上記背面パネル(71)の上部の両側には、上記背面板(22)の第2通風グリル(22a)対応した位置に排熱側吸込口(71a)が形成され、該吸込口(71a)にはフィルタ等により覆われている。上記側面パネル(73)の下部には、上記側面板(23)の第3通風グリル(24c)に対応した排熱側吹出口(73a)が形成されている。
上記上面パネル(75)は、上記ダクト部材(30)の下側板(33)と略同じ形状に形成され、中央に上記下側板(33)の頭側中間吹出口(33a)に対応する第1頭側開口(75a)が、両側に上記下側板(33)の頭側吸込口(33b)に対応する第2頭側開口(75b)がそれぞれ形成されている。
上記頭側ケーシング(70)では、下部ケーシング(70a)内の上面パネル(75)の鉛直下方の空間が利用側通路(83)を構成し、上記下部ケーシング(70a)内の両側部及び上記ダクトケーシング(70b)内の空間が排熱側通路(84)を構成している。
上記頭側空調系統(61)は、2つの頭側熱源ユニット(90)と利用側ファン(95)と2つの排熱側ファン(96)とを備えている。
上記各頭側熱源ユニット(90)は、頭側熱源(91)と利用側熱交換部(92)と排熱側熱交換部(93)から構成されている。
上記頭側熱源(91)は、いわゆるペルチェ素子で構成されている。該各頭側熱源(91)は、上面パネル(75)の両端から鉛直下方に延びるように配置されている。つまり、上記頭側熱源(91)は、上記利用側通路(83)と排熱側通路(84)とを区画するように配置されている。また、上記頭側熱源(91)では、該利用側通路(83)に面した熱面が冷却面(91a)、排熱側通路(84)に面した熱面が加熱面(91b)となるように構成されている。
上記頭側熱源ユニット(90)では、上記頭側熱源(91)の冷却面(91a)に利用側熱交換部(92)が、加熱面(91b)に排熱側熱交換部(93)が設けられている。つまり、上記利用側熱交換部(92)は、上記利用側通路(83)における上面パネル(75)の第2頭側開口(75b)の下方に配置され、上記排熱側熱交換部(93)は、排熱側通路(84)側に配置されている。上記利用側熱交換部(92)及び排熱側熱交換部(93)の詳細については、図示を省略するが、頭側熱源(91)の各熱面と同じ大きさに形成されて該頭側熱源(91)を挟み込む台座と各台座から突出した複数のフィン群とをそれぞれ備えている。
また、上記各頭側熱源ユニット(90)と上記下面パネル(74)の間には、蒸散板ユニット(94)が配置されている。該蒸散板ユニット(94)は、ドレン回収部(94a)と蒸散部(94b)とを備えている。上記ドレン回収部(94a)は、利用側熱交換部(92)の下方に配置され、該利用側熱交換部(92)で発生したドレンを回収するものである。上記蒸散部(94b)は、複数の蒸散板(94d)を備えている。該蒸散板(94d)は、吸収部材を多孔質状で波形のシート状に形成にしたものであり、上記ドレン回収部(94a)で回収されたドレンを吸収するものである。上記蒸散板(94d)は、上記排熱側熱交換部(93)の下方において、背面パネル(71)から前面パネル(72)にかけて前後に並ぶように配置されている。また、上記ドレン回収部(94a)と蒸散部(94b)との間には、板状の仕切部(94c)が設けられている。上記仕切部(94c)は、頭側空調ユニット(90)の頭側熱源(91)の下方に位置し、上記利用側通路(83)と排熱側通路(84)とを区画している。また、上記蒸散板ユニット(94)では、ドレン回収部(94a)と蒸散部(94b)とが、それぞれの下端部で連通し、ドレン回収部(94a)で回収されたドレンが、蒸散板(94d)の下端から吸収される。
上記利用側ファン(95)は、利用側通路(83)における各利用側熱交換部(92)の間に配置されている。一方、上記排熱側ファン(96)は、排熱側通路(83)における蒸散板ユニット(94)の蒸散部(94b)と排熱側吹出口(73a)の間に設けられている。このように、上記頭側ケーシング内では各機器(90,95,96)が横方向に並ぶように配置されている。
また、側面パネル(73)には、該排熱側ファン(96)の上方に断熱材(78)が取り付けられている。該断熱材(78)は、上記排熱側熱交換部(93)と側面パネル(73)の間に介在して排熱側熱交換部(93)の熱が頭側ケーシング(70)外に伝わらないようにするためのものである。なお、頭側ケーシング(70)では、各パネル(71,72,73,74)の内側に、このような頭側ケーシング(70)の内外での熱の出入りをを遮断する断熱材が適宜配置されている。
(脚側空調ユニット)
上記脚側空調ユニット(51)は、図1に示すように、寝台部(11)の就寝者の脚側に対応した位置に収納され、就寝者の脚側の空気調和を行うものであり、脚側空調手段に構成されている。上記脚側空調ユニット(51)は、図6に示すように、脚側ケーシング(52)と脚側空調系統(53)とを備えている。
上記脚側ケーシング(52)は、該寝台部(11)の幅方向に長く、上記寝台部(11)の下方において一方の脚側吹出口(18)から他方の脚側吹出口(18)まで延びる扁平な箱形に形成されている。上記脚側ケーシング(52)には、上面の両端部に凸部(52a)が形成され、該凸部(52a)の上面が上記寝台部(11)の脚側吹出口(18)位置に対応している。また、上記脚側ケーシング(52)には、第1脚側開口(52b)及び第2脚側開口(52c)が形成されている。上記脚側第1開口(52b)は、上記凸部(52a)の上面全体に形成され、上記脚側吹出口(18)と対応しており、上記第2脚側開口(52c)は、上記脚側ケーシング(52)の脚側端部側の側面の中央に、横に長い長方形状に形成されている。
上記脚側空調系統(53)は、脚側ファン(55)と2つの脚側熱源(54)とを備えている。上記脚側熱源(54)は、電気ヒータから構成されており、通電されることにより、該脚側熱源(54)の周辺の空気を加熱するものである。上記各脚側熱源(54)は、脚側ケーシング(52)内において、上記第1脚側開口(52a)の内側に配置されている。また、上記脚側ファン(55)は、上記各脚側熱源(54)の間に配置されている。
(コントローラ)
上記コントローラ(80)は、上記空調装置(50)の運転動作を制御するものであり、図1に示すように、例えば、上記ベッド(1)のヘッドボード(70)の上部に収納されている。上記コントローラ(80)は、温度制御部(81)を備えている。該温度制御部(81)は、就寝者の脚側の温度が頭側の温度より高くなるように、脚側空調手段(51)及び上記頭側空調手段(60)を制御するものであり、制御手段に構成されている。具体的に、上記温度制御部(81)は、電熱ヒータ(54a)及び頭側熱源(91)に流れる電流値や各ファン(55,95,96)の回転数を制御して、就寝者の頭側の温度を所定温度(例えば、26℃)に保ち、就寝者の脚側の温度を上記所定温度より高い所定の高温度(例えば、30℃)に保つように制御する。なお、就寝者の頭側及び脚側の温度は特に限定されず、ヘッドボード(70)の前面板(20)に温度設定ボタン等を設けて、就寝者が設定温度を適宜設定するようにしてもよい。
−運転動作−
次に、上記空調装置付きベッド(1)の動作について、図4〜図7に基づいて説明する。
まず、就寝者が、上記ベッド(1)の天蓋(40)のカーテン(47)を開けて、上記寝台部(11)の上の就寝空間(14)に入り、上記カーテン(47)を閉めて就寝を開始する。
上記コントローラ(80)は、就寝者の就寝の開始を検知して自動的に、又は就寝者の手動により空調装置(50)の制御を開始する。これにより、頭側空調ユニット(60)では、頭側熱源(91)の通電及び各ファン(95,96)の駆動が開始され、脚側空調ユニット(51)では、脚側ファン(55)及び脚側熱源(54)の通電が開始される。また、上記温度制御部(81)が、電熱ヒータ(54a)及び頭側熱源(91)に流れる電流値や各ファン(55,95,96)の回転数を適宜制御する。
就寝空間(14)において、就寝者の頭側では、図7に示すように、上記ヘッドボード(20)のダクト部材(30)の頭側吸込口(33b)から就寝空間(14)の空気(RA1)が吸い込まれる。吸い込まれた空気(RA1)は、図4及び図5に示すように、上面パネル(75)の第2頭側開口(75b)を通って頭側空調ユニット(60)の利用側通路(83)に導入され、頭側熱源ユニット(90)の利用側熱交換部(92)を通過し、冷却された頭側調和空気(SA1)となる。該頭側調和空気(SA1)は、利用側ファン(95)を通過し、上面パネル(75)の第1頭側開口(75a)から流出する。その後、上記頭側調和空気(SA1)は、ダクト部材(30)の下側板(33)の頭側中間吹出口(33a)を通って仕切板(32)の頭側吹出口(33)から就寝者の頭側空間へ上方に向かって流出する。流出した上記頭側調和空気(SA1)は、図7に示すように、上記就寝者の頭側の上方から下方に広がるように流れ、就寝者の頭側空間が所定温度となるように空気調和を行った後、上記ダクト部材(30)の頭側吸込口(32b)から再び吸い込まれる。
また、上記頭側空調ユニット(60)の排熱側通路(84)では、就寝空間(14)外の空気(OA)が、上記ボード本体(20a)の背面板(22)の第2通風グリル(22a)を介して排熱側吸込口(71a)から取り込まれ、上記排熱側熱交換部(92)で加熱処理される。加熱された空気(OA)は、蒸散板ユニット(94)の蒸散板(94d)の間を流れて、蒸散板(94d)が吸収したドレンを蒸散させる。その後、該空気(OA)は、蒸散させたドレンの水蒸気と共に排熱側ファン(96)を通って排熱側吹出口(73a)から流出し、ヘッドボード(20)の側面板(23)の第3通風グリル(23a)から流出する。
一方、就寝空間(14)において、就寝者の脚側では、図7に示すように、就寝者の脚側の空気(RA2)が脚側吸込口(19)から吸い込まれる。吸い込まれた脚側の空気(RA2)は、図6に示すように、脚側空調ユニット(51)の脚側ケーシング(52)の側面に形成された第2脚側開口(52b)から脚側ケーシング(52)内に取り込まれる。取り込まれた脚側空気(RA2)は、上記脚側ファン(55)を通って、脚側熱源(54)を通過し、加熱された脚側調湿空気(SA2)となる。上記脚側調和空気(SA2)は、上記脚側ケーシング(52)の第1脚側開口(52b)を介して、寝台部(11)の脚側吹出口(18)から流出する。該脚側吹出口(18)から流出した脚側調和空気(SA2)は、図7に示すように、内側方向に上昇した後に下降し、就寝者の脚側空間が所定の高温度になるように空気調和を行って、上記脚側吸込口(19)に再び吸い込まれる。なお、上記調和空気(SA2)の上昇する際に内側方向に向かい、所定高さで下降するのは、図2で示した天蓋(40)のカーテン(47)に沿って上昇し、該カーテン(47)に衝突するためである。
−実施形態の効果−
本実施形態では、上記ヘッドボード(20)のボード本体(20a)内に、頭側空調ユニット(60)を収納したために、従来のように、頭側空調ユニット(60)を寝台部(11)の下方に配置したものと比較して頭側空調ユニット(60)の熱源(91)から就寝者の頭側の空間までの距離を短くすることができる。これにより、該頭側空調ユニット(60)が就寝者の頭側の空気調和を行う際に発生する熱ロス及び利用側ファン(95)の必要動力を小さくすることができるので、空気調和の温度制御の容易化と省エネルギーとを図ることができる。さらに、利用側ファン(95)を小型化することができるので、頭側空調ユニット(60)をボード本体(20a)に収納にするのに適した大きさにすることができる。また、利用側ファン(95)の騒音も小さくなり、就寝者の睡眠を妨害することがない。
また、上記ベッド(1)は、天蓋(40)を備えて、寝台部(11)の上方を覆って就寝空間(14)を形成したので、上記各空調ユニット(51,60)により空気調和された適温の空気が上記就寝空間(14)から流出することを防止することができる。これにより、就寝区間(14)を快適な空気調和状態に保つことができるので、就寝者の就寝時における快適性が向上する。
さらに、上記コントローラ(80)の温度制御部(81)により上記就寝者の脚側の温度を頭側の温度より高くなるようにしたために、人体の部位的別な快適性に適した「頭寒足熱」という温度分布を形成することができるので、就寝者の就寝時における快適性がより一層向上する。
また、上記ヘッドボード(20)のダクト部(30)において、頭側吹出口(32a)を仕切板(32)の中央に上向きに開口するように形成し、頭側吸込口(33b)を該仕切板(32)の下方の下側板(33)の両側に形成したので、上記頭側吹出口(32a)から上向きに頭側調和空気(SA1)が流出した後、就寝者の頭側の上方から下方へ向かって、寝台部(11)の幅方向にに広がるように流れることから、就寝者がドラフト感を感じることを低減することができると共に、頭側調和空気(SA1)が就寝者の頭側全体を覆うような気流が形成される。
また、上記寝台部(11)の上面において、両側スペース(17)に脚側吹出口(18)を形成し、脚側スペース(16)に脚側吸込口(19)を形成したために、上記脚側吹出口(18)から流出した調和空気(SA2)は、就寝者の脚側を斜めに内側に向かって横切るように上昇した後に上記脚吸込口(19)に吸い込まれる。これにより、就寝者の脚側の略全体を上記調和空気(SA2)で覆うことができるので、就寝者の脚側の空気調和を確実に行うことができる。
また、上記頭側空調ユニット(60)では、頭側熱源(91)をペルチェ素子で構成したために、頭側熱源ユニット(90)をコンパクトに形成することができる。さらに、本実施形態では、頭側空調ユニット(91)において、各機器(90,95,96)が横方向に並び、前後方向に並ぶことがないように配置しているので、ボード本体(20a)の奥行きが短く横方向には長い形状に適した配置構成となっている。
一方、上記脚側空調ユニット(51)では、脚側熱源(54)を電気ヒータで構成したために、排熱通路を設ける必要がない。これにより、空調ユニット(51)がコンパクトに構成されると共に、空調ユニット(51)の構成が簡素化される。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、天蓋(40)により、寝台部(11)の上方を覆ったが、寝台部(11)の上方を覆う覆い部材の構成は特に限定されず、寝台部(11)の脚側の端部からヘッドボード(20)の上端部まで延びる幌で構成してもよい。
また、上記ヘッドボード(20)は、ダクト部材(30)をボード本体(20a)と別体に構成したが、ダクト部材(30)をボード本体(20a)と一体形成してもよい。また、上記ダクト部材(30)に頭側吹出口(32a)及び頭側吸込口(33b)を形成したが、ボード本体(20a)の前面板(21)に頭側吹出口(32a)及び頭側吸込口(33b)を形成してもよい。また、上記寝台部(11)では、両側スペース(17)に脚側吹出口(18)を形成したが、脚側スペース(16)の両側部に脚側吹出口(18)を形成してもよい。つまり、2つの脚側吹出口(18)の間に脚側吸込口(19)が位置するようにしてもよい。
また、上記温度制御部(81)は、電熱ヒータ(54a)及び頭側熱源(91)に流れる電流値や各ファン(55,95,96)の回転数を制御したが、頭側及び脚側の空調ユニット(51,60)の何れか一方の空調系統(53,61)のみを制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態は、就寝者の頭側に直接調和空気を供給して空気調和を行っていたが、第1の発明では、調和空気を直接供給する以外の方法で空気調和を行うものも含まれ、例えば、ヘッドボード(20)に輻射パネルを設けて頭側空調ユニット(60)の熱源(91)から輻射により頭側の空気調和を行ってもよい。この場合、従来のように寝台部(11)の下方に頭側空調ユニット(60)を設けているものは、利用側ファン(95)により頭側熱源(91)で生成した調和空気をヘッドボード(20)内に送る必要があったが、熱源(91)をヘッドボード(20)の上方(就寝者の頭部付近)に配置すれば、利用側ファン(95)を用いることなく頭側の空気調和を行うことも可能となる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、就寝者の頭側及び脚側の空気調和を行う空調装置付きベッドについて有用である。
実施形態に係る空調装置付きベッドの天蓋を除いた構成を示す斜視図である。 実施形態に係る空調装置付きベッドの天蓋のカーテンを閉めた状態を示す斜視図である。 実施形態に係るヘッドボードの構成を示す斜視図である。 実施形態に係る頭側空調ユニット及びダクト部の構成と空気の流れとを示す図であり、(a)が前面パネルとカバーパネルを取り外した状態における前面視、(b)が側面視である。 実施形態に係る頭側空調ユニット及びダクト部の構成と空気の流れとを示す図であり、ダクト部と頭側空調ユニットとを分離した状態における斜視図である。 実施形態に係る脚側空調ユニットの構成を示す図であり、(a)が上面視、(b)が寝台部の脚側端部から視た側面視である。 実施形態に係る空調装置付きベッドの運転動作中の頭側及び脚側の空気の流れを示す斜視図である。
符号の説明
1 空調装置付きベッド
11 寝台部
14 就寝空間
16 脚側スペース(端部)
17 両側スペース(両側部)
18 脚側吹出口
19 脚側吸込口
20 ヘッドボード
32a 頭側吹出口
33b 頭側吸込口
40 天蓋(覆い部材)
51 脚側空調ユニット(脚側空調手段)
54 脚側熱源(熱源)
60 頭側空調ユニット(頭側空調手段)
81 温度制御部(制御手段)
91 頭側熱源(熱源)
SA1 頭側調和空気(調和空気)
SA2 脚側調和空気(調和空気)

Claims (9)

  1. 就寝者が就寝するための寝台部(11)と、
    上記寝台部(11)の就寝者の頭側の端部に配置されるヘッドボード(20)と、
    上記寝台部(11)に収納され、上記就寝者の脚側の空気調和を行う脚側空調手段(51)と、
    上記ヘッドボード(20)に収納され、上記就寝者の頭側の空気調和を行う頭側空調手段(60)とを備えている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  2. 請求項1において、
    上記寝台部(11)の上方を覆って就寝空間(14)を形成する覆い部材(40)を備えている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  3. 請求項1において、
    上記就寝者の脚側の温度が頭側の温度より高くなるように、上記脚側空調手段(51)及び上記頭側空調手段(60)の少なくとも何れか一方を制御する制御手段(81)を備えている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  4. 請求項3において、
    上記ヘッドボード(20)には、上記頭側空調手段(60)により生成された調和空気(SA1)を供給するための頭側吹出口(32a)と、上記頭側吹出口(32a)の下方に配置され、空気を吸い込むための頭側吸込口(33b)とが形成されている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  5. 請求項4において、
    上記頭側吹出口(32a)は、上記調和空気(SA1)が上方に向かって供給されるように、上方に向かって開口している
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  6. 請求項4において、
    上記頭側吹出口(32a)は、上記ヘッドボード(20)の横方向の中央部に設けられる一方、
    上記頭側吸込口(33b)は、上記ヘッドボード(20)の横方向の両側部に設けられている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  7. 請求項3において、
    上記寝台部(11)の上面には、就寝者の脚側の両側部(17)に配置され、上記脚側空調手段(51)により生成された調和空気(SA2)を供給するための脚側吹出口(18)と、就寝者の脚側の端部(16)の中央部に配置され、空気を吸い込むための脚側吸込口(19)とが形成されている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  8. 請求項1において、
    上記各空調手段(51,60)の少なくとも何れか一方は、熱源(91)がペルチェ素子で構成されている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
  9. 請求項3において、
    上記脚側空調手段(51)は、熱源(54)が電気ヒータで構成されている
    ことを特徴とする空調装置付きベッド。
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