JP2007199302A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Tomonobu Yoshikawa
智延 吉川
Shunsuke Kimura
俊介 木村
Yoshito Miyatake
義人 宮武
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Abstract

【課題】1つの画面上で低輝度領域と高輝度領域とを同時に表示できる投写型表示装置を提供する。
【解決手段】投写型表示装置50は、光源1と、照明光学系2と、液晶パネル4と、投写レンズ5と、スクリーン49とを備えている。照明光学系2は、光源1から出射した光束を取り込み、取り込んだ光束により被照明領域を照明する。液晶パネル4は、電気信号に応じて光学像が形成される被照明領域を有している。投写レンズ5は液晶パネル4から出射した光束を拡大投写する。スクリーン49は投写レンズ5からの投写光を受ける。照明光学系2は、透過領域19と透過領域19よりも透過率が低い減光領域18とを有する部分減光素子16を有している。部分減光素子16は液晶パネル4近傍の光路上に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大画面の電子画像を表示するとともに面光源としても使用できる投写型表示装置に関する。
医療現場では人体内部の検査のためにX線を用いた方法が用いられている。本来不可視のX線を可視化する方法として、X線が銀塩フィルムを感光させる現象を利用する方法と、X線が蛍光物質から蛍光を発生させる現象を利用する方法とがある。前者はレントゲンフィルムとして保存され、後者は蛍光物質を付着させた平板に可視画像を形成し、その可視画像を電子化し、電子画像データであるレントゲン画像として保存される。レントゲンフィルムは白色光の面光源としてのシャーカステンの前面に装着して観察され、電子画像データはCRTモニタや液晶モニタに表示させて観察される。
しかし、レントゲンフィルムとレントゲン画像とを頻繁に観察する場合、面光源としてのシャーカステンと、CRTモニタや液晶モニタなどの表示装置とを1つの場所に設置することになり、広い設置スペースが必要となる。
そこで、レントゲンフィルムとレントゲン画像との両方を観察できるCRTモニタが提案されている(例えば、特許文献1)。このCRTモニタでは、レントゲン画像を観察する場合にはCRT画面上にレントゲン画像が表示され、レントゲンフィルムを観察する場合にはCRTモニタの画面全体に白色の電子画像が表示され、CRTモニタの前面にレントゲンフィルムを置いてフィルムを透過する光を観察する。
特開平7−299056号公報
レントゲンフィルムには大小様々な大きさがあり、例えば大きなものとして胸部X線撮影用の半切サイズ(356mm×432mm)のフィルムがある。医療現場においては、患部の時間的変化を見るために、複数のレントゲンフィルム同士や複数のレントゲン画像同士を並べて比較したり、あるいはレントゲンフィルムとレントゲン画像とを並べて比較する場合がある。
しかし、特許文献1に開示されているCRTモニタでは、半切サイズのレントゲンフィルムを1枚しか観察することができない。複数のレントゲンフィルムを観察するために複数のCRTモニタや液晶モニタを並べることが考えられるが、この場合、隣接する表示画像の間に何も表示されない無効な領域が存在するために、隣接する2つの画像を比較しにくい。また、モニタの大型化が考えられるが、設置スペースが拡大したり製造コストが高くなるため現実的ではない。
また、表示画面の大型化が比較的容易な投写型表示装置を用いることが考えられるが、レントゲンフィルム同士やレントゲン画像同士を並べて表示することはできても、レントゲンフィルムとレントゲン画像とを並べて比較することは難しい。なぜなら、レントゲンフィルムを見る場合とレントゲン画像を見る場合とでは、それぞれの最適な画面の輝度が異なるためである。例えば、画面上の輝度をレントゲン画像を見るのに最適な輝度に調整しても、レントゲンフィルムの最大透過率が低いため、レントゲンフィルムの面光源としては輝度が足りなくなり、外光に邪魔されて重要な部分が見にくくなる。逆に、レントゲンフィルム用の面光源として最適な輝度に調整しても、レントゲン画像を見る場合には輝度が高くなり過ぎてしまい、画面に表示された微妙な陰影に気がつかなかったり、あるいは観察者の眼が疲れる。
このように、1台の投写型表示装置を用いてレントゲンフィルムとレントゲン画像とを並べて比較するためには、1つの画面上で低輝度領域と高輝度領域とを同時に表示する必要があるが、投写型表示装置やCRTモニタなどの従来の電子モニタでは、この課題は解決されていない。
本発明の課題は、1つの画面上で低輝度領域と高輝度領域とを同時に表示できる投写型表示装置を提供することにある。
第1の発明に係る投写型表示装置は、光源と、照明光学系と、ライトバルブと、投写レンズと、スクリーンと、部分減光素子とを備えている。照明光学系は光源から出射した光束を取り込み、取り込んだ光束を利用して被照明領域を照明する。ライトバルブは、電気信号に応じて光学像が形成される被照明領域を有している。投写レンズはライトバルブから出射した光束を拡大投写する。スクリーンは投写レンズからの投写光を受ける。部分減光素子は、透過領域と、透過領域よりも透過率が低い減光領域とを有しており、ライトバルブ近傍の光路上に配置されている。
この投写型表示装置では、光源から出射した光束が照明光学系に取り込まれ、照明光学系によりライトバルブの被照明領域が照明される。このとき、部分減光素子がライトバルブ近傍の光路上に配置されており、減光領域は透過領域よりも透過率が低いため、部分減光素子により照明光が部分的に減光される。これにより、この投写型表示装置では、減光領域に対応する低輝度領域と透過領域に対応する高輝度領域とを1つのスクリーン上に同時に表示することができる。
第2の発明に係る投写型表示装置は、第1の発明において、減光領域に金属薄膜が形成されている。
これにより、所望の透過率を精度良く実現できると共に耐熱性など優れた環境特性を実現できる。
第3の発明に係る投写型表示装置は、第1または第2の発明において、ライトバルブが透過領域および減光領域に対応する複数の表示領域を有している。
第4の発明に係る投写型表示装置は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、異なる領域に減光領域が配置された複数の部分減光素子と、複数の部分減光素子を駆動するための部分減光素子駆動機構と、複数の部分減光素子のうちいずれか1つを選択するための素子選択部と、部分減光手段駆動機構および素子選択部に接続され、素子選択部により選択された部分減光素子が光路上に挿入されるように部分減光素子駆動機構の動作を制御する駆動制御部とをさらに備えている。
これにより、スクリーン上に投影される減光領域の配置を複数のパターンの中から選択することができ、低輝度領域および高輝度領域の配置を選択することができる。
第5の発明に係る投写型表示装置は、第4の発明において、部分減光素子と形状が略同一であり単位領域の全面が減光領域で覆われている全面減光素子と、部分減光素子と形状が略同一であり単位領域の全面が透過領域で覆われている全面透過素子とをさらに備えている。素子選択部は、複数の部分減光素子、全面減光素子および全面透過素子のうちいずれか1つを選択可能である。駆動制御部は、複数の部分減光素子、全面減光素子および全面透過素子のうち素子選択部により選択されたいずれか1つの素子が光路上に挿入されるように部分減光素子駆動機構の動作を制御する。
これにより、低輝度領域および高輝度領域の配置を選択することができることに加えて、スクリーン上の全面を低輝度領域および高輝度領域のいずれか一方にすることもできる。
第6の発明に係る制御装置は、ライトバルブと、ライトバルブ近傍の光路上に配置されライトバルブへの照明光を部分的に減光する減光領域を有する複数の部分減光素子と、ライトバルブから出射した光束が投写されるスクリーンと、複数の部分減光素子を光路上に挿脱可能に駆動する素子駆動機構とを備えた投写型表示装置の制御装置である。この制御装置は、素子選択部と、素子駆動部と、駆動制御部とを備えている。素子選択部は異なる減光領域を有する複数の部分減光素子のうちいずれか1つを選択する。素子駆動部は、素子駆動機構に接続され、素子駆動機構を作動させる。駆動制御部は、素子選択部および素子駆動部に接続され、素子選択部からの信号に応じて、素子選択部において選択された部分減光素子が光路上に挿入されるように素子駆動部へ信号を出力する。
この制御装置では、異なる減光領域を有する複数の部分減光素子のうち1つが光路上に挿入され、挿入された部分減光素子により照明光が部分的に減光される。これにより、スクリーン上に低輝度領域と高輝度領域とが同時に表示される。そして、異なる減光領域を有する複数の部分減光素子の中から所望の減光領域を有する部分減光素子を選択することができるため、低輝度領域および高輝度領域の配置を自由に選択することができる。
第7の発明に係る制御装置は、第6の発明において、投写型表示装置が、ライトバルブおよび駆動制御部に接続され、電気信号に応じた光学像をライトバルブに形成させるライトバルブ駆動部をさらに備えている。駆動制御部は、素子選択部からの信号に応じて、減光領域以外の領域に対応するスクリーンの表示領域に単一色からなる画像が表示されるようにライトバルブ駆動部へ信号を出力する。
これにより、選択された部分減光素子の減光領域の配置に応じて、スクリーン上の高輝度領域に白色などの単一色からなる画像が自動的に表示され、高輝度領域を面光源として使用することができる。
第8の発明に係る制御方法は、ライトバルブと、ライトバルブ近傍の光路上に配置されライトバルブへの照明光を部分的に減光する減光領域を有する複数の部分減光素子と、ライトバルブから出射した光束が投写されるスクリーンと、複数の部分減光素子を光路上に挿脱可能に駆動する素子駆動機構とを備えた投写型表示装置の制御方法である。この制御方法は、異なる減光領域を有する複数の部分減光素子のうちいずれか1つを選択する素子選択工程と、選択された部分減光素子を光路上に挿入する素子挿入工程とを含んでいる。
この制御方法では、異なる減光領域を有する複数の部分減光素子のうち1つが光路上に挿入され、挿入された部分減光素子により照明光が部分的に減光される。これにより、スクリーン上に低輝度領域と高輝度領域とが同時に表示される。そして、異なる減光領域を有する複数の部分減光素子の中から所望の減光領域を有する部分減光素子を選択することができるため、低輝度領域および高輝度領域の配置を自由に選択することができる。
第9の発明に係る制御方法は、第8の発明において、選択された部分減光素子に応じて、減光領域以外の領域に対応するスクリーンの表示領域に単一色からなる画像が表示される単一色表示工程とをさらに含んでいる。
これにより、選択された部分減光素子の減光領域の配置に応じて、スクリーン上の高輝度領域に白色などの単一色からなる画像が自動的に表示され、高輝度領域を面光源として使用することができる。
本発明に係る投写型表示装置であれば、透過領域および減光領域を有する部分減光素子を備えているため、減光領域に対応する低輝度領域と透過領域に対応する高輝度領域とをスクリーン上に同時に表示することができる。これにより、1つの装置でレントゲンフィルムとレントゲン画像とを並べて比較することができる。
また、本発明に係る投写型表示装置の制御装置および制御方法であれば、異なる減光領域を有する複数の部分減光素子から所望の減光領域を有する部分減光素子を選択することができるため、スクリーン上の低輝度領域と高輝度領域の配置を自由に選択することができる。
<1>第1実施形態
(1)投写型表示装置の全体構成
図1〜図6を用いて、本発明の第1実施形態に係る投写型表示装置について説明する。図1に本発明の第1実施形態に係る投写型表示装置50の概略構成図、図2に部分減光素子16の斜視図、図3に第1および第2レンズアレイ板10、11の斜視図、図4に偏光変換光学系12を構成するプリズム板21の斜視図、図5に部分減光素子16周辺の構成図、図6に表示領域の対応関係の説明図を示す。
投写型表示装置50は、スクリーン上に複数の電子画像を並べて表示できる装置であり、図1に示すように、光源1と、照明光学系2と、偏光ビームスプリッタ3と、部分減光素子16と、ライトバルブとしての液晶パネル4と、投写レンズ5と、スクリーン49とから主に構成されている。本実施形態に係る投写型表示装置50は、例えばスクリーン49上の横方向に3枚の電子画像を並べて表示できる。
1)光源
光源1は、ランプ6と、凹面鏡7とから主に構成されている。ランプ6は例えば超高圧水銀ランプである。凹面鏡7はガラス製基材から構成されており、内面8が回転楕円面となっており、内面8には可視光を反射し赤外光を透過させる光学多層膜が蒸着されている。凹面鏡7の中央にはランプ6の発光管を貫通させるための窓が設けられている。ランプ6と凹面鏡7とは、ランプ6の発光体の中心が凹面鏡7の第1焦点と一致するように一体化されている。
2)照明光学系
照明光学系2は、光源1から出射する光束を取り込むとともに取り込んだ光束により被照明領域を照明するための光学系であり、図1に示すように、コリメータレンズ9と、第1および第2レンズアレイ板10,11と、偏光変換光学系12と、補正レンズ13と、平面ミラー14と、フィールドレンズ15とから主に構成されている。
コリメータレンズ9は、光源1から出射する光束を平行光束に変換するためのレンズであり、図1に示すように凹面鏡7の出射側に配置されている。コリメータレンズ9は、例えばガラス製の両凹レンズであり、その入射側焦点が凹面鏡7の第2焦点とほぼ一致するように配置されている。凹面鏡7の第1焦点から出射して凹面鏡7の内面8で反射した光束は、凹面鏡7の第2焦点を通過してコリメータレンズ9に入射し、コリメータレンズ9から光軸A1と平行に出射する。コリメータレンズ9から出射した平行光束は、第1レンズアレイ板10、第2レンズアレイ板11を順に透過して偏光変換光学系12に入射する。
第1レンズアレイ板10は、コリメータレンズ9からの平行光束を複数の部分光束に分割するためのレンズであり、図3に示すように、出射面には複数の第1微小レンズ26がマトリックス状に形成されており、入射面には平面20が形成されている(図5参照)。各第1微小レンズ26は、有効領域が長方形の正レンズであり、曲率半径がすべて略同一となっている。本実施形態においては、水平方向に5個、垂直方向に11個の第1微小レンズ26がマトリックス状に配置されている。
第2レンズアレイ板11は、第1レンズアレイ板10と同一の形状を有しており、図3に示すように、第1微小レンズ26に対応する複数の第2微小レンズ29を有している。図5に示すように、第2レンズアレイ板11は第2微小レンズ29が形成されている面が入射側を向くように、そして各第2微小レンズ29が各第1微小レンズ26に対応するように配置されている。より具体的には、対応する第1微小レンズ26および第2微小レンズ29の光軸28、30が略一致するように、第2レンズアレイ板11は配置されている。
偏光変換光学系12は、第2レンズアレイ板11から出射した複数の部分光束を高効率で直線偏光に変換するための光学系であり、図1および図5に示すように、第2レンズアレイ板11の出射側近傍に配置されている。図4および図5に示すように、偏光変換光学系12は、プリズム板21と、1/2波長板22とから主に構成されている。プリズム板21は、プリズムの集合体であり、断面が平行四辺形である複数のプリズム23を接着して形成されている。偏光変換光学系12は2つの平行平板をプリズム23の断面が左右対称となるように接着して形成されている。各接着面には偏光方向により反射率が変化する偏光選択性多層膜24と可視光を反射する誘電体多層膜25とが交互に蒸着されている。本実施形態においては平行四辺形の2つの頂角は45°である。プリズム板21の出射面の偏光選択性多層膜24を直進した光が通過する領域には、光学軸がプリズム23の稜線に対して45°となるように5枚の1/2波長板22が接着されている。
図5に示すように、偏光変換光学系12は、各偏光選択性多層膜24が第2レンズアレイ板11の各第2微小レンズ29に対応するように配置されている。より具体的には、各偏光選択性多層膜24の幅方向(図5の上下方向)の中心線が各第2微小レンズ29の光軸30と略一致するように、偏光変換光学系12は配置されている。
補正レンズ13およびフィールドレンズ15は、偏光変換光学系12から出射した複数の部分光束を液晶パネル4上に合成するためのレンズである。平面ミラー14は、補正レンズ13から出射した光軸A1に平行な光束を光軸A2に平行な方向に折り曲げる。本実施形態では平面ミラー14による光束の折り曲げ角度は90°である。
以上の構成により、この照明光学系2では、被照明領域を高効率で照明することができるとともに、部分減光素子16により光源1から入射した光束を部分的に減光することができる。
3)偏光ビームスプリッタ
偏光ビームスプリッタ3は、照明光学系2からの照明光を所望の偏光成分に変換し液晶パネル4に照射するための光学系であり、図1に示すように、2つのプリズム31、32と、偏光板34と、1/4波長板35とから主に構成されている。2つのプリズム31、32は断面が直角三角形であり、互いに接着されている。プリズム31、32の接着面には偏光方向により反射率が変化する偏光選択性多層膜33が蒸着されている。プリズム31から偏光選択性多層膜33に自然光が入射すると、P偏光成分は偏光選択性多層膜33を直進し、S偏光成分は偏光選択性多層膜33により光軸A3に平行は方向へ反射され、反射型の液晶パネル4に入射する。
プリズム31の入射面には偏光板34が貼付されており、プリズム32の液晶パネル4に対向する出射面には1/4波長板35が貼付されている。偏光板34は、偏光方向がランダムな自然光が入射すると、直線偏光に近い光を出射する。1/4波長板35は、偏光方向が所定の方向を向いた直線偏光が入射すると円偏光を出射する。1/4波長板35は光学軸を偏光ビームスプリッタ3の入射光軸を含む平面と垂直となるように、反射光軸を含む平面と平行となるように配置されている。ここで入射光軸とは偏光板34から偏光ビームスプリッタ3の偏光板34が貼付される面に垂直な有効領域の中心を通る直線であり、反射光軸とは入射光軸に沿って進む光線が偏光選択性多層膜で反射した光線に一致する直線である。
偏光ビームスプリッタ3に、入射光軸と反射光軸とを含む平面から傾斜した光線が入射した場合、液晶パネル4に入射する光線のS偏光の方位と、液晶パネル4から出射する反射光線のS偏光の方位が平行にならないことから、コントラストが低くなるという現象が見られる。この問題は、上述したように1/4波長板を用いることにより解決される。
4)部分減光素子
本発明に係る投写型表示装置50では、液晶パネル4近傍の光路上に部分減光素子16が配置されていることに特徴を有している。具体的には、部分減光素子16は、液晶パネル4に入射する光束を部分的に減光するための素子であり、図1に示すように後述する液晶パネル4の入射側の近傍に配置されている。図2に示すように、部分減光素子16は、1枚のガラス板16aから主に構成されており、透過領域19と、透過領域19に隣接して配置された減光領域18とを有している。
光源1から出射する光量は、透過領域19を透過した光束によりスクリーン49に白色の画像を表示した場合に、スクリーン49が面光源として最適な輝度になるように設定されている。また、減光領域18は透過領域19よりも透過率が低く、減光領域18の透過率は、減光領域18を透過した光束によりスクリーン49上に画像を表示した場合に、画像の輝度が最も観察しやすい輝度になるように設定されている。本実施形態においては、減光領域18において所望の透過率を実現するために、例えば減光領域18に対応するガラス板16aの出射面に金属薄膜が形成されている。言い換えると、透過領域19に対応するガラス板16aの出射面には金属薄膜は形成されていない。この金属薄膜により、所望の透過率を精度良く実現できると共に、耐熱性などの優れた環境特性を実現できる。
5)液晶パネル
液晶パネル4は、電子画像データに基づいて光学像を形成するためのもので、本実施形態では反射型液晶パネルを採用している。図6に示すように、本実施形態の液晶パネル4は、3つの表示領域4a、4b、4cを有しており、異なる電子画像に対応する光学像を各表示領域4a、4b、4cに形成することができる。後述するように、液晶パネル4の表示領域4aは部分減光素子16の減光領域18に対応しており、表示領域4b、4cは透過領域19に対応している。
液晶パネル4は単結晶シリコン基板とガラス板との間に液晶が封入されており、シリコン基板には画素を形成するマトリックス状の反射電極が設けられている。また、反射電極の下には信号電圧を取り込むスイッチング回路と信号電圧を保持する回路とが形成されており、画像表示領域の周囲には駆動回路が形成されている。液晶は例えば垂直配向液晶であり、液晶層に電圧が印加されない場合には液晶は等方性を有し、液晶層に電圧が印加された場合は液晶は複屈折性を有する。こうして、所定の偏光方向の直線偏光を液晶パネル4に入射させると、各画素の印加電圧により各画素からの反射光の偏光状態が変化し、液晶パネル4に電子画像の電気信号に対応して複屈折性の変化として光学像が形成される。
複屈折性の変化としての光学像を輝度変化としての画像に変換するには、偏光子と検光子とが必要である。偏光子は、自然光から直線偏光を取り出して、直線偏光を液晶パネル4に入射させる。検光子は液晶パネル4からの反射光から直線偏光を取り出す。ここでは、液晶パネル4が反射型であり、入射光の光路と反射光の光路とが重なるため、光路分離が可能な偏光ビームスプリッタ3が偏光子と検光子とを兼ねている。
なお、液晶パネル4に入射させる光は直線偏光に近いほど望ましく、そのために偏光ビームスプリッタ3の入射側にさらに偏光子(前置偏光子)を配置するとよい。ここでは、前置偏光子として偏光板34を用いている。偏光板34も偏光子の一種であり、自然光が入射すると、不要偏光成分を吸収することにより直線偏光に近い光を出射する。前置偏光子を用いることにより投写画像のコントラストを良好にすることができる。
5)投写レンズおよびスクリーン
投写レンズ5は、液晶パネル4からの反射光をスクリーン49に拡大投写する。スクリーン49は、投写レンズ5からの投写光を受けて、液晶パネル4に形成された光学像に対応する輝度変化としての画像を表示する。スクリーン49は、例えば透過型スクリーンであり、複数のレントゲンフィルムやレントゲン画像を並べて表示できるように、スクリーン49は水平方向に長い長方形を有している。図6に示すように、本実施形態のスクリーン49は3つの表示領域49a、49b、49cを有しており、表示領域49a、49b、49cはそれぞれ液晶パネル4の表示領域4a、4b、4cに対応している。すなわち、スクリーン49の表示領域49aは部分減光素子16の減光領域18に対応しており、表示領域49b、49cは透過領域19に対応している。
(3)投写型表示装置50の各光学系の作用
前述の構成を備えた投写型表示装置50の光学的な作用について説明する。
図1に示すように、光源1から出射する光束はコリメータレンズ9により平行光束に変換される。コリメータレンズ9から出射する平行光束は、第1レンズアレイ板10に入射する。第1レンズアレイ板10の各第1微小レンズ26は、第2レンズアレイ板11の各第2微小レンズ29上にランプ6の発光体の像を形成する。各第2微小レンズ29は、第1レンズアレイ板10の各第1微小レンズ26を物体として、その物体に対応する像を無限遠に形成する。各第2微小レンズ29から出射した光束は、偏光変換光学系12の各偏光選択性多層膜24に入射する。
偏光変換光学系12に入射した部分光束は、偏光選択性多層膜24により、P偏光成分が透過され、部分光束のS偏光成分は反射される。偏光選択性多層膜24を透過したP偏光成分は、1/2波長板22により偏波面が90°回転したS偏光成分に変換される。偏光選択性多層膜24により反射されたS偏光成分は、誘電体多層膜25により反射され、光軸30と略平行な方向へ出射する。これにより、偏光変換光学系12に入射した部分光束を直線偏光に近い光に高効率で変換することができる。
図1に示すように、偏光変換光学系12から出射した光束は、補正レンズ13、平面ミラー14、およびフィールドレンズ15を介して偏光ビームスプリッタ3に入射する。補正レンズ13およびフィールドレンズ15は、無限遠に形成される第1レンズアレイ板10の像を物体として、この物体に対応する実像を液晶パネル4の位置と一致させている像側焦点の位置に形成する。すなわち、偏光変換光学系12から出射した複数の部分光束を被照明領域としての液晶パネル4に重畳的に集光する。これにより、液晶パネル4の照度分布の均一性を良好とすることができる。
偏光ビームスプリッタ3に入射する光束は、偏光選択性多層膜33に対して主にS偏光成分の光であり、偏光板34によりさらにS偏光成分に近い光に変換される。このS偏光成分は偏光選択性多層膜33により反射され、1/4波長板35および部分減光素子16を透過して液晶パネル4に入射する。
液晶パネル4には、スクリーン49に表示したい画像に対応した電気信号が入力されており、電気信号に応じた光学像が形成されている。具体的には、各画素に表示したい輝度に応じた電圧が印加される。この結果、電圧が印加されていない画素からの反射光はS偏光成分のままであるため、偏光選択性多層膜33により反射されて投写レンズ5側へは出射しない。一方、電圧が印加されている画素からの反射光はP偏光成分が含まれるため、そのP偏光成分は偏光選択性多層膜33を透過し、投写レンズ5を透過して、スクリーン49に到達する。これにより、電子画像データの電気信号に応じて複屈折性の変化として液晶パネル4に形成された光学像は、偏光ビームスプリッタ3により輝度変化の画像に変換され、輝度変化の画像は投写レンズ5によりスクリーン49上に拡大投写される。
そして、この投写型表示装置50では、液晶パネル4の近傍の光路上に部分減光素子16が配置されているため、照明光は減光領域18により部分的に減光される。これにより、被照明領域において減光領域18に対応する領域のみを部分的に減光することができ、スクリーン49上に透過領域19に対応する高輝度領域と減光領域18に対応する低輝度領域とを表示することができる。
本実施形態においては図6に示すように、減光領域18は、部分減光素子16の1/3の範囲を占めており、液晶パネル4の表示領域4aおよびスクリーン49の表示領域49aに対応している。また透過領域19は、部分減光素子16の2/3の範囲を占めており、液晶パネル4の表示領域4b、4cおよびスクリーン49の表示領域49b、49cに対応している。そのため、減光領域18に対応する領域に形成された光学像はスクリーン49上では全体的に低輝度な画像として表示され、透過領域19に対応する領域に形成された光学像はスクリーン49上では全体的に高輝度な画像として表示される。したがって、減光領域18に対応する液晶パネル4の表示領域4aにレントゲン画像の電気信号を入力し、透過領域19に対応する液晶パネル4の表示領域4b、4cに白色の画像の電気信号を入力することで、スクリーン49上の表示領域49aに最適な輝度でレントゲン画像を表示できるとともに、表示領域49b、49cを高輝度の面光源として使用することができる。これにより、1台の投写型表示装置50でレントゲン画像とレントゲンフィルムとを並べて比較することができる。
<第2実施形態>
前述の第1実施形態に係る投写型表示装置50では、部分減光素子16により1つのスクリーン49上に低輝度領域と高輝度領域とを表示することができる。
しかし、低輝度領域と高輝度領域との配置のパターンが1種類しか存在せず、面光源として使用できる範囲を広げたり、あるいはレントゲン画像を表示できる範囲を広げたりすることができない。また、スクリーン全面をレントゲンフィルム用の面光源としたり、あるいはスクリーン全面に複数のレントゲン画像を表示できない。
そこで、本発明の第2実施形態に係る投写型表示装置150では、異なる減光領域を有する複数の部分減光素子を設けて、低輝度領域と高輝度領域との配置パターンに応じて、部分減光素子が選択可能となっている。図7に本発明の第2実施形態に係る投写型表示装置150の概略構成図、図8に部分減光素子の減光領域の配置パターンを示す。図7に示すように、複数の部分減光素子を設けてそれらを選択できるようにしている点を除いて、投写型表示装置150は前述の第1実施形態に係る投写型表示装置50と同じ構成を有しているため、ここでは異なる構成を中心に記載する。なお、第1実施形態に係る投写型表示装置50と同じ構成には同じ符号を付している。
図7に示すように、この投写型表示装置150は、複数の部分減光素子116と、素子駆動機構140と、制御装置147とをさらに備えている。本実施形態では、6つの部分減光素子116が液晶パネル4近傍の光路上に配置されている(図7では3つのみ記載)。6つの部分減光素子116のうち1つの部分減光素子116のみが光路上に挿入可能となっており、例えば後述する素子駆動機構140により、3つの部分減光素子116は光軸に垂直な方向にスライド可能となっている。
6つの部分減光素子116は、透過領域119および減光領域118の配置が異なっている。図8に透過領域119および減光領域118の配置パターンを示す。本実施形態では、前述の第1実施形態と同様に液晶パネル4が3つの表示領域4a、4b、4cを有しているため、低輝度領域および高輝度領域の配置のパターンとして図8に示す8種類が考えられる。部分減光素子216は図8(a)〜(f)に相当する。
素子駆動機構140は、複数の部分減光素子116を光路上に挿脱可能に移動させるための機構であり、例えば、投写型表示装置150のハウジングに固定された固定枠140aと、光路に対して垂直な方向に固定枠に対してスライド可能に配置された可動枠140bと、可動枠を固定枠に対してスライドさせるための駆動モータ140cとから構成されている。可動枠140bには複数の部分減光素子116が装着されている。駆動モータ140cにより可動枠140bをスライドさせることで、複数の部分減光素子116のうち1つを光路上に配置することができる。駆動モータ140cは素子駆動部145に接続されている。
制御装置147は、素子駆動部145と、素子選択部としての3つの選択スイッチ141と、ライトバルブ駆動部としての液晶パネル駆動部146と、ランプ駆動部144と、画像信号入力部143と、駆動制御部142とをさらに備えている。
素子駆動部145は、素子駆動機構140の動作を制御するための回路であり、駆動制御部142に接続されている。選択スイッチ141は、スクリーン49上の低輝度領域の配置を選択するためのものであり、駆動制御部142に接続されている。図9に示すように、選択スイッチ141は例えばスクリーン49の各表示領域49a、49b、49cの下側に配置されており、それぞれの表示領域49a、49b、49cについて低輝度表示および高輝度表示のいずれにするか選択することができる。液晶パネル駆動部146は、液晶パネル4に電気信号により光学像を形成させるための回路であり、液晶パネル4および駆動制御部142に接続されている。ランプ駆動部144は、ランプ6を点灯および消灯するための回路であり、駆動制御部142に接続されている。画像信号入力部143は、電気画像データを外部から受け取り駆動制御部142に出力するための回路であり、駆動制御部142および図示しない外部装置に接続されている。
ここで、この投写型表示装置150の動作について説明する。観察者が選択スイッチ141によりレントゲン画像を表示させる低輝度領域を選択すると、3つの選択スイッチ141から駆動制御部142に信号が出力される(素子選択工程)。駆動制御部142は、選択スイッチ141からの信号に応じて、どのパターンの部分減光素子116を挿入するか選択し、選択した部分減光素子116を光路上に挿入するために素子駆動部145へ信号を出力する。この結果、選択スイッチ141および駆動制御部142により選択された部分減光素子116が素子駆動機構140により光路上に挿入される(素子挿入工程)。
また、選択された部分減光素子116の透過領域119および減光領域118の配置に応じて、液晶パネル4の透過領域119に対応する領域に例えば白色の電子画像としての光学像が形成されるように、駆動制御部142は液晶パネル駆動部146へ信号を出力する(単一色表示工程)。また、液晶パネル4の減光領域118に対応する領域に画像信号入力部143に入力された電子画像としての光学像が形成されるように、駆動制御部142は液晶パネル駆動部146へ画像信号入力部143からの信号を出力する。
以上の動作により、スクリーン49上に投影される減光領域118の配置を複数のパターンの中から選択することができ、低輝度領域および高輝度領域の配置を自由に選択することができる。すなわち、スクリーン49上のどの表示領域にレントゲン画像を表示させて、どの表示領域を面光源として使用するかを選択することができる。
また、選択された部分減光素子116の減光領域118の配置に応じて、スクリーン49上の高輝度領域に白色の電子画像が自動的に表示され、高輝度領域を面光源として使用することができる。
なお、図8(g)に示す素子は、全面が透過領域119により覆われている全面透過素子151であり、全面透過素子151を選択すると、スクリーン49の全面を面光源として使用することができる。また、図8(h)に示す素子は、全面が減光領域118により覆われている全面減光素子152であり、全面減光素子152を選択すると、スクリーン49の全面に3枚のレントゲン画像を最適な輝度で表示することができる。
<その他の実施形態>
前述の実施形態は本発明の一実施例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
(1)
前述の実施形態は、光学系の構成を限定するものではない。
(2)
前述の実施形態では、ライトバルブとして反射型液晶パネルを採用しているが、これに限定されない。ライトバルブは例えば透過型液晶パネルであってもよい。
(3)
前述の実施形態では、液晶パネルやスクリーンを横方向に並んだ3つの表示領域に分割しているが、これに限定されない。例えば、液晶パネルやスクリーンがさらに多くの表示領域に分割されていてもよい。
(4)
前述の第2実施形態において説明した制御方法は、本発明に係る投写型表示装置の制御方法を限定するものではない。
本発明に係る投写型表示装置は、1つの大きな表示画面上に低輝度領域と高輝度領域とを同時に表示することができるため、レントゲンフィルムとレントゲン画像とをそれぞれ適切な輝度で観察することができ、一つの装置でレントゲンフィルムとレントゲン画像とを並べて観察し比較できる。
そのため、人体内部の情報などを記録したレントゲンフィルムとレントゲン画像との両方が混在する医療現場において非常に有用である。
また、本発明に係る投写型表示装置の制御装置および制御方法は、スクリーン上の低輝度領域と高輝度領域の配置を自由に選択することができるため、人体内部の情報などを記録したレントゲンフィルムとレントゲン画像との両方が混在する医療現場において非常に有用である。
本発明の第1実施形態に係る投写型表示装置50の概略構成図。 部分減光素子16の斜視図。 第1および第2レンズアレイ板10、11の斜視図。 偏光変換光学系12を構成するプリズム板21の斜視図。 部分減光素子16、第1および第2レンズアレイ板10、11、および偏光変換光学系12の位置関係を示す図。 表示領域の対応関係の説明図。 本発明の第2実施形態に係る投写型表示装置150の概略構成図。 部分減光素子116の減光領域18の配置パターンを示した概略図。 本発明の第2実施形態に係る投写型表示装置150の外観図。
符号の説明
1 光源
2 照明光学系
3 偏光ビームスプリッタ
4 液晶パネル(ライトバルブ)
5 投写レンズ
6 ランプ
7 凹面鏡
8 内面
9 コリメータレンズ
10 第1レンズアレイ板
11 第2レンズアレイ板
12 偏光変換光学系
13 補正レンズ
14 平面ミラー
15 フィールドレンズ
16 部分減光素子
17 単位共役領域(単位領域)
18 減光領域
19 透過領域
26 第1微小レンズ
29 第2微小レンズ
140 素子駆動機構
141 駆動制御部
142 選択スイッチ(素子選択部)
143 画像信号入力部
144 ランプ駆動部
145 素子駆動部
146 液晶パネル駆動部(ライトバルブ駆動部)
147 制御装置

Claims (9)

  1. 光源と、
    前記光源から出射した光束を取り込み、取り込んだ光束を利用して被照明領域を照明する照明光学系と、
    電気信号に応じて光学像が形成される前記被照明領域を有するライトバルブと、
    前記ライトバルブから出射した光束を拡大投写する投写レンズと、
    前記投写レンズからの投写光を受けるスクリーンと、
    透過領域と、前記透過領域よりも透過率が低い減光領域と、を有する部分減光素子とを備え、
    前記部分減光素子は、前記ライトバルブ近傍の光路上に配置されている、
    投写型表示装置。
  2. 前記減光領域には、金属薄膜が形成されている、
    請求項1に記載の投写型表示装置。
  3. 前記ライトバルブは、前記透過領域および減光領域に対応する複数の表示領域を有している、
    請求項1または2に記載の投写型表示装置。
  4. 異なる領域に前記減光領域が配置された複数の前記部分減光素子と、
    前記複数の部分減光素子のうちいずれか1つを選択する素子選択部と、
    前記複数の部分減光素子を前記光路上に挿脱可能に駆動する素子駆動機構と、
    前記素子駆動機構に接続され、前記素子駆動機構を作動させる素子駆動部と、
    前記素子駆動部および素子選択部に接続され、前記素子選択部により選択された部分減光素子が前記光路上に挿入されるように前記素子駆動部へ動作信号を出力する駆動制御部とをさらに備えた、
    請求項1から3のいずれかに記載の投写型表示装置。
  5. 前記部分減光素子と形状が略同一であり前記単位領域の全面が前記減光領域で覆われている全面減光素子と、前記部分減光素子と形状が略同一であり前記単位領域の全面が前記透過領域で覆われている全面透過素子とをさらに備え、
    前記素子選択部は、前記複数の部分減光素子、全面減光素子および全面透過素子のうちいずれか1つを選択し、
    前記駆動制御部は、前記複数の部分減光素子、全面減光素子および全面透過素子のうち前記素子選択部により選択されたいずれか1つの素子が前記光路上に挿入されるように前記素子駆動部へ動作信号を出力する、
    請求項4記載の投写型表示装置。
  6. ライトバルブと、前記ライトバルブ近傍の光路上に配置され前記ライトバルブへの照明光を部分的に減光する減光領域を有する複数の部分減光素子と、前記ライトバルブから出射した光束が投写されるスクリーンと、前記複数の部分減光素子を前記光路上に挿脱可能に駆動する素子駆動機構とを備えた投写型表示装置の制御装置であって、
    異なる前記減光領域を有する前記複数の部分減光素子のうちいずれか1つを選択する素子選択部と、
    前記素子駆動機構に接続され、前記素子駆動機構を作動させる素子駆動部と、
    前記素子選択部および素子駆動部に接続され、前記素子選択部からの信号に応じて、前記素子選択部において選択された前記部分減光素子が前記光路上に挿入されるように前記素子駆動部へ信号を出力する駆動制御部と、
    を備えた投写型表示装置の制御装置。
  7. 前記投写型表示装置は、前記ライトバルブおよび駆動制御部に接続され、電気信号に応じた光学像を前記ライトバルブに形成させるライトバルブ駆動部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、前記素子選択部からの信号に応じて、前記減光領域以外の領域に対応する前記スクリーンの表示領域に単一色からなる画像が表示されるように前記ライトバルブ駆動部へ信号を出力する、
    請求項6に記載の投写型表示装置の制御装置。
  8. ライトバルブと、前記ライトバルブ近傍の光路上に配置され前記ライトバルブへの照明光を部分的に減光する減光領域を有する複数の部分減光素子と、前記ライトバルブから出射した光束が投写されるスクリーンと、前記複数の部分減光素子を前記光路上に挿脱可能に駆動する素子駆動機構とを備えた投写型表示装置の制御方法であって、
    異なる前記減光領域を有する前記複数の部分減光素子のうちいずれか1つを選択する素子選択工程と、
    前記選択された部分減光素子を前記光路上に挿入する素子挿入工程と、
    を含む投写型表示装置の制御方法。
  9. 前記選択された部分減光素子に応じて、前記減光領域以外の領域に対応する前記スクリーンの表示領域に単一色からなる画像が表示される単一色表示工程とをさらに含む、
    請求項8に記載の投写型表示装置の制御方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010169914A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Seiko Epson Corp プロジェクター
JP2015232611A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 セイコーエプソン株式会社 偏光変換素子、及びプロジェクター

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