JP2007197041A - ボトル容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットボトル等の飲料容器内に飲料等の液体を収容した状態で冷凍庫内に横置き保管して液体を凍結させたとしても、空気抜き用、或いは内圧上昇緩和用の第2の開口部を設けることにより、凍結膨張によって容器が破損することを防止できる。
【解決手段】縦置き時における設置面となる底面3を備えた中空の容器本体2と、該容器本体の上部に位置し且つ該容器本体の中空内部と連通した第1の開口部20と、を備えたボトル容器1において、容器本体の側面に該容器本体の中空内部と連通した第2の開口部30を設け、各開口部を同一構造の蓋部材40により開閉できるように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】縦置き時における設置面となる底面3を備えた中空の容器本体2と、該容器本体の上部に位置し且つ該容器本体の中空内部と連通した第1の開口部20と、を備えたボトル容器1において、容器本体の側面に該容器本体の中空内部と連通した第2の開口部30を設け、各開口部を同一構造の蓋部材40により開閉できるように構成した。
【選択図】図1
Description
本発明はペットボトル等の飲料容器の改良に関し、特に液体を収容した状態で冷凍庫内に横置き保管するのに適した構造を備えたボトル容器に関する。
ペットボトルを始めとしたボトル容器は縦置きに適した形状を備え、飲み口、注ぎ口としての開口部が容器本体の上方に一箇所設けられ、この開口部をキャップによって開閉するように構成しているのが普通である。このようなボトル容器内から収容物を注出したり、ボトル容器ごと冷蔵庫等に縦置き保管する場合には、従来の開口部の構造によって支障が生じることは少なかった。
一方、夏期においては、家庭や販売店において、飲料を収容したペットボトルを冷凍庫内に保管して飲料を凍結させておくことにより、長時間に渡って冷たさを維持できるようにした利用方法が多用される。この場合、飲料凍結による体積膨張に起因した容器の破損を防止するためにキャップを外して開口部を開放しておく等の対応が必要であるが、開口部がボトル本体の上部にあるため、キャップを外した状態での液漏れを防止する必要から、縦置き状態でしか冷凍庫内に保管することができなかった。しかし、一般の家庭用冷蔵庫が備える冷凍庫の高さ寸法は、500ml程度のペットボトルを縦置きするのには不十分であるため、冷凍庫内にペットボトルを横置きするためには、飲料の凍結による体積膨張分を配慮してキャップをわざわざ開封して予め収容した飲料の量を減少させておく等の手間がかかった。また、縦置きが可能な高さ寸法を有した業務用の冷凍庫にあっても他の収納物との位置関係や、設置安定性を考えた場合にペットボトル類は横置き、横積みした方が便利な場合が多いが、販売用の飲料を収容した未開封のペットボトルを冷凍保存する際にキャップを開封して飲料の量を減ずることは不可能である。
実用新案登録第3081657号には、ペットボトル内に収容した水の氷結膨張率を考慮した水の収容限度表示をペットボトルの首部に表示した凍結用水収容限度表示付きペットボトルが開示されている。しかし、この従来例のペットボトル内に水を収容して冷凍庫内で保管する場合、ボトル内に収容する水量を予め満杯状態よりも減少させておく必要があり煩雑であるばかりでなく、収容する水量が減少するため飲用に供し得る水量が少なくなるという問題がある。
実用新案登録第3081657号
特開2003−192044公報
このように従来、飲料を収容したペットボトル等のボトル容器を冷凍庫内に冷凍保管する際に、ボトル容器を横置きにして収容したいという要請が強いにも拘わらず、横置きにする場合にはボトル上部に設けた開口部からの内容物の流出を避けるために開口部を開放状態にすることができず、その結果飲料の凍結膨張によって容器が破損し易くなるという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ペットボトル等の飲料容器内に飲料等の液体を収容した状態で冷凍庫内に横置き保管して液体を凍結させたとしても、凍結膨張によって容器が破損することがないボトル容器を提供することを目的としている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ペットボトル等の飲料容器内に飲料等の液体を収容した状態で冷凍庫内に横置き保管して液体を凍結させたとしても、凍結膨張によって容器が破損することがないボトル容器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、縦置き時における設置面となる底面を備えた中空の容器本体と、該容器本体の上部に位置し且つ該容器本体の中空内部と連通した第1の開口部と、を備えたボトル容器において、前記容器本体の側面に該容器本体の中空内部と連通した第2の開口部を設けたことを特徴とする。
縦置きに適した構造を備えたボトル容器を横置きにして内部液体を冷凍する場合には、液体の体積膨張による容器本体の破損や開口部からの液漏れを考慮して予め液量を減少させる等の手間が必要であった。本発明では、容器本体側面に第2の開口部を設け、この第2の開口部を上向きにして横置きに保管することにより、液漏れを防ぎつつ体積膨張による不具合を解消することができる。
縦置きに適した構造を備えたボトル容器を横置きにして内部液体を冷凍する場合には、液体の体積膨張による容器本体の破損や開口部からの液漏れを考慮して予め液量を減少させる等の手間が必要であった。本発明では、容器本体側面に第2の開口部を設け、この第2の開口部を上向きにして横置きに保管することにより、液漏れを防ぎつつ体積膨張による不具合を解消することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1の開口部を開閉する蓋部材を備え、前記第2の開口部は前記蓋部材と同形状の蓋部材を装着可能な装着部を備えていることを特徴とする。
第1と第2の開口部を開閉する蓋部材として共通の形状、サイズのものを使用できるので、製品コストを下げ、量産性を向上することができる。
第1と第2の開口部を開閉する蓋部材として共通の形状、サイズのものを使用できるので、製品コストを下げ、量産性を向上することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記第1の開口部は、前記容器本体の上部に位置し且つ該容器本体の中空内部と連通した中空筒状の第1のネック部の端部に形成され、前記第2の開口部は、前記容器本体の側面に突設されて該容器本体の中空内部と連通した中空筒状の第2のネック部の端部に形成されていることを特徴とする。
容器本体の上部のみならず、側面にもネック部を設けているので、この第2のネック部内に形成される余剰空間が収容した液体の体積膨張分を吸収する。従って、第2のネック部先端に設けた第2の開口部を蓋部材によって閉じたままであってもある程度体積膨張による応力を緩和することができる。
容器本体の上部のみならず、側面にもネック部を設けているので、この第2のネック部内に形成される余剰空間が収容した液体の体積膨張分を吸収する。従って、第2のネック部先端に設けた第2の開口部を蓋部材によって閉じたままであってもある程度体積膨張による応力を緩和することができる。
請求項4の発明は、請求項2又は3において、前記容器本体の底面には、他の同形状のボトル容器に装着した前記蓋部材の少なくとも一部を嵌合可能な底面凹所を備えていることを特徴とする。
このボトル容器を縦置き状態で上下方向に縦積みする場合には、上部蓋部材が上側のボトル容器の底面凹所内に嵌合するので、安定した縦積み状態を実現できる。また、一方のボトル容器の底面に他のボトル容器の側面に突設した蓋部材を嵌合させることも可能である。
このボトル容器を縦置き状態で上下方向に縦積みする場合には、上部蓋部材が上側のボトル容器の底面凹所内に嵌合するので、安定した縦積み状態を実現できる。また、一方のボトル容器の底面に他のボトル容器の側面に突設した蓋部材を嵌合させることも可能である。
請求項5の発明は、請求項2又は3において、前記容器本体の側面には、他の同形状のボトル容器に装着した前記蓋部材の少なくとも一部を嵌合可能な側面凹所を備えていることを特徴とする。
このボトル容器を横置き状態で上下位置関係で重ねて積む場合には、一方のボトル容器の側面に突設した蓋部材が上側のボトル容器の側面に設けた側面凹所内に嵌合するので、安定した横積み状態を実現できる。また、一方のボトル容器の側面凹所内に他のボトル容器の上部蓋部材を嵌合させることも可能である。
このボトル容器を横置き状態で上下位置関係で重ねて積む場合には、一方のボトル容器の側面に突設した蓋部材が上側のボトル容器の側面に設けた側面凹所内に嵌合するので、安定した横積み状態を実現できる。また、一方のボトル容器の側面凹所内に他のボトル容器の上部蓋部材を嵌合させることも可能である。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか一項において、前記第2の開口部の開口面積は、前記第1の開口部の開口面積よりも小さいことを特徴とする。
両開口部における蓋部材の装着部は同一形状、同一寸法となっているので、蓋部材を共通使用できるが、各開口部の用途は夫々異なる。第1の開口部は飲み口、或いは注ぎ口として機能するためある程度の開口面積の広さを確保する必要がある一方で、第2の開口部は空気穴、或いは内圧上昇回避用の穴として機能するため、極力小さな開口面積があれば十分である。また、冷蔵庫内における保存時の状況を考慮した場合にも、開口面積が小さい方が振動や膨張を原因とした液の漏れ出しの発生を有効に防止する上で有効である。
両開口部における蓋部材の装着部は同一形状、同一寸法となっているので、蓋部材を共通使用できるが、各開口部の用途は夫々異なる。第1の開口部は飲み口、或いは注ぎ口として機能するためある程度の開口面積の広さを確保する必要がある一方で、第2の開口部は空気穴、或いは内圧上昇回避用の穴として機能するため、極力小さな開口面積があれば十分である。また、冷蔵庫内における保存時の状況を考慮した場合にも、開口面積が小さい方が振動や膨張を原因とした液の漏れ出しの発生を有効に防止する上で有効である。
請求項7の発明は、請求項5又は6において、前記第2の開口部と前記側面凹所は、前記容器本体の側面に対向配置されていることを特徴とする。
第2の開口部と側面凹所の周方向位置が180度ずれた状態で対向しているので、各ボトル容器を平行に近接配置した場合に、一方のボトル容器の第2の開口部が隣接する他のボトル容器の側面凹所内に嵌合することができる。この際、各ボトル容器の第2の開口部の方向を同一方向とすることができるので、複数のボトル容器を冷凍庫内に横置き状態で積載する際に便利である。
第2の開口部と側面凹所の周方向位置が180度ずれた状態で対向しているので、各ボトル容器を平行に近接配置した場合に、一方のボトル容器の第2の開口部が隣接する他のボトル容器の側面凹所内に嵌合することができる。この際、各ボトル容器の第2の開口部の方向を同一方向とすることができるので、複数のボトル容器を冷凍庫内に横置き状態で積載する際に便利である。
請求項8の発明は、請求項7において、前記第2の開口部と対向する前記容器本体側面には、設置安定用の平坦面が面取り形成されていることを特徴とする。
第2の開口部を上向きにして横置きする際に、反対側の側面が平坦面であることにより横置き時の設置安定性を高めることが可能となる。
第2の開口部を上向きにして横置きする際に、反対側の側面が平坦面であることにより横置き時の設置安定性を高めることが可能となる。
以上のように本発明においては、縦置き時における設置面となる底面を備えた中空の容器本体と、該容器本体の上部に位置し且つ該容器本体の中空内部と連通した第1の開口部と、を備えたボトル容器において、容器本体の側面に該容器本体の中空内部と連通した第2の開口部を設け、各開口部を同一構造の蓋部材により開閉できるように構成したので、ペットボトル等の飲料容器内に飲料等の液体を収容した状態で冷凍庫内に横置き保管して液体を凍結させたとしても、凍結膨張によって容器が破損することを防止できる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るボトル容器の構成を示す正面図であり、図2(a)乃至(e)はこのボトル容器の正面図、左側面図、右側面図、平面図、及び底面図であり、図3(a)及び(b)は各開口部の開口面積を示す図であり、図4(a)(b)及び(c)は蓋部材の正面図、平面図、及び底面図であり、図5はボトル容器同士を連結した状態を示す図である。
このボトル容器1は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)から成る所謂ペットボトルであり、水平面上に設置可能な底面3を備えた中空の容器本体2と、容器本体2の上部に位置し且つ容器本体の中空内部と連通した第1の開口部20と、第1の開口部20に着脱自在に装着されてこれを開閉する蓋部材40と、を備える。
図1は本発明の一実施形態に係るボトル容器の構成を示す正面図であり、図2(a)乃至(e)はこのボトル容器の正面図、左側面図、右側面図、平面図、及び底面図であり、図3(a)及び(b)は各開口部の開口面積を示す図であり、図4(a)(b)及び(c)は蓋部材の正面図、平面図、及び底面図であり、図5はボトル容器同士を連結した状態を示す図である。
このボトル容器1は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)から成る所謂ペットボトルであり、水平面上に設置可能な底面3を備えた中空の容器本体2と、容器本体2の上部に位置し且つ容器本体の中空内部と連通した第1の開口部20と、第1の開口部20に着脱自在に装着されてこれを開閉する蓋部材40と、を備える。
本発明に係るボトル容器1の特徴的な構成は、容器本体2の側面(外周面)の適所に容器本体の中空内部と連通した第2の開口部30を設けた点と、第2の開口部30に着脱自在に装着されてこれを開閉する蓋部材40を設けた点にある。
容器本体2の底面形状は図2(e)に示したように四角形(多角形)であってもよいし、円形、その他の任意の形状であってもよい。容器本体を構成する材質は、PETのような樹脂であっても良いし、金属であってもよい。
底面3は水平面に設置したときにボトル容器1を安定して縦置きできるように構成されている。
容器本体2の上部には中空筒状(円筒状)の第1のネック部5が突出しており、第1のネック部5の上端開口(第1の開口部20)を開閉するための蓋部材(キャップ)40が第1のネック部5の外周の雄ねじ部5aに螺着される。蓋部材40の内壁面には雄ねじ部5aと螺着する雌ねじ部40aが形成されている。
容器本体2の底面形状は図2(e)に示したように四角形(多角形)であってもよいし、円形、その他の任意の形状であってもよい。容器本体を構成する材質は、PETのような樹脂であっても良いし、金属であってもよい。
底面3は水平面に設置したときにボトル容器1を安定して縦置きできるように構成されている。
容器本体2の上部には中空筒状(円筒状)の第1のネック部5が突出しており、第1のネック部5の上端開口(第1の開口部20)を開閉するための蓋部材(キャップ)40が第1のネック部5の外周の雄ねじ部5aに螺着される。蓋部材40の内壁面には雄ねじ部5aと螺着する雌ねじ部40aが形成されている。
また、容器本体2の側面適所には、中空筒状(円筒状)の第2のネック部10が突出しており、第2のネック部10の先端開口(第2の開口部30)を開閉するための蓋部材(キャップ)40が第2のネック部10の外周の雄ねじ部(装着部)10aに螺着される。この蓋部材40の形状、寸法等の構成は上記蓋部材と同じであり、内壁面には雄ねじ部10aと螺着する雌ねじ部40aが形成されている。
従って、蓋部材40は同一形状のものを、各開口部20、30を開閉する手段として共通使用することができる。
従って、蓋部材40は同一形状のものを、各開口部20、30を開閉する手段として共通使用することができる。
各ネック部5、10の外形寸法(装着部寸法)は、同一形状の蓋部材40を装着できるようにほぼ同様に構成されているが、各ネック部5、10に設けた各開口部20、30の開口面積は、飲料を取り出すための第1の開口部20の方が、第2の開口部30よりも大きく設定されている。即ち、ボトル容器1を冷凍庫内に横置きする際には、第2のネック部10、即ち第2の開口部30が上方を向くように載置する。そして、第2の開口部30に取り付ける蓋部材40を外すか、或いは緩めることにより、第2の開口部30を外部空気と連通させて、凍結により体積膨張した飲料が第2のネック部10内に入り込むことができるようにする為のものである。この結果、容器本体が密閉された閉空間である場合に、凍結して体積膨張した飲料によって容器本体の側壁、その他の部位が破断する事態が防止される。このような第2の開口部30の機能を発揮させるためには、その開口面積は必要最小限であればよく、必要十分な量の飲料を取り出すことができる程の大きな開口面積は不要である。
即ち、両開口部20、30における蓋部材の装着部は同一形状、同一寸法となっているので、蓋部材を共通使用できるが、各開口部の用途は夫々異なる。第1の開口部20は飲み口、或いは注ぎ口として機能するためある程度の開口面積の広さを確保する必要がある一方で、第2の開口部30は空気穴、或いは内圧上昇回避用の穴として機能するため、極力小さな開口面積があれば十分である。また、冷蔵庫内における保存時の状況を考慮した場合にも、開口面積が小さい方が振動や膨張を原因とした液の漏れ出しの発生を有効に防止する上で有効である。
なお、蓋部材40により第2の開口部30を密封したままであったとしても第2のネック部10の内部空間に体積膨張した飲料が入り込むことによりその分だけ容器本体内壁に対して凍結飲料から加わる圧力が低減するため、容器の破損が防止される。従って、第2のネック部10内の余剰空間の容積を大きく確保するように配慮してもよい。
なお、ネック部5、10のような突出部の先端に設けた開口部ではなく、容器本体外面に設けた単なる開口部に蓋部材40を何らかの着脱手段によって着脱することにより各開口部を開閉するように構成してもよい。
以上の構成を備えたボトル容器を冷凍庫内に横置きする場合には、第2の開口部30が上を向くように横臥させる一方で、第2の開口部を封止する蓋部材40を取り外すか、或いは緩めておく。この状態でボトル容器内の飲料が凍結して体積膨張したとしても、第2の開口部30側に膨張した飲料の一部が入り込むことができるため、容器本体内壁が過大な圧力により破損することが防止される。
なお、ネック部5、10のような突出部の先端に設けた開口部ではなく、容器本体外面に設けた単なる開口部に蓋部材40を何らかの着脱手段によって着脱することにより各開口部を開閉するように構成してもよい。
以上の構成を備えたボトル容器を冷凍庫内に横置きする場合には、第2の開口部30が上を向くように横臥させる一方で、第2の開口部を封止する蓋部材40を取り外すか、或いは緩めておく。この状態でボトル容器内の飲料が凍結して体積膨張したとしても、第2の開口部30側に膨張した飲料の一部が入り込むことができるため、容器本体内壁が過大な圧力により破損することが防止される。
次に、容器本体2の側面に第2のネック部10及び蓋部材40が突出しているボトル容器1を複数個、縦置き、或いは横置き状態で近接配置して梱包したり、保管する場合に、この突出部が邪魔となって容器本体間を近接させて配列すること困難となる。
そこで本発明のボトル容器1では、容器本体2の側面に、他の同形状のボトル容器の第1のネック部5、及び/或いは、第2のネック部10に装着した蓋部材40を嵌合可能な側面凹所11を設けている。側面凹所11の縦寸法L1は他のボトル容器の第2のネック部及び蓋部材を嵌合するのに十分な寸法を有するが、深さL2は図5に示したように突出部全体を嵌合し得るように構成してもよいし、その一部だけを収容し得るように構成してもよい。図示のように第2のネック部10と蓋部材40から成る突出部を完全に収納し得る程度に深さL2を大きくした場合には隣接し合う容器本体1の側面同士を密着させることができるので、梱包や保管のための収納空間を節約できるメリットが得られる。しかも、縦置きのみならず、横置きする場合においても同様のメリットが得られる。
そこで本発明のボトル容器1では、容器本体2の側面に、他の同形状のボトル容器の第1のネック部5、及び/或いは、第2のネック部10に装着した蓋部材40を嵌合可能な側面凹所11を設けている。側面凹所11の縦寸法L1は他のボトル容器の第2のネック部及び蓋部材を嵌合するのに十分な寸法を有するが、深さL2は図5に示したように突出部全体を嵌合し得るように構成してもよいし、その一部だけを収容し得るように構成してもよい。図示のように第2のネック部10と蓋部材40から成る突出部を完全に収納し得る程度に深さL2を大きくした場合には隣接し合う容器本体1の側面同士を密着させることができるので、梱包や保管のための収納空間を節約できるメリットが得られる。しかも、縦置きのみならず、横置きする場合においても同様のメリットが得られる。
冷凍庫内に横置き状態で積層収納する場合には、図5に示すように側面の突出部を側面凹所11内に嵌合させる前に、蓋部材40を緩めて第2の開口部30を開放しておくことにより、内部飲料の凍結による体積膨張に起因した不具合を解消できる。
なお、この実施形態では、側面凹所11を第2の開口部30(第2のネック部10)と対向する位置に設けたが、側面凹所の形成位置はこの対向位置に限る訳ではなく、開口部30と高さレベルが同じ他の部位(例えば、周方向位置が90度ずれた位置)に設けたり、或いは開口部30の高さ位置と異なる位置に側面凹所11を設けても良い。但し、第2の開口部30と側面凹所11とを対向配置した場合には、第2の開口部30を上向きにした横置き状態で多数のボトル容器1を密着配列させて冷凍保管することが可能となる。
更に、容器本体2の底面に、隣接する他の同形状のボトル容器の第1又は第2のネック部5、10に装着した蓋部材40を嵌合可能な底面凹所15を設けても良い。図示の例では、底面凹所15はネック部及び蓋部材から成る突出部全体を嵌合し得る深さ寸法を有していないが、突出部全体を嵌合し得る深さ寸法を有する構成としてもよい。
なお、この実施形態では、側面凹所11を第2の開口部30(第2のネック部10)と対向する位置に設けたが、側面凹所の形成位置はこの対向位置に限る訳ではなく、開口部30と高さレベルが同じ他の部位(例えば、周方向位置が90度ずれた位置)に設けたり、或いは開口部30の高さ位置と異なる位置に側面凹所11を設けても良い。但し、第2の開口部30と側面凹所11とを対向配置した場合には、第2の開口部30を上向きにした横置き状態で多数のボトル容器1を密着配列させて冷凍保管することが可能となる。
更に、容器本体2の底面に、隣接する他の同形状のボトル容器の第1又は第2のネック部5、10に装着した蓋部材40を嵌合可能な底面凹所15を設けても良い。図示の例では、底面凹所15はネック部及び蓋部材から成る突出部全体を嵌合し得る深さ寸法を有していないが、突出部全体を嵌合し得る深さ寸法を有する構成としてもよい。
図2に示した実施形態に係るボトル容器のように容器本体の外形が略四角柱状である場合には、第2の開口部30と対向する容器側面が平坦面となっているために冷凍庫内の水平面上に横置きした際における設置安定性を確保することができる。一方、容器本体を円筒状に構成した場合、第2の開口部30を上向きにして水平面上に横置きすると設置安定性を確保できず回転して、第2の開口部30が下方へ変位して凍結前の飲料が漏れ出る虞もある。そこで、容器本体の周面が円筒状である場合には、第2の開口部30と対向する反対側の側面の一部を平坦面状に面取りすることにより、設置安定性を確保するのが好ましい。
なお、特許文献2には、複数のペットボトルを連結するために、ボトル底面に凹部を設けて他のボトルの頂部のキャップを嵌合させるように構成すると共に、ボトル側面にもキャップを突設するように構成する一方で、ボトル側面のキャップの反対側側面に他のボトルのキャップが嵌合する凹部を設けた構成が開示されている。
しかし、この工法には、ボトル側面に設けたキャップと、他のペットボトルのキャップを嵌合する凹部については開示されているが、ボトル側面に開口部を設けることと、この開口部をキャップにより開閉する構成については一切開示されていない。従って、この従来例によれば、ボトルを横置きした場合に内部飲料を漏出させることなく、凍結飲料の体積膨張に起因した不具合を解決することはできない。
なお、本発明は、ペットボトルのみならず、多用なタイプのボトル容器に適用することができる。
しかし、この工法には、ボトル側面に設けたキャップと、他のペットボトルのキャップを嵌合する凹部については開示されているが、ボトル側面に開口部を設けることと、この開口部をキャップにより開閉する構成については一切開示されていない。従って、この従来例によれば、ボトルを横置きした場合に内部飲料を漏出させることなく、凍結飲料の体積膨張に起因した不具合を解決することはできない。
なお、本発明は、ペットボトルのみならず、多用なタイプのボトル容器に適用することができる。
1…ボトル容器、2…容器本体、3…底面、5…第1のネック部、10…第2のネック部、11…側面凹所、15…底面凹所、20…第1の開口部、30…第2の開口部、40…蓋部材。
Claims (8)
- 縦置き時における設置面となる底面を備えた中空の容器本体と、該容器本体の上部に位置し且つ該容器本体の中空内部と連通した第1の開口部と、を備えたボトル容器において、
前記容器本体の側面に該容器本体の中空内部と連通した第2の開口部を設けたことを特徴とするボトル容器。 - 前記第1の開口部を開閉する蓋部材を備え、前記第2の開口部は前記蓋部材と同形状の蓋部材を装着可能な装着部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のボトル容器。
- 前記第1の開口部は、前記容器本体の上部に位置し且つ該容器本体の中空内部と連通した中空筒状の第1のネック部の端部に形成され、
前記第2の開口部は、前記容器本体の側面に突設されて該容器本体の中空内部と連通した中空筒状の第2のネック部の端部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボトル容器。 - 前記容器本体の底面には、他の同形状のボトル容器に装着した前記蓋部材の少なくとも一部を嵌合可能な底面凹所を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のボトル容器。
- 前記容器本体の側面には、他の同形状のボトル容器に装着した前記蓋部材の少なくとも一部を嵌合可能な側面凹所を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のボトル容器。
- 前記第2の開口部の開口面積は、前記第1の開口部の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のボトル容器。
- 前記第2の開口部と前記側面凹所は、前記容器本体の側面に対向配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のボトル容器。
- 前記第2の開口部と対向する前記容器本体側面には、設置安定用の平坦面が面取り形成されていることを特徴とする請求項7に記載のボトル容器。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101022665B1 (ko) | 2011-01-19 | 2011-03-22 | 신영숙 | 커플 용기 |
CN102730275A (zh) * | 2011-04-12 | 2012-10-17 | 王海峰 | 可组装式塑料瓶和塑料瓶组合体 |
JP2016084173A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | 篠原 健二 | ペットボトルを利用したキャップ開閉連結機能付き容器 |
-
2006
- 2006-01-25 JP JP2006016766A patent/JP2007197041A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101022665B1 (ko) | 2011-01-19 | 2011-03-22 | 신영숙 | 커플 용기 |
CN102730275A (zh) * | 2011-04-12 | 2012-10-17 | 王海峰 | 可组装式塑料瓶和塑料瓶组合体 |
JP2016084173A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | 篠原 健二 | ペットボトルを利用したキャップ開閉連結機能付き容器 |
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