JP2007202336A - 電動アクチュエータの制御方法及び装置 - Google Patents

電動アクチュエータの制御方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電動アクチュエータのメカ本体の安定的な制御を経済的に実現するため、簡単な回路構成及び簡単なアルゴリズムで、ステッピングモータを低速域と中高速域に分けて支障なく簡単に安定制御できるようにする。
【解決手段】ステッピングモータの速度を中高速域と低速域とに判別する。ステッピングモータのA・B2相の相電流のベクトル位相角θiとエンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求め、低速域では、このすべり角θが30°以下のときは相電流を定格の所定割合以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の所定割合以上で数段階に変化させる。中高速域では、パワードライブ部に対して、すべり角θが90°になるまでは、2相の相電流を決定する励磁角を進み制御する。
【選択図】図8

Description

本発明は、エンコーダを付設したステッピングモータをPWM(パルス幅変調)方式のパワードライブ部で駆動して、アクチュエータを作動させる電動アクチュエータの制御方法及び制御方法に関する。
電動アクチュエータは、一般にACサーボモータ又はステッピングモータを制御してメカ本体を駆動する。ACサーボモータ駆動は、閉ループベクトル電流制御が一般であるが、停止時の微小振動、速度−負荷変動による電流変化が大きいという欠点である。
そこで、モータコイルのインダクタンスを極力小さくするため、巻き線を太くする方法があるが、投入電力が大きくなり、ACサーボモータの欠点でもある電流の変化大により装置の温度余裕率や装置外部の電源系の潮流が乱れなどの問題が懸念される。
これに比べて、ステッピングモータは構造的に極数が多いので、開ループ制御で停止制度が高く、マイクロステップでは更に停止位置の分解能を高めることができる。ステッピングモータの開ループ制御を行っている従来例として、特許文献1(特開2004−320847号公報)や特許文献2(特許第3503893号公報)などがある。
しかし、反面、長所である多極数により、例えば50の歯数であると、1回転あたりの励磁周波数がACサーボモータの10倍程度高くなり、高速ではモータ指令電流とモータ相電流波形がまったく異なった波形となり、脱調をきたす。
これを図によって解説すると、図1はステッピングモータのコイルを励磁する励磁電流波形と、発生するトルクτの関係を示す波形図で、相電流はA相がsin波形、B相がcos波形で出力され、それらのベクトル位相角、つまりベクトル合成が励磁角θrで、sin90°で励磁角はθr=0である。正常時には、励磁角θrは、ステッピングモータのロータ軸の角度であるロータ角θmより90°進んでおり、励磁角θrとロータ角θmの差であるすべり角θが一定であると、トルクτは一定値となる。
低速域ではこのような関係が成立するが、しかし、中速域以上(中高速域)では、モータの逆起電力の増大により、PWMデューティ比が飽和するため、電流が歪み、低速域と同じような指令値で制御すると、電流が希望通りに流れず、必要トルクが得られなくなり、その結果、中高速域まで速度を上げることができなくなる。
図2は、速度12rpsの場合の指令電圧VA(矩形波)と、A相及びB相の相電流IA、IBの実測波形で、(A)はすべり角θがπ/2、つまり90°の場合、(B)は(3/2)π、つまり135°の場合で、指令電圧VAに対する相電流IA、IBの歪みが顕著である。
そこで、非特許文献1(平成14年電気学会産業応用部門大会講演集第131〜134頁『高速領域におけるHB形ステッピングモータの開ループ制御』には、低速、中速、高速域にわけた進み制御が提案されているが、しかし、電動アクチュエータはメカ本体の力、加速度、速度、位置の組み合わせパターンを効率的に制御することが目的であり、ステッピングモータで複雑な処理が必要になると、それを制御するコントローラの複雑化・大型化及びコストアップが伴う。
特開2004−320847号公報 特許第3503893号公報 平成14年電気学会産業応用部門大会講演集第131〜134頁『高速領域におけるHB形ステッピングモータの開ループ制御』
本発明の課題は、ステッピングモータを用いた電動アクチュエータにおいて、電動アクチュエータのメカ本体の安定的な制御を経済的に実現するため、簡単な回路構成及び簡単なアルゴリズムで、ステッピングモータを低速域と中高速域に分けて支障なく簡単に安定制御できるようにすることにある。
本発明による電動アクチュエータの制御方法は、エンコーダを付設したステッピングモータをパルス幅変調方式のパワードライブ部で駆動して、アクチュエータを作動させる電動アクチュエータにおいて、パワードライブ部におけるパルス幅変調のデューティ比が100%であるか否かを1励磁周期で判断して、ステッピングモータの速度を中高速域と低速域とに判別するとともに、ステッピングモータのA・B2相の相電流のベクトル位相角θiと前記エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求め、低速域では、このすべり角θが30°以下のときは相電流を定格の所定割合以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の所定割合以上で数段階に変化させ、中高速域では、パワードライブ部に対して、すべり角θが90°になるまでは、2相の相電流を決定する励磁角を進み制御することを特徴とする。
低速域では、ステッピングモータに対する電流指令のカウント値からA・B2相の相電流のベクトル位相角θiを換算して、ロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求める。
一方、中高速域では、ステッピングモータのA・B2相の相電流を検出し、そのベクトル位相角θiが45°、135°、225°、315°のときに、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求める。
ベクトル位相角θiである45°、135°、225°、315°は、検出した2相の相電流が同じになったときの極性から、論理演算により簡単に判断できる。
低速域において相電流を数段階に変えるとき、すべり角θが30°以下のときは相電流を定格の1/2以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の2倍で数段階に変化させる。
低速域において相電流を数段階に変えるときは、予め演算して求めて記憶されているテーブルの数値を参照する。
低速域においてすべり角θが90°以上のときに、定格が最大定格である場合には、パワードライブ部に対して指令する角速度ωの指令値を減少させる。
低速域において相電流を変える段階は2〜5段階程度でよい。
本発明による電動アクチュエータの制御装置は、パワードライブ部におけるパルス幅変調のデューティ比が100%であるか否かを1励磁周期で判断して、ステッピングモータの速度を中高速域と低速域とに判別する低速域/中高速域判別手段と、ステッピングモータのA・B2相の相電流のベクトル位相角θiを求める位相角演算手段と、その位相角θiと、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求めるすべり角演算手段と、低速域では、すべり角θが30°以下のときは相電流を定格の所定割合以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の所定割合以上で数段階に変化させるように、パワードライブ部を制御し、中高速域では、パワードライブ部に対して、すべり角θが90°になるまでは、2相の相電流を決定する励磁角を進み制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、ステッピングモータの速度を、パルス幅変調のデューティ比が100%であるか否かにより中高速域と低速域とに分けて判別し、電流歪みが生じない低速域では、すべり角θが30°以下であるか、30°から90°の間であるか、90°以上であるかにより、相電流を定格の所定割合以下とするか、定格のままとするか、定格の所定割合以上とするかの切り替えを行い、そのいずれの場合にも相電流を数段階に変化させるので、低速域で生じがちな振動をパワードライブ部自身で抑制してスムーズな減速・加速を行える。
一方、電流歪みが生じる中高速域では、すべり角θが90°になるまで、2相の相電流を決定する励磁角を強制的に進み制御するので、必要トルクを確保しながら中高速域での速度上昇を支障なく行える。
すべり角θを求める場合、低速域では、ステッピングモータに対する電流指令のカウント値からA・B2相の相電流のベクトル位相角θiを換算して、ロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求め、中高速域では、ステッピングモータのA・B2相の相電流を検出し、そのベクトル位相角θiが45°、135°、225°、315°のときに、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求めると、低速域、中高速域のいずれの場合も、特別な数式演算を行うことなく、比較と論理と言った単純なアルゴリズム(ハードウェア処理で行う場合には単純な比較回路、単純な論理回路)ですべり角θを求めることができる。
低速域において相電流を数段階に変えるとき、すべり角θが30°以下のとき(θ<30°)は相電流を定格の1/2以下で数段階に変化させ、30°から90°の間(30°≦θ≦90°)は定格のまま数段階に変化させ、90°以上(θ>90°)のときは定格の2倍で数段階に変化させたり、更に、その数段階に変化させるときの値を、予め演算して求めて記憶されているテーブルの数値を参照して決定すれば、パワードライブ部に対する制御を単純化できる。
低速域においてすべり角θが90°以上のときに、定格が最大定格である場合には、パワードライブ部に対して指令する角速度ωの指令値を減少させることにより、速やかに変速できる。
図を参照して本発明の作用・効果を説明すると、図3は2相ステッピングモータのA相・B相の指令電圧と、磁化方向のロータ角(軸角度)の関係を極座標系で示し、低速域ではこの図のようになる。A相・B相の相電流をa軸・b軸、ロータ軸をd軸とすると、A相・B相の相電流の合成ベクトルがベクトル位相角θi、a軸に対するロータ軸の角度が位相角θmとなり、q軸成分がトルクτとなる。そして、ベクトル位相角θiとロータ軸の位相角θmとの位相差がすべり角θ(θ=θi−θm)となる。
このすべり角θとトルクτの関係を波形にすると図4のように示すことができる。パルス幅変調方式のパワードライブ部に対して、cw(時計方向への回転)、ccw(反時計方向への回転)のクロック信号が与えられると、パワードライブ部は、A相・B相が定格のベクトル位相角θiとなるように、パルス幅変調にて相電流を流す。
ステッピングモータは、モータトルクτ=外部負荷トルクτLとなるようなすべり角θで駆動するので、図4において、定格トルクを実線のsin波形で示すと、外部負荷トルクτLが低負荷となると、トルクがa点から0になる方向に移行するので、低速での振動が顕著になる。例えば、負荷が定格トルク1.0であればa点であるが、0.5だとb点となる。ここで、b点ではすべり角は30°であるから、破線のsin波形となるように、A・B2相の相電流を決定するモータへの指令電圧を定格の1/2とすることにより。低速時の振動をパワードライブ部自身で抑制することができる。また、30°から90°の間(30°≦θ≦90°)は定格のままとし、90°以上のとき(θ>90°)は逆に定格の2倍とすれば、必要トルクを確実に確保しながら低速域での減速・加速をスムーズに行える。
低速域では、このように、ベクトル位相角θiとロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θにより発生トルクが決まる。ベクトル位相角θiは、ステッピングモータに対する電流指令のカウント値から換算でき、ロータ軸の位相角θmは、エンコーダからの信号にて角度をカウントすることにより検出できる。
しかし、中速域以上では、上述のようにPWMデューティ比が飽和して電流が歪み、必要トルクが得られなくなる。
そこで、PWMデューティ比が飽和、つまり100%になったか否かで、中高速域と低速域とを判別する。中高速域では、すべり角θを低速域と同様に求めることができないので、ステッピングモータのA・B2相の相電流IA・IBを検出して、ベクトル位相角θiを求めるが、それを全ての角度について数式演算してすべり角θを求めると、処理が複雑になるとともに、CPU(Central Processing Unit)への負荷が大きくなるので、2相のステッピングモータの特性により、2相の相電流が1励磁周期で同じになるのは、ベクトル位相角θiが45°、135°、225°、315°の90°おきで、そのときに極性が変わることから、これら4点の位相角をA・B2相の相電流の極性から判断し、これら4点についてのみ、ロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求めることで、簡略化している。
なお、このように1励磁周期で極性が4回変わることから、第4調波のリップルが発生するが、サンプリングが同期しているため、検出変動を抑制できる効果がある。
図5は、A・B2相の相電流IA・IBを検出して、それからベクトル位相角θiを計算し(θi=tan−1(IB/IA))、これと、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとを、速度12rpsの場合の指令電圧VAと対応させて示す波形である。図5(A)は、指令電圧による励磁角と、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの差であるすべり角θはπ/2、つまり90°であるが、A・B2相の相電流IA・IBを検出して求めたベクトル位相角θiと、ロータ軸の位相角θmとの差は、30°程度となっていて、電流の位相に遅れが生じている。図5(B)は、指令電圧による励磁角と、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの差であるすべり角θは135°であるが、A・B2相の相電流IA・IBを検出して求めたベクトル位相角θiと、ロータ軸の位相角θmとの差は約90°となっており、この場合も電流の位相に遅れが生じている。
そこで、中高速域では、A・B2相の相電流IA・IBを検出して、それから計算したベクトル位相角θiと、ロータ軸の位相角θmとの差であるすべり角θが90°になるまでは、2相の相電流を決定する励磁角を進み制御し、90°以上になったら通常のPWM制御を行うことで、必要トルクを確保しながら速度を上昇できる。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図6は、本発明を適用する場合のシステム構成例で、複数の電動アクチュエータ1を接続ケーブル2を介してコントローラ3に接続し、このコントローラ3に、動力用電源4及び制御用電源5を電源ケーブル8・9を介して接続するとともに、ユーザ設備となるプラグラマブルコントローラ6やパーソナルコンピュータ7などをそれぞれの通信ケーブル10・11を介して接続し、複数の電動アクチュエータ1を1台のコントローラ3にて中継して電源供給及び集中制御する構成例となっており、本発明による制御装置は、コントローラ3内に内蔵されている。
図7は、コントローラ3の内部構成を機能分けしたブロック図である。このコントローラ3には、プラグラマブルコントローラ6及びパーソナルコンピュータ7と接続するためのインターフェース12、ユーザにおいて設定する電動アクチュエータ1の制御位置や速度や力や各種のパラメータ類や初期設定値などを保存するユーザ設定情報保存部13、本発明による制御装置が含まれるコントロール部14、電動アクチュエータ1のステッピングモータ20をPWM(パルス幅変調)により駆動するパワードライブ部15、それから出力される電流を検出したり、ステッピングモータ20に付設されたエンコーダ21からの信号によりロータ軸の角度を検出するセンシング部16を備えている。
電動アクチュエータ1は、ステッピングモータ20の回転を減速機構22で減速して本体機構部23を駆動し、ワークの位置決めや把持等を行う。
図8に、コントロール部14に含まれる本発明による制御装置と、パワードライブ部15と、センシング部16の詳細を示す。
コントロール部14の中枢であるMPU(Micro Processing Unit)30には、図7におけるユーザ設定情報保存部13がメモリにより確保されている。このMPU30に、ステッピングモータ20を回転させるための角速度ωの指令が与えられると、MPU30は、角速度/位相角変換部31で角速度ωを位相角に変換し、ステッピングモータ20の速度が低速域であるか中高速域であるかにより、速度別制御部、つまり低速域制御部32と中高速域制御部33とが、それぞれのテーブルを参照して、低速域と中高速域とで別々の処理を行う。低速域と中高速域であるかは、低速域/中高速域判別部34が、パワードライブ部15のA相・B相のPWM制御部35A・35Bにおけるパルス幅変調のデューティ比が100%であるか否かを1励磁周期で判断し、100%であれば中高速域、それ以下であれば低速域と判別する。
一方、センシング部16のロータ角度検出部36は、エンコーダ21からのA相、B相、Z相の信号からロータ軸の位相角θmを計数して検出する。この位相角θmは、低速域制御部32及び中高速域制御部33に与えられる。これら低速域制御部32及び中高速域制御部33のそれぞれのテーブルには、予め演算して求めた各種の値が位相角θmに従って保存されている。
図9にその演算例とパラメータを図表にして示す。この例は、図10に示すように、角加速度dω/dtでステッピングモータ20の起動・停止を指令し、中高速域で定速運転状態として、電動アクチュエータ1の本体機構部23の位置Lを線形に移動させる場合を想定している。
パワードライブ部15のA相・B相のPWM制御部35A・35Bは、低速域の場合には低速域制御部32にて、高中速域の場合には中高速域制御部33にて別々に制御される。そして、A相・B相のそれぞれにおいて、パワードライブ部15のA相ドライバ37A、B相ドライバ37Bにて、ステッピングモータ20のA相コイル38A、B相コイル38BにA相・B相の電流がそれぞれ供給されてこれらコイルが励磁され、ステッピングモータ20のロータが回転する。その際、A相・B相のそれぞれの電流センサ39A・39Bにて、A相・B相の電流IA・IBが検出される。
センシング部16の相電流ベクトル角検出部40は、電流センサ39A・39Bで検出されたA相電流IA、B相電流IBを比較器で比較し、その出力をインバータで反転してアンド回路で論理積するという論理処理により、A・B2相の相電流のベクトル位相差θiが、45°、135°、225°、315°となったことを検出する。すなわち、A・B2相の相電流IA・IBが同じになったとき(IA=IB)の2相の相電流の極性から、これら4点の位相角度(ベクトル位相差θi)を検出する。これを表にして示すと次の表1のようになる。
Figure 2007202336
低速域の場合には、低速域制御部32が、ステッピングモータ20に対する電流指令信号をカウントし、そのカウント値からA・B2相の相電流IA・IBのベクトル位相差θiを換算する。そして、その換算したベクトル位相差θiと、ロータ角度検出部36からのロータ軸位相角θmとの差としてすべり角θを求める。
一方、中高速域の場合には、中高速域制御部33が、相電流ベクトル角検出部40からのベクトル位相差θiと、ロータ角度検出部36からのロータ軸位相角θmとの差としてすべり角θを求める。
低速域制御部32と中高速域制御部33とは、A相・B相のPWM制御部35A・35Bへ電流指令を与えてA相電流・B相電流を決定する際に、すべり角θにより相電流を変えるが、その変化の態様も異なっている。
図11の(A)に低速域の場合の制御ルーチン、同(B)に中高速域の場合の制御ルーチンを示し、これらのどちらへ行くかは、低速域/中高速域判別部34による1励磁周期の判定結果に基づき割り込みで行われる。
低速域/中高速域判別部34の判定結果が低速域の場合には、上記のようにステッピングモータ20に対する電流指令のカウント値からA・B2相の相電流のベクトル位相角θiを換算して、ロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求める。実際には、図11(A)の制御ルーチンのステップS1で、ロータ角度検出部36のカウンタのカウント値n1と電流指令カウンタのカウント値n2との差n3を求め、この差n3からユーザ設定情報保存部13に保存されている換算式を参照して、ステップS2で励磁角に換算したすべり角θを求める。
そして、次のステップS3では、ユーザ設定情報保存部13のテーブルに例えば次の表2(θ−I表)のように保存されている低速制御用マトリックを参照して、すべり角θが30°以下のとき(θ<30°)と、30°から90°の間(30°≦θ≦90°)と、90°以上(θ>90°)とで、異なった電流指令値を与える。この表2の例は、定格電流を最大定格とその1/2の2段階に変える場合の例で、すべり角θが30°≦θ≦90°の場合は定格通りの電流であるが、θ<30°の場合は、定格が最大定格のときはその1/2(最大定格を1とすると、0.5)、定格が最大定格の1/2の場合は同じ定格(最大定格の1/2)とする。一方、θ>90°の場合は、定格が最大定格のときは、図8の角速度/位相角変換部31へ与える角速度ωを減少させ、定格が最大定格の1/2のときは定格の2倍(最大定格)とする。
Figure 2007202336
次の表3は、定格電流を最大定格と、その1/2(最大定格を1とすると、0.5)と、1/4(同じく0.25)と、1/8(同じく0.125)の4段階に変える場合の例である。
Figure 2007202336
本発明は、ステッピングモータ20を電動アクチュエータ1の駆動源として、ステッピングモータ20を簡易に制御することを旨としていることから、低速域で定格電流をこのように数段階に変える場合の段数は、2〜5段階程度が実用的である。
上記のように、ステップS3で3段階のすべり角θに応じて決定されるベクトル電流値をA相、B相の相電流として配分するため、このベクトル電流値をIとすると、ステップS4では、図8のA相のPWM制御部35Aに対してI・sinθの値を与え、B相のPWM制御部35Bに対してはI・cosθの値を与える。
一方、図11の(B)の中高速域の場合には、ステップS11で、A・B2相の電流の位相を判別して記憶するとともに、ロータ角度検出部36のカウンタのカウント値を記憶してから、ステップS12で、そのカウント値を励磁角に換算したロータ軸位相角θmを、ユーザ設定情報保存部13に保存の換算表から求める。
次のステップS13では、相電流ベクトル角検出部40において上記の表1に従い検出される45°、135°、225°、315°の4点のベクトル位相差θiのそれぞれについてのみ、これと、ロータ軸位相角θmとの差であるすべり角θを計算する。
そして、このすべり角θが90°以下(θ≦90°)であるか否かをステップS14で判断して、すべり角θが90°になるまでは(図12に示すように、すべり角θが90°となって、励磁電流I1のベクトルとトルクτのベクトルとが同じになるまでは)、ステップS15で、A相・B相のPWM制御部35A・35Bに対してA相・B相の2相の相電流を決定する励磁角を進み制御し、90°以上(θ>90)となったら、ステップS16で通常のPWM制御を行う。
上記実施例では、A・B2相のステッピングモータ(バイポーラ巻線)を例にしたが、本発明は2相ユニポーラ巻線のステッピングモータや3相以上のステッピングモータにも応用できる。
ステッピングモータのコイルを励磁する励磁電流波形と、発生するトルクτの関係を示す波形図である。 ステッピングモータの速度が12rpsの場合の指令電圧VA(矩形波)と、A相及びB相の相電流実測波形で、(A)はすべり角θがπ/2の場合、(B)は(3/2)πの場合である。 2相ステッピングモータのA相・B相の指令電圧と、磁化方向のロータ角の関係を極座標系で示す図である。 すべり角θとトルクτの関係を示す波形図である。 A・B2相の相電流を検出して、それからベクトル位相角θiを計算し、これと、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとを、速度12rpsの場合の指令電圧VAと対応させて示す波形で、(A)はすべり角θがπ/2、(B)は(3/2)πの場合である。 本発明を適用する場合のシステム構成例を示す図である。 図6のコントローラの内部構成を機能分けしたブロック図である。 コントロール部に含まれる本発明による制御装置と、パワードライブ部と、センシング部の詳細を示す回路図である。 低速域制御部及び中高速域制御部において参照する演算例とパラメータとを示す図表である。 角加速度dでステッピングモータの起動・停止を指令し、中高速域で定速運転状態として、電動アクチュエータの本体機構部の位置Lを線形に移動させる場合を想定したタイミングチャートである。 低速域、中高速域のそれぞれの場合の流れで、(A)は低速域の制御ルーチン、(B)は中高速域の制御ルーチンを示す。 すべり角θが90°となって、励磁電流I1のベクトルとトルクτのベクトルとが同じになることを示す図である。
符号の説明
1 電動アクチュエータ
2 接続ケーブル
3 コントローラ
4 動力用電源
5 制御用電源
6 プラグラマブルコントローラ
7 パーソナルコンピュータ
8・9 電源ケーブル
10・11 通信ケーブル
12 インターフェース
13 ユーザ設定情報保存部
14 コントロール部
15 パワードライブ部
16 センシング部
20 ステッピングモータ
21 エンコーダ
22 減速機構
23 本体機構部
30 MPU
31 角速度/位相角変換部
32 低速域制御部
33 中高速域制御部
34 低速域/中高速域判別部
35A・35B PWM制御部
36 ロータ角度検出部
37A A相ドライバ
37B B相ドライバ
38A A相コイル
38B B相コイル
39A・39B 電流センサ
40 相電流ベクトル角検出部

Claims (13)

  1. エンコーダを付設したステッピングモータをパルス幅変調方式のパワードライブ部で駆動して、アクチュエータを作動させる電動アクチュエータにおいて、
    前記パワードライブ部におけるパルス幅変調のデューティ比が100%であるか否かを1励磁周期で判断して、ステッピングモータの速度を中高速域と低速域とに判別するとともに、
    ステッピングモータのA・B2相の相電流のベクトル位相角θiと前記エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求め、
    低速域では、このすべり角θが30°以下のときは相電流を定格の所定割合以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の所定割合以上で数段階に変化させ、
    中高速域では、前記パワードライブ部に対して、すべり角θが90°になるまでは、2相の相電流を決定する励磁角を進み制御する、
    ことを特徴とする電動アクチュエータの制御方法。
  2. 低速域では、ステッピングモータに対する電流指令のカウント値からA・B2相の相電流のベクトル位相角θiを換算して、ロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求め、
    中高速域では、ステッピングモータのA・B2相の相電流を検出し、そのベクトル位相角θiが45°、135°、225°、315°のときに、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求めることを特徴とする請求項1に記載の電動アクチュエータの制御方法。
  3. ベクトル位相角θiである45°、135°、225°、315°は、検出した2相の相電流が同じになったときの極性から判断することを特徴とする請求項2に記載の電動アクチュエータの制御方法。
  4. 低速域において相電流を数段階に変えるとき、すべり角θが30°以下のときは相電流を定格の1/2以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の2倍で数段階に変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電動アクチュエータの制御方法。
  5. 低速域において相電流を数段階に変えるときは、予め演算して求めて記憶されているテーブルの数値を参照することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電動アクチュエータの制御方法。
  6. 低速域においてすべり角θが90°以上のときに、定格が最大定格である場合には、パワードライブ部に対して指令する角速度ωの指令値を減少させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電動アクチュエータの制御方法。
  7. 低速域において相電流を変える段階は2〜5段階であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の電動アクチュエータの制御方法。
  8. エンコーダを付設したステッピングモータをパルス幅変調方式のパワードライブ部で駆動して、アクチュエータを作動させる電動アクチュエータのための制御装置であって、
    前記パワードライブ部におけるパルス幅変調のデューティ比が100%であるか否かを1励磁周期で判断して、ステッピングモータの速度を中高速域と低速域とに判別する低速域/中高速域判別手段と、
    前記ステッピングモータのA・B2相の相電流のベクトル位相角θiを求める位相角演算手段と、
    その位相角θiと、前記エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求めるすべり角演算手段と、
    低速域では、すべり角θが30°以下のときは相電流を定格の所定割合以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の所定割合以上で数段階に変化させるように、前記パワードライブ部を制御し、中高速域では、前記パワードライブ部に対して、すべり角θが90°になるまでは、2相の相電流を決定する励磁角を進み制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電動アクチュエータの制御装置。
  9. 低速域では、位相角演算手段がステッピングモータに対する電流指令のカウント値からA・B2相の相電流のベクトル位相角θiを換算し、すべり角演算手段が、その位相角θiと、エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求め、
    中高速域では、位相角演算手段がステッピングモータのA・B2相の相電流を検出して、45°、135°、225°、315°のベクトル位相角θiを判断し、すべり角演算手段が、その各ベクトル位相角θiについて、前記エンコーダから得られるロータ軸の位相角θmとの位相差であるすべり角θを求めることを特徴とする請求項8に記載の電動アクチュエータの制御装置。
  10. 位相角演算手段は、ベクトル位相角θiである45°、135°、225°、315°を、検出した2相の相電流が同じになったときの極性から判断することを特徴とする請求項9に記載の電動アクチュエータの制御装置。
  11. 制御手段は、低速域において相電流を数段階に変える場合に、すべり角θが30°以下のときは相電流を定格の1/2以下で数段階に変化させ、30°から90°の間は定格のまま数段階に変化させ、90°以上のときは定格の2倍で数段階に変化させることを特徴とする請求項8又は9に記載の電動アクチュエータの制御装置。
  12. 制御手段は、低速域において相電流を数段階に変えるときは、予め演算して求めて記憶されているテーブルの数値を参照することを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載の電動アクチュエータの制御装置。
  13. すべり角演算手段は、A・B2相の合成ベクトルの位相角θiを、検出した2相の相電流が同じになったときの極性から、45°、135°、225°、315°を判断することを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載の電動アクチュエータの制御装置。
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