JP2007201923A - 移動通信方法及び移動端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】3G1Xプロトコル使用中に、異なる移動交換局配下の1x用基地局の間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合であっても、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末宛ての着信を受信することができる。
【解決手段】移動端末MSが、3G1Xプロトコルの使用を開始した後、EV-DO用基地局BS#1を介して1x用基地局BS#2に対して位置登録処理を行う工程と、所定条件が満たされた場合、3G1Xプロトコルの使用を停止して、1x用基地局BS#3から移動交換局MSC#2を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信する工程と、1x用基地局BS#2に接続されている移動交換局MSC#1と、報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局MSC#2とが異なる場合、1x用基地局BS#2に対して位置登録処理を行う工程と、3G1Xプロトコルの使用を再開する工程とを有する。
【選択図】図5
【解決手段】移動端末MSが、3G1Xプロトコルの使用を開始した後、EV-DO用基地局BS#1を介して1x用基地局BS#2に対して位置登録処理を行う工程と、所定条件が満たされた場合、3G1Xプロトコルの使用を停止して、1x用基地局BS#3から移動交換局MSC#2を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信する工程と、1x用基地局BS#2に接続されている移動交換局MSC#1と、報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局MSC#2とが異なる場合、1x用基地局BS#2に対して位置登録処理を行う工程と、3G1Xプロトコルの使用を再開する工程とを有する。
【選択図】図5
Description
本発明は、移動端末が、パケット交換ネットワーク用基地局を介して回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように規定されているプロトコルを使用して通信を行う移動通信方法、及び移動端末に関する。
近年、「cdma2000 1x-EV DO方式」において、移動端末が、EV-DO用基地局(パケット交換ネットワーク用基地局)との間で設定されているコントロールチャネルやトラフィックチャネルを用いて、1x用ネットワーク(回線交換ネットワーク)のシグナリングメッセージを受信するように規定されているプロトコル(3G1Xプロトコル:3G1X Circuit Service Notification Protocol)が開発されている。
図1に、移動端末MSが、3G1Xプロトコルを使用して通信可能な移動通信システムの概略を示す。
以下、図11及び図12を参照して、かかる移動通信システムにおいて、3G1Xプロトコル使用中に、1x用ネットワークからの着信処理を行う動作について説明する。
図11に示すように、ステップS1001において、移動端末MSは、1x用基地局BS#1から、当該1x用基地局BS#1を識別する基地局ID及び当該1x用基地局BS#1に接続されている移動交換局MSC#1を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信する。
ステップS1002において、移動端末MSは、位置登録処理を行っているEV-DO用基地局BS#1に対して、3G1Xプロトコルの使用開始を要求するための「3G1Xプロトコル使用要求」を送信する。
ステップS1003において、EV-DO用基地局BS#1は、受信した「3G1Xプロトコル使用要求」に応じて、移動端末MSに対して、3G1Xプロトコルの使用開始を承認するための「3G1Xプロトコル使用承認」を送信する。
ステップS1004において、移動端末MSは、受信した「3G1Xプロトコル使用承認」に応じて、3G1Xプロトコルの使用を開始し、EV-DO用基地局BS#1に対して、1x用基地局BS#1に対して位置登録処理を行うための位置登録要求を通知するための「3G1X Service Packet」を送信する。
なお、3G1Xプロトコルの使用中は、移動端末MSは、1x用ネットワークからの無線信号を受信しないように構成されている。
ステップS1005において、EV-DO用基地局BS#1は、移動端末MSに対して、1x用基地局BS#1に対する位置登録処理が完了したことを示す位置登録完了応答を通知するための「3G1X Service Packet」を送信する。
ステップS1006において、1x用上位交換局GMSCとEV-DO用上位ノードPDSNとパケット制御機能PCF#1とを介して、EV-DO用基地局BS#1に対して、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることが通知されると、EV-DO用基地局BS#1は、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることを通知するための「3G1X Service Packet」を、移動端末MSに対して送信する。
ステップS1007において、移動端末MSは、EV-DO用基地局BS#1に対して、3G1Xプロトコルの使用停止を要求するための「3G1Xプロトコル停止要求」を送信する。
ステップS1008において、EV-DO用基地局BS#1は、受信した「3G1Xプロトコル停止要求」に応じて、移動端末MSに対して、3G1Xプロトコルの使用停止を承認するための「3G1Xプロトコル停止承認」を送信する。
ステップS1009において、移動交換局MSC#1配下の1x用基地局BS#1及び#2は、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を通知する。
ステップS1010において、移動端末MSは、3G1Xプロトコル使用中(ステップS1004乃至S1008の間)に、移動端末MSについて「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じていないため、すなわち、移動端末MSにおいて受信した報知情報に含まれる基地局ID(1x用基地局BS#1)が変更されていないため、1x用基地局BS#1からの着信通知に対して応答することによって、1x用ネットワークを介して発信端末との間の通信を開始する。
なお、3G1Xプロトコル使用中に、移動端末MSについて同一移動交換局MSC配下の1x用基地局間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、すなわち、移動端末MSにおいて受信した報知情報に含まれる基地局IDが同一移動交換局MSC配下の1x用基地局の基地局ID変更されている場合の動作について、図13及び図14を参照して説明する。
図13に示すように、ステップS2001乃至S2008の動作については、上述のステップS1001乃至S1009の動作と同一である。
ステップS2010において、移動端末MSは、3G1Xプロトコル使用中(ステップS2004乃至S2008の間)に、移動端末MSについて同一移動交換局MSC#1配下の1x用基地局間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じているため、すなわち、移動端末MSにおいて受信した報知情報に含まれる基地局ID(1x用基地局BS#1)が同一移動交換局MSC#1配下の1x用基地局の基地局ID(1x用基地局BS#2)に変更されているため、1x用基地局BS#2からの着信通知に対して応答することによって、1x用ネットワークを介して発信端末との間の通信を開始する。
「cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024 Version 4.0」、3GPP2、2002年10月(Section 8.5.6.1、Section 9.3.1.3.2.3.2) 「cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024-A Version 1.0」、3GPP2、2004年3月(Section 14.2.1.3.1.1、Section 14.3.1.3.1.1)
「cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024 Version 4.0」、3GPP2、2002年10月(Section 8.5.6.1、Section 9.3.1.3.2.3.2) 「cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024-A Version 1.0」、3GPP2、2004年3月(Section 14.2.1.3.1.1、Section 14.3.1.3.1.1)
しかしながら、3G1Xプロトコル使用中に、移動端末MSについて異なる移動交換局MSC配下の1x用基地局間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、すなわち、移動端末MSにおいて受信した報知情報に含まれる基地局IDが異なる移動交換局配下の1x用基地局の基地局IDに変更されている場合、移動端末MSは、3G1Xプロトコルの使用を停止しても、1x用基地局からの着信通知を受信することができないという問題点があった。
かかる問題点について、図15及び図16を参照して説明する。図15におけるステップS3001乃至S3008の動作は、上述のステップS1001乃至S1008の動作と同一である。
ステップS3009において、3G1Xプロトコル使用中(ステップS3004乃至S3008の間)に、移動端末MSについて異なる移動交換局MSC#1及びMSC#2配下の1x用基地局BS#1とBS#3との間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じているため、すなわち、移動端末MSにおいて受信した報知情報に含まれる基地局ID(1x用基地局BS#1)が異なる移動交換局MSC#2配下の1x用基地局の基地局ID(1x用基地局BS#3)に変更されているため、移動端末MSは、移動交換局MSC配下の1x用基地局BS#1及びBS#2によって通知されている1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を受信することができず、1x用基地局BS#1又はBS#2からの着信通知に対して応答することによって、1x用ネットワークを介して発信端末との間の通信を開始することができない(ステップS3010)。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、3G1Xプロトコル使用中に、移動端末について異なる移動交換局配下の1x用基地局の間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、すなわち、移動端末において受信した報知情報に含まれる基地局IDが異なる移動交換局配下の1x用基地局の基地局IDに変更されている場合であっても、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末宛ての着信を受信できるように制御する移動通信方法及び移動端末を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動端末が、パケット交換ネットワーク用基地局を介して回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように規定されているプロトコルを使用して通信を行う移動通信方法であって、前記移動端末が、前記プロトコルの使用を開始した後、パケット交換ネットワーク用基地局を介して、第1の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行う工程と、所定条件が満たされた場合、前記移動端末が、前記プロトコルの使用を停止して、第2の回線交換ネットワーク用基地局から、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信する工程と、前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記移動端末が、前記第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行う工程と、前記移動端末が、前記プロトコルの使用を再開する工程とを有することを要旨とする。
かかる発明によれば、所定条件が満たされた場合に、EV-DO用基地局から、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることが通知されていない場合であっても、当該移動端末MSについて異なる移動交換局MSC配下の1x用基地局間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、かかる「1xハンドオフ処理」を行っておくため、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を受信できない可能性を低減することができる。
本発明の第1の特徴において、前記プロトコルの使用を開始してからの前記移動端末の移動距離が一定値を超えた場合、前記所定条件が満たされたと判断してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記プロトコルの使用を開始してから一定時間が経過した場合、前記所定条件が満たされたと判断してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記移動端末が通信を行う前記パケット交換ネットワーク用基地局がハンドオフによって切り替わった場合、前記所定条件が満たされたと判断してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記移動端末は、前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記パケット交換ネットワーク用基地局に対して位置登録要求を送信することによって、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行ってもよい。
本発明の第1の特徴において、前記移動端末は、前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記パケット交換ネットワーク用基地局を介することなく、前記第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録要求を送信することによって、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行ってもよい。
本発明の第2の特徴は、パケット交換ネットワーク用基地局を介して回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように規定されているプロトコルを使用して通信を行う移動端末であって、前記プロトコルの使用を開始した後、パケット交換ネットワーク用基地局を介して、第1の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように構成されている位置登録処理部と、所定条件が満たされた場合、前記移動端末が、前記プロトコルの使用を停止して、第2の回線交換ネットワーク用基地局から、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信するように構成されている報知情報取得部とを具備し、前記位置登録処理部は、前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように構成されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、パケット交換ネットワーク用基地局を介して回線交換ネットワークのシグナリングメッセージを受信するプロトコルの使用中に、移動端末について異なる移動交換局配下の回線交換ネットワーク用基地局の間で「ハンドオフ」が生じている場合、すなわち、移動端末において受信した報知情報に含まれる基地局IDが異なる移動交換局配下の回線交換ネットワーク用基地局の基地局IDに変更されている場合であっても、回線交換ネットワークを介した発信端末から移動端末宛ての着信を受信できるように制御する移動通信方法及び移動端末を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。本実施形態に係る移動通信システムは、「cdma2000 1x-EV DO方式」を適用している。
図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。本実施形態に係る移動通信システムは、「cdma2000 1x-EV DO方式」を適用している。
具体的には、本実施形態に係る移動通信システムは、図1に示すように、移動端末データベース1と、1x用上位交換局GMSCと、1x用上位交換局GMSCに接続されている移動交換局MSC#1及び#2と、移動交換局MSC#1及び#2にそれぞれ接続されている1x用基地局BS#1乃至#3と、EV-DO上位ノードPDSNと、EV-DO上位ノードPDSNに接続されているパケット制御機能PCF#1及び#2と、パケット制御機能PCF#1及び#2にそれぞれ接続されているEV-DO用基地局BS#1乃至#4とを具備している。
ここで、本実施形態に係る移動通信システムでは、移動端末MSは、EV-DO用基地局BS#1乃至#4(パケット交換ネットワーク用基地局)を介して1x用基地局BS#1乃至#3(回線交換ネットワーク用基地局)に対して位置登録処理を行うように規定されている3G1Xプロトコルを使用して通信を行うことができる。
図2に、かかる移動端末MSのハードウエア機能を示し、図3に、かかる移動端末MSのソフトウエア機能を示す。
図2に示すように、移動端末MSは、ハードウエア機能として、表示部11と、キー入力部12と、記憶部13と、1x用送受信部14と、EV-DO用送受信部15と、切替部16と、制御部17と、送受信アンテナ18と、GPS機能部19とを具備する。
表示部11は、液晶ディスプレイ等によって構成されており、キー入力部12は、キー入力ボタン等によって構成されており、記憶部13は、フラッシュメモリ等によって構成されている。
また、1x用送受信部14は、送受信アンテナ18を介して1x用基地局との間で無線通信を行うように構成されており、EV-DO送受信部15は、送受信アンテナ18を介してEV-DO用基地局との間で無線通信を行うように構成されている。なお、1x用送受信部14及びEV-DO送受信部15は、別々の無線通信機能によって構成されてもよいし、同一の無線通信機能によって構成されていてもよい。
切替部16は、送受信アンテナ18を介して1x用送受信部14が無線通信を行うか、送受信アンテナ18を介してEV-DO送受信部15が無線通信を行うかを切り替えるように構成されている。
制御部17は、CPU等によって構成されており、各部11乃至16を制御するように構成されている。
図3に示すように、移動端末MSは、ソフトウエア機能として、記憶部13内に、位置情報記憶部13aを具備し、制御部17内に、EV-DO報知情報取得部17aと、GPS情報取得部17bと、位置情報取得部17cと、EV-DOハンドオフ制御部17dと、タイマ満了検出部17eと、1x報知情報取得部17fと、1xハンドオフ制御部17gと、3G1Xプロトコル制御部17hとを具備する。
位置情報記憶部13aは、当該移動端末MSの位置情報として、例えば、「GPS情報」と「1x用ネットワークID」と「1x用基地局ID」と「EV-DO用ネットワークID」と「EV-DO用基地局ID」とを関連付けて記憶するように構成されている。
「GPS情報」は、当該移動端末MSの位置を示すGPS情報(例えば、経度・緯度情報)を示し、「1x用基地局ID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っている1x用基地局の識別情報を示し、「1x用ネットワークID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っている1x用基地局が接続されている移動交換局の識別情報を示し、「EV-DO用基地局ID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っているEV-DO用基地局の識別情報を示し、「EV-DO用ネットワークID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っているEV-DO用基地局が接続されている移動交換局の識別情報を示す。
EV-DO報知情報取得部17aは、EV-DO用基地局との間で設定されているコントロールチャネルやトラフィックチャネルを用いて、EV-DO用ネットワークからの報知情報(シグナリングメッセージ)を取得するように構成されている。
また、EV-DO報知情報取得部17aは、3G1Xプロトコル制御部17hからの指示に応じて3G1Xプロトコルが使用中であると判断した場合、EV-DO用基地局との間で設定されているコントロールチャネルやトラフィックチャネルを用いて、EV-DO用ネットワークからの報知情報に加えて、1x用ネットワークからの報知情報(シグナリングメッセージ)を取得するように構成されている。
GPS情報取得部17bは、GPS機能部19を介して、移動端末MSのGPS情報(例えば、経度・緯度情報)を取得するように構成されている。
位置情報取得部17cは、EV-DO報知情報取得部17aから、移動端末MSの位置情報として、EV-DO用ネットワークからの報知情報に含まれる「EV-DO用ネットワークID」及び「EV-DO用基地局ID」を取得して、位置情報記憶部13aに記憶するように構成されている。
また、位置情報取得部17cは、3G1xプロトコルが使用されている場合、EV-DO報知情報取得部17aから、移動端末MSの位置情報として、1x用ネットワークからの報知情報に含まれる「1x用ネットワークID」及び「1x用基地局ID」を取得して、位置情報記憶部13aに記憶するように構成されている。
なお、位置情報取得部17cは、3G1xプロトコルが使用されていない場合、1x報知情報取得部17fから、移動端末MSの位置情報として、1x用ネットワークからの報知情報に含まれる「1x用ネットワークID」及び「1x用基地局ID」を取得して、位置情報記憶部13aに記憶するように構成されている。
また、位置情報取得部17cは、GPS情報取得部17から、移動端末MSの位置情報として、GPS情報を取得して、位置情報記憶部13aに記憶するように構成されている。
EV-DOハンドオフ制御部17dは、EV-DO報知情報取得部17aによって取得されたEV-DO用ネットワークからの報知情報に含まれる「EV-DO用基地局ID」に基づいて、EV-DOハンドオフ処理に係る制御を行うように構成されている。
具体的には、EV-DOハンドオフ制御部17dは、ハンドオフ前のEV-DO用基地局と、EV-DO報知情報取得部17aによって取得されたEV-DO用ネットワークからの報知情報に含まれる「EV-DO用基地局ID」によって識別されるハンドオフ先のEV-DO用基地局が異なる場合に、当該ハンドオフ先のEV-DO用基地局に対して位置登録要求を送信することによって、当該ハンドオフ先のEV-DO用基地局に対して位置登録処理を行うように構成されている。
また、EV-DOハンドオフ制御部17dは、3G1Xプロトコルが使用されている場合で、かつ、ハンドオフ前の1x用基地局と、3G1Xプロトコル解除後に1x報知情報取得部17fによって取得された1x用ネットワークからの報知情報に含まれる「1x用基地局ID」によって識別されるハンドオフ先の1x用基地局が異なる場合に、3G1Xプロトコル再開後にEV-DO用基地局を介して、当該ハンドオフ先の1x用基地局に対して位置登録要求を送信することによって、当該ハンドオフ先の1x用基地局に対して位置登録処理を行うように構成されている。
なお、EV-DOハンドオフ制御部17dは、移動端末MSについてEV-DOハンドオフ処理を行った場合、その旨を3G1xプロトコル制御部17hに通知するように構成されている。
タイマ満了検出部17eは、タイマを用いて、3G1Xプロトコルの使用を開始してから一定時間が経過したことを検出し、その旨を3G1xプロトコル制御部17hに通知するように構成されている。
1x報知情報取得部17fは、3G1xプロトコルが使用されていない場合、1x用基地局との間で設定されているコントロールチャネルやトラフィックチャネルを用いて、1x用ネットワークからの報知情報(シグナリングメッセージ)を取得するように構成されている。
1xハンドオフ制御部17gは、1x報知情報取得部17fによって取得された1x用ネットワークからの報知情報に含まれる「1x用基地局ID」に基づいて、1xハンドオフ処理に係る制御を行うように構成されている。
具体的には、1xハンドオフ制御部17gは、3G1Xプロトコルが使用されていない場合で、かつ、ハンドオフ前の1x用基地局と、1x報知情報取得部17fによって取得された1x用ネットワークからの報知情報に含まれる「1x用基地局ID」によって識別されるハンドオフ先の1x用基地局が異なる場合に、当該ハンドオフ先の1x用基地局に対して位置登録要求を送信することによって、当該ハンドオフ先の1x用基地局に対して位置登録処理を行うように構成されている。
なお、1xハンドオフ制御部17gは、移動端末MSについて1xハンドオフ処理を行った場合、ハンドオフ先の1x用基地局の「基地局ID」及び当該ハンドオフ先の1x用基地局に接続されている移動交換局を識別する「ネットワークID」に基づいて、位置情報記憶部13aを更新するように構成されている。
3G1Xプロトコル制御部17hは、移動端末MSにおいて、3G1Xプロトコルの使用及び使用停止についての制御を行うように構成されている。
具体的には、3G1Xプロトコル制御部17hは、所定条件が満たされた場合、3G1Xプロトコルの使用を停止して、1x用基地局から当該1x用基地局に接続されている移動交換局を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信するように1x報知情報取得部17fに通知する。
また、3G1Xプロトコル制御部17hは、位置情報記憶部13aを参照して、3G1Xプロトコルの使用を開始してからの移動端末MSの移動距離が一定値を超えたことを検出した場合、上述の所定条件が満たされたと判断するように構成されている。
なお、本実施形態に係る移動端末MSは、このように構成されている装置であればよく、無線通信端末であってもよいし、無線モジュールであってもよいし、カード端末であってもよい。
図4に示すように、移動端末データベース1は、「移動端末ID」と「1x用ネットワークID」と「1x用基地局ID」と「EX-DO用ネットワークID」と「EV-DO用基地局ID」と「3G1Xプロトコル動作状況」とを関連付けて記憶するように構成されている。
「移動端末ID」は、移動端末MSの識別情報を示し、「1x用基地局ID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っている1x用基地局の識別情報を示し、「1x用ネットワークID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っている1x用基地局が接続されている移動交換局の識別情報を示し、「EV-DO用基地局ID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っているEV-DO用基地局の識別情報を示し、「EV-DO用ネットワークID」は、当該移動端末MSが位置登録処理を行っているEV-DO用基地局が接続されている移動交換局の識別情報を示す。
また、「3G1Xプロトコル動作状況」は、当該移動端末MSにおいて3G1Xプロトコルが使用されているか否かについて示す。
移動端末データベース1は、1つのデータベースによって構成されていてもよいし、複数のデータベースによって構成されていてもよい。
1x用上位交換局GMSCは、1x用ネットワークを介した相手端末から移動端末MS宛ての着信があった場合、移動端末データベース1を参照して、当該移動端末MSにおいて3G1Xプロトコルが使用されているか否かについて判定する。
ここで、当該移動端末MSにおいて3G1Xプロトコルが使用されていると判断された場合、1x用上位交換局GMSCは、当該移動端末MSに関連付けられている「EV-DO用ネットワークID」によって識別されるパケット制御機能PCFに対して、1x用ネットワークを介した相手端末から移動端末MS宛ての着信があった旨を通知し、当該パケット制御機能PCFは、その旨を配下のEV-DO用基地局を介して移動端末MSに通知する。
一方、当該移動端末MSにおいて3G1Xプロトコルが使用されていないと判断された場合、1x用上位交換局GMSCは、当該移動端末MSに関連付けられている「1x用ネットワークID」によって識別される移動交換局MSCに対して、1x用ネットワークを介した相手端末から移動端末MS宛ての着信を転送し、当該移動交換局MSCは、かかる着信を配下の1x用基地局を介して移動端末MSに通知する。
また、パケット制御機能PCF又はEV-DO用上位ノードPDSNは、EV-DO用基地局から受信した3G1Xプロトコル使用要求又は3G1Xプロトコル停止要求に応じて、移動端末データベース1における「3G1Xプロトコル動作状況」を更新するように構成されている。
また、パケット制御機能PCF又はEV-DO用上位ノードPDSN、若しくは、移動交換局MSC又は1x用上位交換局GMSCは、EV-DO用基地局又は1x用基地局によって行われる位置登録処理に応じて、移動端末データベース1の内容を更新するように構成されている。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図1及び図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
図1及び図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
図5に示すように、ステップS101において、移動端末MSは、1x用基地局BS#2から、当該1x用基地局BS#2を識別する基地局ID及び当該1x用基地局BS#2に接続されている移動交換局MSC#1を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信する。
ステップS102において、移動端末MSは、位置登録処理を行っているEV-DO用基地局BS#1に対して、3G1Xプロトコルの使用開始を要求するための「3G1Xプロトコル使用要求」を送信する。
ステップS103において、EV-DO用基地局BS#1は、受信した「3G1Xプロトコル使用要求」に応じて、移動端末MSに対して、3G1Xプロトコルの使用開始を承認するための「3G1Xプロトコル使用承認」を送信する。
ここで、EV-DO用基地局BS#1に接続されているパケット制御機能PCF#1は、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「3G1Xプロトコル動作状況」を「使用中(○)」に変更する。
ステップS104において、移動端末MSは、受信した「3G1Xプロトコル使用承認」に応じて、3G1Xプロトコルの使用を開始し、EV-DO用基地局BS#1に対して、ステップS101で受信した報知情報に含まれている「基地局ID」によって識別される1x用基地局BS#2に対して位置登録処理を行うための位置登録要求を通知するための「3G1X Service Packet」を送信する。
ステップS105において、EV-DO用基地局BS#1は、移動端末MSについての1x用基地局BS#2に対する位置登録処理を行うことによって、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「1x用基地局ID」に1x用基地局BS#2を設定する。
ステップS106において、EV-DO用基地局BS#1は、移動端末MSに対して、1x用基地局BS#2に対する位置登録処理が完了したことを示す位置登録完了応答を通知するための「3G1X Service Packet」を送信する。
移動端末MSは、ステップS107において、3G1Xプロトコルの使用が開始されてから一定時間の経過を測定するためのタイマを開始し、ステップS108において、GPS情報を取得し、ステップS109において、3G1Xプロトコルの使用を開始してからの移動端末MSの移動距離が一定値を超えたか否かについて判定する。
かかる移動距離が一定値を超えたと判定された場合、本動作はステップS110に進み、それ以外の場合、本動作は終了する。
ステップS110において、移動端末MSは、EV-DO用基地局BS#1に対して、3G1Xプロトコルの使用停止を要求するための「3G1Xプロトコル停止要求」を送信する。
ステップS111において、EV-DO用基地局BS#1は、受信した「3G1Xプロトコル停止要求」に応じて、移動端末MSに対して、3G1Xプロトコルの使用停止を承認するための「3G1Xプロトコル停止承認」を送信する。
ここで、EV-DO用基地局BS#1に接続されているパケット制御機能PCF#1は、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「3G1Xプロトコル動作状況」を「停止中(×)」に変更する。
ステップS112において、移動端末MSは、移動したため、1x用基地局BS#2からではなく、1x用基地局BS#3から、当該1x用基地局BS#3を識別する基地局ID及び当該1x用基地局BS#3に接続されている移動交換局MSC#2を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信する。
ステップS113において、移動端末MSは、位置登録処理を行っているEV-DO用基地局BS#1に対して、3G1Xプロトコルの使用開始を要求するための「3G1Xプロトコル使用要求」を送信する。
ステップS114において、EV-DO用基地局BS#1は、受信した「3G1Xプロトコル使用要求」に応じて、移動端末MSに対して、3G1Xプロトコルの使用開始を承認するための「3G1Xプロトコル使用承認」を送信する。
ここで、EV-DO用基地局BS#1に接続されているパケット制御機能PCF#1は、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「3G1Xプロトコル動作状況」を「使用中(○)」に変更する。
ステップS115において、移動端末MSは、ステップS105で移動端末MSが位置登録処理を行っている1x用基地局BS#2に接続されている移動交換局MSCと、ステップS112で受信した報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局MSCとが異なるか否かについて判定する。
異なると判定された場合、本動作はステップS116に進み、それ以外の場合、本動作はステップS120に進む。
ステップS116において、移動端末MSは、EV-DO用基地局BS#1に対して、ステップS112で受信した報知情報に含まれている「基地局ID」によって識別される1x用基地局BS#3に対して位置登録処理を行うための位置登録要求を通知するための「3G1X Service Packet」を送信する。
ステップS117において、EV-DO用基地局BS#1は、移動端末MSについての1x用基地局BS#3に対する位置登録処理を行うことによって、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「1x用基地局ID」に1x用基地局BS#3を設定し、当該移動端末MSの「1x用ネットワークID」に移動交換局MSC#2を設定する。
ステップS118において、EV-DO用基地局BS#1は、移動端末MSに対して、1x用基地局BS#3に対する位置登録処理が完了したことを示す位置登録完了応答を通知するための「3G1X Service Packet」を送信する。
ステップS119において、3G1Xプロトコルの使用が開始されてから一定時間の経過を測定するためのタイマを開始する。
ステップS120において、1x用上位交換局GMSCとEV-DO用上位ノードPDSNとパケット制御機能PCF#1とを介して、EV-DO用基地局BS#1に対して、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることが通知されると、EV-DO用基地局BS#1は、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることを通知するための「3G1X Service Packet」を、移動端末MSに対して送信する。
ステップS121において、移動端末MSは、EV-DO用基地局BS#1に対して、3G1Xプロトコルの使用停止を要求するための「3G1Xプロトコル停止要求」を送信する。
ステップS122において、EV-DO用基地局BS#1は、受信した「3G1Xプロトコル停止要求」に応じて、移動端末MSに対して、3G1Xプロトコルの使用停止を承認するための「3G1Xプロトコル停止承認」を送信する。
ここで、EV-DO用基地局BS#1に接続されているパケット制御機能PCF#1は、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「3G1Xプロトコル動作状況」を「停止中(×)」に変更する。
ステップS123において、移動交換局MSC#2配下の1x用基地局BS#3は、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を通知する。
ステップS124において、移動端末MSは、1x用基地局BS#3からの着信通知に対して応答することによって、1x用ネットワークを介して発信端末との間の通信を開始する。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る移動通信システムによれば、所定条件が満たされた場合(3G1Xプロトコルの使用を開始してからの移動端末MSの移動距離が一定値を超えた場合)に、EV-DO用基地局BS#1から、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることが通知されていない場合であっても、当該移動端末MSについて異なる移動交換局MSC#1及び#2配下の1x用基地局BS#2及び#3間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、かかる「1xハンドオフ処理」を行っておくため、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を受信できない可能性を低減することができる。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、所定条件が満たされた場合(3G1Xプロトコルの使用を開始してからの移動端末MSの移動距離が一定値を超えた場合)に、EV-DO用基地局BS#1から、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることが通知されていない場合であっても、当該移動端末MSについて異なる移動交換局MSC#1及び#2配下の1x用基地局BS#2及び#3間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、かかる「1xハンドオフ処理」を行っておくため、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を受信できない可能性を低減することができる。
(本発明の第1の実施形態の変更例1)
図6を参照して、本発明の第1の実施形態の変更例1に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
図6を参照して、本発明の第1の実施形態の変更例1に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
本変更例に係る移動通信システムの構成は、移動端末MSの3G1Xプロトコル制御部17hが、タイマ満了検出部17eからの指示に応じて、3G1Xプロトコルの使用を開始してから一定時間が経過したことを検出した場合、上述の所定条件が満たされたと判断するように構成されている点を除いて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成と同様である。
以下、図6を参照して、本発明の第1の実施形態の変更例1に係る移動通信システムの動作について説明する。
図6に示すように、ステップS201乃至S208の動作は、上述のステップS101乃至S108の動作と同一である。
ステップS209において、移動端末MSは、3G1Xプロトコルの使用を開始してから一定時間が経過したか否かについて判定する。
一定時間が経過したと判定された場合、本動作はステップS210に進み、それ以外の場合、本動作は終了する。
ステップS210乃至S224の動作は、上述のステップS110乃至S124の動作と同一である。
本変更例に係る移動通信システムによれば、所定条件が満たされた場合(3G1Xプロトコルの使用を開始してから一定時間が経過したことを検出した場合)に、EV-DO用基地局BS#1から、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることが通知されていない場合であっても、当該移動端末MSについて異なる移動交換局MSC#1及び#2配下の1x用基地局BS#2及び#3間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、かかる「1xハンドオフ処理」を行っておくため、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を受信できない可能性を低減することができる。
(本発明の第1の実施形態の変更例2)
図7を参照して、本発明の第1の実施形態の変更例2に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
図7を参照して、本発明の第1の実施形態の変更例2に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
本変更例に係る移動通信システムの構成は、移動端末MSの3G1Xプロトコル制御部17hが、EX-DOハンドオフ制御部17dからの指示に応じて、移動端末MSが通信を行うEV-DO用基地局がハンドオフによって切り替わったことを検出した場合、上述の所定条件が満たされたと判断するように構成されている点を除いて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成と同様である。
以下、図7を参照して、本発明の第1の実施形態の変更例2に係る移動通信システムの動作について説明する。
図7に示すように、ステップS301乃至S308の動作は、上述のステップS101乃至S108の動作と同一である。
ステップS309において、移動端末MSは、移動端末MSが通信を行うEV-DO用基地局がハンドオフによって切り替わった否かについて判定する。
移動端末MSが通信を行うEV-DO用基地局がハンドオフによって切り替わったと判定された場合、本動作はステップS310に進み、それ以外の場合、本動作は終了する。
ステップS310乃至S324の動作は、上述のステップS110乃至S124の動作と同一である。
本変更例に係る移動通信システムによれば、所定条件が満たされた場合(移動端末MSが通信を行うEV-DO用基地局がハンドオフによって切り替わったことを検出した場合)に、EV-DO用基地局BS#1から、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信があることが通知されていない場合であっても、当該移動端末MSについて異なる移動交換局MSC#1及び#2配下の1x用基地局BS#2及び#3間で「1xハンドオフ処理」を行う必要性が生じている場合、かかる「1xハンドオフ処理」を行っておくため、1x用ネットワークを介した発信端末から移動端末MS宛ての着信を受信できない可能性を低減することができる。
(本発明の第2の実施形態に係る移動通信システム)
図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。以下、本実施形態に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。以下、本実施形態に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
以下、図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
ステップS401乃至S412の動作は、上述のステップS101乃至S112の動作と同一である。
ステップS413において、移動端末MSは、ステップS405で移動端末MSが位置登録処理を行っている1x用基地局BS#2に接続されている移動交換局MSCと、ステップS412で受信した報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局MSCとが異なるか否かについて判定する。
異なると判定された場合、本動作はステップS414に進み、それ以外の場合、本動作はステップS420に進む。
ステップS414において、移動端末MSは、EV-DO用基地局BS#1を介することなく、ステップS412で受信した報知情報に含まれている「基地局ID」によって識別される1x用基地局BS#3に対して、位置登録処理を行うための位置登録要求を通知するための「Registration Message」を送信する。
ステップS415において、1x用基地局BS#3は、移動端末MSについての1x用基地局BS#3に対する位置登録処理を行うことによって、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「1x用基地局ID」に1x用基地局BS#3を設定し、当該移動端末MSの「1x用ネットワークID」に移動交換局MSC#2を設定する。
ステップS416において、1x用基地局BS#3は、移動端末MSに対して、1x用基地局BS#3に対する位置登録処理が完了したことを示す位置登録完了応答を通知するための「Registration Message」を送信する。
ステップS417において、移動端末MSは、位置登録処理を行っているEV-DO用基地局BS#1に対して、3G1Xプロトコルの使用開始を要求するための「3G1Xプロトコル使用要求」を送信する。
ステップS418において、EV-DO用基地局BS#1は、受信した「3G1Xプロトコル使用要求」に応じて、移動端末MSに対して、3G1Xプロトコルの使用開始を承認するための「3G1Xプロトコル使用承認」を送信する。
ここで、EV-DO用基地局BS#1に接続されているパケット制御機能PCF#1は、移動端末データベース1において、当該移動端末MSの「3G1Xプロトコル動作状況」を「使用中(○)」に変更する。
ステップS419乃至S424の動作は、上述のステップS119乃至S124の動作と同一である。
(本発明の第2の実施形態の変更例1)
図9を参照して、本発明の第2の実施形態の変更例1に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
図9を参照して、本発明の第2の実施形態の変更例1に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
本変更例に係る移動通信システムの構成は、移動端末MSの3G1Xプロトコル制御部17hが、タイマ満了検出部17eからの指示に応じて、3G1Xプロトコルの使用を開始してから一定時間が経過したことを検出した場合、上述の所定条件が満たされたと判断するように構成されている点を除いて、上述した本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムの構成と同様である。
以下、図9を参照して、本発明の第2の実施形態の変更例1に係る移動通信システムの動作について説明する。
図9に示すように、ステップS501乃至S508の動作は、上述のステップS401乃至S408の動作と同一である。
ステップS509において、移動端末MSは、3G1Xプロトコルの使用を開始してから一定時間が経過したか否かについて判定する。
一定時間が経過したと判定された場合、本動作はステップS510に進み、それ以外の場合、本動作は終了する。
ステップS510乃至S524の動作は、上述のステップS410乃至S424の動作と同一である。
(本発明の第2の実施形態の変更例2)
図10を参照して、本発明の第2の実施形態の変更例2に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
図10を参照して、本発明の第2の実施形態の変更例2に係る移動通信システムについて説明する。以下、本変更例に係る移動通信システムについて、上述した本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムとの相違点を主として説明する。
本変更例に係る移動通信システムの構成は、移動端末MSの3G1Xプロトコル制御部17hが、EX-DOハンドオフ制御部17dからの指示に応じて、移動端末MSが通信を行うEV-DO用基地局がハンドオフによって切り替わったことを検出した場合、上述の所定条件が満たされたと判断するように構成されている点を除いて、上述した本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムの構成と同様である。
以下、図10を参照して、本発明の第2の実施形態の変更例2に係る移動通信システムの動作について説明する。
図10に示すように、ステップS601乃至S608の動作は、上述のステップS401乃至S408の動作と同一である。
ステップS609において、移動端末MSは、移動端末MSが通信を行うEV-DO用基地局がハンドオフによって切り替わった否かについて判定する。
移動端末MSが通信を行うEV-DO用基地局がハンドオフによって切り替わったと判定された場合、本動作はステップS610に進み、それ以外の場合、本動作は終了する。
ステップS610乃至S624の動作は、上述のステップS410乃至S424の動作と同一である。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
MS…移動端末
11…表示部
12…キー入力部
13…記憶部
13a…位置情報記憶部
14…1x用送受信部
15…EV-DO用送受信部
16…切替部
17…制御部
17a…EV-DO報知情報取得部
17b…GPS情報取得部
17c…位置情報取得部
17d…EV-DOハンドオフ制御部
17e…タイマ満了検出部
17f…1x報知情報取得部
17g…1xハンドオフ制御部
17h…3G1Xプロトコル制御部
18…送受信アンテナ
19…GPS機能部
11…表示部
12…キー入力部
13…記憶部
13a…位置情報記憶部
14…1x用送受信部
15…EV-DO用送受信部
16…切替部
17…制御部
17a…EV-DO報知情報取得部
17b…GPS情報取得部
17c…位置情報取得部
17d…EV-DOハンドオフ制御部
17e…タイマ満了検出部
17f…1x報知情報取得部
17g…1xハンドオフ制御部
17h…3G1Xプロトコル制御部
18…送受信アンテナ
19…GPS機能部
Claims (7)
- 移動端末が、パケット交換ネットワーク用基地局を介して回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように規定されているプロトコルを使用して通信を行う移動通信方法であって、
前記移動端末が、前記プロトコルの使用を開始した後、パケット交換ネットワーク用基地局を介して、第1の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行う工程と、
所定条件が満たされた場合、前記移動端末が、前記プロトコルの使用を停止して、第2の回線交換ネットワーク用基地局から、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信する工程と、
前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記移動端末が、前記第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行う工程と、
前記移動端末が、前記プロトコルの使用を再開する工程とを有することを特徴とする移動通信方法。 - 前記プロトコルの使用を開始してからの前記移動端末の移動距離が一定値を超えた場合、前記所定条件が満たされたと判断することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
- 前記プロトコルの使用を開始してから一定時間が経過した場合、前記所定条件が満たされたと判断することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
- 前記移動端末が通信を行う前記パケット交換ネットワーク用基地局がハンドオフによって切り替わった場合、前記所定条件が満たされたと判断することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
- 前記移動端末は、前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記パケット交換ネットワーク用基地局に対して位置登録要求を送信することによって、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動通信方法。
- 前記移動端末は、前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記パケット交換ネットワーク用基地局を介することなく、前記第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録要求を送信することによって、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動通信方法。
- パケット交換ネットワーク用基地局を介して回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように規定されているプロトコルを使用して通信を行う移動端末であって、
前記プロトコルの使用を開始した後、パケット交換ネットワーク用基地局を介して、第1の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように構成されている位置登録処理部と、
所定条件が満たされた場合、前記移動端末が、前記プロトコルの使用を停止して、第2の回線交換ネットワーク用基地局から、該第2の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局を識別するネットワークIDを含む報知情報を受信するように構成されている報知情報取得部とを具備し、
前記位置登録処理部は、前記第1の回線交換ネットワーク用基地局に接続されている移動交換局と、受信した前記報知情報に含まれているネットワークIDによって識別される移動交換局とが異なる場合、前記第2の回線交換ネットワーク用基地局に対して位置登録処理を行うように構成されていることを特徴とする移動端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006019474A JP2007201923A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 移動通信方法及び移動端末 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006019474A JP2007201923A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 移動通信方法及び移動端末 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006019474A patent/JP2007201923A/ja active Pending
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